JPH10217953A - 自動車の組立ラインにおける同期搬送装置 - Google Patents

自動車の組立ラインにおける同期搬送装置

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JPH10217953A
JPH10217953A JP5463698A JP5463698A JPH10217953A JP H10217953 A JPH10217953 A JP H10217953A JP 5463698 A JP5463698 A JP 5463698A JP 5463698 A JP5463698 A JP 5463698A JP H10217953 A JPH10217953 A JP H10217953A
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Mikihito Shima
幹仁 島
Toshihiro Fujimura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置の設置のためのスペースを少ないものとし
てフロア上の所望のスペースの確保を容易に行うことが
できると共に、作業機の大型化を容易に図ることができ
る同期搬送装置を提供する。 【構成】車体Wをオーバヘッドコンベア2によりハンガ
1を介して吊り下げて搬送する。オーバヘッドコンベア
2に並設したフレーム32に、車体Wに作業を施す際に
該車体Wと同期して移動する移動手段35を車体Wの搬
送方向と同方向に移動自在に設ける。移動手段35から
垂下した支柱36の下端部に作業機37を取付け、この
作業機37を支柱36を介して移動手段35に吊設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組立ラインに
おいて、車体とこれに作業を施すための作業機とを同期
させて搬送させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の同期搬送装置としては、
例えば実開平2−7927号公報(実願昭63−873
89号のマイクロフィルム)に開示されているものが知
られている。
【0003】この同期搬送装置は、フロア(床)に設置
したスラットコンベアにより車体を搬送すると共に、こ
のスラットコンベアの側方箇所でフロア上に設置した架
台に、車体に所要の作業(具体的には溶接作業)を行う
ための作業機(溶接ロボット)をスラットコンベアによ
る車体の搬送方向と同方向に移動自在に設けている。そ
して、作業に際しては、作業機側に備えた把持手段によ
りスラットコンベアの所定の部位を把持することで作業
機を車体の搬送方向と同方向に該車体と同期させて移動
させ、その移動を行いながら該作業機による作業(溶接
作業)を行うようにしている。
【0004】しかしながら、このような同期搬送装置に
あっては、車体を搬送する搬送コンベアと作業機との両
者をフロアに設置するため、フロア上のスペースの多く
が搬送コンベアと作業機との設置のために使用されてし
まう。このため、車体に組み付ける部品のストックや搬
入のためのスペース、あるいは作業者が各種作業を行う
ためのスペースが制約されてしまうという不都合があっ
た。また、この制約をできるだけ回避するためには、大
型な作業機を用いることが困難となり、この結果、大型
部品を車体に組み付ける等の作業の自動化を図ることも
困難なものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、装置の設置のためのスペースを少ないものとして
フロア上の所望のスペースの確保を容易に行うことがで
きると共に、作業機の大型化を容易に図ることができる
同期搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車の組立ラ
インにおける同期搬送装置は、かかる目的を達成するた
めに、自動車の車体を搬送する搬送コンベアと、該搬送
コンベアにより搬送される前記車体に作業を施す際に、
該車体と同期して該車体の搬送方向に移動可能に設けら
れた作業機とを備えた自動車の組立ラインにおける同期
搬送装置において、前記車体をハンガにより支承し、該
ハンガを介して該車体を吊り下げて搬送する前記搬送コ
ンベアとしてのオーバヘッドコンベアと、該オーバヘッ
ドコンベアに並設されたフレームに前記車体の搬送方向
と同方向に移動自在に設けられ、前記車体に作業を施す
際に該車体と同期して移動する移動手段と、該移動手段
から該移動手段と一体に移動可能に前記ハンガの側方位
置に垂下された支柱とを備え、前記作業機を前記支柱の
下端部に取付けて該支柱を介して前記移動手段に吊設せ
しめたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記車体は前記オーバヘッド
コンベアにより前記ハンガを介して吊り下げられて搬送
され、また、この車体への作業に際して該車体と同期さ
せて移動させる前記作業機はその上方の移動手段に前記
支柱を介して吊り下げられる。従って、前記オーバヘッ
ドコンベアと作業機の下方のフロア上には、空きスペー
スが多くなり、該フロア上に所望のスペースの確保が容
易となる。また、作業機をフロア上に設置しないため、
スペース上の制約を受けにくく、この結果、作業機の大
型化も可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の同期搬送装置の一例を図1及び図2
に従って説明する。
【0009】図1及び図2はそれぞれ該同期搬送装置の
正面図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0010】図1及び図2で、Wは自動車の車体、1は
オーバヘッドコンベア2により搬送される搬送治具であ
るハンガである。
【0011】ハンガ1は、その主要部が、オーバヘッド
コンベア2の複数のガイドレール4にガイドローラ5を
介して移動自在に吊設された上部フレーム6と、該上部
フレームの両側部から垂下された一対の縦フレーム7,
7と、両縦フレーム7の下端部からそれぞれ後方に向か
って水平に延設された一対の横フレーム8,8とから成
り、車体Wをその前後方向が横フレーム8,8と同方向
に向く姿勢で縦フレーム7,7の間で横フレーム8,8
上に複数の支承部9を介して支承するようにしている。
【0012】各横フレーム8の前端部には、その前方内
側に向かってプレート10が水平に延設され、該プレー
ト10の先端部には基準ピン11が立設されている。こ
の基準ピン11は、車体Wがハンガ1に支承される際
に、該車体Wに穿設されている位置決め穴(図示しな
い)に嵌挿され、これによって、該車体Wをハンガ1の
横フレーム8,8上に位置決めするようにしている。
【0013】また、図1及び図2で、30はハンガ1の
上部フレーム6の側部から横方向に延設された棒体であ
り、この棒体30の先端部には、後述の把持手段による
被把持部となる小径のくびれ部30aが形成されてい
る。
【0014】本実施形態の同期搬送装置は、以上のよう
な構成のハンガ1を備える一方、前記オーバヘッドコン
ベア2の上方に設けられたフレーム32にガイドレール
33及びガイドローラ34を介してハンガ1の搬送方向
と同方向に移動自在に設けられた移動治具35(移動手
段)と、該移動治具35からハンガ1の側方位置に垂下
された支柱36の下端部に取付けられた作業機37と、
前記したようにハンガ1の上部フレーム6の側部から横
方向に延設された棒体30の先端部にくびれ部30aと
して形成された被把持部30aを着脱自在に把持する把
持手段38とを備えている。この場合、被把持部30a
は、ハンガ1の前記基準ピン11に対して所定の位置に
設けられている。
【0015】把持手段38は、移動治具35から被把持
部30aに向かって垂設された垂下体39に取付けられ
ており、図2に示すように、垂下体39の下端部から斜
め下方に向かって延設されたリンク部材40を介して支
軸41の回りに上下に揺動自在に取付けられた揺動基台
42と、該揺動基台42の下側に設けられたガイドロッ
ド43に移動自在に挿着された可動部44と、該可動部
44から前記被把持部30aと略同一高さで延設された
固定把持爪45と、該固定把持爪45の先端部との間に
被把持部30aを把持すべく該固定把持爪45に上下に
揺動自在に枢着された揺動把持爪46とを備える。
【0016】この場合、揺動把持爪46は、図2に示す
ように、その後方からハンガ1が被把持部11と共に搬
送されてきた時に被把持部30aに摺接する傾斜側縁部
46aを有し、その摺接により、同図実線示のように上
方に揺動して固定把持爪45との間を開くようにしてい
る。そして、この時、被把持部30aが固定把持爪45
の先端部に当接して上記傾斜側縁部46aから離反した
時に、揺動把持爪46は自重により同図仮想線示の位置
に揺動して固定把持爪45との間に被把持部30aを把
持するようにしている。
【0017】また、前記垂下体39には、揺動基台42
を揺動させるための揺動シリンダ47が取付けられてお
り、この揺動シリンダ47は、両把持爪45,46間に
被把持部30aが把持された状態で、同図仮想線示のよ
うにリンク部材40を介して揺動基台42を両把持爪4
5,46と共に上方に揺動させることにより、両把持爪
45,46を被把持部30aから離脱させるようにして
いる。
【0018】さらに、揺動基台42には、可動部44を
両把持爪45,46と共にガイドロッド43に沿って移
動させる移動シリンダ48が取付けられ、この移動シリ
ンダ48は、ハンガ1により搬送される車体Wの車種に
応じて、両把持爪45,46を所定の位置に移動させる
ようにしている。
【0019】尚、図1及び図2において、前記作業機3
7を取付けた支柱36は、移動治具35上に固設された
モータ等を備える昇降装置49により、車体Wの車種等
に応じて作業機37の高さを変更すべく昇降するように
なっており、また、該作業機37により車体Wに所定の
処理を施すに際して該作業機37を車体Wにその側方か
ら接近させるべく、移動治具35上にその幅方向に延在
して敷設されたガイドレール50上をシリンダ51によ
り移動するようになっている。
【0020】次に、かかる同期搬送装置の作動を図1及
び図2に従って説明する。
【0021】ハンガ1に前記したように支承された搬送
される車体Wに作業機37により所定の処理を施す際に
は、移動治具35は所定のステーションに待機してい
る。
【0022】この場合、把持手段38の把持爪45,4
6は、前記移動シリンダ48により車体Wの車種に応じ
て所定の位置に移動されており、また、作業機37は前
記昇降装置49により所定の高さに昇降されていると共
に、前記シリンダ51により車体W及びハンガ1からそ
の幅方向で離反する位置に移動されている。
【0023】そして、車体Wを支承したハンガ1が把持
爪45,46の後方から搬送されてくると、まず、前記
したようにハンガ1の被把持部30aが両把持爪45,
46間に把持され、この時、移動治具35及び作業機3
7は、ハンガ1と一体に同期搬送され、また、前記した
ように車体Wをハンガ1に位置決めする基準ピン11
と、把持爪45,46間に把持される被把持部30aと
は、所定の位置関係にあるので、車体Wと作業機37と
の位置関係も所定の位置関係に定まる。
【0024】そして、かかる状態において、作業機37
が前記シリンダ51により支柱36を介して車体Wに向
かってその側方から接近され、さらに、該接近後に作業
機37により該車体Wに所定の処理が施される。
【0025】かかる後には、前記揺動シリンダ47によ
り把持爪45,46が揺動基台42を介して上方に揺動
されて被把持部30aから脱離され、これによって、ハ
ンガ1が移動治具35や作業機37等と切り離されて、
車体Wと共に単独で搬送される。また、移動治具35
は、移動治具35上に設けられた図示しない移動手段に
より作業機37と共に原位置に戻される。
【0026】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、車体をオーバヘッドコンベアによりハンガを
介して吊り下げらて搬送し、また、この車体への作業に
際して該車体と同期させて移動させる作業機をその上方
の移動手段に前記支柱を介して吊設したことによって、
装置の設置のためのスペースを少ないものとしてフロア
上の所望のスペースの確保を容易に行うことができると
共に、作業機の大型化を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期搬送装置の一例の正面図。
【図2】図1のII−II線断面図
【符号の説明】
1…ハンガ、2…オーバヘッドコンベア(搬送コンベ
ア)、32…フレーム、35…移動治具(移動手段)、
36…支柱、37…作業機、W…車体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車体を搬送する搬送コンベアと、
    該搬送コンベアにより搬送される前記車体に作業を施す
    際に、該車体と同期して該車体の搬送方向に移動可能に
    設けられた作業機とを備えた自動車の組立ラインにおけ
    る同期搬送装置において、 前記車体をハンガにより支承し、該ハンガを介して該車
    体を吊り下げて搬送する前記搬送コンベアとしてのオー
    バヘッドコンベアと、 該オーバヘッドコンベアに並設されたフレームに前記車
    体の搬送方向と同方向に移動自在に設けられ、前記車体
    に作業を施す際に該車体と同期して移動する移動手段
    と、 該移動手段から該移動手段と一体に移動可能に前記ハン
    ガの側方位置に垂下された支柱とを備え、 前記作業機を前記支柱の下端部に取付けて該支柱を介し
    て前記移動手段に吊設せしめたことを特徴とする自動車
    の組立ラインにおける同期搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007276069A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Honda Motor Co Ltd 同期搬送装置
CN101966858A (zh) * 2010-08-09 2011-02-09 奇瑞汽车股份有限公司 一种随行设备与生产线的同步保护装置
JP2014227073A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 塗装ハンガー
CN108068829A (zh) * 2016-11-10 2018-05-25 宋军 利用隔离带的单轨双向公交系统

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