JP2748985B2 - スイツチ用ウエハの製造方法 - Google Patents

スイツチ用ウエハの製造方法

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JP2748985B2 JP30710790A JP30710790A JP2748985B2 JP 2748985 B2 JP2748985 B2 JP 2748985B2 JP 30710790 A JP30710790 A JP 30710790A JP 30710790 A JP30710790 A JP 30710790A JP 2748985 B2 JP2748985 B2 JP 2748985B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外部操作力により押圧されてスイッチング
を行なう小型スイツチ装置に備えられるスイツチ用ウエ
ハの製造方法に係り、特にクリップ状の固定接点を有す
るスイツチ用ウエハの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
この種のスイツチ装置は、端子と導通する接点を内蔵
したウエハに、スライダを備えたふたを装着して一体に
組み立てるが、小型化を実現するため、可動接点に捻り
コイルばねを用い、この捻りコイルばねを固定接点に接
触させて導通を図るとともに、捻りコイルばねの弾性力
によりスライダの位置決めを図るように構成されてい
る。例えばスライダの押圧時にはその押圧力にしたがつ
てオン方向に移動し、押圧解除時には捻りコイルばねの
弾性力により自動的に初期位置まで復帰するようになつ
ている。
そして従来、例えば実開昭61−112536号公報に示すよ
うに、上記のような捻りコイルばねを備えたスイツチ装
置が提案されている。
第8図ないし第10図はこの種の従来のスイツチ装置を
示す説明図で、第8図はスイツチ装置の分解斜視図、第
9図はウエハに設けられるフープ材の斜視図、第10図
(a)〜(c)はスイツチ装置の動作を説明する断面図
である。
第8図に示すスイツチ装置は、合成樹脂などからなる
ウエハ1と、可動接点を構成する捻りコイルばね5と、
この捻りコイルばね5を押圧するスライダ6と、このス
ライダ6が挿通され、ウエハ1の開口を覆うふた7とか
らなつている。
ウエハ1を製造する際、まず図示しない帯状の金属平
板にプレス加工を施して、該金属平板の長手方向と直交
する方向に延びる端子部3a、3b、およびクリツプ状の固
定接点4を形成して第9図に示すフープ材2を得る。こ
のフープ材2では、端子3aと一体に形成された隣接部分
4bに折曲げ加工を施すことによつて、クリツプ状の固定
接点4が端子3aから立設されている。
次いで、上記のフープ材2を図示しない金型に供給し
て内部に固定接点4を有する下ケース1aを成形し、次い
で、この下ケース1aから突出する端子部3a、3bを所定位
置で切断するようになつている。
捻りコイルばね5は、巻回部5aの一端に、該巻回部5a
の軸線方向と略直交する直線状の伸延部5bを備え、この
伸延部5bの先端から巻回部5aの軸線方向に屈曲された作
動体受部5cと、作動体受部5cの先端から巻回部5a方向に
向かつて屈曲されるとともに、伸延部5bと一定の角度を
もつて形成された可動接点部5dとからなつている。上記
の作動体受部5cにスライダ6の腕部6aが係合することに
より、スライダ6の下降に伴つて作動体受部5cを押圧す
るようになつている。
ふた7には、スライダ6が挿入されるガイド孔7aと、
捻りコイルばね5の巻回部5aの上部に当接する当接部7b
とが形成されている。この当接部7bが、第10図(a)〜
(c)に示すように、巻回部5aの上部に当接した状態で
該巻回部5aの下部が端子部3bに接触している。
このような従来のスイツチ装置では、スライダ6に外
力が働いていない状態では、第10図(a)に示すよう
に、捻りコイルばね5の弾性力によりスライダ6が押し
上げられ、可動接点部5dは固定接点4の接点部4aから離
隔され、スイツチ・オフ状態に保持されている。
次いでスライダ6を押圧すると、第10図(b)に示す
ように、可動接点部5dは固定接点4の接点部4aに接触
し、捻りコイルばね5および固定接点4を介して端子部
3a、3bが導通しスイツチのオン動作が行なわれる。スラ
イダ6をさらに押圧した場合、第10図(c)に示すよう
に、可動接点部5dは固定接点4の接点部4a間で挟持され
ている。
その後、スライダ6の押圧を解除すると、捻りコイル
ばね5の弾性力によりスライダ6が押し上げられて自動
的に初期位置まで復帰し、可動接点部5dは固定接点4の
接点部4aから離れてスイツチ・オフ状態となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術にあっては、フープ材2
の端子部3a側方に隣接部分4bを要することから、このよ
うなフープ材2を用いて複数のウエハ1を併設する場合
に、隣り合うウエハ1のピッチ間隔が必然的に大きくな
ってしまい、そのため、2回路用などのスイツチ装置に
は適さないという問題があった。
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、フープ材の端子部の側方に
隣接する部分を用いることなく、該端子部にクリップ状
の固定接点を設けることのできるスイツチ用ウエハの製
造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、帯状の金属平板
にプレス加工を施して、該金属平板の長手方向と直交す
る方向に延びる端子部を形成した後、この端子部にクリ
ップ状の固定接点を固定し、しかる後、上記金属平板を
金型に供給して内部に上記固定接点を有する下ケースを
成形した構成にしてある。
〔作用〕
本発明は上記のように、帯状の金属平板に端子部を形
成した後、この端子部にクリップ状態の固定接点を固定
し、すなわち、このクリップ状の固定接点が端子部に後
付けされるので、フープ材の端子部の側方に隣接する部
分を用いることなく、該端子部にクリップ状の固定接点
を設けることができる。
〔実施例〕
以下、本発明のスイツチ用ウエハの製造方法の実施例
を図に基づいて説明する。
第1図ないし第7図は本発明のスイツチ用ウエハの製
造方法の一実施例を説明する図で、第1図はスイツチ用
ウエハを備えたスイツチ装置の斜視図、第2図はスイツ
チ装置からふたを取外した状態を示す平面図、第3図は
クリップ状の固定接点をフープ材に固定した状態を示す
斜視図、第4図は捻りコイルばねの斜視図、第5図
(a)〜(c)はスイツチ装置の動作を説明する断面
図、第6図は2つのスイツチ装置を併設した状態を示す
分解斜視図、第7図は2回路用のふたを備えたスイツチ
装置の分解斜視図である。
第1図に示すスイツチ装置は、フープ材11を有するウ
エハ12と、このウエハ12に内蔵され、可動接点を構成す
る捻りコイルばね13と、この捻りコイルばね13を押圧す
るスライダ14と、このスライダ14が挿通され、ウエハ11
の開口を覆うふた15とを備えている。
上述したウエハ1を製造する際、まず図示しない帯状
の金属平板にプレス加工を施して、第3図に示すように
該金属平板の長手方向と直交する方向に延びる端子部2
1、22を形成してフープ材11を得る。次いで、図示を省
略したが別の帯状の金属平板にプレス加工を施して、ク
リツプ状の固定接点23を有する別のフープ材を形成し、
この別のフープ材をフープ材11の供給方向と直交する方
向から該フープ材11上に供給した後、このフープ材11の
一方の端子部21にクリツプ状の第1の固定接点23をかし
めやスポツト溶接などの手段を用いて固定する。これに
より固定接点23は、第3図に示すように、端子部21にか
しめ部24を介して固設される基板部25と、この基板部25
の両側部のそれぞれに立設される側板部26、26aと、こ
の側板部26より互いに近づく方向に折曲げられる接点部
27、27aとから一体に構成されている。なお、別の端子
部22は、平板状の第2の固定接点28を備えている。
このようにして端子部21にクリツプ状の固定接点23を
固定した後、フープ材11を第3図に示す金型29に供給し
て内部に固定接点23、28を有する下ケース12aを成形
し、次いで、この下ケース12aから突出する端子部21、2
2を所定位置で切断することによつてウエハ12を得るよ
うになつている。これらの端子部21、22のそれぞれは、
第2図に示すように、下ケース12aの一方の側と、他方
の側とに配置されている。
上述した捻りコイルばね13は、第4図に示すように、
巻回部31の一端に備えられ、該巻回部31の軸線方向、す
なわち第4図のX軸方向と略直交する直線上の伸延部32
と、この伸延部32の先端から巻回部31の軸線方向に屈曲
された作動体受部33と、作動体受部33の先端から伸延部
32と平行な方向に屈曲される接点部34と、この接点部34
の先端から作動体受部33と平行な方向に巻回部31側に向
かつて屈曲される自由端35と、巻回部31の他端に備えら
れ、平板状の固定接点28に常時接触する固定端36とから
なつている。また、第2図に示すように、上記の巻回部
31は下ケース12a内の端子部22上に配置され、一方、接
点部34は端子部21上に配置されクリツプ状の固定接点23
に接触可能となつている。作動体受部33および自由端35
は、下ケース12aの互いに対向する側部の近傍にそれぞ
れ配置されている。
上述したふた15は、第1図に示すように、スライダ14
が挿入されるガイド孔37が中央部に形成され、スライダ
14を案内するようになつている。該スライダ14は、上下
動する基部38と、この基部38より直交する方向へ突出
し、捻りコイルばね13の作動体受部33上部に当接する腕
部39とから一体的になつている。
そして、下ケース12aおよびふた15のそれぞれに湾曲
するガイド面41、42が設けられ、さらに下ケース12aに
は、捻りコイルばね13の自由端35を介して互いに対向
し、該自由端35の移動方向に沿うガイド壁43、44が形成
されている。一方のガイド壁43上を捻りコイルばね13の
接点部34が摺動し、自由端35の端面に所定の隙間を介し
て他方のガイド壁44が対向している。これによつて、捻
りコイルばね13の自由端35は、上記のガイド面41、42で
第4図のY軸方向に案内されるとともに、上記のガイド
壁43、44で第4図のX軸方向に案内されている。
この実施例にあつては、スライダ14に外力が働いてい
ない状態では、第5図(a)に示すように、捻りコイル
ばね13の弾性力によりスライダ14が押し上げられ、捻り
コイルばね13の接点部34は固定接点23の接点部27、27a
から離隔され、スイツチ・オフ状態に保持されている。
次いでスライダ14を押圧するとき、腕部39を介して捻
りコイルばね13の作動体受部33に第5図(b)の下方向
の力が働き、接点部34が固定接点23に向かう方向へ回動
するとともに、自由端35がガイド面41、42で案内されな
がら第5図(b)の左方向へ移動する。このとき、自由
端35は第4図のX軸方向についてもガイド壁43、44で案
内されている。そして、スライダ14をさらに押圧する
と、第5図(c)に示すように、捻りコイルばね13の接
点部34は固定接点23の接点部27、27aに接触するととも
に接点部27、27a間で挟持され、その結果、捻りコイル
ばね13を介して固定接点23、28が導通しスイツチのオン
動作が行なわれる。
その後、スライダ14の押圧状態を解除すると、捻りコ
イルばね13の弾性力によりスライダ14が押し上げられて
第5図(a)に示す初期位置まで復帰する。このとき、
接点部34が固定接点23から離れてスイツチ・オフ状態と
なるとともに、自由端35がガイド面41、42およびガイド
壁43、44で案内されながら第5図(b)の右方向へ移動
するようになつている。
このように構成した実施例では、スライダ14が操作さ
れるときに、捻りコイルばね13の自由端35はガイド面4
1、42、およびガイド壁43、44によつて第4図のY軸方
向、X軸方向に案内されていることから、自由端35をふ
らつくことなく円滑に移動させることができる。また、
このクリツプ状の固定接点23が端子部21に後付けされて
いることから、該固定接点23を端子部21に設けるのに、
この端子部21の側方に隣接する部分を用いる必要がな
く、したがつて第6図に示すようにウエハ12を併設する
場合、隣り合う2つのウエハ12のピツチ間隔を小さくす
ることができる。そして、上記のように隣り合うウエハ
12のピツチ間隔が小さいことから、第6図に示す1回路
用の2つのふた15の代わりに、第7図に示す2回路用の
ふた15aを用いることによつて、2回路用のスイツチ装
置を組み立てることができる。なお、3つ以上の回路を
有する他のスイツチ装置の場合も同様である。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、フープ材の端子
部の側方に隣接する部分を用いることなく、該端子部に
クリップ状の固定接点を設けることができ、したがっ
て、隣り合うウエハのピツチ間隔を小さくすることがで
きる。そして、上記のように隣り合うウエハのピッチ間
隔が小さいことから、これらのウエハなどを用いて2回
路用のスイツチ装置を容易に組み立てることができ、し
たがって、ウエハなどの部品互換性が得られ、製造コス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明のスイツチ用ウエハの製造
方法の一実施例を説明する図で、第1図はスイツチ用ウ
エハを備えたスイツチ装置の斜視図、第2図はスイツチ
装置からふたを取外した状態を示す平面図、第3図はク
リップ状の固定接点をフープ材に固定した状態を示す斜
視図、第4図は捻りコイルばねの斜視図、第5図(a)
〜(c)はスイツチ装置の動作を説明する断面図、第6
図は2つのスイツチ装置を併設した状態を示す分解斜視
図、第7図は2回路用のふたを備えたスイツチ装置の分
解斜視図、第8図ないし第10図は従来のスイツチ装置を
示す説明図で、第8図はスイツチ装置の分解斜視図、第
9図は捻りコイルばねの斜視図、第10図(a)〜(c)
はスイツチ装置の作動状態を示す断面図である。 11……フープ材、12……ウエハ、12a……下ケース、13
……捻りコイルばね、14……スライダ、15、15a……ふ
た、21、22……端子部、23……第1の固定接点、28……
第2の固定接点、29……金型、34……接点部、35……自
由端、41、42……ガイド面、43、44……ガイド壁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の金属平板にプレス加工を施して、該
    金属平板の長手方向と直交する方向に延びる端子部を形
    成した後、この端子部にクリップ状の固定接点を固定
    し、しかる後、上記金属平板を金型に供給して内部に上
    記固定接点を有する下ケースを成形したことを特徴とす
    るスイツチ用ウエハの製造方法。
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