JP2007215982A - カーテン装置 - Google Patents

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賢治 岡部
Hironobu Tsuchida
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Abstract

【課題】カーテンランナーに対するカーテンフックの取付作業性を向上するとともにカーテンの見栄えを向上することのできるカーテン装置を提供する。
【解決手段】カーテンレール10にスライド可能に設けられるカーテンランナー20と、カーテン50に設けられかつカーテンランナー20に係合手段を介して連結されるカーテンフック40とを備える。係合手段は、カーテンフック40に設けられた差込側係合部43と、カーテンランナー20に設けられかつ差込側係合部43を受入可能な受入側係合部26とにより構成される。差込側係合部43の先端部にフック部43bが設けられる。受入側係合部26には、差込側係合部43を受入れた状態での差込側係合部43の相対的な回動によりフック部43bと係合する係合凹部28a,28bが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーテン装置に関する。
例えば、住宅やビル等の建築物、車両等の窓部には、布地、樹脂シート等よりなるカーテンが開閉可能に装備される。カーテンを開閉可能に装備するために、カーテンレールにスライド可能に設けられるカーテンランナーと、カーテンに設けられかつ前記カーテンランナーに掛装されるカーテンフックとを備えるカーテン装置が使われる(特許文献1)。
前記特許文献1のカーテン装置について述べる。図12はカーテン装置を示す断面図である。図12に示すように、カーテン装置は、カーテンレール110に摺動可能に設けられるカーテンランナー120を備えている。カーテンレール110は、断面C字状のチャンネル型の長尺材で形成されており、その中空溝部のスリット状の開口部112が下方に向けられている。また、カーテンランナー120は、カーテンレール110の中空溝部111内に摺動可能に装入される第1係合部121と、カーテンレール110の開口部内を摺動する連結部124と、カーテンレール110の両フランジ部113を間にして第1係合部121と平行状をなす第2の係合部122と、カーテンフック(後述する。)を掛装する取付輪123とを備えている。なお、カーテンレール110の中空溝部111は、所定の高さ111hで形成されている。
前記カーテンランナー120の上面に対向するカーテンレール110の内側面には、その上面に常時当接するリップ115が形成されている。リップ115がカーテンランナー120の上面に常時当接し、カーテンランナー120の第1係合部121がカーテンレール110のフランジ部113に押し付けられることにより、カーテンランナー120のがたつきが防止されるとともに自由移動が拘束される。また、カーテンランナー120の第1係合部121の両側面に、それに対向するカーテンレール110の両内側面に常時当接する突起125が形成されることによっても、カーテンランナー120のがたつきが防止されるとともに自由移動が拘束される。
また、図13に示すように、前記カーテンランナー120の取付輪123に掛装されるカーテンフック140は、一般的にフック本体141の両端部にフック部142,143を有する略S字状に形成されている。一方のフック部142は、カーテン150に縫付けられている。また、他方のフック部143は、カーテンランナー120の取付輪123に掛装されている。なお、S字形のカーテンフックは、例えば特許文献2に記載されている。
特開平9−122006号公報 実開昭53−813号公報
前記した従来のカーテン装置(図13参照。)では、前記カーテンランナー120の取付輪123に対して、カーテンフック140のフック部143を、カーテン150の弛みを利用して連結方向(図13において上方)へフック部143の折り返し相当分のストロークSをオーバーストロークさせることにより掛装しなければならないことから、カーテンランナー120に対するカーテンフック140の取付作業性が悪いという問題があった。さらに、掛装後のカーテン150に弛みを残すおそれがあり、カーテン150の見栄えを損なうおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、カーテンランナーに対するカーテンフックの取付作業性を向上するとともにカーテンの見栄えを向上することのできるカーテン装置を提供することにある。
前記した課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするカーテン装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるカーテン装置は、カーテンレールにスライド可能に設けられるカーテンランナーと、カーテンに設けられかつ前記カーテンランナーに係合手段を介して連結されるカーテンフックとを備える。前記係合手段は、前記カーテンランナー及び前記カーテンフックのいずれか一方の部材に設けられかつ前記カーテンランナーと前記カーテンフックとの連結方向に向けて突出された差込側係合部と、他方の部材に設けられかつ前記差込側係合部を連結方向に関して受入可能な受入側係合部とにより構成される。前記差込側係合部の先端部には、前記連結方向に交差する方向へ突出するフック部が設けられる。前記受入側係合部には、前記差込側係合部を受入れた状態での該差込側係合部の連結方向に延びる軸線回りの相対的な回動により前記フック部と係合する係合凹部が設けられる。前記受入側係合部に前記差込側係合部を連結方向から受入れた状態で該差込側係合部を前記軸線回りに相対的に回動させて前記係合凹部に前記フック部を係合させることにより、前記受入側係合部に前記差込側係合部が連結される構成としたものである。このように構成すると、カーテンランナー及びカーテンフックのいずれかの部材に設けられた受入側係合部に、残りの部材に設けられた差込側係合部を連結方向から受入れた状態で該差込側係合部を連結方向に延びる軸線回りに相対的に回動させる。これにともない、受入側係合部の係合凹部に差込側係合部のフック部が係合されることにより、受入側係合部に差込側係合部を連結することができる。このため、カーテンランナーにカーテンフックをカーテンの弛みを利用して連結方向へオーバーストロークさせることなく、カーテンフックを掛装することができる。これにより、カーテンランナーに対するカーテンフックの取付作業性を向上することができる。また、カーテンランナーにカーテンを弛ませる必要がなく、掛装後のカーテンに弛みが残らないので、カーテンの見栄えを向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2にかかるカーテン装置は、請求項1に記載のカーテン装置における前記受入側係合部には、前記差込側係合部の受入位置を間にして前記係合凹部を対向状に設け、いずれかの前記係合凹部に前記差込側係合部のフック部を選択的に係合可能としたものである。このように構成すると、受入側係合部に対向状に設けられたいずれかの係合凹部に差込側係合部のフック部を選択的に係合することができるので、カーテンランナーに対するカーテンフックの連結位置を適正化することができる。
また、特許請求の範囲の請求項3にかかるカーテン装置は、請求項1又は2に記載のカーテン装置におけるカーテンランナーに、前記カーテンレールに対して弾性的に当接可能ながた止め手段を設けたものである。このように構成すると、カーテンランナーに設けたがた止め手段が、カーテンレールに弾性的に当接することにより、カーテンレールの製造上の誤差等による寸法誤差を吸収することができ、また仮にカーテンランナーにがたつきが生じたとしても、がた止め手段の弾性によってがたつきによる衝撃を緩和することができる。したがって、カーテンレールに製造上の誤差等による寸法誤差が生じた場合でも、カーテンランナーの摺動性を損なうことなく、カーテンランナーのがたつきによる異音の発生を防止あるいは低減することができる。
本発明のカーテン装置によれば、カーテンランナーに対するカーテンフックの取付作業性を向上するとともにカーテンの見栄えを向上することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例を説明する。本実施例では、車両の窓部を遮蔽するための車両用カーテン装置について例示する。また、カーテン装置は、車両の窓部の上縁部及び下縁部に沿って上下対称状に配設されるものであるから、上側のカーテン装置について説明することにし、下側のカーテン装置についての説明は省略する。なお、図1はカーテン装置を示す斜視図、図2はカーテン装置の構成部品を示す分解斜視図である。
図1に示すように、カーテン装置1は、カーテンレール10にスライド可能に設けられるカーテンランナー20と、カーテン50に設けられかつカーテンランナー20に係合手段(後述する。)を介して連結されるカーテンフック40とを備えて構成されている。なお、説明の都合上、カーテンレール10、カーテンランナー20、カーテンフック40の順に説明することにする。
まず、カーテンレール10から説明する。図2に示すように、カーテンレール10は、断面C字状をなすチャンネル型の長尺材により形成されている。カーテンレール10は、基板部11と、その基板部11から平行状に垂下する左右一対の側板部12と、各側板部12から対向状に突出する左右一対のフランジ部13とを有している。また、カーテンレール10の内部は中空溝部14となっており、両フランジ部13の相互間にスリット状をなす開口部15となっている。カーテンレール10は、中空溝部14の開口部15を下方に向けた状態で車両(図示しない。)の窓部の上縁部に沿って水平状に敷設される。なお、カーテンレール10は、例えば、ステンレス鋼やアルミニウム鋼等の金属製、又は、ナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂等など樹脂製の押出成形品からなる。
次に、カーテンランナー20を説明する。図2に示すように、前記カーテンランナー20は、スライド部21と、そのスライド部21の下側部に連設された受入側係合部26とを備えている。なお、図3はカーテンランナーを示す正面図、図4は同じく側面図、図5は同じく上面図、図6は同じく下面図である。
図3に示すように、スライド部21は、ほぼ四角形板状に形成された上下一対のガイド部22,24と、両ガイド部22,24の幅方向における中央部の相互間を連結する前後方向に延びる連結部23とにより構成されている(図2参照。)。上側のガイド部22は、前記カーテンレール10の中空溝部14内に摺動可能に嵌合される(図1参照。)。これとともに、両ガイド部22,24の両端部の相互間に、カーテンレール10の両フランジ部13が相対的に摺動可能に嵌合される(図3中、二点鎖線10参照。)。また、連結部23が、カーテンレール10の開口部15内に移動可能に嵌合される。このようにして、カーテンレール10に所定個数のカーテンランナー20が摺動可能に設けられる。なお、カーテンランナー20は、例えば、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等の樹脂成形品からなる。
図3に示すように、前記スライド部21における上側のガイド部22には、左右一対のがた止め部30が左右対称状に形成されている。がた止め部30は、上側のガイド部22の両側部の中央部に突出された支持部31と、支持部31の先端部から相反する方向に前後対称状に突出された先細り状の前後の弾性片32と、弾性片32の先端部の外側にほぼ半球状に突出された当接部33とを備えている。弾性片32は、当接部33を上側のガイド部22に近付ける方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線32参照。)。なお、がた止め部30は、本明細書でいう「がた止め手段」に相当する。
前記スライド部21を、前に述べたように、前記カーテンレール10に摺動可能に設けることにより、カーテンレール10に所定個数のカーテンランナー20が摺動可能に設けられる。このとき、カーテンレール10の製造上の誤差等による寸法誤差に応じて、カーテンランナー20の上側のガイド部22に設けた各がた止め部30の当接部33が、弾性片32の弾性を利用して、カーテンレール10の各側板部12(詳しくは、内側面)に弾性的に当接されるか、もしくは、カーテンレール10の各側板部12から離れた状態すなわち各側板部12にがたつきをもって対向される(図1及び図3参照。)。
図2に示すように、前記受入側係合部26は、前記下側のガイド部24の前後両端部から下側に向けて平行状に突出された前後一対のフック係合部27により構成されている(図4参照。)。一対のフック係合部27の相互間は、カーテンフック40(後述する。)の連結方向すなわち下方に開口する受入溝部29となっている。なお、受入溝部29は後述するカーテンフック40のフック部43bの最大外径よりも少し小さい溝幅でかつフック部43bの最小外径よりも少し大きい溝幅をもって形成されており、その受入溝部29の溝底部(上端部)29aは該フック部43bを嵌合可能な中空円筒状に形成されている。また、フック係合部27には、左右方向を長くする略繭型のロック孔部28が形成されている。ロック孔部28は、左右対称状をなす略C字状の係合凹部28a,28bにより形成されている(図3参照。)。この受入側係合部26には、後述するカーテンフック40が吊り下げ状に連結される(図1参照。)。
次に、カーテンフック40を説明する。図2に示すように、カーテンフック40は、例えば、樹脂製で、棒状のフック本体41と、そのフック本体41の一端部にボタン状に形成されたカーテン取付部42と、フック本体41の他端部に形成された差込側係合部43とを備えている。差込側係合部43は、フック本体41の他端部に連続する差込軸部43aと、差込軸部43aに対してT字状に交差するフック部43bとを有している。フック部43bは略樽形状に形成されている。また、カーテン取付部42には、カーテン50が縫付けられている。これにより、カーテンフック40のフック本体41及び差込側係合部43の差込軸部43aが前記カーテンランナ20の連結方向すなわち上方に向けて突出されており、フック部43bがその連結方向に交差する方向すなわち水平方向に突出されている。なお、カーテンフック40の差込側係合部43とカーテンランナー20の受入側係合部26とは、本明細書でいう「係合手段」を構成している。また、図2において、カーテンフック40のフック本体41に対して差込側係合部43の差込軸部43aは傾斜しているが、ストレート状をなしていてもよい。また、カーテンフック40は、カーテンランナー20と同一の樹脂材料、例えば、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等の樹脂成形品からなる。
続いて、前記カーテンランナー20に前記カーテンフック40を連結する手順を説明する。なお、図7はカーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程1を示す正面図、図8は同じく側面図、図9は同じく下面図、図10はカーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程2を示す正面図、図11は同じく下面図である。
[取付工程1]
まず、カーテンランナー20の受入側係合部26と、カーテンフック40の差込側係合部43とを連結方向すなわち上下方向に対向させる(図7及び図8における二点鎖線43参照。)。この状態から、カーテンランナー20の受入側係合部26の両フック係合部27の相互間の受入溝部29に、カーテンフック40の差込側係合部43を差込む。この受入溝部29の溝底部29aには、差込側係合部43のフック部43bが両フック係合部27の弾性変形いわゆる撓み変形を利用して嵌合される(図7〜図8における実線43、及び、図4における二点鎖線43(1)参照。)。
[取付工程2]
続いて、カーテンランナー20に対して、差込側係合部43の連結方向に延びる軸線すなわち差込軸部43aの軸線43L(図8及び図9参照。)回りにカーテンフック40を相対的に90°回動(図8において矢印Y1方向への回動、又は、矢印Y2方向への回動)させる。これにともない、差込側係合部43のフック部43bの両端部が、受入側係合部26の両フック係合部27のロック孔部28のいずれかの係合凹部28a又は係合凹部28bに、そのロック孔部28の弾性変形いわゆる撓み変形を利用して回動可能にかつ選択的に係合される(図10及び図11の実線43及び二点鎖線43参照。)。このようにして、カーテンランナー20に対するカーテンフック40の取付けが完了する(図1参照。)。この状態では、カーテンレール10に沿ってカーテンランナー20が摺動することにより、カーテンフック40とともにカーテン50を開閉することができる。また、カーテンランナー20に対するカーテンフック40の取付けとは逆の手順により、カーテンランナー20からカーテンフック40を取り外すことができる。
前記したカーテン装置1によると、カーテンランナー20に設けられた受入側係合部26に、カーテンフック40に設けられた差込側係合部43を連結方向(下方)から受入れた状態で該差込側係合部43を連結方向に延びる軸線43L回りに相対的に回動させる。これにともない、受入側係合部26の係合凹部28a又は28bに差込側係合部43のフック部43bが選択的に係合されることにより、受入側係合部26に差込側係合部43を連結することができる。このため、カーテンランナー20にカーテンフック40をカーテン50の弛みを利用して連結方向へオーバーストロークさせることなく、カーテンフック40を掛装することができる。これにより、カーテンランナー20に対するカーテンフック40の取付作業性を向上することができる。また、カーテンランナー20にカーテン50を弛ませる必要がなく、掛装後のカーテン50に弛みが残らないので、カーテン50の見栄えを向上することができる。
また、受入側係合部26に対向状に設けられたいずれかの係合凹部28a,28bに差込側係合部43のフック部43bを選択的に係合することができるので、カーテンランナー20に対するカーテンフック40の連結位置を適正化することができる。
また、カーテンランナー20(図1及び図2参照。)のスライド部21の上側のガイド部22に設けた各がた止め部30の当接部33が、弾性片32の弾性を利用して、カーテンレール10に弾性的に当接する。これにより、カーテンレール10の製造上の誤差等による寸法誤差を吸収することができる。また、仮にカーテンランナー20にカーテンレール10の幅方向(図3及び図5において左右方向)いわゆる短手方向にがたつきが生じたとしても、がた止め部30の弾性片32の弾性によって、カーテンレール10に対するカーテンランナー20の幅方向のがたつきによる衝撃を緩和することができる。
この点について、詳しく説明すると、カーテンレール10の製造上の誤差等により、中空溝部14の溝幅(両側板部12の間の間隔が相当する。)14W(図5参照。)に寸法誤差が生じる場合がある。これは、カーテンレール10が長手方向にまっすぐに延びる直線状部だけでなく、弓形に湾曲した湾曲状部を含む場合に、湾曲状部の曲率によりカーテンランナー20の姿勢が変化する場合等に顕著に表われると考えられる。このため、カーテンレール10の中空溝部14の溝幅14Wが規定値より小さい場合は、その度合いに応じて、カーテンレール10の各側板部12に対して、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33が弾性片32の撓み変形を利用して当接する。したがって、カーテンレール10に対するカーテンランナー20の幅方向のがたつきを防止あるいは低減することができる。また、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33が、カーテンレール10の各側板部12に対して剛性をもって強く当接することを回避することができるので、カーテンレール10に対するカーテンランナー20の摩擦抵抗の増大を抑制し、カーテンランナー20の摺動性の低下を抑えるとともに、各がた止め部30の当接部33の摩耗を防止あるいは低減することができ、各がた止め部30の当接部33の摩耗によるカーテンランナー20の幅方向のがたつきの発生を抑制して異音の発生を防止あるいは低減することができる。
また、カーテンレール10の中空溝部14の溝幅14W(図5参照。)が規定値より大きい場合は、その度合いに応じて、カーテンレール10の各側板部12に対して、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33が弾性片32の弾性変形を利用して当接するか、もしくはカーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33が離れた状態すなわちがたつきをもって対向する。詳しくは、カーテンレール10の各側板部12に対して、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33が弾性片32の弾性変形を利用して当接する場合は、カーテンランナー20の幅方向のがたつきを防止あるいは低減することができる。また、カーテンレール10の各側板部12に対して、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33ががたつきをもって対向する場合は、カーテンランナー20の幅方向のがたつき時に、カーテンレール10の各側板部12に各がた止め部30の当接部33が弾性片32の弾性を利用して弾性的に当接することにより、弾性片32がクッション的な役割を果たすため、そのがたつきによる衝撃を緩和することができる。これにより、カーテンランナー20の幅方向のがたつきによる異音の発生を防止あるいは低減することができる。
ちなみに、前記特許文献1(図12参照。)において、カーテンレール110に製造上の誤差等により、カーテンレール110の中空溝部111の高さ111hが規定値より小さい場合は、カーテンレール110のリップ115及び突起125がカーテンランナー120に剛性をもって強く当接する。したがって、カーテンレール110に対するカーテンランナー120の摩擦抵抗が増大し、カーテンランナー120の摺動性が低下するとともに、リップ115及び突起125が早期に摩耗することにより、カーテンランナー120ががたついて異音が発生するという問題があった。また、カーテンレール110の中空溝部111の高さ寸法111hが規定値より大きい場合は、カーテンレール110のリップ115及び突起125がカーテンランナー120に当接不能となるため、カーテンランナー120ががたついて異音が発生するという問題があった。
したがって、前記特許文献1のカーテン装置1と異なり、本実施例のカーテン装置1によると、カーテンレール10に製造上の誤差等による寸法誤差が生じた場合でも、カーテンランナー20の摺動性を損なうことなく、カーテンランナー20の幅方向のがたつきによる異音の発生を防止あるいは低減することができる。ひいては、車両の車室内の静粛性を向上することができる。なお、カーテンレール10の中空溝部14の溝幅14W(図5参照。)が規定値の場合において、カーテンランナー20の各がた止め部30の当接部33をカーテンレール10の各側板部12に適正に当接するように設定してもよいし、あるいは、カーテンレール10に対するカーテンランナー20の摺動抵抗を考慮してカーテンレール10の各側板部12に接しないように設定してもよい。
また、カーテンランナー20とカーテンフック40とを同一樹脂材料の樹脂成形品としたことにより、カーテン装置1の見栄えを向上することができる。
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、車両用に限らず、住宅やビル等の建築物用のカーテン装置1にも適用することができる。また、本発明は、カーテン50を手動で開閉するものに限らず、カーテン50を電動で開閉するカーテン装置1にも適用することができる。また、受入側係合部26をカーテンフック40に設け、差込側係合部43をカーテンランナー20に設けることができる。また、受入側係合部26のロック孔部28の係合凹部28a,28bは、いずれか一方の係合凹部のみとすることができる。また、差込側係合部43は、差込軸部43aに対してL字状に交差するフック部43bを有するものでもよい。また、カーテンレール10の形状も、前記実施例の形状に限定されるものではなく、例えば断面I字状、断面J字状、L字状、T字状等のように、適宜変更することができる。また、カーテンランナー20のスライド部21の形状も、カーテンレール10の形状に応じて摺動可能に設けることができる形状に適宜変更することができる。また、カーテンランナー20とカーテンフック40とは、同一の樹脂材料の樹脂成形品とするものに限定されるものではなく、例えば同一の金属材料、あるいは、異なる樹脂材料又は金属材料により形成することができる。
また、前記実施例では、カーテンランナー20のスライド部21の上側のガイド部22に、カーテンレール10の各側板部12に弾性的に当接可能な左右のがた止め部30を設けたものを例示したが、その一方のがた止め部30の一方を省略したり、一方の当接部33を有する弾性片32を省略したりすることができる。また、がた止め部30は、カーテンレール10に弾性的に接触する構成であればよく、その形状は限定されない。また、カーテンランナー20のスライド部21の上側のガイド部22に、カーテンレール10の基板部11に弾性的に当接可能ながた止め部30を設けても良い。また、カーテンランナー20のスライド部21の少なくとも一方のガイド部22,24に、カーテンレール10のフランジ部13に弾性的に当接可能ながた止め部30を設けても良い。また、カーテンランナー20の受入側係合部26に、カーテンレール10に弾性的に当接可能ながた止め部30を設けても良い。また、前記実施例では、カーテンランナー20にがた止め部30を一体形成したものを例示したが、カーテンランナー20に別体で形成したがた止め部30を取付ける構成としても良い。この場合、弾性片32に代えて、別体のゴム状弾性体、ばね部材等を用い、それに対してカーテンレール10に対して摩擦抵抗の小さい材料で形成された当接部33を取付けるように構成することが考えられる。また、カーテンランナー20の連結部23に、カーテンレール10の少なくとも一方のフランジ部13に弾性的に当接可能ながた止め部30を設けても良い。
本発明の一実施例にかかるカーテン装置を示す斜視図である。 カーテン装置の構成部品を示す分解斜視図である。 カーテンランナーを示す正面図である。 カーテンランナーを示す側面図である。 カーテンランナーを示す上面図である。 カーテンランナーを示す下面図である。 カーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程1を示す正面図である。 カーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程1を示す側面図である。 カーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程1を示す下面図である。 カーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程2を示す正面図である。 カーテンランナーにカーテンフックを取付ける取付工程2を示す下面図である。 従来例にかかるカーテン装置を示す断面図である。 従来例にかかるカーテン装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 カーテン装置
10 カーテンレール
20 カーテンランナー
21 スライド部
26 受入側係合部
28 ロック孔部
28a 係合凹部
28b 係合凹部
30 がた止め部(がた止め手段)
40 カーテンフック
43 差込側係合部
43a 差込軸部
43b フック部
50 カーテン

Claims (3)

  1. カーテンレールにスライド可能に設けられるカーテンランナーと、カーテンに設けられかつ前記カーテンランナーに係合手段を介して連結されるカーテンフックとを備え、
    前記係合手段は、前記カーテンランナー及び前記カーテンフックのいずれか一方の部材に設けられかつ前記カーテンランナーと前記カーテンフックとの連結方向に向けて突出された差込側係合部と、他方の部材に設けられかつ前記差込側係合部を連結方向に関して受入可能な受入側係合部とにより構成され、
    前記差込側係合部の先端部には、前記連結方向に交差する方向へ突出するフック部が設けられ、
    前記受入側係合部には、前記差込側係合部を受入れた状態での該差込側係合部の連結方向に延びる軸線回りの相対的な回動により前記フック部と係合する係合凹部が設けられ、
    前記受入側係合部に前記差込側係合部を連結方向から受入れた状態で該差込側係合部を前記軸線回りに相対的に回動させて前記係合凹部に前記フック部を係合させることにより、前記受入側係合部に前記差込側係合部が連結される構成とした
    ことを特徴とするカーテン装置。
  2. 請求項1に記載のカーテン装置であって、
    前記受入側係合部には、前記差込側係合部の受入位置を間にして前記係合凹部を対向状に設け、
    いずれかの前記係合凹部に前記差込側係合部のフック部を選択的に係合可能とした
    ことを特徴とするカーテン装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカーテン装置であって、
    前記カーテンランナーに、前記カーテンレールに対して弾性的に当接可能ながた止め手段を設けたことを特徴とするカーテン装置。
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