JP4283591B2 - 自転車用サドルの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車用サドルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6,7は、従来の自転車用サドルの取付構造を例示する分解斜視図である。
サドル(5)の下面には、逆T字状断面を有する垂下レール(6)が前後に延びる態様で設けられている。
【0003】
一方、シートポスト(1)の上端には矩形状の底板(28)の両側辺から屈曲起立する側板部(21)(22)を備えたホルダ(2)が固定されていると共に、このホルダ(2)には、左右に重ね合わされる一対の押圧ブロック(31)(32)から成る挟持具(3)が収容されている。又、該押圧ブロック(31)(32)には、互いに対向する平行な押圧面(a)(b)が形成されていると共に、該押圧面(a)(b)の下部近傍には前後全域に亙る案内溝(33)(34)が形成されている。そして、前記案内溝(33)(34)には垂下レール(6)の下端両側壁に突出する係合フランジ(61)(62)が摺動自在に挿入されるようになっている。
【0004】
このものでは、垂下レール(6)の下部の平行側面(c)(d)部を押圧ブロック(31)(32)の押圧面(a)(d)で挟持し、この状態で押圧ブロック(31)(32)をホルダ(2)内に収容する。そして、支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)を、ホルダ(2)の一方の側板部(21)の前後端部に夫々形成された「軸受孔(23)及び円弧状スリット(26)」→「押圧ブロック(31)(32)の軸孔(30)(30)及びボルト挿通孔(39)(39)」→「他方の側板部(22)の前後端部に夫々形成された軸受孔(24)及び円弧状スリット(27)」の順序で挿通し、その後、支持ボルト(71)及び角度調節ボルト(75)にナット(43)(44)を螺合して締め付ける。
【0005】
すると、ホルダ(2)の側板部(21)(22)が若干内側に撓んで押圧ブロック(31)(32)が相互に接近し、これにより、垂下レール(6)が押圧ブロック(31)(32)で圧迫されてサドル(5)が固定される。
【0006】
又、サドル(5)の伏角を調節する場合は、前側の支持ボルト(71)を支点として、挟持具(3)を上下に回動させた後に角度調節ボルト(75)とナット(76)を再度締め付ける。
【0007】
【特許文献1】
特公平7−40467号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、挟持具(3)による垂下レール(6)の保持力は、垂下レール(6)の下部の平行面(c)(d)を押圧ブロック(31)(32)の平行な押圧面(a)(b)で横方向から挟圧する際の摩擦力だけで確保されているから、この部分の安定性が不十分であるという問題があった。
【0009】
本発明は係る点に鑑みて成されたもので、
『サドル(5)の下面に突設された前後方向に長い垂下レール(6)と、
前記垂下レール(6)を左右から挟圧する一対の押圧ブロック(31)(32)から成り且つシートポスト(10)側に保持される挟持具(3)と、
前記押圧ブロック(31)(32)を互いに接近する方向に締め付ける締付具を具備する自転車用サドルの取付構造』に於いて、垂下レール(6)の保持部の安定性の向上を図ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、
『前記垂下レール(6)の前記押圧ブロック(31)(32)で挟圧される部分は、左右の厚みが下方に向かって増大するテーパー状に形成されており、
押圧ブロック(31)(32)には、前記垂下レール(6)の下面に対向する固定面が設けられ、
前記締付具の締め付に伴って、前記垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に前記押圧ブロック(31)(32)が面接触状態で押圧されると共に、前記垂下レール(6)の前記下面がこれに対向する前記固定面に当接する』ことである。
このものでは、既述従来のものと同様に、シートポスト(10)側の挟持具(3)を構成する押圧ブロック(31)(32)で、垂下レール(6)の下広がりのテーパー状部分を左右から挟持し、この状態で、押圧ブロック(31)(32)を締付具で接近する方向に締め付ける。すると、前記テーパー状部分が押圧ブロック(31)(32)で挟圧される。
【0011】
又、下広がりのテーパー状部分を締め付ける力の下向き分力によって垂下レール(6)の下面がこれに対向する固定面に押圧され、これにより、垂下レール(6)が固定される。
【0012】
このように、上記技術的手段によれば、垂下レール(6)のテーパー状部分と下面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)及び固定面に当接するから、既述従来のように垂下レール(6)の左右の平行面(c)(d)のみが押圧ブロック(31)(32)に圧接される場合に比べ、垂下レール(6)の安定性が向上する。
【0013】
[2項]
上記課題を解決する為の2項の発明の技術的手段は、
『左右両側面から係合フランジ(61)(62)が突出した前後方向に長い垂下レール(6)がサドル(5)の下面に突設されており、
前記左右両側面に於ける前記係合フランジ(61)(62)の上方又は下方の領域を左右から挟圧する一対の押圧ブロック(31)(32)から成り且つシートポスト(10)側に保持された挟持具(3)と、
前記押圧ブロック(31)(32)を互いに接近する方向に締め付ける締付具を具備する自転車用サドルの取付構造に於いて、
前記垂下レール(6)の前記押圧ブロック(31)(32)で挟圧される部分は、左右の厚みが上方に向かって増大するテーパー状に形成されており、
前記締付具の締め付に伴って、前記垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に前記押圧ブロック(31)(32)が面接触状態で押圧されると共に、前記係合フランジ(61)(62)の上面に前記押圧ブロック(31)(32)の一部が当接する』ことである。
このものでは、1項のものと同様に、押圧ブロック(31)(32)で、垂下レール(6)の上広がりのテーパー状部分を左右から挟持し、この状態で、押圧ブロック(31)(32)を締付具で接近する方向に締め付けると、前記テーパー状部分が押圧ブロック(31)(32)で挟圧される。
【0014】
又、前記上広がりのテーパー状部分を締め付ける力の上向きの分力によって、テーパー状部分の上方又は下方の係合フランジ(61)(62)が押圧ブロック(31)(32)の一部に下方から押圧され(係合フランジ(61)(62)に対して押圧ブロック(31)(32)が上方から当接する)、これにより、垂下レール(6)が固定される。
【0015】
このように、上記技術的手段によれば、垂下レール(6)のテーパー状部分と係合フランジ(61)(62)の上面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)に当接するから、既述従来のように垂下レール(6)の左右の平行面(c)(d)のみが押圧ブロック(31)(32)に圧接される場合に比べ、垂下レール(6)の安定性が向上する。
【0016】
[3項]
3項の発明は、上記課題に加えて、更に、自転車走行中に前記締付具の締め付け力が低下しても、サドル(5)の伏角が変化しにくい自転車用サドルの取り付け構造を提供することをその課題とする。
【0017】
即ち、上記従来のものでは、自転車走行時の振動等によってボルト(41)(42)が経時的に緩んでくると、所定の伏角に設定された挟持具(3)が運転者の体重によって回動し、これにより、サドル(5)の伏角が適正角度に維持できなくなる。かかる点に鑑み、3項の発明は、前記課題に加えて、更に、自転車走行中に前記締付具の締め付け力が低下しても、サドル(5)の伏角が変化しにくい自転車用サドルの取り付け構造を提供することをその課題とする。
【0018】
上記課題を解決する為の3項の発明の技術的手段は、
前記2項に於いて、
『前記挟持具(3)は、前記シートポスト(10)の上部に配設された左右の側板部(21)(22)間に介在される構成であり、
前記締付具は、前記側板部(21)(22)間に前記挟持具(3)を介在させた状態で該側板部(21)(22)相互を接近する方向に締め付けるものであり、
前記締付具の締め付によって接近移動する前記側板部(21)(22)で前記挟持具(3)の前記押圧ブロック(31)(32)が前記垂下レール(6)に前記押圧される』ことである。
このものでは、既述従来のものと同様に、シートポスト(10)の上部に設けられた左右の側板部(21)(22)間に挟持具(3)を挿入すると共に、該挟持具(3)を構成する押圧ブロック(31)(32)で垂下レール(6)の下部のテーパー状部分を左右から挟持し、この状態で、側板部(21)(22)を締付具で接近する方向に締め付けると、前記テーパー状部分が押圧ブロック(31)(32)で挟圧され、これにより、サドル(5)が適宜姿勢に固定される。又、シートポスト(10)の上部の側板部(21)(22)間に介在された挟持具(3)の伏角を適宜設定した状態で締付具を締め付けると、サドル(5)の角度設定が行なえる。
【0019】
一方、サドル(5)に着座する運転者の体重は、押圧ブロック(31)(32)による垂下レール(6)の挟圧部分に伝達される。すると、垂下レール(6)の前記挟圧部分は、左右の厚みが上方に向かって増大するテーパー状に形成されているから、該テーパー状の部分が押圧ブロック(31)(32)間に楔状に押し込まれる。これにより、前記テーパー状部分によって押圧ブロック(31)(32)が相互に離反する方向に押され、シートポスト(10)上部の側板部(21)(22)と押圧ブロック(31)(32)との圧接力が増大し、これら、側板部(21)(22)と挟持具(3)と垂下レール(6)の結合力の低下防止が図られる。よって、締付具が多少緩んでも、サドル(5)の伏角が変化し難くなる。
【0020】
[4項]
前記3項に於いて、
『前記締付具は、
前記挟持具(3)の前端近傍の下部に形成された左右方向の軸孔(30)に回動自在に挿通され、且つ前記側板部(21)(22)の夫々に開設された軸受孔(23)(24)間に架設状態に挿通される支持ボルト(71)及びこれに螺合されるナット(72)と、
前記軸受孔(23)(24)を中心として前記側板部(21)(22)に形成された円弧状スリット(26)(27)間に架設状態に挿通され、且つ前記挟持具(3)の後端近傍の下部に形成されたボルト挿通孔(39)を貫通する角度調節ボルト(75)及びこれに螺合されるナット(76)とを具備し、
前記側板部(21)(22)の一方の外面と前記ナット(76)の間に挟み込まれるワッシャ(78)が圧接される滑り止め用凹凸(29)が、前記一方の外面に形成されている』ものでは、支持ボルト(71)を中心として挟持具(3)を上下に回動させた角度設定状態で角度調節ボルト(75)とナット(76)を締め付けると、該ナット(76)の内側のワッシャ(78)が滑り止め用凹凸(29)に圧接される。従って、該滑り止め用凹凸(29)とワッシャ(78)の摩擦力により、挟持具(3)が一層に回動する心配が少なくなる。
【0021】
[5項]
前記1項〜4項に於いて、
『前記垂下レール(6)の下辺に対して垂直な方向の多数の微細な直線溝が該垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に形成されており、
前記押圧ブロック(31)(32)の表面のうち、前記垂下レール(6)に押圧される面には、前記直線溝と噛み合う多数の微細な直線溝が形成されている』ものでは、前記微細な直線溝の噛み合いによって垂下レール(6)と押圧ブロック(31)(32)が前後方向に滑りにくくなる。
【0022】
一方、5項の発明を2項〜3項の発明に適用した場合は、押圧ブロック(31)(32)間に対して垂下レール(6)が楔状に押し込まれる動作が、前記直線溝に沿った方向となり、該押し込まれる動作の円滑さが阻害されることはない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
1項の発明では、垂下レール(6)のテーパー状部分と下面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)及び固定面に当接する。又、2項の発明では、垂下レール(6)のテーパー状部分と係合フランジ(61)(62)の上面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)に当接する。従って、これらの発明では、既述従来のように垂下レール(6)の左右の平行面(c)(d)のみが押圧ブロック(31)(32)に圧接される場合に比べ、垂下レール(6)の安定性が向上する。
【0024】
3項のものでは、垂下レール(6)の下部のテーパー状部分が押圧ブロック(31)(32)間に楔状に押し込まれるから、締付具が多少緩んでも、サドル(5)の伏角が変化し難くなる。従って、所定の伏角に設定されたサドル(5)が自転車走行中に不意に水平姿勢に戻るような心配が少なくなる。
【0025】
4項のものでは、ナット(76)の内側のワッシャ(78)が側板表面の滑り止め用凹凸(29)に圧接される。従って、該滑り止め用凹凸(29)とワッシャ(78)の摩擦力により、サドル(5)の伏角の変化を一層確実に防止することができる。
【0026】
5項のものでは、微細な直線溝の噛み合いによって垂下レール(6)が押圧ブロック(31)(32)に前後方向に滑りにくくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜3に示す第1実施形態は、既述2項〜4項の発明に対応している。
図1に示すように、サドル(5)の下面には前後方向に長い垂下レール(6)が突設されていると共に、該垂下レール(6)の下部は、一対の押圧ブロック(31)(32)から成る挟持具(3)で左右から挟圧されるようになっている。そして、上記挟持具(3)は、シートポスト(10)の上部に配設され且つ前記挟持具(3)を左右から挟む為の一対の側板部(21)(22)内に上下回動自在に収容されるようになっており、該側板部(21)(22)は支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)で互いに接近する方向に締め付けられるように構成されている。
【0028】
以下、更に詳述する。
図2,3に示すように、合成樹脂製のサドル(5)の下面には、これと一体成形された垂下レール(6)が垂下突設されており、該垂下レール(6)の下端には係合フランジ(61)(62)が左右に張り出している。
【0029】
垂下レール(6)に於ける係合フランジ(61)(62)の上方に続く傾斜面(63)は、後述の押圧ブロック(31)(32)で挟圧されるようになっていると共に、該挟圧される部分は、その厚みが上方に向かって増大するテーパー状に形成されている。
【0030】
上記垂下レール(6)の下部を挟圧する挟持具(3)は、左右(サドル(5)の横幅方向)に対称な形状を有する一対の押圧ブロック(31)(32)から構成されていると共に、該押圧ブロック(31)(32)の対向面は、その上辺から下方に離れるに従って互いに接近するように傾斜する押圧面(37)(38)となっている。そして、これら押圧面(37)(38)の傾斜角度は、垂下レール(6)の下端に張り出した係合フランジ(61)(62)の上方に続く傾斜面(63)の表面の傾斜角度に一致している。これにより、押圧面(37)(38)と上記傾斜面(63)の表面が面接触する。又、既述従来のものと同様に、押圧ブロック(31)(32)の下端対向面には前後方向の全域に亙る案内溝(33)(34)が形成されており、該案内溝(33)(34)には垂下レール(6)の下端両側壁に突出する係合フランジ(61)(62)が摺動自在に挿入されるようになっている。
【0031】
次に、ホルダ(2)を締め付ける締付具とこれを収容するホルダ(2)の構造について説明する。
本実施の形態では、上記締付具として、側板部(21)(22)を締め付ける支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)が採用されている。
【0032】
前記側板部(21)(22)の夫々の前端下部には軸受孔(23)(24)が開設されており、該軸受孔(23)(24)には支持ボルト(71)が架設状態に挿通されるようになっている。そして、押圧ブロック(31)(32)の前端近傍の下部には、支持ボルト(71)を回動自在に挿通させる為の軸孔(30)(30)が左右に直線状に並ぶ態様に貫設されていると共に、該支持ボルト(71)の先端ネジ部に螺合されるナット(72)が設けられている。
【0033】
側板部(21)(22)には、その前端下部の軸受孔(23)(24)を中心とする円弧状スリット(26)(27)が各別に開設されている。一方、押圧ブロック(31)(32)の後端近傍の下部には、ボルト挿通孔(39)(39)が横方向に貫通しており、ホルダ(2)の側板部(21)の円弧状スリット(26)から上記ボルト挿通孔(39)(39)を介して他方の側板部(22)の円弧状スリット(27)に角度調節ボルト(75)が挿通されるように構成されている。そして、該角度調節ボルト(75)の先端ネジ部にはワッシャ(78)を介してナット(76)が螺合されるようになっている。
【0034】
又、円弧状スリット(27)の周縁には、上下方向のほぼ全域に亙って滑り止め用凹凸(29)が形成されており、該滑り止め用凹凸(29)に圧接されるワッシャ(78)の滑り止めが図られている。
更に、ホルダ(2)を構成する側板部(21)(22)の下辺相互を繋ぐ底板(28)はシートポスト(10)の上端に固定されている。
【0035】
次に、本実施の形態に係るサドルの取付構造の作用を説明する。
サドル(5)を固定するときは、分離状態にある押圧ブロック(31)(32)の押圧面(37)(38)で垂下レール(6)の下部のテーパー部(係合フランジ(61)(62)の上方に続く傾斜面(63))を左右から挟持し、この状態にある押圧ブロック(31)(32)をホルダ(2)の側板部(21)(22)間に挿入する。
【0036】
次に、ホルダ(2)の一方の側板部(21)に形成された軸受孔(23)から、押圧ブロック(31)(32)の前端下部の軸孔(30)(30)を介して、ホルダ(2)の他方の側板部(22)に形成された軸受孔(24)に支持ボルト(71)を挿通し、その先端にワッシャ(79)を介してナット(72)を緩く螺合する。
【0037】
続いて、ホルダ(2)の一方の側板部(21)に形成された円弧状スリット(26)から、押圧ブロック(31)(32)の後端下部のボルト挿通孔(39)(39)を介して、ホルダ(2)の他方の側板部(22)に形成された円弧状スリット(27)に角度調節ボルト(75)を挿通し、その先端にワッシャ(78)を介してナット(76)を緩く螺合する。これにより、サドル(5)がシートポスト(10)の上端に暫定的に取付けられる。
【0038】
次に、支持ボルト(71)部分を回動支点として、挟持具(3)の後端を上下に移動させた後にナット(76)(72)を締め付ける。すると、これらの締め付によって、ホルダ(2)の側板部(21)(22)が内側に撓むように変形・移動し、これにより、押圧ブロック(31)(32)が垂下レール(6)側に押され、垂下レール(6)のテーパー状の下部側面(係合フランジ(61)(62)の上方に続く傾斜面(63))に前記押圧ブロック(31)(32)の押圧面(37)(36)が押圧される。これにより、垂下レール(6)が挟持具(3)で挟圧固定され、図2の想像線で誇張して示すように、サドル(5)が所定の伏角に設定される。
【0039】
又、この状態では、図3に示すように、垂下レール(6)の下部の係合フランジ(61)(62)の上面(69)(69)に、押圧ブロック(31)(32)の案内溝(33)(34)の上壁(330)(340)が当接する。即ち、上広がりのテーパー状部分(傾斜面(63)(63))を押圧ブロック(31)(32)で締め付ける力の上向きの分力によって、係合フランジ(61)(62)の上面(69)(69)が押圧ブロック(31)(32)の案内溝(33)(34)の上壁(330)(340)に下方から押圧される。
【0040】
このように、本実施の形態では、垂下レール(6)のテーパー状部分たる傾斜面(63)(63)と係合フランジ(61)(62)の上面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)に当接するから、既述従来のように垂下レール(6)の左右の平行面(c)(d)のみが押圧ブロック(31)(32)に圧接される場合に比べ、垂下レール(6)の安定性が向上する。
【0041】
尚、支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)の締め付け前に、押圧ブロック(31)(32)間で垂下レール(6)を前後にスライドさせることによりサドル(5)の前後位置を設定することができる。
【0042】
次に、サドル(5)を適正姿勢に固定した状態で、該サドル(5)に着座すると、挟持具(3)による垂下レール(6)の挟圧部に運転者の体重が作用する。すると、該挟圧される部分(係合フランジ(61)(62)の上方に続く傾斜面(63))は、押圧ブロック(31)(32)の押圧面(37)(38)間に楔状に強く押し込まれ、これにより、押圧ブロック(31)(32)がホルダ(2)の両側板部(21)(22)に強く圧接される。よって、支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)が多少緩んでも、上記ホルダ(2)の側板部(21)(22)に対する押圧ブロック(31)(32)の圧接力が低下しにくくなり、所定の伏角に設定されたサドル(5)が、自転車走行中に不意に水平姿勢に戻るような心配が少なくなる。
【0043】
尚、上記実施の形態では、係合フランジ(61)(62)の上方に続く部分を傾斜面(63)(63)としているが、図3の想像線で示すように、傾斜面(63)(63)の上方に前記係合フランジ(61)(62)を突設させ、押圧ブロック(31)(32)には前記係合フランジ(61)(62)に対応する位置に案内溝(33)(34)を形成する構成にしてもよい。即ち、想像線で示す係合フランジ(61)(62)の下方の領域(テーパー状部)を押圧ブロック(31)(32)で左右から挟圧すると共に、該挟圧時には、想像線で示す案内溝(33)(34)の上壁に係合フランジ(61)(62)が圧接されるようにするのである。
【0044】
[第2実施形態]
上記実施の形態では、垂下レール(6)の下部のテーパー状部分の表面および、これを挟圧する押圧ブロック(31)(32)の押圧面(37)(38)を共に平滑面としたが、これらに上下方向に延びる微細な多数の直線溝を形成してもよい(5項の発明)。
【0045】
即ち、図4に示す第2実施形態のように、垂下レール(6)の下辺(600)部に対して垂直な方向の多数の微細な直線溝(601)(601)を該垂下レール(6)のテーパー状の下部表面に形成する。一方、押圧ブロック(31)(32)の前記直線溝(601)(601)に対応する部分たる押圧面(37)(38)には、前記直線溝(601)(601)と噛み合う微細な直線溝(371)(381)を形成してもよい。
【0046】
このものでは、押圧ブロック(31)(32)と垂下レール(6)に形成された直線溝(371)(381)(601)(601)の噛み合いによって、垂下レール(6)が押圧ブロック(31)(32)に前後方向に滑りにくくなる。一方、押圧ブロック(31)(32)間に対して垂下レール(6)が楔状に押し込まれる動作は、前記直線溝(371)(381)(601)(601)に沿った方向となり、該押し込まれる動作の円滑さが阻害されることはない。
【0047】
[第3実施形態]
次に、既述1項の発明に対応する第3実施形態を図5に基づいて説明する。
図5に示すものでは、サドル(5)下面に突出する垂下レール(6)の押圧ブロック(31)(32)で挟圧される部分は、左右の厚みが下方に向かって増大するテーパー状に形成されている。又、垂下レール(6)の下端には、左右に突出する係合フランジ(61)(62)が設けられている。
【0048】
一方、挟持具(3)を構成する押圧ブロック(31)(32)の対向面に形成された案内溝(33)(34)には、既述第1,第2実施形態と同様に、係合フランジ(61)(62)が摺動自在に挿入されるようになっており、案内溝(33)(34)の底壁(331)(341)に垂下レール(6)の下面(69)が当接するようになっている。従って、本実施の形態では、前記底壁(331)(341)が既述1項に記載の発明特定事項たる固定面に対応する。
【0049】
又、挟持具(3)を構成する押圧ブロック(31)(32)の前後端の下部には、既述各実施の形態と同様の軸孔(30)(30)やボルト挿通孔(39)(39)が左右に貫通する態様で形成されている。
【0050】
一方、シートポスト(10)の上部に設けられるホルダ(2)は、図1のものと同様に構成されている。
このものでは、既述第1実施形態と同様に、垂下レール(6)を押圧ブロック(31)(32)で左右から挟んだ状態で、これら押圧ブロック(31)(32)をホルダ(2)内に装填し、この後、ホルダ(2)の側板部(21)(22)及び挟持具(3)に挿通させた支持ボルト(71)と角度調節ボルト(75)の先端にナット(72)(76)を螺合して締め付ける。
【0051】
すると、下広がり状に形成された前記テーパー状部分(傾斜面(63)(63))を締め付ける力の下向き分力によって垂下レール(6)の下面(69)が固定面たる案内溝(33)(34)の底壁(331)(341)に押圧され、これにより、垂下レール(6)が固定される。
【0052】
このように、本実施の形態では、垂下レール(6)のテーパー状部分と下面の二箇所が押圧ブロック(31)(32)に当接するから、既述従来のように垂下レール(6)の左右の平行面(c)(d)のみが押圧ブロック(31)(32)に圧接される場合に比べ、垂下レール(6)の安定性が向上する。
【0053】
尚、ホルダ(2)を構成する一方の側板部(21)に開設された円弧状スリット(26)の周縁に滑り止め用凹凸を形成形成し、該滑り止め用凹凸に角度調節ボルト(75)の頭部が圧接されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自転車用サドルの取付構造を説明する分解斜視図
【図2】挟持具(3)による垂下レール(6)の挟持部の拡大側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】第2実施形態を説明する斜視図
【図5】第3実施形態を説明する要部断面図
【図6】従来例の説明図
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
(1)・・・シートポスト
(2)・・・ホルダ
(3)・・・挟持具
(5)・・・サドル
(6)・・・垂下レール

Claims (5)

  1. サドル(5)の下面に突設された前後方向に長い垂下レール(6)と、
    前記垂下レール(6)を左右から挟圧する一対の押圧ブロック(31)(32)から成り且つシートポスト(10)側に保持される挟持具(3)と、
    前記押圧ブロック(31)(32)を互いに接近する方向に締め付ける締付具を具備する自転車用サドルの取付構造に於いて、
    前記垂下レール(6)の前記押圧ブロック(31)(32)で挟圧される部分は、左右の厚みが下方に向かって増大するテーパー状に形成されており、
    押圧ブロック(31)(32)には、前記垂下レール(6)の下面に対向する固定面が設けられ、
    前記締付具の締め付に伴って、前記垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に前記押圧ブロック(31)(32)が面接触状態で押圧されると共に、前記垂下レール(6)の前記下面がこれに対向する前記固定面に当接する、自転車用サドルの取付構造。
  2. 左右両側面から係合フランジ(61)(62)が突出した前後方向に長い垂下レール(6)がサドル(5)の下面に突設されており、
    前記左右両側面に於ける前記係合フランジ(61)(62)の上方又は下方の領域を左右から挟圧する一対の押圧ブロック(31)(32)から成り且つシートポスト(10)側に保持された挟持具(3)と、
    前記押圧ブロック(31)(32)を互いに接近する方向に締め付ける締付具を具備する自転車用サドルの取付構造に於いて、
    前記垂下レール(6)の前記押圧ブロック(31)(32)で挟圧される部分は、左右の厚みが上方に向かって増大するテーパー状に形成されており、
    前記締付具の締め付に伴って、前記垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に前記押圧ブロック(31)(32)が面接触状態で押圧されると共に、前記係合フランジ(61)(62)の上面に前記押圧ブロック(31)(32)の一部が当接する、自転車用サドルの取付構造。
  3. 請求項2に記載の自転車用サドルの取付構造に於いて、
    前記挟持具(3)は、前記シートポスト(10)の上部に配設された左右の側板部(21)(22)間に介在される構成であり、
    前記締付具は、前記側板部(21)(22)間に前記挟持具(3)を介在させた状態で該側板部(21)(22)相互を接近する方向に締め付けるものであり、
    前記締付具の締め付によって接近移動する前記側板部(21)(22)で前記挟持具(3)の前記押圧ブロック(31)(32)が前記垂下レール(6)に前記押圧される、自転車用サドルの取付構造。
  4. 請求項3に記載の自転車用サドルの取付構造に於いて、
    前記締付具は、
    前記挟持具(3)の前端近傍の下部に形成された左右方向の軸孔(30)に回動自在に挿通され、且つ前記側板部(21)(22)の夫々に開設された軸受孔(23)(24)間に架設状態に挿通される支持ボルト(71)及びこれに螺合されるナット(72)と、
    前記軸受孔(23)(24)を中心として前記側板部(21)(22)に形成された円弧状スリット(26)(27)間に架設状態に挿通され、且つ前記挟持具(3)の後端近傍の下部に形成されたボルト挿通孔(39)を貫通する角度調節ボルト(75)及びこれに螺合されるナット(76)とを具備し、
    前記側板部(21)(22)の一方の外面と前記ナット(76)の間に挟み込まれるワッシャ(78)が圧接される滑り止め用凹凸(29)が、前記一方の外面に形成されている、自転車用サドルの取付構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の自転車用サドルの取付構造に於いて、
    前記垂下レール(6)の下辺に対して垂直な方向の多数の微細な直線溝が該垂下レール(6)の前記挟圧される部分の表面に形成されており、
    前記押圧ブロック(31)(32)の表面のうち、前記垂下レール(6)に押圧される面には、前記直線溝と噛み合う多数の微細な直線溝が形成されている、自転車用サドルの取付構造。
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