JPH0633620Y2 - 押釦スイツチ - Google Patents

押釦スイツチ

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JPH0633620Y2
JPH0633620Y2 JP9850289U JP9850289U JPH0633620Y2 JP H0633620 Y2 JPH0633620 Y2 JP H0633620Y2 JP 9850289 U JP9850289 U JP 9850289U JP 9850289 U JP9850289 U JP 9850289U JP H0633620 Y2 JPH0633620 Y2 JP H0633620Y2
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JP
Japan
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button switch
stem
switch element
push button
protrusion
Prior art date
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JP9850289U
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JPH0339217U (ja
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充弘 岡田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パーソナルコンピユータやワードプロセツサ
等の各種入力装置に用いられる押釦スイツチに係り、特
に、下ケースの底面から突出する端子をプリント基板に
はんだ付けして実装するタイプの押釦スイツチに関す
る。
〔従来の技術〕
第3図ないし第6図はこの種の押釦スイツチの従来例を
示すもので、第3図は押釦スイツチの断面図、第4図は
下ケースを取り除いて上ケースを目視した押釦スイツチ
の底面図、第5図はその押釦スイツチに備えられるスイ
ツチ素子の分解斜視図、第6図はその押釦スイツチをプ
リント基板に実装した状態を示す説明図である。
第3図および第4図において、1は下ケース、2は上ケ
ースであり、これら上・下ケース1,2は図示せぬスナツ
プ結合により一体化されている。上ケース2の上面中央
位置には挿通孔2aが形成されており、該挿通孔2aにはス
テム3が挿通されている。このステム3と下ケース1の
内底面間にはスプリング5が介設され、またステム3の
上端の盲孔3aにはキートツプ4に垂設した突起4aが嵌合
固定されており、これらステム3とキートツプ4とで操
作部材が構成されている。
下ケース1と上ケース2とによつて形成されたケース内
の一側部にはスイツチ素子6が配置されており、第4図
に示すように、該スイツチ素子6は突条2bによつてステ
ム3側に移動しないよう上ケース2に支持されている。
このスイツチ素子6の構成については後述するが、スイ
ツチ素子6の上部には押圧ばね11が掛止されている。こ
の押圧ばね11は、屈曲部11aと伸長部11bと作用突起11c
とを有しており、伸長部11bはステム3の下方まで伸長
されてその先端が二又状になつており、この二又状部分
がステム3の往復動域に侵入するようになつている。
一方、ステム3を介してスイツチ素子6の対向側には板
ばね12が配設されている。この板ばね12は、上ケース2
の側壁内面に沿つて延びる直立部12aとステム3の下部
に向かつて延びる伸長部12bとを有し、この伸長部12bの
下部はステム3の下部に当接されており、この当接部分
がステム3の往復動途中においてその往復動域に進退す
るクリツク用突起12cとなつている。また直立部12aは上
ケーツ2の側壁と基部押え板13とによつて挟持され、該
基部押え板13は突状2cによつてステム3側に移動しない
ように上ケース2に支持されている。
第5図に示すように、前記スイツチ素子6は、合成樹脂
製の作動体7と、金属製の可動接触子8と、合成樹脂製
のスペーサ9と、金属製の固定接触子10とから構成さ
れ、作動体7は押圧片7aを有しており、可動接触子8は
フレーム8aとこれに支持された金属製薄板8bとからな
り、スペーサ9には円形の開口9aが形成され、固定接触
子10には該開口9aを介して金属製薄板8bに臨む固定接点
10aが形成されている。前記可動接触子8,スペーサ9お
よび固定接触子10の周縁部には係合孔8c,9b,10bがそれ
ぞれ同軸上に形成されており、これら係合孔8c,9b,10c
を作動体7の裏面に形成した係合突起(図示せず)に嵌
入して該係合突起の先端をかしめることにより、スイツ
チ素子6の各構成要素、すなわち作動体7,可動接触子8,
スペーサ9および固定接触子10は積層状態で一体化され
る。なお、8dは可動接触子8の一部を構成する可動側端
子、10cは固定接触子10の一部を構成する固定側端子で
ある。
次に、このように構成された押釦スイツチの動作につい
て説明する。
第3図に示すキートツプ4の非押圧状態では、ステム3
はスプリング5の復帰方向の付勢力と押圧ばね11および
板ばね12の復帰方向の付勢力とを受けて上方に位置して
いる。この場合、押圧ばね11の作用突起11cは作動体7
の押圧片7aを押圧しておらず、金属製薄板8bが固定接点
10aから離反しているため、スイツチオフの状態となつ
ている。
この状態から、キートツプ4の天面(操作面)をスプリ
ング5に抗して押し下げると、ステム3は上ケース2の
内側面に沿つて下降し、キートツプ4はステム3の下端
が下ケース1の内底面と当接する下降位置まで移動され
る。かかるステム3の往動途中においてクリツク用突起
12cがステム3の往復動域から退避するため、クリツク
感触が得られ、また、かかるステム3の往動によつて押
圧ばね11もステム3の往復動域から退避するため、押圧
片7aは作用突起11cに押圧されて金属製薄板8bを固定接
点10aに接触するよう変位され、スイツチオンの状態と
なる。
そして、キートツプ4に対する上記押圧力を解除する
と、ステム3は第3図の上昇位置に復帰し、このステム
3の復動によつて作用突起11cによる押圧片7aへの押圧
力も解除されるため、金属製薄板8bが固定接点10aから
離反して再びスイツチオフの状態となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述の如く構成された押釦スイツチは、第6
図に示すように、下ケース1から突出する可動側端子8d
及び固定側端子10cがプリント基板14のランド部14aにオ
ートデイツプによつてはんだ付けされて使用されるが、
このはんだ付けに際し、ランド部14aや両端子8d,10cに
はんだののりを良くするためのフラツクスが塗布され
る。ところが、このフラツクスは金属表面に対するぬれ
性が良好であるため、両端子8d,10cの表面を伝わつて下
ケースの内部に侵入したのち、下ケース1の内底面に当
接している積層構造のスイツチ素子6、すなわちフレー
ム8aあるいは固定接触子10の表面を伝わつて金属製薄板
(可動接点)8dや固定接点10aに付着し易い。そして、
フラツクスは絶縁性の物質であるため、接点部に付着す
ると接触不良を生じるという問題があつた。
また、このような接点部へのフラツクスの侵入を防止す
るために、第7図に示すように下ケース1と各端子8d,1
0cとの間の隙間に外部から接着剤18を塗布した押釦スイ
ツチも提案されているが、この場合、接着剤18を塗布す
る工程が増える分、コスト高になるという新たな問題が
生じる。
本考案は、上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、簡単な構成にて接点部への
フラツクスの侵入を防止して、安価で接触の信頼性が高
い押釦スイツチを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、互いに接合・一
体化される上下一対のケースと、これらケース内に配設
されるスイツチ素子と、このスイツチ素子の接点を切換
えるステムとを備え、前記接点の端子が前記下ケースの
底面から外部に延出してプリント基板のランド部にはん
だ付けされるようになつている押釦スイツチにおいて、
前記上ケースにフラツクス導入溝を有する突部を設け、
この突部を前記端子に当接させると共に、前記スイツチ
素子の下端を前記突部から離間させたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
上記の如く構成すると、押釦スイツチの端子をオートデ
イツプによつてプリント基板のランド部にはんだ付けし
た際、フラツクスは端子の表面を伝わつて下ケースの内
部に侵入するものの、その侵入口で上ケースに設けた突
部に沿つて接点部とは別方向へ向かい、フラツクス導入
溝内に溜まる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る押釦スイツチをプリン
ト基板に実装した状態を示す説明図、第2図はその押釦
スイツチに備えられる上ケースの要部斜視図であり、第
3図ないし第6図に対応する部材には同一符号を付して
ある。
第1図に示すように、下ケース1の内底面中央には突起
15が設けてあり、この突起15によつてスイツチ素子6の
下面と下ケース1の内底面間には図中Aで示す隙間が形
成されている。一方、上ケース2の下端には水平方向内
側に向かう一対の突部16が設けてあり、これら突部16の
先端は可動側端子8dと固定側端子10cにそれぞれ接触し
ている。これら突部16の高さ寸法(厚み)Bは前述した
隙間Aに比べると小さく、スイツチ素子6の下面と両突
部16の上面との間には充分なクリアランスが画成される
ようになつている。また、第2図から明らかなように、
前記突部16の先端から上面にかけてフラツクス導入溝17
が形成されており、このフラツクス導入溝17は上ケース
2の内側面に沿つて上方へ延びている。なお、本実施例
に係る押釦スイツチは、以上の点を除くと第3図ないし
第6図に示した従来例と同様に構成されているため、こ
こでは説明は省略する。
このように構成された押釦スイツチをプリント基板14に
実装する場合は、下ケース1の下面から突出する前記両
端子8d,10cをプリント基板14の取付孔に挿通した後、こ
のプリント基板14をはんだ槽にデイツプして、第1図に
示すように両端子8d,10cをランド部14aにはんだ付けす
る。このはんだ付けに際し、ランド部14aや両端子8d,10
cにはフラツクスが塗布され、その一部が両端子8d,10c
の表面を伝わつて下ケース1の内底面近傍まで上昇する
ものの、前述の如くスイツチ素子6は下ケース1の内底
面に対して隙間Aだ浮いており、しかもこの空間内で突
部16が両端子8d,10cに接触しているため、フラツクスは
突部16の表面に沿つて上昇してフラツクス導入溝17内に
溜められ、スイツチ素子6内部の接点部まで達すること
はない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、端子の表面を伝
わつて下ケースの内底面近傍まで上昇するフラツクス
を、上ケースに設けた突部によりスイツチ素子とは別方
向へ向かわせてフラツクス導入溝内に溜まることができ
るため、安価で接触不良の少ない押釦スイツチを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る押釦スイツチをプリン
ト基板に実装した状態を示す説明図、第2図はその押釦
スイツチに備えられる上ケースの要部斜視図、第3図な
いし第6図は従来の押釦スイツチを説明するもので、第
3図は押釦スイツチの断面図、第4図は下ケースを取り
除いて上ケースを目視した押釦スイツチの底面図、第5
図はスイツチ素子の分解斜視図、第6図はその押釦スイ
ツチをプリント基板に実装した状態を示す説明図、第7
図は他の従来例の要部説明図である。 1……下ケース、2……上ケース、6……スイツチ素
子、7……作動体、8……可動接触子、8b……金属製薄
板、8d……可動側端子、9……スペーサ、10……固定接
触子、10a……固定接点、10c……固定側端子、14……プ
リント基板、14a……ランド部、15……突起、16……突
部、17……フラツクス導入溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接合・一体化される上下一対のケー
    スと、これらケース内に配設されるスイツチ素子と、こ
    のスイツチ素子の接点を切換えるステムとを備え、前記
    接点の端子が前記下ケースの底面から外部に延出してプ
    リント基板のランド部にはんだ付けされるようになつて
    いる押釦スイツチにおいて、前記上ケースにフラツクス
    導入溝を有する突部を設け、この突部を前記端子に当接
    させると共に、前記スイツチ素子の下端を前記突部から
    離間させたことを特徴とする押釦スイツチ。
JP9850289U 1989-08-25 1989-08-25 押釦スイツチ Expired - Lifetime JPH0633620Y2 (ja)

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JPH0339217U JPH0339217U (ja) 1991-04-16
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3435817B2 (ja) * 1994-07-08 2003-08-11 松下電器産業株式会社 プリント基板取付用電子部品
JP3528818B2 (ja) 2000-12-27 2004-05-24 トヨタ自動車株式会社 エアバッグ装置
JP4842303B2 (ja) * 2008-08-11 2011-12-21 芦森工業株式会社 エアバッグ装置

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