JPH10212694A - 建物内装用シート - Google Patents
建物内装用シートInfo
- Publication number
- JPH10212694A JPH10212694A JP9024272A JP2427297A JPH10212694A JP H10212694 A JPH10212694 A JP H10212694A JP 9024272 A JP9024272 A JP 9024272A JP 2427297 A JP2427297 A JP 2427297A JP H10212694 A JPH10212694 A JP H10212694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon powder
- paper
- sheet
- style house
- japanese style
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 密閉性が高くなった最近の日本家屋におい
て、室内又は押し入れ等の湿気や臭気を良好に吸収し、
健康的で爽やかな住環境を提供する。 【解決手段】 壁、天井、襖等の表装に、炭素粉を含有
した紙、不織布、織布等を用いる。また、炭素粉の代わ
りに、或いは炭素粉と共に、珪藻土を含有させた紙、不
織布、織布等を用いる。炭素粉は活性炭素を用いること
が望ましい。珪藻土は予め十分乾燥させておく。これに
より、室内や押し入れの中の水分や悪臭がこれらのシー
トに吸収され、健康的で爽やかな住環境が提供される。
て、室内又は押し入れ等の湿気や臭気を良好に吸収し、
健康的で爽やかな住環境を提供する。 【解決手段】 壁、天井、襖等の表装に、炭素粉を含有
した紙、不織布、織布等を用いる。また、炭素粉の代わ
りに、或いは炭素粉と共に、珪藻土を含有させた紙、不
織布、織布等を用いる。炭素粉は活性炭素を用いること
が望ましい。珪藻土は予め十分乾燥させておく。これに
より、室内や押し入れの中の水分や悪臭がこれらのシー
トに吸収され、健康的で爽やかな住環境が提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁紙や襖の表張り
等に用いられる建物の内装用のシートに関する。
等に用いられる建物の内装用のシートに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の住宅の壁、天井等は、合成樹脂
製、布製或いは紙製の内装用シートにより仕上げられる
ことが多い。合成樹脂製の内装用シートは耐久性が良
く、汚れに強いという特長を有するが、温かみに欠け、
特に施行当初は特有の不快な臭気を発することもあるこ
とから、布製又は紙製の内装用シートが好まれつつあ
る。壁、天井以外に部屋の内壁を構成するものに、戸が
ある。建物が全般的に洋風化しつつあるにも関わらず、
和室はもちろん、洋室においても襖又は襖風の引き戸が
用いられることが多い。
製、布製或いは紙製の内装用シートにより仕上げられる
ことが多い。合成樹脂製の内装用シートは耐久性が良
く、汚れに強いという特長を有するが、温かみに欠け、
特に施行当初は特有の不快な臭気を発することもあるこ
とから、布製又は紙製の内装用シートが好まれつつあ
る。壁、天井以外に部屋の内壁を構成するものに、戸が
ある。建物が全般的に洋風化しつつあるにも関わらず、
和室はもちろん、洋室においても襖又は襖風の引き戸が
用いられることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】布製や紙製の内装用シ
ートは、ある程度の湿気は吸収するものの、その吸収能
はそう高くないため、構造的及び素材的に密閉性が高く
なっている最近の住宅では、気象条件によっては結露が
生じる場合がある。結露にまで至らなくとも、エアコン
で充分な空調を行なわないと常に湿度の高い状態となっ
ている可能性がある。このような恒常的な多湿環境は住
人の健康にも影響を及ぼすのではないかと懸念されてい
る。
ートは、ある程度の湿気は吸収するものの、その吸収能
はそう高くないため、構造的及び素材的に密閉性が高く
なっている最近の住宅では、気象条件によっては結露が
生じる場合がある。結露にまで至らなくとも、エアコン
で充分な空調を行なわないと常に湿度の高い状態となっ
ている可能性がある。このような恒常的な多湿環境は住
人の健康にも影響を及ぼすのではないかと懸念されてい
る。
【0004】本発明は、このような現在の住環境下にお
いて、室内、押し入れ等の湿気や臭気を良好に吸収し、
健康的で爽やかな住環境を提供することのできる建物内
装用のシートを提供するものである。
いて、室内、押し入れ等の湿気や臭気を良好に吸収し、
健康的で爽やかな住環境を提供することのできる建物内
装用のシートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1の建物内装用シートは炭素
粉を含有することを特徴とするものであり、第2の建物
内装用シートは珪藻土を含有することを特徴とするもの
である。
に成された本発明に係る第1の建物内装用シートは炭素
粉を含有することを特徴とするものであり、第2の建物
内装用シートは珪藻土を含有することを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】炭素粉含有シートの例としては、
例えば抄紙の際に炭素粉を漉き込んだ紙、2枚の紙の間
に炭素粉を挟み、適宜箇所で接着したもの、不織布、織
布に糊、接着剤等で炭素粉を担持させたもの等を挙げる
ことができる。珪藻土含有シートも同様である。もちろ
ん、炭素粉と珪藻土との混合物を含有させてもよい。炭
素粉としては、望ましくは活性炭の粉末を用いる。珪藻
土を用いる場合には、予め乾燥させたものを用いるか、
或いは紙、不織布等に含有させた後、それらを自然乾燥
又は加熱乾燥させることにより、水分をできる限り除去
しておく。
例えば抄紙の際に炭素粉を漉き込んだ紙、2枚の紙の間
に炭素粉を挟み、適宜箇所で接着したもの、不織布、織
布に糊、接着剤等で炭素粉を担持させたもの等を挙げる
ことができる。珪藻土含有シートも同様である。もちろ
ん、炭素粉と珪藻土との混合物を含有させてもよい。炭
素粉としては、望ましくは活性炭の粉末を用いる。珪藻
土を用いる場合には、予め乾燥させたものを用いるか、
或いは紙、不織布等に含有させた後、それらを自然乾燥
又は加熱乾燥させることにより、水分をできる限り除去
しておく。
【0007】本発明に係る炭素粉含有シートや珪藻土含
有シートは、例えば壁、天井、襖の表張り等の、室内の
空気に直接当たる部分の表装として用いることが望まし
い。また、表装として充分な通気性を有するものを用い
るならば、壁紙、襖等の中張り又は下張り等として用い
てもよい。
有シートは、例えば壁、天井、襖の表張り等の、室内の
空気に直接当たる部分の表装として用いることが望まし
い。また、表装として充分な通気性を有するものを用い
るならば、壁紙、襖等の中張り又は下張り等として用い
てもよい。
【0008】本発明に係る建物用内装用シートは、従来
のものと同様の方法で壁や天井等に貼付することができ
る。襖への適用例を図1により説明する。一部にはプラ
スチックボードに襖紙を張ったものも見られるが、本来
の和室に用いられる襖は図1に示すように、木枠の両側
に下張り、中張り、表張りと紙を重ねて構成されている
(図1では簡潔のために片面の張り構成のみを示してい
る)。下張りは井桁状に組まれた木枠の桟と桟の間の空
間を塞ぐためのものであり、中張りは下張り・中張り・
表張りで構成される平面材に剛性を与え、表張りの表面
を滑らかにするためのものである。下張り、中張りとし
て昔は新聞紙等が用いられていたが、現在では和紙又は
やや厚手の洋紙が用いられている。また、下張り、中張
りはそれぞれ1層づつとは限らず、多数の層を重ねるこ
ともある。本発明に係る内装用シートは、望ましくは表
張りとして用いる。ただ、素材面の制約から装飾的効果
が施しにくい場合には、中張り又は下張りとして用いて
もよい。
のものと同様の方法で壁や天井等に貼付することができ
る。襖への適用例を図1により説明する。一部にはプラ
スチックボードに襖紙を張ったものも見られるが、本来
の和室に用いられる襖は図1に示すように、木枠の両側
に下張り、中張り、表張りと紙を重ねて構成されている
(図1では簡潔のために片面の張り構成のみを示してい
る)。下張りは井桁状に組まれた木枠の桟と桟の間の空
間を塞ぐためのものであり、中張りは下張り・中張り・
表張りで構成される平面材に剛性を与え、表張りの表面
を滑らかにするためのものである。下張り、中張りとし
て昔は新聞紙等が用いられていたが、現在では和紙又は
やや厚手の洋紙が用いられている。また、下張り、中張
りはそれぞれ1層づつとは限らず、多数の層を重ねるこ
ともある。本発明に係る内装用シートは、望ましくは表
張りとして用いる。ただ、素材面の制約から装飾的効果
が施しにくい場合には、中張り又は下張りとして用いて
もよい。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る内装用シートには炭素粉又
は/及び珪藻土が含有されているため、湿気の高い気候
の時はこれらが室内や押し入れの中の空気の水分や臭気
成分を吸収する。これにより、室内を爽やかに保つこと
ができるとともに、室内や押し入れの中におけるダニや
細菌等の有害生物の繁殖を抑え、健康的な環境を作り出
す。なお、吸収した湿気は乾燥時に放出され、内装用シ
ートは吸湿能を回復する。
は/及び珪藻土が含有されているため、湿気の高い気候
の時はこれらが室内や押し入れの中の空気の水分や臭気
成分を吸収する。これにより、室内を爽やかに保つこと
ができるとともに、室内や押し入れの中におけるダニや
細菌等の有害生物の繁殖を抑え、健康的な環境を作り出
す。なお、吸収した湿気は乾燥時に放出され、内装用シ
ートは吸湿能を回復する。
【図1】 襖の構造を示す部分断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭素粉を含有する建物内装用のシート。
- 【請求項2】 珪藻土を含有する建物内装用のシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024272A JPH10212694A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建物内装用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024272A JPH10212694A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建物内装用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10212694A true JPH10212694A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12133586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9024272A Pending JPH10212694A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建物内装用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10212694A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004053254A1 (ja) * | 2002-12-09 | 2004-06-24 | Swan Co.,Ltd. | 内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用建材シート |
JP2010031136A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Akio Fukui | 難燃及び吸音部材 |
JP2021070935A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 株式会社Plus | 内装シート及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9024272A patent/JPH10212694A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004053254A1 (ja) * | 2002-12-09 | 2004-06-24 | Swan Co.,Ltd. | 内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用建材シート |
JP2010031136A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Akio Fukui | 難燃及び吸音部材 |
JP4503668B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2010-07-14 | 昭男 福井 | 難燃及び吸音部材 |
JP2021070935A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 株式会社Plus | 内装シート及びその製造方法 |
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