JPH0743887Y2 - 押釦スイツチ - Google Patents
押釦スイツチInfo
- Publication number
- JPH0743887Y2 JPH0743887Y2 JP1987010404U JP1040487U JPH0743887Y2 JP H0743887 Y2 JPH0743887 Y2 JP H0743887Y2 JP 1987010404 U JP1987010404 U JP 1987010404U JP 1040487 U JP1040487 U JP 1040487U JP H0743887 Y2 JPH0743887 Y2 JP H0743887Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip spring
- spring
- push button
- clip
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
本考案は押釦スイッチ、殊にクリップばね方式の押釦ス
イッチに関するものである。
イッチに関するものである。
従来より第6図に示す押釦スイッチがある。これはベー
ス1に一対の端子板11,12を設けるとともに、一方の端
子板11に接点ばね17を取り付け、更にベース1に一端が
固着された復帰ばね18を設けて、この復帰ばね18によっ
て、カバー4に摺動自在に保持されている押釦3を復帰
方向に付勢したものであり、押釦3を押し込めば、復帰
ばね18を介して接点ばね17が押されて端子板12に接触す
る。ところがこの構造であると、接点におけるワイピン
グ作用が少ないために、接点の汚れによる接触不良が起
こりやすいという問題点を有している。 このために、クリップばね2を用いたものが提案されて
いる。これは第4図及び第5図に示すように、ベース1
に設けた一対の端子板11,12を平板状でベース1より上
方に延びたものとするとともに、一方の端子板11の背を
高くし、押釦3に取り付けられるクリップばね2に端子
板11を両側からはさむ一対の接触片21,21と、端子板12
を両側からはさむ一対の接触片22,22とを設けて、常時
はクリップばね2が端子板11のみに接触しており、押釦
3を押し込むことでクリップばね2を図中下方に動かせ
ば、クリップばね2が端子板12にも接触するようにした
ものである。尚、図中13はベース1と一体に形成された
支持片で、端子板12の直上位置に突起14を位置させてい
る。クリップばね2と端子板12とが接触していない時に
は、クリップばね2の両接触片22,22間に突起14が位置
して、クリップばね2の不要な動きを抑えている。また
図中5はベース1に突設されたボス15とクリップばね2
との間に配される復帰ばねである。 このものでは、クリップばね2が端子板11及び端子板12
に摺接することから、ワイピング作用が大きくなってい
る。しかし、両端子板11,12、殊に端子板11の肉厚が一
定であったことから、信頼性を高めるために、クリップ
ばね2と端子板11,12との接触圧、つまりは接点圧を高
めると、摺動接点であるために端子板11とクリップばね
2との間に作用する摩擦力が増加し、復帰ばね5のばね
力を強くしないことにはクリップばね2が完全に復帰し
ないという事態を招く。そしてクリップばね2のばね力
を強くすると、操作に必要な力が大きくなってしまう。
ス1に一対の端子板11,12を設けるとともに、一方の端
子板11に接点ばね17を取り付け、更にベース1に一端が
固着された復帰ばね18を設けて、この復帰ばね18によっ
て、カバー4に摺動自在に保持されている押釦3を復帰
方向に付勢したものであり、押釦3を押し込めば、復帰
ばね18を介して接点ばね17が押されて端子板12に接触す
る。ところがこの構造であると、接点におけるワイピン
グ作用が少ないために、接点の汚れによる接触不良が起
こりやすいという問題点を有している。 このために、クリップばね2を用いたものが提案されて
いる。これは第4図及び第5図に示すように、ベース1
に設けた一対の端子板11,12を平板状でベース1より上
方に延びたものとするとともに、一方の端子板11の背を
高くし、押釦3に取り付けられるクリップばね2に端子
板11を両側からはさむ一対の接触片21,21と、端子板12
を両側からはさむ一対の接触片22,22とを設けて、常時
はクリップばね2が端子板11のみに接触しており、押釦
3を押し込むことでクリップばね2を図中下方に動かせ
ば、クリップばね2が端子板12にも接触するようにした
ものである。尚、図中13はベース1と一体に形成された
支持片で、端子板12の直上位置に突起14を位置させてい
る。クリップばね2と端子板12とが接触していない時に
は、クリップばね2の両接触片22,22間に突起14が位置
して、クリップばね2の不要な動きを抑えている。また
図中5はベース1に突設されたボス15とクリップばね2
との間に配される復帰ばねである。 このものでは、クリップばね2が端子板11及び端子板12
に摺接することから、ワイピング作用が大きくなってい
る。しかし、両端子板11,12、殊に端子板11の肉厚が一
定であったことから、信頼性を高めるために、クリップ
ばね2と端子板11,12との接触圧、つまりは接点圧を高
めると、摺動接点であるために端子板11とクリップばね
2との間に作用する摩擦力が増加し、復帰ばね5のばね
力を強くしないことにはクリップばね2が完全に復帰し
ないという事態を招く。そしてクリップばね2のばね力
を強くすると、操作に必要な力が大きくなってしまう。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところはワイピング作用を有するとともに接
点圧を高くすることができ、しかも操作力が少なくてす
む押釦スイッチを提供するにある。
目的とするところはワイピング作用を有するとともに接
点圧を高くすることができ、しかも操作力が少なくてす
む押釦スイッチを提供するにある。
しかして本考案は、一対の端子板と、押釦に取り付けら
れたクリップばねとを具備して、両端子板に夫々両面か
ら摺動接触するクリップばねにて両端子板間を短絡させ
る押釦スイッチにおいて、一対の端子板はクリップばね
が常時接触する端子板と短絡時のみクリップばねが接触
する端子板とで構成され、クリップばねが常時接触する
側の端子板における非短絡時のクリップばね接触領域
が、短絡時の両端子板のクリップばね接触領域よりも肉
厚を薄くした低抵抗接触部となっていることに特徴を有
しており、復帰ばねによる復帰力が最も小さくなる領域
においては低抵抗接触部によって摩擦力が小さくなるよ
うにしたものである。 以下本考案を第1図乃至第3図に示す実施例に基づいて
詳述する。基本的構造は第4図及び第5図に示したもの
と同じであるが、端子板12よりも背が高くてクリップば
ね2の接触片21,21が常時接触している端子板11の上端
部に、第1図に示すように、肉厚を薄くした低抵抗接触
部16を設けている点において、上記従来例と異なってい
る。 クリップばね2が端子板11のみに接触している状態で
は、クリップばね2は低抵抗接触部16に接触しており、
押釦3を押してクリップばね2を下降させたならば、ク
リップばね2は端子板11の肉厚が厚い部分へと接触位置
を変えるとともに、端子板12に接触する。そして押釦3
に加えていた操作力をなくせば、クリップばね2は復帰
ばね5による付勢で復帰する。 クリップばね2が両端子板11,12に接触している時の接
触圧を高くしても、これは復帰ばね5が十分に圧縮され
て高い反発力を発揮する状態であることから、操作力を
なくせば確実にクリップばね2は復帰を始めるととも
に、復帰ばね5によって得られる復帰力が小さくなった
時点では、クリップばね2は低抵抗接触部16に位置して
いるために、弱い復帰力でもクリップばね2の復帰が完
全に行なわれる。尚、端子板11における肉厚の薄い低抵
抗接触部16と他の部分との境界部は第1図から明らかな
ように、テーパが施されており、クリップばね2が境界
の段差部で引っ掛かることはない。
れたクリップばねとを具備して、両端子板に夫々両面か
ら摺動接触するクリップばねにて両端子板間を短絡させ
る押釦スイッチにおいて、一対の端子板はクリップばね
が常時接触する端子板と短絡時のみクリップばねが接触
する端子板とで構成され、クリップばねが常時接触する
側の端子板における非短絡時のクリップばね接触領域
が、短絡時の両端子板のクリップばね接触領域よりも肉
厚を薄くした低抵抗接触部となっていることに特徴を有
しており、復帰ばねによる復帰力が最も小さくなる領域
においては低抵抗接触部によって摩擦力が小さくなるよ
うにしたものである。 以下本考案を第1図乃至第3図に示す実施例に基づいて
詳述する。基本的構造は第4図及び第5図に示したもの
と同じであるが、端子板12よりも背が高くてクリップば
ね2の接触片21,21が常時接触している端子板11の上端
部に、第1図に示すように、肉厚を薄くした低抵抗接触
部16を設けている点において、上記従来例と異なってい
る。 クリップばね2が端子板11のみに接触している状態で
は、クリップばね2は低抵抗接触部16に接触しており、
押釦3を押してクリップばね2を下降させたならば、ク
リップばね2は端子板11の肉厚が厚い部分へと接触位置
を変えるとともに、端子板12に接触する。そして押釦3
に加えていた操作力をなくせば、クリップばね2は復帰
ばね5による付勢で復帰する。 クリップばね2が両端子板11,12に接触している時の接
触圧を高くしても、これは復帰ばね5が十分に圧縮され
て高い反発力を発揮する状態であることから、操作力を
なくせば確実にクリップばね2は復帰を始めるととも
に、復帰ばね5によって得られる復帰力が小さくなった
時点では、クリップばね2は低抵抗接触部16に位置して
いるために、弱い復帰力でもクリップばね2の復帰が完
全に行なわれる。尚、端子板11における肉厚の薄い低抵
抗接触部16と他の部分との境界部は第1図から明らかな
ように、テーパが施されており、クリップばね2が境界
の段差部で引っ掛かることはない。
以上のように本考案においては接点が摺動接触するワイ
ピング作用の生ずるものとしているために接触不良がな
く、また信頼性を高めるために接点圧を高くするために
端子板の厚みを厚くしたり、クリップばねのばね力を高
くしても、端子板における接点圧に関与しない非短絡時
のクリップばね接触部に肉厚を薄くした低抵抗接触部を
設けているために、クリップばねを復帰させるばねの初
期ばね力が小さくともクリップばねを完全に復帰させる
ことができるものであり、これに伴って操作力も少なく
てすむものである。
ピング作用の生ずるものとしているために接触不良がな
く、また信頼性を高めるために接点圧を高くするために
端子板の厚みを厚くしたり、クリップばねのばね力を高
くしても、端子板における接点圧に関与しない非短絡時
のクリップばね接触部に肉厚を薄くした低抵抗接触部を
設けているために、クリップばねを復帰させるばねの初
期ばね力が小さくともクリップばねを完全に復帰させる
ことができるものであり、これに伴って操作力も少なく
てすむものである。
第1図は本考案一実施例の側面図、第2図は同上の断面
図、第3図は同上の分解斜視図、第4図は従来例の側面
図、第5図は同上の分解斜視図、第6図は他の従来例の
断面図であって、2はクリップばね、5は復帰ばね、1
1,12は端子板、16は低抵抗接触部を示す。
図、第3図は同上の分解斜視図、第4図は従来例の側面
図、第5図は同上の分解斜視図、第6図は他の従来例の
断面図であって、2はクリップばね、5は復帰ばね、1
1,12は端子板、16は低抵抗接触部を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】一対の端子板と、押釦に取り付けられたク
リップばねとを具備して、両端子板に夫々両面から摺動
接触するクリップばねにて両端子板間を短絡させる押釦
スイッチにおいて、一対の端子板はクリップばねが常時
接触する端子板と短絡時のみクリップばねが接触する端
子板とで構成され、クリップばねが常時接触する側の端
子板における非短絡時のクリップばね接触領域が、短絡
時の両端子板のクリップばね接触領域よりも肉厚を薄く
した低抵抗接触部となっていることを特徴とする押釦ス
イッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987010404U JPH0743887Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 押釦スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987010404U JPH0743887Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 押釦スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63118131U JPS63118131U (ja) | 1988-07-30 |
JPH0743887Y2 true JPH0743887Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=30796662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987010404U Expired - Lifetime JPH0743887Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 押釦スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743887Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534586Y2 (ja) * | 1974-02-16 | 1980-08-15 | ||
JPS5622269Y2 (ja) * | 1976-06-15 | 1981-05-26 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1987010404U patent/JPH0743887Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63118131U (ja) | 1988-07-30 |
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