JPH1021791A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JPH1021791A
JPH1021791A JP17801896A JP17801896A JPH1021791A JP H1021791 A JPH1021791 A JP H1021791A JP 17801896 A JP17801896 A JP 17801896A JP 17801896 A JP17801896 A JP 17801896A JP H1021791 A JPH1021791 A JP H1021791A
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JP
Japan
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switch
wafer
contact
fixed contact
base
Prior art date
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Application number
JP17801896A
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English (en)
Inventor
Toru Azuma
透 我妻
Takayuki Itabashi
隆幸 板橋
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチをプリント基板上に面実装した際の
浮き上がりを防止すること。 【解決手段】 第1のウエハ1の基台5に固定接点6を
アウトサートし、該固定接点6の外部端子6b,6c,
6dを基台5の3つの側面から外方へ突出させる。第2
のウエハ2に金属板14をアウトサートし、該金属板1
4にスナップ片15と外部端子16および接触片17を
折曲形成し、該外部端子16を基台13の一側面から斜
め下方へ突出させる。第1のウエハ1と第2のウエハ2
はスナップ片15を用いて積層・一体化され、これらウ
エハ1,2の内部に、可動接点として機能する捩じりコ
イルばね4と、該捩じりコイルばね4を駆動する操作レ
バー3とが組み込まれる。そして、このようにして組立
てられたスイッチはプリント基板21上に面実装され、
各外部端子6b,6c,6d,16がプリント基板21
表面のランド部に半田付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作体の回転また
は押込み操作によってオン・オフの切換え動作が行われ
るスイッチに係り、特に、スイッチをプリント基板上に
半田付けした際の浮き防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、実開平6−86240号公報
に記載されているように、上端を開口した合成樹脂製の
本体ケースと、この本体ケースに回転自在に軸支された
操作レバーと、この操作レバーに回転復帰力を付与する
捩じりコイルばねとで概略構成されたスイッチが知られ
ている。かかる既知のスイッチでは、本体ケースの内底
面にコモン用固定接点と切換用固定接点とが配設され、
これら両固定接点は直角に折曲加工され、それぞれ本体
ケースの下方へ外部端子として導出されている。また、
捩じりコイルばねは可動接点として機能し、一方の腕部
はコモン用固定接点と常時接触しているが、他方の腕部
は切換用固定接点と接離可能に対向している。
【0003】このように構成されたスイッチは、プリン
ト基板の配線パターンに各外部端子を半田付けした状態
で使用される。使用に際し、操作レバーが非操作状態に
ある時、捩じりコイルばねの他方の腕部は切換用固定接
点の表面に対してほぼ垂直な方向に離れた初期位置にあ
り、スイッチオフの状態に保たれている。この状態で操
作レバーを回転操作すると、該腕部が操作レバーに押圧
されて切換用固定接点の表面に当接し、コモン用固定接
点と切換用固定接点とが捩じりコイルばねを介して導通
されるため、スイッチオフの状態からオン状態へと切換
わる。また、操作レバーへの押圧力を取り除くと、操作
レバーと捩じりコイルばねとが捩じりコイルばねの弾発
力で初期位置に復帰するため、捩じりコイルばねの他方
の腕部が切換用固定接点から離反し、再びスイッチオフ
の状態に切換わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のスイッチでは、本体ケースの内底面にコモン用固定
接点と切換用固定接点とが併設されているため、これら
固定接点の外部端子は必然的に本体ケースの下方から導
出されることになる。このため、スイッチを面実装と称
せられる方法でプリント基板上に実装し、各外部端子の
板面をプリント基板表面のランド部にクリーム半田等を
用いて半田付けした場合、半田付け箇所が本体ケースの
片側のみに集中してしまい、スイッチが反対側から浮き
上がってしまうという問題がある。
【0005】なお、各外部端子に複雑な曲げ加工を施し
て本体ケースの異なる面から導出させ、これら外部端子
を浮き防止用端子としてプリント基板に半田付けすれ
ば、上記した問題を解消することは可能であるが、スイ
ッチの小型化を推進していくと、各外部端子に立体的な
曲げ加工を施してアウトサートすることは、製造技術を
考慮すると大きな困難性を伴うことになる。特に、スイ
ッチの向きを表側と裏側の両方に選択的に実装する場
合、本体ケースの限られたスペースにコモン用固定接点
と切換用固定接点の両方を複雑に引き廻す必要があるた
め、このようなスイッチを小型化することは実際問題と
して不可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スイッチの外
殻を形成する本体ケースを、合成樹脂製の基台から半田
付け可能な第1の端子を導出した第1のウエハと、この
第1のウエハに積層・一体化され、合成樹脂製の基台か
ら半田付け可能な第2の端子を導出した第2のウエハと
で構成することとする。このように互いに積層・一体化
される2つのウエハに複数の端子を振り分けて設ける
と、本体ケースの任意の方向から複数の端子を簡単に導
出させることができ、これら端子をプリント基板表面の
ランド部に半田付けすることで、スイッチの浮き上がり
を防止することができる。また、第1および第2のウエ
ハのそれぞれの外表面が合成樹脂製の基台で覆われるた
め、プリント基板上への実装時に、外部に露出する活電
部が少なくなり、実装密度を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチでは、コモン用
固定接点および切換用固定接点を有する本体ケースと、
前記コモン用固定接点に常時接触する第1の接点部およ
び前記切換用固定接点に接離可能な第2の接点部を有す
る可動接点と、前記第2の接点部を前記切換用固定接点
に接離させる操作体とを備えたスイッチにおいて、前記
本体ケースを、合成樹脂製の基台から半田付け可能な第
1の端子を導出した第1のウエハと、この第1のウエハ
に積層・一体化され、合成樹脂製の基台から半田付け可
能な第2の端子を導出した第2のウエハとで構成した。
【0008】前記可動接点は操作体によって駆動される
ものであれば良いが、操作体に復帰力を付与する捩じり
コイルばねを可動接点として兼用させると、部品の共通
化が図れ、スイッチの小型化に有利となる。
【0009】また、前記操作体は押し込み操作されるプ
ッシュタイプでも回転操作されるレバータイプでも良い
が、いずれのタイプの場合も、操作体を第1および第2
のウエハの接合面から外方へ突出させると、スイッチを
プリント基板上に実装した際、操作体がプリント基板の
表面に沿って突出するため、スイッチを表裏いずれの状
態にも実装することができる。
【0010】前記カバーは接触片を有するものであれば
全体を金属板で一体形成したものでも良いが、合成樹脂
製の基台に接触片を有する金属板をアウトサートしたカ
バーを用いると、ウエハとカバーのそれぞれの外表面が
合成樹脂製の基台で覆われるため、外部に露出する活電
部が少なくなり、スイッチをプリント基板上に半田付け
した際の実装密度を高めることができる。
【0011】また、前記第1の端子と前記第2の端子は
いずれも浮き防止用端子として機能するものであり、固
定接点と電気的に無関係なダミー端子であっても良い
が、第1の端子がコモン用固定接点の外部端子で、第2
の端子が切換用固定接点の外部端子である場合、これら
コモン用固定接点と切換用固定接点を2つのウエハに振
り分けて配設することができるため、この点からもスイ
ッチの小型化に有利となる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の一実施例に係るスイッチの斜視図、図2
は該スイッチの断面図、図3は該スイッチの分解斜視
図、図4は該スイッチに備えられる第1のウエハの平面
図、図5は該スイッチに備えられる第2のウエハの裏面
図、図6は該第2のウエハに備えられる接触片の側面
図、図7は該接触片の平面図、図8は該接触片に形成さ
れた折曲片の説明図、図9は該スイッチの内部構造を示
す平面図、図10〜図12は該スイッチの動作説明図、
図13は該スイッチをプリント基板に実装した状態を示
す斜視図である。
【0013】本実施例に係るスイッチは、第1および第
2のウエハ1,2と、第1のウエハ1に回転自在に軸支
される操作レバー3と、この操作レバー3に回転復帰力
を付与する捩じりコイルばね4とで構成されており、第
1のウエハ1と第2のウエハ2は互いに積層・一体化さ
れて本体ケースを形成している。
【0014】第1のウエハ1は絶縁性の合成樹脂で一体
成形された基台5を有し、この基台5に固定接点6がア
ウトサートされている。固定接点6は基台5の内側面に
沿って斜めに配設されており、その表面に突部6aが形
成されている。この固定接点6は基台5の内底面に沿っ
て引き廻され、それぞれ外部端子6b,6c,6dとし
て基台5の3つの側面から外方へ突出しており、各外部
端子6b,6c,6dは同電位に保たれている。
【0015】基台5は上面を開放した箱形に成形されて
おり、その一側面に切欠き7が形成されると共に、切欠
き7に対向する他の一側面に浮き防止突起5aが形成さ
れている。また、この側面に隣接する残りの両側面に係
止突起5bが形成されている。基台5の内底面には大径
部8aと小径部8bとを有する段付き状の支軸8が立設
されており、この支軸8の大径部8aを囲むようにガイ
ド壁9と位置決め部10とが形成されている。ガイド壁
9は位置決め部10よりも上方へ突出しており、これら
ガイド壁9と位置決め部10によって支軸8の周囲にリ
ング状の溝11が形成されている。さらに、基台5の内
底面には断面半球状のリブ12が形成されており、この
リブ12は支軸8を中心として円弧状に延びている。
【0016】第2のウエハ2は絶縁性の合成樹脂で一体
成形された基台13を有し、この基台13に導電性の金
属板14がアウトサートされている。基台13は第1の
ウエハ1の上部開放端を覆うように平板状に形成されて
いる。金属板14の縁部には複数のスナップ片15と1
つの外部端子16が形成されており、各スナップ片15
は基台13の相対向する両側面から下方へ折れ曲がり、
外部端子16は基台13の他の一側面から斜め下方へ折
れ曲がっている。また、金属板14には接触片17が折
曲形成されており、この接触片17は基台13の裏面か
ら斜め下方へ延びている。図6〜図8に示すように、接
触片17はU字状にフォーミングされており、その先端
(自由端)に側方へ突出する摺動面部18が形成されて
いる。摺動面部18の一端には折曲片18aが形成され
ており、この折曲片18aは上方に向かって傾斜してい
る(図8参照)。
【0017】第2のウエハ2は第1のウエハ1の上部開
放端に被着され、これら第2のウエハ2と第1のウエハ
1は各スナップ片15を対応する係止突起5bにスナッ
プインすることにより、互いに積層・一体化される。こ
の状態において、接触片17の摺動面部18は基台5の
内底面に圧接され、その反力によって、接触片17は図
6の実線で示す位置から2点鎖線で示す位置へと変位す
る。また、第1のウエハ1から導出する各外部端子6
b,6c,6dと第2のウエハ2から導出する外部端子
16のそれぞれ先端は、基台5の底面とほぼ同一面にな
るように設定されている。
【0018】操作レバー3は合成樹脂で一体成形され、
厚肉の旋回体19と、この旋回体19から側方へ突出す
る薄肉の棒状体20とを有する。棒状体20には孔20
aが穿設されており、この孔20aを前記支軸8の小径
部8bに嵌合することにより、操作レバー3は第1のウ
エハ1に回転自在に軸支される。この状態において、旋
回体19の一端は第1のウエハ1の切欠き7から上方へ
突出し、その他端に形成された当接部19aは第1のウ
エハ1の内部に位置している。
【0019】捩じりコイルばね4は可動接点として機能
するもので、複数ターン巻かれた巻回部4aと、この巻
回部4aの両端から直線状に延びる第1および第2の腕
部4b,4cとを有する。巻回部4aは第1のウエハ1
の溝11内に挿入され、その外形がガイド壁9と位置決
め部10とで位置規制されている。第1の腕部4bは位
置決め部10の上方を通って固定接点6に常時接触し、
その先端が突部6aと当接することによって、上下方向
へ移動しないように位置規制されている。第2の腕部4
cはガイド壁9によって開き角度が規制され、基台5の
内底面を通ってリブ12と当接している。また、第2の
腕部4cの先端は前記操作レバー3の当接部19aに弾
接しており、その反力によって操作レバー3に回転復帰
力が付与されている。
【0020】このように構成されたスイッチを組立てる
に際しては、まず、第1のウエハ1の溝11内に捩じり
コイルばね4の巻回部4aを挿入し、第2の腕部4cの
根元部分をガイド壁9に係止させる。その結果、捩じり
コイルばね4のフォーミングに多少のばらつきがあった
としても、図9に示すように、第1の腕部4bと第2の
腕部4cの開放角度は一定角αに規制される。次いで、
操作レバー3の孔20aを支軸8の小径部8bに挿入す
ると共に、捩じりコイルばね4の第2の腕部4cの先端
を当接部19aに弾接する。その結果、操作レバー3に
図9の反時計回り方向の回転復帰力が付与されるため、
棒状体20の上面が基台5の内側面に突き当り、操作レ
バー3は旋回体19の上部が切欠き7から上方へ突出し
た状態になる。しかる後、第1のウエハ1の上部開放端
に第2のウエハ2を被せ、第2のウエハ2の各スナップ
片15を第1のウエハ1の対応する係止突起5bにスナ
ップインすることにより、第1のウエハ1と第2のウエ
ハ2が積層・一体化され、図1に示すスイッチが組立て
られる。
【0021】このような手順で組立てられたスイッチ
は、図13に示すように第1のウエハ1を下向きにした
状態でプリント基板21上に載置され、各外部端子6
b,6c,6d,16の先端をプリント基板21表面の
ランド部(図示省略)にクリーム半田22を用いて半田
付けすることにより、プリント基板21上に面実装され
る。その際、第1のウエハ1から導出する各外部端子6
b,6c,6dは操作レバー3の旋回体19が突出する
方向を除く3方向で半田付けされ、第2のウエハ2から
導出する外部端子16は操作レバー3の旋回体19が突
出する方向と反対側で半田付けされるため、スイッチの
浮き上がりは確実に防止される。しかも、基台5の一側
面に旋回体19の突出方向と反対方向に延びる浮き防止
突起5aが形成され、この浮き防止突起5aが外部端子
6dと外部端子16の間を通ってプリント基板21の表
面に当接しているため、仮りに、操作レバー3を持ち上
げる方向の力がスイッチに作用したとしても、各外部端
子6b,6c,6d,16の半田付け部分が剥離しにく
くなっている。
【0022】使用に際し、操作レバー3の非操作時には
図10に示す初期位置にあり、この状態では捩じりコイ
ルばね4の第1の腕部4bは固定接点6に弾接している
が、第2の腕部4cは接触片17の摺動面部18から離
れた位置にあるため、スイッチオフの状態に保たれてい
る。この状態で操作レバー3の旋回体19が図13の矢
印Aまたは矢印B方向に押込まれると、操作レバー3は
支軸8の小径部8bを中心として時計回り方向に回転
し、第2の腕部4cの先端を同方向に変位させるため、
図11に示すように、第2の腕部4cの中央部分が接触
片17の摺動面部18に接触し、固定接点6と接触片1
7が捩じりコイルばね4を介して導通された状態、すな
わちスイッチオンの状態に切換わる。その際、図8に示
すように、折曲片18aは基台5の内底面に対して上方
へ傾斜しているため、第2の腕部4cを摺動面部18の
下面に確実に導くことができる。操作レバー3の旋回体
19を同方向にさらに押込むと、図12に示すように、
第2の腕部4cは摺動面部18の下面と基台5の内底面
との間を摺動し、スイッチオンの状態が保たれる。ま
た、操作レバー3への上記押圧力を取り除くと、捩じり
コイルばね4の第2の腕部4cが自身の弾発力で元の姿
勢に復帰することにより、操作レバー3も図10に示す
初期位置に押し戻され、それに伴って第2の腕部4cが
接触片17の摺動面部18から離れるため、スイッチオ
フの状態に切換わる。
【0023】このように上記実施例にあっては、互いに
積層・一体化される第1のウエハ1と第2のウエハ2に
各外部端子6b,6c,6d,16を振り分けて設けた
ため、本体ケースの任意の方向から複数の外部端子6
b,6c,6d,16を簡単に導出させることができ、
これら外部端子6b,6c,6d,16をプリント基板
21表面のランド部に半田付けすることで、スイッチの
浮き上がりを確実に防止することができる。また、第1
および第2のウエハ1,2のそれぞれの外表面が合成樹
脂製の基台5,13で覆われているため、プリント基板
12上への実装時に、外部に露出する活電部が少なくな
り、実装密度を高めることができる。
【0024】図14は上記スイッチの変形例を示す実装
状態の斜視図、図15は該スイッチの分解斜視図であ
り、図1〜図13に対応する部分に同一符号を付すこと
により、重複する説明は省略してある。
【0025】図15に示すように、この変形例に係るス
イッチは、外部端子のフォーミング形状および数が前述
したスイッチと異なるだけで、第1のウエハ1と第2の
ウエハ2、操作レバー3、捩じりコイルばね4等の基本
構成は同じである。すなわち、第1のウエハ1側には固
定接点6と導通する1つの外部端子6eが形成されてお
り、この外部端子6eは基台5の底面から斜め上方へ延
びるように折れ曲がっている。一方、第2のウエハ2側
には接触片17と導通する3つの外部端子16a,16
b,16cが形成されており、これら外部端子16a,
16b,16cは基台13の3つの側面から外方へ突出
し、その先端と基台13の外表面とは略同一面に設定さ
れている。これら外部端子6e,16a,16b,16
cのうち、第1のウエハ1側の外部端子6eは図4に示
された外部端子6dのフォーミング形状を変更するだけ
で対応でき、その場合、他の外部端子6b,6cは根元
から切断・除去され、第2のウエハ2側の各外部端子1
6a,16b,16cも図5に示された金属板14の切
断位置とフォーミング形状を変更するだけで対応できる
ため、金型を新たに製造する必要はない。
【0026】このスイッチは図1〜図13に示されたス
イッチと同様の手順で組立てられるが、本体ケースの表
裏を逆向きにした状態で使用される。すなわち、図14
に示すように、第2のウエハ2を下向きにした状態でプ
リント基板21上に載置され、各外部端子6e,16
a,16b,16cの先端をプリント基板21表面のラ
ンド部にクリーム半田22を用いて半田付けすることに
より、プリント基板21上に面実装される。この場合、
第1のウエハ1から導出する外部端子6eは操作レバー
3の旋回体19が突出する方向と反対側で半田付けさ
れ、第2のウエハ2から導出する各外部端子16a,1
6b,16cは操作レバー3の旋回体19が突出する方
向を除く3方向で半田付けされるため、スイッチの浮き
上がりは確実に防止される。そして、使用に際し、操作
レバー3の旋回体19が図14の矢印Bまたは矢印C方
向に押込まれると、操作レバー3が支軸8を中心として
反時計回り方向に回転するため、前述したスイッチと同
様にオン・オフの切換え動作が行われる。
【0027】このように上記実施例によれば、各外部端
子に多少の変更を加えるだけで、プリント基板21に対
して表裏いずれの状態でも実装することができるため、
汎用性の高いスイッチを提供することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】本体ケースを互いに積層・一体化される第
1のウエハと第2のウエハとで構成し、これら2つのウ
エハに半田付け可能な複数の端子を振り分けて設ける
と、本体ケースの任意の方向から複数の端子を簡単に導
出させることができ、各端子をプリント基板表面のラン
ド部に半田付けすることで、スイッチの浮き上がりを防
止することができる。しかも、第1および第2のウエハ
のそれぞれの外表面が合成樹脂製の基台で覆われるた
め、プリント基板上への実装時に、外部に露出する活電
部が少なくなり、実装密度を高めることができる。
【0030】また、操作体に復帰力を付与する捩じりコ
イルばねを可動接点として兼用させると、部品の共通化
が図れ、スイッチの小型化に有利となる。
【0031】また、操作体を第1および第2のウエハの
接合面から外方へ突出させると、スイッチをプリント基
板上に実装した際、操作体がプリント基板の表面に沿っ
て突出するため、スイッチを表裏いずれの状態にも実装
することができる。
【0032】また、第1の端子をコモン用固定接点の外
部端子、第2の端子を切換用固定接点の外部端子として
用いると、これらコモン用固定接点と切換用固定接点を
2つのウエハに振り分けて配設することができるため、
スイッチの小型化に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るスイッチの斜視
図である。
【図2】該スイッチの断面図である。
【図3】該スイッチの分解斜視図である。
【図4】該スイッチに備えられる第1のウエハの平面図
である。
【図5】該スイッチに備えられる第2のウエハの裏面図
である。
【図6】該第2のウエハに備えられる接触片の側面図で
ある。
【図7】該接触片の平面図である。
【図8】該接触片に形成された折曲片の説明図である。
【図9】該スイッチの内部構造を示す平面図である。
【図10】該スイッチのレバー初期位置を示す説明図で
ある。
【図11】該スイッチのスイッチオン位置を示す説明図
である。
【図12】該スイッチのレバー終端位置を示す説明図で
ある。
【図13】該スイッチをプリント基板に実装した状態を
示す斜視図である。
【図14】図1のスイッチの変形例を示す実装状態の斜
視図である。
【図15】図14のスイッチの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のウエハ 2 第2のウエハ 3 操作レバー 4 捩じりコイルばね 4a 巻回部 4b 第1の腕部 4c 第2の腕部 5 基台 5b 係止突起 6 固定接点 6b,6c,6d,6e 外部端子 7 切欠き 13 基台 14 金属板 15 スナップ片 16,16a,16b,16c 外部端子 17 接触片 18 摺動面部 21 プリント基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモン用固定接点および切換用固定接点
    を有する本体ケースと、前記コモン用固定接点に常時接
    触する第1の接点部および前記切換用固定接点に接離可
    能な第2の接点部を有する可動接点と、前記第2の接点
    部を前記切換用固定接点に接離させる操作体とを備えた
    スイッチにおいて、 前記本体ケースが、合成樹脂製の基台から半田付け可能
    な第1の端子を導出した第1のウエハと、この第1のウ
    エハに積層・一体化され、合成樹脂製の基台から半田付
    け可能な第2の端子を導出した第2のウエハとで構成さ
    れていることを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記可動接点
    が捩じりコイルばねからなることを特徴とするスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    操作体が前記第1および第2のウエハの接合面から外方
    へ突出していることを特徴とするスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの記載におい
    て、前記第1の端子が前記コモン用固定接点の外部端子
    で、前記第2の端子が前記切換用固定接点の外部端子で
    あることを特徴とするスイッチ。
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