JP2010047923A - フリー折戸用のソケット型のキャッチ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラー溝を備えた振止めローラをガイド斜面に沿って乗り上げ誘導してピボット穴に確実に落ち込み係合できる、厚み寸法が小さなバリアフリー対応の下ガイドレールに好適なフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を提供する。
【解決手段】床面に締結固定される取付座32と、規制枠33と、レール溝27に嵌まり込む軸受座34などでソケット31を構成する。軸受座34にはピボット穴35と、振止めローラー19を乗り上げ案内するガイド斜面36を形成する。ガイド斜面36に臨む締結座32および規制枠33に、矯正ガイド面37・38を形成する。以て、振止めローラー19を矯正ガイド面27で、レール溝27の前後中心位置へ向かって矯正移動操作したのち、ガイド斜面36で乗り上げ案内する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フリー折戸に適用されて戸パネルに設けた振止めローラーを係脱可能に軸支するキャッチ構造、なかでもバリアフリー対応の厚み寸法が小さな下ガイドレールに好適なソケット型のキャッチ構造に関する。
フリー折戸においては、ランナーユニットや振止めローラーなどをキャッチ構造で係脱自在に係合捕捉するが、従来のこの種のキャッチ構造には大別してふたつの形態がある。そのひとつは、弾性変形可能な前後一対の係合腕で戸パネルの吊元側のランナー軸を回動可能に軸支する、いわば弾性腕型のキャッチ構造である(特許文献1、2参照)。
もう一つのキャッチ構造は、ガイドレール側にピボット穴を備えたソケットを固定しておき、振止めローラーをソケットのピボット穴に落ち込み係合させて戸パネルを回動可能に軸支する、いわばソケット型のキャッチ構造である(特許文献3参照)。ソケットには、振止めローラーをピボット穴へ乗り上げ誘導するためのガイド斜面が設けてある。
実用新案登録第2558696号公報(段落番号0007、図3) 特許第4089410号公報(段落番号0030、図3) 特開平10−231655号公報(段落番号0021、図1)
弾性腕型のキャッチ構造は、例えばランナーユニットのランナー軸を一対の弾性腕で係合捕捉するので、キャッチ構造を簡素化し低コスト化できる。しかし、一対の弾性腕の弾性力のみでランナー軸の捕捉状態を維持するので、ランナー軸の係脱を繰り返し行うとき弾性腕が疲労破壊に陥りやすく、長期使用時の信頼性に欠ける。
その点、ソケット型のキャッチ構造では、ばねの押し下げ力で振止めローラーの係合状態を保持するので、ソケットや振止めローラーが疲労破壊することはない。しかし、バリアフリー対応の厚みが小さな下ガイドレールでは、振止めローラーのピボット穴に対する落ち込み寸法を確保するのが難しいため、ソケット型のキャッチ構造を適用するのが困難となる。先の落ち込み寸法が小さいと、振止めローラーがピボット穴から抜け外れやすくなり、あるいは、ソケットの構造強度を充分に確保するのが難しくなる。また、戸パネルと床面との間の隙間寸法が小さい場合には、振止めローラーの上下方向の可動寸法が制約されるため、振止めローラーをピボット穴に対して確実に係合させるのがさらに困難となる。因みに、特許文献3に見られるように、床面に凹み形成した溝に下ガイドレールを嵌め込み装着する場合には、レール溝の深さを充分に確保できるので、ソケット型のキャッチ構造を適用することになんら支障はない。
抜け出し防止のために、下ガイドレールの規制リブと係合するローラー溝が設けてある振止めローラーの場合には、振止めローラーをガイド斜面に沿って乗り上げ案内するとき、ローラー溝が規制リブに引っ掛かることがあり、そのため、振止めローラーをピボット穴に円滑に落ち込み係合できないことがある。とくに、バリアフリー対応の厚みが小さな下ガイドレールでは、先のような抜け出し防止構造が不可欠であるうえ、戸パネルをV字状に折った状態では、振止めローラーに傾動モーメントが作用して、先のローラー溝が片方の規制リブと係合するので、振止めローラーをピボット穴に円滑に落ち込み係合するのがさらに困難となる。場合によっては、振止めローラーををピボット穴に落ち込み係合させ、あるいはピボット穴から抜き外した振止めローラーを下ガイドレールに適正に復帰係合させる際に、折り曲げた状態の戸パネルを垂直に支持するなどの補助操作が必要となる。
本発明の目的は、ローラー溝を備えている振止めローラーをガイド斜面に沿って確実に乗り上げ誘導してピボット穴に確実に落ち込み係合でき、あるいはピボット穴から離脱させた振止めローラーを的確に下ガイドレールに係合案内できるフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を提供することにある。本発明の目的は、厚み寸法が小さなバリアフリー対応の下ガイドレールに好適なフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を提供することにある。本発明の目的は、戸パネルと床面との間の隙間寸法が小さい場合にも、振止めローラーの落ち込み寸法を充分に確保して戸パネルを円滑に折り畳み開閉でき、さらにソケットの構造強度を充分に確保できるフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を提供することにある。本発明の目的は、既存の下ガイドレールに対して付加装着し、あるいは従来のキャッチ構造と換装して、振止めローラーを的確に係脱できるフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を提供することにある。
本発明は、床面上に固定されるバリアフリー対応の下ガイドレール2に適用されて、戸パネル3の吊元側の下部に装着した振止めランナー6を係脱可能に軸支するフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造を対象とする。振止めランナー6は、縦軸回りに回動可能に支持される振止めローラー19と、振止めローラー19を押し下げ付勢するばね20と、ばね20および振止めローラー19のローラー軸21を収容するケース18とを含む。振止めローラー19には、下ガイドレール2に設けた規制リブ28と係合して振止めランナー6の抜け外れを防ぐローラー溝25が形成してある。キャッチ構造を構成するソケット31は、床面に締結固定される取付座32と、下ガイドレール2のレール溝27の内部に嵌まり込む軸受座34と、軸受座34に凹み形成されるピボット穴35と、下ガイドレール2に沿って移行する振止めローラー19を軸受座34の一端からピボット穴35の開口面へ向かって乗り上げ案内するガイド斜面36を一体に備えている。ガイド斜面36に臨む締結座32に、前後方向へ偏寄した振止めローラー19を下ガイドレール2のレール溝27の中心位置へ向かって矯正移動操作する矯正ガイド面37を形成する。
矯正ガイド面37は、ガイド斜面36の突端より側方へ突出する状態で設ける。以て、振止めローラー19がガイド斜面36に接当するのに先行して、振止めローラー19を矯正ガイド面37で下ガイドレール2のレール溝27の中心位置へ向かって矯正移動できるようにする。
ソケット31は、下ガイドレール2の上面を覆う締結座32および規制枠33と、締結座32と規制枠33との間に凹み形成される軸受座34とを一体に備えている。締結座32の前面と規制枠33の後面のそれぞれに矯正ガイド面37・38を前後対向状に形成する。
軸受座34の左右両端のそれぞれにガイド斜面36を形成する。少なくとも左右のガイド斜面36に臨む締結座32の左右両端のそれぞれに矯正ガイド面37を形成する。ソケット31の取付座32は開口枠より後側の第2区室の床面に配置して締結ねじ42で締結固定する。
振止めローラー19は、下ガイドレール2の上面で受け止められるフランジ23と、フランジ23の下面に突設されるローラー部24と、ローラー部24のフランジ23側の基端周面に凹み形成されるローラー溝25とを備えている。ピボット穴35は、ローラー部24の左右周面を受け止める上拡がり状の左右一対の部分テーパー面40と、ローラー部24の前後周面を受け止める前後一対の縦壁41とで形成する。
軸受座34の上面を下ガイドレール2の上面より上方へ突出して、軸受座34の上面から底面の近傍にわたってピボット穴35を凹み形成する。締結座32および規制枠33の上面を軸受座34の上面より上方へ突出する。
振止めローラー19のオーバーランを防ぐストッパー47を備えている。ストッパー47は、ソケット31に設けた左右一対の装着溝50のいずれか一方に装着されて、ピボット穴35に臨ませてある。
本発明では、取付座32、軸受座34、軸受座34に凹み形成されるピボット穴35などでソケット31を構成し、振止めローラー19をピボット穴35に係脱できるようにした。また、軸受座34に振止めローラー19を乗り上げ案内するガイド斜面36を設け、ガイド斜面36に臨む締結座32に矯正ガイド面37を設けて、前後方向へ偏寄した振止めローラー19を矯正ガイド面37で下ガイドレール2のレール溝27の中心位置へ向かって矯正移動操作できるようにした。
上記のように、振止めローラー19を矯正ガイド面37で矯正移動操作すると、ローラー溝25と規制リブ28の係合状態を強制的に解除して、振止めローラー19をガイド斜面36に沿って確実に乗り上げ誘導し、ピボット穴35に確実に落ち込み係合できる。また、ソケット31を下ガイドレール2の外面に組み付けて床面に固定するので、既存の下ガイドレール2に対して付加装着し、あるいは従来のキャッチ構造と換装して、振止めローラー19を的確に係脱できるキャッチ構造が得られる。
矯正ガイド面37をガイド斜面36の突端より側方へ突出する状態で設けると、振止めローラー19がガイド斜面36で押し上げ案内されるのに先行して、前後方向へ偏寄した振止めローラー19を矯正ガイド面37で下ガイドレール2のレール溝27の中心位置へ向かって矯正移動操作できる。したがって、ローラー溝25と規制リブ28の係合状態を強制的に解除して、振止めローラー19をガイド斜面36に沿って確実に乗り上げ誘導し、ピボット穴35に確実に落ち込み係合できる。とくに、抜け出し防止構造が不可欠な、厚みが小さなバリアフリー対応の下ガイドレール2に好適なソケット型のキャッチ構造とすることができる。
締結座32および規制枠33と、これら両者32・33の間に凹み形成される軸受座34などを一体に設け、締結座32の前面と規制枠33の後面のそれぞれに矯正ガイド面37・38を前後対向状に形成したソケット31によれば、ピボット穴35に落ち込む前の振止めローラー19を前後一対の矯正ガイド面37・38で位置決めできるので、さらに的確に振止めローラー19をピボット穴35に落ち込み係合できる。また、ピボット穴35から離脱させた振止めローラー19をレール溝27に係合させる場合にも、振止めローラー19を前後一対の矯正ガイド面37・38で移行案内して、適正に下ガイドレール2のレール溝27に係合させることができる。
軸受座34の左右両端のそれぞれにガイド斜面36を形成し、少なくともガイド斜面36に臨む締結座32の左右両端のそれぞれに矯正ガイド面37を形成するソケット31によれば、ソケット31を右勝手のパネル対Pと左勝手のパネル対Pに共通して使用できるので、その分だけキャッチ構造を低コスト化できる。また、取付座32を第2区室の床面に複数の締結ねじ42で締結固定するので、ガイドレールに対してビスで締結される従来のキャッチ構造に比べて、ソケット31をより強固に固定して、傾動モーメントが作用する振止めローラー19を常に適正に軸支できる。
ピボット穴35を左右一対の部分テーパー面40と前後一対の縦壁41とで構成すると、振止めローラー19をピボット穴35に落ち込み係合させた状態において、ローラー部24の前後周面を縦壁41で受け止めることができる。したがって、パネル対Pを開閉揺動するとき、振止めローラー19が前後に遊動するのを縦壁41で規制して、より安定した状態でパネル対Pを開閉操作できる。また、振止めローラー19をピボット穴35から離脱させて、パネル対Pをフリー折戸状態とする場合には、ローラー部24を上拡がり状の部分テーパー面40で押し上げ案内して、振止めローラー19をピボット穴35から円滑に抜き出すことができ、全体として振止めローラー19のソケット31に対する係脱操作を確実にしかも容易に行なえる。
軸受座34の上面を下ガイドレール2の上面より上方へ突出して、軸受座34の上面から底面の近傍にわたってピボット穴35を凹み形成すると、振止めローラー19の落ち込み寸法を充分に確保できる。したがって、バリアフリー対応の厚みが小さな下ガイドレール2が適用対象である場合や、戸パネル3と床面との間の隙間寸法が小さい場合にも、振止めローラー19の落ち込み寸法を確保してパネル対Pを円滑に折り畳み開閉できる。また、軸受座34の厚み寸法が大きい分だけソケット31の構造強度を向上できる。締結座32および規制枠33の上面を軸受座34の上面より上方へ突出すると、振止めローラー19が軸受座34の上面に乗り上がった状態においても、振止めローラー19を前後の矯正ガイド面37・38で受け止めて、振止めローラー19がソケット31から脱落するのを阻止できる。
ピボット穴35の一側に臨んでストッパー47を配置すると、パネル対Pが勢いよく吊元側へ移動操作されるような場合に、軸受座34に乗り上がった振止めローラー19がピボット穴35を飛び越してオーバーランするのをストッパー47で阻止できる。したがって、パネル対Pが乱暴に移動操作されるような場合であっても、振止めローラー19をピボット穴35に的確に落ち込み係合させて、パネル対Pを適正にピボット支持できる。また、ストッパー47をソケット31に設けた左右一対の装着溝50のいずれか一方に装着してピボット穴35に臨ませることにより、右勝手のパネル対Pと左勝手のパネル対Pに対応してストッパー47の装着位置を変更するだけで、ソケット31を共通して使用できる。
(実施例) 図1ないし図8は本発明に係るフリー折戸におけるソケット型のキャッチ構造の実施例を示す。図2においてフリー折戸は、クローゼットの開口面に設けた2組のパネル対P・Pで構成してあり、各パネル対Pが開口枠の上枠に固定される上ガイドレール1と、床面に締結固定される下ガイドレール2とで屈折自在に開閉案内してある。パネル対Pを構成する戸パネル3・3は、ヒンジ4を介して折り畳み可能に連結してある。
各パネル対Pは、その上隅の左右に装着したランナーユニット5・5を介して上ガイドレール1で吊持されており、さらに各パネル対Pの下隅の左右に装着した振止めランナー6・6が下ガイドレール2で移行案内してある。図2において、屈折したパネル対Pは開口枠より手前側の室内へ突出しており、以下においては、パネル対が突出する室内側を第1区室とし、クローゼットの内部を第2区室として説明する。なお、この実施例における前後および左右とは、図2に示す十字線と前後左右の文字表示に従うものとする。
図3においてランナーユニット5は、上ガイドレール1で左右方向に走行案内されるランナー本体10と、戸パネル3の上隅に装着されるランナー台11と、これら両者を連結するランナー軸12などで構成してある。ランナー本体10は、左右横長の走行ブロック13と、走行ブロック13の前後に左右一対ずつ配置した4個のローラー14と、これらのローラー14を遊転自在に軸支するローラー軸15などで構成してある。上ガイドレール1は、下面側が開口する断面C字状のアルミニウム条材からなる。
振止めランナー6は、戸パネル3に下面側から嵌め込み固定されるケース18と、ケース18で縦軸回りに回動可能に支持される振止めローラー19と、振止めローラー19を押し下げ付勢する圧縮コイル形のばね20などで構成してある。振止めローラー19は金属製のローラー軸21と、ローラー軸21の下端に組み付けられて遊転自在に軸支されるローラー本体22とで構成してあり、ローラー軸21の上半部分がばね20とともにケース18内に収容してある。
ローラー本体22は、下ガイドレール2の上面で受け止められるフランジ23と、フランジ23の下面に突設されるローラー部24と、ローラー部24のフランジ23側の基端周面に凹み形成されるローラー溝25とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。下ガイドレール2は、上向きに開口する断面C字状のレール溝27を備えたアルミニウム条材からなり、レール溝27の開口縁には前後対向状に規制リブ28が突設してある(図6参照)。ローラー溝25は、下ガイドレール2に設けた規制リブ27と係合して、振止めランナー6が下ガイドレール2から抜け外れるのを防ぐために設けてある。ローラー部24の直径寸法は、前後の規制リブ28の対向間隔より僅かに小さく設定してある(図6参照)。なお、図4および図6においてはレール溝27と規制リブ28の詳細構造のみを図示し、他の部分の詳細構造は省略して中実状に表示している。
上記のパネル対Pを開口枠の左右中央部分で開閉し、あるいは開口枠の左右いずれか一側へ折り畳み移動できるようにするために、ランナーユニット5のランナー軸12をキャッチ構造30で係脱可能に係合し、さらに振止めランナー6をソケット型のキャッチ構造で係脱可能に軸支している。前者キャッチ構造30は上ガイドレール1の下面に固定してあり、パネル対Pを開閉操作することによってランナー軸12がキャッチ構造30で捕捉され、あるいはキャッチ構造30から分離できるように構成してあるが、その構造に特長はないので説明を省略する。
図4ないし図6に示すように、後者のキャッチ構造を構成するソケット31は、下ガイドレール2の上面を覆う締結座32および規制枠33と、締結座32と規制枠33との間に凹み形成される軸受座34とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。軸受座34の上面は、下ガイドレール2の上面より上方へ突出させてあり、締結座32および規制枠33の上面は、軸受座34の上面より上方へ突出されている。このように、軸受座34の上面を下ガイドレール2の上面より上方へ突出させることにより、厚み寸法が小さな(5mm)バリアフリー対応の下ガイドレール2において、振止めローラー19のピボット穴35に対する落ち込み係合寸法を充分に確保して、不用意に振止めローラー19がソケット31から分離するのを防止しながら、振止めローラー19を係脱可能とすることができる。
軸受座34の左右中央には、ローラー本体22を落ち込み係合させるためのピボット穴35が凹み形成してある。また、軸受座34の左右両側には、下ガイドレール2に沿って移行する振止めローラー19を、軸受座34の側端からピボット穴35の開口へ向かって乗り上げ案内するガイド斜面36が形成してある。左右のガイド斜面36に臨む締結座32の前面および規制枠33の後面のそれぞれには、矯正ガイド面37・38が前後対向状に形成してある。このように、ピボット穴35の左右両側にガイド斜面36を形成し、さらに左右のガイド斜面36に対応して前後一対ずつの矯正ガイド面37・38を設けることにより、ソケット31を右勝手のパネル対Pと左勝手のパネル対Pに共通して使用することができる。
図1および図5に示すように先に説明した左右の矯正ガイド面37・38の側端は、左右のガイド斜面36の側端より外側方へ突出する状態で形成する。このように、矯正ガイド面37・38をガイド斜面36の突端より外側方へ突出させると、振止めローラー19のローラー部24が斜面36に接当するのに先行して、振止めローラー19のフランジ23を矯正ガイド面37・38で受け止めることができる。したがって、振止めローラー19を矯正ガイド面37・38で下ガイドレール2のレール溝27の中心位置へ向かって矯正移動させて、ローラー溝25と規制リブ28の係合関係を解除したのち、振止めローラー19をガイド斜面36で乗り上げ案内して、ピボット穴35に円滑に落ち込み係合できる。その詳細は後述する。図7に示すように矯正ガイド面37・38の側端には、導入ガイド面37a・38aが斜めに形成してある。図4および図8に示すようにピボット穴35は、ローラー部24の左右周面を受け止める上拡がり状の左右一対の部分テーパー面40と、ローラー部24の前後周面を受け止める前後一対の縦壁41とで長円状に形成する。
以上のように構成したソケット31は、軸受座34を下ガイドレール2のレール溝27の内部に嵌め込んだ状態で、締結座32を第2区室側の床面に2個のビス(締結ねじ)42で締結する。この締結状態においては、図5および図6に示すように締結座32、軸受座34、および規制枠33が下ガイドレール2に密着して、同レール2を押さえ込んでおり、しかも下ガイドレール2の後方において締結座32の2個所が床面に固定される。したがって、戸パネル3が乱暴に開閉されて、振止めローラー19が矯正ガイド面37・38やガイド斜面36が衝突するような場合であっても、ソケット31がレール溝27に沿ってずれ動くことはなく、また軸受座34が前後に回動変位するのを下ガイドレール2で規制して、ソケット31の装着姿勢を適正に保持できる。このときのガイド斜面36の下端は、レール溝27の溝底に臨んでいる。床面に固定したソケット31は、下ガイドレール2より大きく突出するが、その固定位置が開口枠の両側の吊元側にあり、しかも締結座32を第2区室内に位置させるので、ソケット31がバリアフリーの阻害要因になることはない。
吊元側の振止めローラー19がソケット31から分離して、パネル対Pが自由に左右移動できる状態、いわゆるフリー折戸状態を図7に示している。この状態のパネル対Pは、例えば開口枠の任意の左右位置へ移動でき、あるいは隣接するパネル対Pと共に開口枠の一側にまとめて折り畳み収納できる。折り畳まれたパネル対Pの戸パネル3は第1区室側へ突出する。そのため、振止めローラー19には傾動モーメントが作用し、図7の拡大図に示すように、ローラー溝25の後面が後側の規制リブ28と係合して、それ以上傾動するのが下ガイドレール2で規制される。結果、ローラー本体22の中心は、下ガイドレール2のレール溝27の前後中央から後方へ偏った位置にある。
上記の状態から、パネル対Pを図7に向かって左側へ移動させると、吊元側の振止めローラー19のフランジ23の後周面が締結座32の導入ガイド面37aに接当し、矯正ガイド面37へと案内される。矯正ガイド面37で受け止められた振止めローラー19は、その中心が下ガイドレール2のレール溝27の前後中央位置へ向かって矯正移動される。このように矯正移動した状態では、ローラー溝25と規制リブ28との係合が解除されるので、ローラー本体20は規制リブ28に邪魔されることもなくローラー軸21と共に上下変位できる。なお、振止めローラー19のが締結座32側の矯正ガイド面37で矯正移動されるとき、振止めローラー19の前周面は規制枠33側の矯正ガイド面38で受け止められるので、振止めローラー19がレール溝27の前後中央を越えて前方へ過剰に移動するのを阻止できる。
振止めローラー19が前後の矯正ガイド面37・38で位置規制された後、図8(a)に示すようにローラー部24の側周面がガイド斜面36の下方に接当する。そのため振止めローラー19は、図8(b)に示すようにガイド斜面36に案内されて、ばね20の押し下げ力に抗しながら軸受座34の上面に乗り上がり、やがて図1に示すようにピボット穴35に落ち込み係合する。ランナーユニット5のランナー軸12も、同時にキャッチ構造30で係合捕捉される。
ピボット穴35に係合したローラー本体22は、図6に示すように、フランジ23の下面前後が軸受座34の上面で受け止められ、同時にフランジ23の前後周面が矯正ガイド面37・38で前後に遊動規制されている。さらに、ローラー部24の前後周面がピボット穴35の縦壁41で前後に遊動規制されている。したがって、戸パネル3がローラー軸21の軸芯を中心にして開閉回動するとき、戸パネル3の重量による傾動モーメントが振止めローラー19に作用したとしても、ローラー本体22がピボット穴35から抜き出すことはなく、適正な係合状態を維持し続けることができる。この状態のローラー部24は、図1に示すように部分テーパー面40から離れているか、左右いずれか一方のローラー周面が部分テーパー面40で受け止められた状態になっている。
振止めローラー19をピボット穴35から離脱させて、パネル対Pを再びフリー折戸状態にするときは、ローラー部24の右側のローラー周面が部分テーパー面40に接当し、部分テーパー面40に案内されて、ばね20の押し下げ力に抗しながら軸受座34の上面に乗り上がる。さらに、ローラー部24はガイド斜面36で案内されながらレール溝27内へ滑り落ちてゆく。この間にも、フランジ23は前後の矯正ガイド面37・38で移行案内されるので、ローラー部24を確実にレール溝27に落ち込ませて、フランジ23を下ガイドレール2の上面に接当できる。
軸受座34の上面を下ガイドレール2の上面より上方へ突出させて、ピボット穴35の上下深さを充分に確保するので、振止めローラー19がソケット31のピボット穴35から抜け出るのをよく防止できる。また、戸パネル3と床面との間の隙間寸法が小さい場合にも、振止めローラー19のピボット穴35に対する落ち込み寸法を充分に確保して戸パネル3を円滑に折り畳み開閉できる。さらにソケット31の構造強度を充分に確保でき、厚み寸法が小さなバリアフリー対応の下ガイドレール2に好適なソケット型のキャッチ構造とすることができる。ソケット31は、必要に応じて既存の下ガイドレール2に対して付加装着することができ、あるいは従来のキャッチ構造と換装して使用することができる。
図9および図10はソケット31をプレス成形品で形成した別の実施例を示す。そこでは、下ガイドレール2の上面を覆う締結座32と、締結座32の前面の矯正ガイド面37に連続して折り曲げ形成される左右一対の接合座44と、両接合座44の間に設けられる軸受座34とを一体に折り曲げ形成してソケット31を構成した。上記の実施例における規制枠33は省略した。
軸受座34と接合座44とはガイド斜面36を介して連続しており、軸受座34およびガイド斜面36に臨む締結座32の前部には切欠45が形成してある。この場合の締結座32は、床面に接合される座壁32aと、下ガイドレール2の上面を覆うカバー壁32bとで階段状に折り曲げて形成してある。また、軸受座34の上面は、規制リブ28の下面の高さと同じ高さに設定してある。ピボット穴35は左右一対の部分テーパー面40とこれらを繋ぐ底壁とで構成してある。
図10に示すように振止めローラー19をピボット穴35に落ち込み係合した状態においては、ローラー部24がピボット穴35で位置保持される。このときのローラー溝25と規制リブ28とは非係合状態にあり、ローラー本体22の中心は概ねレール溝27の前後中心に一致している。他は先の実施例と同じであるので同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に重複する説明を省略する。
図11および図12は、図1〜図8で説明したソケット31に、振止めローラー19のオーバーランを防ぐストッパー47を付加したものである。ストッパー47は、ピボット穴35に臨む状態で軸受座34の上面を前後に横断する角棒状のブロックからなり、その下面の前後端に係合爪48が一体に設けてある。締結座32と規制枠33の対向面の左右2個所には、ストッパー47を装着するための装着溝50が形成してある。ストッパー47は、ソケット31を右勝手で使用する場合と、左勝手で使用する場合とで、左右の装着溝50のいずれか一方に装着されて、係合爪48が装着溝50の下端の段部51に係合する。このように、ストッパー47を備えたソケット31によれば、パネル対Pが乱暴に移動操作されるような場合であっても、振止めローラー19がピボット穴35を飛び越して過剰に移動するのを阻止して、振止めローラー19を的確にピボット穴35に落ち込み係合できる。
図13および図14は、ソケット31のさらに別の実施例を示す。そこでは、下ガイドレール2の上面を覆う締結座32と、締結座32の外側方へ連出される前後一対の規制枠55・56と、両規制枠55・56の間に凹み形成される軸受座34とでソケット31を構成した。締結座32の下半部分と軸受座34とは、レール溝37に嵌め込まれて1個のビス(締結ねじ)42で床面に固定される。両規制枠55・56の対向面のそれぞれには、矯正ガイド面37・38が形成してある。この実施例における軸受座34は左側に隣接する締結座32と連続しているので、その右側端に限ってガイド斜面36が形成してある。また、部分テーパー面40は、ピボット穴35のガイド斜面36側の半周面に限って形成してある。この実施例における締結座32は、先の実施例におけるストッパー47を兼ねている。ソケット31は右勝手と左勝手のいずれにも適用できる。
図15および図16は、ソケット31のさらに別の実施例を示す。そこでは、締結座32とキャッチ体70とでソケットを構成した。キャッチ体70は、連結座71と、連結座71の外側方へ連出される前後一対の規制枠72・73と、両規制枠72・73の間に凹み形成される軸受座34とを一体に備えている。連結座71には長円状の連結穴74が上下貫通状に形成してあり、軸受座34にはピボット穴35とガイド斜面36が形成してある。両規制枠72・73の対向面のそれぞれには、矯正ガイド面37・38が形成してある。締結座32には、先の連結座71の上面に接合される連結壁76が設けてあり、その下面に連結穴74と嵌合する連結突起77が一体に形成してある。この実施例における締結座32は、ストッパー47を兼ねている。
キャッチ体70の連結座71と軸受座34をレール溝37に嵌め込んだのち、締結座32の連結突起77を連結穴74に係合しながら、連結壁76を連結座71の上面に密着接合することにより、締結座32とキャッチ体70をL字状に組むことができる。この状態で締結座32を第2区室の床面にビス(締結ねじ)42で固定することにより、キャッチ体70を確りと固定することができる。ソケット31は左勝手と右勝手とで共通して使用でき、ソケット31を下ガイドレール2の右端側に組むときは、キャッチ体70の向きを左右に反転し、その上面に締結座32を接合して第2区室の床面にビス42で固定するとよい。この実施例のように、ソケット31を締結座32とキャッチ体70とで構成すると、左右勝手の違いに容易に対応できるうえ、ソケット31をコンパクトに構成できる利点もある。
図17および図18は、ソケット31を開発する過程で、機能比較のために試作したキャッチ構造を示している。図15のキャッチ構造は、締結座57とY字状に分岐形成される一対の捕捉腕58とを一体に備えており、一対の捕捉腕58の間の捕捉凹部59でフランジ23の後周面を受け止めるようにした。捕捉凹部59の両側には、ガイド面60が斜めに形成してある。
図15のキャッチ構造は、締結座57と、締結座57で前後スライド自在に案内支持されるキャッチ体62と、これら両者57・62の間に配置されてキャッチ体62を前方へ進出付勢する圧縮コイル形のばね63とで構成した。キャッチ体62には、フランジ23の後周面を受け止める捕捉凹部59を凹み形成し、その両側にガイド面60を形成した。締結座57の左右両側には、キャッチ体62のスライド爪64をスライド案内するガイド溝65が形成してある。
上記の各キャッチ構造は、弾性腕型のキャッチ構造に類似しており、図15で説明したキャッチ構造は、捕捉腕58の構造を強化したにもかかわらず、疲労破壊のおそれがある点、および振止めローラー19のローラー溝25と規制リブ28の係合を積極的に解除できない点で問題があった。図16で説明したキャッチ構造は、ばね63でキャッチ体62を移動付勢するので、疲労破壊を生じることはない。しかし、図15で説明したキャッチ構造と同様に、振止めローラー19のローラー溝25と規制リブ28の係合を積極的に解除できない点で問題があった。
上記の実施例以外に、ガイド斜面36の上端はピボット穴35の開口周縁に位置させることができる。本発明のフリー折戸は、クローゼットの開口面に設置する以外に、部屋を区分する間仕切りや、部屋の出入口を開閉する折戸として使用することができる。本発明のキャッチ構造は、厚みが小さなバリアフリー対応の下ガイドレール2に適用するのに好適であるが、限定するものではない。たとえば、床面に凹み形成したレール装填溝に嵌込み装着されるバリアフリー対応の下ガイドレール2に、本発明のキャッチ構造を適用することができる。その場合の下ガイドレール2は、規制リブ28でローラー溝25をガイドして振止めローラー19の抜け外れを規制するものであればよく、レール溝27の溝深さは大きくてもよい。
ソケット型のキャッチ構造を示す縦断正面図である。 折戸の正面図である。 パネル対を折り畳んだ状態の縦断正面図である。 ソケットの斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 下ガイドレールに対する振止めローラーの係合状況を示す横断平面図である。 振止めローラーがピボット穴に係合する過程を示す動作説明図である。 ソケットの別の実施例を示す斜視図である。 ソケットと振止めローラーの係合状態を示す縦断正面図である。 ソケットのさらに別の実施例を示す横断平面図である。 図11におけるC−C線断面図である。 ソケットのさらに別の実施例を示す斜視図である。 ソケットと振止めローラーの係合状態を示す縦断正面図である。 ソケットのさらに別の実施例を示す斜視図である。 図15におけるD−D線断面図である。 キャッチ構造の比較例を示す横断平面図である。 キャッチ構造の別の比較例を示す横断平面図である。
符号の説明
2 下ガイドレール
3 戸パネル
6 振止めランナー
19 振止めローラー
20 ばね
25 ローラー溝
27 レール溝
28 規制リブ
31 ソケット
32 締結座
33 規制枠
34 軸受座
35 ピボット穴
36 ガイド斜面
37 矯正ガイド面
38 矯正ガイド面

Claims (7)

  1. 床面上に固定されるバリアフリー対応の下ガイドレール(2)に適用されて、戸パネル(3)の吊元側の下部に装着した振止めランナー(6)を係脱可能に軸支するフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造であって、
    振止めランナー(6)は、縦軸回りに回動可能に支持される振止めローラー(19)と、振止めローラー(19)を押し下げ付勢するばね(20)と、ばね(20)および振止めローラー(19)のローラー軸(21)を収容するケース(18)とを含み、
    振止めローラー(19)には、下ガイドレール(2)に設けた規制リブ(28)と係合して振止めランナー(6)の抜け外れを防ぐローラー溝(25)が形成されており、
    キャッチ構造を構成するソケット(31)は、床面に締結固定される取付座(32)と、下ガイドレール(2)のレール溝(27)の内部に嵌まり込む軸受座(34)と、軸受座(34)に凹み形成されるピボット穴(35)と、下ガイドレール(2)に沿って移行する振止めローラー(19)を軸受座(34)の一端からピボット穴(35)の開口面へ向かって乗り上げ案内するガイド斜面(36)を一体に備えており、
    ガイド斜面(36)に臨む締結座(32)に、前後方向へ偏寄した振止めローラー(19)を下ガイドレール(2)のレール溝(27)の中心位置へ向かって矯正移動操作する矯正ガイド面(37)が形成してあるフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  2. 矯正ガイド面(37)が、ガイド斜面(36)の突端より側方へ突出する状態で設けられており、
    振止めローラー(19)がガイド斜面(36)に接当するのに先行して、振止めローラー(19)を矯正ガイド面(37)で下ガイドレール(2)のレール溝(27)の中心位置へ向かって矯正移動できる請求項1記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  3. ソケット(31)が、下ガイドレール(2)の上面を覆う締結座(32)および規制枠(33)と、締結座(32)と規制枠(33)との間に凹み形成される軸受座(34)とを一体に備えており、
    締結座(32)の前面と規制枠(33)の後面のそれぞれに矯正ガイド面(37・38)が前後対向状に形成してある請求項1または2に記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  4. 軸受座(34)の左右両端のそれぞれにガイド斜面(36)が形成されており、
    少なくとも左右のガイド斜面(36)に臨む締結座(32)の左右両端のそれぞれに矯正ガイド面(37)が形成されており、
    ソケット(31)の取付座(32)が開口枠より後側の第2区室の床面に配置されて締結ねじ(42)で締結固定されている請求項1、2または3に記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  5. 振止めローラー(19)が、下ガイドレール(2)の上面で受け止められるフランジ(23)と、フランジ(23)の下面に突設されるローラー部(24)と、ローラー部(24)のフランジ(23)側の基端周面に凹み形成されるローラー溝(25)とを備えており、
    ピボット穴(35)が、ローラー部(24)の左右周面を受け止める上拡がり状の左右一対の部分テーパー面(40)と、ローラー部(24)の前後周面を受け止める前後一対の縦壁(41)とで形成されている請求項1、2、3または4に記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  6. 軸受座(34)の上面が下ガイドレール(2)の上面より上方へ突出されて、軸受座(34)の上面から底面の近傍にわたってピボット穴(35)が凹み形成されており、
    締結座(32)および規制枠(33)の上面が軸受座(34)の上面より上方へ突出してある請求項2から5のいずれかに記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
  7. 振止めローラー(19)のオーバーランを防ぐストッパー(47)を備えており、
    前記ストッパー(47)が、ソケット(31)に設けた左右一対の装着溝(50)のいずれか一方に装着されて、ピボット穴(35)に臨ませてある請求項2から6のいずれかに記載のフリー折戸用のソケット型のキャッチ構造。
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