JP2000298722A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2000298722A
JP2000298722A JP11105740A JP10574099A JP2000298722A JP 2000298722 A JP2000298722 A JP 2000298722A JP 11105740 A JP11105740 A JP 11105740A JP 10574099 A JP10574099 A JP 10574099A JP 2000298722 A JP2000298722 A JP 2000298722A
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Miyuki Enokida
幸 榎田
Kunihiro Yamamoto
邦浩 山本
Kiyoshi Kusama
澄 草間
Kentaro Matsumoto
健太郎 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの好みに合わせたモザイク画像を形成
する。 【解決手段】 複数の素材画像を組み合わせてモザイク
画像を形成する画像処理方法及び装置であって、モザイ
ク画像の基になる第一画像を複数領域に分割し(S30
0)、それら分割された各領域の画像特性を求め(S3
01)、各領域の画像特性と複数の素材画像のそれぞれ
の画像特性との間の距離を重みを付けて計算し、その計
算の結果に応じて各領域に対応する素材画像を選択する
(S304)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明、複数の素材画像をモ
ザイク様に組み合わせてモザイク画像を生成する画像処
理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】三省堂「現代国語辞典」によれば、モザ
イクとは「種々の色彩の石・ガラス・大理石などの小片
を組み合わせて、床・壁などにはめ込み、図案化したも
の、またはその方法」である。このような技法を用い
て、多数の写真画像を組み合わせて、図案或は一つの画
像(モザイク画像)を形成することができる。モザイク
画像の生成は、その基になる図案或は画像を複数のタイ
ル状に分割し、それら各タイルの画像に最も似通った素
材画像を、そのタイル領域に貼付けることにより達成さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術においては、次のような問題点がある。
【0004】その基になる画像によっては、分割された
タイル領域のうちの複数のタイル領域に同じ素材画像が
貼られる場合があり得る。このようにして生成されたモ
ザイク画像において、同一の素材画像が集中した領域で
は、その素材画像によりテクスチャが発生し、元の図案
或は画像には存在しない、或は意図しない模様や縞等が
できるという可能性がある。また或は、その生成された
モザイク画像がユーザの意図に適さない画像となってし
まう場合もある。このような場合には、その基になる画
像を加工し、その加工した画像に基づいて再度モザイク
画像を生成する処理を行うという工程を、ユーザの意図
に適するモザイク画像が生成されるまで繰り返して行う
必要がある。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ユーザの好みに合わせたモザイク画像を形成できる
画像処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】また本発明の目的は、ユーザが意図しない
模様などの発生を抑えたモザイク画像を形成できる画像
処理方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理方法は以下のような工程を備える。
即ち、複数の素材画像を組み合わせてモザイク画像を形
成する画像処理方法であって、前記モザイク画像の基に
なる画像を複数領域に分割し、分割された各領域の画像
特性を求め、前記各領域の画像特性と前記複数の素材画
像のそれぞれの画像特性との間の距離を重みを付けをし
て計算し、前記計算の結果に応じて前記各領域に対応す
る素材画像を選択することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために本発明の画像処
理装置は以下のような構成を備える。即ち、複数の素材
画像を組み合わせてモザイク画像を形成する画像処理装
置であって、モザイク画像の基になる第一画像を入力す
る入力手段と、前記複数の素材画像を記憶する記憶手段
と、前記第一画像を複数の領域に分割して各領域の画像
特性を求める画像特性獲得手段と、モザイク画像を形成
する素材画像を選択するための重み付け情報を入力する
重み付け入力手段と、前記各領域の画像特性と、前記複
数の素材画像のそれぞれの画像特性との距離を、前記重
み付け入力手段により入力された前記重み付け情報に基
づいて求める距離演算手段と、前記距離演算手段により
計算された距離に応じて前記各領域に対応する素材画像
を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
【0009】また本発明の画像処理方法は以下のような
工程を備える。即ち、複数の素材画像を組合わせてモザ
イク画像を形成する画像処理方法であって、前記モザイ
ク画像の基になる画像を複数領域に分割し、分割された
各領域の画像特性を求め、前記各領域の画像特性と、前
記複数の素材画像のそれぞれの画像特性との間の距離を
輝度或は色差を重視して計算し、前記計算結果に応じて
前記各領域に対応する素材画像を選択することを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】[モザイク画像の生成方法]図1は、一般
的なモザイク処理に用いられる複数種類の画像の関係を
説明する図である。
【0012】図1において、第一の画像201は、モザ
イクにより画像を構成する際の基になる図案或は画像
(例えば、写真画像、コンピュータ・グラフィックス画
像など)である。第二の画像202は、第一の画像20
1を複数の領域に分割し、各領域に素材画像を203を
貼付けることにより形成されたモザイク画像である。こ
こで、素材画像203の枚数Pは、一般に、第二の画像
202を構成するのに必要な色及びテクスチャを満足す
る充分に大きな数である。
【0013】図1では説明を容易にするために、素材画
像203のサイズを、第一の画像201を分割したタイ
ル領域のサイズと同じにしたが、必ずしも素材画像20
3のサイズとタイル領域のサイズとを一致させる必要は
なく、また素材画像203の全てが同じサイズである必
要もない。但し、素材画像203のサイズとタイル領域
のサイズとが異なる場合は、対応するタイル領域に素材
画像203を貼る際には、その素材画像203のサイズ
をタイル領域のサイズに合わせて変更する必要がある。
また、タイル領域の形状も図1のような矩形に限らず任
意の形状でよい。そして、タイル領域の形状と素材画像
203の形状とが異なる場合には、素材画像203の形
状を、そのタイル領域の形状に合わせてカット或は変形
させることにより、タイル領域の形状に合わせて素材画
像の形状を整形すれば良い。
【0014】次に、図2のフローチャートを参照して、
図1に示すモザイクによる画像の生成方法を説明する。
【0015】まずステップS211で、第一の画像20
1をM×N個のタイル領域に分割する。その結果、例え
ば図3に示すように、4×5個(M=4,N=5)の矩
形タイル領域TL(0,0),TL(0,1),TL
(0,2),…,TL(3,2),TL(3,3),T
L(3,4)が生成される。
【0016】図3において、X及びYのそれぞれは、第
一の画像201の水平及び垂直方向の画素数を表し、p
及びqのそれぞれは、各タイル領域の水平及び垂直方向
の画素数を表す。従って、X=p×M,Y=q×Nとい
う関係が成り立つ。
【0017】図4は、各タイル領域の構成を示す図で、
各タイル領域は、3原色、赤(R)、緑(G)及び青
(B)のプレーン上のそれぞれのp×q画素で構成され
ている。
【0018】次に再び図2に戻り、ステップS212
で、M×N個の各タイル領域について、次式に従いRG
Bの各平均値を計算する。
【0019】 Rd_av=ΣRi/(p×q) (i=1〜pq) Gd_av=ΣGi/(p×q) (i=1〜pq) Bd_av=ΣBi/(p×q) (i=1〜pq) ここで、「Rd_av」は、destination(元の画像20
1)の赤(R)成分の平均値を意味している。他の色成
分に関しても同様である。
【0020】次にステップS213に進み、P枚の素材
画像203のそれぞれについて、次式に従ってRGBの
各平均値を算出する。尚、ここでは素材画像203のサ
イズと各タイル領域のサイズとが同じであるものとして
いる。
【0021】 Rs_av=ΣRi/(p×q) (i=1〜pq) Gs_av=ΣGi/(p×q) (i=1〜pq) Bs_av=ΣBi/(p×q) (i=1〜pq) ここで、「Rs_av」はソース(source:素材画像)の赤
色成分の平均値を意味している。他の色成分に関しても
同様である。
【0022】次にステップS214に進み、処理対象の
タイル領域の位置を示すカウンタX_Pos(0≦X_Pos≦
M−1)及びY_Pos(0≦Y_Pos≦N−1)を共に
“0”に初期化する。なお、この初期値(X_Pos,Y_P
os)=(0,0)は、第一の画像201の左上端のタイ
ル領域の位置を示している。
【0023】次にステップS215に進み、カウンタX
_Pos及びY_Posが示すタイル領域TL(X_Pos,Y_Po
s)に最もふさわしい素材画像203を選択する。この
素材画像の選択方法は、そのタイル領域の平均輝度値と
素材画像203の平均輝度値のRGB三刺激値による距
離△Eを算出し、この距離△Eが最も小さくなる素材画
像203を選択する。この距離ΔEは、以下の式で求め
られる。
【0024】△E=(Rs_av−Rd_av)^2+(Gs_av−Gd_
av)^2+(Bs_av−Bd_av)^2 なお、ここで「(a)^2」はaの2乗を表わす。
【0025】こうして選択された素材画像203を、そ
の処理対象であるタイル領域に貼る際に、そのサイズが
合わない場合は、適正なサイズになるように変倍処理を
行う。
【0026】次にステップS216に進み、処理対象の
タイル領域の位置を右方向に移動するためにカウンタX
_Posを+1し、カウンタX_Posの値がMになるとカウン
タX_Posの値を“0”にし、カウンタY_Posの値を+1
する。こうしてステップS217の判断により、第一の
画像201の全てのタイル領域に対してステップS21
5の処理が行われるまでステップS215からステップ
S217までの処理を繰り返す。
【0027】以上が、一般的なモザイク画像の生成処理
の説明である。
【0028】[本実施の形態におけるモザイク画像の形
成方法]図5は、本発明の実施の形態に係るモザイク画
像を生成する画像処理装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【0029】図5において、101はCPUで、ハード
ディスク等の蓄積部106に記憶され、RAM105に
ロードされたプログラムに従ってシステム全体の制御を
行っている。102はキーボードで、マウス102aと
ともに、本実施の形態の画像処理装置に各種コマンドや
データを入力するために使用される。103は表示部
で、例えばCRTや液晶等を備え、蓄積部106に蓄積
された画像データや読込部109から入力された画像を
表示する。104はROM、105はRAMで、本実施
の形態の装置における記憶部を構成し、実行するプログ
ラムやデータなどを記憶している。106はハードディ
スクや光ディスク等の蓄積部で、画像データベースを構
成している。107はフロッピーディスク装置で、本実
施の形態の画像処理装置で使用される外部記憶装置を構
成している。108はプリンタである。
【0030】蓄積部106にはモザイク画の構成要素と
なるタイル画像が複数(P)枚格納されており、後述す
るプログラムに従って、この中から選択されたM×N枚
の画像を、図3に示すように、水平方向にM枚、垂直方
向にN枚並べて組み合わせることでモザイク画像を作成
する。こうして作成されたモザイク画像は、蓄積部10
6に画像ファイルとして記憶され、表示部103に表示
されたり、或はプリンタ108に出力されて印刷され
る。109は読込部で、画像を読み込むための、例えば
スキャナである。
【0031】なお、本実施の形態の画像処理装置には、
上記以外にも種々の構成要素が設けられているが、それ
らの構成は本発明の主要部分ではないので、それらの説
明を省略する。
【0032】次に本実施の形態の画像処理装置における
モザイク画像の生成処理を図6のフローチャートに従い
説明する。尚、この処理を実行するプログラムはRAM
105に記憶されており、CPU101の制御の下に実
行される。
【0033】まずステップS300で、第一の画像20
1をM×N個のタイル領域に分割する。その結果、例え
ば前述の図3に示すように、4×5個の矩形タイル領域
TL(0,0),TL(0,1),TL(0,2),
…,TL(3,2),TL(3,3),TL(3,4)
が生成される。次にステップS301に進み、M×N個
の各タイル領域について、次式に従い、前述の図2と同
様にしてRGBの平均値を計算する。
【0034】 Rd_av=ΣRi/(p×q) (i=1〜pq) Gd_av=ΣGi/(p×q) (i=1〜pq) Bd_av=ΣBi/(p×q) (i=1〜pq) このRGBの平均値を基に、次式に従って、YCbCrに
変換する。
【0035】 Y = 0.2990R+0.5870G+0.114
0B Cb=−0.1687R−0.3323G+0.500
0B+128 Cr= 0.5000R−0.4187G−0.081
3B+128 次にステップS302に進み、P枚の素材画像203の
それぞれについて、次式に従いRGBの平均値を算出す
る。なお、素材画像203のRGBの平均値などの画像
特性は、予め求めておくこともできる。その場合、各素
材画像の画像特性は、その素材画像203のヘッダ情報
として記憶されていても良く、或は蓄積部101に格納
されている素材画像203のそれぞれに対応するテーブ
ル等に記録されても良い。
【0036】 Rs_av=ΣRi/(p×q) (i=1〜pq) Gs_av=ΣGi/(p×q) (i=1〜pq) Bs_av=ΣBi/(p×q) (i=1〜pq) このRGBの平均値も前述と同様にして、YCbCrに変
換する。
【0037】次にステップS303に進み、処理対象で
あるタイル領域の位置を示すカウンタX_Pos(0≦X_P
os≦M−1)及びY_Pos(0≦Y_Pos≦N−1)を共に
“0”に初期化する。なお、(X_Pos,Y_Pos)=
(0,0)は、第一の画像201の左上端のタイル領域
の位置を示す。尚、これらカウンタX_Pos,カウンタY
_PosはRAM105に設けられている。
【0038】次にステップS304に進み、カウンタX
_Pos及びカウンタY_Posで指示されるアドレス(X_Po
s,Y_Pos)のタイル領域に最もふさわしい素材画像2
03を検索して決定する。この素材画像の決定処理につ
いては図7のフローチャートを参照して詳しく説明す
る。
【0039】次にステップS305に進み、ステップS
304で検索して決定した素材画像203を、処理対象
であるタイル領域に貼る。この素材画像を貼付ける処理
において、その処理対象のタイル領域のサイズと素材画
像のサイズとが合わない場合は、その素材画像のサイズ
が、そのタイル領域のサイズになるように変倍処理を行
う。
【0040】続いてステップS306に進み、カウンタ
X_Posの値を+し、このカウンタX_Posの値がMになる
とカウンタX_Posの値を“0”にしてカウンタY_Posを
+1する。こうしてステップS307で、第一の画像2
01の全てのタイル領域に対して処理が行われるまでス
テップS304からステップS306までの処理を繰り
返す。
【0041】次に図7のフローチャートを参照して、前
述のステップS304における素材画像の検索処理を説
明する。
【0042】尚、この場合、図6に示したモザイク画像
生成処理を開始する前に、ユーザがモザイク画像を「輝
度重視」で作成するか、或は「色差重視」で作成するか
を指示しているものとし、この指示に伴って素材画像の
検索処理が実行されるものとする。
【0043】まずステップS700で、これ以降の処理
で使用する変数A及びBを、何を重視するか指示された
内容に応じてRAM105のワークエリアにセットす
る。ここで例えば「輝度重視」の場合は「A=75」、
「B=25」を、「色差重視」の場合には「A=2
5」,「B=75」をセットする。ここでは例えば今
回、「輝度重視」が選択されていると、A=75,B=
25になる。これによりステップS703で後述するよ
うに、輝度成分の距離が重要視される。次にステップS
701に進み、RAM105にセットされた変数n(素
材画像を指示するポインタ)を“0”にする。続いてス
テップS702に進み、RAM105の変数S(n)を
“0”にする。
【0044】次にステップS703で、YCbCrの各成
分に対して、ステップS700で設定した重みを付けて
画像の距離の計算を行う。この距離計算は下式に従って
実行される。
【0045】 S(n)+=((タイル領域のY−素材画像(n)のY)×A/1
00)^2 S(n)+=((タイル領域のCb−素材画像(n)のCb)×B/
100)^2 S(n)+=((タイル領域のCr−素材画像(n)のCr)×B/
100)^2 尚、上式において、「(a)^2」はaの2乗を表してい
る。
【0046】こうして、あるタイル領域に対する、ある
素材画像の輝度、及び色差成分のそれぞれ差を示す配列
変数が求められ、1つの素材画像毎に、これら3つの配
列変数の加算結果が、そのタイル領域と素材画像(n)と
の距離を示す配列変数S(n)として決定される。
【0047】次にステップS704で、参照する素材画
像203を指示する変数nの値を+1し、蓄積部106
に格納されている全ての素材画像203に対して上記ス
テップS703の距離計算を行って配列変数(n)が求め
られたかを判断する。具体的には、変数nを1だけ加算
し、その値がP(素材画像203の数)より大きいか否
かを判断する。その値がP以下であればステップS70
2に戻り前述の処理を実行する。こうしてnの値がP以
上となって、処理対象のタイル領域と、蓄積部106に
蓄積されている全ての素材画像との距離計算が実行され
てP個の配列変数が決定されるとステップS705に進
む。ステップS705では、P個の配列変数Sを小さい
順にソートする。この結果、YCbCrに関して一番小さ
い距離を有するx番目の素材画像が、処理対象のタイル
領域に最も近い輝度で、かつ色合いも少し近い素材画像
として、そのタイル領域に適合した素材画像として決定
される。
【0048】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、第一の画像201から、「輝度」を重視して第一の
画像に近い輝度の素材画像を用いたモザイク画像を生成
することができ、或は、第一の画像201から、「色
差」を重視して第一の画像に近い色差の素材画像を用い
たモザイク画像を生成することができる。
【0049】本実施の形態では、素材画像を選択する基
準を設定する変数AとBの値を、重視する方の変数値を
“75”、そうでない方の変数値を“25”としたが、
本発明はこれに限るものではない。
【0050】[他の実施の形態]前述の「輝度重視」或
は「色差重視」の選択を別の方法で設定することもでき
る。例えば表示部109にスクロール・バーを表示し、
そのバーの位置を移動させて、上記変数AとBの値を変
更しても良い。
【0051】尚、上述した実施の形態では、重視する成
分の係数Aの値を“75”、その他の成分の係数Bのを
“25”として係数Aに係る値の重み付けを行ったが、
これら係数の値はこれに限定されるものでなく、また輝
度(Y)と色差(Cb,Cr)のそれぞれに、ユーザによ
り指示された重視する度合に応じてそれぞれ別の値を設
定してもよい。
【0052】また上記実施の形態では、第一の画像20
1全体に対して「輝度重視」或は「色差重視」の選択を
行い、モザイク画像を生成する方式を説明したが、この
他の実施の形態では、M×N個に分割された第一の画像
201の各タイルごと、或はある領域ごとに「輝度」或
は「色差」を重視してモザイク画像を生成することを説
明する。
【0053】まずM×N個に分割された各タイル毎に
「重視」する画像特徴量を変更する場合を説明する。こ
の場合、タイル1つ毎に「輝度重視」と「色差重視」を
切り替える方法がある。これを実現するには、実施の形
態1で説明した「輝度重視」の場合はA=75,B=2
5を、「色差重視」の場合はA=25,B=75をセッ
トするように説明したが、このAとBの値をタイル毎に
入れ換えることにより実現することができる。
【0054】他方、別の切替え方法として、AとBの値
をタイル毎に徐々に変更する方法もある。
【0055】例えば、図6のステップS303に、ステ
ップ「変数A=100,B=0にセットする」を追加
し、図7のステップS700をステップ「A=A−5;
if(A<0)A=100;B=B+5;if(B>1
00)B=0;」に置換える。この場合、各タイルの処
理が進むにつれ、徐々に「輝度重視」から「色差重視」
へと変わっていくことになる。当然、A及びBの初期
値、或はその変換量は上記の値に限るものではない。
【0056】更に第一の画像201を領域分割し、ある
部分は「輝度重視」で対応する素材画像を検索し、ある
部分は「色差重視」で対応する素材画像を検索すること
も可能である。この場合の領域分割の方法は、予め決め
た領域を使ってもよいし、キーボード102やマウス1
02a等を用いてユーザが重視する領域と、重視する画
像特徴量を指定してもよい。これらの処理により、隣接
する複数のタイル領域に同じ素材画像が使われることが
少なくなり、生成されたモザイク画像からテクスチャ
や、予期しない模様を消すことができる。
【0057】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェース機器、スキャナ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても良
く、或は一つの機器からなる装置(例えば複写機、ファ
クシミリ装置など)に適用しても良い。
【0058】また本発明の目的は、前述した実施の形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを
記憶した記憶媒体を、システム或は装置に供給し、その
システム或はコンピュータ(またはCPUやMPU)が
記憶媒体に格納されたプログラム・コードを読み出し実
行することによっても達成される。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラム・コード自体が前述した実
施形態の機能を実現することになり、そのプログラム・
コードを記憶したプログラム・コードを実行することに
より、前述した実施形態の機能が実現されるだけでな
く、そのプログラム・コードの指示に基づき、コンピュ
ータ上で稼動しているOS(オペレーティング・システ
ム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれる。
【0059】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラム・コードが、コンピュータに挿入された機能拡張カ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム・コード
の指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって前述した実施の形態に機能が実
現される場合も含まれる。
【0060】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、モザイク画像を生成する際に、モザイク画の基にな
る第一画像を複数のタイル領域に分割し、各タイル領域
に貼付ける素材画像を「輝度重視」或は「色差重視」で
検索して選択することにより、よりユーザの好みに合っ
たモザイク画像を生成することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザの好みに合わせたモザイク画像を形成できるという
効果がある。
【0062】また本発明によれば、ユーザが意図しない
模様などの発生を抑えることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】基になる第一画像とモザイクに用いられる複数
種類の素材画像の関係を示す図である。
【図2】モザイクによる画像の一般的な生成方法を説明
するためのフローチャートである。
【図3】第一の画像をM×N個のタイル領域に分割した
状態を示す図である。
【図4】各タイル領域の色プレーンを説明する図であ
る。
【図5】本実施の形態に係る画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】本実施の形態の画像処理装置におけるモザイク
画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS304で実行される素材画像
の検索及び選定処理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 澄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CB01 CE08 DC25 5C076 AA13 5C077 MP08 PP32 PQ18 5C079 HB01 LA02 LA31 LA40

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素材画像を組み合わせてモザイク
    画像を形成する画像処理方法であって、 前記モザイク画像の基になる画像を複数領域に分割し、 分割された各領域の画像特性を求め、 前記各領域の画像特性と前記複数の素材画像のそれぞれ
    の画像特性との間の距離を重みを付けをして計算し、 前記計算の結果に応じて前記各領域に対応する素材画像
    を選択することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記各領域に対応する素材画像は、前記
    各領域の画像特性に最も近い画像特性を有する素材画像
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記画像特性は、前記各領域または各素
    材画像を形成する複数の画素値の平均RGB値であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記画像特性は、前記各領域または各素
    材画像を形成する複数の画素の輝度と色差の平均値であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記距離の計算は、前記各領域と各素材
    画像の画素の輝度の平均値及び色差の平均値同士の差分
    を求める計算を含むことを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記重み付けは、前記各領域と各素材画
    像との距離を、輝度を重視して求めるか、或は色差を重
    視して求めるかに応じて決定されることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 更に、選択された素材画像を対応する領
    域に貼付けてモザイク画像を生成する工程を有すること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画
    像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記重み付けは、前記モザイク画像の基
    になる画像全体に対して一様に変更する、或は前記各領
    域ごとに変更することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理方法。
  9. 【請求項9】 複数の素材画像を組み合わせてモザイク
    画像を形成する画像処理装置であって、 モザイク画像の基になる第一画像を入力する入力手段
    と、 前記複数の素材画像を記憶する記憶手段と、 前記第一画像を複数の領域に分割して各領域の画像特性
    を求める画像特性獲得手段と、 モザイク画像を形成する素材画像を選択するための重み
    付け情報を入力する重み付け入力手段と、 前記各領域の画像特性と、前記複数の素材画像のそれぞ
    れの画像特性との距離を、前記重み付け入力手段により
    入力された前記重み付け情報に基づいて求める距離演算
    手段と、 前記距離演算手段により計算された距離に応じて前記各
    領域に対応する素材画像を選択する選択手段と、を有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像特性獲得手段は、前記各領域
    を形成する複数の画素値の平均RGB値を求めて画像特
    性を獲得することを特徴とする請求項9に記載の画像処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像特性獲得手段は、前記各領域
    を形成する複数の画素の輝度と色差の平均値を求めて前
    記画像特性を獲得することを特徴とする請求項9に記載
    の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記距離演算手段は、前記各領域と各
    素材画像の画素の輝度の平均値及び色差の平均値同士の
    差分を求めることを特徴とする請求項11に記載の画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】 前記重み付け情報は、前記各領域と各
    素材画像との距離を、輝度を重視して求めるか、或は色
    差を重視して求めるかを示す情報であることを特徴とす
    る請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記選択手段により選択された素材画
    像を対応する領域に貼付けてモザイク画像を生成する生
    成手段を更に有することを特徴とする請求項9乃至13
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 更に前記複数の素材画像のそれぞれの
    画像特性を求める手段を更に有することを特徴とする請
    求項9乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 複数の素材画像を組合わせてモザイク
    画像を形成する画像処理方法であって、 前記モザイク画像の基になる画像を複数領域に分割し、 分割された各領域の画像特性を求め、 前記各領域の画像特性と、前記複数の素材画像のそれぞ
    れの画像特性との間の距離を輝度或は色差を重視して計
    算し、 前記計算結果に応じて前記各領域に対応する素材画像を
    選択することを特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記各領域に対応する素材画像は、前
    記各領域の画像特性に最も近い画像特性を有する素材画
    像であることを特徴とする請求項16に記載の画像処理
    方法。
  18. 【請求項18】 複数の素材画像を組み合わせてモザイ
    ク画像を形成する画像処理方法を実行するプログラムを
    記憶した、コンピュータにより読取り可能な記憶媒体で
    あって、 前記モザイク画像の基になる画像を複数領域に分割する
    プログラムコード・モジュールと、 分割された各領域の画像特性を求めるプログラムコード
    ・モジュールと、 前記各領域の画像特性と前記複数の素材画像のそれぞれ
    の画像特性との間の距離を重みを付けて計算するプログ
    ラムコード・モジュールと、 前記計算の結果に応じて前記各領域に対応する素材画像
    を選択するプログラムコード・モジュールと、を有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 複数の素材画像を組合わせてモザイク
    画像を形成する画像処理方法を実行するプログラムを記
    憶した、コンピュータにより読取り可能な記憶媒体であ
    って、 前記モザイク画像の基になる画像を複数領域に分割する
    プログラムコードモジュールと、 分割された各領域の画像特性を求めるプログラムコード
    ・モジュールと、 前記各領域の画像特性と、前記複数の素材画像のそれぞ
    れの画像特性との間の距離を輝度或は色差を重視して計
    算するプログラムコード・モジュールと、 前記計算結果に応じて前記各領域に対応する素材画像を
    選択するプログラムコード・モジュールと、を有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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