JPH10215116A - アンテナエレメントおよびその製造方法 - Google Patents

アンテナエレメントおよびその製造方法

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JPH10215116A
JPH10215116A JP2853097A JP2853097A JPH10215116A JP H10215116 A JPH10215116 A JP H10215116A JP 2853097 A JP2853097 A JP 2853097A JP 2853097 A JP2853097 A JP 2853097A JP H10215116 A JPH10215116 A JP H10215116A
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Japan
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insulating resin
antenna element
pipe
outer diameter
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JP2853097A
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Takao Kawahara
隆夫 川原
Tomio Abe
富夫 安部
Katsuo Miki
勝男 三木
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Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻径の大きなヘリカルコイル10を用いて可
撓性のあるアンテナエレメント20を提供する。 【解決手段】 導電材からなる取付金具12に突設させ
た円筒状部12aにヘリカルコイル10の一端を嵌合す
るとともに半田付け固定する。ヘリカルコイル10にそ
の外径と同じ内径を有する金型を被せ、ヘリカルコイル
10内にその内径より小さな外径を有する中心金型を挿
入する。両金型で形成される空間内に可撓性を有する絶
縁樹脂を注入固化して絶縁樹脂パイプ14をインサート
成形する。ヘリカルコイル10は絶縁樹脂パイプ14に
同軸上に埋め込まれ配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きな巻径も可能
であるとともに可撓性を有するヘリカルコイルを用いた
アンテナエレメントおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】携帯用や移動体用のアンテナエレメント
として、アンテナ実効長に比べて物理的長さを充分に小
さくできるヘリカルコイルが広く用いられている。しか
も、このヘリカルコイルを用いたアンテナ装置を破損か
ら保護すべく可撓性を備えて構成されることが多い。か
かる従来のアンテナ装置の構造の一例として、可撓性を
有する絶縁樹脂棒にヘリカルコイルを巻回し、その上に
熱収縮性の絶縁樹脂パイプを被せ、このパイプの収縮に
よりヘリカルコイルを絶縁樹脂棒に固定するようにした
ものがある。また、マイクロ波帯で用いるアンテナ装置
としては、比較的に小さな巻径のヘリカルコイルをイン
サート成形により可撓性を有する絶縁樹脂棒に埋め込ん
で配設したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱収縮性の絶縁
樹脂パイプを用いてヘリカルコイルを絶縁樹脂棒に固定
するアンテナ装置にあっては、ヘリカルコイルの巻径を
自由に設定でき、設計の自由度は高い。しかるに、繰り
返して曲げると、ヘリカルコイルのピッチがずれて不均
一となりやすく、アンテナ特性が変化するという不具合
があった。また、ヘリカルコイルを絶縁樹脂棒にインサ
ート成形により埋め込むアンテナ装置にあっては、繰り
返して曲げてもヘリカルコイルのピッチがずれるような
不具合はない。しかるに、ヘリカルコイルの巻径を大き
くして絶縁樹脂棒の径を大きなものとすると、樹脂成形
の際にひけを生じ易く、製造時の不良品の割合が多くな
る。そこで、ヘリカルコイルの巻径が比較的に小さなも
の(例えば巻径2.0mm以下)にしか適用することが
できない。
【0004】本発明は、上述のごとき従来技術の事情に
鑑みてなされたもので、大きな巻径のヘリカルコイルを
用いることができ、しかも可撓性を有するアンテナエレ
メントおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のアンテナエレメントは、可撓性を有する
絶縁樹脂パイプに、同軸上でヘリカルコイルを埋め込ん
だ状態に配設して構成されている。
【0006】そして、前記絶縁樹脂パイプ内に可撓性を
有する絶縁材からなる中心部材を配設して構成しても良
い。
【0007】さらに、導電材からなる取付金具に突出さ
せた円筒状部の外径に、ヘリカルコイルの一端を嵌合し
て同軸上に配設し、このヘリカルコイルを埋め込んだ状
態で同軸上に可撓性を有する絶縁樹脂パイプを配設する
とともに、この絶縁樹脂パイプと一体的に形成された連
結補強部を前記円筒状部の孔内に配設して構成しても良
い。
【0008】また、本発明のアンテナエレメントの製造
方法は、ヘリカルコイルの外径を金型で押えるように囲
み、前記ヘリカルコイルに同軸上で、前記ヘリカルコイ
ルの内径より小さい外径の中心金型を配設し、可撓性を
有する絶縁樹脂をパイプ状にインサート成形により構成
する。
【0009】そして、ヘリカルコイルの内径を押えるよ
うに中心金型を挿入し、前記ヘリカルコイルに同軸上
で、前記ヘリカルコイルの外径より大きい内径の孔を有
する金型を被せ、可撓性を有する絶縁樹脂をパイプ状に
インサート成形により構成することもできる。
【0010】さらに、可撓性を有する絶縁樹脂からなる
中心部材をヘリカルコイル内に挿入配設し、しかも前記
中心部材の外径を前記ヘリカルコイルの内径に当接させ
て押えるようになし、前記ヘリカルコイルに同軸上で、
前記ヘリカルコイルの外径より大きい内径の孔を有する
金型を被せ、可撓性を有する絶縁樹脂をパイプ状にイン
サート成形により構成することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発
明のアンテナエレメントの第1実施例の構造を示し、
(a)は断面図であり、(b)は(a)のA−A断面拡
大図であり、(c)は絶縁樹脂パイプと一体的に形成さ
れる連結補強部を示す断面要部拡大図であり、(d)は
(c)の一部を変更した図である。図2は、取付金具に
ヘリカルコイルを組み付けた断面図である。図3は、本
発明のアンテナエレメントが組み込まれたアンテナ装置
の断面図である。
【0012】図において、ヘリカルコイル10はAM信
号およびFM信号を受信できるように、線径0.5mm
の導電線を巻径の外径が約6mmでターン数が約100
で軸方向の物理的長さが約15cmとなるように形成さ
れる。一方の端部は密着巻きに形成される。そして、導
電材からなる取付金具12に突設された円筒状部12a
の外周にヘリカルコイル10の密着巻きの端部が嵌合さ
れ、半田付けにより適宜に固定される。この取付金具1
2には円筒状部12aの反対側に取付用の雄ネジ12b
が設けられ、これらの中間部にフランジ部12cが設け
られる。さらに、円筒状部12aには孔として端面より
同軸上に有底孔12dが穿設されている。この有底孔1
2dは、開口側が太径で奥が細径の2段に形成される。
【0013】さらに、ヘリカルコイル10を埋め込んだ
ように同軸上に可撓性を有する絶縁樹脂パイプ14が配
設される。この絶縁樹脂パイプ14は、取付金具12の
フランジ部12cから円筒状部12a側に跨がるように
形成されている。この絶縁樹脂パイプ14の形成は、イ
ンサート成形によりなされる。より詳細に説明すれば、
まずヘリカルコイル10の外径と同じ内径を有する金型
によりヘリカルコイル10が押えられて固定される。こ
の金型により取付金具12も同時に固定される。さら
に、ヘリカルコイル10内に、ヘリカルコイル10の内
径よりも小さい外径の中心金具が同軸上に挿入され、取
付金具12の有底孔12dの奥の細径の孔に一端が挿入
される。ヘリカルコイル10の遊端側は、外径を押える
金型と中心金型で適宜に閉塞される。そして、両金型で
形成される空間内に、絶縁樹脂が注入固化される。ヘリ
カルコイル10の密着巻き側から取付金具12に渡り、
絶縁樹脂は略テーパ状に形成され、またヘリカルコイル
10の密着巻き側の外径を押えるために、金型には軸方
向に長い突条を設け、図1(b),(c)に示すごとき
溝14a,14aが絶縁樹脂パイプ14に設けられる。
さらに、図1(b),(c)に示すごとく、樹脂は取付
金具12の有底孔12dの開口側の太径の孔の内周を覆
うように連結補強部14bが形成される。この連結補強
部14bは取付金具12の円筒状部12aの先端で絶縁
樹脂パイプ14の肉厚が急激に減少することに起因し
て、パイプ14が曲がる力によって簡単に破損されるの
を防止するものである。そこで、図1(d)に示すごと
き断面形状に連結補強部14bを形成しても良い。
【0014】かかる構成からなるアンテナエレメント2
0内に、可撓性を有する絶縁樹脂からなる中心部材とし
ての中心棒22が挿入され、また外側に可撓性を有する
絶縁樹脂からなるアンテナカバー24が被せられ、図3
のごとき、アンテナ装置26が構成される。なお、中心
棒22は中心パイプであっても良いことは勿論である。
【0015】上述する本発明のアンテナエレメント20
は、ヘリカルコイル10がインサート成形によって絶縁
樹脂パイプ14内に埋め込まれて配置されるので、繰り
返して曲げられてもピッチがずれるような不具合がな
い。しかも、インサート成形される樹脂はパイプ状であ
るために、ヘリカルコイル10の巻径が例えば6mm等
の太いものであってもパイプ14の肉厚を適宜に設定す
ることで、成形の際にひけ等を生じにくくすることがで
きる。そして、パイプ状とすることで、中実形状のもの
よりも弾力性に富んだものとすることができる。さら
に、パイプ14内に適宜な弾性を有する中心棒22や中
心パイプを挿入することで、容易に所望の堅さと弾力を
有するアンテナエレメント20を構成することが可能で
ある。また、上記した製造方法では、ヘリカルコイル1
0の外径を金型で押えているので、インサート成形時に
コイルのピッチがずれるようなこともない。
【0016】図4は、本発明のアンテナエレメントの第
2実施例の構造を示す断面図である。図4において、ヘ
リカルコイル10および取付金具12の構造は図2に示
すものとほぼ同じである。ただ、取付金具12の有底孔
12dは途中で径を変えずに穿設されている。そして、
ヘリカルコイル10内にヘリカルコイル10の内径と同
じ外径を有する中心金型を挿入し、この中心金型により
ヘリカルコイル10が押えられて固定されている。さら
に、ヘリカルコイル10の外径より大きな内径を有する
金型が被せられる。これらの両金型で形成される空間内
に、絶縁樹脂が注入固化されてインサート成形される。
絶縁樹脂は、取付金具12のフランジ部12cも覆うよ
うに成形されている。このようにして成形されヘリカル
コイル10を埋め込んで配設した絶縁樹脂パイプ30
は、図3に示すアンテナカバー24の作用をも兼用する
ものである。
【0017】かかる構成からなるアンテナエレメント3
0内に、中心部材としての中心棒22または中心パイプ
を挿入し、ヘリカルコイル10の遊端側が絶縁樹脂から
なるキャップ34を設けて閉塞される。この中心棒22
は、取付金具12の有底孔12dとキャップ34によ
り、その両端が固定される。
【0018】図5は、本発明のアンテナエレメントの第
3実施例の構造を示す断面図である。図5にあっても、
ヘリカルコイル10および取付金具12の構造は、図2
に示すものとほぼ同じである。そして、ヘリカルコイル
10内にヘリカルコイル10の内径と同じ外径を有する
中心部材としての中心パイプ42が挿入されてヘリカル
コイル10が押えられる。この中心パイプ42は、可撓
性を有する絶縁樹脂からなり、その一端は、取付金具1
2の有底孔12dに挿入固定される。さらに、図4に示
す第2実施例と同様に、ヘリカルコイル10の外径より
大きな内径を有する金型が被せられる。この金型と中心
パイプ42で形成される空間内に絶縁樹脂が注入固化さ
れてインサート成形される。このようにして形成された
絶縁樹脂パイプ40は、埋め込んで配設されるヘリカル
コイル10を保持するとともに、図3に示すアンテナカ
バー24としても作用する。もって、アンテナエレメン
ト44が構成される。なお、ヘリカルコイル10の遊端
側は、キャップ46で閉塞される。
【0019】図6は、本発明のアンテナエレメントの第
4実施例の構造を示し、(a)は断面図であり、(b)
は(a)のB−B断面拡大図である。図6に示す第4実
施例のアンテナエレメント52が、第1実施例と相違す
るところは、ヘリカルコイル10が絶縁樹脂パイプ50
の肉厚の中間部に埋め込まれ、ヘリカルコイル10の外
径と内径のいずれもが、絶縁樹脂パイプ50の外径と内
径のいずれとも同一面上にないことにある。これは、絶
縁樹脂パイプ50のインサート成形の際に、ヘリカルコ
イル10に被せる金型の内周に、軸方向の突条を3本以
上設け(第4実施例では4本)、これらの突条の先端で
ヘリカルコイル10の外径を押えるようにしたものであ
る。この結果、絶縁樹脂パイプ50の断面には、図6
(b)に示すごとき溝50a,50a…が認められる。
【0020】なお、金型に設ける突条は、ヘリカルコイ
ル10を押えることができれば良く、軸方向に設けられ
たものに限られず、ヘリカルコイル10とは異なるピッ
チの螺線状の突条や、軸方向に対して部分的に押えるよ
うに突条が設けられていても良い。また、ヘリカルコイ
ル10の内径を突条によって適宜に押えてインサート成
形するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
エレメントは構成されているので、以下のごとき格別な
効果を奏する。
【0022】請求項1ないし3記載のいずれのアンテナ
エレメントにあっても、可撓性を有する絶縁樹脂パイプ
内に同軸上にヘリカルコイルが埋め込まれて配設されて
いるので、繰り返して屈曲させてもヘリカルコイルのピ
ッチがずれるようなことがなく、アンテナ特性がずれて
しまう不具合がない。そして、パイプ状とすることで、
その肉厚を適宜に設定することができて樹脂成形の際の
ひけを生ずることもない。また、パイプ状とすることで
中実状としたものに比較して、弾力性に富む。
【0023】そして、請求項4記載のアンテナエレメン
トにあっては、絶縁樹脂パイプ内に可撓性を有する中心
部材を配設するので、絶縁樹脂パイプおよび中心部材の
材質および寸法形状を適宜に設定することで、所望の堅
さと弾力性のあるものを容易に得ることができる。
【0024】さらに、請求項5記載のアンテナエレメン
トにあっては、ヘリカルコイルが嵌合される取付金具の
円筒状部の孔内に絶縁樹脂パイプと一体的に成形された
連結補強部を配設するので、取付金具の端部で絶縁樹脂
パイプの肉厚が極端に薄くなることがない。もって、肉
厚が極端に薄くなることにより曲げ等の力によって簡単
に破損する虞をなくすことができる。
【0025】また、本発明のアンテナエレメントの製造
方法は、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0026】請求項6記載の製造方法にあっては、ヘリ
カルコイルの外径をインサート成形の金型で押えるの
で、金型の構造が簡単であるとともに、ヘリカルコイル
を確実に固定できる。
【0027】そして、請求項7記載の製造方法にあって
は、ヘリカルコイルの内径をインサート成形の金型で押
えるので、ヘリカルコイルに被せる金型の形状寸法は自
由度が大きく、インサート成形された絶縁樹脂パイプの
外径をデザイン的に優れた形状として、一般的にはアン
テナエレメントに別部材で被せるアンテナカバーとして
作用させることも可能である。
【0028】さらに、請求項9記載の製造方法にあって
は、ヘリカルコイル内に挿入された中心部材とヘリカル
コイルに被せた金型により形成される空間内に樹脂が注
入されてインサート成形されるので、金型の構成が簡単
なものとなり、それだけ安価に製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナエレメントの第1実施例の構
造を示し、(a)は断面図であり、(b)は(a)のA
−A断面拡大図であり、(c)は絶縁樹脂パイプと一体
的に形成される連結補強部を示す断面要部拡大図であ
り、(d)は(c)の一部を変更した図である。
【図2】取付金具にヘリカルコイルを組み付けた断面図
である。
【図3】本発明のアンテナエレメントが組み込まれたア
ンテナ装置の断面図である。
【図4】本発明のアンテナエレメントの第2実施例の構
造を示す断面図である。
【図5】本発明のアンテナエレメントの第3実施例の構
造を示す断面図である。
【図6】本発明のアンテナエレメントの第4実施例の構
造を示し、(a)は断面図であり、(b)は(a)のB
−B断面拡大図である。
【符号の説明】
10 ヘリカルコイル 12 取付金具 12a 円筒状部 12d 有底孔 14,32,40,50 絶縁樹脂パイプ 20,30,44,52 アンテナエレメント 22 中心棒 42 中心パイプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する絶縁樹脂パイプに、同軸
    上でヘリカルコイルを埋め込んだ状態に配設して構成し
    たことを特徴とするアンテナエレメント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記絶縁樹脂パイプの外径と前記ヘリカルコイル
    の外径が同一面上となるように配設して構成したことを
    特徴とするアンテナエレメント。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記絶縁樹脂パイプの内径と前記ヘリカルコイル
    の内径が同一面上となるように配設して構成したことを
    特徴とするアンテナエレメント。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のいずれかのアン
    テナエレメントにおいて、前記絶縁樹脂パイプ内に可撓
    性を有する絶縁材からなる中心部材を配設して構成した
    ことを特徴とするアンテナエレメント。
  5. 【請求項5】 導電材からなる取付金具に突出させた円
    筒状部の外径に、ヘリカルコイルの一端を嵌合して同軸
    上に配設し、このヘリカルコイルを埋め込んだ状態で同
    軸上に可撓性を有する絶縁樹脂パイプを配設するととも
    に、この絶縁樹脂パイプと一体的に形成された連結補強
    部を前記円筒状部の孔内に配設して構成したことを特徴
    とするアンテナエレメント。
  6. 【請求項6】 ヘリカルコイルの外径を金型で押えるよ
    うに囲み、前記ヘリカルコイルに同軸上で、前記ヘリカ
    ルコイルの内径より小さい外径の中心金型を配設し、可
    撓性を有する絶縁樹脂をパイプ状にインサート成形によ
    り構成することを特徴としたアンテナエレメントの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 ヘリカルコイルの内径を押えるように中
    心金型を挿入し、前記ヘリカルコイルに同軸上で、前記
    ヘリカルコイルの外径より大きい内径の孔を有する金型
    を被せ、可撓性を有する絶縁樹脂をパイプ状にインサー
    ト成形により構成することを特徴としたアンテナエレメ
    ントの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のアンテナエレメ
    ントの製造方法において、前記インサート成形された絶
    縁樹脂のパイプ内に可撓性を有する絶縁材からなる中心
    部材を挿入配設することを特徴としたアンテナエレメン
    トの製造方法。
  9. 【請求項9】 可撓性を有する絶縁樹脂からなる中心部
    材をヘリカルコイル内に挿入配設し、しかも前記中心部
    材の外径を前記ヘリカルコイルの内径に当接させて押え
    るようになし、前記ヘリカルコイルに同軸上で、前記ヘ
    リカルコイルの外径より大きい内径の孔を有する金型を
    被せ、可撓性を有する絶縁樹脂をパイプ状にインサート
    成形により構成することを特徴としたアンテナエレメン
    トの製造方法。
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