JPH10218378A - 荷役装置 - Google Patents
荷役装置Info
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- JPH10218378A JPH10218378A JP2508797A JP2508797A JPH10218378A JP H10218378 A JPH10218378 A JP H10218378A JP 2508797 A JP2508797 A JP 2508797A JP 2508797 A JP2508797 A JP 2508797A JP H10218378 A JPH10218378 A JP H10218378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気圧タイヤを装着した車輌の荷役作業を行
う際に、荷役作業に伴う荷台床面の高さ変化を修正する
ことができ、迅速にかつ的確に荷役作業を行うことがで
きる荷役装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 荷役装置1は、空気圧タイヤを装着した
トラック2を介して荷役作業を行い、トラック2が進入
する荷役作業位置の床面に設けた昇降床4aと、この昇
降床4aを昇降させる昇降装置4と、荷役作業に伴うタ
イヤの圧縮又は復元による荷台の高さ変化を計測する距
離検出センサ8と、トラック2の荷台と所定箇所とに亘
って荷物を運搬する荷役機構6とを備え、昇降装置4に
よる昇降床4aの昇降駆動を、距離検出センサ8による
荷台の高さ変化の出力に応じて行うようにした。
う際に、荷役作業に伴う荷台床面の高さ変化を修正する
ことができ、迅速にかつ的確に荷役作業を行うことがで
きる荷役装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 荷役装置1は、空気圧タイヤを装着した
トラック2を介して荷役作業を行い、トラック2が進入
する荷役作業位置の床面に設けた昇降床4aと、この昇
降床4aを昇降させる昇降装置4と、荷役作業に伴うタ
イヤの圧縮又は復元による荷台の高さ変化を計測する距
離検出センサ8と、トラック2の荷台と所定箇所とに亘
って荷物を運搬する荷役機構6とを備え、昇降装置4に
よる昇降床4aの昇降駆動を、距離検出センサ8による
荷台の高さ変化の出力に応じて行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧タイヤを履
いた車輌上の荷物の荷役作業を行う自動荷役装置に関
し、例えば、運搬物を入れ複数個段積みしたコンテナを
車輌から荷降ししたり車輌へ荷積みする際に、その荷重
変化によって変化する荷台の高さ位置に応じて的確に掴
み又は離し操作が行えるようにした荷役装置に関するも
のである。
いた車輌上の荷物の荷役作業を行う自動荷役装置に関
し、例えば、運搬物を入れ複数個段積みしたコンテナを
車輌から荷降ししたり車輌へ荷積みする際に、その荷重
変化によって変化する荷台の高さ位置に応じて的確に掴
み又は離し操作が行えるようにした荷役装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、青果物を入れたコンテナ(約2
0kg以下)を、選果場に運搬する場合、軽四輪車のト
ラックなどが一般に使用されている。生産者から青果物
が選果場に搬入された場合、自動荷役装置によりトラッ
クの荷台に段積みされたコンテナを上部から順に荷降し
する。このように利用されている従来の自動荷役装置
は、トラックの停止箇所(以下、荷役作業位置という)
の上方に、該トラックの進行方向に対して前後左右及び
荷台に対して上下に移動可能なクランプ機構を設けてい
る。そして、このクランプ機構は、荷役作業位置のトラ
ックの荷台にあるコンテナに対して前後左右に移動して
位置決めし、荷台上方から下降してコンテナを掴み、別
の場所へコンテナを運ぶ。このとき、クランプ機構の移
動は、予めコンテナの縦、横、高さ寸法、及びこのコン
テナの大きさに基づく、前後、左右、上下に何個荷積み
(荷降し)するかが予め設定されて制御されている。
0kg以下)を、選果場に運搬する場合、軽四輪車のト
ラックなどが一般に使用されている。生産者から青果物
が選果場に搬入された場合、自動荷役装置によりトラッ
クの荷台に段積みされたコンテナを上部から順に荷降し
する。このように利用されている従来の自動荷役装置
は、トラックの停止箇所(以下、荷役作業位置という)
の上方に、該トラックの進行方向に対して前後左右及び
荷台に対して上下に移動可能なクランプ機構を設けてい
る。そして、このクランプ機構は、荷役作業位置のトラ
ックの荷台にあるコンテナに対して前後左右に移動して
位置決めし、荷台上方から下降してコンテナを掴み、別
の場所へコンテナを運ぶ。このとき、クランプ機構の移
動は、予めコンテナの縦、横、高さ寸法、及びこのコン
テナの大きさに基づく、前後、左右、上下に何個荷積み
(荷降し)するかが予め設定されて制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動荷役装置においては、上記したように予め入力した
設定に基づいてクランプ機構が移動するので、コンテナ
の荷降しに伴ってタイヤ(及びサスペンション)が復元
して、荷台の床面の高さ位置が変化し、コンテナの位置
が最初に設定した位置からずれるといった問題があっ
た。すなわち、荷降し時には、荷台の高さが徐々に上昇
して、クランプ機構の掴み位置が下方にずれてしまい、
コンテナを掴み損ねる、また、荷積み時には、荷台の高
さが徐々に下降して、クランプ機構のコンテナ離し位置
と、荷台でのコンテナ載置位置とに距離が生じて、コン
テナを落下する、といった不具合があった。また、車
種、タイヤ及びサスペンションの状況などにより荷台の
高さにばらつきが生じ、設定通りに制御することが困難
であった。さらに、停止位置が進行方向の左右にずれて
いる場合には、クランプ機構に対する左右位置決めに時
間を要し、迅速に荷役作業ができないといった問題があ
った。
自動荷役装置においては、上記したように予め入力した
設定に基づいてクランプ機構が移動するので、コンテナ
の荷降しに伴ってタイヤ(及びサスペンション)が復元
して、荷台の床面の高さ位置が変化し、コンテナの位置
が最初に設定した位置からずれるといった問題があっ
た。すなわち、荷降し時には、荷台の高さが徐々に上昇
して、クランプ機構の掴み位置が下方にずれてしまい、
コンテナを掴み損ねる、また、荷積み時には、荷台の高
さが徐々に下降して、クランプ機構のコンテナ離し位置
と、荷台でのコンテナ載置位置とに距離が生じて、コン
テナを落下する、といった不具合があった。また、車
種、タイヤ及びサスペンションの状況などにより荷台の
高さにばらつきが生じ、設定通りに制御することが困難
であった。さらに、停止位置が進行方向の左右にずれて
いる場合には、クランプ機構に対する左右位置決めに時
間を要し、迅速に荷役作業ができないといった問題があ
った。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、空気圧タイヤを装着した車輌の荷役作業を行う際
に、荷役作業に伴う荷台床面の高さ変化を修正すること
ができ、また車輌の荷役作業位置が進行方向の左右にず
れている場合には容易に修正することができ、迅速かつ
的確に荷役作業を行うことができる荷役装置を提供する
ことを目的とする。
り、空気圧タイヤを装着した車輌の荷役作業を行う際
に、荷役作業に伴う荷台床面の高さ変化を修正すること
ができ、また車輌の荷役作業位置が進行方向の左右にず
れている場合には容易に修正することができ、迅速かつ
的確に荷役作業を行うことができる荷役装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の荷役装置は、荷役作業位置に車輌を載置
する昇降床、荷役作業に伴うタイヤの圧縮又は復元によ
る荷台の高さ変化を計測する手段、この計測手段の出力
に基づいて昇降床を昇降駆動する昇降装置、及び荷台と
所定箇所とに亘って荷物を運搬する機構を備えた。これ
により、荷役作業における荷物の掴み又は離し作業が確
実となる。
めに、本発明の荷役装置は、荷役作業位置に車輌を載置
する昇降床、荷役作業に伴うタイヤの圧縮又は復元によ
る荷台の高さ変化を計測する手段、この計測手段の出力
に基づいて昇降床を昇降駆動する昇降装置、及び荷台と
所定箇所とに亘って荷物を運搬する機構を備えた。これ
により、荷役作業における荷物の掴み又は離し作業が確
実となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の荷役装置は、空気圧タイ
ヤを装着した車輌を介して荷役作業を行う装置であっ
て、車輌が進入する荷役作業位置の床面に設けた昇降床
と、この昇降床を昇降させる昇降装置と、荷役作業に伴
うタイヤの圧縮又は復元による荷台の高さ変化を計測す
る手段と、車輌の荷台と所定箇所とに亘って荷物を運搬
する機構とを備え、昇降装置による昇降床の昇降駆動
を、計測手段による荷台の高さ変化の出力に応じて行う
ようにしたものである。
ヤを装着した車輌を介して荷役作業を行う装置であっ
て、車輌が進入する荷役作業位置の床面に設けた昇降床
と、この昇降床を昇降させる昇降装置と、荷役作業に伴
うタイヤの圧縮又は復元による荷台の高さ変化を計測す
る手段と、車輌の荷台と所定箇所とに亘って荷物を運搬
する機構とを備え、昇降装置による昇降床の昇降駆動
を、計測手段による荷台の高さ変化の出力に応じて行う
ようにしたものである。
【0007】また、本発明の荷役装置は、必要に応じ
て、昇降装置を昇降床の下部に設けたり、昇降床の上方
所定高さ位置に昇降装置の基端側を、該昇降床に昇降装
置の先端側を設けたり、昇降装置を昇降床の上面領域外
の床面に設けたものであってもよい。
て、昇降装置を昇降床の下部に設けたり、昇降床の上方
所定高さ位置に昇降装置の基端側を、該昇降床に昇降装
置の先端側を設けたり、昇降装置を昇降床の上面領域外
の床面に設けたものであってもよい。
【0008】上記の構成における本発明の荷役装置によ
れば、荷積み作業においては、荷物が所定箇所から荷台
へと運搬され、荷台に載置される。そして、順次荷積み
作業が進むにつれて、タイヤが圧縮し、荷台が下降して
高さ位置が低くなる。この下降分は計測手段、例えば距
離検出機構により左右の荷台の高さから計測される。こ
の計測結果に基づいて、昇降装置は昇降床を上昇させ
る。このようにすることで、荷積み作業時に、荷台にお
ける荷物の離し位置と荷物の載置位置とに距離が生じる
ことがなくなり、荷物が落下することがない。
れば、荷積み作業においては、荷物が所定箇所から荷台
へと運搬され、荷台に載置される。そして、順次荷積み
作業が進むにつれて、タイヤが圧縮し、荷台が下降して
高さ位置が低くなる。この下降分は計測手段、例えば距
離検出機構により左右の荷台の高さから計測される。こ
の計測結果に基づいて、昇降装置は昇降床を上昇させ
る。このようにすることで、荷積み作業時に、荷台にお
ける荷物の離し位置と荷物の載置位置とに距離が生じる
ことがなくなり、荷物が落下することがない。
【0009】また、荷降し作業においては、荷物を荷台
から所定箇所へと順次運搬する際に、タイヤが復元して
荷台が上昇して高さ位置が高くなる。この上昇分は計測
手段、例えば距離検出機構により計測され、この計測結
果に基づいて、昇降装置は昇降床を下降させる。このよ
うにすることにより、荷降し作業時に、運搬機構の掴み
位置と荷台に載置された荷物の掴み位置とにずれが生じ
ることがなく、荷物を掴み損なうといったことがなくな
る。
から所定箇所へと順次運搬する際に、タイヤが復元して
荷台が上昇して高さ位置が高くなる。この上昇分は計測
手段、例えば距離検出機構により計測され、この計測結
果に基づいて、昇降装置は昇降床を下降させる。このよ
うにすることにより、荷降し作業時に、運搬機構の掴み
位置と荷台に載置された荷物の掴み位置とにずれが生じ
ることがなく、荷物を掴み損なうといったことがなくな
る。
【0010】また、本発明の荷役装置は、上記構成のい
ずれかにおいて、荷役作業位置に進入した車輌の左右方
向の位置合わせを行うために、昇降床における車輌の後
輪又は前輪載置箇所に、前輪又は後輪を左右に移動させ
る移動床機構を設けてもよく、このようにすることで、
荷役作業開始時に車輌を荷役位置に位置合わせする手間
が省ける。
ずれかにおいて、荷役作業位置に進入した車輌の左右方
向の位置合わせを行うために、昇降床における車輌の後
輪又は前輪載置箇所に、前輪又は後輪を左右に移動させ
る移動床機構を設けてもよく、このようにすることで、
荷役作業開始時に車輌を荷役位置に位置合わせする手間
が省ける。
【0011】また、上記した荷役装置は、上記構成のい
ずれかにおいて、昇降装置の荷重がかかる部位に、荷物
の荷重変化を計測する荷重計を設けることで、荷降し又
は荷積みの荷重を測定できる。
ずれかにおいて、昇降装置の荷重がかかる部位に、荷物
の荷重変化を計測する荷重計を設けることで、荷降し又
は荷積みの荷重を測定できる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の荷役装置についての実施例
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の荷役装置
における第1実施例構成を示す。図2は、上方から視た
状態を示す。図3は、第1実施例における昇降装置を示
す。図4は、移動床機構を示す。図5は、本発明の荷役
装置における第2実施例構成を示す。図6は、上方から
視た状態を示す。図7は、第2実施例における昇降装置
の配置関係を示す。図8は、本発明の荷役装置における
第3実施例構成を示す。図9は、上方から視た状態を示
す。図10は、第3実施例における昇降装置の配置関係
を示す。
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の荷役装置
における第1実施例構成を示す。図2は、上方から視た
状態を示す。図3は、第1実施例における昇降装置を示
す。図4は、移動床機構を示す。図5は、本発明の荷役
装置における第2実施例構成を示す。図6は、上方から
視た状態を示す。図7は、第2実施例における昇降装置
の配置関係を示す。図8は、本発明の荷役装置における
第3実施例構成を示す。図9は、上方から視た状態を示
す。図10は、第3実施例における昇降装置の配置関係
を示す。
【0013】第1実施例は、請求項2、請求項5、及び
請求項6に対応し、図1〜図4に示す。1は、空気圧タ
イヤを装着した、例えば軽四輪車のトラック2の荷台2
aからコンテナ3を荷積み又は荷降し作業(以下、これ
らの作業を総称して荷役作業という)する荷役装置であ
り、その主要構成は以下の通りである。4は、例えば、
トラック2の停止位置、つまり荷役作業位置において、
昇降床4aを昇降駆動するために床面Fに設けたピット
Pに、該昇降床4aの下部前後左右位置に設けた昇降装
置である。5は、昇降装置4の昇降床4aの上面にその
一部が露出し、図示トラック2の後部位置に設けた移動
床機構である。6は、荷役作業位置全体の上方に柱で支
持された2本の走行ビーム7に移動可能に設けた、運搬
機構としての荷役機構である。
請求項6に対応し、図1〜図4に示す。1は、空気圧タ
イヤを装着した、例えば軽四輪車のトラック2の荷台2
aからコンテナ3を荷積み又は荷降し作業(以下、これ
らの作業を総称して荷役作業という)する荷役装置であ
り、その主要構成は以下の通りである。4は、例えば、
トラック2の停止位置、つまり荷役作業位置において、
昇降床4aを昇降駆動するために床面Fに設けたピット
Pに、該昇降床4aの下部前後左右位置に設けた昇降装
置である。5は、昇降装置4の昇降床4aの上面にその
一部が露出し、図示トラック2の後部位置に設けた移動
床機構である。6は、荷役作業位置全体の上方に柱で支
持された2本の走行ビーム7に移動可能に設けた、運搬
機構としての荷役機構である。
【0014】昇降装置4は、図1に示したトラック2の
後輪部に位置する図3(a)に示す移動側昇降部41,
41と、図1に示したトラック2の前輪部に位置する図
3(b)に示す固定側昇降部42,42とからなり、以
下これらについて説明する。
後輪部に位置する図3(a)に示す移動側昇降部41,
41と、図1に示したトラック2の前輪部に位置する図
3(b)に示す固定側昇降部42,42とからなり、以
下これらについて説明する。
【0015】移動側昇降部41は、基端側が、ピットP
の床面に対しトラック2の進行方向に回動可能に枢支さ
れた例えば、ラム等の昇降機41aを有している。この
昇降機41aのロッドヘッド41bは、昇降床4aの下
面に、同じくトラック2の進行方向に回動可能に受け部
材41cを介して枢支されている。さらに、移動側昇降
部41は、昇降床4aの下面に、計測手段として、例え
ば荷重計41dを設けている。
の床面に対しトラック2の進行方向に回動可能に枢支さ
れた例えば、ラム等の昇降機41aを有している。この
昇降機41aのロッドヘッド41bは、昇降床4aの下
面に、同じくトラック2の進行方向に回動可能に受け部
材41cを介して枢支されている。さらに、移動側昇降
部41は、昇降床4aの下面に、計測手段として、例え
ば荷重計41dを設けている。
【0016】一方、固定側昇降部42は、ピットPの床
面に、昇降機42aを固定的に配している。この昇降機
42aのロッドヘッド42bは例えば球面に形成され、
昇降床4aの下面に、受け部材42cを介して枢支され
ている。さらに、固定側昇降部42は、昇降床4aの下
面に、計測手段として、例えば荷重計42dを設けてい
る。そして、昇降床4aの、後部左右の下部に設けた移
動側昇降部41,41の荷重計41d,41d、及び前
部左右の下部に設けた固定側昇降部42,42の荷重計
42d,42dは、各々不図示の制御部に接続され、こ
こに計測データが入力されるようになっている。
面に、昇降機42aを固定的に配している。この昇降機
42aのロッドヘッド42bは例えば球面に形成され、
昇降床4aの下面に、受け部材42cを介して枢支され
ている。さらに、固定側昇降部42は、昇降床4aの下
面に、計測手段として、例えば荷重計42dを設けてい
る。そして、昇降床4aの、後部左右の下部に設けた移
動側昇降部41,41の荷重計41d,41d、及び前
部左右の下部に設けた固定側昇降部42,42の荷重計
42d,42dは、各々不図示の制御部に接続され、こ
こに計測データが入力されるようになっている。
【0017】昇降床4aには、例えば、図1に示すトラ
ック2の後輪を左右方向に移動する移動床機構5がその
一部を露出して設けられ、この移動床機構5は、図4に
示す構成となっている。すなわち、移動床機構5は、昇
降床4aの左右端部に設けたスプロケット51,51
と、このスプロケット51,51間に無端状に架けら
れ、受台55上を移動するスラットバー52と、一方の
スプロケット51を回動させるモータ53と、このモー
タ53の軸回転出力を一方のスプロケット51の軸に伝
達するチェーン54とを有している。
ック2の後輪を左右方向に移動する移動床機構5がその
一部を露出して設けられ、この移動床機構5は、図4に
示す構成となっている。すなわち、移動床機構5は、昇
降床4aの左右端部に設けたスプロケット51,51
と、このスプロケット51,51間に無端状に架けら
れ、受台55上を移動するスラットバー52と、一方の
スプロケット51を回動させるモータ53と、このモー
タ53の軸回転出力を一方のスプロケット51の軸に伝
達するチェーン54とを有している。
【0018】荷役機構6は、図2に示すように、走行ビ
ーム7,7に案内されてトラック2の進行方向に走行台
車61が移動し、また、走行台車61上には、トラック
2の左右方向に移動可能に横行台車62が設けられてい
る。そして、横行台車62上に、クランプ機構63を上
下移動するホイスト装置64が設けられている。これら
走行台車61、横行台車62、ホイスト装置64、クラ
ンプ機構63の駆動に際しては、上記した不図示の制御
部からの出力に応じて各々の不図示の駆動部が制御さ
れ、各々移動、昇降、掴み又は離し動作を行うように構
成されている。
ーム7,7に案内されてトラック2の進行方向に走行台
車61が移動し、また、走行台車61上には、トラック
2の左右方向に移動可能に横行台車62が設けられてい
る。そして、横行台車62上に、クランプ機構63を上
下移動するホイスト装置64が設けられている。これら
走行台車61、横行台車62、ホイスト装置64、クラ
ンプ機構63の駆動に際しては、上記した不図示の制御
部からの出力に応じて各々の不図示の駆動部が制御さ
れ、各々移動、昇降、掴み又は離し動作を行うように構
成されている。
【0019】そして、例えば、走行ビーム7,7の昇降
床4aの左右端部で前後部上方位置には、各々昇降床4
a上のトラック2の荷台2aまでの距離を検出し、かつ
トラック2の進行方向の左右のずれを検出する計測手
段、例えば距離検出センサ8が設けられている。なお、
距離検出センサ8は、上記した位置に加えて昇降床4a
の前後部位置の中間位置に設けてもよいし、前部の距離
検出センサ8,8が前後方向に移動する構成としてもよ
い。なお、図1において、9は、荷降ししたコンテナ3
を載置するパレット、10は、このパレット9を所定位
置へと搬送するコンベアである。
床4aの左右端部で前後部上方位置には、各々昇降床4
a上のトラック2の荷台2aまでの距離を検出し、かつ
トラック2の進行方向の左右のずれを検出する計測手
段、例えば距離検出センサ8が設けられている。なお、
距離検出センサ8は、上記した位置に加えて昇降床4a
の前後部位置の中間位置に設けてもよいし、前部の距離
検出センサ8,8が前後方向に移動する構成としてもよ
い。なお、図1において、9は、荷降ししたコンテナ3
を載置するパレット、10は、このパレット9を所定位
置へと搬送するコンベアである。
【0020】次に、上記構成の荷役装置1の動作につい
て説明する。 (荷降し)コンテナ3が複数段積みされた状態で、トラ
ック2を昇降床4a上の前後位置に進入させる。この
後、左右方向の微調整を行うために、移動床機構5は、
距離検出センサ8がトラック2の後方左右両端部を検出
するまで、スラットバー52を駆動する。なお、昇降床
4aは、トラック2の低床、高床、普通の高さに応じて
予め設定された高さに昇降されており、また、いまトラ
ック2のタイヤ及びサスペンションは、荷物の荷重によ
り車体が下に沈み込んだ状態となっている。
て説明する。 (荷降し)コンテナ3が複数段積みされた状態で、トラ
ック2を昇降床4a上の前後位置に進入させる。この
後、左右方向の微調整を行うために、移動床機構5は、
距離検出センサ8がトラック2の後方左右両端部を検出
するまで、スラットバー52を駆動する。なお、昇降床
4aは、トラック2の低床、高床、普通の高さに応じて
予め設定された高さに昇降されており、また、いまトラ
ック2のタイヤ及びサスペンションは、荷物の荷重によ
り車体が下に沈み込んだ状態となっている。
【0021】次に、トラック2が昇降床4aに進入した
状態で、前後左右の4つの荷重計41d,41d,42
d,42dは、各部にかかる荷重の計測を開始する。そ
して、走行台車61及び横行台車62を駆動して荷台2
a上の目標とするコンテナ2の上方に移動させた後、ホ
イスト装置64を駆動してクランプ機構63を下降さ
せ、コンテナ3を掴んで上昇し、再度走行台車61、横
行台車62、及びホイスト装置64を駆動してパレット
9へコンテナ3を運ぶ。パレット9へ運搬されたコンテ
ナ3はコンベア10に乗って各部へ運ばれる。この時、
荷役装置1は、順次荷降しを行いつつ各距離検出センサ
8の検出結果からタイヤ及びサスペンションの復元によ
る荷台2aの上昇に対応して各昇降装置4を駆動する。
状態で、前後左右の4つの荷重計41d,41d,42
d,42dは、各部にかかる荷重の計測を開始する。そ
して、走行台車61及び横行台車62を駆動して荷台2
a上の目標とするコンテナ2の上方に移動させた後、ホ
イスト装置64を駆動してクランプ機構63を下降さ
せ、コンテナ3を掴んで上昇し、再度走行台車61、横
行台車62、及びホイスト装置64を駆動してパレット
9へコンテナ3を運ぶ。パレット9へ運搬されたコンテ
ナ3はコンベア10に乗って各部へ運ばれる。この時、
荷役装置1は、順次荷降しを行いつつ各距離検出センサ
8の検出結果からタイヤ及びサスペンションの復元によ
る荷台2aの上昇に対応して各昇降装置4を駆動する。
【0022】すなわち、荷役装置1では、距離検出セン
サ8により床面の左右端部までの距離からコンテナ3の
荷降しで変化する荷台2aの上下位置変化や傾きを計測
する。この計測データに基づいて、コンテナ3の掴み位
置がクランプ機構63の下降位置に対して常に一定とな
るように、例えばまず後部右の昇降装置4を下降駆動
し、次に後部左の昇降装置4を下降駆動するといったよ
うに駆動する。
サ8により床面の左右端部までの距離からコンテナ3の
荷降しで変化する荷台2aの上下位置変化や傾きを計測
する。この計測データに基づいて、コンテナ3の掴み位
置がクランプ機構63の下降位置に対して常に一定とな
るように、例えばまず後部右の昇降装置4を下降駆動
し、次に後部左の昇降装置4を下降駆動するといったよ
うに駆動する。
【0023】以上のようにすることで、従来のように、
左右一方向から順次荷降しを行った際に、荷降ししてい
る方のタイヤ及びサスペンションが偏って復元し、次の
コンテナを掴もうとしても、クランプ機構の掴み位置よ
りもコンテナの掴み位置が高い位置にずれてコンテナを
掴み損ねるといったことがなく、タイヤ及びサスペンシ
ョンが復元した分の荷台2aの上昇高さ分が調整され、
的確に荷降し作業が行える。
左右一方向から順次荷降しを行った際に、荷降ししてい
る方のタイヤ及びサスペンションが偏って復元し、次の
コンテナを掴もうとしても、クランプ機構の掴み位置よ
りもコンテナの掴み位置が高い位置にずれてコンテナを
掴み損ねるといったことがなく、タイヤ及びサスペンシ
ョンが復元した分の荷台2aの上昇高さ分が調整され、
的確に荷降し作業が行える。
【0024】(荷積み)まず、荷台2aが空のトラック
2を上記同様に荷役作業位置に進入させ、距離検出セン
サ8がトラック2の左右両端を検出するまで、移動床機
構5がトラック2の後部を位置決めする。そして、走行
台車61及び横行台車62を駆動して、コンベア10に
より運搬されたコンテナ3をクランプ機構63により掴
み、再度走行台車61、横行台車62、及びホイスト装
置64を駆動して目標とする荷台2a上の上方に移動し
た後、ホイスト装置64を駆動してクランプ機構63を
下降させ、コンテナ3を載置する。この時、荷役装置1
は、順次荷積みを行いつつ、各距離検出センサ8の検出
結果からタイヤ及びサスペンションの復元による荷台2
aの上昇に対応して各昇降装置4を駆動する。
2を上記同様に荷役作業位置に進入させ、距離検出セン
サ8がトラック2の左右両端を検出するまで、移動床機
構5がトラック2の後部を位置決めする。そして、走行
台車61及び横行台車62を駆動して、コンベア10に
より運搬されたコンテナ3をクランプ機構63により掴
み、再度走行台車61、横行台車62、及びホイスト装
置64を駆動して目標とする荷台2a上の上方に移動し
た後、ホイスト装置64を駆動してクランプ機構63を
下降させ、コンテナ3を載置する。この時、荷役装置1
は、順次荷積みを行いつつ、各距離検出センサ8の検出
結果からタイヤ及びサスペンションの復元による荷台2
aの上昇に対応して各昇降装置4を駆動する。
【0025】荷役装置1は、上述同様に距離検出センサ
8の計測結果に基づいて、クランプ機構63がコンテナ
9を離す位置から荷台2aのコンテナ9の載置位置まで
に距離が生じないように、荷積みの場合は、例えばまず
後部右の昇降装置4を上昇駆動し、次に後部左の昇降装
置4を上昇駆動するといったように駆動する。
8の計測結果に基づいて、クランプ機構63がコンテナ
9を離す位置から荷台2aのコンテナ9の載置位置まで
に距離が生じないように、荷積みの場合は、例えばまず
後部右の昇降装置4を上昇駆動し、次に後部左の昇降装
置4を上昇駆動するといったように駆動する。
【0026】以上のようにすることで、従来のように、
左右一方向から順次荷積みを行った際に、荷積みしてい
る方のタイヤ及びサスペンションが圧縮して荷台位置が
低くなり、クランプ機構がコンテナを離す位置と荷台の
載置位置とに距離が生じて、コンテナが落下することが
なく、タイヤ及びサスペンションが圧縮した分の荷台2
aの下降高さ分が調整され、クランプ機構63がコンテ
ナ3を落下させることがなく、的確に荷積み作業が行え
る。
左右一方向から順次荷積みを行った際に、荷積みしてい
る方のタイヤ及びサスペンションが圧縮して荷台位置が
低くなり、クランプ機構がコンテナを離す位置と荷台の
載置位置とに距離が生じて、コンテナが落下することが
なく、タイヤ及びサスペンションが圧縮した分の荷台2
aの下降高さ分が調整され、クランプ機構63がコンテ
ナ3を落下させることがなく、的確に荷積み作業が行え
る。
【0027】さらに、上記した荷積み又は荷降しにおい
て、荷役装置1は、作業開始時から荷重計41d,41
d,42d,42dにてトラック2の荷重変化を計測し
ているので、トラック毎の荷積み又は荷降しに関して、
及び車種や荷物の重量に関して統計処理を行うことがで
きる。これにより、記録したデータから適正な設定を選
択することができる。
て、荷役装置1は、作業開始時から荷重計41d,41
d,42d,42dにてトラック2の荷重変化を計測し
ているので、トラック毎の荷積み又は荷降しに関して、
及び車種や荷物の重量に関して統計処理を行うことがで
きる。これにより、記録したデータから適正な設定を選
択することができる。
【0028】上記したように、荷役装置1は、荷役作業
時に変化するタイヤ及びサスペンションの復元又は圧縮
によって変化する荷台2aの高さ位置を距離検出センサ
8の計測結果に基づいて、昇降床4aの前後左右を部分
的に昇降させて調整するようにしたので、荷降し時はク
ランプ機構63の上下ストロークにおける掴み位置に対
して、適所にコンテナ3を位置させることができ、ま
た、荷積み時はクランプ機構63の上下ストロークにお
ける離し位置と荷台2aにおける載置位置とに距離が生
じることがない。
時に変化するタイヤ及びサスペンションの復元又は圧縮
によって変化する荷台2aの高さ位置を距離検出センサ
8の計測結果に基づいて、昇降床4aの前後左右を部分
的に昇降させて調整するようにしたので、荷降し時はク
ランプ機構63の上下ストロークにおける掴み位置に対
して、適所にコンテナ3を位置させることができ、ま
た、荷積み時はクランプ機構63の上下ストロークにお
ける離し位置と荷台2aにおける載置位置とに距離が生
じることがない。
【0029】また、荷役装置1は、距離検出センサ8の
計測結果に基づいて、移動床機構5により、昇降床4a
上に進入したトラック2の左右位置決めを行うようにし
たので、運転手が車輌を切り返して正確な位置にトラッ
ク2の位置合わせを行う必要がなく、また、速やかに、
かつ正確にトラック2を荷役作業位置に移動させること
ができる。さらに、本実施例による荷役装置1は、荷重
計41d,41d,42d,42dにより、荷役作業に
関するトラック2の各種の荷重データを計測するので、
トラック2の積載量の確認を行うことができると共に、
荷台2aの荷重の左右バランスも確認できるので、安定
した荷積みが行える。
計測結果に基づいて、移動床機構5により、昇降床4a
上に進入したトラック2の左右位置決めを行うようにし
たので、運転手が車輌を切り返して正確な位置にトラッ
ク2の位置合わせを行う必要がなく、また、速やかに、
かつ正確にトラック2を荷役作業位置に移動させること
ができる。さらに、本実施例による荷役装置1は、荷重
計41d,41d,42d,42dにより、荷役作業に
関するトラック2の各種の荷重データを計測するので、
トラック2の積載量の確認を行うことができると共に、
荷台2aの荷重の左右バランスも確認できるので、安定
した荷積みが行える。
【0030】次に、請求項3、請求項5、及び請求項6
に対応する第2実施例を図5〜図7に示す。第2実施例
では、走行ビーム7を支える柱7aの各々左右内側へ対
向する面に昇降装置24として油圧シリンダを用い、シ
リンダ端部(基端部)24aを、各々ブラケット25を
介してトラック2の進行方向の前後左右に吊り下げるよ
うに設け、昇降装置24のロッドヘッド端部(先端部)
24bを、昇降床4aの上面に設けたブラケット26に
トラック2の進行方向に設けた点が上記第1実施例とは
異なる。
に対応する第2実施例を図5〜図7に示す。第2実施例
では、走行ビーム7を支える柱7aの各々左右内側へ対
向する面に昇降装置24として油圧シリンダを用い、シ
リンダ端部(基端部)24aを、各々ブラケット25を
介してトラック2の進行方向の前後左右に吊り下げるよ
うに設け、昇降装置24のロッドヘッド端部(先端部)
24bを、昇降床4aの上面に設けたブラケット26に
トラック2の進行方向に設けた点が上記第1実施例とは
異なる。
【0031】また、第2実施例では、荷重計41d(又
は42d)を、昇降装置24における荷重作用部位、つ
まり図示するように、ブラケット26の下面と、ロッド
ヘッド部24bの先端裏面との間に設けている。
は42d)を、昇降装置24における荷重作用部位、つ
まり図示するように、ブラケット26の下面と、ロッド
ヘッド部24bの先端裏面との間に設けている。
【0032】上記構成の第2実施例によれば、荷降し時
に、タイヤ及びサスペンションが復元し荷台2aが上昇
した分、昇降装置24を作動してシリンダ端部24aか
らロッドヘッド端部24bを押し出して昇降床4aを下
降させ、また、荷積み時に、タイヤ及びサスペンション
が圧縮され荷台2aが下降した分、昇降装置24のシリ
ンダ端部24aにロッドヘッド端部24bを引き戻して
昇降床4aを上昇させる。このようにしたことにより、
第2実施例においても、上記と同等の作用効果を得るこ
とができる。
に、タイヤ及びサスペンションが復元し荷台2aが上昇
した分、昇降装置24を作動してシリンダ端部24aか
らロッドヘッド端部24bを押し出して昇降床4aを下
降させ、また、荷積み時に、タイヤ及びサスペンション
が圧縮され荷台2aが下降した分、昇降装置24のシリ
ンダ端部24aにロッドヘッド端部24bを引き戻して
昇降床4aを上昇させる。このようにしたことにより、
第2実施例においても、上記と同等の作用効果を得るこ
とができる。
【0033】さらに、請求項4、請求項5、及び請求項
6に対応する第3実施例を図8〜図10に示す。第3実
施例では、昇降装置34として油圧シリンダを用い、シ
リンダ端部(基端部)34aが床面F上に設けられ、ロ
ッドヘッド端部(先端部)34bが、昇降床4aの前後
の左右端部から床面Fへと図10に示すように上部を外
側に互いに開き、下部を内側に互いに閉じた形状で該下
部を昇降床4aと一体的に設けたブラケット35の該上
部下面に設けられている点が上記第1実施例とは異な
る。
6に対応する第3実施例を図8〜図10に示す。第3実
施例では、昇降装置34として油圧シリンダを用い、シ
リンダ端部(基端部)34aが床面F上に設けられ、ロ
ッドヘッド端部(先端部)34bが、昇降床4aの前後
の左右端部から床面Fへと図10に示すように上部を外
側に互いに開き、下部を内側に互いに閉じた形状で該下
部を昇降床4aと一体的に設けたブラケット35の該上
部下面に設けられている点が上記第1実施例とは異な
る。
【0034】また、第3実施例では、荷重計41d(又
は42d)を、昇降装置34における荷重作用部位、つ
まり図示するように、ブラケット35の外側に互いに開
いた上部下面と、ロッドヘッド端部34bの先端面との
間に設けている。
は42d)を、昇降装置34における荷重作用部位、つ
まり図示するように、ブラケット35の外側に互いに開
いた上部下面と、ロッドヘッド端部34bの先端面との
間に設けている。
【0035】上記構成の第3実施例によれば、荷降し
時、及び荷積み時の昇降装置34の動作は上記第1実施
例と同等であり、このようにすることで上記第1実施例
と同等の作用効果を得ることができる。さらに、昇降床
4aの昇降については、昇降装置4,34で示したラム
や油圧シリンダの他に、例えば、ジャッキ等を用いても
よく、また、昇降装置24で示した油圧シリンダの他
に、ワイヤロープ式ウインチを用いるようにしてもよ
い。さらに、昇降装置は、場所や、個数などについて、
正確に昇降床4aを上昇又は下降させることができるな
らば、特に上記に限定されるものではない。
時、及び荷積み時の昇降装置34の動作は上記第1実施
例と同等であり、このようにすることで上記第1実施例
と同等の作用効果を得ることができる。さらに、昇降床
4aの昇降については、昇降装置4,34で示したラム
や油圧シリンダの他に、例えば、ジャッキ等を用いても
よく、また、昇降装置24で示した油圧シリンダの他
に、ワイヤロープ式ウインチを用いるようにしてもよ
い。さらに、昇降装置は、場所や、個数などについて、
正確に昇降床4aを上昇又は下降させることができるな
らば、特に上記に限定されるものではない。
【0036】また、荷重計41d(又は42d)につい
ても、昇降装置4,24,34における昇降床4aから
の荷重がかかる部位であれば、その設置部位や取付態様
について上記第1乃至第3実施例で示した状態に限定さ
れない。
ても、昇降装置4,24,34における昇降床4aから
の荷重がかかる部位であれば、その設置部位や取付態様
について上記第1乃至第3実施例で示した状態に限定さ
れない。
【0037】なお、上記第1乃至第3実施例に示した態
様の他に、例えば、請求項1、請求項2、請求項3のみ
に各々対応する態様としては、荷重計41d,41d,
42d,42d、及び移動床機構5を省略した構成とな
り、この場合は、例えば、運転手が目印に沿って荷役位
置にトラック2を進入させるようにすればよい。また、
請求項1乃至3のいずれかと請求項4に対応する態様と
しては、荷重計41d,41d,42d,42dを省略
した構成となり、これらの構成においても、上記と同等
の作用効果を得ることができる。
様の他に、例えば、請求項1、請求項2、請求項3のみ
に各々対応する態様としては、荷重計41d,41d,
42d,42d、及び移動床機構5を省略した構成とな
り、この場合は、例えば、運転手が目印に沿って荷役位
置にトラック2を進入させるようにすればよい。また、
請求項1乃至3のいずれかと請求項4に対応する態様と
しては、荷重計41d,41d,42d,42dを省略
した構成となり、これらの構成においても、上記と同等
の作用効果を得ることができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
変形が可能である。例えば、移動床機構5は、上記第1
乃至第3実施例では、トラック2の後輪部に設けたが、
前輪部、又は前後輪部のそれぞれに設けてもよく、ま
た、スラットバー52に代えてローラ群で構成するよう
にしてもよい。また、クランプ機構63は、掴むという
概念で説明したが、特にこれに限られず、例えばフォー
ク状にして、コンテナ3の下部から荷役できる構成とし
てもよい。また、上記第1乃至第3実施例では、荷役作
業を行う軽四輪車のトラック2を示したが、空気圧タイ
ヤを装着した台車、車輌であれば、その大きさを許容す
る範囲で特に使用を制限されない。
変形が可能である。例えば、移動床機構5は、上記第1
乃至第3実施例では、トラック2の後輪部に設けたが、
前輪部、又は前後輪部のそれぞれに設けてもよく、ま
た、スラットバー52に代えてローラ群で構成するよう
にしてもよい。また、クランプ機構63は、掴むという
概念で説明したが、特にこれに限られず、例えばフォー
ク状にして、コンテナ3の下部から荷役できる構成とし
てもよい。また、上記第1乃至第3実施例では、荷役作
業を行う軽四輪車のトラック2を示したが、空気圧タイ
ヤを装着した台車、車輌であれば、その大きさを許容す
る範囲で特に使用を制限されない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の荷役装置によれ
ば、空気圧タイヤを装着した車輌において荷役作業を行
う際に、荷役作業に伴うタイヤの圧縮又は復元に応じた
荷台の床面の下降又は上昇を計測手段にて計測し、この
計測結果に基づいて昇降装置が昇降床を昇降駆動して、
荷役作業初期から変動した昇降床の高さ変化を調整する
ので、荷降し時には運搬機構が荷物を掴み損ねることは
なく、また、荷積み時には荷物を落下させることがな
く、従って、迅速にかつ的確に荷役作業を行うことがで
きる。
ば、空気圧タイヤを装着した車輌において荷役作業を行
う際に、荷役作業に伴うタイヤの圧縮又は復元に応じた
荷台の床面の下降又は上昇を計測手段にて計測し、この
計測結果に基づいて昇降装置が昇降床を昇降駆動して、
荷役作業初期から変動した昇降床の高さ変化を調整する
ので、荷降し時には運搬機構が荷物を掴み損ねることは
なく、また、荷積み時には荷物を落下させることがな
く、従って、迅速にかつ的確に荷役作業を行うことがで
きる。
【0040】また、本発明の荷役装置は、上記構成にお
いて、前輪又は後輪を左右に移動させる移動床機構を設
ければ、作業位置に進入した車輌の左右方向の位置合わ
せを容易に行うことができ、上記に較べ速やかに荷役作
業を開始することができる。
いて、前輪又は後輪を左右に移動させる移動床機構を設
ければ、作業位置に進入した車輌の左右方向の位置合わ
せを容易に行うことができ、上記に較べ速やかに荷役作
業を開始することができる。
【0041】また、本発明の荷役装置は、上記構成にお
いて、昇降装置における荷重が作用する部位に荷重計を
設けたので、荷降し又は荷積み時における荷重を計測す
ることができる。
いて、昇降装置における荷重が作用する部位に荷重計を
設けたので、荷降し又は荷積み時における荷重を計測す
ることができる。
【図1】本発明の荷役装置の第1実施例における概略構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図2】本発明の荷役装置の第1実施例における概略構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例における昇降装置であり、
(a)は移動側昇降部の概略構成を、(b)は固定側昇
降部の概略構成を、それぞれ示す図である。
(a)は移動側昇降部の概略構成を、(b)は固定側昇
降部の概略構成を、それぞれ示す図である。
【図4】本発明の第1実施例における移動床機構の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図5】本発明の荷役装置の第2実施例における概略構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図6】本発明の荷役装置の第2実施例における概略構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図7】本発明の荷役装置の第2実施例における図6の
A−A線断面図である。
A−A線断面図である。
【図8】本発明の荷役装置の第3実施例における概略構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図9】本発明の荷役装置の第3実施例における概略構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図10】本発明の荷役装置の第3実施例における図7
のB−B線断面図である。
のB−B線断面図である。
1 荷役装置 2 トラック 2a 荷台 3 コンテナ 4 昇降装置 4a 昇降床 5 移動床機構 6 荷役機構 8 距離検出センサ 24 昇降装置 34 昇降装置 41d 荷重計 42d 荷重計
Claims (6)
- 【請求項1】 空気圧タイヤを装着した車輌を介して荷
役作業を行う装置であって、車輌が進入する荷役作業位
置の床面に設けた昇降床と、この昇降床を昇降させる昇
降装置と、荷役作業に伴うタイヤの圧縮又は復元による
前記荷台の高さ変化を計測する手段と、車輌の荷台と所
定箇所とに亘って荷物を運搬する機構とを備え、前記昇
降装置による前記昇降床の昇降駆動を、前記計測手段に
よる前記荷台の高さ変化の出力に応じて行うようにした
ことを特徴とする荷役装置。 - 【請求項2】 昇降装置を、昇降床の下部に設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の荷役装置。 - 【請求項3】 昇降装置は、昇降床の上方所定高さ位置
に基端側を、該昇降床に先端側を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の荷役装置。 - 【請求項4】 昇降装置を、昇降床の上面領域外の床面
に設けたことを特徴とする請求項1に記載の荷役装置。 - 【請求項5】 荷役作業位置に進入した車輌の左右方向
の位置合わせを行うために、昇降床における車輌の後輪
又は前輪載置箇所に、前輪又は後輪を左右に移動させる
移動床機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の荷役装置。 - 【請求項6】 昇降装置における荷重の作用する部位
に、荷役作業時の荷物の荷重変化を計測する荷重計を設
けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
の荷役装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2508797A JPH10218378A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2508797A JPH10218378A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 荷役装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218378A true JPH10218378A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12156150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2508797A Pending JPH10218378A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 荷役装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218378A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844388B1 (ko) * | 2008-03-11 | 2008-07-07 | 이강영 | 상차대 |
CN108529251A (zh) * | 2018-04-14 | 2018-09-14 | 昆明小宇科技有限公司 | 一种智能平衡移动装卸机装卸物锁定方法 |
CN109516241A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-26 | 四川大学 | 物件卸载方法及卸载装置 |
CN110255097A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-20 | 上海海事大学 | 一种与地下物流系统结合的自动化集装箱码头陆侧装卸系统 |
CN110482275A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-11-22 | 广东天酿智能装备有限公司 | 装卸用支撑平台装置及其工作方法 |
CN111959457A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-20 | 中国十九冶集团有限公司 | 重型装载车辆防陷支撑装置 |
CN113830584A (zh) * | 2021-10-15 | 2021-12-24 | 朱建民 | 袋装货物装车码垛装置 |
CN117902256A (zh) * | 2024-03-19 | 2024-04-19 | 四川显为智能装备有限公司 | 一种物料搬运机器人及控制方法 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2508797A patent/JPH10218378A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844388B1 (ko) * | 2008-03-11 | 2008-07-07 | 이강영 | 상차대 |
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CN110482275A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-11-22 | 广东天酿智能装备有限公司 | 装卸用支撑平台装置及其工作方法 |
CN110482275B (zh) * | 2018-12-12 | 2024-08-09 | 广东天酿智能装备有限公司 | 装卸用支撑平台装置及其工作方法 |
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CN117902256A (zh) * | 2024-03-19 | 2024-04-19 | 四川显为智能装备有限公司 | 一种物料搬运机器人及控制方法 |
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