JPH10217747A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10217747A
JPH10217747A JP2337797A JP2337797A JPH10217747A JP H10217747 A JPH10217747 A JP H10217747A JP 2337797 A JP2337797 A JP 2337797A JP 2337797 A JP2337797 A JP 2337797A JP H10217747 A JPH10217747 A JP H10217747A
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JP
Japan
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unit
blower
air conditioner
case
rotation speed
Prior art date
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Application number
JP2337797A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
洋 中島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファン回転数を制御する回転数制御装置10
をブロワケース4に取り付けることなく、十分な冷却性
を確保することのできる車両用空調装置1を提供するこ
と。 【解決手段】 クーラ&ヒータユニット3のユニットケ
ース11は、ブロワユニット2のブロワケース4と繋ぎ
ダクト15を介して接続され、ブロワユニット2で発生
した送風空気が繋ぎダクト15を通って流入する。繋ぎ
ダクト15には、ブロワユニット2のモータ回転速度を
制御する回転数制御装置10が取り付けられている。こ
の回転数制御装置10は、内部回路より発生した熱を放
出するための放熱用フィンを具備し、この放熱用フィン
が繋ぎダクト15の内側へ挿入され、装置本体が繋ぎダ
クト15の外側に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂セミセンタ置
きの車両用空調装置に係わり、特にブロワユニットのフ
ァン回転数を制御する回転数制御装置の取付け位置に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両用空調装置では、送風機の回
転数を制御することで送風量を可変する回転数制御装置
(例えば抵抗体やブロワパルスコントローラ等)が設け
られている。この回転数制御装置は、発熱部である内部
回路を保護するために冷却を必要とする。そのため、例
えば、図5に示す様に、回転数制御装置(発熱部)10
0をブロワユニット(ブロワケース110)の下部に取
り付けて、回転数制御装置100の放熱用フィン(図示
しない)をブロワケース110内に挿入し、そのブロワ
ケース110内を流れる送風空気によって冷却してい
る。なお、冷却性を向上させるために、ブロワユニット
で発生した送風空気を冷却する冷却用熱交換器の下流
(風下)に回転数制御装置を配置することも考えられる
が、冷却用熱交換器で冷やされた空気が回転数制御装置
から発生する熱で温度上昇して吹出温度が高くなり、エ
アコン本来の機能である冷却性能が低下してしまう。従
って、冷却用熱交換器より下流側に回転数制御装置を配
置することは得策ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回転数制御
装置(発熱部)100をブロワケース110の下部に取
り付けると、以下の問題が生じる。 ブロワケース110内の圧損が上昇して風量低下を招
く。 送風圧力の高いブロワケース110内に放熱用フィン
を配置するため、風切り音が大きくなる。 ブロワケース110内に放熱用フィンを配置するため
のスペースが必要となるため、ブロワケース110のス
クロール形状を最適設計する上で障害となる。 ブロワケース110の下部に回転数制御装置100が
突出するため、乗員(助手席側)の足元スペースが狭く
なる。 本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目
的は、ファン回転数を制御する回転数制御装置をブロワ
ケースに取り付けることなく、十分な冷却性を確保する
ことのできる車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段によれ
ば、ブロワユニットのファン回転数を制御する回転数制
御装置が、ブロワユニットとクーラユニットとを繋ぐダ
クト部に取り付けられている。このダクト部は、ブロワ
ユニットで発生した送風空気の全風量がクーラユニット
へ向かって流れるため、十分な冷却性を得ることができ
る。また、ブロワケース内(送風通路)から回転数制御
装置の放熱用フィンが無くなるため、ブロワケース内の
圧損上昇が小さくなって風量低下を抑えることができる
とともに、風切り音も低減でき、且つブロワケース(ス
クロール形状)の最適設計が可能である。また、ブロワ
ケースの下部に回転数制御装置が無くなるため、乗員
(助手席側)の足元スペースが狭くなるのを防止でき
る。
【0005】請求項2の手段によれば、ダクト部は、ブ
ロワユニットのブロワケースとクーラユニットのユニッ
トケースとを接続する繋ぎダクトである。この場合、車
種毎にブロワユニットとクーラユニットの搭載位置が異
なる場合でも、両ユニットの搭載位置に応じて繋ぎダク
トの長さを適宜設定することにより、ブロワユニット及
びクーラユニットを共通化できるメリットが生じる。請
求項3の手段によれば、繋ぎダクトをブロワケース又は
ユニットケースと一体に設けることもできる。
【0006】請求項4の手段によれば、回転数制御装置
は、ブロワユニットとクーラユニットとの間に生じるデ
ッドスペースに配置されている。この場合、回転数制御
装置を配置するための特別なスペースを確保する必要が
ないため、車室内スペースを有効に使用することができ
る。
【0007】請求項5の手段によれば、回転数制御装置
は、発熱部がダクト部の外側に配置され、放熱用フィン
が前記ダクト部の内側に配置されている。これにより、
回転数制御装置は、発熱部で発生した熱が放熱用フィン
を通じてダクト部を流れる送風空気に放出されて冷却さ
れる。また、この場合、発熱部がダクト部の外側に配置
されていることから、ダクト部に対して回転数制御装置
を容易に着脱することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を自動車用空調装置
に適用した実施形態について、図面に基づいて説明す
る。図1は本実施形態の空調ユニットの全体図である。
この空調ユニット1は、ブロワユニット2とクーラ&ヒ
ータユニット3を備え、ブロワユニット2が車幅方向の
中央部より助手席側にオフセットして配置され、クーラ
&ヒータユニット3が車幅方向の略中央部に配置された
所謂セミセンタ置きと呼ばれるものである。
【0009】ブロワユニット2は、図3(空調ユニット
1の模式図)に示す様に、ブロワケース4、ファン5、
及びモータ6等より構成される。ブロワケース4は、ス
クロール形状の送風通路を形成するとともに、車室内空
気を導入する内気導入口7と車室外空気を導入する外気
導入口8とが設けられ、その内気導入口7と外気導入口
8とを選択的に開閉する内外気切替ドア9が具備されて
いる。ファン5は、ブロワケース4内に収容され、モー
タ6により回転駆動されてブロワケース4内に空気流を
発生する。モータ6は、下述の回転数制御装置10(例
えば抵抗体やブロワパルスコントローラ)により回転速
度が制御される。
【0010】クーラ&ヒータユニット3は、図3に示す
様に、ユニットケース11、冷却用熱交換器12、加熱
用熱交換器13、及びエアミックスドア14等より構成
される。ユニットケース11は、繋ぎダクト15(図1
参照)を介してブロワケース4と接続され、ブロワユニ
ット2で発生した送風空気が繋ぎダクト15を通って流
入する。このユニットケース11には、ブロワユニット
2から送られた送風空気を車室内に開口する各吹出口
(デフロスタ吹出口16、フェイス吹出口17、フット
吹出口18)へ送り出す送風出口19、20、21が設
けられるとともに、各送風出口19、20、21を開閉
する開閉ドア22、23が具備されている。また、各送
風出口19、20、21は、それぞれ分岐ダクト24、
25、26を通じて各吹出口16、17、18に接続さ
れている。
【0011】冷却用熱交換器12は、ユニットケース1
1内に収容されて、この冷却用熱交換器12を通過する
空気を冷却する。この冷却用熱交換器12としては、例
えば冷凍サイクルの冷媒蒸発器が用いられる。加熱用熱
交換器13は、ユニットケース11内で冷却用熱交換器
12の風下に配されて、この加熱用熱交換器13を通過
する空気を加熱する。この加熱用熱交換器13として
は、例えばエンジン冷却水を熱源とする温水式ヒータが
用いられる。エアミックスドア14は、加熱用熱交換器
13の近傍でユニットケース11に対し回転自在に支持
され、自身の回転位置に応じて加熱用熱交換器13を通
過する空気量と加熱用熱交換器13を迂回する空気量と
の割合を調節する。
【0012】繋ぎダクト15は、図1に示す様に、ブロ
ワユニット2とクーラ&ヒータユニット3との間に介在
されてブロワケース4の空気吐出口とユニットケース1
1の空気流入口とを接続している。従って、ブロワユニ
ット2でファン5の回転によって発生した送風空気は、
ブロワケース4から繋ぎダクト15を通ってユニットケ
ース11へ送られる。この繋ぎダクト15には、上記の
回転数制御装置10が取り付けられている。その回転数
制御装置10は、内部回路より発生した熱を放出するた
めの放熱用フィン10aを具備しており、この放熱用フ
ィン10aが繋ぎダクト15の内側へ挿入され、装置本
体が繋ぎダクト15の外側に取り付けられている(図4
参照)。但し、回転数制御装置10の取付け位置は、ブ
ロワユニット2とクーラ&ヒータユニット3との間に形
成されるデッドスペースDS(図1参照)に設定されて
いる。
【0013】(本実施形態の効果)繋ぎダクト15に取
り付けられた回転数制御装置10は、内部回路で発生し
た熱が放熱用フィン10aを通じて繋ぎダクト15を流
れる送風空気へ放出されることにより冷却される。特
に、繋ぎダクト15内は、ブロワユニット2で発生した
送風空気の全風量が流れるため冷却効率も良く、十分な
冷却性を得ることができる。また、回転数制御装置10
の取付け位置を従来のブロワケース4下部から繋ぎダク
ト15へ移動したことにより、乗員(助手席側)の足元
スペースが狭くなるのを防止できる。更に、ブロワケー
ス4のスクロール部から放熱用フィン10aが無くなる
ため、ブロワケース4内の圧損上昇が小さくなって風量
低下を抑えることができるとともに、風切り音も低減で
き、且つブロワケース4(スクロール形状)の最適設計
が可能となる。
【0014】また、回転数制御装置10を繋ぎダクト1
5に取り付ける場合、繋ぎダクト15内に手を入れて作
業できるため、従来の様にブロワケース4に取り付ける
場合と比較して作業性が極めて良く、回転数制御装置1
0の着脱作業も容易に行うことができる。更に、本実施
形態では、回転数制御装置10を繋ぎダクト15のデッ
ドスペースDS側に取り付けているため、回転数制御装
置10を配置するための特別なスペースを確保する必要
がなく、車室内スペースを有効に使用することができ
る。また、ブロワケース4とユニットケース11とを繋
ぎダクト15で接続しているため、車種毎にブロワユニ
ット2とクーラ&ヒータユニット3の搭載位置が異なる
場合でも、両ユニット2、3の搭載位置に応じて繋ぎダ
クト15の長さを適宜設定することにより、ブロワユニ
ット2及びクーラ&ヒータユニット3を共通化できるメ
リットが生じる。
【0015】なお、本実施形態では、ブロワケース4及
びユニットケース11と別体で形成された繋ぎダクト1
5を使用しているが、繋ぎダクト15をブロワケース4
又はユニットケース11と一体に設けても良い。また、
本実施形態では、回転数制御装置10の放熱用フィン1
0aのみを繋ぎダクト15の内側へ挿入して、装置本体
を繋ぎダクト15の外側に取り付けているが、回転数制
御装置10全体を繋ぎダクト15の内側に取り付けて使
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の空調ユニットの上面図である。
【図2】上記空調ユニットの側面図である。
【図3】上記空調ユニットの構成を示す模式図である。
【図4】回転数制御装置の取付け状態を示す断面図であ
る。
【図5】回転数制御装置の取付け位置を示すブロワユニ
ットの側面図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 空調ユニット 2 ブロワユニット 3 クーラ&ヒータユニット(クーラユニット) 4 ブロワケース 10 回転数制御装置 10a 放熱用フィン 11 ユニットケース 12 冷却用熱交換器 15 繋ぎダクト(ダクト部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風空気を発生するブロワユニットと、 このブロワユニットのファン回転数を制御する回転数制
    御装置と、 前記ブロワユニットより送られた空気を冷却する冷却用
    熱交換器を有するクーラユニットとを備え、 前記ブロワユニットが車幅方向の中央部より助手席側に
    オフセットして配置され、前記クーラユニットが車幅方
    向の略中央部に配置された車両用空調装置において、 前記回転数制御装置は、前記ブロワユニットと前記クー
    ラユニットとを繋ぐダクト部に取り付けられていること
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】前記ダクト部は、前記ブロワユニットと前
    記クーラユニットとの間に介在されて、前記ブロワユニ
    ットのブロワケースと前記クーラユニットのユニットケ
    ースとを接続する繋ぎダクトであることを特徴とする請
    求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】前記繋ぎダクトは、前記ブロワケース又は
    前記ユニットケースと一体に設けられていることを特徴
    とする請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】前記回転数制御装置は、前記ブロワユニッ
    トと前記クーラユニットとの間に生じるデッドスペース
    に配置されていることを特徴とする請求項1〜3記載の
    何れかの車両用空調装置。
  5. 【請求項5】前記回転数制御装置は、作動時に発熱する
    発熱部と、この発熱部より発生した熱を放出するための
    放熱用フィンとを具備し、前記発熱部が前記ダクト部の
    外側に配置され、前記放熱用フィンが前記ダクト部の内
    側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4記載
    の何れかの車両用空調装置。
JP2337797A 1997-02-06 1997-02-06 車両用空調装置 Pending JPH10217747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010026885A1 (ja) 2008-09-02 2010-03-11 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010026885A1 (ja) 2008-09-02 2010-03-11 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 車両用空調装置
US8968062B2 (en) 2008-09-02 2015-03-03 Valeo Thermal Systems Japan Corporation Vehicle air conditioner

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