JPH11154820A - 小型ヘリカルアンテナ - Google Patents
小型ヘリカルアンテナInfo
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- JPH11154820A JPH11154820A JP32074897A JP32074897A JPH11154820A JP H11154820 A JPH11154820 A JP H11154820A JP 32074897 A JP32074897 A JP 32074897A JP 32074897 A JP32074897 A JP 32074897A JP H11154820 A JPH11154820 A JP H11154820A
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- coil
- resonance frequency
- helical antenna
- frequency adjusting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイル１と、給電端子２と、外装部材３とを
備えた小型ヘリカルアンテナにおいて、外装部材３のデ
ザイン変更があっても、コイル１の寸法を変えることな
く、目的の共振周波数が得られるようにする。 【解決手段】 コイル１内に外装部材３の頂部から共振
周波数調整部材４を挿入した形態とする。共振周波数調
整部材４の長さＬ、外径Ｄを変えることにより共振周波
数の調整が行える。
備えた小型ヘリカルアンテナにおいて、外装部材３のデ
ザイン変更があっても、コイル１の寸法を変えることな
く、目的の共振周波数が得られるようにする。 【解決手段】 コイル１内に外装部材３の頂部から共振
周波数調整部材４を挿入した形態とする。共振周波数調
整部材４の長さＬ、外径Ｄを変えることにより共振周波
数の調整が行える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
移動体通信機器に用いられる小型ヘリカルアンテナに関
するものである。
移動体通信機器に用いられる小型ヘリカルアンテナに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機などのアンテナは、ホイップ
アンテナの先端にヘリカルアンテナを備えた構造となっ
ている。この種のアンテナは、携帯電話機に収納されて
いるときはヘリカルアンテナが動作し、携帯電話機から
引き出されたときはホイップアンテナ（モノポールアン
テナ）が動作するようになっている。
アンテナの先端にヘリカルアンテナを備えた構造となっ
ている。この種のアンテナは、携帯電話機に収納されて
いるときはヘリカルアンテナが動作し、携帯電話機から
引き出されたときはホイップアンテナ（モノポールアン
テナ）が動作するようになっている。
【０００３】この種のヘリカルアンテナには、アンテナ
本体であるコイルの外周及び頂部を覆うように樹脂製の
外装部材が設けられているが、この外装部材は、携帯電
話機のメーカーや機種によってデザインが異なるため、
材質、形状がまちまちである。外装部材の材質、形状が
異なると、内部のコイルの寸法が一定であっても、共振
周波数が異なってくる。このため従来は、外装部材を取
り付けた状態で目的の共振周波数が得られるようにコイ
ルの寸法を変更していた。
本体であるコイルの外周及び頂部を覆うように樹脂製の
外装部材が設けられているが、この外装部材は、携帯電
話機のメーカーや機種によってデザインが異なるため、
材質、形状がまちまちである。外装部材の材質、形状が
異なると、内部のコイルの寸法が一定であっても、共振
周波数が異なってくる。このため従来は、外装部材を取
り付けた状態で目的の共振周波数が得られるようにコイ
ルの寸法を変更していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし外装部材のデザ
インは頻繁に変更されるため、その都度、それに合わせ
て寸法の異なるコイルを製造することは非常に生産効率
がわるく、コスト高になるという問題があった。
インは頻繁に変更されるため、その都度、それに合わせ
て寸法の異なるコイルを製造することは非常に生産効率
がわるく、コスト高になるという問題があった。
【０００５】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、外装部材の材質、形状が変わってもコイルの寸法を
変更せずに対応できる小型ヘリカルアンテナを提供する
ことにある。
み、外装部材の材質、形状が変わってもコイルの寸法を
変更せずに対応できる小型ヘリカルアンテナを提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、金属線を所定の巻き径及びピッチでらせん状
に成形したコイルと、このコイルの基端部が接続された
給電端子と、前記コイルの外周及び頂部を覆う樹脂製の
外装部材とを備えた小型ヘリカルアンテナにおいて、前
記コイル内に共振周波数調整部材が設けられていること
を特徴とするものである（請求項１）。このような構成
にすると、外装部材のデザインが変更された場合でも、
コイルの寸法を変更することなく、共振周波数調整部材
の寸法や材質を変更することで、目的の共振周波数を得
ることが可能となる。
本発明は、金属線を所定の巻き径及びピッチでらせん状
に成形したコイルと、このコイルの基端部が接続された
給電端子と、前記コイルの外周及び頂部を覆う樹脂製の
外装部材とを備えた小型ヘリカルアンテナにおいて、前
記コイル内に共振周波数調整部材が設けられていること
を特徴とするものである（請求項１）。このような構成
にすると、外装部材のデザインが変更された場合でも、
コイルの寸法を変更することなく、共振周波数調整部材
の寸法や材質を変更することで、目的の共振周波数を得
ることが可能となる。
【０００７】共振周波数調整部材は、外装部材の頂部か
らコイル内に挿入されている形態であることが好ましい
（請求項２）。またこの場合、共振周波数調整部材は外
装部材と同じ材料で、外装部材と一体に成形されてお
り、その長さ、外径、中空部の長さ及び中空部の内径の
うちの少なくとも一つを変えることにより共振周波数の
調整が行えるものであることが好ましい（請求項３）。
また上記の場合、共振周波数調整部材は外装部材と誘電
率が異なる材料からなり、上端が外装部材の頂部に結合
されている形態にすることもできる（請求項４）。この
場合は、共振周波数調整部材の誘電率を変えることで共
振周波数の調整が行える。
らコイル内に挿入されている形態であることが好ましい
（請求項２）。またこの場合、共振周波数調整部材は外
装部材と同じ材料で、外装部材と一体に成形されてお
り、その長さ、外径、中空部の長さ及び中空部の内径の
うちの少なくとも一つを変えることにより共振周波数の
調整が行えるものであることが好ましい（請求項３）。
また上記の場合、共振周波数調整部材は外装部材と誘電
率が異なる材料からなり、上端が外装部材の頂部に結合
されている形態にすることもできる（請求項４）。この
場合は、共振周波数調整部材の誘電率を変えることで共
振周波数の調整が行える。
【０００８】また、本発明は、コイルがその内側に設け
られた円筒状のスペーサによって巻き径及びピッチが一
定に保持され、共振周波数調整部材がこのスペーサの内
部に挿入されている形態にすることもできる（請求項
５）。これによりコイルの寸法をより高い精度で一定に
保つことができる。
られた円筒状のスペーサによって巻き径及びピッチが一
定に保持され、共振周波数調整部材がこのスペーサの内
部に挿入されている形態にすることもできる（請求項
５）。これによりコイルの寸法をより高い精度で一定に
保つことができる。
【０００９】また、共振周波数調整部材は、コイルの巻
き径及びピッチを一定に保持する中空のスペーサからな
り、中空部の長さ及び内径の少なくとも一つを変えるこ
とにより共振周波数の調整が行える形態にすることもで
きる（請求項６）。この形態でもコイルの寸法をより高
い精度で一定に保つことができる。
き径及びピッチを一定に保持する中空のスペーサからな
り、中空部の長さ及び内径の少なくとも一つを変えるこ
とにより共振周波数の調整が行える形態にすることもで
きる（請求項６）。この形態でもコイルの寸法をより高
い精度で一定に保つことができる。
【００１０】また、コイルは、金属線に絶縁被覆を施し
てなる被覆線を密接らせん巻きしたものとすることもで
きる（請求項７）。この形態でもコイルの寸法をより高
い精度で一定に保つことができる。
てなる被覆線を密接らせん巻きしたものとすることもで
きる（請求項７）。この形態でもコイルの寸法をより高
い精度で一定に保つことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態１〕図１は本発明の一実施形態を示す。この
小型ヘリカルアンテナは、金属線を所定の巻き径及びピ
ッチでらせん状に成形したコイル１を備えている。この
コイル１の基部は、給電端子２の凸部２ａにカシメ又は
半田付け等により接続されている。またコイル１には、
その外周及び頂部を覆うように樹脂製の外装部材３が被
せられている。外装部材３の基部は接着その他の手段に
より給電端子２に固定されている。
参照して詳細に説明する。 〔実施形態１〕図１は本発明の一実施形態を示す。この
小型ヘリカルアンテナは、金属線を所定の巻き径及びピ
ッチでらせん状に成形したコイル１を備えている。この
コイル１の基部は、給電端子２の凸部２ａにカシメ又は
半田付け等により接続されている。またコイル１には、
その外周及び頂部を覆うように樹脂製の外装部材３が被
せられている。外装部材３の基部は接着その他の手段に
より給電端子２に固定されている。
【００１２】この小型ヘリカルアンテナの特徴は、外装
部材３の頂部からコイル１内に円柱状の共振周波数調整
部材４が挿入されていることである。この共振周波数調
整部材４は外装部材３と同じ材料で、外装部材３と一体
に成形されている。共振周波数調整部材４の長さＬ及び
／又は外径Ｄを変えると、コイル１近傍の電界が変化す
るため、ヘリカルアンテナとしての共振周波数を調整す
ることが可能である。
部材３の頂部からコイル１内に円柱状の共振周波数調整
部材４が挿入されていることである。この共振周波数調
整部材４は外装部材３と同じ材料で、外装部材３と一体
に成形されている。共振周波数調整部材４の長さＬ及び
／又は外径Ｄを変えると、コイル１近傍の電界が変化す
るため、ヘリカルアンテナとしての共振周波数を調整す
ることが可能である。
【００１３】したがって外装部材３のデザインが変更さ
れたときは、コイル１の寸法はそのままにして、共振周
波数調整部材４の長さＬ及び／又は外径Ｄを調整してみ
て、目的の共振周波数調整部材が得られるＬ及びＤを決
定し、そのＬ及びＤの共振周波数調整部材４を一体に有
する外装部材３を射出成形等で製造すればよいので、外
装部材のデザイン変更に容易に対応できる。
れたときは、コイル１の寸法はそのままにして、共振周
波数調整部材４の長さＬ及び／又は外径Ｄを調整してみ
て、目的の共振周波数調整部材が得られるＬ及びＤを決
定し、そのＬ及びＤの共振周波数調整部材４を一体に有
する外装部材３を射出成形等で製造すればよいので、外
装部材のデザイン変更に容易に対応できる。
【００１４】なおこの実施形態では共振周波数調整部材
４を円柱状のものとして説明したが、共振周波数調整部
材４は多角柱状のものであってもよい。この点は以下の
実施形態でも同じである。
４を円柱状のものとして説明したが、共振周波数調整部
材４は多角柱状のものであってもよい。この点は以下の
実施形態でも同じである。
【００１５】〔実施形態２〕図２は本発明の他の実施形
態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部材３の
頂部からコイル１内に、外装部材３とは誘電率が異なる
材質の共振周波数調整部材４が挿入されているものであ
る。共振周波数調整部材４は円柱状で、その上端は外装
部材３の頂部に結合されている。このヘリカルアンテナ
の場合は、共振周波数調整部材４の材質（誘電率）を変
えることにより、共振周波数を調整することができる。
またこの構成によると、仮に設計ミス等があって共振周
波数がずれた場合でも、共振周波数調整部材４のみを変
更することにより、共振周波数のズレを補正することが
できる。上記以外の構成は実施形態１と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部材３の
頂部からコイル１内に、外装部材３とは誘電率が異なる
材質の共振周波数調整部材４が挿入されているものであ
る。共振周波数調整部材４は円柱状で、その上端は外装
部材３の頂部に結合されている。このヘリカルアンテナ
の場合は、共振周波数調整部材４の材質（誘電率）を変
えることにより、共振周波数を調整することができる。
またこの構成によると、仮に設計ミス等があって共振周
波数がずれた場合でも、共振周波数調整部材４のみを変
更することにより、共振周波数のズレを補正することが
できる。上記以外の構成は実施形態１と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
【００１６】〔実施形態３〕図３は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部
材３の頂部からコイル１内に、給電端子２に達する長さ
の円柱状の共振周波数調整部材４が挿入されているもの
である。共振周波数調整部材４は外装部材３と同じ材料
で、外装部材３と一体に成形されている。このヘリカル
アンテナの場合は、共振周波数調整部材４の外径Ｄを変
えることにより、共振周波数を調整することができる。
また共振周波数調整部材４の下端を給電端子２に突き当
てるか、給電端子２上面の凹部（図示せず）に嵌合させ
ることにより、ヘリカルアンテナ全体の強度を高めるこ
とができる。上記以外の構成は実施形態１と同じである
ので、同一部分には同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部
材３の頂部からコイル１内に、給電端子２に達する長さ
の円柱状の共振周波数調整部材４が挿入されているもの
である。共振周波数調整部材４は外装部材３と同じ材料
で、外装部材３と一体に成形されている。このヘリカル
アンテナの場合は、共振周波数調整部材４の外径Ｄを変
えることにより、共振周波数を調整することができる。
また共振周波数調整部材４の下端を給電端子２に突き当
てるか、給電端子２上面の凹部（図示せず）に嵌合させ
ることにより、ヘリカルアンテナ全体の強度を高めるこ
とができる。上記以外の構成は実施形態１と同じである
ので、同一部分には同一符号を付してある。
【００１７】〔実施形態４〕図４は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部
材３の頂部からコイル１内に、給電端子２に達する長さ
の、円柱状で中空部５を有する共振周波数調整部材４が
挿入されているものである。共振周波数調整部材４は外
装部材３と同じ材料で、外装部材３と一体に成形されて
いる。このヘリカルアンテナの場合は、共振周波数調整
部材４の中空部５の長さＬ及び／又は内径ｄを変えるこ
とにより、共振周波数を調整することができる。上記以
外の構成は実施形態３と同じであるので、同一部分には
同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、外装部
材３の頂部からコイル１内に、給電端子２に達する長さ
の、円柱状で中空部５を有する共振周波数調整部材４が
挿入されているものである。共振周波数調整部材４は外
装部材３と同じ材料で、外装部材３と一体に成形されて
いる。このヘリカルアンテナの場合は、共振周波数調整
部材４の中空部５の長さＬ及び／又は内径ｄを変えるこ
とにより、共振周波数を調整することができる。上記以
外の構成は実施形態３と同じであるので、同一部分には
同一符号を付してある。
【００１８】〔実施形態５〕図５は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施形態
４のものと異なる点は、外装部材３の内径をコイル１の
外径に合わせ、共振周波数調整部材４の外径をコイル１
の内径に合わせることにより、コイル１の変形を防止し
たことである。ヘリカルアンテナはコイル１の巻き径や
ピッチが変化すると共振周波数が変化するが、上記のよ
うな構成にすれば、共振周波数の変化を小さくすること
ができる。上記以外の構成は実施形態４と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施形態
４のものと異なる点は、外装部材３の内径をコイル１の
外径に合わせ、共振周波数調整部材４の外径をコイル１
の内径に合わせることにより、コイル１の変形を防止し
たことである。ヘリカルアンテナはコイル１の巻き径や
ピッチが変化すると共振周波数が変化するが、上記のよ
うな構成にすれば、共振周波数の変化を小さくすること
ができる。上記以外の構成は実施形態４と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
【００１９】〔実施形態６〕図６は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に、外周面にらせん溝を有する円筒状のスペー
サ６を設け、これによってコイル１の巻き径及びピッチ
を一定に保持するようにしたものである。共振周波数調
整部材４は、外装部材３の頂部からスペーサ６の内部に
挿入されるように外装部材３と一体に形成されている。
なおスペーサ６は給電端子２に固定されている。上記以
外の構成は実施形態１と同じであるので、同一部分には
同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に、外周面にらせん溝を有する円筒状のスペー
サ６を設け、これによってコイル１の巻き径及びピッチ
を一定に保持するようにしたものである。共振周波数調
整部材４は、外装部材３の頂部からスペーサ６の内部に
挿入されるように外装部材３と一体に形成されている。
なおスペーサ６は給電端子２に固定されている。上記以
外の構成は実施形態１と同じであるので、同一部分には
同一符号を付してある。
【００２０】〔実施形態７〕図７は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に外装部材３の頂部から外装部材
３とは誘電率が異なる材質の共振周波数調整部材４を挿
入したものである。上記以外の構成は実施形態２と同じ
であるので、同一部分には同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に外装部材３の頂部から外装部材
３とは誘電率が異なる材質の共振周波数調整部材４を挿
入したものである。上記以外の構成は実施形態２と同じ
であるので、同一部分には同一符号を付してある。
【００２１】〔実施形態８〕図８は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に外装部材３の頂部から給電端子
２に達する長さの円柱状の共振周波数調整部材４を挿入
したものである。上記以外の構成は実施形態３と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に外装部材３の頂部から給電端子
２に達する長さの円柱状の共振周波数調整部材４を挿入
したものである。上記以外の構成は実施形態３と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付してある。
【００２２】〔実施形態９〕図９は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に、給電端子２に達する長さの、
円柱状で中空部５を有する共振周波数調整部材４を挿入
したものである。上記以外の構成は実施形態４と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付してある。
実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コイル
１の内側に実施形態６と同様に円筒状のスペーサ６を設
け、このスペーサ６内に、給電端子２に達する長さの、
円柱状で中空部５を有する共振周波数調整部材４を挿入
したものである。上記以外の構成は実施形態４と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付してある。
【００２３】〔実施形態１０〕図１０は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コ
イル１の内側に、外周面にコイル１の巻き径及びピッチ
を一定に保持するらせん溝を有し、内部に中空部５を有
するスペーサ６を設けたものである。スペーサ６は外装
部材３と別体であり、給電端子２に固定されている。す
なわちこの実施形態では、スペーサ６が共振周波数調整
部材を兼ねており、中空部６の長さＬ及び／又は内径ｄ
を変えることにより共振周波数の調整が行えるようにな
っている。上記以外の構成は実施形態１と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナは、コ
イル１の内側に、外周面にコイル１の巻き径及びピッチ
を一定に保持するらせん溝を有し、内部に中空部５を有
するスペーサ６を設けたものである。スペーサ６は外装
部材３と別体であり、給電端子２に固定されている。す
なわちこの実施形態では、スペーサ６が共振周波数調整
部材を兼ねており、中空部６の長さＬ及び／又は内径ｄ
を変えることにより共振周波数の調整が行えるようにな
っている。上記以外の構成は実施形態１と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
【００２４】〔実施形態１１〕図１１は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態１のものと異なる点は、コイル１が、金属線１ａに
絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線１ｃを密接らせん巻き
したもので構成されていることである。コイル１をこの
ような構成にすると、巻きピッチが安定するため、共振
周波数特性を安定させることができる。上記以外の構成
は実施形態１と同じであるので、同一部分には同一符号
を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態１のものと異なる点は、コイル１が、金属線１ａに
絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線１ｃを密接らせん巻き
したもので構成されていることである。コイル１をこの
ような構成にすると、巻きピッチが安定するため、共振
周波数特性を安定させることができる。上記以外の構成
は実施形態１と同じであるので、同一部分には同一符号
を付してある。
【００２５】〔実施形態１２〕図１２は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態２のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態２と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態２のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態２と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
【００２６】〔実施形態１３〕図１３は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態３のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態３と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態３のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態３と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
【００２７】〔実施形態１４〕図１４は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態４のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態４と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態４のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態４と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
【００２８】〔実施形態１５〕図１５は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態５のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態５と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態５のものと異なる点は、実施形態１１と同様、コイ
ル１が、金属線１ａに絶縁被覆１ｂを施してなる被覆線
１ｃを密接らせん巻きしたもので構成されていることで
ある。上記以外の構成は実施形態５と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してある。
【００２９】〔実施形態１６〕図１６は本発明のさらに
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態１５のものと異なる点は、コイル１が、金属線１ａ
に絶縁被覆１ｂ及び熱融着性樹脂被覆１ｄを施してなる
被覆線１ｃを密接らせん巻きしたもので構成され、隣接
する被覆線１ｃ間、被覆線１ｃと外装部材３間、被覆線
１ｃと共振周波数調整部材４間が熱融着性樹脂被覆１ｄ
により熱融着されていることである。このようにする
と、より機械的強度が高く、より共振周波数特性の安定
した小型ヘリカルアンテナを得ることができる。上記以
外の構成は実施形態１５と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付してある。
他の実施形態を示す。この小型ヘリカルアンテナが実施
形態１５のものと異なる点は、コイル１が、金属線１ａ
に絶縁被覆１ｂ及び熱融着性樹脂被覆１ｄを施してなる
被覆線１ｃを密接らせん巻きしたもので構成され、隣接
する被覆線１ｃ間、被覆線１ｃと外装部材３間、被覆線
１ｃと共振周波数調整部材４間が熱融着性樹脂被覆１ｄ
により熱融着されていることである。このようにする
と、より機械的強度が高く、より共振周波数特性の安定
した小型ヘリカルアンテナを得ることができる。上記以
外の構成は実施形態１５と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付してある。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
装部材のデザイン変更があっても、コイルの寸法を変え
ることなく、共振周波数調整部材の寸法や材質を変更す
ることで目的の共振周波数を得ることができるので、小
型ヘリカルアンテナの製造が容易になり、コスト低減お
よび納期短縮を図ることができる。
装部材のデザイン変更があっても、コイルの寸法を変え
ることなく、共振周波数調整部材の寸法や材質を変更す
ることで目的の共振周波数を得ることができるので、小
型ヘリカルアンテナの製造が容易になり、コスト低減お
よび納期短縮を図ることができる。
【図１】 本発明の一実施形態を示す断面図。
【図２】 本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図３】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図４】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図５】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図６】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図７】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図８】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図９】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図。
【図１０】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１１】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１２】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１３】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１４】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１５】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
【図１６】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面
図。
図。
１：コイル ２：給電端子 ３：外装部材 ４：共振周波数調整部材 ５：中空部 ６：スペーサ
Claims (7)
- 【請求項１】金属線を所定の巻き径及びピッチでらせん
状に成形したコイルと、このコイルの基端部が接続され
た給電端子と、前記コイルの外周及び頂部を覆う樹脂製
の外装部材とを備えた小型ヘリカルアンテナにおいて、
前記コイル内に共振周波数調整部材が設けられているこ
とを特徴とする小型ヘリカルアンテナ。 - 【請求項２】共振周波数調整部材は、外装部材の頂部か
らコイル内に挿入されていることを特徴とする請求項１
記載の小型ヘリカルアンテナ。 - 【請求項３】共振周波数調整部材は外装部材と同じ材料
で、外装部材と一体に成形されており、その長さ、外
径、中空部の長さ及び中空部の内径のうちの少なくとも
一つを変えることにより共振周波数の調整が行えるよう
になっていることを特徴とする請求項２記載の小型ヘリ
カルアンテナ。 - 【請求項４】共振周波数調整部材は外装部材と誘電率が
異なる材料からなり、上端が外装部材の頂部に結合され
ていることを特徴とする請求項２記載の小型ヘリカルア
ンテナ。 - 【請求項５】コイルはその内側に設けられた円筒状のス
ペーサによって巻き径及びピッチが一定に保持されてお
り、共振周波数調整部材はこのスペーサの内部に挿入さ
れていることを特徴とする請求項２ないし４記載の小型
ヘリカルアンテナ。 - 【請求項６】共振周波数調整部材が、コイルの巻き径及
びピッチを一定に保持する中空のスペーサからなり、中
空部の長さ及び内径の少なくとも一つを変えることによ
り共振周波数の調整が行えるようになっていることを特
徴とする請求項１記載の小型ヘリカルアンテナ。 - 【請求項７】コイルが、金属線に絶縁被覆を施してなる
被覆線を密接らせん巻きしたものからなることを特徴と
する請求項１ないし４記載の小型ヘリカルアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32074897A JPH11154820A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 小型ヘリカルアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32074897A JPH11154820A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 小型ヘリカルアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11154820A true JPH11154820A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18124853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32074897A Pending JPH11154820A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 小型ヘリカルアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11154820A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001031736A1 (fr) * | 1999-10-25 | 2001-05-03 | Nippon Antena Kabushiki Kaisha | Antenne helicoidale |
| GB2356085A (en) * | 1999-11-03 | 2001-05-09 | Auden Technology Mfg Co Ltd | Dual frequency mobile 'phone antenna |
| JP2002290132A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-10-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 小型アンテナ及びその製造方法 |
| KR100421245B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2004-03-04 | 주식회사 이엠따블유안테나 | 사용가능 주파수 범위 및 이득을 동시에 향상시키는 방법 |
| WO2006137677A1 (en) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Mrw Communications Co., Ltd. | Manufacturing method of portable antenna and apparatus using thereof |
| CN110687320A (zh) * | 2018-07-06 | 2020-01-14 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种天线支杆快速定位装置 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32074897A patent/JPH11154820A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001031736A1 (fr) * | 1999-10-25 | 2001-05-03 | Nippon Antena Kabushiki Kaisha | Antenne helicoidale |
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| CN110687320A (zh) * | 2018-07-06 | 2020-01-14 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种天线支杆快速定位装置 |
| CN110687320B (zh) * | 2018-07-06 | 2022-02-11 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种天线支杆快速定位装置 |
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