JPH0532120A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH0532120A
JPH0532120A JP18892191A JP18892191A JPH0532120A JP H0532120 A JPH0532120 A JP H0532120A JP 18892191 A JP18892191 A JP 18892191A JP 18892191 A JP18892191 A JP 18892191A JP H0532120 A JPH0532120 A JP H0532120A
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JP
Japan
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air
casing
vehicle
blower
refrigerant condenser
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Application number
JP18892191A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Akita
克彦 秋田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両製造コストおよび消費電力を低下させ
る。 【構成】 バス車両2の後部に冷媒凝縮器11および2
つの車室外側送風機10を収納したケーシング12を配
し、このケーシング12と車室4内とを連通する2つの
内気導入口18を2つの切替ダンパ6a、6bにより開
閉するようにして、冷媒凝縮器11に冷却風を吹き付け
る2つの車室外側送風機10によってバス車両2の車室
4内の強制換気を行わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス車両等の車両用空
気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バス車両の高級化、長距離路線バ
スの普及や冷房、暖房、除湿などの車室内のオールシー
ズンの空調に対応して、車室内の空調環境を向上するた
め車両の換気量の増加が必要となってきている。
【0003】そこで、特開昭63−275419号公報
においては、冷媒蒸発器および車室内側送風機を納めた
クーリングユニットと、冷媒凝縮器および車室外側送風
機を納めたコンデンシングユニットと、車体側方部に設
けた換気口と、換気送風機を納めた換気ダクトとを備
え、大量の換気量が必要なときに換気送風機を作動させ
て強制的に内気を外気と入れ換えて車室内を換気するよ
うにした車両用空気調和装置(以下従来技術と呼ぶ)が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おいては、車室内を強制的に換気するために、クーリン
グユニットの車室内側送風機、コンデンシングユニット
の車室外側送風機以外に換気送風機が必要となるので車
両製造コストおよび消費電力が大きいという課題があっ
た。本発明は、車両製造コストおよび消費電力を低下さ
せる車両用空気調和装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外気を取り入
れる換気口を有する車室と、この車室内より内気を導入
する内気導入口、前記車室外より外気を導入する外気導
入口、および前記内気導入口または前記外気導入口より
流入した空気を前記車室外へ排出する排気口を有し、前
記内気導入口が開口したときのみ前記車室内に連通する
ケーシングと、このケーシング内を流れる冷却風と内部
を通過する冷媒とを熱交換させて冷媒を冷却する冷媒凝
縮器を有する冷凍サイクルと、前記ケーシング内におい
て前記排気口に向かう冷却風を発生させ、前記冷媒凝縮
器に冷却風を吹き付ける送風機と、前記内気導入口より
前記ケーシング内に導入した内気量と前記外気導入口よ
り前記ケーシング内に導入した外気量とを調整する調整
手段とを備えた技術手段を採用した。
【0006】
【作用】本発明は、車室内の換気が必要な時に、調整手
段により内気量と外気量とが調整され、車室内とケーシ
ングとが連通する。このとき、冷媒凝縮器に冷却風を吹
き付ける送風機が作動すると、車室内およびケーシング
内において排気口に向かう空気流が発生する。そして、
換気口から車室内に外気が取り入れられ、且つ車室内よ
り内気導入口および排気口を通って内気が車室外に排出
されることによって車室内が換気される。したがって、
冷媒凝縮器用の送風機によって、車室内の強制換気と冷
媒凝縮器への冷却風の吹き付けとの両方を行えるので換
気専用の送風機が不要となる。
【0007】
【実施例】本発明の車両用空気調和装置を図1ないし図
4に示す一実施例に基づき説明する。図1および図2は
バス車両用空気調和装置を示した図で、図3はバス車両
用空気調和装置の主要部を示した図である。バス車両用
空気調和装置1は、バス車両2の車体側方部の前部にお
いて開口した2つの換気口3より外気が取り入れられる
車室4と、この車室4内を冷房する冷房装置5と、バス
車両2の車体後方部に設けられた2つの切替ダンパ6
a、6bとを備える。
【0008】冷房装置5は、2組のクーリングユニット
7および1組のコンデンシングユニット8から構成され
ている。クーリングユニット7は、バス車両2の屋上部
に設けられ、車室内側送風機(図示せず)および冷媒蒸
発器(図示せず)等を一体化したもので、車室4内の天
井部に設けられた冷風ダクト9に連通しており、この冷
風ダクト9に形成された複数の吹出口(図示せず)より
冷媒蒸発器で冷却された空気流が吹き出されて車室4内
を冷房する。
【0009】コンデンシングユニット8は、バス車両2
の後部に設けられ、2つの車室外側送風機10、冷媒凝
縮器11およびケーシング12等を一体化したものであ
る。2つの車室外側送風機10は、図3に示したよう
に、ケーシング12内に設けられ、冷媒凝縮器11に冷
却風を吹き付ける羽根車13、14、およびこの羽根車
13、14を回転させる可変速型の電動モータ15、1
6(図4参照)から構成されている。
【0010】冷媒凝縮器11は、ケーシング12内に設
けられ、2つの車室外側送風機10により吹き付けられ
る冷却風と内部を通過する冷媒とを熱交換させて冷媒を
凝縮させるものである。なお、冷媒凝縮器11は、図示
しない冷媒配管により冷媒圧縮機17や冷媒蒸発器に接
続されており、これらによって冷凍サイクルが構成され
ている。
【0011】ケーシング12は、車室4内の後方部で開
口した2つの内気導入口18またはバス車両2の車体側
方部の後部において開口した2つの外気導入口19のう
ち少なくともどちらか一方の導入口から導入された空気
を、バス車両2の車体後部において開口した排気口23
に導く空気通路である。
【0012】切替ダンパ6a、6bは、本発明の調整手
段であって、内気導入口18を全閉する位置から外気導
入口19を全閉する方向に開かれる開度に基づいて、内
気導入口18よりケーシング12内に導入する内気量と
外気導入口19よりケーシング12内に導入する外気量
とを調節するもので、回転角(例えば90°)の範囲内
でダンパモータ24、25(図4参照)により駆動され
る。
【0013】図4はバス車両用空気調和装置1の主要な
電気回路26を示した図である。また、2つの車室外側
送風機10の電動モータ15、16およびダンパモータ
24、25は、コンピュータ27によって通電量が制御
される。
【0014】電動モータ15、16は、車室4の運転席
付近に装着された制御パネル28(図2参照)に配され
た圧力切替スイッチ29をオン、オフすることによっ
て、第1〜第3リレーコイル30〜32および第1〜第
3リレースイッチ33〜35が動作してハイ(Hi)モ
ード運転とロー(Lo)モード運転とに切り替わる。
【0015】圧力切替スイッチ29がオフされている時
には、第1リレーコイル30のみオンして第1リレース
イッチ33により電動モータ15、16が直列接続され
てローモード運転となる。逆に、圧力切替スイッチ29
がオンされている時には、第2、第3リレーコイル3
1、32のみオンして第2、第3リレースイッチ34、
35により電動モータ15、16が並列接続されてハイ
モード運転となる。
【0016】ここで、36は第1リレースイッチ33と
図示しない電源とを接続するサーキットブレーカであ
り、37は第2リレースイッチ34と電源とを接続する
サーキットブレーカである。
【0017】ダンパモータ24、25は、制御パネル2
8(図2参照)に配されたベントスイッチ38がオフさ
れると内気導入口18を全閉する位置に切替ダンパ6
a、6bを変位させる。また、ダンパモータ24、25
は、ベントスイッチ38がオンされると、車室内側送風
機への送風モード〔最小風量(Lo.)、第1中間風量
(Med.1)、第2中間風量(Med.2)、最大風
量(Hi.)〕に応じて、切替ダンパ6a、6bの開度
を変化させる。
【0018】ここで、39はベントスイッチ38と電源
とを接続するヒューズである。40〜43は車室内側送
風機への送風モードの信号出力線である。なお、切替ダ
ンパ6a、6bの開度は、ダンパモータ24、25の回
転位置を検出するポテンショメータ44、45によって
検出される。
【0019】このバス車両用空気調和装置1の作動を図
1ないし図4に基づき説明する。車室4内を換気する場
合には、ベントスイッチ38をオンする。すると、コン
ピュータ27によって車室内側送風機への送風モードに
応じた開度となるようにダンパモータ24、25の通電
量を制御して切替ダンパ6a、6bにより内気導入口1
8を開く。
【0020】このとき、車室外側送風機10の電動モー
タ15、16は圧力切替スイッチ29がオンされている
時、並列接続されてハイモード運転、すなわち、大風量
運転され、逆に圧力切替スイッチ29がオフされている
時、直列接続されてハイモード運転、すなわち、小風量
運転される。
【0021】したがって、ケーシング12内だけでな
く、車室4内にもバス車両2の車体後部において開口し
た排気口23に向かう空気流が発生する。このため、外
気が、バス車両2の車体側方部の前部において開口した
2つの換気口3より車室4内に取り入れられ、車室4内
にあった内気が、車室4内の後方部において開口した2
つの内気導入口18よりケーシング12を通って冷媒凝
縮器11内を通過する冷媒を冷却した後に排気口23よ
り排出されることによって、車室4内が強制的に換気さ
れる。なお、切替ダンパ6a、6bの位置によっては2
つの外気導入口19も開いているのでこちらからも外気
が流入して冷媒凝縮器11内を通過する冷媒を冷却す
る。
【0022】以上のように、この実施例のバス車両用空
気調和装置1においては、冷媒凝縮器11用の2つの車
室外側送風機10によって、車室4内の強制換気と冷媒
凝縮器11内を通過する冷媒への冷却風の吹き付けとの
両方を行えるので換気専用の送風機を設ける必要がない
ので、車両製造コストを低下することができ、しかも電
力の消費量を減少することができる。
【0023】また、換気運転を行っているときには、か
なり高温の外気より低い温度の空気を2つの車室外側送
風機10によって冷媒凝縮器11に吹き付けることにな
るので、冷凍サイクルの凝縮圧力を低下することがで
き、冷媒凝縮器11の能力も向上することができる。よ
って、冷媒圧縮機17を回転駆動する車両走行用エンジ
ンまたは補助エンジンの負荷を低減できるので低燃費と
なる。また、2つの車室外側送風機10の電動モータ1
5、16の電力の消費量を減らして羽根車13、14の
風量を低下しても装置が成り立つようになるのでさらに
電力の消費量を減少することができる。
【0024】(変形例)本実施例では、バス車両の車体
側方部の前部に換気口を設けたが、クーリングユニット
またはヒータユニットの外気導入口を換気口として用い
ても良い。本実施例では、調整手段として開度が変化す
る切替ダンパを用いたが、調整手段として内気導入口と
外気導入口との開閉のみ行う開閉ダンパを用いても良
い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、冷媒凝縮器用の送風機によっ
て車室内の強制換気と冷媒凝縮器への冷却風の吹き付け
との両方を行うことができるので車両製造コストおよび
消費電力を低下することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス車両の主要部を示した平面図である。
【図2】バス車両を示した斜視図である。
【図3】バス車両用空気調和装置の主要部を示した斜視
図である。
【図4】バス車両用空気調和装置の電気回路を示した配
線図である。
【符号の説明】
1 バス車両用空気調和装置 3 換気口 4 車室 6a 切替ダンパ(調整手段) 6b 切替ダンパ(調整手段) 10 車室外側送風機 11 冷媒凝縮器 12 ケーシング 18 内気導入口 19 外気導入口 23 排気口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)外気を取り入れる換気口を有する
    車室と、 (b)この車室内より内気を導入する内気導入口、前記
    車室外より外気を導入する外気導入口、および前記内気
    導入口または前記外気導入口より流入した空気を前記車
    室外へ排出する排気口を有し、前記内気導入口が開口し
    たときのみ前記車室内に連通するケーシングと、 (c)このケーシング内を流れる冷却風と内部を通過す
    る冷媒とを熱交換させて冷媒を冷却する冷媒凝縮器を有
    する冷凍サイクルと、 (d)前記ケーシング内において前記排気口に向かう冷
    却風を発生させ、前記冷媒凝縮器に冷却風を吹き付ける
    送風機と、 (e)前記内気導入口より前記ケーシング内に導入した
    内気量と前記外気導入口より前記ケーシング内に導入し
    た外気量とを調整する調整手段とを備えた車両用空気調
    和装置。
JP18892191A 1991-07-29 1991-07-29 車両用空気調和装置 Pending JPH0532120A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004243873A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Mitsubishi Electric Corp 車両用換気及び空気調和装置
CN110539615A (zh) * 2018-05-29 2019-12-06 江苏秋实汽车空调有限公司 一种内置整体式客车空调系统

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