JPH102146A - 扉の固定方法及び該扉の固定方法に用いる固定具及び該固定具の一部を構成する案内用治具 - Google Patents

扉の固定方法及び該扉の固定方法に用いる固定具及び該固定具の一部を構成する案内用治具

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JPH102146A
JPH102146A JP15440796A JP15440796A JPH102146A JP H102146 A JPH102146 A JP H102146A JP 15440796 A JP15440796 A JP 15440796A JP 15440796 A JP15440796 A JP 15440796A JP H102146 A JPH102146 A JP H102146A
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Keiko Osawa
圭子 大沢
Takaichi Okudaira
岩市 奥平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定具を扉枠等に接近して固定できる構造で
ありながら、ねじ具による締め付け作業を扉枠等に邪魔
されることなく容易に行なう。 【解決手段】 ピボット4が乗り上がるスロープ部5と
レール固定部8とピボット軸受け部9とがこの順に設け
られた固定具6をレール3にスライド自在に装着する。
折戸1のピボット4をスロープ部5に乗り上げさせた後
に該ピボット4をレール固定部8を通過させてピボット
軸受け部9に嵌合させる。その後、固定用ビス10にて
レール固定部8をレール3に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、扉の固定方法及
び該扉の固定方法に用いる固定具及び該固定具の一部を
構成する案内用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、折戸の上下両側に上下のレー
ルに沿って走行自在なピボットを夫々設け、ピボットを
固定する固定具をレールにスライド自在に且つ所定位置
で固定可能に装着して、折戸を扉枠に隣接して固定する
ようにしたピボットタイプの折戸の固定方法が知られて
いる。
【0003】従来の固定具6′は、図10に示すよう
に、ピボット4が乗り上がるスロープ部5と、スロープ
部5に乗り上げたピボット4が嵌合するピボット軸受け
部9と、レール3に固定されるレール固定部8とがこの
順に形成されていると共に、スロープ部5の両側にはピ
ボット4をガイドするガイド側壁30が立設されてい
る。そして、折戸1を固定するにあたっては、折戸1の
ピボット4をスロープ部5に乗り上げさせた後に該ピボ
ット4をピボット軸受け部9に嵌合させ、その後、固定
具6′をレール3に沿って僅かにスライドして位置調整
をし、その後、レール固定部8に取付けた固定用ボルト
10を締め付けて、レール固定部8の水平板部24と挟
持片25とでレール3を上下から挟持することで、固定
具6′をレール3に対して固定するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、折戸1の一
側部と扉枠2との隙間をなくすためには、固定具6′を
扉枠2にできるだけ接近して固定する必要があるが、従
来の固定具6′のレール固定部8はピボット軸受け部9
よりもスロープ部5とは反対側に配置されているため、
レール固定部8が扉枠2に最も接近し、図11(b)の
ように折戸1を折った状態にしても、固定用ボルト10
が折戸1の下端に隠れてしまい、上方からドライバーを
用いて固定用ボルト10を締め付けて固定する作業がで
きなかった。そこで、従来では折戸1の下端とレール3
との隙間に横方向から専用のスパナ35を差し込んで、
固定用ボルト10の締め付けを行なっているが、固定用
ボルト10が扉枠2に接近しているためにスパナ35が
扉枠2に当たり易く、固定用ボルト10が折戸1の下端
に隠れて見えないことと相まって、固定用ボルト10の
締め付けに非常に手間がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、固定具を扉枠等に接近し
て固定できる構造でありながら、固定用ビスによる締め
付け作業を扉枠等に邪魔されることなく容易に行なえる
ようにした扉の固定方法及び該扉の固定方法に用いる固
定具及び該固定具の一部を構成する案内用治具を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の扉の固定方法は、扉の上下両側に上下のレ
ール3に沿って走行自在なピボット4を夫々設け、ピボ
ット4を固定する固定具6にて扉を扉枠2や隣り合う扉
等に隣接して固定するようにした扉の固定方法であっ
て、ピボット4が乗り上がるスロープ部5と、レール3
に固定されるレール固定部8と、ピボット4が嵌合する
ピボット軸受け部9とがこの順に形成された固定具6を
レール3にスライド自在に装着し、扉のピボット4をス
ロープ部5からレール固定部8を通過してピボット軸受
け部9に嵌合させ、その後、ねじ具にてレール固定部8
をレール3に固定することを特徴としており、このよう
な方法を採用することで、固定具6を扉枠2等に接近し
て固定できる構造でありながら、ピボット軸受け部9よ
りもスロープ部5側にずれて位置しているレール固定部
8のねじ具を扉枠2等で邪魔されることなく、ドライバ
ー等で容易に締め付け可能となる。
【0007】また本発明の扉の固定方法に用いる固定具
は、ピボット4が乗り上がるスロープ部5と、ねじ具で
レール3に固定されるレール固定部8と、ピボット4が
嵌合するピボット軸受け部9とを備え、上記レール固定
部8はピボット軸受け部9よりもスロープ部5側の位置
に設けられていることを特徴としており、このように構
成することで、固定具6によるピボット4の固定を支障
なく行なうことができると共に、ピボット軸受け部9よ
りもスロープ部5側にずれて位置しているレール固定部
8を扉枠2等で邪魔されることなく、ねじ具にて容易に
固定することができる。
【0008】ここで、上記ねじ具は、レール固定部8に
設けたねじ孔11を貫通して、先端がレール3に固着可
能とされているのが好ましく、この場合、1本のねじ具
の締め付けによって固定具6をレール3に容易に固定で
きるようになる。また本発明の扉の固定方法は、扉の上
下両側に上下のレール3に沿って走行自在なピボット4
を夫々設け、ピボット4を固定する固定具6にて扉を扉
枠2や隣り合う扉等に隣接して固定するようにした扉の
固定方法であって、レール3に固定されるレール固定部
8とピボット4が嵌合するピボット軸受け部9とを備え
た固定具本体7をレール3にスライド自在に装着すると
共に、ピボット4が乗り上がるスロープ部5を備えた案
内用治具12を固定具本体7のレール固定部8側に着脱
自在に装着し、扉のピボット4をスロープ部5からレー
ル固定部8を通過してピボット軸受け部9に嵌合させた
後に、案内用治具12を固定具本体7から取外し、その
後、ねじ具にてレール固定部8をレール3に固定するこ
とを特徴としており、このような方法を採用すること
で、スロープ部5を備えた案内用治具12を用いて、固
定具本体7のピボット軸受け部9へのピボット4の固定
がスムーズにでき、しかもピボット4の固定後に固定具
本体7から案内用治具12を取外すことで、ねじ具の締
め付け作業が一層容易となる。
【0009】また本発明の扉の固定方法に用いる固定具
の一部を構成する案内用治具12は、ねじ具でレール3
に固定されるレール固定部8とピボット4が嵌合するピ
ボット軸受け部9とを備えた固定具本体7のレール固定
部8側に着脱自在に装着され、ピボット4が乗り上がる
スロープ部5と、固定具本体7のレール固定部8が抜き
差し自在に挿入される挿入凹所32とを備えて成ること
を特徴としており、このように構成することで、案内用
治具12の挿入凹所32内にレール固定部8を挿入する
ことで、固定具本体7のピボット軸受け部9へのピボッ
ト4の走行がスムーズにできると共に、ピボット4の固
定後に固定具本体7から案内用治具12を取外すこと
で、固定具本体7のねじ具の締め付け作業が一層容易と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態では、図4及び図5に示すよう
に、折戸1の上下両側に上下のレール3に沿って走行自
在なピボット4を夫々設けた場合を例示する。なお図4
中の13は梁、14は横枠、15は縦枠であり、図5中
の16は柱、17は化粧材、18は受桟、19は丁番、
20は戸当たりである。
【0011】折戸1の上下両側に設けられるピボット4
及びこのピボット4を固定する固定具6は、同じ構造を
有しており、以下、折戸1の下端に取付けられる下側の
ピボット4及び下レール3に取付けられる固定具6につ
いて説明する。折戸1の下端には、図1に示すピボット
4を支持するピボット支持具21が取付けられており、
ピボット4はピボット支持具21内に設けた高さ調整用
のコイルバネによって下方に突出する方向に常にバネ付
勢されている。ピボット4の下端部にはつば部4bと軸
部4aとが一体に設けられている。
【0012】一方、レール3内に収納される固定具6
は、例えば合成樹脂製から成り、その両外側面には、図
2及び図3に示すように、下レール3にスライド自在に
嵌合するレール嵌合凹所22が凹設されている。また固
定具6の上面には、下レール3と平行に細長く延びたピ
ボット走行面23が形成されていると共に、ピボット走
行面23の両側には、ピボット4の軸部4aがピボット
走行面23から外れるのを防止するためのガイド側壁3
0が夫々立設されている。
【0013】ピボット走行面23は、その前端部から後
端部に向かって、高さが徐々に高くなる上り勾配となっ
たスロープ部5と、レール固定部8の水平板部24と、
高さが徐々に低くなる下り傾斜部50とがこの順に一体
に連設されており、更に下り傾斜部50の後端部にピボ
ット4が嵌合するピボット軸受け部9が凹設されてい
る。
【0014】ここで、レール固定部8の水平板部24に
は、固定用ビス10が挿通するねじ挿通孔26が穿設さ
れており、このねじ挿通孔26に固定用ビス10の頭部
が水平板部24の上面と略面一となるように挿通されて
いる。水平板部24の下方には固定用ビス10が螺合す
る挟持片25が上下移動自在に配置されている。この挟
持片25は外周角部が下レール3にくい込み可能な尖鋭
状に形成された板状に形成されており、固定用ビス10
を締め込むことで、挟持片25が上昇して水平板部24
との間で下レール3を挟持できるようになっている。
【0015】ピボット軸受け部9は、レール固定部8を
挟んでスロープ部5とは反対側に配設されており、ピボ
ット4のつば部4bが嵌合する大径凹部9aと、ピボッ
ト4の軸部4aが嵌合する小径凹部9bとで構成されて
いる。次に、折戸1の一側部を扉枠2に隣接して固定す
るにあたっては、予め、上レール3と下レール3の両方
に固定具6を装着する。固定具6の装着は、ピボット軸
受け部9を扉枠2に向け、スロープ部5を扉枠2とは反
対側に向けた状態で、固定具6の両外側面に凹設したレ
ール嵌合凹所22をレール3に嵌合させることによって
行なう。次いで、固定具6を扉枠2の近傍位置まで移動
させる(この段階では固定用ビス10による固定は行な
われない)。その後、図1(a)の矢印方向に沿って折
戸1の一側部を扉枠2側に移動させると、折戸1の一側
部側のピボット4が固定具6のスロープ部5に乗り上が
り、さらにレール固定部8の水平板部24の上面を通過
して、ピボット軸受け部9に嵌合する。このときピボッ
ト走行面23の両側にはガイド側壁30が立設されてお
り、且つ水平板部24の上面は平坦面とされ、且つ、ね
じ挿通孔26に挿通された固定用ビス10の頭部は水平
板部24の上面と略面一となっているので、ピボット4
はスムーズに走行できる。
【0016】そして、ピボット4をピボット軸受け部9
に嵌合させた後に、固定具6をレール3に沿って僅かに
スライドして位置調整をする。その後、折戸1を折った
状態にして、ピボット軸受け部9よりもスロープ部5寄
りに位置している固定用ビス10を露出させ、これをド
ライバー27で締め付けると、レール固定部8の水平板
部24と挟持片25との間でレール3を挟持でき、固定
具6をレール3に固定できる。
【0017】このように、折戸1のピボット4をレール
固定部8を通過してピボット軸受け部9に嵌合させるこ
とで、固定具6によるピボット4の固定を支障なく行な
うことができると共に、レール固定部8をピボット軸受
け部9よりもスロープ部5側にずれて位置させたこと
で、固定具6を扉枠2等に接近して固定できる構造であ
りながら、レール固定部8を扉枠2から離反させること
ができ、扉枠2で邪魔されることなく、固定用ビス10
によるレール固定部8の固定作業が容易に行なえるよう
になる。また折戸1を折った状態にすることでレール固
定部8の固定用ビス10を露出させることができるの
で、下レール3に装着される固定具6の場合には上方か
らドライバー27で固定用ビス10を締め付けることが
でき、一方、上レール3に装着される固定具6の場合に
は下方からドライバー27で固定用ビス10を締め付け
ることができ、いずれも固定用ビス10の締め付けを容
易に行なうことができる。従って、従来のようにスパナ
を折戸1の下端とレール3との隙間から挿入して横方向
からスパナで締め付けるという面倒な作業を行なわなく
て済む。
【0018】次に、レール固定部8の他の実施形態を図
6に示す。この実施形態では、固定用ボルト10が、レ
ール固定部8に設けたねじ孔11を貫通して、先端がレ
ール3に固着可能とされている。つまり、ドライバーで
締め込んだ時に固定用ボルト10の先端がレール3に圧
接することで、図6(d)に示すように、固定具6が上
方に付勢され、これにより固定具6のレール嵌合凹所2
2とレール3とが圧接して固定具6がレール3に対して
固定される。従って、1本の固定用ボルト10の締め付
けによって固定具6をレール3に容易に固定できるとい
う利点がある。さらに、ガイド側壁30の高さはピボッ
ト4の軸部4aがレール固定部8の上方を通過できるよ
うな高さとされており、これにより固定用ボルト10と
ピボット4の軸部4aとの接触を防止でき、ピボット4
がよりスムーズに走行できるようにしてある。他の構成
は図1の実施形態と同様である。
【0019】図7〜図9は本発明の更に他の実施形態を
示している。この実施形態の固定具6は、図7に示すよ
うに、ピボット4が嵌合するピボット軸受け部9とレー
ル3に固定されるレール固定部8とを備えた固定具本体
7と、レール固定部8側に着脱自在に装着される案内用
治具12とで構成されている。他の構成は図1の実施形
態と同様である。
【0020】固定具本体7は、例えば金属製の1枚の板
状体で構成されており、その一端側にねじ挿通孔26が
穿設されており、ねじ挿通孔26を挿通する固定用ボル
ト10の下端に平板状の挟持片25が螺着されている。
固定具本体7の他端側にはピボット軸受け部9が開口し
ている。案内用治具12は、ピボット4が乗り上がるス
ロープ部5を備えると共に、スロープ部5の両側には、
ガイド側壁30が設けられ、このガイド側壁30の後部
には、固定具本体7のピボット軸受け部9に向かって略
ハ字状に拡開した拡開部31が突設されていると共に、
ガイド側壁30の外側にはレール3に嵌合する凸部60
が突設されている。さらに、上記スロープ部5の裏側に
は固定具本体7のレール固定部8が抜き差し自在に挿入
される挿入凹所32が設けられていると共に、挿入凹所
32の下方には前記固定具本体7を引掛け保持するため
の引掛け部33が突設されている。この引掛け部33
は、固定具本体7を上レール3に取付けた時には、固定
具本体7を引掛け保持して固定具本体7が上レール3か
ら落下するのを防止する役割を果たすものである。
【0021】しかして、折戸1のピボット4を固定する
にあたっては、予め、図9に示すように、上レール3と
下レール3の両方に固定具本体7と案内用治具12とを
装着する。固定具本体7の装着は、ピボット軸受け部9
を扉枠2に向け、レール固定部8を扉枠2とは反対側に
向けた状態で、固定具本体7をレール3にスライド自在
に装着する。また案内用治具12は、挿入凹所32をレ
ール固定部8に向けた状態で固定具本体7に装着する。
このとき、レール固定部8が案内用治具12の挿入凹所
32内に挿入されて、スロープ部5の下方にレール固定
部8が隠れた状態(図7(b)(c)の状態)となる。
なお、上レール3においては、案内用治具12の挿入凹
所32の上方に固定具本体7を引掛け保持するための引
掛け部33が位置することとなるので、この引掛け部3
3によって固定具本体7を引掛け保持して固定具本体7
が上レール3から落下するのを防止できるので、固定具
本体7の上レール3への装着も容易となる。
【0022】この状態で、ピボット4をスロープ部5を
走行させてピボット軸受け部9に嵌合させ、その後、案
内用治具12を固定具本体7及びレール3から取外すこ
とにより、レール固定部8の固定用ボルト10が露出す
る。その後、固定具本体7をレール3に沿って僅かにス
ライドして位置調整をした後に、図8(a)に示すよう
に、折戸1の下端とレール3との隙間からスパナ35を
挿入して、固定用ボルト10を締め付けると、レール固
定部8の水平板部24と挟持片25との間でレール3を
挟持でき、固定具6をレール3に固定できる。
【0023】このように、案内用治具12の挿入凹所3
2内にレール固定部8を挿入することで、固定具本体7
のピボット軸受け部9へのピボット4の走行がスムーズ
にできると共に、ピボット4の固定後に固定具本体7か
ら案内用治具12を取外すことで、固定具本体7の固定
用ボルト10が露出するので、スパナ35或いはドライ
バー等によって締め付け作業を容易に行なうことができ
る。さらに案内用治具12を取外すことで、案内用治具
12の再使用ができると共に、レール3内には固定具本
体7のみが残り、折戸1を折った状態にしても固定具本
体7が目立たなくなり、固定具本体7の納まりが良好に
なるという利点もある。
【0024】なお、上記各実施形態では、固定具6を扉
枠2に隣接して固定するようにしたが、これに限らず、
固定具6をレール3の中央側にスライドすることで、折
戸1を隣り合う折戸に隣接して固定することも可能であ
る。また、折戸について説明したが、これに限らず、引
戸についても同様に適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、扉の上下両側に上下のレールに沿っ
て走行自在なピボットを夫々設け、ピボットを固定する
固定具にて扉を扉枠や隣り合う扉等に隣接して固定する
ようにした扉の固定方法であって、ピボットが乗り上が
るスロープ部と、レールに固定されるレール固定部と、
ピボットが嵌合するピボット軸受け部とがこの順に形成
された固定具をレールにスライド自在に装着し、扉のピ
ボットをスロープ部からレール固定部を通過してピボッ
ト軸受け部に嵌合させ、その後、ねじ具にてレール固定
部をレールに固定するものであるから、固定具を扉枠等
に接近して固定できる構造でありながら、ピボット軸受
け部よりもスロープ部側にずれて位置しているレール固
定部のねじ具を扉枠等で邪魔されることなく、ドライバ
ー等で容易に固定でき、ねじ具の締め付け固定作業が容
易となる。
【0026】また請求項2記載の発明は、ピボットが乗
り上がるスロープ部と、ねじ具でレールに固定されるレ
ール固定部と、ピボットが嵌合するピボット軸受け部と
を備え、上記レール固定部はピボット軸受け部よりもス
ロープ部側の位置に設けられているから、扉のピボット
を固定具のレール固定部を通過してピボット軸受け部に
嵌合させることで、固定具によるピボットの固定を支障
なく行なうことができると共に、レール固定部をピボッ
ト軸受け部よりもスロープ部側にずれて位置させたこと
で、固定具を扉枠等に接近して固定できる構造でありな
がら、ピボット軸受け部よりもスロープ部側にずれて位
置しているレール固定部を扉枠等で邪魔されることな
く、ねじ具によりレールに容易に固定でき、固定具の固
定作業が容易となる。
【0027】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
のねじ具は、レール固定部に設けたねじ孔を貫通して、
先端がレールに固着可能とされているから、請求項2記
載の効果に加えて、1本のねじ具の締め付けによって固
定具をレールに固着でき、レール固定部のレールへの固
定が一層容易となる。また請求項4記載の発明は、扉の
上下両側に上下のレールに沿って走行自在なピボットを
夫々設け、ピボットを固定する固定具にて扉を扉枠や隣
り合う扉等に隣接して固定するようにした扉の固定方法
であって、レールに固定されるレール固定部とピボット
が嵌合するピボット軸受け部とを備えた固定具本体をレ
ールにスライド自在に装着すると共に、ピボットが乗り
上がるスロープ部を備えた案内用治具を固定具本体のレ
ール固定部側に着脱自在に装着し、扉のピボットをスロ
ープ部からレール固定部を通過してピボット軸受け部に
嵌合させた後に、案内用治具を固定具本体から取外し、
その後、ねじ具にてレール固定部をレールに固定するも
のであるから、スロープ部を備えた案内用治具を用いる
ことで、固定具本体のピボット軸受け部へのピボットの
固定がスムーズにでき、しかもピボット固定後に固定具
本体から案内用治具を取外すことで、固定具本体のねじ
具の締め付け作業が一層容易となると共に、レール内に
は固定具本体のみが残って目立たなくなり、固定具本体
の納まりが良好となる。
【0028】また請求項5記載の発明は、ねじ具でレー
ルに固定されるレール固定部とピボットが嵌合するピボ
ット軸受け部とを備えた固定具本体のレール固定部側に
着脱自在に装着され、ピボットが乗り上がるスロープ部
と、固定具本体のレール固定部が抜き差し自在に挿入さ
れる挿入凹所とを備えて成るから、案内用治具の挿入凹
所内に固定具本体のレール固定部を挿入することで、固
定具本体のピボット軸受け部へのピボットの走行がスム
ーズにできると共に、ピボット固定後に固定具本体から
案内用治具を取外すことで、固定具本体のねじ具の締め
付け作業が一層容易になると共に、案内用治具の再利用
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態の一例を示す斜視
図、(b)は固定用ビスの締め付け状態を説明する斜視
図である。
【図2】同上の固定具の斜視図である。
【図3】(a)(b)は同上の固定具の平面図及び側面
図、(c)は固定具の取付け状態を説明する断面図であ
る。
【図4】同上の折戸を示す一部省略縦断面図である。
【図5】同上の折戸を示す一部省略平面断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の固定具を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図、(c)は側面断面図、
(d)は下レールへの取付け状態を説明する正面断面図
である。
【図7】本発明の更に他の実施形態の固定具を示し、
(a)は分解斜視図、(b)は組立て状態の平面図、
(c)は組立て状態の側面図である。
【図8】(a)は同上の固定用ビスを締め付ける動作を
説明する側面図、(b)は固定具本体の取付け状態を説
明する正面図である。
【図9】(a)は同上の固定具の取付け状態を背面から
見た断面図、(b)は正面から見た断面図である。
【図10】従来の固定具を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図11】(a)は従来の折戸の斜視図、(b)はスパ
ナによる固定用ビスの締め付け動作を説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 レール 4 ピボット 5 スロープ部 6 固定具 7 固定具本体 8 レール固定部 9 ピボット軸受け部 10 固定用ビス 12 案内用治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の上下両側に上下のレールに沿って走
    行自在なピボットを夫々設け、ピボットを固定する固定
    具にて扉を扉枠や隣り合う扉等に隣接して固定するよう
    にした扉の固定方法であって、ピボットが乗り上がるス
    ロープ部と、レールに固定されるレール固定部と、ピボ
    ットが嵌合するピボット軸受け部とがこの順に形成され
    た固定具をレールにスライド自在に装着し、扉のピボッ
    トをスロープ部からレール固定部を通過してピボット軸
    受け部に嵌合させ、その後、ねじ具にてレール固定部を
    レールに固定することを特徴とする扉の固定方法。
  2. 【請求項2】 ピボットが乗り上がるスロープ部と、ね
    じ具でレールに固定されるレール固定部と、ピボットが
    嵌合するピボット軸受け部とを備え、上記レール固定部
    はピボット軸受け部よりもスロープ部側の位置に設けら
    れていることを特徴とする扉の固定方法に用いる固定
    具。
  3. 【請求項3】 ねじ具は、レール固定部に設けたねじ孔
    を貫通して、先端がレールに固着可能とされていること
    を特徴とする請求項2記載の扉の固定方法に用いる固定
    具。
  4. 【請求項4】 扉の上下両側に上下のレールに沿って走
    行自在なピボットを夫々設け、ピボットを固定する固定
    具にて扉を扉枠や隣り合う扉等に隣接して固定するよう
    にした扉の固定方法であって、レールに固定されるレー
    ル固定部とピボットが嵌合するピボット軸受け部とを備
    えた固定具本体をレールにスライド自在に装着すると共
    に、ピボットが乗り上がるスロープ部を備えた案内用治
    具を固定具本体のレール固定部側に着脱自在に装着し、
    扉のピボットをスロープ部からレール固定部を通過して
    ピボット軸受け部に嵌合させた後に、案内用治具を固定
    具本体から取外し、その後、ねじ具にてレール固定部を
    レールに固定することを特徴とする扉の固定方法。
  5. 【請求項5】 ねじ具でレールに固定されるレール固定
    部とピボットが嵌合するピボット軸受け部とを備えた固
    定具本体のレール固定部側に着脱自在に装着され、ピボ
    ットが乗り上がるスロープ部と、固定具本体のレール固
    定部が抜き差し自在に挿入される挿入凹所とを備えて成
    ることを特徴とする扉の固定方法に用いる固定具の一部
    を構成する案内用治具。
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