JPH0442123Y2 - - Google Patents

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JPH0442123Y2
JPH0442123Y2 JP6328287U JP6328287U JPH0442123Y2 JP H0442123 Y2 JPH0442123 Y2 JP H0442123Y2 JP 6328287 U JP6328287 U JP 6328287U JP 6328287 U JP6328287 U JP 6328287U JP H0442123 Y2 JPH0442123 Y2 JP H0442123Y2
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sheet
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insect
water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は畳やカーペツトの下に敷き或は畳床と
畳表との間に介装して、湿気防止、ダニの発生を
防止するシートに関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 従来より畳を床下の湿気から保護するための防
湿シート及び家屋内でのダニその他の虫の発生を
防止するための防虫シートは種々提案されている
が、1枚のシートで防湿、防虫の両方の効果を有
するものはなかつた。
従つて防湿、防虫の効果を得るには夫々の効果
を有するシートを2枚重ねて使用しなければなら
ずコスト高を招来する。
又、防湿シートは合成樹脂フイルムによつて湿
気を遮断するものが殆どであつて、使用の仕方、
使用場所によつては、シートに結露やカビが発生
し、却つて湿害を招くことがあつた。
更に防湿シートに防虫シートを重ねた場合、防
湿シートの通気遮断によつて防虫効果を損なう問
題があつた。
(問題点を解決する為の手段) 本考案は1枚のシートに防湿、防虫の両方の効
果を付与することによつて、安価で且つ防湿、防
虫効果の優れたシートを明らかにするものであ
る。
本考案の防湿、防虫シートは通気性接着剤層3
を介して紙シート1と耐水シート5が接合し、両
シートの間に吸水ポリマー4及び防虫剤が介在
し、紙シート1の表面に通気性樹脂膜2が施され
ていることを特徴とする。
(作用及び効果) 吸水ポリマー4は周知の如く、自重の100〜
1000倍の吸水力を有しており、これが強力な吸湿
作用を発揮し、優れた防湿効果を得ることが出来
る。
吸水ポリマー4を包囲している接着剤層3、紙
シート1、耐水シート5は夫々通気性を有してい
るため、吸水ポリマー4の吸湿作用を損なうこと
はない。
更に、乾燥期には吸水ポリマー4が自然乾燥
し、即ち、室内の湿気の度合によつて吸水ポリマ
ー4は、吸湿と乾燥を繰り返し、長期間に亘つて
防湿効果を得ることが出来る。
防虫剤は薬品成分を耐水シート5及び紙シート
1を通して外部に染み出し、ダニの発生防止に効
果があり、両シート1,5は通気性があり、防虫
効果を損なうことはない。
紙シート1は芯材であつて、防湿、防虫シート
の形状を維持する働きがあり、更に紙シート1の
表面に施された通気性の樹脂膜2によつてシート
の強度、特に摩擦強度が高まり、畳やカーペツト
の下敷きとして或は畳床と畳表との間に介装して
使用しても、十分な耐久性を発揮する。
耐水シート5は防湿、防虫シートの吸湿による
強度低下の防止と、補助芯材としての役割を果た
す。
(実施例) 第1実施例 第1図に示す防湿、防虫シートは、下面にポリ
プロピレン樹脂をコーテングした紙シート1の上
面に、粉末防虫剤を混合した酢酸ビニール系の接
着剤を薄く塗布し、その上に粉末状の吸水ポリマ
ー4を振り掛け、更に耐水紙51を載せ、エンボ
スロール間に通して紙シート1と耐水紙51を接
合しながらシート全体に凹凸加工を施して形成さ
れている。
紙シート1の厚みは120g/m2〜200g/m2であ
つて、該紙シート1は勿論、下面に施された樹脂
膜2も通気性を有している。
防虫剤は例えば有機リン系の粉末剤を接着剤の
塗布面積に対して2g/m2〜10g/m2の割合で接
着剤に混合されている。この接着剤層3も通気性
を有している。
吸水ポリマー4は実施例では荒川化学工業株式
会社製のアラソープ(商品名)であつて、5g/
m2〜30/m2の割合で接着剤層3の散布されてい
る。この吸水ポリマー4の散布量は接着剤層3を
全面に亘つて覆い尽くす程ではなく、接着剤層3
は耐水紙51を十分接着出来る程度に露出してい
る。
耐水紙51はの厚みは20g/m2〜50/m2であ
る。
上記の防湿、防虫シートは前記した効果の他
に、エンボス加工によるシート全面の凹凸によつ
てシート自体が良好なクツシヨン性を有している
ため、畳やカーペツトの下敷き或は畳床と畳表の
間に介装して使用すると、畳やカーペツトのクツ
シヨン性が良くなり、又、シートの凹凸によつて
空気の流通隙間が形成されるたる畳やカーペツト
の湿気防止の効果を一層高めることが出来る。
尚、畳の下敷に使用の際は耐水紙51を下側、
樹脂層7を上側にすることが、床下の湿気を遮断
する上で望ましい。
シートを畳表と床下との間に介装する場合は、
耐水紙51を上側にしておくと、畳に水をこぼし
た際に畳床への水の浸透を防止する効果が大き
い。
第2実施例 紙シート1の下面にポリプロピレンフイルムを
接着し、紙シート1の上面に前記同様にして防虫
剤入りの酢酸ビニル系の接着剤を塗布し、該接着
剤層3の上に吸水ポリマー4を散布し、この上に
耐水性の不織布52を載せ、これをゴムロールを
通して接合して構成されている。
紙シート1の厚みは20g/m2〜50g/m2、不織
布52の厚みは15g/m2〜50g/m2である。
本考案の防湿、防湿シートは、上記以外に、カ
ーペツトの下敷、たんすの引出しの下敷、押し入
れの下敷、内壁のクロス貼の下地、屋根の下地、
家屋の内壁と外壁との間に介装して使用出来る。
本考案は上記実施例の構成に限定されることは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で
種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のシートの断面図、第2図
は第2実施例のシートの断面図である。 1……紙シート、2……樹脂層、3……接着剤
層、4……吸水ポリマー、5……耐水シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通気性接着剤層3を介して紙シート1と通気
    性耐水シート5が接合し、両シートの間に吸水
    ポリマー4及び防虫剤が介在し、紙シート1の
    表面に通気性樹脂膜2が施されている防湿、防
    虫シート。 防虫剤は接着剤に混入されている実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の防湿、防虫シー
    ト。 吸水ポリマー4は粉末であつて、接着剤層5
    に散布されている実用新案登録請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の防湿、防虫シート。 耐水シート5は耐水紙51である実用新案登
    録請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載
    の防湿、防虫シート。 耐水シート5は不織布52である実用新案登
    録請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載
    の防湿、防虫シート。
JP6328287U 1987-04-25 1987-04-25 Expired JPH0442123Y2 (ja)

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JPS63170229U JPS63170229U (ja) 1988-11-07
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