JPH06255356A - 車両用ヒートポンプ式空調装置 - Google Patents

車両用ヒートポンプ式空調装置

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JPH06255356A
JPH06255356A JP4355693A JP4355693A JPH06255356A JP H06255356 A JPH06255356 A JP H06255356A JP 4355693 A JP4355693 A JP 4355693A JP 4355693 A JP4355693 A JP 4355693A JP H06255356 A JPH06255356 A JP H06255356A
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JP
Japan
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air
blower
heat exchanger
indoor
blown
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JP4355693A
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English (en)
Inventor
Naomi Goto
尚美 後藤
Sugimatsu Hasegawa
杉松 長谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06255356A publication Critical patent/JPH06255356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は安定して暖冷房運転を行い室外熱交
換器用送風機の騒音・電力を低く抑える車両用ヒートポ
ンプ式空調装置を提供することを目的とする。 【構成】 室外熱交換器用送風装置より送風された車室
外空気から室外用熱交換器で吸熱し、室内用送風装置よ
り送風された空気を室内用熱交換器で加熱し車室内へ送
風して車室内を暖房し、室外熱交換器用送風装置より送
風された車室外空気へ室外用熱交換器で放熱し、室内用
送風装置より送風された空気を室内用熱交換器で冷却し
車室内へ送風して車室内を冷房し、室内用送風装置によ
り車室内へ送風される空気の温度を圧縮機の回転数及び
当該送風量で調節する車両用ヒートポンプ式空調装置に
おいて、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側圧力・
温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室外熱交
換器用送風装置の送風量を圧縮機の回転数に比例させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の冷暖房をヒート
ポンプで行う車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料駆動自動車用空調装置は、例
えば、図5(a)にその具体的構成を示すように、冷房
運転は、冷媒を圧縮する圧縮機1をエンジン21にて駆
動し、室外熱交換器2と室外熱交換器用送風機3で車室
外空気に放熱して冷媒を凝縮液化させた後、その冷媒を
冷媒絞り装置4を介して、室内熱交換器5に導き、室内
用送風機6により送風された空気を冷却しながら蒸発し
冷房作用を行うものであった。また暖房運転は、前記圧
縮機1を停止しヒータコア15にエンジン21の冷却水
(温水)を流し、室内用送風機6により送風された空気
を加熱するものである。車室内空気吹出口10、11、
12より吹き出される空気温度の調節は、通風ダクト2
0内に配されたミックスダンパ16の開度調節にてヒー
タコア15を流れる温風と、ヒータコア15をバイパス
する冷風の量を調節して行うものである。更に、圧縮機
1をエンジン21にて駆動させて、室内熱交換器5にて
冷却された空気をヒータコア15にて再加熱することに
より除湿暖房ができる。また、ミックスダンパ16を用
いることにより吹出温度を冷風から温風へまたその逆に
温風から冷風へ連続して変化させることが可能である。
【0003】一方、圧縮機1を電動機で駆動するヒート
ポンプ式空調装置例えば電気駆動自動車用空調装置を図
6(a)に示す。冷房運転は上記と同様であるが、暖房
運転については上記エンジン21の冷却水(温水)は無
いため、圧縮機1の下流に四方切替え弁7を用いて冷媒
流路を逆にし、室内熱交換器5で室内用送風機6により
送風された空気を加熱して冷媒を凝縮液化させた後、そ
の冷媒を冷媒絞り装置4を介して室外熱交換器2に導
き、ここで車室外の空気を冷却しながら冷媒が吸熱、蒸
発するヒートポンプ暖房を行うようになっている。従っ
て、吹出温度調節は、暖冷房運転能力調節装置22によ
り電動機8を駆動する電動機駆動装置9を制御して、圧
縮機1の回転数を調節し、また風量調節装置23により
送風機駆動装置24を制御して、室内用送風機6の送風
量を調節して行うこととなる。
【0004】ここで、室内用送風機6の送風量を調節し
て吹出温度調節を行う理由は、従来の燃料駆動自動車用
空調装置にてはエンジン21の冷却水(温水)がほぼ一
定温度のためヒータコア15にて加熱される空気温度は
送風量で大きく変わらないのに対し、室内熱交換器5で
の熱交換量は圧縮機1の回転数で決まるため、送風量で
送風される空気のエンタルピーが変わり吹出温度が変わ
り吹出温度が変えられるためである。
【0005】また、暖冷房の切り替えは、暖冷房運転切
替装置25により四方切替え弁7を作動させ冷媒流路を
切り替えて行う。
【0006】以上において、室外熱交換器用送風機3を
駆動する室外用送風機駆動装置31の電気回路を図5
(b)、図6(b)に示す。送風機に印加される電圧は
バッテリーからの電源電圧そのままであり、常時大風量
で大きい電力を消費している。
【0007】また、空調装置の部品保護のために、圧縮
機1からの吐出冷媒の圧力を検出する高圧検出装置27
・吐出冷媒の温度を検出する吐出温検出装置28を備え
て、各検出値が各所定値を超えた場合、クラッチ30を
OFFするか、または電動機駆動装置9を制御して圧縮
機1を停止させる保護装置29が備えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電気駆動自動車におい
ては、従来の燃料駆動自動車用に比べその駆動源がエン
ジン21ではなく電動機であるため駆動音は小さい。ま
た燃料駆動自動車においてはエンジン21の冷却水放熱
用熱交換器が必要となり、そのための送風機の騒音が発
生する。一方、電気駆動自動車においては、上記冷却水
放熱用熱交換器、送風機ともに必要なく、必要としても
小型で良い。もって静粛性が高い。
【0009】また、電気駆動自動車の停車中において
は、その駆動源の電動機は停止させても、圧縮機1を電
動機8で駆動することにより、空調装置は作動可能であ
る。
【0010】以上により、空調装置の静粛性は電気駆動
自動車において、静粛性の1つの課題となる。
【0011】但し、室内用送風機6の送風量は室内温度
が目標温度に達すれば、低く設定されるので、室内用送
風機6の騒音は低くなる。また、圧縮機1の回転数にお
いても同様に室内温度が目標温度に達すれば、低く設定
されるので、圧縮機1の騒音は低くなる。一方、室外熱
交換器用送風機3は上記のごとく、常時大風量で大きい
電力を消費しているので騒音は大きい。
【0012】よって、室外熱交換器用送風機3の騒音を
低く抑えることが必要になる。また、電気駆動自動車の
場合、エネルギー源であるバッテリーの電力容量は限ら
れているので、空調装置での消費電力が大きくなると車
両駆動用電動機の消費電力が抑えられることとなり走行
性能・走行距離を低下させてしまう。
【0013】上記同様室内用送風機6の送風量は室内温
度が目標温度に達すれば、低く設定されるので、室内用
送風機6の電力は低くなる。また、圧縮機1の回転数に
おいても同様に室内温度が目標温度に達すれば、低く設
定されるので、圧縮機1の電力は低くなる。一方、室外
熱交換器用送風機3は上記のごとく、常時大風量で大き
い電力を消費している。
【0014】よって、室外熱交換器用送風機3の電力を
低く抑えることが必要になる。但し、送風量を無闇に減
少させると、前記保護装置29が作動して圧縮機1を停
止させてしまう。
【0015】従って、本発明は安定して暖冷房運転を行
い室外熱交換器用送風機の騒音・電力を低く抑える車両
用ヒートポンプ式空調装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の手段と
して上記課題を解決するために、圧縮機の回転数を調節
して冷媒の高圧側圧力・温度から空調装置を保護する保
護装置を備え、室外熱交換器用送風装置の送風量を圧縮
機の回転数に比例させる。
【0017】本発明は、第2の手段として上記課題を解
決するために、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側
圧力・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室
外熱交換器用送風装置の送風量を室内用送風装置の送風
量に比例させる。
【0018】本発明は、第3の手段として上記課題を解
決するために、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側
圧力・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室
外熱交換器用送風装置の電動機と室内用送風装置の電動
機とを並列接続する。
【0019】本発明は、第4の手段として上記課題を解
決するために、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側
圧力・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室
外熱交換器用送風装置の送風量は、車両の走行速度の上
昇に応じて低減した送風量と、室内用送風装置の送風量
に比例させた送風量とを比較し、小さい方とする。
【0020】
【作用】本発明の第1の手段によれば、圧縮機の回転数
を調節して冷媒の高圧側圧力・温度から空調装置を保護
する保護装置を備え、室外熱交換器用送風装置の送風量
を圧縮機の回転数に比例させる。ここで、室内用送風装
置により車室内へ送風される空気の温度は圧縮機の回転
数で調節されるため、圧縮機の回転数は、空調開始時点
では大きいが室内温度が目標温度に達すれば低く設定さ
れる。よって、室外用送風装置の送風量は、空調開始時
点では大きいが室内温度が目標温度に達すれば小さくな
り、騒音・電力を低く抑えられる。この時、冷房運転の
場合、室外熱交換器は冷媒凝縮器として作動するので、
送風量を下げると冷媒の高圧側圧力・温度が上昇しよう
とする。しかしながら、圧縮機の回転数に比例させてい
るので圧縮機の回転数も下がっており、上昇は抑えられ
る。更に、冷媒の高圧側圧力・温度上昇に対しては、従
来の検出値が所定値を超えた場合圧縮機を停止させるだ
けでなく、圧縮機の回転数を調節して回転数を低減し空
調装置を保護する保護装置を備えているので、圧縮機を
停止させることはなく、圧縮機の回転数に比例させた必
要な量の送風を行うので、安定した冷房運転が行える。
暖房運転においても同様である。
【0021】本発明の第2の手段によれば、圧縮機の回
転数を調節して冷媒の高圧側圧力・温度から空調装置を
保護する保護装置を備え、室外熱交換器用送風装置の送
風量を室内用送風装置の送風量に比例させる。ここで、
室内用送風装置により車室内へ送風される空気の温度は
室内用送風装置の送風量でも調節されるため、室内用送
風装置の送風量は、空調開始時点では大きいが室内温度
が目標温度に達すれば低く設定される。よって、室外用
送風装置の送風量は、空調開始時点では大きいが室内温
度が目標温度に達すれば小さくなり、騒音・電力を低く
抑えられる。この時、冷房運転の場合、室外熱交換器は
冷媒凝縮器として作動するので、送風量を下げると冷媒
の高圧側圧力・温度が上昇しようとする。しかしなが
ら、冷媒の高圧側圧力・温度上昇に対しては、従来の検
出値が所定値を超えた場合圧縮機を停止させるだけでな
く、圧縮機の回転数を調節して回転数を低減し空調装置
を保護する保護装置を備えているので、圧縮機を停止さ
せることはなく、また、室外熱交換器用送風装置の送風
量は室内用送風装置の送風量に比例しているので、熱交
換量は吸熱と放熱がバランスし安定した冷房運転とな
る。暖房運転においても同様である。
【0022】本発明の第3の手段によれば、圧縮機の回
転数を調節して冷媒の高圧側圧力・温度から空調装置を
保護する保護装置を備え、室外熱交換器用送風装置の電
動機と室内用送風装置の電動機とを並列接続する。よっ
て、上記第2の手段と作用は同様であるが、構成が簡単
で実施しやすい。
【0023】本発明の第4の手段によれば、圧縮機の回
転数を調節して冷媒の高圧側圧力・温度から空調装置を
保護する保護装置を備え、室外熱交換器用送風装置の送
風量は、車両の走行速度の上昇に応じて低減した送風量
と、室内用送風装置の送風量に比例させた送風量とを比
較し、小さい方とする。ここで、車両が走行する場合、
車両の前方に設置されている室外熱交換器には、走行風
が当り、もって室外熱交換器用送風装置の送風量は小さ
くでき、騒音・電力を低く抑えられる。電気駆動自動車
においては、冷却水放熱用熱交換器、送風機ともに設置
されていないので、通風抵抗は小さく走行風が良く当
り、効果が大きい。一方、上記第2の手段による室内用
送風装置の送風量に比例させた、室外熱交換器用送風装
置の送風量も室内温度が目標温度に近づくに従い小さく
なる。よって、この両者の小さい方を選んで、室外熱交
換器用送風装置の送風量とすることにより、更に騒音・
電力を低く抑えられる。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。
【0025】図1(a)〜(d)に本発明の第1の実施
例に係る室外用送風装置の電気回路図と作動仕様図を示
す。前出の図5従来の燃料エンジン駆動自動車用空調装
置の構成図及び図6車両用ヒートポンプ式空調装置の構
成図に示した従来の室外用送風装置の電気回路図は、室
外熱交換器用送風機駆動用リレー36にて室外熱交換器
用送風機3に電源電圧そのままを印加するようになって
いる。一方、本発明の第1の実施例の電気回路図は、室
外用送風機駆動装置31(この場合トランジスタ)にて
室外熱交換器用送風機3に印加する電圧を調節するよう
になっている。実際の電気回路図では、室外熱交換器用
送風機3に印加される電圧をフィードバックする必要が
あるが煩雑になるのと作動説明上関わりない以降省略す
る。室外用送風機駆動装置31には、暖冷房運転能力調
節装置22より、図1に示す暖冷房運転能力と室外熱交
換器用送風量との関係に従う出力(この場合電流)が出
される。よって、圧縮機の回転数が空調開始時点では大
きくPSであるが、室内温度が目標温度に達すれば低く
PEに設定される。よって、室外用送風装置の送風量
は、空調開始時点では大きくABSであるが室内温度が
目標温度に達すれば小さくなりABEとなる。
【0026】尚、暖冷房運転能力と室外熱交換器用送風
量との関係には、暖冷房運転切替装置25により暖房運
転・冷房運転の別、車室外温度センサー35により車室
外温度の要因も加えて、図1の表に示す室外熱交換器用
送風量補正をすれば、熱交換が更に適切になる。室内用
送風量も加えて補正しても良い。
【0027】保護装置29は、従来は空調装置を保護す
るための限界値PLで圧縮機1を停止させるだけなのに
対し、図1に示すように、高圧検出装置27、吐出温検
出装置28を連続した値が検出可能なセンサとして、冷
媒の高圧側圧力・温度の上昇値に比例させて、圧縮機の
回転数を低減する。この時、保護装置29は暖冷房運転
能力調節装置22の出力を調節する。よって、限界値P
Lには容易には達しない。但し、限界値PLに達すれば
圧縮機1を停止させる。また、回転数低減後は、この低
減された圧縮機の回転数に比例させた必要な量の送風を
行う。
【0028】図2(a)、(b)に本発明の第2の実施
例に係る室外と室内用送風装置の電気回路図と作動仕様
図を示す。
【0029】本実施例の電気回路図は、室外用送風機駆
動装置31(この場合トランジスタ)にて室外熱交換器
用送風機3に印加する電圧を調節するようになってい
る。また、室内用送風機駆動装置24(この場合トラン
ジスタ)にて室内用送風機6に印加する電圧を調節する
ようになっている。
【0030】室外用送風機駆動装置31及び室内用送風
機駆動装置24には、風量調節装置23より、図2に示
す室内用送風量と各送風量との関係に従う出力(この場
合電流)が出される。
【0031】ここで、室内用送風量と室外用送風量は一
致する必要はなく、各熱交換器の能力、通風抵抗などを
考慮して、熱交換量がバランスするように設定すれば良
い。
【0032】図3(a)、(b)に本発明の第3の実施
例に係る室外と室内用送風装置の電気回路図を示す。本
実施例の電気回路図は、室外熱交換器用送風装置の電動
機と室内用送風装置の電動機とを並列接続して、室内用
送風機駆動装置24(この場合トランジスタ)にて室内
用送風機6に印加する電圧及び室外熱交換器用送風機3
に印加する電圧の両方を調節するようになっている。
【0033】室内用送風機駆動装置24には、風量調節
装置23より、図2に示す室内用送風量に従う出力(こ
の場合電流)が出される。
【0034】よって、簡単に前記本発明の第2の実施例
を実現できる。また、別の例として直並列切替リレー3
7を用いて、暖冷房運転切替装置25により室外熱交換
器2が冷媒凝縮器として作動する冷房運転時は、室外熱
交換器用送風機3に電源電圧そのままを印加するように
すれば、保護装置29の作動を考慮しなくて良い。
【0035】図4(a)、(b)に本発明の第4の実施
例に係る室外用送風装置の電気回路図と作動仕様図を示
す。
【0036】本実施例の電気回路図は、室外用送風機駆
動装置31(この場合トランジスタ)にて室外熱交換器
用送風機3に印加する電圧を調節するようになってい
る。また、車速検出器32にて車両速度が検出され、こ
の検出値は車速補正送風機出力装置33に入力されて図
4に示す車両速度と室外熱交換器用送風量との関係に従
う出力が演算されて制御装置34に入力される。一方、
図2にて定まる出力が風量調節装置23により演算され
て制御装置34に入力される。制御装置34は両入力を
比較し小さい方を室外用送風機駆動装置31に(この場
合電流)が出される。図2において、室内用送風量RB
に対して室外用送風量AB1、図4において、車両速度
Sに対して室外用送風量AB2ならばAB1とAB2を
比較する。よって、この両者の小さい方を選んで、室外
用送風量とすることにより、更に騒音・電力を低く抑え
られる。
【0037】尚、本実施例に限らず保護装置29、送風
機駆動装置など本発明の主旨を満たす範囲で種々の手段
・方法が可能である。
【0038】熱交換器の配置、台数、構成などにおいて
も、本発明の主旨を満たす範囲で種々の応用が可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1の手段によれば、圧縮機の回転
数は、空調開始時点では大きいが室内温度が目標温度に
達すれば低く設定される。よって、圧縮機の回転数に比
例している室外用送風装置の送風量は、空調開始時点で
は大きいが室内温度が目標温度に達すれば小さくなり、
騒音・電力を低く抑えられる。
【0040】送風量を下げる場合の冷媒の高圧側圧力・
温度上昇は、送風量を圧縮機の回転数に比例させている
ので圧縮機の回転数も下がっており、上昇は抑えられ
る。更に、圧縮機の回転数を低減し空調装置を保護する
保護装置を備えているので、圧縮機を停止させることは
なく、圧縮機の回転数に比例させた必要な量の送風を行
うので、安定した無駄の無い運転が行える。
【0041】請求項2の手段によれば、室内用送風装置
の送風量は、空調開始時点では大きいが室内温度が目標
温度に達すれば低く設定される。よって、室内用送風装
置の送風量に比例している室外用送風装置の送風量は、
空調開始時点では大きいが室内温度が目標温度に達すれ
ば小さくなり、騒音・電力を低く抑えられる。
【0042】送風量を下げる場合の冷媒の高圧側圧力・
温度上昇は、圧縮機の回転数を低減し空調装置を保護す
る保護装置を備えているので、圧縮機を停止させること
はなく、安定した無駄の無い運転が行える。室外熱交換
器用送風装置の送風量は室内用送風装置の送風量に比例
しているので、熱交換量は吸熱と放熱がバランスし安定
した無駄の無い運転が行える。
【0043】請求項3の手段によれば、上記請求項2の
手段と作用は同様であるが、構成が簡単で実施しやす
い。
【0044】請求項4の手段によれば、車両が走行する
場合、車両の前方に設置されている室外熱交換器には、
走行風が当り、もって室外熱交換器用送風装置の送風量
は小さくでき、騒音・電力を低く抑えられる。電気駆動
自動車においては、冷却水放熱用熱交換器、送風機とも
に設置されていないので、通風抵抗は小さく走行風が良
く当り、効果が大きい。また、上記請求項2の手段によ
る室外熱交換器用送風装置の送風量と比較し小さい方を
選んで、室外熱交換器用送風装置の送風量とするので、
更に騒音・電力を低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例に係る室外用送
風装置の電気回路図 (b)は同動作特性図 (c)は同動作仕様図 (d)は同動作特性図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例に係る室外と室
内用送風装置の電気回路図 (b)は同動作特性図
【図3】(a)は本発明の第3の実施例に係る室外用送
風装置の電気回路図 (b)は同室内用送風装置の電気回路図
【図4】(a)は本発明の第4の実施例に係る室外用送
風装置の電気回路図 (b)は同動作特性図
【図5】(a)は従来の燃料エンジン駆動自動車用空調
装置の構成図 (b)は同電気回路図
【図6】(a)は車両用ヒートポンプ式空調装置の構成
図 (b)は同電気回路図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 室外熱交換器用送風機 4 冷媒絞り装置 5 室内熱交換器 6 室内用送風機 7 四方切替え弁 8 電動機 9 電動機駆動装置 10 ベント吹出口 11 ヒート吹出口 12 デフロスト吹出口 13 ベント・ヒート吹出口切替ダンパ 14 デフロスト吹出口ダンパ 15 ヒータコア 16 ミックスダンパ 17 車室外空気導入口 18 車室内空気導入口 19 導入空気切替ダンパ 20 通風ダクト 21 エンジン 22 暖冷房運転能力調節装置 23 風量調節装置 24 室内用送風機駆動装置 25 暖冷房運転切替装置 26 導入空気切替装置 27 高圧検出装置 28 吐出温検出装置 29 保護装置 30 クラッチ 31 室外用送風機駆動装置 32 車速検出器 33 車速補正送風機出力装置 34 制御装置 35 車室外温度センサー 36 室外熱交換器用送風機駆動用リレー 37 直並列切替リレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外熱交換器用送風装置より送風された車
    室外空気から室外用熱交換器で吸熱し、室内用送風装置
    より送風された空気を室内用熱交換器で加熱し車室内へ
    送風して車室内を暖房し、室外熱交換器用送風装置より
    送風された車室外空気へ室外用熱交換器で放熱し、室内
    用送風装置より送風された空気を室内用熱交換器で冷却
    し車室内へ送風して車室内を冷房し、室内用送風装置に
    より車室内へ送風される空気の温度を圧縮機の回転数及
    び当該送風量で調節する車両用ヒートポンプ式空調装置
    において、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側圧力
    ・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室外熱
    交換器用送風装置の送風量を圧縮機の回転数に比例させ
    ることを特徴とする車両用ヒートポンプ式空調装置。
  2. 【請求項2】室外熱交換器用送風装置より送風された車
    室外空気から室外用熱交換器で吸熱し、室内用送風装置
    より送風された空気を室内用熱交換器で加熱し車室内へ
    送風して車室内を暖房し、室外熱交換器用送風装置より
    送風された車室外空気へ室外用熱交換器で放熱し、室内
    用送風装置より送風された空気を室内用熱交換器で冷却
    し車室内へ送風して車室内を冷房し、室内用送風装置に
    より車室内へ送風される空気の温度を圧縮機の回転数及
    び当該送風量で調節する車両用ヒートポンプ式空調装置
    において、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側圧力
    ・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室外熱
    交換器用送風装置の送風量を室内用送風装置の送風量に
    比例させることを特徴とする車両用ヒートポンプ式空調
    装置。
  3. 【請求項3】室外熱交換器用送風装置より送風された車
    室外空気から室外用熱交換器で吸熱し、室内用送風装置
    より送風された空気を室内用熱交換器で加熱し車室内へ
    送風して車室内を暖房し、室外熱交換器用送風装置より
    送風された車室外空気へ室外用熱交換器で放熱し、室内
    用送風装置より送風された空気を室内用熱交換器で冷却
    し車室内へ送風して車室内を冷房し、室内用送風装置に
    より車室内へ送風される空気の温度を圧縮機の回転数及
    び当該送風量で調節する車両用ヒートポンプ式空調装置
    において、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側圧力
    ・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室外熱
    交換器用送風装置の電動機と室内用送風装置の電動機と
    を並列接続することを特徴とする車両用ヒートポンプ式
    空調装置。
  4. 【請求項4】室外熱交換器用送風装置より送風された車
    室外空気から室外用熱交換器で吸熱し、室内用送風装置
    より送風された空気を室内用熱交換器で加熱し車室内へ
    送風して車室内を暖房し、室外熱交換器用送風装置より
    送風された車室外空気へ室外用熱交換器で放熱し、室内
    用送風装置より送風された空気を室内用熱交換器で冷却
    し車室内へ送風して車室内を冷房し、室内用送風装置に
    より車室内へ送風される空気の温度を圧縮機の回転数及
    び当該送風量で調節する車両用ヒートポンプ式空調装置
    において、圧縮機の回転数を調節して冷媒の高圧側圧力
    ・温度から空調装置を保護する保護装置を備え、室外熱
    交換器用送風装置の送風量は、車両の走行速度の上昇に
    応じて低減した送風量と、室内用送風装置の送風量に比
    例させた送風量とを比較し、小さい方とすることを特徴
    とする車両用ヒートポンプ式空調装置。
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