JPH10217745A - 空調ケース - Google Patents
空調ケースInfo
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- JPH10217745A JPH10217745A JP9032844A JP3284497A JPH10217745A JP H10217745 A JPH10217745 A JP H10217745A JP 9032844 A JP9032844 A JP 9032844A JP 3284497 A JP3284497 A JP 3284497A JP H10217745 A JPH10217745 A JP H10217745A
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- case
- blower
- air
- case member
- air intake
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00507—Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
- B60H1/00514—Details of air conditioning housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/20—Casings or covers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00507—Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
- B60H2001/00614—Cooling of electronic units in air stream
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調ケースを、冷却用空気取入室を有するケ
ース部材と冷却用空気取入室を有しないケース部材とで
構成した場合に、この冷却用空気取入室の構造を開放空
間として構成して、冷却用空気取入室を有するケース部
を更に細分化することを防止する。 【解決手段】 冷却用空気取入室１１を空気取入口４及
びブロワ装着孔５に対し垂直方向に形成し、開口部１２
を介して開放する。そして、開口部１２にレジスタ１８
を備えた取付プレート１９を取り付ける。これにより、
閉空間となって、モータへの冷却空気を送り出すことが
できると共にレジスタ１８の冷却も可能とする。
ース部材と冷却用空気取入室を有しないケース部材とで
構成した場合に、この冷却用空気取入室の構造を開放空
間として構成して、冷却用空気取入室を有するケース部
を更に細分化することを防止する。 【解決手段】 冷却用空気取入室１１を空気取入口４及
びブロワ装着孔５に対し垂直方向に形成し、開口部１２
を介して開放する。そして、開口部１２にレジスタ１８
を備えた取付プレート１９を取り付ける。これにより、
閉空間となって、モータへの冷却空気を送り出すことが
できると共にレジスタ１８の冷却も可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調ケース、特
に車両用空調装置に用いられる空調ケースに関するもの
である。
に車両用空調装置に用いられる空調ケースに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】車両用空調装置に用いられる空調ケース
は、部品点数の減少並びにコストを引き下げる目的か
ら、ブロワケースと温調ケースが一体化されたものが製
造されてきている。しかも、ブロワにあっては、実公昭
６２−４７２０号公報に示すように、ブロワケースのス
クロールノーズ１ｂのうち空気吐出口４に面する部位の
上方部に空気通路１１に開口の冷却風取入穴７を設ける
と共に、この空気通路１１とブロワのモータ５のハウジ
ング内と結ぶ空気通路９を設けてブロワのモータを冷却
する構造を採用している。
は、部品点数の減少並びにコストを引き下げる目的か
ら、ブロワケースと温調ケースが一体化されたものが製
造されてきている。しかも、ブロワにあっては、実公昭
６２−４７２０号公報に示すように、ブロワケースのス
クロールノーズ１ｂのうち空気吐出口４に面する部位の
上方部に空気通路１１に開口の冷却風取入穴７を設ける
と共に、この空気通路１１とブロワのモータ５のハウジ
ング内と結ぶ空気通路９を設けてブロワのモータを冷却
する構造を採用している。
【０００３】また、実開昭６２−１４９４１４号公報で
は、ブロワケースのスクロールノーズ部に近接して冷却
用空気取入室８を設け、当該冷却用空気取入室８にレジ
スタ１１を配することにより、通風路から空気でレジス
タを冷却するようにしている。
は、ブロワケースのスクロールノーズ部に近接して冷却
用空気取入室８を設け、当該冷却用空気取入室８にレジ
スタ１１を配することにより、通風路から空気でレジス
タを冷却するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の両公報に示され
るように、スクロールノーズ部に設けられた冷却用空気
取入室（実公昭６２−４７２０号では空気通路が均等で
あり、以下冷却用空気取入室と称す）は、空調ケース内
にあって独立した空間を持っているために、射出成形な
どで製造される場合には、その部分に分割線を入れるこ
とで、少なくとも３つの部分に分けて部分型を作り、そ
して３つの部分型を接合することで空調ケースを製造し
ていた。
るように、スクロールノーズ部に設けられた冷却用空気
取入室（実公昭６２−４７２０号では空気通路が均等で
あり、以下冷却用空気取入室と称す）は、空調ケース内
にあって独立した空間を持っているために、射出成形な
どで製造される場合には、その部分に分割線を入れるこ
とで、少なくとも３つの部分に分けて部分型を作り、そ
して３つの部分型を接合することで空調ケースを製造し
ていた。
【０００５】しかしながら、空調ケースを３つの部分型
に分け、それを３つの金型に作って製造することとした
のでは、空調ケース全体の製造工数が増大してその製造
作業が煩雑化すると共に、製造コストも高くなるという
不都合が生ずるおそれがある。
に分け、それを３つの金型に作って製造することとした
のでは、空調ケース全体の製造工数が増大してその製造
作業が煩雑化すると共に、製造コストも高くなるという
不都合が生ずるおそれがある。
【０００６】そこで、この発明は、スクロールノーズ部
にブロワ冷却手段を構成する冷却用空気取入室を設ける
空調ケースにあっては、冷却用空気取入室を有するケー
ス部材と、冷却用空気取入室を有しないケース部材を細
部品化することなく、２つのケース部材に分けて形成可
能とした空調ケースを提供することにある。
にブロワ冷却手段を構成する冷却用空気取入室を設ける
空調ケースにあっては、冷却用空気取入室を有するケー
ス部材と、冷却用空気取入室を有しないケース部材を細
部品化することなく、２つのケース部材に分けて形成可
能とした空調ケースを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の空調ケース
は、略円筒状の膨出部を形成し、その側方の一方に空気
を取り入れるための空気取入口が、他方にブロワを挿入
するブロワ装着孔が設けられたブロワケース部と、当該
ブロワケース部の後流側に位置し、内部に少なくとも熱
交換器が収納される温調ケース部とを有する空調ケース
にあって、当該ブロワケース部及び温調ケース部は、前
記空気取入口及びブロワ装着孔をそれぞれ分割する方向
に空調ケースを切断して成る第１のケース部材と第２の
ケース部材とを接合することで形成され、前記第１のケ
ース部材の前記ブロワケース部と温調ケース部との境界
のスクロールノーズ部にて、前記空気取入口及びブロワ
装着孔に対し垂直方向に開口する開口部と、温調ケース
側に開口する流入孔と、ブロワ装着孔と同方向に開口す
る送出孔とが設けられた冷却用空気取入室を備え、前記
冷却用空気取入室の開口部にレジスタが挿入されると共
に取付プレートにて閉塞される構造をなしている。
は、略円筒状の膨出部を形成し、その側方の一方に空気
を取り入れるための空気取入口が、他方にブロワを挿入
するブロワ装着孔が設けられたブロワケース部と、当該
ブロワケース部の後流側に位置し、内部に少なくとも熱
交換器が収納される温調ケース部とを有する空調ケース
にあって、当該ブロワケース部及び温調ケース部は、前
記空気取入口及びブロワ装着孔をそれぞれ分割する方向
に空調ケースを切断して成る第１のケース部材と第２の
ケース部材とを接合することで形成され、前記第１のケ
ース部材の前記ブロワケース部と温調ケース部との境界
のスクロールノーズ部にて、前記空気取入口及びブロワ
装着孔に対し垂直方向に開口する開口部と、温調ケース
側に開口する流入孔と、ブロワ装着孔と同方向に開口す
る送出孔とが設けられた冷却用空気取入室を備え、前記
冷却用空気取入室の開口部にレジスタが挿入されると共
に取付プレートにて閉塞される構造をなしている。
【０００８】これにより、冷却用空気取入室が空気取入
口及びブロワ装着孔に対し、垂直方向に開口しているこ
とから、第１のケース部材を形成すると同時に、冷却用
空気取入室の周囲を囲む側壁、底壁も形成することがで
きる。そして、冷却用空気取入室に対しブロワ装着孔と
同方向に開口する送出孔サイドコアの利用により、第１
のケース部材の形成時に成形することができるものであ
る。
口及びブロワ装着孔に対し、垂直方向に開口しているこ
とから、第１のケース部材を形成すると同時に、冷却用
空気取入室の周囲を囲む側壁、底壁も形成することがで
きる。そして、冷却用空気取入室に対しブロワ装着孔と
同方向に開口する送出孔サイドコアの利用により、第１
のケース部材の形成時に成形することができるものであ
る。
【０００９】冷却用空気取入室の開口部は、レジスタを
備えた取付プレートにて閉塞すれば該冷却用空気取入室
は外部から遮断され、先に示した従来例と同様に通風路
から冷却用空気取入室内に流入した空気を送出孔よりモ
ータへ送り出すことができると共に、該冷却用空気取入
室内に流入した空気でレジスタを冷却することも達成す
ることができる。
備えた取付プレートにて閉塞すれば該冷却用空気取入室
は外部から遮断され、先に示した従来例と同様に通風路
から冷却用空気取入室内に流入した空気を送出孔よりモ
ータへ送り出すことができると共に、該冷却用空気取入
室内に流入した空気でレジスタを冷却することも達成す
ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
面により説明する。
【００１１】図１、図２、及び図３において、この発明
に係る車両等に用いられる空調ユニット１の構成が示さ
れており、この空調ユニット１は、ファン部２ａ及びモ
ータ部２ｂから成るブロワ２を収納するブロワユニット
パート１ａと、熱交換器等から成る温調機器を収納する
温調ユニットパート１ｂとを備えている。
に係る車両等に用いられる空調ユニット１の構成が示さ
れており、この空調ユニット１は、ファン部２ａ及びモ
ータ部２ｂから成るブロワ２を収納するブロワユニット
パート１ａと、熱交換器等から成る温調機器を収納する
温調ユニットパート１ｂとを備えている。
【００１２】このうちブロワユニットパート１ａの外郭
をなすブロワケース部３は、略円筒形状をなすもので、
その側方の一方に空気を取り入れるための空気取入口４
が、他方にブロワ２をファン部２ａの軸方向から挿入す
るブロワ装着孔５が設けられている。
をなすブロワケース部３は、略円筒形状をなすもので、
その側方の一方に空気を取り入れるための空気取入口４
が、他方にブロワ２をファン部２ａの軸方向から挿入す
るブロワ装着孔５が設けられている。
【００１３】また、温調ユニットパート１ｂの外郭をな
す温調ケース部６は、前記ブロワケース部３と連通した
もので、略矩形状をなし、側方に熱交換器から延設され
た配管を外部に導くための通孔７，８が形成されている
と共に、最後流側には、車室内に空気を吹き出すための
吹出口９が設けられている。
す温調ケース部６は、前記ブロワケース部３と連通した
もので、略矩形状をなし、側方に熱交換器から延設され
た配管を外部に導くための通孔７，８が形成されている
と共に、最後流側には、車室内に空気を吹き出すための
吹出口９が設けられている。
【００１４】尚、ブロワケース部３と温調ケース部６と
は、設置した状態において通風方向に対し上下に、後述
する第１のケース部材２０及び第２のケース部材２１に
分割することができる。そして、第１のケース部材２０
及び第２のケース部材２１とに分割することにより、空
気取入口４、ブロワ装着孔５及び通孔７，８も、通風方
向に対し上下に等分に分割される。
は、設置した状態において通風方向に対し上下に、後述
する第１のケース部材２０及び第２のケース部材２１に
分割することができる。そして、第１のケース部材２０
及び第２のケース部材２１とに分割することにより、空
気取入口４、ブロワ装着孔５及び通孔７，８も、通風方
向に対し上下に等分に分割される。
【００１５】前記ブロワケース部３と温調ケース部６と
の境界のスクロールノーズ部１２には、ブロワ２のモー
タを冷却するための冷却用空気取入室１１が形成されて
いる。この冷却用空気取入室１１は、周囲を仕切壁１１
ａと、仕切壁１１ａの下側縁辺から斜状に配置された隔
壁１１ｂと、隔壁１１ｂの３つの縁辺から開口部１２側
に垂直に立設した隔壁１１ｃ，１１ｄ，１１ｄとで仕切
られることにより、上部に開口部１２を有する箱状を成
している。そして、隔壁１１ｃには矩形の吸入孔１３が
開口され、また隔壁１１ｄ，１１ｄのうちブロワ取付孔
５が開口する側の隔壁１１ｄには、送出孔１４がブロワ
装着孔５と同方向に開口したものとなっている。
の境界のスクロールノーズ部１２には、ブロワ２のモー
タを冷却するための冷却用空気取入室１１が形成されて
いる。この冷却用空気取入室１１は、周囲を仕切壁１１
ａと、仕切壁１１ａの下側縁辺から斜状に配置された隔
壁１１ｂと、隔壁１１ｂの３つの縁辺から開口部１２側
に垂直に立設した隔壁１１ｃ，１１ｄ，１１ｄとで仕切
られることにより、上部に開口部１２を有する箱状を成
している。そして、隔壁１１ｃには矩形の吸入孔１３が
開口され、また隔壁１１ｄ，１１ｄのうちブロワ取付孔
５が開口する側の隔壁１１ｄには、送出孔１４がブロワ
装着孔５と同方向に開口したものとなっている。
【００１６】レジスタ１８は、ブロワ２のモータへの印
加電圧を規制するためのもので、前記冷却用空気取入室
１１の開口部１２を閉塞するためのプレート１９に放熱
部１８ａが裏面側に位置するように取付けられている。
加電圧を規制するためのもので、前記冷却用空気取入室
１１の開口部１２を閉塞するためのプレート１９に放熱
部１８ａが裏面側に位置するように取付けられている。
【００１７】ブロワケース部３及び温調ケース部６を構
成する第１のケース部材２０と第２のケース部材とは、
冷却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１
１ｃ，１１ｄが分割されない位置で空調ユニット１の長
手方向に添って切断されて構成されている。これによ
り、第２のケース部材２１は、ブロワ２のファン２ａを
収納するための略半円筒状部位と、熱交換器等を収納す
るための略箱状部位とで成るのに対し、第１のケース部
材２０は、第２のケース部材２１と同様に、略半円筒状
部位と略箱状部位とで成る一方で、開口部１２、流入孔
１３及び送出孔１４を備えた冷却用空気取入室１１をそ
っくりそのまま有することとなる。
成する第１のケース部材２０と第２のケース部材とは、
冷却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１
１ｃ，１１ｄが分割されない位置で空調ユニット１の長
手方向に添って切断されて構成されている。これによ
り、第２のケース部材２１は、ブロワ２のファン２ａを
収納するための略半円筒状部位と、熱交換器等を収納す
るための略箱状部位とで成るのに対し、第１のケース部
材２０は、第２のケース部材２１と同様に、略半円筒状
部位と略箱状部位とで成る一方で、開口部１２、流入孔
１３及び送出孔１４を備えた冷却用空気取入室１１をそ
っくりそのまま有することとなる。
【００１８】上記の空調ユニット１の構成によれば、ブ
ロワ２により空気取入口４から取入られた空気は、後流
側に送られるが、その空気の一部は、回り込んで流入孔
１３から冷却用空気取入室１１に吸入された後、送出孔
１４から送風管１７を介してブロワ２のモータ部２ｂに
還流される。このため、モータ部２ｂが、かかる空気に
より冷却されると共に、レジスタ１８も、放熱部１８ａ
が冷却用空気取入室１１内に配置されるので、かかる空
気により冷却される。
ロワ２により空気取入口４から取入られた空気は、後流
側に送られるが、その空気の一部は、回り込んで流入孔
１３から冷却用空気取入室１１に吸入された後、送出孔
１４から送風管１７を介してブロワ２のモータ部２ｂに
還流される。このため、モータ部２ｂが、かかる空気に
より冷却されると共に、レジスタ１８も、放熱部１８ａ
が冷却用空気取入室１１内に配置されるので、かかる空
気により冷却される。
【００１９】次に、上記構成をなす空調ユニット１を製
造する工程の一例について、図２から図６までを用いて
説明する。
造する工程の一例について、図２から図６までを用いて
説明する。
【００２０】空調ユニット１の主要部を構成する第１の
ケース部材２０及び第２のケース部材２１は、例えば予
め所定の型に形成された金型を備えた射出成形機を用い
て成形される。この射出成形機自体は、例えば、型締機
構、材料供給機構、射出機構、回転機構等を具備した公
知のものである。
ケース部材２０及び第２のケース部材２１は、例えば予
め所定の型に形成された金型を備えた射出成形機を用い
て成形される。この射出成形機自体は、例えば、型締機
構、材料供給機構、射出機構、回転機構等を具備した公
知のものである。
【００２１】このうち、第２のケース部材２１は、上述
の如く大きく開口した略半円筒状部位と略箱状部位とで
成り、内側，外側とも、その開口方向においてアンダー
カットがない。このため、上記射出形成機による製法を
採っても型開きにおいて問題が生ずることがない。
の如く大きく開口した略半円筒状部位と略箱状部位とで
成り、内側，外側とも、その開口方向においてアンダー
カットがない。このため、上記射出形成機による製法を
採っても型開きにおいて問題が生ずることがない。
【００２２】これに対し、第１のケース部材２０は、上
述の如く冷却用空気取入室１１をそっくりそのまま有す
るので、上型２４，下型２５の他に、当該冷却用空気取
入室１１を形成するためにサイドコア２６，２７が用い
られる。
述の如く冷却用空気取入室１１をそっくりそのまま有す
るので、上型２４，下型２５の他に、当該冷却用空気取
入室１１を形成するためにサイドコア２６，２７が用い
られる。
【００２３】すなわち、図４及び図５に示される様に、
まず上方から所定形状の上型２４を矢印Ｃ方向に移動
し、所定形状の下型２５（固定側）にて型閉じする。こ
の上型２４と下型２５により、第１のケース部材２０の
全体形状の厚みに合わせた隙間が形成されると共に、冷
却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１１
ｃ，１１ｄの厚みに合わせた隙間が形成される。尚、流
入孔１３は、図５に示される様に、上型２４と下型２５
とが隙間なく当接することにより形成される。
まず上方から所定形状の上型２４を矢印Ｃ方向に移動
し、所定形状の下型２５（固定側）にて型閉じする。こ
の上型２４と下型２５により、第１のケース部材２０の
全体形状の厚みに合わせた隙間が形成されると共に、冷
却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１１
ｃ，１１ｄの厚みに合わせた隙間が形成される。尚、流
入孔１３は、図５に示される様に、上型２４と下型２５
とが隙間なく当接することにより形成される。
【００２４】次に、所定形状のサイドコア２６，２７を
矢印Ｅ又はＦ方向に移動して上型２４，下型２５に組付
ける。この上型２４，下型２５とサイドコア２６とによ
り、送出孔１４を有する突起部の厚みに合わせた隙間が
形成されると共に、開口部周縁のフランジの厚みに合わ
せた厚みも形成される。更に、上型２４，下型２５とサ
イドコア２７とにより、開口部周縁のフランジの厚みに
合わせた厚みも形成される。
矢印Ｅ又はＦ方向に移動して上型２４，下型２５に組付
ける。この上型２４，下型２５とサイドコア２６とによ
り、送出孔１４を有する突起部の厚みに合わせた隙間が
形成されると共に、開口部周縁のフランジの厚みに合わ
せた厚みも形成される。更に、上型２４，下型２５とサ
イドコア２７とにより、開口部周縁のフランジの厚みに
合わせた厚みも形成される。
【００２５】そして、射出成形機の射出機構から高圧で
射出された原材料を上記隙間に充填し加工し、その後所
定期間冷却する。
射出された原材料を上記隙間に充填し加工し、その後所
定期間冷却する。
【００２６】更に、サイドコア２６，２７を組付方向と
反対方向、すなわち図４の矢印Ｅ，矢印Ｆと反対方向に
移動させると共に、上型２４，下型２５を型閉じ方向と
反対方向、すなわち図４，図５の矢印Ｃと反対方向に移
動して型開きする。尚、この型開きにおいて、冷却用空
気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１１ｃ，１
１ｄは、開口部１２に対し立設した状態にあるので、当
該冷却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，
１１ｃ，１１ｄが障害となることはない。
反対方向、すなわち図４の矢印Ｅ，矢印Ｆと反対方向に
移動させると共に、上型２４，下型２５を型閉じ方向と
反対方向、すなわち図４，図５の矢印Ｃと反対方向に移
動して型開きする。尚、この型開きにおいて、冷却用空
気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，１１ｃ，１
１ｄは、開口部１２に対し立設した状態にあるので、当
該冷却用空気取入室１１の仕切壁１１ａ，隔壁１１ｂ，
１１ｃ，１１ｄが障害となることはない。
【００２７】これにより、図６に示される様に、第１の
ケース部材２０の全体形状が形成されると同時に、開口
部１２，流入孔１３及び送出孔１４を備えた冷却用空気
取入室１１も形成されるので、第１のケース部材２０を
更に細部品化する必要がなくなり、射出成形等によるケ
ース部材２１の製造回数が減少される。
ケース部材２０の全体形状が形成されると同時に、開口
部１２，流入孔１３及び送出孔１４を備えた冷却用空気
取入室１１も形成されるので、第１のケース部材２０を
更に細部品化する必要がなくなり、射出成形等によるケ
ース部材２１の製造回数が減少される。
【００２８】そして、この形成された第１のケース部材
２０と第２のケース部材とを、熱交換器等を収納しつつ
接合し、図２に示される様に、ブロワ装着孔５からブロ
ワ２をファン部２ａ側から設置面に対して横倒しにして
装着する。また、レジスタ１８を装着したプレート１９
で冷却用空気取入室１１の開口部１２を閉塞する。これ
により、空調ユニット１は完成する。
２０と第２のケース部材とを、熱交換器等を収納しつつ
接合し、図２に示される様に、ブロワ装着孔５からブロ
ワ２をファン部２ａ側から設置面に対して横倒しにして
装着する。また、レジスタ１８を装着したプレート１９
で冷却用空気取入室１１の開口部１２を閉塞する。これ
により、空調ユニット１は完成する。
【００２９】
【発明の効果】以上のように、この発明の空調ケースに
よれば、冷却用空気取入室が空気取入口及びブロワ装着
孔に対し垂直方向に開口していることから、第１のケー
ス部材全体を形成すると同時に冷却用空気取入室の周囲
を囲む仕切り壁及び隔壁も形成することができる。
よれば、冷却用空気取入室が空気取入口及びブロワ装着
孔に対し垂直方向に開口していることから、第１のケー
ス部材全体を形成すると同時に冷却用空気取入室の周囲
を囲む仕切り壁及び隔壁も形成することができる。
【００３０】また、冷却用空気取入室に対しブロワ装着
孔と同方向に開口する送出孔も、サイドコアを用いるこ
とで同時に形成することができる。このため、第１のケ
ースを更に細部品化する必要がないので、その製造工程
を簡略化することができると共に、製造コストも抑制す
ることが可能となる。
孔と同方向に開口する送出孔も、サイドコアを用いるこ
とで同時に形成することができる。このため、第１のケ
ースを更に細部品化する必要がないので、その製造工程
を簡略化することができると共に、製造コストも抑制す
ることが可能となる。
【００３１】更に、冷却用空気取入室の開口部は、レジ
スタを備えた取付プレートにて閉塞すれば、該冷却用空
気取入室は外部から遮断され、通風路から流入孔を介し
て冷却用空気取入室内に流入した空気を送出孔からブロ
ワモータへ送り出すことができると共に、同空気を用い
て、レジスタも冷却することができる。そして、冷却用
空気取入室を閉塞するプレートとレジスタを装着するた
めのプレートとを共通化することができるので、通風路
にレジスタを直接に装着する場合に比し、部品点数の削
減も図ることができる。
スタを備えた取付プレートにて閉塞すれば、該冷却用空
気取入室は外部から遮断され、通風路から流入孔を介し
て冷却用空気取入室内に流入した空気を送出孔からブロ
ワモータへ送り出すことができると共に、同空気を用い
て、レジスタも冷却することができる。そして、冷却用
空気取入室を閉塞するプレートとレジスタを装着するた
めのプレートとを共通化することができるので、通風路
にレジスタを直接に装着する場合に比し、部品点数の削
減も図ることができる。
【図１】この発明に係る空調ユニットの構成を示す断面
図である。
図である。
【図２】同上の空調ユニットのレジスタ，ブロワの装着
工程を示す斜視図である。
工程を示す斜視図である。
【図３】同上の空調ユニットのケースが第１のケース部
材と第２のケース部材とで構成されていることを示す斜
視図である。
材と第２のケース部材とで構成されていることを示す斜
視図である。
【図４】同上の空気取入室を形成するために金型を型閉
じした状態を示す正面図である。
じした状態を示す正面図である。
【図５】同上の空気取入室を形成するために金型を型閉
じした状態を側方から示す拡大図である。
じした状態を側方から示す拡大図である。
【図６】同上の空気取入室を形成するために金型を型開
きした状態を示す正面図である。
きした状態を示す正面図である。
１ 空調ユニット ２ ブロワ ３ ブロワケース部 ４ 空気取入口 ５ ブロワ装着孔 ６ 温調ケース部 １０ スクロールノーズ部 １１ 冷却用空気取入室 １２ 開口部 １３ 流入孔 １４ 送出孔 １７ 送風管 １８ レジスタ １９ プレート ２０ 第１のケース部材 ２１ 第２のケース部材 ２２ 上型 ２３ 下型 ２４ 上型 ２５ 下型 ２６ サイドコア ２７ サイドコア
Claims (1)
- 【請求項１】 略円筒状の膨出部を形成し、その側方の
一方に空気を取り入れるための空気取入口が、他方にブ
ロワを挿入するブロワ装着孔が設けられたブロワケース
部と、当該ブロワケース部の後流側に位置し、内部に少
なくとも熱交換器が収納される温調ケース部とを有する
空調ケースにあって、 当該ブロワケース部及び温調ケース部は、前記空気取入
口及びブロワ装着孔をそれぞれ分割する方向に空調ケー
スを切断して成る第１のケース部材と第２のケース部材
とを接合することで形成され、 前記第１のケース部材の前記ブロワケース部と温調ケー
ス部との境界のスクロールノーズ部にて、前記空気取入
口及びブロワ装着孔に対し垂直方向に開口する開口部
と、温調ケース側に開口する流入孔と、ブロワ装着孔と
同方向に開口する送出孔とが設けられた冷却用空気取入
室を備え、 前記冷却用空気取入室の開口部にレジスタが挿入される
と共に取付プレートにて閉塞されたことを特徴とする空
調ケース。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9032844A JPH10217745A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 空調ケース |
| US09/015,619 US6098419A (en) | 1997-01-31 | 1998-01-29 | Air conditioner case |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9032844A JPH10217745A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 空調ケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10217745A true JPH10217745A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12370144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9032844A Pending JPH10217745A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 空調ケース |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6098419A (ja) |
| JP (1) | JPH10217745A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004015270A1 (de) * | 2004-03-29 | 2005-10-20 | Valeo Klimasysteme Gmbh | Luftbehandlungsanlagengehäusestruktur |
| DE102007033548B4 (de) * | 2006-10-31 | 2021-03-04 | Siemens Healthcare Gmbh | Kühlmodul, technisches Gerät mit einem Kühlmodul sowie Verfahren zur Innenkühlung eines technischen Geräts |
| US20100154468A1 (en) * | 2008-12-22 | 2010-06-24 | Denso International America, Inc. | Air flow around blower resistor and at evaporator |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4324286A (en) * | 1980-03-24 | 1982-04-13 | The Trane Company | Control for vehicle temperature conditioning system |
| IT1128473B (it) * | 1980-05-20 | 1986-05-28 | Fiat Auto Spa | Impinato di ventilazione per l abitacolo di un autoveicolo |
| US4783115A (en) * | 1987-07-13 | 1988-11-08 | General Motors Corporation | Motor vehicle air duct seal |
| US4913034A (en) * | 1989-01-03 | 1990-04-03 | Ripple Joseph E J | Air handling system with deodorizer injection |
| DE19524199C1 (de) * | 1995-07-03 | 1996-05-09 | Daimler Benz Ag | Sicherheitseinrichtung für eine Kraftfahrzeugklimaanlage |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP9032844A patent/JPH10217745A/ja active Pending
-
1998
- 1998-01-29 US US09/015,619 patent/US6098419A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6098419A (en) | 2000-08-08 |
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