JPH10218396A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10218396A
JPH10218396A JP9027590A JP2759097A JPH10218396A JP H10218396 A JPH10218396 A JP H10218396A JP 9027590 A JP9027590 A JP 9027590A JP 2759097 A JP2759097 A JP 2759097A JP H10218396 A JPH10218396 A JP H10218396A
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JP
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lever
swings
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paper
gear
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JP9027590A
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Manabu Yamazaki
学 山崎
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、給紙動作を行なう際に商品性を損
なう騒音を発することがなく、静かに給紙動作を行なう
ことができる給紙装置を提供することを課題とする。 【解決手段】積層された用紙における最上層の前記用紙
に接し回転駆動されて前記用紙を順次繰り出す繰出しロ
ーラ14と、この繰出しローラを保持して前記積層され
た最上層の用紙に対して接近離間する方向に移動する移
動手段11、24、25と、この移動手段に前記用紙に
対して接近離間する方向に駆動させる駆動手段19、2
1と、前記移動手段と前記駆動手段とを一体的に連結す
るとともに前記駆動手段の駆動量と前記移動手段の移動
量との差を吸収する緩衝手段31とを具備することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繰出しローラを回転
して積層された用紙を最上層から順次繰り出す給紙装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置において記録紙
を記録部に供給するために、給紙時にカセットに積層さ
れた記録紙の最上層に繰出しローラを接触させて回転す
ることにより、記録紙を最上層のものから順次繰り出
し、給紙を終えた時に繰出しローラを積層した記録紙の
最上層から離脱させる動作を行なう給紙装置が用いられ
ている。
【0003】従来、この給紙装置として図9ないし図1
1を示す構成のものがある。図9ないし図11は給紙装
置の構成を示している。
【0004】これらの図においてCはカセット、Pはカ
セットCに積層して収容された多数の記録紙である。給
紙装置はカセットCの上側に設けられている。給紙装置
は次に述べる構成をなしている。レバー1は、支点軸2
を支点として積層された記録紙Pの最上層に対して接近
離間する方向(上下方向)A、Bに揺動するもので、中
間部に水平方向に突出する突出部1aを有している。レ
バー1の先端には繰出しローラ3が設けられており、こ
の繰出しローラ3は図示しない回転駆動装置により回転
される。レバー4は、レバー1に対して記録紙Pを繰り
出す方向に並んで支点軸5を支点として積層された記録
紙Pの最上層に対して接近離間する方向(上下方向)
A、Bに揺動するもので、先端にレバー1の突出部1a
の下側に位置して突出部1aに係脱自在に係合する支持
部4aを有している。
【0005】電磁石装置6はプランジャ7をレバー4と
連結し、磁石を励磁することによりを引き込むととも
に、磁石の励磁を解除することによりレバー4に連結さ
れた引っ張りコイルばね8でプランジャ7を引き出すも
のである。これによりプランジャ7はプランジャ7の移
動によりレバー4を揺動させる。ここで、電磁石装置6
では、通常繰出しローラ3が積層された記録紙Pの最上
層に接触してレバー1が停止する範囲の位置より、レバ
ー4が大きな範囲で揺動できるようにプランジャ7の最
大動作距離を設定している。
【0006】このように構成した給紙装置の動作につい
て述べる。給紙を行なわない場合には、図9に示すよう
に電磁石装置6では磁石を励磁せず、引っ張りコイルば
ね8がプランジャ7を引き出している。このため、レバ
ー4がプランジャ7により引き上げられて支点軸5を中
心としてA方向(上方向)へ揺動する。レバー4の支持
部4aが突出部1aに下側から係合して突出部1aを引
き上げるので、レバー1は支点軸2を中心としてA方向
へ揺動して繰出しローラ3を積層された記録紙Pの最上
層から離間している。すなわち、レバー1、レバー4お
よび繰出しローラ3は待機位置にある。
【0007】給紙を行なう場合には、図10に示すよう
に電磁石装置6では磁石を励磁してプランジャ7を引き
込む。このため、レバー4がプランジャ7により押し下
げられ支点軸5を中心としてB方向(下方向)へ揺動す
る。レバー4の支持部4aが突出部1aを係合して支持
しながら下側へ移動するので、レバー1は支点軸2を中
心としてB方向へ揺動して繰出しローラ3を積層された
記録紙Pの最上層に接触する。電磁石装置6ではプラン
ジャ7が最大動作位置まで引き込まれるのでレバー4は
さらに下向きに揺動する。このため、レバー4の支持部
4aが突出部1aから離れる。そして、回転駆動装置に
より繰出しローラ3を回転して積層された記録紙PをZ
方向へ繰り出す。給紙を終えた時点で繰出しローラ3の
回転を停止する。
【0008】給紙を終えた後には、電磁石装置6が磁石
を励磁せず引っ張りコイルばね8がプランジャ7を引き
出す。このため、図11に示すようにレバー4はプラン
ジャ7により引き上げられてA方向(上方向)へ揺動
し、その途中で支持部4aが突出部1aに下側から衝突
する。さらに、レバー4が揺動して突出部1aを引き上
げることにより、レバー1はB方向へ揺動して繰出しロ
ーラ3を積層された記録紙Pの最上層から離間する。レ
バー1、レバー4および繰出しローラ3は待機位置に戻
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の給紙装置においては、給紙を終えた後にレバー4が
プランジャ7により引き上げられてB方向へ揺動する途
中で支持部4aがレバー1の突出部1aに下側から衝突
する。この時、レバー4の支持部4aとレバー1の突出
部1aとの衝突に伴う大きな衝突音が発生し、この衝突
音が給紙装置およびこの給紙装置を設けたファクシミリ
装置の製品性を損なっている。
【0010】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、給紙動作を行なう際に商品性を損なう騒音を発する
ことがなく静かな給紙動作を行なうことができる給紙装
置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の給紙装
置は、積層された用紙における最上層の用紙に接し回転
駆動されて前記用紙を順次繰り出す繰出しローラと、こ
の繰出しローラを保持して前記積層された用紙に対して
接近離間する方向に移動する移動手段と、この移動手段
に前記用紙に対して接近離間する方向に駆動させる駆動
手段と、前記移動手段と前記駆動手段とを一体に連結す
るとともに前記駆動手段の駆動量と前記移動手段の移動
量との差を吸収する緩衝手段とを具備することを特徴と
する。
【0012】この発明の構成によれば、移動手段と駆動
手段とを緩衝手段により一体に連結するとともに駆動手
段の駆動量と移動手段の移動量との差を吸収するので、
駆動手段の駆動量と移動手段の移動量との差により両者
が衝突することがなく、根溜め給紙動作を行なう際に商
品性を損なう騒音を発することがなく静かに給紙動作を
行なうことができる。
【0013】請求項2の発明の給紙装置は、積層された
用紙における最上層の用紙に接し回転駆動されて前記用
紙を順次繰り出す繰出しローラと、この繰出しローラを
保持し用紙繰り出し方向に対して交差する軸線を支点と
して前記積層された用紙に対して接近離間する方向に揺
動するリンク機構と、このリンク機構に設けられ前記リ
ンク機構とともに前記積層された用紙に対して接近離間
する方向に移動する歯車付きクラッチと、用紙繰り出し
方向に対して交差する軸線を支点として前記積層された
用紙に対して接近離間する方向に揺動するとともに前記
歯車付きクラッチが有する歯車に噛合して前記リンク機
構を揺動させる扇形歯車と、この扇形歯車を前記積層さ
れた用紙に対して接近離間する方向に揺動させる駆動装
置とを具備し、前記歯車付きクラッチは、前記扇形歯車
が前記積層された用紙に対して接近する方向に揺動して
前記リンク機構を同じ方向に揺動させ前記繰出しローラ
が前記積層された用紙に接して停止した時に前記歯車付
きクラッチが有する歯車が空転して前記リンク機構の揺
動の継続を可能とし、前記扇形歯車が前記積層された用
紙に対して離間する方向に揺動する時に前記歯車付きク
ラッチが有する歯車が固定されて前記リンク機構を同じ
方向へ揺動させるものであることを特徴とする。
【0014】この発明の構成によれば、緩衝手段の歯車
付きばねクラッチを用い、駆動手段に扇形歯車を用いる
ことにより、請求項1に記載の発明の給紙装置の動作を
効果的に行なう給紙装置を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について
図1ないし図7を参照して説明する。この実施の形態は
ファクシミリ装置において記録紙を記録部に繰出す給紙
装置に適用したものである。図1ないし図4は給紙装置
の動作を示し、図5は給紙装置の斜視図であり、図6お
よび図7は歯車付きばねクラッチを示している。図にお
いてCはカセット、PはカセットCに積層して収容され
た多数の記録紙を示している。
【0016】給紙装置はカセットCの上側に設けられる
もので、ファクシミリ装置の装置本体41に装備されて
いる。図中11は第1のレバーで、これは記録紙を繰出
すZ方向に対して直交する方向に沿って設けた支点軸1
2に上下方向A、Bに揺動自在に支持されている。第1
のレバー11の先端には支点軸12と平行な回転軸13
にが支持され、この回転軸13には繰出しローラ14が
取付けられている。回転軸13は図5に示すように例え
ば図示しない電動機の回転を、この電動機により回転さ
れる駆動軸15、この駆動軸15に取付けたプーリ17
と回転軸13に取付けたプーリ16に巻き掛けされるベ
ルト18を介して受けて回転されるようになっている。
【0017】19は扇形歯車で、これは第1のレバー1
1の側方にこれと平行に配置され、支点軸12に対して
記録紙繰出しZ方向下流側に位置してこれと平行な支点
軸20にA、B方向(上下方向)に揺動自在に支持され
ている。この扇形歯車19の外周部には第1のレバー1
1の揺動範囲より大きな角度を有する扇形をなすもの
で、外周部には歯部19aが形成されている。21は電
磁石装置で、これは本体ケースの内部に磁石と、この磁
石に吸引されて記録紙繰出しZ方向に沿って移動するプ
ランジャ22とを有し、このプランジャ22はピン22
aを介して扇形歯車19に連結して扇形歯車19をB方
向(下方向)へ揺動するようになっている。なお、扇形
歯車19は装置本体41に取付けた弾性体、例えば引っ
張りコイルばね23によりA方向(上方向)への力が付
与されている。ここで、電磁石装置21では、通常繰出
しローラ19が積層された記録紙Pの最上層に接触して
停止する範囲の位置より、第1のレバー11が大きな範
囲で揺動できるようにプランジャ22の最大動作距離を
設定している。
【0018】24は第2のレバーで、これは扇形歯車1
9に対して第1のレバー11とは反対側の箇所に配置さ
れて扇形歯車19と同じ支点軸20にA、B方向(上下
方向)に揺動自在に支持されている。25は第3のレバ
ーで、これは第1のレバー11とは反対側の中間部に軸
11aにより揺動自在に支持されている。第2のレバー
24の先端は記録紙繰出しZ方向に対して直交する方向
に沿って第3のレバー25に向けて軸部24aを有して
おり、この軸部24aは第3のレバー25の先端に第1
のレバー11に向けて形成された筒部25aに回転自在
に挿通されている。なお、第1のレバー11、第2のレ
バー24および第3のレバー25により繰出しロール1
4を保持して積層された記録紙Pに対して接近離間する
方向に揺動するリンク機構が構成される。
【0019】31は歯車付きばねクラッチで、これは第
2のレバー24の軸部24aと第3のレバー25の筒部
25aとを連結してに装着されている。この歯車付きば
ねクラッチ31は図5ないし図7に示すように次に述べ
る構成をなしている。
【0020】図中32は歯車、33はクラッチ制御管、
34はねじりコイルばねである。歯車32は歯車付きば
ねクラッチ31において扇形歯車19の歯部19aと噛
合するもので、第3のレバー25の筒部25aと向き合
って形成された筒部32aには第2のレバー24の軸部
24aが挿通されている。33はクラッチ制御管で、こ
れは外周部に歯車部33aが形成されている。クラッチ
制御管33は歯車32の筒部32aと第3のレバー25
の筒部25aとを囲んで配置されている。また、ねじり
コイルばね34はクラッチ制御管33の内部においてク
ラッチ制御管33は歯車32の筒部32aと第3のレバ
ー25の筒部25aに周囲に配置されて一方の端部がク
ラッチ制御管33に形成された切り欠き33bと係合さ
れている。歯車32、ねじりコイルばね34および第3
のレバー25の筒部25aが回転伝達の機能を有してい
る。
【0021】この歯車付きばねクラッチ31は、歯車3
2が扇形歯車19の歯部19aと噛合し、扇形歯車19
がA方向に回転する時にロックされ、扇形歯車19がB
方向に回転する時に空転するものである。そして、歯車
付きばねクラッチ31は第2のレバー24と第3のレバ
ー25との揺動に伴い一体に同じ方向に移動する。すな
わち、歯車付きクラッチ31は、扇形歯車19が積層さ
れた用紙Pに対して接近する方向に揺動してリンク機構
により繰出しローラ14が積層された用紙に接して停止
した時に空転してプランジャ22の最大動作距離に応じ
たリンク機構の揺動のさらなる継続を可能とし、扇形歯
車19が積層された用紙Pに対して離間する方向に揺動
する時にロックされてリンク機構を同じ方向へ揺動させ
るものである。
【0022】装置本体41にはクラッチレバー35が設
けてある。このクラッチレバー35は、歯車付きばねク
ラッチ31が第2のレバー24と第3のレバー25との
揺動に伴い積層された記録紙Pから離れる方向へ移動し
てきた時に、歯車付きばねクラッチ31におけるクラッ
チ制御管33の歯車部33aに係合して歯車付きばねク
ラッチ31における歯車35の固定を解除してクラッチ
を切るものである。
【0023】このように構成された給紙装置において、
第2のレバー11、第2のレバー24および第3のレバ
ー25により繰出しローラ14を保持して積層された最
上層の記録紙Pに対して接近離間する方向に移動する移
動手段(繰出しローラを保持し用紙繰り出しZ方向に対
して交差する軸線を支点として積層された用紙に対して
接近離間する方向に揺動するリンク機構)が構成され、
電磁石装置21および扇形歯車19により移動手段に記
録紙Pに対して接近離間する方向に駆動させる駆動手段
(駆動装置)が構成され、歯車付きばねクラッチ31に
より移動手段と駆動手段とを一体に連結するとともに駆
動手段の駆動量と移動手段の移動量との差を吸収する緩
衝手段が構成される。
【0024】この給紙装置における動作について説明す
る。図1は給紙装置が給紙を行なう前の待機状態を示し
ている。この場合、第1のレバー11は上向きに位置し
て繰出しローラ14がカセットCに積層された記録紙P
から離れている。扇形歯車19は引っ張りコイルばね8
に引かれて最もA方向へ揺動した位置にある。この場
合、繰出しローラ14の重量が第1のレバー11および
第3のレバー25に作用するが、歯車付きばねクラッチ
31はロックされているために歯車32が扇形歯車19
の歯部19aに噛合したまま回転しない。これにより第
1のレバー11および繰出しローラ14は記録紙Pから
離れた位置で停止している。
【0025】給紙を行なう場合には、電磁石装置21を
駆動してプランジャ22を引き込むと、扇形歯車19は
支点軸20を中心として引っ張りコイルばね23のばね
力に抗してB方向へ向けて揺動する。歯車32と扇形歯
車19との噛合により歯車付きばねクラッチ31が扇形
歯車19とともにB方向へ移動し、繰出しローラ14の
重量により第3のレバー25を介して第1のレバー11
が支点軸12を中心として、第2のレバー24が支点軸
20を中心として夫々B方向へ揺動する。
【0026】そして、図2に示すように第1のレバー1
1とともに繰出しローラ14が移動して積層した用紙P
の最上層に接すると、第1ないし第3のレバー11、2
4、25は繰出しローラ14が接した位置で揺動が停止
する。また、歯車付きばねクラッチ31も移動を停止す
る。しかし、電磁石装置21がプランジャ22を最大動
作距離で移動させるために扇形歯車19は図3に示すよ
うに最大動作位置までB方向へ揺動しようとする。そう
すると、歯車付きばねクラッチ31の歯車32は扇形歯
車19の歯部19aとの噛合点において積層された記録
紙Pへ接近する方向(D方向)へ回転して第3のレバー
25に対して空転する。このため、扇形歯車19はさら
にB方向へ揺動して最大動作位置に達する。そして、前
述した回転駆動手段により繰出しローラ14を図示矢印
方向へ回転させて最上層の記録紙PをZ方向へ繰出す。
【0027】給紙が終了した後には、電磁石装置21が
プランジャ22を引き込む動作を停止し、扇形歯車19
は引っ張りコイルばね23に引かれてA方向へ揺動す
る。この場合、歯車付きばねクラッチ31はロックさ
れ、歯車32が固定されて扇形歯車19との噛合点にお
いて積層された記録紙Pから離れるC方向へ回転できな
い。これにより扇形歯車19の揺動とともに歯車付きば
ねクラッチ31も一体に移動して第1ないし第3のレバ
ー11、24、25がA方向へ揺動する。このため、繰
出しローラ14はB方向へ移動して記録紙Pから離れ
る。
【0028】そして、歯車付きばねクラッチ31と第1
ないし第3のレバー11、24、25が図4に示すよう
に待機位置に達すると、歯車付きばねクラッチ31にお
けるクラッチ制御管33の歯車部33aの歯がクラッチ
レバー35に衝突して歯車付きばねクラッチ31が切ら
れる。これにより歯車35が回転して扇形歯車19がさ
らに揺動して図1に示す待機位置に達する。
【0029】ここで、この給紙装置は前述したように駆
動手段である扇形歯車19と移動手段である第3のレバ
ー25とが緩衝手段である歯車付きばねクラッチ31に
より空間を介さず物理的且つ一体に連結し、且つこの歯
車付きばねクラッチ31が扇形歯車19に移動量と第3
のレバー25(第1のレバー2および繰出しローラ1
4)の移動量との差を吸収する。このため、駆動手段の
駆動量と移動手段の移動量との差により両者が直接衝突
することがなく、このため給紙動作を行なう際に商品性
を損なう騒音を発することがなく静かに給紙動作を行な
うことができる。また、この実施の形態における給紙装
置の構成は、駆動手段と移動手段との衝突による衝突音
の発生を効果的に防止することができる。
【0030】なお、図8に示すようにクラッチレバー3
5の先端部を扇形歯車19の歯部19aの接線方向に沿
って形成して、歯車付きばねクラッチ31のクラッチ制
御管33の歯車部33aの歯に衝突するようにすれば、
クラッチレバー35とクラッチ制御管33の歯車部33
aとの衝突音を低減することができる。
【0031】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明の給紙装置によれば、移
動手段と駆動手段とを緩衝手段により一体に連結すると
ともに駆動手段の駆動量と移動手段の移動量との差を吸
収するので、駆動手段の駆動量と移動手段の移動量との
差により両者が衝突することがなく、このため給紙動作
を行なう際に商品性を損なう騒音を発することがなく静
かに給紙動作を行なうことができる。
【0033】請求項2の発明の給紙装置によれば、この
発明の構成によれば、緩衝手段の歯車付きばねクラッチ
を用い、駆動手段に扇形歯車を用いることにより、請求
項1に記載の発明の給紙装置の動作を効果的に行なう給
紙装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる給紙装置を示
す図。
【図2】同実施の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【図3】同実施の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【図4】同実施の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【図5】同実施の形態の給紙装置を示す斜視図。
【図6】同実施の形態の給紙装置に設ける歯車付きばね
クラッチを示す分解斜視図。
【図7】同実施の形態の給紙装置に設ける歯車付きばね
クラッチを示す断面図。
【図8】歯車付きばねクラッチとクラッチレバーとの関
係を示す図。
【図9】従来の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【図10】同従来の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【図11】同従来の形態にかかわる給紙装置を示す図。
【符号の説明】
11…第1のレバー、 14…繰出しローラ、 19…扇形歯車、 21…電磁石装置、 24…第2のレバー、 25…第3のレバー、 31…歯車付きばねクラッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された用紙における最上層の用紙に
    接して回転駆動されて前記用紙を順次繰り出す繰出しロ
    ーラと、この繰出しローラを保持して前記積層された用
    紙に対して接近離間する方向に移動する移動手段と、こ
    の移動手段に前記用紙に対して接近離間する方向に駆動
    させる駆動手段と、前記移動手段と前記駆動手段とを一
    体に連結するとともに前記駆動手段の駆動量と前記移動
    手段の移動量との差を吸収する緩衝手段とを具備するこ
    とを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 積層された用紙における最上層の用紙に
    接し回転駆動されて前記用紙を順次繰り出す繰出しロー
    ラと、この繰出しローラを保持し用紙繰り出し方向に対
    して交差する軸線を支点として前記積層された用紙に対
    して接近離間する方向に揺動するリンク機構と、このリ
    ンク機構に設けられ前記リンク機構とともに前記積層さ
    れた用紙に対して接近離間する方向に移動する歯車付き
    クラッチと、用紙繰り出し方向に対して交差する軸線を
    支点として前記積層された用紙に対して接近離間する方
    向に揺動するとともに前記歯車付きクラッチが有する歯
    車に噛合して前記リンク機構を揺動させる扇形歯車と、
    この扇形歯車を前記積層された用紙に対して接近離間す
    る方向に揺動させる駆動装置とを具備し、前記歯車付き
    クラッチは、前記扇形歯車が前記積層された用紙に対し
    て接近する方向に揺動して前記リンク機構を同じ方向に
    揺動させ前記繰出しローラが前記積層された用紙に接し
    て停止した時に前記歯車付きクラッチが有する歯車が空
    転して前記リンク機構の揺動の継続を可能とし、前記扇
    形歯車が前記積層された用紙に対して離間する方向に揺
    動する時に前記歯車付きクラッチが有する歯車が固定さ
    れて前記リンク機構を同じ方向へ揺動させるものである
    ことを特徴とする給紙装置。
JP9027590A 1997-02-12 1997-02-12 給紙装置 Pending JPH10218396A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108147166A (zh) * 2017-03-23 2018-06-12 苏州中芯原微电子有限公司 一种打印机用调节式压纸轮
US10087023B2 (en) 2016-09-29 2018-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

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