JP3828224B2 - 車両用通信装置 - Google Patents

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JP3828224B2
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  • Electronic Switches (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車や自動車等の車両に使用される車両用通信装置に係り、パルス信号波形の歪みが小さく高速通信に適した車両用通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公平7−22431号公報には、各種送受信ユニット(ノード)同士を単一の信号線で接続し、構成を簡略化して、軽量化及びコストの低減を図ると共に、通信効率を向上させることができる多重通信システムが開示されている。
【0003】
図6に、ノード間通信を行う従来の車両用通信装置10の回路図を例示する。信号線としては平衡ケーブル5を用い、ツイストペア(twisted pair)線としている。
ノード16はノード12と同じ構成である。
ノード12は、送信回路121と、受信回路125と、マイクロコンピュータ3と、を備えている。
マイクロコンピュータ3は、出力端3aを介して送信信号を送出し、この送信信号はトランジスタQ1,Q3の両方を制御する制御信号を兼ねている。
【0004】
受信回路125は、マイクロコンピュータ3の入力端3bに受信信号を出力するコンパレータCPと、抵抗R1,R3とを備えている。
コンパレータCPの非反転入力端子(+端子)は抵抗R1を介して端子12aに接続され、反転入力端子(−端子)は抵抗R3を介して端子12bに接続されている。
【0005】
送信回路121は、トランジスタQ1,Q3と、マイクロコンピュータ3が出力端3aを介して送出した信号を反転してトランジスタQ1の制御信号を生成するインバータN1と、この制御信号を反転してトランジスタQ3の制御信号を生成するインバータN3と、ダイオードD1〜D4と、プルアップ抵抗RL,RLとを備えている。
【0006】
トランジスタQ1のコレクタにはプルアップ抵抗RLを介して電源電圧Vddが印加されており、トランジスタQ3のコレクタはプルアップ抵抗RLを介して接地されている。
【0007】
また、トランジスタQ1のコレクタには端子12aを介して平衡ケーブル5の一方のケーブル5a(の芯線)が接続されており、トランジスタQ3のコレクタには端子12bを介して平衡ケーブル5の他方のケーブル5b(の芯線)が接続されている。
【0008】
ノード12において、マイクロコンピュータ3がH(High)レベル信号を送出して出力端3aをHレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともにオフとなる。
【0009】
すると、ノード12の端子12aと、これに接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続されたノード16の端子16aの電位は、電源電圧VddになりHレベルとなる。
ノード12の端子12bと、これに接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに接続されたノード16の端子16bの電位は、接地電位0[volt]になりLレベルとなる。
【0010】
なお、ノード16の同様の回路動作によりノード16から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくると、ノード12の受信回路125内のコンパレータCPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(Hレベル信号)を得て、Hレベル信号をマイクロコンピュータ3に出力する。
【0011】
一方、マイクロコンピュータ3がL(Low)レベル信号を送出して出力端3aをLレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともにオンとなる。
【0012】
すると、ノード12の端子12aと、これに接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続されたノード16の端子16aの電位は、接地電位0[volt]になってLレベルとなる。
ノード12の端子12bと、これに接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに接続されたノード16の端子16bの電位は、電源電圧VddになってHレベルとなる。
【0013】
なお、ノード16の同様の回路動作によりノード16から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくると、ノード12の受信回路125内のコンパレータCPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(Lレベル信号)を得て、Lレベル信号をマイクロコンピュータ3に出力する。
【0014】
出力端3aをLレベルからHレベルに切り換えた場合に、プルアップ抵抗RLと信号線の分布容量などでパルス信号の立上り時間および立下り時間が決定されるので、信号線が長いときはパルス信号波形が歪んでしまう。
【0015】
これを解決すべく、特開平5−292101号公報には、トランジスタに接続されたプルアップ抵抗および信号線を備え、前記トランジスタを制御することにより信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通信装置であって、信号線の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗をバイパスして放電させ、または、信号線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗をバイパスして充電させる充放電手段を設け、充放電手段は、前記トランジスタがオンからオフに切り替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定期間だけ放電または充電させることが開示されている。
【0016】
充放電手段を設けることで、信号線の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗を介して放電したり信号線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗を介して充電したりする場合に比べて、信号の立上り(または立下り)を速くすることができると共にパルス信号波形の歪みを小さくすることができる。
また、トランジスタがオンからオフに切り替った時から少なくとも信号の1ビット長の時間はトランジスタはオフ状態なので、このトランジスタのオフ状態中にプルアップ抵抗をバイパスして放電または充電させることができると共に、充放電時の充放電手段の抵抗値が低い場合でもトランジスタはオフ状態なのでトランジスタのコレクタ・エミッタ間に大電流が流れることを防止することができ、トランジスタの破損を防止することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、受信手段がオン/オフに切り替る切替時間内に、充放電手段による充電または放電が終了して雑音が信号線に入ってきた場合は、この雑音により信号線上の信号のレベル値が瞬間的に逆転(反転)したり、元のレベル値に戻ったりすることがあるため、この影響で受信手段のオン/オフの切替りが遅くなるおそれがある。
【0018】
本発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、トランジスタのコレクタに接続されたプルアップ抵抗および信号線とを備え、前記トランジスタを制御することにより信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通信装置において、パルス信号波形の歪みが小さく高速通信に適した車両用通信装置を提供することにある。
【0019】
本発明に係る車両用通信装置は、トランジスタのコレクタに接続されたプルアップ抵抗および信号線を備え、トランジスタを制御することにより信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通信装置において、信号線の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗をバイパスして放電させ、または、信号線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗をバイパスして充電させる充放電手段を設け、トランジスタを制御するトリガパルス発生手段を設け、充放電手段は、トランジスタがオンからオフに切り替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定期間だけ放電または充電させるものであり、所定期間は、トリガパルス発生手段から発生するトリガパルスのパルス幅時間を長くすることにより、信号線を介して接続されたノードにおいて信号線から受信信号を得る受信手段がオンからオフもしくはオフからオンに切り替る切替時間よりも長くすることを特徴とする。
【0020】
切替時間よりも長く充放電手段で充電または放電することで、受信手段をオン/オフのうち受信信号に対応するいずれか一方に高速で強制的に切り換えることができ、受信手段のオン/オフの切替りが遅くなることを防止することができ、この点で誤受信を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明の車両用通信装置の回路図である。
【0022】
信号線としては平衡ケーブル5を用い、ツイストペア(twisted pair)線としている。
ノード6はノード2と同じ構成であり、端子6a,6bは端子2a,2bと対応しており、平衡ケーブル5を介して接続されている。車両用通信装置1は平衡ケーブル5を介してノード間通信を行う。
マイクロコンピュータ3は、出力端3aを介して送信信号を送出し、この送信信号はトランジスタQ1,Q3の両方を制御する制御信号を兼ねている。
【0023】
ノード2は、送信回路21と、トリガパルス発生回路22と、充放電手段23,24と、受信回路25と、マイクロコンピュータ3とを備えている。
【0024】
送信回路21は、トランジスタQ1,Q3と、マイクロコンピュータ3が出力端3aを介して送出した信号を反転してトランジスタQ1の制御信号を生成するインバータN1と、この制御信号を反転してトランジスタQ3の制御信号を生成するインバータN3と、ダイオードD1〜D4と、プルアップ抵抗RL,RLとを備えている。
【0025】
トランジスタQ1のコレクタにはプルアップ抵抗RLを介して電源電圧Vddが印加されており、トランジスタQ3のコレクタはプルアップ抵抗RLを介して接地されている。
【0026】
また、トランジスタQ1のコレクタには端子2aを介して平衡ケーブル5の一方のケーブル5a(の芯線)が接続されており、トランジスタQ3のコレクタには端子2bを介して平衡ケーブル5の他方のケーブル5b(の芯線)が接続されている。
【0027】
ノード2において、マイクロコンピュータ3がH(High)レベル信号を送出して出力端3aをHレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともにオフとなる。
【0028】
すると、ノード2の端子2aと、これに接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続されたノード6の端子6aの電位は、電源電圧VddになりHレベルとなる。
ノード2の端子2bと、これに接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに接続されたノード6の端子6bの電位は、接地電位0[volt]になりLレベルとなる。
【0029】
なお、ノード6の同様の回路動作によりノード6から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくると、ノード2の受信回路25内のコンパレータCPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(Hレベル信号)を得て、Hレベル信号をマイクロコンピュータ3に出力する。
【0030】
一方、マイクロコンピュータ3がL(Low)レベル信号を送出して出力端3aをLレベルとすると、トランジスタQ1,Q3はともにオンとなる。
【0031】
すると、ノード2の端子2aと、これに接続されたケーブル5aと、このケーブル5aに接続されたノード6の端子6aの電位は、接地電位0[volt]になってLレベルとなる。
ノード2の端子2bと、これに接続されたケーブル5bと、このケーブル5bに接続されたノード6の端子6bの電位は、電源電圧VddになってHレベルとなる。
【0032】
なお、ノード6の同様の回路動作によりノード6から平衡ケーブル5を介して信号が送られてくると、ノード2の受信回路25内のコンパレータCPは、平衡ケーブル5からの信号を差動増幅して受信信号(Lレベル信号)を得て、Lレベル信号をマイクロコンピュータ3に出力する。
【0033】
受信回路25は、マイクロコンピュータ3の入力端3bに受信信号を出力するコンパレータCPと、抵抗R0〜R5と、コンデンサとを備えている。
【0034】
コンパレータCPの反転入力端子(−端子)と非反転入力端子(+端子)とは、雑音を除去するコンデンサを介して接続されている。
【0035】
コンパレータCPの非反転入力端子(+端子)とケーブル5aとを端子2aおよび抵抗R1を介して接続し、反転入力端子(−端子)とケーブル5bとを端子2bおよび抵抗R3を介して接続し、抵抗R1と抵抗R3の抵抗値を同一としている。
【0036】
コンパレータCPの反転入力端子(−端子)と電源電圧Vddの供給端子とを前記抵抗R1の2倍の抵抗値の抵抗R5を介して接続すると共に前記抵抗R1の2倍の抵抗値の抵抗R4を介して接地している。
【0037】
コンパレータCPの非反転入力端子(+端子)と出力端子とを前記抵抗R1と同一の抵抗値の抵抗R2を介して接続し、コンパレータCPの出力端子と電源電圧Vddの供給端子とを接続している。
コンパレータCPの出力端子と電源電圧Vddの供給端子とを前記抵抗R1よりかなり小さい抵抗値のオープンコレクタ用抵抗R0を介して接続している。
【0038】
抵抗値の関係を式で表わすと、
R0<<R1、R3=R1、R2=R1、R4=2×R1、R5=2×R1
となる。
具体例としては、
R0=1kΩ、R1=R2=R3=24kΩ、R4=R5=47kΩ
とする。
【0039】
ダイオードD2,D3により、平衡ケーブル5にVddを超える雑音が入っても、雑音をVddでクリップすることができ、端子2a,2bの電位が変動しても最大でVddに抑えることができる。
ダイオードD1,D4により、平衡ケーブル5に接地電位0[volt]以下の雑音が入っても、雑音を0[volt]でクリップすることができ、端子2a,2bの電位が変動しても最小で0[volt]に抑えることができる。
【0040】
図2は、雑音によるコンパレータCPの入力端子電圧の変動を示す説明図である。
図2[A]は、コンパレータCPがHレベル信号を受信して得ている場合であり、図2[B]は、コンパレータCPがLレベル信号を受信して得ている場合である。
【0041】
コンパレータCPがHレベル信号を受信して得ており、非反転入力端子(+端子)がVddで反転入力端子(−端子)が(1/4)Vddの場合に、平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2bがVddになったとき、このVddを抵抗R3と抵抗R4,R5(R4//R5)で1/2に分圧することができ、反転入力端子(−端子)の入力電圧の上昇を(3/4)Vddに抑えることができる。
非反転入力端子(+端子)の入力電圧はVddのままとすることができる。
【0042】
平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2bが接地電位0[volt]になったときは、抵抗R1と抵抗R2で分圧して、非反転入力端子(+端子)の入力電圧の下降を(1/2)Vddに抑えることができる。
反転入力端子(−端子)の入力電圧は、Vddを抵抗R5と抵抗R4,R3(R4//R3)で分圧して、(1/4)Vddのままとすることができる。
【0043】
コンパレータCPがLレベル信号を受信して得ており、非反転入力端子(+端子)が0[volt]で反転入力端子(−端子)が(3/4)Vddの場合に、平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2bがVddになったとき、このVddを抵抗R1と抵抗R2で1/2に分圧することができ、非反転入力端子(+端子)の入力電圧の上昇を(1/2)Vddに抑えることができる。
反転入力端子(−端子)の入力電圧は、Vddを抵抗R5,R3(R5//R3)と抵抗R4で分圧して(3/4)Vddのままとすることができる。
【0044】
平衡ケーブル5に雑音が入って瞬間的に端子2a,2bが0[volt]になったときは、抵抗R5と抵抗R4,R3(R4//R3)で分圧して、反転入力端子(−端子)の入力電圧の下降を(1/4)Vddに抑えることができる。
非反転入力端子(+端子)の入力電圧は0[volt]のままとすることができる。
【0045】
充放電手段23,24は、トランジスタQ2,Q4と、このトランジスタQ2,Q4のベース・エミッタ間を接続するバイアス抵抗と、ベースに接続されたベース抵抗と、をそれぞれ備えている。
【0046】
スイッチ素子を構成するトランジスタQ2のコレクタには端子2aが接続され、エミッタには電源電圧Vddが印加されており、このスイッチ素子をプルアップ抵抗RLと並列接続するように回路構成されている。
【0047】
スイッチ素子を構成するトランジスタQ4のコレクタには端子2bが接続され、エミッタは接地されており、このスイッチ素子をプルアップ抵抗RLと並列接続するように回路構成されている。
【0048】
平衡ケーブル5のケーブル5aの分布容量に電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして充電させる充放電手段23を設けることで、平衡ケーブル5の分布容量に電荷をプルアップ抵抗RLを介して充電させる場合に比べて、信号の立上りを速くすることができると共にパルス信号波形の歪みを小さくすることができる。
【0049】
平衡ケーブル5のケーブル5bの分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして放電させる充放電手段24を設けることで、平衡ケーブル5の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗RLを介して放電させる場合に比べて、信号の立下りを速くすることができると共にパルス信号波形の歪みを小さくすることができる。
【0050】
トランジスタQ2,Q4の制御信号をトランジスタQ1の制御信号から生成したトリガパルスで構成している。図3に、トランジスタQ1〜Q4の各制御信号のタイムチャートを示す。
【0051】
トランジスタQ1の制御信号は、図1に示すように、マイクロコンピュータ3が出力端3aからH/Lレベル信号を送出することで、インバータN1を経て生成され、この制御信号をインバータN3で反転してトランジスタQ3の制御信号が生成される。
【0052】
トランジスタQ4の制御信号は、コンデンサCと抵抗R9とからなる微分回路と、インバータN4からなる波形整形回路と、を経てトランジスタQ1の制御信号から生成され、この制御信号をインバータN2で反転してトランジスタQ2の制御信号が生成される。
【0053】
トランジスタQ1の制御信号がLレベルを継続している場合、トランジスタQ3の制御信号はHレベルを継続し、トランジスタQ1〜Q4は全てオフである。端子2aに接続されたケーブル5aはHレベルであり、端子2bに接続されたケーブル5bはLレベルである。
【0054】
マイクロコンピュータ3が出力端3aを介して送出する信号は、1ビット長を単位としてその整数倍の長さで切り替えられる。
トランジスタQ1の制御信号がHレベルに切り替ると、トランジスタQ1,Q3はオンになり、トランジスタQ2,Q4はオフのままである。
端子2aに接続されたケーブル5aはLレベルになり、端子2bに接続されたケーブル5bはHレベルになる。
【0055】
トランジスタQ1の制御信号がLレベルに切り替ると、トランジスタQ1,Q3はオフになる。
トランジスタQ2,Q4は一時的にオンになるが、1ビット長の時間内に短時間でオフになる。
【0056】
すなわち、トランジスタQ1の制御信号がHレベルからLレベルに切り替ると、トランジスタQ2の制御信号はHレベルからLレベルに切り替るが、コンデンサCの一端が抵抗Rを介して電源電圧Vddに印加されており、このCとRで決まる時定数に従ってコンデンサCが充電されるので、トランジスタQ2の制御信号はLレベルからHレベルに短時間で切り替ることとなり、トリガパルスを生成する回路構成としている。
【0057】
トリガパルス発生回路22は、抵抗R,R9と、電源電圧Vdd側をカソードとして抵抗Rと並列接続されたダイオードと、インバータN1の出力端子に一端を接続され他端が抵抗Rを介して電源電圧Vddに印加されたコンデンサCと、前記他端と抵抗R9を介して接続されたインバータN4と、インバータN2と、を備えている。
【0058】
CとRで決まる時定数を調整して、トリガパルスのパルス幅を1ビット長の時間より短くしている。
すると、トランジスタQ2は、トランジスタQ1がオンからオフに切り替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定期間(トリガパルスのパルス幅時間)だけオンになり、ケーブル5aの分布容量に電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして充電させる。
【0059】
トランジスタQ3,Q4の動作については、上記したトランジスタQ1,Q2の動作と同様である。
但し、トランジスタQ2はケーブル5aの分布容量に電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして充電させるが、トランジスタQ4はケーブル5bの分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗RLをバイパスして放電させる構成としている。
【0060】
図4は、信号が切り替る時におけるコンパレータCPの入力端子電圧の変動を示す説明図である。
【0061】
図4[A]に示すように、コンパレータCPの出力がLレベルの場合は、反転入力端子(−端子)は(3/4)Vddであり、非反転入力端子(+端子)は接地電位0[volt]である。
【0062】
トランジスタQ1,Q3がオフになり、トランジスタQ2,Q4がオンになると、非反転入力端子(+端子)は(1/2)Vddとなり、反転入力端子(−端子)は(1/4)Vddとなる。
【0063】
そして、コンパレータCPがオフからオンに切り替る(コンパレータCPの出力がLレベルからHレベルに切り替る)切替時間内に、トランジスタQ2,Q4がオフになると、反転入力端子(−端子)は(1/4)Vddのままであるが、非反転入力端子(+端子)は{R2/(R1+R2+RL)}Vddとなる。
このとき、差動入力電圧が減少して雑音に敏感になる。
【0064】
コンパレータCPの出力がLレベルからHレベルに切り替ると、反転入力端子(−端子)は(1/4)Vddのままであり、非反転入力端子(+端子)はVddとなる。
【0065】
切替時間内に、トランジスタQ2,Q4がオフになりトランジスタQ2,Q4による充放電が終了して雑音が平衡ケーブル5に入ってきた場合は、差動入力電圧が減少して雑音に敏感になるので、この雑音により各ケーブル5a,5b上の信号のレベル値が瞬間的に逆転(反転)することがあり、この影響でコンパレータCPのオン/オフの切替りが遅くなることがある。
【0066】
図4[B]に、切替時間中のノイズによる入力端子電圧の変動と、信号のレベル値が瞬間的に逆転(反転)する様子を示す。
【0067】
雑音がない場合は、反転入力端子(−端子)は(1/4)Vddのままであり、非反転入力端子(+端子)は{R2/(R1+R2+RL)}Vddのままである。但し、RL<2×R1としている。
【0068】
平衡ケーブル5に雑音が入って平衡ケーブル5が瞬間的にVddとなった場合は、反転入力端子(−端子)は(3/4)Vddに上昇し、非反転入力端子(+端子)は(1/2)Vddに上昇し、信号レベル値が逆転する。
【0069】
平衡ケーブル5に雑音が入って平衡ケーブル5が瞬間的に0[volt]となった場合は、反転入力端子(−端子)は(1/4)Vddのままであるが、非反転入力端子(+端子)は0[volt]に下降し、信号レベル値が逆転する。
【0070】
切替時間より上記パルス幅時間を長くして切替時間よりも長く充放電手段23,24で充電または放電した場合における、入力端子電圧の変動を図5に示す。こうすることで、受信手段25をオン/オフのうち受信信号に対応するいずれか一方に高速で強制的に切り換えることができ、コンパレータCPひいては受信手段25のオン/オフ出力の切替りが遅くなることを防止することができ、この点で誤受信を防止することができる。
【0071】
なお、ノード2は受信のみを行い、ノード6は送信のみを行う構成とすることもできる。平衡ケーブル5は、ツイストペア線(より対線)としてもよいし、単なるペア線(対線,平行線)としてもよい。
トランジスタQ2のエミッタには、プルアップ抵抗RLよりかなり小さい抵抗を介して電源電圧Vddを印加してもよい。
電源電圧Vddは、例えば5[volt]としてもよい。
トランジスタQ2,Q4の制御信号は、インバータN1の代わりに、出力端3aに接続された他のインバータを設けてこのインバータを経て生成してもよい。また、上記実施形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0072】
【発明の効果】
本発明の車両用通信装置によれば、切替時間よりも長く充放電手段で充電または放電することで、受信手段をオン/オフのうち受信信号に対応するいずれか一方に高速で強制的に切り換えることができ、受信手段のオン/オフ出力の切替りが遅くなることを防止することができ、これにより誤受信を防止することができる。
【0073】
以上から本発明によれば、信号(データ)の衝突を前提とした通信方式を採りながら電力消費を抑えて歪みの小さいパルス信号波形を作り出して送信することができ、高速通信に適した信頼性の高い車両用通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用通信装置の回路図
【図2】雑音によるコンパレータの入力端子電圧の変動を示す説明図
【図3】トランジスタQ1〜Q4の各制御信号のタイムチャート
【図4】信号が切り替る時におけるコンパレータの入力端子電圧の変動を示す説明図
【図5】信号が切り替る時におけるコンパレータの入力端子電圧の変動を示す説明図
【図6】従来の車両用通信装置の回路図
【符号の説明】
1,10…車両用通信装置、2,6,12,16…ノード(送受信ユニット)、2a,2b,6a,6b,12a,12b,16a,16b…端子、3…マイクロコンピュータ、3a…出力端、3b…入力端、5…平衡ケーブル(信号線)、5a,5b…平衡ケーブル5の各ケーブル、21,121…送信回路、22…トリガパルス発生回路、23,24…充放電手段、25,125…受信回路(受信手段)、C…コンデンサ、CP…コンパレータ、D1〜D4…ダイオード、N1〜N4…インバータ、Q1,Q4…トランジスタ(NPNトランジスタ)、Q2,Q3…トランジスタ(PNPトランジスタ)、R,R0〜R5,R9…抵抗、RL…プルアップ抵抗、Vdd…電源電圧。

Claims (1)

  1. トランジスタのコレクタに接続されたプルアップ抵抗および信号線を備え、前記トランジスタを制御することにより信号線を介して各ノード間通信を行う車両用通信装置において、
    信号線の分布容量に蓄えられた電荷をプルアップ抵抗をバイパスして放電させ、または、信号線の分布容量に電荷をプルアップ抵抗をバイパスして充電させる充放電手段を設け、
    前記トランジスタを制御するトリガパルス発生手段を設け、
    充放電手段は、前記トランジスタがオンからオフに切り替った時から信号の1ビット長の時間より短い所定期間だけ放電または充電させるものであり、
    前記所定期間は、前記トリガパルス発生手段から発生するトリガパルスのパルス幅時間を長くすることにより、信号線を介して接続されたノードにおいて信号線から受信信号を得る受信手段がオンからオフもしくはオフからオンに切り替る切替時間よりも長くすることを特徴とする車両用通信装置。
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