JPH10215270A - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置

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JPH10215270A
JPH10215270A JP9017162A JP1716297A JPH10215270A JP H10215270 A JPH10215270 A JP H10215270A JP 9017162 A JP9017162 A JP 9017162A JP 1716297 A JP1716297 A JP 1716297A JP H10215270 A JPH10215270 A JP H10215270A
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signal
terminal
resistor
transistor
signal line
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Katsuhiro Ouchi
勝博 大内
Morio Satou
司雄 佐藤
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    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
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    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号の歪みが小さく高速通信に適した車両用
通信装置を提供する。 【解決手段】 信号線5の分布容量に蓄えられた電荷を
プルアップ抵抗RLをバイパスして放電させ、または、
信号線5の分布容量に電荷をプルアップ抵抗RLをバイ
パスして充電させる充放電手段23,24を設け、充放
電手段23,24は、トランジスタQ1,Q3がオンか
らオフに切り替った時から信号の1ビット長の時間より
短い所定期間だけ放電または充電させるものであり、前
記所定期間は、信号線5を介して接続されたノードにお
いて信号線5から受信信号を得る受信手段25がオンか
らオフもしくはオフからオンに切り替る切替時間よりも
長く構成された車両用通信装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や自動
車等の車両に使用される車両用通信装置に係り、パルス
信号波形の歪みが小さく高速通信に適した車両用通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平7−22431号公報には、各種
送受信ユニット(ノード)同士を単一の信号線で接続
し、構成を簡略化して、軽量化及びコストの低減を図る
と共に、通信効率を向上させることができる多重通信シ
ステムが開示されている。
【0003】図6に、ノード間通信を行う従来の車両用
通信装置10の回路図を例示する。信号線としては平衡
ケーブル5を用い、ツイストペア(twisted pair)線と
している。ノード16はノード12と同じ構成である。
ノード12は、送信回路121と、受信回路125と、
マイクロコンピュータ3と、を備えている。マイクロコ
ンピュータ3は、出力端3aを介して送信信号を送出
し、この送信信号はトランジスタQ1,Q3の両方を制
御する制御信号を兼ねている。
【0004】受信回路125は、マイクロコンピュータ
3の入力端3bに受信信号を出力するコンパレータCP
と、抵抗R1,R3とを備えている。コンパレータCP
の非反転入力端子(+端子)は抵抗R1を介して端子1
2aに接続され、反転入力端子(−端子)は抵抗R3を
介して端子12bに接続されている。
【0005】送信回路121は、トランジスタQ1,Q
3と、マイクロコンピュータ3が出力端3aを介して送
出した信号を反転してトランジスタQ1の制御信号を生
成するインバータN1と、この制御信号を反転してトラ
ンジスタQ3の制御信号を生成するインバータN3と、
ダイオードD1〜D4と、プルアップ抵抗RL,RLと
を備えている。
【0006】トランジスタQ1のコレクタにはプルアッ
プ抵抗RLを介して電源電圧Vddが印加されており、
トランジスタQ3のコレクタはプルアップ抵抗RLを介
して接地されている。
【0007】また、トランジスタQ1のコレクタには端
子12aを介して平衡ケーブル5の一方のケーブル5a
(の芯線)が接続されており、トランジスタQ3のコレ
クタには端子12bを介して平衡ケーブル5の他方のケ
ーブル5b(の芯線)が接続されている。
【0008】ノード12において、マイクロコンピュー
タ3がH(High)レベル信号を送出して出力端3a
をHレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともに
オフとなる。
【0009】すると、ノード12の端子12aと、これ
に接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続
されたノード16の端子16aの電位は、電源電圧Vd
dになりHレベルとなる。ノード12の端子12bと、
これに接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに
接続されたノード16の端子16bの電位は、接地電位
0[volt]になりLレベルとなる。
【0010】なお、ノード16の同様の回路動作により
ノード16から平衡ケーブル5を介して信号が送られて
くると、ノード12の受信回路125内のコンパレータ
CPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信
信号(Hレベル信号)を得て、Hレベル信号をマイクロ
コンピュータ3に出力する。
【0011】一方、マイクロコンピュータ3がL(Lo
w)レベル信号を送出して出力端3aをLレベルとする
と、トランジスタQ1,Q3はともにオンとなる。
【0012】すると、ノード12の端子12aと、これ
に接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続
されたノード16の端子16aの電位は、接地電位0
[volt]になってLレベルとなる。ノード12の端子1
2bと、これに接続されたケーブル5bと、このケーブ
ル5bに接続されたノード16の端子16bの電位は、
電源電圧VddになってHレベルとなる。
【0013】なお、ノード16の同様の回路動作により
ノード16から平衡ケーブル5を介して信号が送られて
くると、ノード12の受信回路125内のコンパレータ
CPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信
信号(Lレベル信号)を得て、Lレベル信号をマイクロ
コンピュータ3に出力する。
【0014】出力端3aをLレベルからHレベルに切り
換えた場合に、プルアップ抵抗RLと信号線の分布容量
などでパルス信号の立上り時間および立下り時間が決定
されるので、信号線が長いときはパルス信号波形が歪ん
でしまう。
【0015】これを解決すべく、特開平5−29210
1号公報には、トランジスタに接続されたプルアップ抵
抗および信号線を備え、前記トランジスタを制御するこ
とにより信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通
信装置であって、信号線の分布容量に蓄えられた電荷を
プルアップ抵抗をバイパスして放電させ、または、信号
線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗をバイパスして充
電させる充放電手段を設け、充放電手段は、前記トラン
ジスタがオンからオフに切り替った時から信号の1ビッ
ト長の時間より短い所定期間だけ放電または充電させる
ことが開示されている。
【0016】充放電手段を設けることで、信号線の分布
容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗を介して放電し
たり信号線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗を介して
充電したりする場合に比べて、信号の立上り(または立
下り)を速くすることができると共にパルス信号波形の
歪みを小さくすることができる。また、トランジスタが
オンからオフに切り替った時から少なくとも信号の1ビ
ット長の時間はトランジスタはオフ状態なので、このト
ランジスタのオフ状態中にプルアップ抵抗をバイパスし
て放電または充電させることができると共に、充放電時
の充放電手段の抵抗値が低い場合でもトランジスタはオ
フ状態なのでトランジスタのコレクタ・エミッタ間に大
電流が流れることを防止することができ、トランジスタ
の破損を防止することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、受信手段がオ
ン/オフに切り替る切替時間内に、充放電手段による充
電または放電が終了して雑音が信号線に入ってきた場合
は、この雑音により信号線上の信号のレベル値が瞬間的
に逆転(反転)したり、元のレベル値に戻ったりするこ
とがあるため、この影響で受信手段のオン/オフの切替
りが遅くなるおそれがある。
【0018】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、トラン
ジスタのコレクタに接続されたプルアップ抵抗および信
号線とを備え、前記トランジスタを制御することにより
信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通信装置に
おいて、パルス信号波形の歪みが小さく高速通信に適し
た車両用通信装置を提供することにある。
【0019】本発明に係る車両用通信装置は、信号線の
分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗をバイパス
して放電させ、または、信号線の分布容量に電荷をプル
アップ抵抗をバイパスして充電させる充放電手段を設
け、充放電手段は、前記トランジスタがオンからオフに
切り替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定
期間だけ放電または充電させるものであり、前記所定期
間は、信号線を介して接続されたノードにおいて信号線
から受信信号を得る受信手段がオンからオフもしくはオ
フからオンに切り替る切替時間よりも長いことを特徴と
する。
【0020】切替時間よりも長く充放電手段で充電また
は放電することで、受信手段をオン/オフのうち受信信
号に対応するいずれか一方に高速で強制的に切り換える
ことができ、受信手段のオン/オフの切替りが遅くなる
ことを防止することができ、この点で誤受信を防止する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。図1は本発明の車両用通信装置
の回路図である。
【0022】信号線としては平衡ケーブル5を用い、ツ
イストペア(twisted pair)線としている。ノード6は
ノード2と同じ構成であり、端子6a,6bは端子2
a,2bと対応しており、平衡ケーブル5を介して接続
されている。車両用通信装置1は平衡ケーブル5を介し
てノード間通信を行う。マイクロコンピュータ3は、出
力端3aを介して送信信号を送出し、この送信信号はト
ランジスタQ1,Q3の両方を制御する制御信号を兼ね
ている。
【0023】ノード2は、送信回路21と、トリガパル
ス発生回路22と、充放電手段23,24と、受信回路
25と、マイクロコンピュータ3とを備えている。
【0024】送信回路21は、トランジスタQ1,Q3
と、マイクロコンピュータ3が出力端3aを介して送出
した信号を反転してトランジスタQ1の制御信号を生成
するインバータN1と、この制御信号を反転してトラン
ジスタQ3の制御信号を生成するインバータN3と、ダ
イオードD1〜D4と、プルアップ抵抗RL,RLとを
備えている。
【0025】トランジスタQ1のコレクタにはプルアッ
プ抵抗RLを介して電源電圧Vddが印加されており、
トランジスタQ3のコレクタはプルアップ抵抗RLを介
して接地されている。
【0026】また、トランジスタQ1のコレクタには端
子2aを介して平衡ケーブル5の一方のケーブル5a
(の芯線)が接続されており、トランジスタQ3のコレ
クタには端子2bを介して平衡ケーブル5の他方のケー
ブル5b(の芯線)が接続されている。
【0027】ノード2において、マイクロコンピュータ
3がH(High)レベル信号を送出して出力端3aを
Hレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともにオ
フとなる。
【0028】すると、ノード2の端子2aと、これに接
続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続され
たノード6の端子6aの電位は、電源電圧Vddになり
Hレベルとなる。ノード2の端子2bと、これに接続さ
れたケーブル5bと、このケーブル5bに接続されたノ
ード6の端子6bの電位は、接地電位0[volt]になり
Lレベルとなる。
【0029】なお、ノード6の同様の回路動作によりノ
ード6から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくる
と、ノード2の受信回路25内のコンパレータCPは、
平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(H
レベル信号)を得て、Hレベル信号をマイクロコンピュ
ータ3に出力する。
【0030】一方、マイクロコンピュータ3がL(Lo
w)レベル信号を送出して出力端3aをLレベルとする
と、トランジスタQ1,Q3はともにオンとなる。
【0031】すると、ノード2の端子2aと、これに接
続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続され
たノード6の端子6aの電位は、接地電位0[volt]に
なってLレベルとなる。ノード2の端子2bと、これに
接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに接続さ
れたノード6の端子6bの電位は、電源電圧Vddにな
ってHレベルとなる。
【0032】なお、ノード6の同様の回路動作によりノ
ード6から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくる
と、ノード2の受信回路25内のコンパレータCPは、
平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(L
レベル信号)を得て、Lレベル信号をマイクロコンピュ
ータ3に出力する。
【0033】受信回路25は、マイクロコンピュータ3
の入力端3bに受信信号を出力するコンパレータCP
と、抵抗R0〜R5と、コンデンサとを備えている。
【0034】コンパレータCPの反転入力端子(−端
子)と非反転入力端子(+端子)とは、雑音を除去する
コンデンサを介して接続されている。
【0035】コンパレータCPの非反転入力端子(+端
子)とケーブル5aとを端子2aおよび抵抗R1を介し
て接続し、反転入力端子(−端子)とケーブル5bとを
端子2bおよび抵抗R3を介して接続し、抵抗R1と抵
抗R3の抵抗値を同一としている。
【0036】コンパレータCPの反転入力端子(−端
子)と電源電圧Vddの供給端子とを前記抵抗R1の2
倍の抵抗値の抵抗R5を介して接続すると共に前記抵抗
R1の2倍の抵抗値の抵抗R4を介して接地している。
【0037】コンパレータCPの非反転入力端子(+端
子)と出力端子とを前記抵抗R1と同一の抵抗値の抵抗
R2を介して接続し、コンパレータCPの出力端子と電
源電圧Vddの供給端子とを接続している。コンパレー
タCPの出力端子と電源電圧Vddの供給端子とを前記
抵抗R1よりかなり小さい抵抗値のオープンコレクタ用
抵抗R0を介して接続している。
【0038】抵抗値の関係を式で表わすと、 R0<<R1、R3=R1、R2=R1、R4=2×R
1、R5=2×R1 となる。具体例としては、 R0=1kΩ、R1=R2=R3=24kΩ、R4=R
5=47kΩ とする。
【0039】ダイオードD2,D3により、平衡ケーブ
ル5にVddを超える雑音が入っても、雑音をVddで
クリップすることができ、端子2a,2bの電位が変動
しても最大でVddに抑えることができる。ダイオード
D1,D4により、平衡ケーブル5に接地電位0[vol
t]以下の雑音が入っても、雑音を0[volt]でクリッ
プすることができ、端子2a,2bの電位が変動しても
最小で0[volt]に抑えることができる。
【0040】図2は、雑音によるコンパレータCPの入
力端子電圧の変動を示す説明図である。図2[A]は、
コンパレータCPがHレベル信号を受信して得ている場
合であり、図2[B]は、コンパレータCPがLレベル
信号を受信して得ている場合である。
【0041】コンパレータCPがHレベル信号を受信し
て得ており、非反転入力端子(+端子)がVddで反転
入力端子(−端子)が(1/4)Vddの場合に、平衡
ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2bがV
ddになったとき、このVddを抵抗R3と抵抗R4,
R5(R4//R5)で1/2に分圧することができ、
反転入力端子(−端子)の入力電圧の上昇を(3/4)
Vddに抑えることができる。非反転入力端子(+端
子)の入力電圧はVddのままとすることができる。
【0042】平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端
子2a,2bが接地電位0[volt]になったときは、抵
抗R1と抵抗R2で分圧して、非反転入力端子(+端
子)の入力電圧の下降を(1/2)Vddに抑えること
ができる。反転入力端子(−端子)の入力電圧は、Vd
dを抵抗R5と抵抗R4,R3(R4//R3)で分圧
して、(1/4)Vddのままとすることができる。
【0043】コンパレータCPがLレベル信号を受信し
て得ており、非反転入力端子(+端子)が0[volt]で
反転入力端子(−端子)が(3/4)Vddの場合に、
平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2b
がVddになったとき、このVddを抵抗R1と抵抗R
2で1/2に分圧することができ、非反転入力端子(+
端子)の入力電圧の上昇を(1/2)Vddに抑えるこ
とができる。反転入力端子(−端子)の入力電圧は、V
ddを抵抗R5,R3(R5//R3)と抵抗R4で分
圧して(3/4)Vddのままとすることができる。
【0044】平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端
子2a,2bが0[volt]になったときは、抵抗R5と
抵抗R4,R3(R4//R3)で分圧して、反転入力
端子(−端子)の入力電圧の下降を(1/4)Vddに
抑えることができる。非反転入力端子(+端子)の入力
電圧は0[volt]のままとすることができる。
【0045】充放電手段23,24は、トランジスタQ
2,Q4と、このトランジスタQ2,Q4のベース・エ
ミッタ間を接続するバイアス抵抗と、ベースに接続され
たベース抵抗と、をそれぞれ備えている。
【0046】スイッチ素子を構成するトランジスタQ2
のコレクタには端子2aが接続され、エミッタには電源
電圧Vddが印加されており、このスイッチ素子をプル
アップ抵抗RLと並列接続するように回路構成されてい
る。
【0047】スイッチ素子を構成するトランジスタQ4
のコレクタには端子2bが接続され、エミッタは接地さ
れており、このスイッチ素子をプルアップ抵抗RLと並
列接続するように回路構成されている。
【0048】平衡ケーブル5のケーブル5aの分布容量
に電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして充電させる
充放電手段23を設けることで、平衡ケーブル5の分布
容量に電荷をプルアップ抵抗RLを介して充電させる場
合に比べて、信号の立上りを速くすることができると共
にパルス信号波形の歪みを小さくすることができる。
【0049】平衡ケーブル5のケーブル5bの分布容量
に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして
放電させる充放電手段24を設けることで、平衡ケーブ
ル5の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗RL
を介して放電させる場合に比べて、信号の立下りを速く
することができると共にパルス信号波形の歪みを小さく
することができる。
【0050】トランジスタQ2,Q4の制御信号をトラ
ンジスタQ1の制御信号から生成したトリガパルスで構
成している。図3に、トランジスタQ1〜Q4の各制御
信号のタイムチャートを示す。
【0051】トランジスタQ1の制御信号は、図1に示
すように、マイクロコンピュータ3が出力端3aからH
/Lレベル信号を送出することで、インバータN1を経
て生成され、この制御信号をインバータN3で反転して
トランジスタQ3の制御信号が生成される。
【0052】トランジスタQ4の制御信号は、コンデン
サCと抵抗R9とからなる微分回路と、インバータN4
からなる波形整形回路と、を経てトランジスタQ1の制
御信号から生成され、この制御信号をインバータN2で
反転してトランジスタQ2の制御信号が生成される。
【0053】トランジスタQ1の制御信号がLレベルを
継続している場合、トランジスタQ3の制御信号はHレ
ベルを継続し、トランジスタQ1〜Q4は全てオフであ
る。端子2aに接続されたケーブル5aはHレベルであ
り、端子2bに接続されたケーブル5bはLレベルであ
る。
【0054】マイクロコンピュータ3が出力端3aを介
して送出する信号は、1ビット長を単位としてその整数
倍の長さで切り替えられる。トランジスタQ1の制御信
号がHレベルに切り替ると、トランジスタQ1,Q3は
オンになり、トランジスタQ2,Q4はオフのままであ
る。端子2aに接続されたケーブル5aはLレベルにな
り、端子2bに接続されたケーブル5bはHレベルにな
る。
【0055】トランジスタQ1の制御信号がLレベルに
切り替ると、トランジスタQ1,Q3はオフになる。ト
ランジスタQ2,Q4は一時的にオンになるが、1ビッ
ト長の時間内に短時間でオフになる。
【0056】すなわち、トランジスタQ1の制御信号が
HレベルからLレベルに切り替ると、トランジスタQ2
の制御信号はHレベルからLレベルに切り替るが、コン
デンサCの一端が抵抗Rを介して電源電圧Vddに印加
されており、このCとRで決まる時定数に従ってコンデ
ンサCが充電されるので、トランジスタQ2の制御信号
はLレベルからHレベルに短時間で切り替ることとな
り、トリガパルスを生成する回路構成としている。
【0057】トリガパルス発生回路22は、抵抗R,R
9と、電源電圧Vdd側をカソードとして抵抗Rと並列
接続されたダイオードと、インバータN1の出力端子に
一端を接続され他端が抵抗Rを介して電源電圧Vddに
印加されたコンデンサCと、前記他端と抵抗R9を介し
て接続されたインバータN4と、インバータN2と、を
備えている。
【0058】CとRで決まる時定数を調整して、トリガ
パルスのパルス幅を1ビット長の時間より短くしてい
る。すると、トランジスタQ2は、トランジスタQ1が
オンからオフに切り替った時から信号の1ビット長の時
間より短い所定期間(トリガパルスのパルス幅時間)だ
けオンになり、ケーブル5aの分布容量に電荷をプルア
ップ抵抗RLをバイパスして充電させる。
【0059】トランジスタQ3,Q4の動作について
は、上記したトランジスタQ1,Q2の動作と同様であ
る。但し、トランジスタQ2はケーブル5aの分布容量
に電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして充電させる
が、トランジスタQ4はケーブル5bの分布容量に蓄え
られた電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして放電さ
せる構成としている。
【0060】図4は、信号が切り替る時におけるコンパ
レータCPの入力端子電圧の変動を示す説明図である。
【0061】図4[A]に示すように、コンパレータC
Pの出力がLレベルの場合は、反転入力端子(−端子)
は(3/4)Vddであり、非反転入力端子(+端子)
は接地電位0[volt]である。
【0062】トランジスタQ1,Q3がオフになり、ト
ランジスタQ2,Q4がオンになると、非反転入力端子
(+端子)は(1/2)Vddとなり、反転入力端子
(−端子)は(1/4)Vddとなる。
【0063】そして、コンパレータCPがオフからオン
に切り替る(コンパレータCPの出力がLレベルからH
レベルに切り替る)切替時間内に、トランジスタQ2,
Q4がオフになると、反転入力端子(−端子)は(1/
4)Vddのままであるが、非反転入力端子(+端子)
は{R2/(R1+R2+RL)}Vddとなる。この
とき、差動入力電圧が減少して雑音に敏感になる。
【0064】コンパレータCPの出力がLレベルからH
レベルに切り替ると、反転入力端子(−端子)は(1/
4)Vddのままであり、非反転入力端子(+端子)は
Vddとなる。
【0065】切替時間内に、トランジスタQ2,Q4が
オフになりトランジスタQ2,Q4による充放電が終了
して雑音が平衡ケーブル5に入ってきた場合は、差動入
力電圧が減少して雑音に敏感になるので、この雑音によ
り各ケーブル5a,5b上の信号のレベル値が瞬間的に
逆転(反転)することがあり、この影響でコンパレータ
CPのオン/オフの切替りが遅くなることがある。
【0066】図4[B]に、切替時間中のノイズによる
入力端子電圧の変動と、信号のレベル値が瞬間的に逆転
(反転)する様子を示す。
【0067】雑音がない場合は、反転入力端子(−端
子)は(1/4)Vddのままであり、非反転入力端子
(+端子)は{R2/(R1+R2+RL)}Vddの
ままである。但し、RL<2×R1としている。
【0068】平衡ケーブル5に雑音が入って平衡ケーブ
ル5が瞬間的にVddとなった場合は、反転入力端子
(−端子)は(3/4)Vddに上昇し、非反転入力端
子(+端子)は(1/2)Vddに上昇し、信号レベル
値が逆転する。
【0069】平衡ケーブル5に雑音が入って平衡ケーブ
ル5が瞬間的に0[volt]となった場合は、反転入力端
子(−端子)は(1/4)Vddのままであるが、非反
転入力端子(+端子)は0[volt]に下降し、信号レベ
ル値が逆転する。
【0070】切替時間より上記パルス幅時間を長くして
切替時間よりも長く充放電手段23,24で充電または
放電した場合における、入力端子電圧の変動を図5に示
す。こうすることで、受信手段25をオン/オフのうち
受信信号に対応するいずれか一方に高速で強制的に切り
換えることができ、コンパレータCPひいては受信手段
25のオン/オフ出力の切替りが遅くなることを防止す
ることができ、この点で誤受信を防止することができ
る。
【0071】なお、ノード2は受信のみを行い、ノード
6は送信のみを行う構成とすることもできる。平衡ケー
ブル5は、ツイストペア線(より対線)としてもよい
し、単なるペア線(対線,平行線)としてもよい。トラ
ンジスタQ2のエミッタには、プルアップ抵抗RLより
かなり小さい抵抗を介して電源電圧Vddを印加しても
よい。電源電圧Vddは、例えば5[volt]としてもよ
い。トランジスタQ2,Q4の制御信号は、インバータ
N1の代わりに、出力端3aに接続された他のインバー
タを設けてこのインバータを経て生成してもよい。ま
た、上記実施形態は本発明の一例であり、本発明は上記
実施形態に限定されない。
【0072】
【発明の効果】本発明の車両用通信装置によれば、切替
時間よりも長く充放電手段で充電または放電すること
で、受信手段をオン/オフのうち受信信号に対応するい
ずれか一方に高速で強制的に切り換えることができ、受
信手段のオン/オフ出力の切替りが遅くなることを防止
することができ、これにより誤受信を防止することがで
きる。
【0073】以上から本発明によれば、信号(データ)
の衝突を前提とした通信方式を採りながら電力消費を抑
えて歪みの小さいパルス信号波形を作り出して送信する
ことができ、高速通信に適した信頼性の高い車両用通信
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用通信装置の回路図
【図2】雑音によるコンパレータの入力端子電圧の変動
を示す説明図
【図3】トランジスタQ1〜Q4の各制御信号のタイム
チャート
【図4】信号が切り替る時におけるコンパレータの入力
端子電圧の変動を示す説明図
【図5】信号が切り替る時におけるコンパレータの入力
端子電圧の変動を示す説明図
【図6】従来の車両用通信装置の回路図
【符号の説明】
1,10…車両用通信装置、2,6,12,16…ノー
ド(送受信ユニット)、2a,2b,6a,6b,12
a,12b,16a,16b…端子、3…マイクロコン
ピュータ、3a…出力端、3b…入力端、5…平衡ケー
ブル(信号線)、5a,5b…平衡ケーブル5の各ケー
ブル、21,121…送信回路、22…トリガパルス発
生回路、23,24…充放電手段、25,125…受信
回路(受信手段)、C…コンデンサ、CP…コンパレー
タ、D1〜D4…ダイオード、N1〜N4…インバー
タ、Q1,Q4…トランジスタ(NPNトランジス
タ)、Q2,Q3…トランジスタ(PNPトランジス
タ)、R,R0〜R5,R9…抵抗、RL…プルアップ
抵抗、Vdd…電源電圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタのコレクタに接続されたプ
    ルアップ抵抗および信号線を備え、前記トランジスタを
    制御することにより信号線を介して各ノード間通信を行
    う車両用通信装置において、 信号線の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗を
    バイパスして放電させ、または、信号線の分布容量に電
    荷をプルアップ抵抗をバイパスして充電させる充放電手
    段を設け、 充放電手段は、前記トランジスタがオンからオフに切り
    替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定期間
    だけ放電または充電させるものであり、 前記所定期間は、信号線を介して接続されたノードにお
    いて信号線から受信信号を得る受信手段がオンからオフ
    もしくはオフからオンに切り替る切替時間よりも長いこ
    とを特徴とする車両用通信装置。
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