JP2004181091A - 収納庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】下駄箱や押入れなどの収納庫を、良好な湿度環境に維持する。
【解決手段】壁面材で囲まれた収容空間を有する収納庫10であって、収納庫10の背面を構成する壁面材19が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボード20からなる。
【選択図】 図2
【解決手段】壁面材で囲まれた収容空間を有する収納庫10であって、収納庫10の背面を構成する壁面材19が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボード20からなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納庫に関し、詳しくは、住宅の玄関等に設置される下駄箱や住宅の室内に施工される押入れなどの収納庫を対象にしている。
【0002】
【従来の技術】
下駄箱には、靴などの履物や傘などが収容される。
下駄箱の一般的な構造は、天然木や合板などからなる壁面材で、直方体状の箱を構成しており、前面には開閉自在な扉が設けられる。靴などから発生する臭いが玄関空間に漏れたり、鼠などの害獣や白蟻などの害虫、カビ、埃などが侵入したりしないように、下駄箱の収容空間は、全周を壁面材で囲まれていて、実質的に密閉状態にしておくことがある。
押入れには、布団や衣類などが収容される。押入れの構造も、下駄箱の同様に周囲が壁面材で囲まれた密閉状態になっている。
【0003】
下駄箱、押入れ以外にも、住宅設備などにおいて、周囲を壁面材で囲まれた収納庫が、種々の用途に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような収納庫では、密閉状態の収容空間に湿気が溜まり易いという問題がある。
例えば、下駄箱に、脱いだばかりの靴を収容したり、雨に濡れた傘を収容したりすると、密閉状態の収容空間が過剰な湿度雰囲気になってしまう。その結果、靴や傘にカビが生えたり、皮や布に傷みが生じたりすることになる。押入れの場合も、収容された布団や衣類が、湿気を吸ったりカビを生じたりすることになる。高湿度環境では、ダニなどの害虫が繁殖し易くなる。
【0005】
このような問題を解消するために、下駄箱や押入れに、吸湿材を収容して、湿気を吸収させることも提案されている。
しかし、吸湿材に吸収させたとしても、湿気の水分が収納庫の内部に存在したままでは、収容空間の湿度は収納庫の外よりも湿度が高くなり易い。また、気温が大きく変動すると、吸湿材に吸収されていた水分が、収容空間に放出されることも起こる。吸湿材に湿気が溜まらないうちに頻繁に交換するのでは、経済的負担が大きくなる。
例えば、下駄箱の扉には周囲に少し隙間があいている場合もある。しかし、そのようなわずかな隙間だけでは、下駄箱の収容空間全体における湿気の排出を迅速に行うことはできない。扉の隙間が広過ぎると、臭いが漏れたり、害虫の侵入などを阻止できなくなったりする。
【0006】
本発明の課題は、前記した下駄箱などの収納庫を、良好な湿度環境に維持することができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納庫は、壁面材で囲まれた収容空間を有する収納庫であって、前記収納庫の背面を構成する壁面材が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボードからなる。
〔収納庫〕
収容空間の湿度環境を過剰な高湿度にならないように維持しておく必要がある収納庫であれば、各種の住宅その他の設備における収納庫に適用できる。湿度環境の維持とともに、外部からの害虫などの侵入や臭いの漏れなどを阻止する必要がある用途に好適である。
【0008】
収納庫の基本的な構造としては、壁面材で囲まれた収容空間を有する。必要に応じて、壁面材の一部は開閉自在な扉になる。収納庫は通常、直方体をなし、上面、左右の側面、底面、前面および背面が壁面材で構成される。収納庫の形状として、直方体以外に多角柱体や多面体も採用できる。円柱体、半円柱体など、曲面を有する形状もある。凹凸や段差のある形状も採用できる。
壁面材は、一般的には平坦な矩形板状をなしているが、収納庫の構造によっては、多角形や曲線形であってもよく、平坦ではない曲面板や段付板なども用いられる。
【0009】
収納庫の扉は、引き戸、開き戸、観音開き戸、巻上戸、その他の通常の収納庫における扉構造が採用できる。
収納庫を構成する壁面材のうち、収容空間と収納庫の外部空間との間で湿気を流通させる必要がある壁面材の全体あるいは一部を、ケナフ繊維ボードで構成する。通常は、正面に露出しない背面の壁面材をケナフ繊維ボードで構成する。背面以外の底面や側面、上面などをケナフ繊維ボードで構成することもできる。
収納庫の具体例として、下駄箱、押入れ、床下収蔵庫、納戸、扉付き書棚、袋戸棚などが挙げられる。
【0010】
<下駄箱>
収納庫の具体例として、下駄箱がある。
下駄箱は、住宅の玄関土間などに設置される。
下駄箱の壁面材として、上面を構成する天板と、側面を構成する側板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する底板と、背面を構成し住宅の壁面との間に隙間をあけて配置される背板とを備えることができる。
そのうち、背板を、ケナフ繊維ボードで構成できる。側板が住宅の壁面と対面している場合には、側板についてもケナフ繊維ボードで構成してもよい。底板と土間との間に隙間があれば、底板をケナフ繊維ボードで構成することもできる。
【0011】
<押入れ>
収納庫の具体例として、押入れがある。
押入れは、住宅の室内に施工され、住宅の室内構造や壁構造と一体的に施工される。
押入れの壁面材として、上面を構成する天井板と、側面を構成する側壁板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する床板と、背面を構成し住宅の壁内空間に隣接する背壁板とを備えることができる。
そのうち、背壁板を、ケナフ繊維ボードで構成できる。押入れの場合、天井板は天井空間に隣接し、床板は床下空間に隣接し、側壁板も壁内空間に隣接していることがあるので、これらの壁面材をケナフ繊維ボードで構成することもできる。
【0012】
〔ケナフ繊維ボード〕
主要な材料としてケナフ繊維を用いたボード材である。ケナフ繊維は、アオイ科の1年草であるケナフから得られる。通常、ケナフの表皮部を構成する繊維が使用される。表皮部の繊維は長繊維で強度に優れており、厚みの薄いケナフ繊維ボードでも十分な機械的強度を発揮できる。芯部材は軽量である。表皮部の長繊維と芯部分の粉砕物や破砕物を混合して使用することもできる。
ケナフ繊維ボードの製造方法は、通常の建材用途に利用されているケナフ繊維ボードと共通する技術が適用できる。基本的には、ケナフ植物の表皮部分を原料にして、繊維解繊、繊維マット化、接着剤含浸、乾燥、マット積層、熱圧プレスなどの工程を経て製造される。より具体的には、特開2002−283313号公報、特開2002−248610号公報、特開平11−333986号公報などに開示された技術が適用される。
【0013】
ケナフ繊維ボードとして、密度600〜1000kg/m3のものが、軽量であり、透湿性にも優れている。密度が高過ぎると透湿性が低くなり易い。厚みが0.5〜5.0mmのものが、壁面材としての十分な強度を発揮するとともに透湿性にも優れている。分厚過ぎるものは透湿性が悪くなり易い。
ケナフ繊維ボードの透湿性として透湿度1000g/m2・24h以上であるものが使用でき、好ましくは透湿度1500g/m2・24h以上である。
機械的強度に優れたケナフ繊維ボードが、収納庫の構造強度を負担することもできる。ケナフ繊維ボードの強度として、4000〜10000N/cm2のものが好ましい。
【0014】
ケナフ繊維ボードには、ケナフ繊維やバインダー材料に加えて、各種の機能性材料を配合しておくことができる。具体的には、脱臭材、抗菌材、防カビ材、調湿材などが挙げられる。酸化チタンなどの光触媒材料も使用できる。これらの機能性材料は、粉体あるいは液体の形態でケナフ繊維ボードに配合しておくことができる。
<調湿材>
ケナフ繊維ボードには、ケナフ繊維に加えて調湿材を含有させておくことができる。調湿材は、湿気などの水分を吸収保持する機能を有するとともに、外部環境の湿度条件によって、水分の吸収と放出とが切り替わり、環境湿度を一定の範囲に調整する機能を有する材料である。環境の湿度が高い場合は湿気を除去し、環境の湿度が乾燥し過ぎると湿気を放出する。調湿材には、脱臭機能や揮発性ガスの除去機能に優れたものもある。
【0015】
調湿材として、珪藻土、珪質頁岩、シリカゲルなどの無機調湿材が使用できる。これらの無機調湿材は、脱臭機能などにも優れており。粉粒体の形態でケナフ繊維ボードに担持させておくことができる。
<積層ボード>
ケナフ繊維ボードと調湿材を含有する調湿ボードとの積層ボードも使用できる。調湿ボードは、調湿材あるいは調湿材とバインダー材との混合物を成形したり成形後に焼成したりしたものである。バインダー材には、石膏やセメント、粘土などが使用できる。
【0016】
積層ボードは、ケナフ繊維ボードに対して、収納庫の内面側あるいは外面側に調湿ボードを積層してものでもよいし、2枚のケナフ繊維ボードの中間に調湿ボードを挟み込んだものでもよい。
〔ケナフ繊維ボードの配置〕
ケナフ繊維ボードは、収納庫の背面を構成する壁面材に使用される。収納庫の背面は、外観的に目立たないので、上質の木質材などを使用しなくても外観性を損なわない。収納庫の背面からは、湿気が放出されたり、湿気とともに若干の臭いなどが放出されたりしても、環境に大きな悪影響を与えない。
【0017】
収納庫の背面に加えて、底面や側面など、比較的に目立たない個所の壁面材あるいはその一部についても、ケナフ繊維ボードで構成することが有効である。複数の面にケナフ繊維ボードが存在すれば、通気あるいは湿気の排出が良好に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔下駄箱〕
図1、2に示す実施形態は、住宅の玄関土間Fなどに設置される下駄箱10である。
下駄箱10は、全体が直方体の箱状をなしている。下駄箱10は、上面を構成する天板12、左右の側面を構成する側板14,14、底面を構成する底板16、前面を構成する扉板18、および、背面を構成する背板19で囲まれた収容空間を有する。下駄箱10の内部には、靴などを並べる棚板17が設けられている。扉板18は、4枚で分割構成されて、それぞれが開閉自在に取り付けられている。扉板18を閉じた状態では、下駄箱10の内部は、ほぼ密閉状態である。
【0019】
天板12、側板14、底板16、扉板18は、天然木や合板などの通常の木質板材で作製されている。
背板19だけは、通常の木質材ではなく、ケナフ繊維ボード20〔厚み0.5〜1mm、密度700〜900kg/m3、透湿度1500g/m2・24h以上、松下電工社製〕で構成されている。背板19と建築物の壁面Wとの間には、ある程度の隙間があけられている。例えば、2cm程度の隙間を設けておく。この隙間は、ケナフ繊維ボード20からなる背板19を通過して、下駄箱10の内外における通気を良好にできる。
【0020】
上記構造の下駄箱10では、下駄箱10に収容された靴や傘の湿気が、ケナフ繊維ボード20を通じて、下駄箱10の背面から外部に放出される。その結果、下駄箱10の収容空間は適切な乾燥状態に維持され、収納された靴や傘が湿気で傷んだり、カビが発生したりすることが良好に防止できる。しかも、湿気抜き用の孔をあけた場合のように、害虫などが侵入したり、臭いが漏れたりする心配もない。
〔押入れ〕
図3に示す実施形態は、住宅の居室Rに設置される押入れ30である。
【0021】
押入れ30は、天井板32、底板34、背板38と、図示を省略した左右の側板とで構成される直方体状の空間である。押入れ30の前面は、引き戸36で開閉自在に塞がれている。押入れ30の内部には棚板35が設けられている。天井板32の上方は天井裏空間である。底板34の下方は床下空間である。背板38の背部は壁裏空間Hである。図示しない側板の外側は、隣室の壁面であったり、壁内空間があいていたりする。
押入れ30を構成する壁面材のうち、天井板32、背板38が、前記同様のケナフ繊維ボード20で構成されている。
【0022】
上記実施形態では、壁裏空間Hや天井空間と押入れ30の内部とが、ケナフ繊維ボード20で通気自在になっているので、押入れ30に収容された布団や衣類が湿気を含んでいても、湿気は速やかに押入れ30から壁裏空間Hや天井空間へと排出される。特に、背板38だけでなく天井板32がケナフ繊維ボード20で構成されていると、背板38から押入れ30の内部空間を経て天井板32に抜けるように空気が流通し易くなり、湿気の排出が良好に行われる。また、押入れ30は、室内あるいは住宅外部との温度差で結露が発生することがあるが、この場合も、押入れ30内部と壁裏空間Hや天井空間との通気によって、結露が発生し難くなり、発生した結露も迅速に排出されることになる。
【0023】
〔調湿機能付きのケナフ繊維ボード〕
図4に示すケナフ繊維ボード20は、通気性や湿気の放出機能に加えて、調湿機能を有する。
図4(a)に示すケナフ繊維ボード20は、ケナフ繊維層22,22の中間に調湿層24が積層一体化されている。調湿層24は、珪質頁岩などの調湿材とバインダー材を含む原料を成形し乾燥硬化させた調湿ボード材料からなる。
このような構造のケナフ繊維ボード20では、ケナフ繊維ボード20を通過する空気に含まれる湿気の量と周囲の温度環境などの条件によって、湿気が調湿層24に吸収保持されたり、調湿層24に保持された水分が通気中に放出されたりする。具体的には、収納庫の内部から外部へと通過する空気に過剰な湿気が含まれていると、調湿層24が湿気を取り除く。その結果、例えば、下駄箱10の背面から玄関の環境に放出される湿気を低減することができる。梅雨時や雨天時に、濡れた靴や傘を下駄箱10に収容しても、玄関の環境を湿気させてしまうことが防げる。なお、玄関の環境が乾燥してくれば、調湿層24に保持された水分は、通気とともに調湿層24から空気中に放出される。さらに、下駄箱10の内部が乾燥し過ぎると、靴や傘の素材を傷めるが、調湿層24から水分が放出されれば、下駄箱10の内部の過剰な乾燥を抑える機能も発揮できる。押入れ30の場合も同様の調湿機能が発揮できる。
【0024】
図4(b)に示すケナフ繊維ボード20は、ケナフ繊維材料からなるボードそのものに粉体状の調湿材40が担持されている。調湿材40として、珪質頁岩の粉砕物などが使用できる。前記実施形態と同様の調湿機能が発揮できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明にかかる収納庫は、背面を構成する壁面材が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボードからなることで、収納庫に発生したり溜まったりする湿気を、ケナフ繊維ボードを通過する空気とともに収納庫の外部に良好に放出することができる。素材そのものが透湿性を有するケナフ繊維ボードを使用すれば、壁面材に湿気を逃がすための孔などを設ける必要がないので、害虫などの侵入を阻止し、外部への臭いの放出を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表す下駄箱の正面図
【図2】設置状態の断面図
【図3】別の実施形態を表す押入れの断面図
【図4】ケナフ繊維ボードの別の実施形態を表す断面図
【符号の説明】
10 下駄箱
19 背板
20 ケナフ繊維ボード
F 玄関土間
W 壁面
30 押入れ
32 天井板
38 背板
H 壁裏空間
R 居室
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納庫に関し、詳しくは、住宅の玄関等に設置される下駄箱や住宅の室内に施工される押入れなどの収納庫を対象にしている。
【0002】
【従来の技術】
下駄箱には、靴などの履物や傘などが収容される。
下駄箱の一般的な構造は、天然木や合板などからなる壁面材で、直方体状の箱を構成しており、前面には開閉自在な扉が設けられる。靴などから発生する臭いが玄関空間に漏れたり、鼠などの害獣や白蟻などの害虫、カビ、埃などが侵入したりしないように、下駄箱の収容空間は、全周を壁面材で囲まれていて、実質的に密閉状態にしておくことがある。
押入れには、布団や衣類などが収容される。押入れの構造も、下駄箱の同様に周囲が壁面材で囲まれた密閉状態になっている。
【0003】
下駄箱、押入れ以外にも、住宅設備などにおいて、周囲を壁面材で囲まれた収納庫が、種々の用途に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような収納庫では、密閉状態の収容空間に湿気が溜まり易いという問題がある。
例えば、下駄箱に、脱いだばかりの靴を収容したり、雨に濡れた傘を収容したりすると、密閉状態の収容空間が過剰な湿度雰囲気になってしまう。その結果、靴や傘にカビが生えたり、皮や布に傷みが生じたりすることになる。押入れの場合も、収容された布団や衣類が、湿気を吸ったりカビを生じたりすることになる。高湿度環境では、ダニなどの害虫が繁殖し易くなる。
【0005】
このような問題を解消するために、下駄箱や押入れに、吸湿材を収容して、湿気を吸収させることも提案されている。
しかし、吸湿材に吸収させたとしても、湿気の水分が収納庫の内部に存在したままでは、収容空間の湿度は収納庫の外よりも湿度が高くなり易い。また、気温が大きく変動すると、吸湿材に吸収されていた水分が、収容空間に放出されることも起こる。吸湿材に湿気が溜まらないうちに頻繁に交換するのでは、経済的負担が大きくなる。
例えば、下駄箱の扉には周囲に少し隙間があいている場合もある。しかし、そのようなわずかな隙間だけでは、下駄箱の収容空間全体における湿気の排出を迅速に行うことはできない。扉の隙間が広過ぎると、臭いが漏れたり、害虫の侵入などを阻止できなくなったりする。
【0006】
本発明の課題は、前記した下駄箱などの収納庫を、良好な湿度環境に維持することができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納庫は、壁面材で囲まれた収容空間を有する収納庫であって、前記収納庫の背面を構成する壁面材が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボードからなる。
〔収納庫〕
収容空間の湿度環境を過剰な高湿度にならないように維持しておく必要がある収納庫であれば、各種の住宅その他の設備における収納庫に適用できる。湿度環境の維持とともに、外部からの害虫などの侵入や臭いの漏れなどを阻止する必要がある用途に好適である。
【0008】
収納庫の基本的な構造としては、壁面材で囲まれた収容空間を有する。必要に応じて、壁面材の一部は開閉自在な扉になる。収納庫は通常、直方体をなし、上面、左右の側面、底面、前面および背面が壁面材で構成される。収納庫の形状として、直方体以外に多角柱体や多面体も採用できる。円柱体、半円柱体など、曲面を有する形状もある。凹凸や段差のある形状も採用できる。
壁面材は、一般的には平坦な矩形板状をなしているが、収納庫の構造によっては、多角形や曲線形であってもよく、平坦ではない曲面板や段付板なども用いられる。
【0009】
収納庫の扉は、引き戸、開き戸、観音開き戸、巻上戸、その他の通常の収納庫における扉構造が採用できる。
収納庫を構成する壁面材のうち、収容空間と収納庫の外部空間との間で湿気を流通させる必要がある壁面材の全体あるいは一部を、ケナフ繊維ボードで構成する。通常は、正面に露出しない背面の壁面材をケナフ繊維ボードで構成する。背面以外の底面や側面、上面などをケナフ繊維ボードで構成することもできる。
収納庫の具体例として、下駄箱、押入れ、床下収蔵庫、納戸、扉付き書棚、袋戸棚などが挙げられる。
【0010】
<下駄箱>
収納庫の具体例として、下駄箱がある。
下駄箱は、住宅の玄関土間などに設置される。
下駄箱の壁面材として、上面を構成する天板と、側面を構成する側板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する底板と、背面を構成し住宅の壁面との間に隙間をあけて配置される背板とを備えることができる。
そのうち、背板を、ケナフ繊維ボードで構成できる。側板が住宅の壁面と対面している場合には、側板についてもケナフ繊維ボードで構成してもよい。底板と土間との間に隙間があれば、底板をケナフ繊維ボードで構成することもできる。
【0011】
<押入れ>
収納庫の具体例として、押入れがある。
押入れは、住宅の室内に施工され、住宅の室内構造や壁構造と一体的に施工される。
押入れの壁面材として、上面を構成する天井板と、側面を構成する側壁板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する床板と、背面を構成し住宅の壁内空間に隣接する背壁板とを備えることができる。
そのうち、背壁板を、ケナフ繊維ボードで構成できる。押入れの場合、天井板は天井空間に隣接し、床板は床下空間に隣接し、側壁板も壁内空間に隣接していることがあるので、これらの壁面材をケナフ繊維ボードで構成することもできる。
【0012】
〔ケナフ繊維ボード〕
主要な材料としてケナフ繊維を用いたボード材である。ケナフ繊維は、アオイ科の1年草であるケナフから得られる。通常、ケナフの表皮部を構成する繊維が使用される。表皮部の繊維は長繊維で強度に優れており、厚みの薄いケナフ繊維ボードでも十分な機械的強度を発揮できる。芯部材は軽量である。表皮部の長繊維と芯部分の粉砕物や破砕物を混合して使用することもできる。
ケナフ繊維ボードの製造方法は、通常の建材用途に利用されているケナフ繊維ボードと共通する技術が適用できる。基本的には、ケナフ植物の表皮部分を原料にして、繊維解繊、繊維マット化、接着剤含浸、乾燥、マット積層、熱圧プレスなどの工程を経て製造される。より具体的には、特開2002−283313号公報、特開2002−248610号公報、特開平11−333986号公報などに開示された技術が適用される。
【0013】
ケナフ繊維ボードとして、密度600〜1000kg/m3のものが、軽量であり、透湿性にも優れている。密度が高過ぎると透湿性が低くなり易い。厚みが0.5〜5.0mmのものが、壁面材としての十分な強度を発揮するとともに透湿性にも優れている。分厚過ぎるものは透湿性が悪くなり易い。
ケナフ繊維ボードの透湿性として透湿度1000g/m2・24h以上であるものが使用でき、好ましくは透湿度1500g/m2・24h以上である。
機械的強度に優れたケナフ繊維ボードが、収納庫の構造強度を負担することもできる。ケナフ繊維ボードの強度として、4000〜10000N/cm2のものが好ましい。
【0014】
ケナフ繊維ボードには、ケナフ繊維やバインダー材料に加えて、各種の機能性材料を配合しておくことができる。具体的には、脱臭材、抗菌材、防カビ材、調湿材などが挙げられる。酸化チタンなどの光触媒材料も使用できる。これらの機能性材料は、粉体あるいは液体の形態でケナフ繊維ボードに配合しておくことができる。
<調湿材>
ケナフ繊維ボードには、ケナフ繊維に加えて調湿材を含有させておくことができる。調湿材は、湿気などの水分を吸収保持する機能を有するとともに、外部環境の湿度条件によって、水分の吸収と放出とが切り替わり、環境湿度を一定の範囲に調整する機能を有する材料である。環境の湿度が高い場合は湿気を除去し、環境の湿度が乾燥し過ぎると湿気を放出する。調湿材には、脱臭機能や揮発性ガスの除去機能に優れたものもある。
【0015】
調湿材として、珪藻土、珪質頁岩、シリカゲルなどの無機調湿材が使用できる。これらの無機調湿材は、脱臭機能などにも優れており。粉粒体の形態でケナフ繊維ボードに担持させておくことができる。
<積層ボード>
ケナフ繊維ボードと調湿材を含有する調湿ボードとの積層ボードも使用できる。調湿ボードは、調湿材あるいは調湿材とバインダー材との混合物を成形したり成形後に焼成したりしたものである。バインダー材には、石膏やセメント、粘土などが使用できる。
【0016】
積層ボードは、ケナフ繊維ボードに対して、収納庫の内面側あるいは外面側に調湿ボードを積層してものでもよいし、2枚のケナフ繊維ボードの中間に調湿ボードを挟み込んだものでもよい。
〔ケナフ繊維ボードの配置〕
ケナフ繊維ボードは、収納庫の背面を構成する壁面材に使用される。収納庫の背面は、外観的に目立たないので、上質の木質材などを使用しなくても外観性を損なわない。収納庫の背面からは、湿気が放出されたり、湿気とともに若干の臭いなどが放出されたりしても、環境に大きな悪影響を与えない。
【0017】
収納庫の背面に加えて、底面や側面など、比較的に目立たない個所の壁面材あるいはその一部についても、ケナフ繊維ボードで構成することが有効である。複数の面にケナフ繊維ボードが存在すれば、通気あるいは湿気の排出が良好に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔下駄箱〕
図1、2に示す実施形態は、住宅の玄関土間Fなどに設置される下駄箱10である。
下駄箱10は、全体が直方体の箱状をなしている。下駄箱10は、上面を構成する天板12、左右の側面を構成する側板14,14、底面を構成する底板16、前面を構成する扉板18、および、背面を構成する背板19で囲まれた収容空間を有する。下駄箱10の内部には、靴などを並べる棚板17が設けられている。扉板18は、4枚で分割構成されて、それぞれが開閉自在に取り付けられている。扉板18を閉じた状態では、下駄箱10の内部は、ほぼ密閉状態である。
【0019】
天板12、側板14、底板16、扉板18は、天然木や合板などの通常の木質板材で作製されている。
背板19だけは、通常の木質材ではなく、ケナフ繊維ボード20〔厚み0.5〜1mm、密度700〜900kg/m3、透湿度1500g/m2・24h以上、松下電工社製〕で構成されている。背板19と建築物の壁面Wとの間には、ある程度の隙間があけられている。例えば、2cm程度の隙間を設けておく。この隙間は、ケナフ繊維ボード20からなる背板19を通過して、下駄箱10の内外における通気を良好にできる。
【0020】
上記構造の下駄箱10では、下駄箱10に収容された靴や傘の湿気が、ケナフ繊維ボード20を通じて、下駄箱10の背面から外部に放出される。その結果、下駄箱10の収容空間は適切な乾燥状態に維持され、収納された靴や傘が湿気で傷んだり、カビが発生したりすることが良好に防止できる。しかも、湿気抜き用の孔をあけた場合のように、害虫などが侵入したり、臭いが漏れたりする心配もない。
〔押入れ〕
図3に示す実施形態は、住宅の居室Rに設置される押入れ30である。
【0021】
押入れ30は、天井板32、底板34、背板38と、図示を省略した左右の側板とで構成される直方体状の空間である。押入れ30の前面は、引き戸36で開閉自在に塞がれている。押入れ30の内部には棚板35が設けられている。天井板32の上方は天井裏空間である。底板34の下方は床下空間である。背板38の背部は壁裏空間Hである。図示しない側板の外側は、隣室の壁面であったり、壁内空間があいていたりする。
押入れ30を構成する壁面材のうち、天井板32、背板38が、前記同様のケナフ繊維ボード20で構成されている。
【0022】
上記実施形態では、壁裏空間Hや天井空間と押入れ30の内部とが、ケナフ繊維ボード20で通気自在になっているので、押入れ30に収容された布団や衣類が湿気を含んでいても、湿気は速やかに押入れ30から壁裏空間Hや天井空間へと排出される。特に、背板38だけでなく天井板32がケナフ繊維ボード20で構成されていると、背板38から押入れ30の内部空間を経て天井板32に抜けるように空気が流通し易くなり、湿気の排出が良好に行われる。また、押入れ30は、室内あるいは住宅外部との温度差で結露が発生することがあるが、この場合も、押入れ30内部と壁裏空間Hや天井空間との通気によって、結露が発生し難くなり、発生した結露も迅速に排出されることになる。
【0023】
〔調湿機能付きのケナフ繊維ボード〕
図4に示すケナフ繊維ボード20は、通気性や湿気の放出機能に加えて、調湿機能を有する。
図4(a)に示すケナフ繊維ボード20は、ケナフ繊維層22,22の中間に調湿層24が積層一体化されている。調湿層24は、珪質頁岩などの調湿材とバインダー材を含む原料を成形し乾燥硬化させた調湿ボード材料からなる。
このような構造のケナフ繊維ボード20では、ケナフ繊維ボード20を通過する空気に含まれる湿気の量と周囲の温度環境などの条件によって、湿気が調湿層24に吸収保持されたり、調湿層24に保持された水分が通気中に放出されたりする。具体的には、収納庫の内部から外部へと通過する空気に過剰な湿気が含まれていると、調湿層24が湿気を取り除く。その結果、例えば、下駄箱10の背面から玄関の環境に放出される湿気を低減することができる。梅雨時や雨天時に、濡れた靴や傘を下駄箱10に収容しても、玄関の環境を湿気させてしまうことが防げる。なお、玄関の環境が乾燥してくれば、調湿層24に保持された水分は、通気とともに調湿層24から空気中に放出される。さらに、下駄箱10の内部が乾燥し過ぎると、靴や傘の素材を傷めるが、調湿層24から水分が放出されれば、下駄箱10の内部の過剰な乾燥を抑える機能も発揮できる。押入れ30の場合も同様の調湿機能が発揮できる。
【0024】
図4(b)に示すケナフ繊維ボード20は、ケナフ繊維材料からなるボードそのものに粉体状の調湿材40が担持されている。調湿材40として、珪質頁岩の粉砕物などが使用できる。前記実施形態と同様の調湿機能が発揮できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明にかかる収納庫は、背面を構成する壁面材が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボードからなることで、収納庫に発生したり溜まったりする湿気を、ケナフ繊維ボードを通過する空気とともに収納庫の外部に良好に放出することができる。素材そのものが透湿性を有するケナフ繊維ボードを使用すれば、壁面材に湿気を逃がすための孔などを設ける必要がないので、害虫などの侵入を阻止し、外部への臭いの放出を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表す下駄箱の正面図
【図2】設置状態の断面図
【図3】別の実施形態を表す押入れの断面図
【図4】ケナフ繊維ボードの別の実施形態を表す断面図
【符号の説明】
10 下駄箱
19 背板
20 ケナフ繊維ボード
F 玄関土間
W 壁面
30 押入れ
32 天井板
38 背板
H 壁裏空間
R 居室
Claims (6)
- 壁面材で囲まれた収容空間を有する収納庫であって、
前記収納庫の背面を構成する壁面材が、ケナフ繊維を含有するケナフ繊維ボードからなる
収納庫。 - 前記ケナフ繊維ボードが、密度600〜1000kg/m3、厚み0.5〜5.0mm、透湿度1000g/m2・24h以上である
請求項1に記載の収納庫。 - 前記ケナフ繊維ボードが、調湿材を含有する
請求項1または2に記載の収納庫。 - 前記壁面材が、調湿材を含有する調湿ボードと前記ケナフ繊維ボードとの積層ボードである
請求項1〜3の何れかに記載の収納庫。 - 住宅に設置される下駄箱であって、前記壁面材として、上面を構成する天板と、側面を構成する側板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する底板と、背面を構成し住宅の壁面との間に隙間をあけて配置される背板とを備え、前記背板が前記ケナフ繊維ボードからなる
請求項1〜4の何れかに記載の収納庫。 - 住宅の室内に施工される押入れであって、前記壁面材として、上面を構成する天井板と、側面を構成する側壁板と、前面を構成する開閉扉板と、底面を構成する床板と、背面を構成し住宅の壁内空間に隣接する背壁板とを備え、前記背壁板が前記ケナフ繊維ボードからなる
請求項1〜4の何れかに記載の収納庫。
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