JPH10215636A - コンバインにおける掻込み装置 - Google Patents
コンバインにおける掻込み装置Info
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- JPH10215636A JPH10215636A JP3555297A JP3555297A JPH10215636A JP H10215636 A JPH10215636 A JP H10215636A JP 3555297 A JP3555297 A JP 3555297A JP 3555297 A JP3555297 A JP 3555297A JP H10215636 A JPH10215636 A JP H10215636A
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Abstract
ーパとの取付間隔を強固に保持したまま、搬送ベルトの
弛み調整を行えるコンバインにおける掻込み装置を提供
する。 【解決手段】 従動プーリ14のプーリ溝14aに臨む
スクレーパ21をブラケット20に一体的に設け、かつ
従動プーリ14を支軸部22aに遊嵌する固定ボルト2
2をブラケット20に支持すると共に、上記固定ボルト
22の螺軸部22bを、ブラケット20を貫通して搬送
ベルト16の巻回域を包覆するカバー体17に固定位置
変更可能に締着し、スクレーパ21と従動プーリ14と
の取付間隔を保持したまま、搬送ベルト16の弛み調整
を可能とした。
Description
引き起こされた穀稈を、駆動プーリと従動プーリとの間
に巻回した搬送ベルトで掻き込む掻込み装置に係り、特
に、従動プーリのプーリ溝に臨ませたスクレーパでゴ
ミ、雑物等を除去するように構成したコンバインにおけ
る掻込み装置に関するものである。
ローラ走行装置を備えた機体の前部に穀稈引起し装置、
刈刃装置および掻込み装置等を搭載した前処理部を架設
し、機体の走行時において、穀稈引起し装置で引き起こ
した穀稈の株元を刈刃装置で切断した後に、刈取られた
穀稈を掻込み装置および後続の縦搬送体を経て穀稈供給
チェンに継送し、脱穀部に刈取穀稈を供給するように構
成されている。
刈取穀稈を掻き込む掻込み装置は、図4に示すように、
スターホィル12と同軸状に設けた駆動プーリ13の前
方に従動プーリ14を軸支し、当該各プーリ13、14
間に複数の掻込み杆15を所定間隔を存して突設した搬
送ベルト16を巻回して構成されると共に、前処理部フ
レーム6に固着した取付ブラケット20´に長孔を穿設
し、当該長孔を介して上記従動プーリ14を遊嵌する固
定ボルト22を取付ブラケット20´に固定位置調整自
在に締着して駆動プーリ13と従動プーリ14との軸芯
間距離を調節することにより搬送ベルト16の弛み状態
を調整するようになっている。
ーリ14のプーリ溝14aに介入するゴミ、雑物等を除
去するためにスクレーパ21が併設されており、穀稈の
搬送動作中には、上記スクレーパ21でプーリ溝14a
内の清掃を常に行うように構成されている。
スクレーパ21を取り付ける支持ブラケットXは、前記
固定ボルト22で従動プーリ14とともに取付ブラケッ
ト20´に共締めされるようになっていたため、穀稈の
掻込み搬送動作中において、ゴミ、雑物などの除去に要
する抵抗負荷がプーリ溝14a内に臨むスクレーパ21
に掛かった際に、この抵抗負荷が支持ブラケットXを介
して固定ボルト22の締着部位に伝達され、該固定ボル
ト22の締結状態に弛みが生じてしまい、従動プーリ1
4のガタツキや、搬送ベルト16のスリップ、脱落等を
引き起こすばかりでなく、搬送ベルト16の弛み調整を
行う際に固定ボルト22を緩めると、従動プーリ14の
プーリ溝14aに対するスクレーパ21の取付位置も変
わってしまい、当該搬送ベルト16の弛み調整を行う毎
にスクレーパ21の取付位置調整も行わなければならな
い、という煩わしい作業を伴うものであった。
題点を解消すべく創案されたものであって、プーリ溝内
のゴミ、雑物などの除去を行うスクレーパからの抵抗負
荷の影響を受けることなく、従動プーリを所定の取付位
置に安定に固持することができると共に、従動プーリと
そのプーリ溝に臨ませたスクレーパとの取付間隔を強固
に保持したまま、搬送ベルトの弛み調整を固定ボルトの
固定位置変更で容易に行うことができ、円滑な掻込み搬
送性能を保持することができるコンバインにおける掻込
み装置を提供しようとするものである。
め、本発明が採用した第1の技術的手段は、駆動プーリ
の前方に従動プーリを軸支し、当該各プーリ間に巻回し
た搬送ベルトにより穀稈引起し装置で引き起こされた穀
稈を掻込み搬送するように構成したコンバインにおける
掻込み装置において、上記従動プーリのプーリ溝に臨む
スクレーパをブラケットに一体的に設け、かつ従動プー
リを支軸部に遊嵌する固定ボルトを当該ブラケットに支
持すると共に、上記固定ボルトの螺軸部を、ブラケット
を貫通して前記搬送ベルトの巻回域を包覆するカバー体
に固定位置変更可能に締着し、スクレーパと従動プーリ
との間の取付間隔を保持したまま、固定ボルトの固定位
置変更による搬送ベルトの弛み調整を可能としたことを
特徴とし、第2の技術的手段として、上記ブラケットに
は、これに一体的に設けたスクレーパの近傍に位置して
取付ボルトが装着され、またカバー体には、当該取付ボ
ルトおよび固定ボルトをそれぞれ貫挿する長孔が各プー
リの軸芯間を結ぶ中心線に沿って平行状に穿設され、上
記各長孔に沿う取付ボルトおよび固定ボルトの締結位置
調整で、カバー体に対するブラケットの固定位置を変更
するようにしたことを特徴とし、更に第3の技術的手段
として、上記ブラケットには、搬送ベルトに所定間隔を
存して突設した複数の掻込み杆の倒れ込みを防止するガ
イド体が取着されていることを特徴とするものである。
図面に基いて詳細に説明する。図1において、1は三条
刈りのコンバインであって、クローラ走行装置2を備え
た機体3の前部に前処理部4が架設されており、該前処
理部4に穀稈引起し装置5が設けられていると共に、上
記前処理部4を形成する前処理部フレーム6、6…の先
端にはデバイダ7、7…が設けられている。
には、レシプロ式の刈刃装置8が配設されており、前記
デバイダ7、7…で分草された穀稈を穀稈引起し装置5
で引起した後、刈刃装置8により穀稈の株元を切断し、
次いで刈取られた穀稈は、前処理部フレーム6、6…に
複数並置した掻込み装置9、9…および縦搬送体10を
経て穀稈供給チェン11に継送され、図示しない脱穀部
に供給されるようになっている。
すように、前処理部フレーム6、6…に軸架したスター
ホィル12、12…と同軸状に軸支される駆動プーリ1
3と、その前方に位置して軸支した従動プーリ14との
間に、複数の掻込み杆15、15…を所定間隔を存して
突設した搬送ベルト16を巻回して構成されていると共
に、上記搬送ベルト16の巻回域を包覆するカバー体1
7が、カバーブラケット18、19を介して前処理部フ
レーム6、6…に固定されている。
介してカバー体17の内側に取着されており、該ブラケ
ット20に曲成した立上り片20aには、当該従動プー
リ14のプーリ溝14aに臨むスクレーパ21が一体的
に設けられていると共に、上記従動プーリ14を支軸部
22aに遊嵌した固定ボルト22が、ブラケット20を
貫通してカバー体17に穿設した長孔17aに固定位置
変更可能に締着されている。
21の近傍に位置して取付ボルト23が装着され、上記
固定ボルト22を貫挿する長孔17aとともにカバー体
17に穿設された長孔17bを介してブラケット20を
固定位置変更可能に締結するように構成されており、上
記各長孔17a、17bを、駆動プーリ13および従動
プーリの各軸芯間を結ぶ中心線に沿って平行状に穿設
し、各ボルト22および23をそれぞれ緩めた状態で各
長孔17a、17bに沿う方向に移動させることにより
ブラケット20の固定位置を調整するようになってい
る。
16に所定間隔を存して突設した複数の掻込み杆15、
15…の倒れ込みを防止する棒状のガイド体24が、当
該ブラケット20の立上り片20aの裏面から従動プー
リ14の巻回域に沿って取着されており、上記ブラケッ
ト20の位置調整を行うことによりガイド体24の位置
調整も同時に行えるようになっている。
刈取、脱穀作業を行う場合は、各デバイダ7で分草され
た穀稈を穀稈引起し装置5で引起し、刈刃装置8で穀稈
の株元を切断した後に、掻込み装置9、縦搬送体10を
経て穀稈供給チェン11に刈取穀稈が引継がれて図示し
ない脱穀部に供給されることになる。
て、掻込み装置9を構成する搬送ベルト16の弛み調整
を行う際には、まず固定ボルト22および取付ボルト2
3を緩めてブラケット20とカバー体17との締着を解
除する。そしてカバー体17に穿設した長孔17a、1
7bに上記各ボルト22、23を挿通したまま、ブラケ
ット20自体を各長孔17a、17bに沿って移動さ
せ、搬送ベルト16の弛みを最適状態に調整し、再び各
ボルト22、23を締結してブラケット20をカバー体
17に固定すればよい。
はブラケット20の所定位置に固定され、かつスクレー
パ21はブラケット20に一体的に設けられているの
で、従動プーリ14のプーリ溝14aに対するスクレー
パ21の取付間隔の再調整は不要となり、搬送ベルト1
6の弛み調整を行うだけで簡単に調整作業を完了するこ
とができると共に、上記ブラケット20には、搬送ベル
ト16上の掻込み杆15、15…の倒れ込みを防止する
棒状のガイド体24が取着されているので、当該ガイド
体24の取付位置調整も不要となり、搬送ベルト16の
調整のみで常に適正な掻込み装置9の掻込み作動を保持
することができ、円滑な刈取、脱穀作業を続行すること
ができる。
前方に従動プーリを軸支し、当該各プーリ間に巻回した
搬送ベルトにより穀稈引起し装置で引き起こされた穀稈
を掻込み搬送するように構成したコンバインにおける掻
込み装置において、上記従動プーリのプーリ溝に臨むス
クレーパをブラケットに一体的に設け、かつ従動プーリ
を支軸部に遊嵌する固定ボルトを当該ブラケットに支持
すると共に、上記固定ボルトの螺軸部を、ブラケットを
貫通して前記搬送ベルトの巻回域を包覆するカバー体に
固定位置変更可能に締着し、スクレーパと従動プーリと
の間の取付間隔を保持したまま、固定ボルトの固定位置
変更による搬送ベルトの弛み調整を可能としたから、 搬送ベルトの弛み調整を行う際に、スクレーパと従動
プーリとの取付間隔の再調整を不要にし、カバー体に対
するブラケットの移動および固定のみで簡単に弛み調整
を行うことができる。また上記ブラケットには、これに
一体的に設けたスクレーパの近傍に位置して取付ボルト
が装着され、またカバー体には、当該取付ボルトおよび
固定ボルトをそれぞれ貫挿する長孔が各プーリの軸芯間
を結ぶ中心線に沿って平行状に穿設され、上記各長孔に
沿う取付ボルトおよび固定ボルトの締結位置調整で、カ
バー体に対するブラケットの固定位置を変更するように
したから、 穀稈の掻込み搬送動作中において、プーリ溝内のゴ
ミ、雑物などの除去に要する抵抗負荷がスクレーパにか
かった場合にも、従動プーリを遊嵌する固定ボルトのガ
タツキや、搬送ベルトのスリップ、脱落等を引き起こす
ことなく確実にブラケットをカバー体に強固に固定する
ことができ、しかも搬送ベルトの弛み調整を行う場合に
は、各ボルトを貫挿する長孔に沿ってブラケットを移動
させるのみで、簡単に弛み調整を行うことができる。更
に上記ブラケットには、搬送ベルトに所定間隔を存して
突設した複数の掻込み杆の倒れ込みを防止するガイド体
が取着されているから、 ガイド体と搬送ベルトとの間の取付位置調整が不要と
なり、ブラケットを介した搬送ベルトの調整のみで常に
適正な掻込み装置の掻込み作動を保持することができ
る。という有用な新規的効果を奏するものである。
る。(b)は同上A−A矢視図である。(c)は従来の
従動プーリの取付状態を示す拡大側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動プーリの前方に従動プーリを軸支
し、当該各プーリ間に巻回した搬送ベルトにより穀稈引
起し装置で引き起こされた穀稈を掻込み搬送するように
構成したコンバインにおける掻込み装置において、上記
従動プーリのプーリ溝に臨むスクレーパをブラケットに
一体的に設け、かつ従動プーリを支軸部に遊嵌する固定
ボルトを当該ブラケットに支持すると共に、上記固定ボ
ルトの螺軸部を、ブラケットを貫通して前記搬送ベルト
の巻回域を包覆するカバー体に固定位置変更可能に締着
し、スクレーパと従動プーリとの間の取付間隔を保持し
たまま、固定ボルトの固定位置変更による搬送ベルトの
弛み調整を可能としたことを特徴とするコンバインにお
ける掻込み装置。 - 【請求項2】 上記ブラケットには、これに一体的に設
けたスクレーパの近傍に位置して取付ボルトが装着さ
れ、またカバー体には、当該取付ボルトおよび固定ボル
トをそれぞれ貫挿する長孔が各プーリの軸芯間を結ぶ中
心線に沿って平行状に穿設され、上記各長孔に沿う取付
ボルトおよび固定ボルトの締結位置調整で、カバー体に
対するブラケットの固定位置を変更するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のコンバインにおける掻込み
装置。 - 【請求項3】 上記ブラケットには、搬送ベルトに所定
間隔を存して突設した複数の掻込み杆の倒れ込みを防止
するガイド体が取着されていることを特徴とする請求項
1または2に記載のコンバインにおける掻込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03555297A JP3445460B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | コンバインにおける掻込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03555297A JP3445460B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | コンバインにおける掻込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215636A true JPH10215636A (ja) | 1998-08-18 |
JP3445460B2 JP3445460B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=12444901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03555297A Expired - Fee Related JP3445460B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | コンバインにおける掻込み装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3445460B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP03555297A patent/JP3445460B2/ja not_active Expired - Fee Related
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