JPH10218710A - 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを有効成分とする液状殺菌組成物 - Google Patents

1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを有効成分とする液状殺菌組成物

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JPH10218710A
JPH10218710A JP2766397A JP2766397A JPH10218710A JP H10218710 A JPH10218710 A JP H10218710A JP 2766397 A JP2766397 A JP 2766397A JP 2766397 A JP2766397 A JP 2766397A JP H10218710 A JPH10218710 A JP H10218710A
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JP
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benzisothiazolin
glycol
water
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JP2766397A
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Toshimasa Oonishi
敏聖 大西
Tamaki Tojo
環 東條
Ikuya Tanaka
生也 田中
Takayuki Morita
貴之 森田
Yoshi Yamamoto
嘉 山本
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Nagase Kasei Kogyo KK
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Nagase Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高濃度の1,2−ベンズイソチアゾリン−3
−オンを含有する中性領域の液状殺菌組成物を提供す
る。 【解決手段】 1種以上のグリコール系溶剤、又は1種
以上のグリコール系溶剤と水の混合液中、1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オンとアルカリ金属より形成さ
れる塩および1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
とアミノアルコール類より形成される塩を同時に含有す
る液状殺菌組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物による腐敗
から水媒体を保護するために用いられる組成物に関す
る。本発明の組成物は、切削油防腐、塗料用防腐、エマ
ルジョン防腐、冷却水防腐、紙、パルプ分野でのスライ
ムコントロール等に応用し得る。
【0002】
【従来の技術】1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オ
ンは有効な殺菌成分であり、特に微生物による腐敗に対
し水性媒体を保護するための有効な殺菌剤として公知で
ある。現在工業的な方法で製造される1,2−ベンズイ
ソチアゾリン−3−オンは純度が約95%以上の粗製物
として得られるが、殺微生物成分としては、粗製物とし
てその効果が十分発揮されるため、通常粗製物のままで
使用されている。1,2−ベンズイソチアゾリン−3−
オンは水不溶性であり、従来、濃厚水散液又はペースト
状物の形で保存され、使用時に処理すべき水中へ分散し
て用いられている。しかしながらかかる水分散液やペー
スト状物は、放置すると沈降する傾向があり、また処理
される水性媒体中への添加量を制御するポンプを閉塞す
る傾向にあるという欠点があった。それ故1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オンを安定性に優れた濃厚溶
液、即ち、冬季の戸外のような例えば−10℃程度の低
温下に長時間放置されても、結晶化や凝固を生じず、有
効成分が安定に溶解していることが期待出来る濃厚溶液
であって、また低温でも容易に注げる充分な流動性を有
するものが所望されている。
【0003】1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
は、アルカリ金属類又はアミン類と塩を形成し、これら
の塩がそれぞれ水に容易に溶解する事は公知である。し
かし、こうして調製される水溶性製剤は一般にpH9乃
至12の高pH、場合によってはそれ以上の高いpHと
なり、添加する水性媒体の性質によってはアルカリ性水
溶液の添加影響によるいわゆる”pHショック”や凝集
等を引き起こし、取扱いに制約を受ける場合があった。
従って、中性領域で水溶化された1,2−ベンズイソチ
アゾリン−3−オン濃厚溶液を提供する事は、産業上意
義が高く、望まれていた。
【0004】英国特許第1191253号では、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノ
ールアミン、トリイソプロパノールアミン及びモルホリ
ンよりなるアミン群の内、2種或いはそれ以上のアミン
を用いた、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン水
溶液が記載されている。それまで10℃程度の低温で固
体沈殿物が発生していた事に対し、2種或いはそれ以上
のアミンを組み合わせる事により、0℃までの範囲で安
定性が向上したことが述べられているが、例えば冬季の
戸外等、0℃以下の温度での貯蔵を考慮すると、更に低
い温度においても安定であることが実用上求められる。
【0005】英国特許第1330531号では、2乃至
6個の炭素原子を有し、水酸基及びエーテル基を含まな
い、脂環式又はヘテロ環式アミン中の、粗製1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オンの溶液及び場合により水
を含有し、その際に組成物の全重量に対して、粗製1,
2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが40重量パーセ
ント迄及びアミン18乃至30重量パーセントを含有
し、且つ残りが水である組成物が開示されている。又、
英国特許第2004747号では、ジプロピレングリコ
ール、トリプロピレングリコール及びジエチレングリコ
ール低級アルキルエーテルから選択した水酸基を有する
1種以上の有機溶剤中、又は前記溶剤と水との混合物
中、又は前記溶剤とメタノールと水及び、又はプロピレ
ングリコールとの混合物中に、1,2−ベンズイソチア
ゾリン−3−オンのアルカリ金属塩を5乃至50重量パ
ーセントを含有する溶液からなる低温安定性に優れた液
状組成物が請求されている。これらの先行技術により提
供される1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン水性
製剤はいずれもpHが9乃至12という高pHであっ
た。
【0006】WO9416564号では、1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オンの1モルと水酸化アルカリ
金属0.75乃至1.07モルとを反応させて得られる
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンの金属塩を2
乃至25重量パーセントと、ジプロピレングリコール4
0乃至68重量パーセントから成る、安定な液体組成物
が、比較的低いpHであるpH8.9乃至10及び比較
的低い粘度である60乃至180mP・sを有する事を
述べている。しかしながら、得られる製剤のpHはいま
だアルカリ性領域である。また、低温での安定性を獲得
するためには大量のジプロピレングリコールを添加する
必要があり、低粘度化を実現する障壁となっている。
【0007】特公平7−42205号は、N−未置換イ
ソチアゾリン−3−オン化合物:及び40重量パーセン
ト迄の尿素:から成る安定化された塩基性水溶化溶液を
開示する。かかる組成物は、大量の尿素を使用するた
め、用途によって制約を受ける場合がある。また、得ら
れる水溶液のpHは9以上のアルカリ性であり、1,2
−ベンズイソチアゾリン−3−オン濃度も10%以下と
いう低いものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流通、保存
の容易な濃度の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オ
ンを含有し、中性領域において安定であって、かつ十分
な流動性を有する液状組成物を提供することを目的とす
る。本発明はさらに、約−10℃という低温であっても
結晶化や凝固せず、またより低温下で凍結した場合に解
凍しても性質が変化しない液状組成物を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らの鋭意検討の
結果、粗製1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと
1種以上のアルカリ金属により形成される塩及び1,2
−ベンズイソチアゾリン−3−オンと1種以上のアミノ
アルコール類より形成される塩を同時に含み、グリコー
ル系溶剤1種以上、および所望により水を含有すること
によって、pHが中性領域であり、優れた流動性を示す
安定な1,2ベンズイソチアゾリン−3−オン濃厚組成
物が調製できることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】即ち本発明は、1種以上のグリコール系溶
剤、又は1種以上のグリコール系溶剤と水の混合液中、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンとアルカリ金
属より形成される塩および1,2−ベンズイソチアゾリ
ン−3−オンとアミノアルコール類より形成される塩を
同時に含有する液状殺菌組成物を提供する。なお、本明
細書において「粗製」とは通常市販されている純度、即
ち95%以上の純度の1,2−ベンズイソチアゾリン−
3−オンを意味する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の組成物に用いるグリコー
ル系溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ールおよびこれらの混合物が例示される。所望により、
グリコール系溶剤は水との混合溶剤として用いてもよ
い。水を添加することによってグリコール系溶剤単独の
場合より低い粘度の濃厚溶液を得ることが可能となり、
組成物の取り扱いが容易になる。
【0012】本発明の組成物全体に対して、水は3〜5
0重量%、より好ましくは25〜40重量%添加する。
従来の組成物においては低温安定性を確保するために
は、水の添加量が制限されていたが、本発明の組成物に
おいては50重量%までの水を添加しても、組成物の低
温安定性が失われることがなく、良好な流動性の液状組
成物を得ることができる。
【0013】1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
と塩を形成するアルカリ金属としては、ナトリウム、カ
リウム等が例示されるが、ナトリウム塩とするのが好ま
しい。アルカリ金属塩は、1,2−ベンズイソチアゾリ
ン−3−オンと水酸化アルカリ金属とを混合することに
よって得ればよい。水酸化アルカリ金属は1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オンに対して0.1〜0.7当量
の量を添加する。
【0014】1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
と塩を形成するアミン類としては特に限定されないが、
2,2',2"−ニトロトリスエタノール、2,2'−(メチ
ルイミノ)ビスエタノール、2,2'−(エチルイミノ)ビ
スエタノールおよびこれらの混合物が特に好適に用いら
れる。
【0015】本発明の組成物中、アルカリ金属およびア
ミンの合計量は1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オ
ンに対して0.7〜2.0当量、好ましくは0.9〜1.5
当量となるよう、水酸化アルカリ金属およびアミンを配
合する。
【0016】本発明の組成物中、1,2−ベンズイソチ
アゾリン−3−オンのアルカリ金属塩対アミン塩はモル
比で、7:3〜1:9、特に2:1〜1:4とするのが
好ましい。
【0017】本発明の組成物中、粗製1,2−ベンズイ
ソチアゾリン−3−オン量としては全体の30重量%ま
で、好ましくは26重量%まで、より好ましくは18〜
22重量%含有させることができる。30重量%を越え
る量を含有させると低温保存時における結晶析出や凝固
等の問題が生じ、安定性に欠ける。
【0018】本発明の組成物はpHが8.1〜8.9のほ
ぼ中性領域となる。従って、従来の高いpHに起因する
問題が無く、広い範囲に適用することができる。また、
本発明の組成物は、グリコール系溶剤の量を減らしても
低温安定性を確保できるものであることから、例えば1
8℃に於ける粘性が15〜50mPa・sと低い、極め
て良好な流動性を示す、取り扱いが容易な組成物を得る
こともできる。本発明の組成物は低温に極めて安定であ
り、冬季に長期間戸外に放置しても結晶析出、凝固等の
生じることがない。
【0019】本発明の殺菌組成物は、従来からこの1,
2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが使用されている
いずれの適用においても用いることができ、特に限定さ
れない。本発明の液状殺菌組成物を実際に使用する際に
は、微生物による腐敗から保護しようとする水性媒体中
へ適当な濃度となるように、添加される。水性媒体中の
濃度は特に制限されないが、典型的には1,2−ベンズ
イソチアゾリン−3−オンの濃度が1000ppm以下
となるよう、調節される。
【0020】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細
に説明する。実施例1〜7および比較例1の組成物を調
製し、評価した。組成物の調製方法および評価方法は以
下の通りである: 調製方法:グリコール系溶剤、アルカリ金属水酸化物の
水溶液、アミンおよび水を均一に溶解し、加熱、撹拌し
ながらペースト状の粗製1,2−ベンズイソチアゾリン
−3−オンを添加して温度を60〜80℃に保ち、澄明
な溶液が得られるまで撹拌した。溶液の温度を40〜5
0℃とした後、濾過により未溶解物を除去し、実施例お
よび比較例の組成物を得た。
【0021】評価方法:得られた組成物の18℃におけ
る粘度、pHを調べた。低温安定性は、0℃、および−
10℃および−18℃において3〜4週間保存し、結晶
の析出、凝固の有無により判断した。即ち、結晶の析
出、凝固が認められない場合には安定であると評価し
た。さらに、−18℃で保存して凍結した場合は、解凍
後の物性を調べた。
【0022】
【実施例1】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 20.0 水酸化ナトリウム: 1.9 ジエチレングリコール: 20.0 水: 37.6 評価 18℃における粘度: 22mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0023】
【実施例2】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 20.0 水酸化ナトリウム: 1.9 ポリエチレングリコール: 20.0 水: 37.6 評価 18℃における粘度: 28mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 2日目で凍結、解凍後は凍結
前と同等の物性
【0024】
【実施例3】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 20.0 水酸化ナトリウム: 1.9 プロピレングリコール: 20.0 水: 37.6 評価 18℃における粘度: 25mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0025】
【実施例4】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2−(メチルイミノ)ヒ゛スエタノール: 11.6 水酸化ナトリウム: 1.4 エチレングリコール: 29.4 水: 37.1 評価 18℃における粘度: 15mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0026】
【実施例5】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 25.7 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 25.0 水酸化ナトリウム: 2.4 エチレングリコール: 20.0 水: 26.9 評価 18℃における粘度: 58mPa・s 18℃におけるpH: 8.8 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0027】
【実施例6】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 20.0 水酸化ナトリウム: 1.9 プロピレングリコール: 10.0 エチレングリコール: 10.0 水: 37.6 評価 18℃における粘度: 23mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0028】
【実施例7】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2'-(エチルイミノ)ヒ゛スエタノール: 13.0 水酸化ナトリウム: 1.9 エチレングリコール: 27.5 水: 37.1 評価 18℃における粘度: 19mPa・s 18℃におけるpH: 8.6 0℃で保存: 8週間以上安定 −10℃で保存: 8週間以上安定 −18℃で保存: 8週間以上安定
【0029】
【比較例1】 成分 重量部 粗製1,2-ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン-3-オン: 20.5 2,2',2"-ニトロトリスエタノール: 20.0 エチレングリコール: 20.0 水: 39.5 評価 0℃で保存: 数時間で結晶析出 −10℃で保存: 数時間で結晶析出
【0030】
【発明の効果】本発明の液状殺菌組成物は、微生物殺菌
のための有効成分として、粗製1,2−ベンズイソチア
ゾリン−3−オンを高濃度で安定に含有することがで
き、中性領域において優れた流動性を示す。従って、取
り扱いが容易であり、実用上極めて有利である。また、
低温で放置された場合にも結晶析出や凝固等の問題が生
じにくく、凍結した場合であっても解凍後には良好な物
性を回復する、極めて優れた液状組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 貴之 兵庫県龍野市龍野町中井236番地 ナガセ 化成工業株式会社内 (72)発明者 山本 嘉 兵庫県龍野市龍野町中井236番地 ナガセ 化成工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上のグリコール系溶剤、又は1種
    以上のグリコール系溶剤と水の混合液中、1,2−ベン
    ズイソチアゾリン−3−オンとアルカリ金属より形成さ
    れる塩および1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
    とアミノアルコール類より形成される塩を同時に含有す
    る液状殺菌組成物。
  2. 【請求項2】 グリコール系溶剤がエチレングリコー
    ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコールおよ
    びポリエチレングリコール、およびこれらの混合物から
    なる群から選択される、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 水を全組成物重量に対して3〜50重量
    %含有する、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 アルカリ金属塩がナトリウム塩である、
    請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 アミノアルコールが、2,2',2"−ニト
    ロトリスエタノール、2,2'−(メチルイミノ)ビスエタ
    ノール、2,2'−(エチルイミノ)ビスエタノールおよび
    これらの混合物からなる群から選択される、特許請求項
    1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 組成物全体に対して、粗製1,2−ベン
    ズイソチアゾリン−3−オン量として30重量%までを
    含有する、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オ
    ンのアルカリ金属塩対アミン塩のモル比が7:3〜1:
    9である、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 pHが8.1〜8.9である、請求項1記
    載の組成物。
JP2766397A 1997-02-12 1997-02-12 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを有効成分とする液状殺菌組成物 Pending JPH10218710A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1951038A4 (en) * 2005-09-13 2012-01-18 Taminco COMBINATION OF ALKYLALCANOLAMINES AND ALKYBISALCANOLAMINES FOR ANTIMICROBIAL COMPOSITIONS
JP2017515818A (ja) * 2014-05-16 2017-06-15 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 水性組成物中のイソチアゾロンの安定化
CN107125249A (zh) * 2017-05-05 2017-09-05 奎克化学(中国)有限公司 一种复合杀菌剂以及含有它的金属切削液及其制备方法

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