JPH1021377A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1021377A
JPH1021377A JP8188032A JP18803296A JPH1021377A JP H1021377 A JPH1021377 A JP H1021377A JP 8188032 A JP8188032 A JP 8188032A JP 18803296 A JP18803296 A JP 18803296A JP H1021377 A JPH1021377 A JP H1021377A
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Atsurou Tsuho
敦郎 津保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像が表示出力されている表示画面上
において任意の範囲を指定するだけで、カラー画像にマ
ッチした色を簡単に得ることができ、この色を用いてカ
ラー画像を加工する。 【解決手段】 画像メモリ2−1の内容がカラー表示部
7に表示されている状態において、ポインティングデバ
イス6であるマウスをドラッグ操作すると、マウスカー
ソルが移動する毎にその位置の色情報が画像メモリ2−
1から読み出されて平均色が求められる。この平均色に
よってマウスカーソルが表示されるため、マウスカーソ
ルが移動する毎に、その色が刻々変化すると共に、その
平均色が画像加工色として決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー画像を処
理するワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パレット機能を備えた画像処理
装置においては、色相、彩度、明度などでパレット上に
各種の色を割り当てておき、マウス等のポインティング
デバイスで任意の色を指定することによりカラー画像を
修正するようにしていた。ところで、パレットは表示画
面の下部等に表示されているため、カラー画像の表示域
とパレット表示域とは距離的に大きく離れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、カラー画
像とパレットとの色合わせを行う場合、距離的に離れて
いると、どの色に該当するかの確認が困難となり、間違
った色を指定するおそれがあった。また、近年、カラー
画像の任意の1点を指定すると、その指定色をパレット
に移す装置が知られているが、この種のものにおいても
パレット自体が離れているため色合わせが困難であるこ
とには変わりなく、しかも1画素から抽出した色でカラ
ー画像を修正すると、修正部分が不自然なものとなるお
それがあった。この発明の課題は、カラー画像が表示出
力されている表示画面上において任意の範囲を指定する
だけで、カラー画像にマッチした色を簡単に得ることが
でき、この色を用いてカラー画像を加工できるようにす
ることである。一方、カラー画像に単一色の図形や文字
列を合成配置する際に、カラー画像を背景とするその合
成領域が明度や彩度に大きな開きがある複数の色領域に
またがっているような場合に、背景となる何れの部分に
も溶け込まないような色を選び出すことは極めて困難で
あり、部分的には目立つが他の部分は背景に埋もれてし
まうおそれがあった。この発明の課題は、カラー画像に
単一色の図形や文字列等を合成する場合に、カラー画像
を背景とするその合成領域が複数の色領域にまたがって
いても、背景となる何れの部分においても背景に埋もれ
ない目立った色で図形、文字列等を合成できるようにす
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1記
載の発明)の手段は次の通りである。 (1)、画像記憶手段はカラー画像を記憶するもので、
例えばデジタルカメラ等から入力されたカラー画像を記
憶する。 (2)、指定手段はこの画像記憶手段から読み出された
カラー画像が表示出力されている状態において、表示画
面上の任意の範囲を入力指定するもので、例えばマウス
等のポインティングデバイス等である。 (3)、決定手段はこの指定手段によって指定された範
囲に対応する前記画像記憶手段の内容から色情報をそれ
ぞれ読み出し、この各色情報に基づいてその中間色を求
め画像加工色として決定する。なお、前記決定手段は、
前記指定範囲に属する各画素毎にその色情報を前記画像
記憶手段からそれぞれ読み出すと共に、各色情報をその
色成分毎に加算し、この色成分毎の加算結果を前記指定
範囲に属する画素数でそれぞれ除算することによって平
均色を求め、この平均色を画像加工色として決定するよ
うにしてもよい。また、前記指定手段によってカーソル
を移動させて表示画面上の任意の範囲を入力指定する際
に、前記表示制御手段はカーソルが移動される毎に前記
決定手段によって決定された加工色をカーソルに付加す
るようにしてもよい。更に、前記表示制御手段は前記決
定手段によって決定された加工色をカーソルに付加する
と共に、カーソルの輪郭を省略した形態でカーソル表示
を行わせるようにしてもよい。いま、カラー画像が表示
されている表示画面上において、指定手段によって任意
の範囲を指定すると、決定手段はこの指定手段によって
指定された範囲に対応する前記画像記憶手段の内容から
色情報をそれぞれ読み出し、この各色情報に基づいてそ
の中間色を求め画像加工色として決定する。これによっ
て決定された加工色を用いてカラー画像の加工が行われ
る。したがって、カラー画像が表示出力されている表示
画面上において任意の範囲を指定するだけで、カラー画
像にマッチした色を簡単に得ることができ、この色を用
いてカラー画像を加工することができる。第2の発明
(請求項5記載の発明)の手段は次の通りである。 (1)、画像記憶手段はカラー画像を記憶する。 (2)、指定手段はこの画像記憶手段から読み出された
カラー画像が表示出力されている状態において、表示画
面上の任意の範囲を入力指定する。 (3)、生成手段はこの指定手段によって指定された範
囲に対応する前記画像記憶手段の内容から色情報をそれ
ぞれ読み出し、この各色情報に基づいてその中間色を求
めると共に、この中間色に基づいてその補色を生成す
る。なお、前記生成手段によって生成された補色を用い
た画像を元のカラー画像に合成する場合に、前記指定手
段によって指定された範囲を画像合成範囲として決定す
るようにしてもよい。いま、カラー画像が表示されてい
る表示画面上において、指定手段によって任意の範囲を
指定すると、生成手段はこの指定手段によって指定され
た範囲に対応する前記画像記憶手段の内容から色情報を
それぞれ読み出し、この各色情報に基づいてその中間色
を求めると共に、この中間色に基づいてその補色を生成
する。これによって生成された補色を用いた図形や文字
列等の画像を元のカラー画像に合成する。したがって、
カラー画像に単一色の図形や文字列等を合成する場合
に、カラー画像を背景とするその合成領域が複数の色領
域にまたがっていても、背景となる何れの部分において
も背景に埋もれない目立った色で図形、文字列等を合成
することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】 (第1実施形態)以下、図1〜図6を参照してこの発明
の第1実施形態を説明する。図1は画像処理装置のブロ
ック構成図である。CPU1は内部記憶装置2内のプロ
グラムにしたがってこの画像処理装置の全体動作を制御
する中央演算処理装置である。内部記憶装置2はRA
M、キャッシュメモリ等から成り、記憶媒体制御部9に
装着された記憶媒体10もしくは記憶装置3から呼び出
されたプログラムやデータが内部記憶装置2にロードさ
れる。また、記憶装置3は磁気的/光学的記憶媒体もし
くは半導体メモリで構成され、記憶媒体10は着脱自在
に装着するメモリカードやフロッピーディスク、拡張ボ
ード等であってもよい。また、通信回線を介して他の機
器から送信されて来たプログラムやデータを受信して記
憶するものであってもよい。
【0006】また、CPU1にはその周辺入出力デバイ
スとしてキー入力部4、画像入力装置5、ポインティン
グデバイス6、カラー表示部7、印字部8がそれぞれ接
続されており、CPU1はそれらの入出力動作を制御す
る。キー入力部4は文字列データや各種のコマンドを入
力するもので、CPU1はキー入力部4から画像入力処
理が指示されると、入力されたカラー画像を内部記憶装
置2内の画像メモリ2−1に格納すると共に、カラー表
示部7に表示出力させる。画像入力装置5はカラー画像
を外部供給するデジタルカメラやイメージスキャナであ
る。また、ポインティングデバイス6としてのマウスを
ドラッグすると、マウスカーソルはそれに応じて移動す
るが、その際、後述する色合せ処理が指定されている場
合において、マウスカーソルは表示画面上のカラー画像
に応じて着色されると共に、カーソルの色はその移動に
伴って刻々変わってゆき、これによってカラー画像の色
に合致するかの色合せを行うことができるようになって
いる。
【0007】内部記憶装置2は画像メモリ2−1、位置
レジスタ2−2、色レジスタ2−3、テンポラリレジス
タ2−4、ドット数カウンタ2−5、カーソルパターン
メモリ2−6、ワークメモリ2−7、軌跡レジスタ2−
8等を有し、画像メモリ2−1はキー入力部4やポイン
ティングデバイス6を使用することによって入力作成さ
れたカラー画像あるいは外部記憶装置3や画像入力装置
5から外部供給されたカラー画像をRGB画像データと
して記憶するメモリで、その内容はカラー表示部7に表
示出力されたり、外部記憶装置3にセーブされる。位置
レジスタ2−2はポインティングデバイス6の指定位置
にマウスカーソルを表示させるための位置情報を記憶す
るもので、ポインティングデバイス6の移動に伴ってそ
の内容は書き替えられる。
【0008】色レジスタ2−3は色合せ処理時にマウス
カーソル表示用として使用されるもので、カーソルを着
色するための色情報(RGB値)を記憶する。ここで、
色合せ処理は画像メモリ2−1の内容が表示画面上に出
力されている状態において、マウスのドラッグ操作によ
ってマウスカーソルが1ドット移動する毎にその位置に
対応する色情報をそれぞれ読み出してテンポラリレジス
タ2−4に蓄積すると共に、テンポラリレジスタ2−4
内の各色情報に基づいてそれらを平均化した平均色を求
めて色レジスタ2−3にセットする動作を繰り返すもの
で、これによって色レジスタ2−3には平均化された色
がリアルタイムでセットされるため、マウスカーソルの
色が刻々変化してゆくことになる。ドット数カウンタ2
−5は色合せ処理時に、マウスカーソルの移動量(ドラ
ッグ時のドット数)を計数するもので、テンポラリレジ
スタ2−4内に各色情報を平均化する際にドット数カウ
ンタ2−5の値が用いられる。カーソルパターンメモリ
2−6はマウスカーソルの形状パターンとしてその輪郭
データを記憶する。ここで、色合せ処理時においては、
マウスカーソルの輪郭を黒色表示する輪郭付きカーソル
を表示させるか、輪郭を省いた色のみのカーソルを表示
させるかをキー入力によって任意に指定できるようにな
っており、CPU1は指定された表示形態でカーソル表
示を行う。ワークメモリ2−7は色合せ処理によって決
定された色レジスタ2−3内の平均色が画像加工色とし
て退避されるもので、CPU1はこのワークメモリ2−
7内の加工色に用いてカラー画像を加工する。軌跡レジ
スタ2−8は画像加工時にカラー画像のどの範囲を加工
対象とするかを指示するためにドラッグされた軌跡上の
座標列を記憶するもので、CPU1はこのドラッグ軌跡
で示される範囲内をワークメモリ2−7に退避されてい
る加工色で加工する。
【0009】次に、この画像処理装置の動作を図2およ
び図5に示すフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートに記述されている各機能を実現
するためのプログラムは、CPU1が読み取り可能なプ
ログラムコードの形態で、内部記憶装置2に固定的に記
憶されているか、記憶媒体制御部9に装着された記憶媒
体10から、もしくは記憶媒体制御部9を介して記憶媒
体10から予め転送記憶されている記憶装置3から内部
記憶装置2にロードされている。図2は色合せ処理時の
動作を示したフローチャートで、マウスボタンの押下で
実行開始される。
【0010】先ず、CPU1はマウスカーソルの現在位
置を位置レジスタ2−2から読み出し(ステップA
1)、画像メモリ2−1からその対応位置の色情報を取
得し(ステップA2)、テンポラリレジスタ2−4およ
び色レジスタ2−3にそれぞれセットする(ステップA
3)。そして、マウスカーソルの輪郭を表示させるか否
かの指定有無をチェックし(ステップA4)、輪郭表示
の指定があれば、カーソルパターンメモリ2−6から輪
郭付きカーソルパターンを選択するが(ステップA
5)、輪郭表示の指定が無ければ、輪郭無しのカーソル
パターンを選択する(ステップA6)。そして、選択さ
れたカーソルパターンおよび色レジスタ2−3内の色情
報にしたがってマウスカーソルを位置レジスタ2−2が
差し示す位置に表示出力させる。したがって、マウスボ
タンを押下した時点においては、カラー画像から取得し
たその位置の色情報が色レジスタ2−3にセットされる
ので、マウスカーソルは当該位置のカラー画像と同様の
色で着色されることになる。
【0011】次に、CPU1はマウスカーソルの現在位
置を取得すると共に(ステップA8)、位置レジスタ2
−2の値を読み出し(ステップA9)、それらを比較す
ることによってマウスカーソルの位置が前回より変化し
たかをチェックする(ステップA10)。ここで、マウ
スカーソルが移動しなければ、ステップA18に進み、
マウスボタンが解除されたかを調べ、解除されず、押下
されたままであれば、ステップA8に戻り、以下、マウ
スカーソルの位置が変化するまで上述のループを繰り返
す待機状態となる。
【0012】ここで、マウスカーソルの移動が検出され
ると(ステップA10)、CPU1は位置レジスタ2−
2の値を更新すると共に(ステップA11)、画像メモ
リ2−1からその位置に対応する色情報を取得し(ステ
ップA12)、テンポラリレジスタ2−4に格納する
(ステップA13)。そして、ドット数カウンタ2−5
の値をプラス「1」してその値を更新する(ステップA
14)。ここで、ドット数カウンタ2−5にはその初期
値として「1」がセットされているので、その値は
「2」に更新される。次にCPU1はテンポラリレジス
タ2−4およびドット数カウンタ2−5の内容に基づい
て平均色を求める生成処理を行う(ステップA15)。
すなわち、図3(A)は平均色生成処理を示した図で、
テンポラリレジスタ2−4にはそれまで取得した各ドッ
ト毎の色情報が蓄積されているので、CPU1は色情報
をRGB毎に加算すると共に、RGB毎の加算結果をド
ット数カウンタ2−5の値でそれぞれ除算することによ
りそれらを平均化したRGBの平均値を求め(ステップ
A15)、これを色レジスタ2−3にセットする(ステ
ップA16)。
【0013】このようにして色レジスタ2−3に平均色
がセットされると、選択されたカーソルパターンおよび
色レジスタ2−3内の平均色でカーソル表示が行われる
(ステップA17)。このような動作はマウスボタンが
解除される間で繰り返される(ステップA18)。ここ
で、マウスボタンを解除すると(ステップA18)、C
PU1は色レジスタ2−3内の平均色を画像加工色とし
て決定してワークメモリ2−7に退避すると共に(ステ
ップA19)、テンポラリレジスタ2−4の内容を全て
クリアする(ステップA20)。
【0014】以上のようにポインティングデバイス6で
あるマウスをドラッグすると、マウスカーソルが1ドッ
ト移動する毎に画像メモリ2−1からの色情報に基づい
てその平均色が求められて色レジスタ2−3にセットさ
れるので、マウスカーソルの色が刻々変化してゆくこと
になり、カラー画像の色と合致するかの色合せが容易な
ものとなる。図3(B)はこの場合の表示例で、輪郭有
りが指定されている場合のカーソルを示している。な
お、輪郭無しが指定されている場合には、輪郭表示が省
略されるため、色合せを更に正確に行うことが可能とな
る。すなわち、図4(A)に示す輪郭付きカーソルに比
べ、輪郭無しカーソルは図4(B)に示すように、カラ
ー画像とカーソルとが輪郭によって区切られず、カラー
画像に溶け込んだ表示状態となるため、カラー画像の色
と合致するかの確認がより一層容易なものとなる。
【0015】図5は上述のようにして決定された画像加
工色を用いてカラー画像内の汚れ等を消去する場合の画
像加工処理を示したフローチャートである。図6はこの
場合の様子を示したもので、例えば、カラー画像の一部
分に汚れが存在する場合に、汚れた部分を消去対象画像
として指定するために、その画像を囲むようにマウスの
ドラッグ操作で修正範囲を指定する。ここで、汚れた部
分は黒系統の色、その周囲は青系統の色とする。先ず、
マウスボタンが押下されると(ステップB1)、位置レ
ジスタ2−2内の位置情報を読み出してこれを軌跡レジ
スタ2−8にセットする(ステップB2)。そして、マ
ウスカーソルの現在位置と位置レジスタ2−2内の位置
情報とを比較してマウスカーソルの位置が変化したかを
チェックする(ステップB3)。いま、マウスカーソル
が移動されると、位置レジスタ2−2の値を更新してそ
の値を軌跡レジスタ2−8にセットする(ステップB
4)。このような動作はマウスボタンが解除されるまで
繰り返される結果(ステップB5)、軌跡レジスタ2−
8にはドラッグ軌跡にしたがってその座標列が順次格納
されてゆく。
【0016】ここで、マウスボタンが解除されると、ド
ラッグ軌跡上の全色は平均色に類似するかをチェックす
る(ステップB6)。すなわち、CPU1は軌跡レジス
タ2−8をアクセスしてドラッグ軌跡の各ドットに対応
する座標情報を読み出し、その位置の色情報を画像メモ
リ2−1から順次読み出す。そして、ワークメモリ2−
7に退避しておいた平均色(画像加工色)と画像メモリ
2−1から読み出した色情報とを比較し、類似色かを調
べる動作をドラッグ軌跡上の全色について繰り返す。こ
こで、図6に示すように、修正時のドラッグ軌跡が消去
対象画像を横切ってしまったような場合には、当該部分
は類似色でないと判定される。すると、比類似部分のド
ラッグ軌跡は、類似色が含まれる領域まで拡張される
(ステップB7)。図6にはこの場合の拡張領域が示さ
れている。
【0017】このようにして拡張されたドラッグ軌跡を
画像修正領域として決定し、この修正領域における輪郭
線上の各点毎にその色情報を色レジスタ2−3からそれ
ぞれ読み出す(ステップB8)。そして、色レジスタ2
−3から取得した色情報を修正領域の輪郭線上に配置す
ると共に、修正領域の中心部にワークメモリ2−7内の
平均色を配置して修正領域全体にグラデーション処理を
施し(ステップB9)、その処理結果にしたがって画像
メモリ2−1の内容を書き替える(ステップB10)。
これによって汚れ等の消去対象画像は、その周囲の色に
馴む平均色によって消去されると共に、その境界部分か
らその中心部に向かってグラデーション処理が施される
ため、不自然さがない良好な消去が可能となる。なお、
図5はカラー画像内の汚れを消去する画像修正処理を示
したが、カラー画像を新規作成する場合にも平均色によ
って指定領域内を着色することができる。
【0018】(第2実施形態)以下、図7、図8を参照
してこの発明の第2実施形態を説明する。この第2実施
形態はカラー画像に図形や文字列等を合成配置する際
に、上述のようにして求められた平均色に基づいてその
補色を生成し、この補色を用いて図形や文字列を着色し
てカラー画像に合成するようにしたものである。図7は
画像合成処理を示したフローチャートであり、図2に示
したフローチャートと同様の部分は図示省略し、特徴部
分のみを示したものである。
【0019】先ず、CPU1はマウスボタンが押下され
ると(ステップC1)、位置レジスタ2−2内の位置情
報を読み出してこれを軌跡レジスタ2−8にセットする
(ステップC2)。そして、図3のステップA2〜A1
7と同様の色合せ処理が行われ、マウスカーソルはその
移動に伴ってその色が刻々変化してゆくことになる。次
に、ステップC5に進み、マウスボタンが解除されたか
を調べ、ドラッグ中であれば、位置レジスタ2−2内の
位置情報を軌跡レジスタ2−8にセットしたのち(ステ
ップC6)、色合せ処理(ステップC4)に戻る(図3
のステップA8)。ここで、マウスボタンが解除される
と、位置レジスタ2−2から平均色を取り込み、この平
均色を反転させてその補色を求める(ステップC7)。
この場合、平均色のRGB値を反転させることで(この
補数をとるこで)、補色を生成する。次に、軌跡レジス
タ2−8から座標列を取り込み、この座標列で示される
ドラッグ軌跡上に入力文字列のアウトラインフォントを
配置すると共に(ステップC8)、この入力文字列にス
テップC7で求めた補色を付加する(ステップC9)。
そして、カラー画像にこの入力文字列を合成して表示出
力させる(ステップC10)。
【0020】図8はこの場合の様子を示したもので、図
8(A)はドラッグ軌跡を示し、(B)はドラッグ軌跡
上に合成配置された入力文字列を示している。ここで、
表示画面上の任意の範囲を入力指定するためにドラッグ
操作を行うと、ドラッグ軌跡上の各色情報からその平均
色が求められ、マウスカーソルの移動に伴ってその色が
徐々に変化してゆくことは、上記第1実施形態と同様で
ある。そして、マウスボタンを解除すると、平均色に基
づいてその補色が生成され、全体をこの補色によって着
色した入力文字列がドラッグ軌跡上に合成配置される。
したがって、カラー画像に単一色の図形や文字列等を合
成する場合に、カラー画像を背景とするその合成領域が
複数の色領域にまたがっていても、背景となる何れの部
分においても背景に埋もれない目立った色で図形、文字
列等を合成配置することができる。また、色合せ時にド
ラッグされた指定範囲をそのまま画像合成範囲とするこ
とができる。
【0021】なお、上述した各実施形態においてはポイ
ンティングデバイス6としてマウスで表示画面上をドラ
ッグするようにしたが、例えば、図9に示すように、表
示画面上の任意の矩形領域を範囲指定するために、その
左上と右下の2点をポインティングカーソルで指定する
ようにしてもよい。この場合、指定された矩形領域内の
各色情報からその平均色が求められる。ここで、矩形領
域の右下位置を指定するためにポインティングデバイス
をその位置に移動した際に、平均色を求めてカーソルを
その色に変更するようにしてもよい。
【0022】また、図10に示すように予め決められて
いる複数の部品を組み合せることによって作成されたカ
ラー画像において、この画像を構成する任意の部品を指
定すると、当該部品を形造る輪郭を抽出し、この輪郭内
の色情報からその平均色を求めるようにしてもよい。こ
こで、任意の部品を指定する場合には、図10に示すよ
うにその部品位置をポインティングカーソルで一点指定
すればよい。図10は顔の輪郭を形造る部品を指定した
場合であり、ポインティングカーソルは当該部品を指定
した際に、顔の輪郭内の各色情報から求められた平均色
によって表示される。
【0023】また、上述した各実施形態においては、ポ
インティングデバイスとしてマウスを例に挙げたが、ペ
ン状のポインティングデバイスの一部(例えば、ペン先
部)にカラー液晶パネルを設け、この液晶パネルに平均
色を表示するようにしてもよい。更に、上述した各実施
形態においては平均色を求めるようにしたが、カラー画
像から取得した各色情報に基づいてその中間色の中から
明度や彩度が一方に偏った色を求めるようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、カラー画像が表示出
力されている表示画面上において任意の範囲を指定する
だけで、カラー画像にマッチした色を簡単に得ることが
でき、この色を用いてカラー画像を加工することができ
る。また、カラー画像に単一色の図形や文字列等を合成
する場合に、カラー画像を背景とするその合成領域が複
数の色領域にまたがっていても、背景となる何れの部分
においても背景に埋もれない目立った色で図形、文字列
等を合成配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置のブロック構成図。
【図2】色合せ処理時のマウスボタン押下で実行開始さ
れる動作を示したフローチャート。
【図3】(A)は平均色生成処理を説明するための図、
(B)はドラッグ操作によってマウスカーソルが移動さ
れる毎に平均色によってマウスカーソルの色が刻々変化
する様子を示した図。
【図4】(A)は輪郭付きカーソル、(B)は輪郭無し
のカーソル表示例を示した図。
【図5】平均色を用いてカラー画像を修正する画像加工
処理を示したフローチャート。
【図6】画像加工処理を説明するための図。
【図7】第2実施形態を説明するための図で、カラー画
像に入力文字列を合成配置する際の画像合成処理を示し
た図。
【図8】画像合成処理を説明するための図で、(A)は
ドラッグ時、(B)は入力文字列を合成配置したときの
表示状態図。
【図9】範囲指定時の他の例を示した図。
【図10】範囲指定時の更に他の例を示した図。
【符号の説明】
1 CPU 2 内部記憶装置 2−1 画像メモリ 2−2 位置レジスタ 2−3 色レジスタ 2−4 テンポラリレジスタ 2−5 ドット数カウンタ 2−6 カーソルパターンメモリ 2−8 軌跡レジスタ 3 記憶装置 4 キー入力部 5 画像入力装置 6 ポインティングデバイス 7 カラー表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を記憶する画像記憶手段と、 この画像記憶手段から読み出されたカラー画像が表示出
    力されている状態において、表示画面上の任意の範囲を
    入力指定する指定手段と、 この指定手段によって指定された範囲に対応する前記画
    像記憶手段の内容から色情報をそれぞれ読み出し、この
    各色情報に基づいてその中間色を求め画像加工色として
    決定する決定手段と、 この決定手段によって決定された加工色をガイド表示さ
    せる表示制御手段とを具備し、 前記決定手段によって決定された加工色を用いてカラー
    画像を加工するようにしたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記決定手段は、前記指定範囲に属する各
    画素毎にその色情報を前記画像記憶手段からそれぞれ読
    み出すと共に、各色情報をその色成分毎に加算し、この
    色成分毎の加算結果を前記指定範囲に属する画素数でそ
    れぞれ除算することによって平均色を求め、この平均色
    を画像加工色として決定するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記指定手段によってカーソルを移動させ
    て表示画面上の任意の範囲を入力指定する際に、前記表
    示制御手段はカーソルが移動される毎に前記決定手段に
    よって決定された加工色をカーソルに付加するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は前記決定手段によって
    決定された加工色をカーソルに付加すると共に、カーソ
    ルの輪郭を省略した形態でカーソル表示を行わせるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】カラー画像を記憶する画像記憶手段と、 この画像記憶手段から読み出されたカラー画像が表示出
    力されている状態において、表示画面上の任意の範囲を
    入力指定する指定手段と、 この指定手段によって指定された範囲に対応する前記画
    像記憶手段の内容から色情報をそれぞれ読み出し、この
    各色情報に基づいてその中間色を求めると共に、この中
    間色に基づいてその補色を生成する生成手段とを具備
    し、 前記生成手段によって生成された補色を用いた画像を元
    のカラー画像に合成するようにしたことを特徴とする画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】前記生成手段によって生成された補色を用
    いた画像を元のカラー画像に合成する場合に、前記指定
    手段によって指定された範囲を画像合成範囲として決定
    するようにしたことを特徴とする請求項5記載の画像処
    理装置。
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