JPH102123A - 機械式立体駐車装置 - Google Patents
機械式立体駐車装置Info
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- JPH102123A JPH102123A JP15652396A JP15652396A JPH102123A JP H102123 A JPH102123 A JP H102123A JP 15652396 A JP15652396 A JP 15652396A JP 15652396 A JP15652396 A JP 15652396A JP H102123 A JPH102123 A JP H102123A
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行路以外のスペースを車両格納スペースに
利用して収容効率を高める。 【解決手段】 走行路3を駐車部1の上下方向中間に設
ける。走行路3の上方及び下方つまり上下格納棚列5の
最上段側方及び最下段側方に格納スペース7,8をそれ
ぞれ設ける。車載パレットPを最上段の格納スペース7
に上昇させ、その側方の格納棚4に出退可能に設けたパ
レット受け部材9を突出させてパレットPを支持し、車
両Cを最上段の格納スペース8に格納する。車載パレッ
トPを台車15の矩形開口部を経て最下段側方の格納ス
ペース8に下降させ、車載パレットPを支持する搭載部
を後退させて車両Cを最下段の格納スペース8に格納す
る。
利用して収容効率を高める。 【解決手段】 走行路3を駐車部1の上下方向中間に設
ける。走行路3の上方及び下方つまり上下格納棚列5の
最上段側方及び最下段側方に格納スペース7,8をそれ
ぞれ設ける。車載パレットPを最上段の格納スペース7
に上昇させ、その側方の格納棚4に出退可能に設けたパ
レット受け部材9を突出させてパレットPを支持し、車
両Cを最上段の格納スペース8に格納する。車載パレッ
トPを台車15の矩形開口部を経て最下段側方の格納ス
ペース8に下降させ、車載パレットPを支持する搭載部
を後退させて車両Cを最下段の格納スペース8に格納す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出庫時、車両を
台車に搭載して搬送するタイプの機械式立体駐車装置の
改良に関し、特に収容対策に関するものである。
台車に搭載して搬送するタイプの機械式立体駐車装置の
改良に関し、特に収容対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、駐車部に走行路を設け、該走
行路側方に複数の格納棚を上下方向にかつ走行路に沿っ
て列設し、入出庫時、台車を上記走行路に沿って所定の
格納棚側方に走行させて該格納棚との間で車両をパレッ
トごと受け渡すようにした機械式立体駐車装置が知られ
ている(特開昭63−223270号公報、特願平7−
285954号明細書及び図面参照)。
行路側方に複数の格納棚を上下方向にかつ走行路に沿っ
て列設し、入出庫時、台車を上記走行路に沿って所定の
格納棚側方に走行させて該格納棚との間で車両をパレッ
トごと受け渡すようにした機械式立体駐車装置が知られ
ている(特開昭63−223270号公報、特願平7−
285954号明細書及び図面参照)。
【0003】このような機械式立体駐車装置では、走行
路は駐車部のフロア側に設けられ、台車と最下段の格納
棚との間で車載パレットを受け渡す際には、車載パレッ
トを台車走行高さレベルのままで受渡し装置を作動させ
て横移動させる一方、台車と最下段の格納棚よりも上方
の格納棚との間で車載パレットを受け渡す際には、車載
パレットを昇降装置の作動により所定の格納棚の高さま
で持ち上げて横移動させるようにしている。
路は駐車部のフロア側に設けられ、台車と最下段の格納
棚との間で車載パレットを受け渡す際には、車載パレッ
トを台車走行高さレベルのままで受渡し装置を作動させ
て横移動させる一方、台車と最下段の格納棚よりも上方
の格納棚との間で車載パレットを受け渡す際には、車載
パレットを昇降装置の作動により所定の格納棚の高さま
で持ち上げて横移動させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駐車装置で
は、一定のスペースにできるだけ多くの車両を収容する
ことが要求される。
は、一定のスペースにできるだけ多くの車両を収容する
ことが要求される。
【0005】しかし、上記の従来の機械式立体駐車装置
では、台車と最上段の格納棚との間で車載パレットを受
け渡す際、車載パレットを上記最上段の格納棚側方つま
り走行路の最上端に位置付ける必要があるため、走行路
上方を車載パレットの上昇スペースとして空けておかな
ければならず、格納スペース(格納棚)の占有率が駐車
部の全容積に対して低くなる。
では、台車と最上段の格納棚との間で車載パレットを受
け渡す際、車載パレットを上記最上段の格納棚側方つま
り走行路の最上端に位置付ける必要があるため、走行路
上方を車載パレットの上昇スペースとして空けておかな
ければならず、格納スペース(格納棚)の占有率が駐車
部の全容積に対して低くなる。
【0006】つまり、例えば、上記の特開昭63−22
3270号公報の機械式立体駐車装置では、図11
(a)に示すように、駐車部のフロア側に設けられた走
行路aの両側に上下格納棚列bを1列ずつ列設した駐車
部構造であるため、走行路a及びその上方の空スペース
c,cが駐車部の全容積に対して1/3を占め、駐車部
の全容積に対して2/3しか格納棚dを設置できない。
3270号公報の機械式立体駐車装置では、図11
(a)に示すように、駐車部のフロア側に設けられた走
行路aの両側に上下格納棚列bを1列ずつ列設した駐車
部構造であるため、走行路a及びその上方の空スペース
c,cが駐車部の全容積に対して1/3を占め、駐車部
の全容積に対して2/3しか格納棚dを設置できない。
【0007】また、上記の特願平7−285954号の
機械式立体駐車装置では、図11(b)に示すように、
駐車部のフロア側に設けられた走行路aの両側に上下格
納棚列bを2列ずつ列設した駐車部構造であるため、走
行路a及びその上方の空スペースc,cが駐車部の全容
積に対して1/5を占め、駐車部の全容積に対して4/
5しか格納棚dを設置できない。
機械式立体駐車装置では、図11(b)に示すように、
駐車部のフロア側に設けられた走行路aの両側に上下格
納棚列bを2列ずつ列設した駐車部構造であるため、走
行路a及びその上方の空スペースc,cが駐車部の全容
積に対して1/5を占め、駐車部の全容積に対して4/
5しか格納棚dを設置できない。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、走行路以外のスペース
を車両格納スペースとして利用して収容効率を高めんと
することにある。
あり、その目的とするところは、走行路以外のスペース
を車両格納スペースとして利用して収容効率を高めんと
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、走行路を駐車部のフロアから上方に設置
し、その上下の空間にも車両を格納できるようにしたこ
とを特徴とする。
め、本発明は、走行路を駐車部のフロアから上方に設置
し、その上下の空間にも車両を格納できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】具体的には、本発明は、複数の格納棚が走
行路側方に上下方向にかつ走行路に沿って列設された駐
車部と、昇降可能な搭載部を有し車両をパレットごと該
搭載部に搭載して上記走行路を走行する台車とを備え、
該台車には、上下方向に列設された上下格納棚列の所定
の格納棚に上記搭載部を位置付ける昇降手段と、車両を
パレットごと格納棚との間で受け渡す受渡し手段とが設
けられた機械式立体駐車装置を対象とし、次のような解
決手段を講じた。
行路側方に上下方向にかつ走行路に沿って列設された駐
車部と、昇降可能な搭載部を有し車両をパレットごと該
搭載部に搭載して上記走行路を走行する台車とを備え、
該台車には、上下方向に列設された上下格納棚列の所定
の格納棚に上記搭載部を位置付ける昇降手段と、車両を
パレットごと格納棚との間で受け渡す受渡し手段とが設
けられた機械式立体駐車装置を対象とし、次のような解
決手段を講じた。
【0011】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記走行路を上記上下格納棚列の最上段と最下段とを除く
位置に設け、上記上下格納棚列の最上段側方及び最下段
側方の走行路上下位置に格納スペースをそれぞれ設け
る。さらに、上記走行路上方の最上段の格納スペース側
方の格納棚にパレット受け部材を出退可能に設け、パレ
ット受け部材の突出状態でパレットを上記パレット受け
部材で下方から支持して車両を上記最上段の格納スペー
スに格納する一方、パレット受け部材の後退状態でパレ
ットの通過を許容させる。また、パレットが上記搭載部
に支持されて上下方向に通過可能な矩形開口部を上記台
車に設ける。加えて、上記搭載部を出退可能に設け、搭
載部の突出状態でパレットを上記搭載部で下方から支持
して車両を搭載する一方、搭載部の後退状態で車両を上
記走行路下方の最下段の格納スペースに格納すべく搭載
部がパレットと干渉しないようにしたことを特徴とす
る。
記走行路を上記上下格納棚列の最上段と最下段とを除く
位置に設け、上記上下格納棚列の最上段側方及び最下段
側方の走行路上下位置に格納スペースをそれぞれ設け
る。さらに、上記走行路上方の最上段の格納スペース側
方の格納棚にパレット受け部材を出退可能に設け、パレ
ット受け部材の突出状態でパレットを上記パレット受け
部材で下方から支持して車両を上記最上段の格納スペー
スに格納する一方、パレット受け部材の後退状態でパレ
ットの通過を許容させる。また、パレットが上記搭載部
に支持されて上下方向に通過可能な矩形開口部を上記台
車に設ける。加えて、上記搭載部を出退可能に設け、搭
載部の突出状態でパレットを上記搭載部で下方から支持
して車両を搭載する一方、搭載部の後退状態で車両を上
記走行路下方の最下段の格納スペースに格納すべく搭載
部がパレットと干渉しないようにしたことを特徴とす
る。
【0012】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、昇降手段として、矩形開口部の前後両端側
に設けられた複数の昇降プレートを備えた前後一対の昇
降ユニットを採用する。さらに、搭載部として、上方が
開口した前後一対の溝形鋼材製の溝型フレームを採用
し、該各溝形フレームを上記各昇降ユニットの先端昇降
プレート下端に設ける。また、受渡し手段として、持上
げ装置を備えた前後一対の移動体を採用し、該各移動体
を上記各溝形フレームの溝内に移動可能にかつパレット
を持上げ可能に配置する。加えて、格納棚として、パレ
ットの前後両端を下方から支持し、上方が開口した前後
一対の溝形鋼材製の棚レールを備えたものを採用する。
そして、車両をパレットごと台車と格納棚との間で受け
渡す際、上記各持上げ装置の持上げ動作により車載パレ
ットを上記各溝形フレーム又は各棚レールから持ち上
げ、この持上げ状態で上記各移動体を各溝形フレームと
各棚レールとの間で移動させた後、上記各持上げ装置の
下ろし動作により車載パレットを上記各溝形フレーム又
は各棚レールに下ろすことを特徴とする。
段において、昇降手段として、矩形開口部の前後両端側
に設けられた複数の昇降プレートを備えた前後一対の昇
降ユニットを採用する。さらに、搭載部として、上方が
開口した前後一対の溝形鋼材製の溝型フレームを採用
し、該各溝形フレームを上記各昇降ユニットの先端昇降
プレート下端に設ける。また、受渡し手段として、持上
げ装置を備えた前後一対の移動体を採用し、該各移動体
を上記各溝形フレームの溝内に移動可能にかつパレット
を持上げ可能に配置する。加えて、格納棚として、パレ
ットの前後両端を下方から支持し、上方が開口した前後
一対の溝形鋼材製の棚レールを備えたものを採用する。
そして、車両をパレットごと台車と格納棚との間で受け
渡す際、上記各持上げ装置の持上げ動作により車載パレ
ットを上記各溝形フレーム又は各棚レールから持ち上
げ、この持上げ状態で上記各移動体を各溝形フレームと
各棚レールとの間で移動させた後、上記各持上げ装置の
下ろし動作により車載パレットを上記各溝形フレーム又
は各棚レールに下ろすことを特徴とする。
【0013】上記の構成により、本発明の第1,2の解
決手段では、車載パレットは、車両を走行路上方の最上
段の格納スペースに格納する際には、車載パレットを昇
降手段(前後一対の昇降ユニット)の上昇動作により最
上段の格納棚レベルよりも僅かに上方に持ち上げ、この
状態でパレット受け部材を突出させた後、上記車載パレ
ットを昇降手段の下降動作により下降させると、該車載
パレットが上記パレット受け部材で下方から支持されて
搭載部(前後一対の溝形フレーム)から切り離され、車
両が上記最上段の格納スペースに格納される。また、車
両を走行路下方の最下段の格納スペースに格納する際に
は、車載パレットを昇降手段の下降動作により最下段の
格納棚レベルまで下降させ、この状態で搭載部を後退さ
せて該搭載部が車載パレットと干渉しないようにすれば
よく、これにより車載パレットは搭載部から切り離さ
れ、車両がパレットごと最下段の格納スペースに格納さ
れる。
決手段では、車載パレットは、車両を走行路上方の最上
段の格納スペースに格納する際には、車載パレットを昇
降手段(前後一対の昇降ユニット)の上昇動作により最
上段の格納棚レベルよりも僅かに上方に持ち上げ、この
状態でパレット受け部材を突出させた後、上記車載パレ
ットを昇降手段の下降動作により下降させると、該車載
パレットが上記パレット受け部材で下方から支持されて
搭載部(前後一対の溝形フレーム)から切り離され、車
両が上記最上段の格納スペースに格納される。また、車
両を走行路下方の最下段の格納スペースに格納する際に
は、車載パレットを昇降手段の下降動作により最下段の
格納棚レベルまで下降させ、この状態で搭載部を後退さ
せて該搭載部が車載パレットと干渉しないようにすれば
よく、これにより車載パレットは搭載部から切り離さ
れ、車両がパレットごと最下段の格納スペースに格納さ
れる。
【0014】このように、走行路の上下のスペースがつ
まり走行路以外のスペースが車両格納スペースとして利
用され、その分、収容効率が高まる。
まり走行路以外のスペースが車両格納スペースとして利
用され、その分、収容効率が高まる。
【0015】一方、車両を上下格納棚列の格納棚に格納
する際には、搭載部を所定の格納棚(前後一対の棚レー
ル)に位置付け、車載パレットが受渡し手段により搭載
部から格納棚に横移動される。この受渡し動作は、第2
の解決手段では、車載パレットが各持上げ装置の持上げ
動作により各溝形フレームから持ち上げられ、この持上
げ状態で各移動体を各溝形フレームから各棚レールに移
動させた後、上記各持上げ装置の下ろし動作により上記
各棚レールに下ろされることになる。
する際には、搭載部を所定の格納棚(前後一対の棚レー
ル)に位置付け、車載パレットが受渡し手段により搭載
部から格納棚に横移動される。この受渡し動作は、第2
の解決手段では、車載パレットが各持上げ装置の持上げ
動作により各溝形フレームから持ち上げられ、この持上
げ状態で各移動体を各溝形フレームから各棚レールに移
動させた後、上記各持上げ装置の下ろし動作により上記
各棚レールに下ろされることになる。
【0016】なお、車両を最上段及び最下段の格納スペ
ースや上下格納棚列の格納棚から出庫する際には、上記
と逆の動作により行われる。
ースや上下格納棚列の格納棚から出庫する際には、上記
と逆の動作により行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
て図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係る機械式立
体駐車装置を示し、本例では地下収容タイプの機械式立
体駐車装置を示すが、これに限らず、地上収容タイプの
機械式立体駐車装置にも適用することができるものであ
る。また、本例では、格納棚が走行路の両側に1列ずつ
配列された機械式立体駐車装置を示すが、格納棚が走行
路に対して前後2列ずつ配列された機械式立体駐車装置
にも適用できるものである。
体駐車装置を示し、本例では地下収容タイプの機械式立
体駐車装置を示すが、これに限らず、地上収容タイプの
機械式立体駐車装置にも適用することができるものであ
る。また、本例では、格納棚が走行路の両側に1列ずつ
配列された機械式立体駐車装置を示すが、格納棚が走行
路に対して前後2列ずつ配列された機械式立体駐車装置
にも適用できるものである。
【0019】図1において、1は地下に構築された駐車
部であって、該駐車部1は図示しないがリフトによって
地上階の入出庫口に連絡され、入出庫車両Cをパレット
Pごと搬入出するようになっている。
部であって、該駐車部1は図示しないがリフトによって
地上階の入出庫口に連絡され、入出庫車両Cをパレット
Pごと搬入出するようになっている。
【0020】上記駐車部1の内部空間は、上下左右にそ
れぞれ3等分されて9個の空間を構成し、そのうち中央
の空間には2条の走行レール2,2が敷設され、該空間
を走行路3としている。該走行路3両側の6個の空間は
それぞれ格納棚4,4,…とされ、3つの格納棚4,
4,4が上下方向に列設されて上下格納棚列5を構成
し、該上下格納棚列5が上記走行路3の両側に該走行路
3に沿って列設されている。つまり、上記走行路3は、
上下格納棚列5の最上段と最下段とを除く位置に設けら
れている。
れぞれ3等分されて9個の空間を構成し、そのうち中央
の空間には2条の走行レール2,2が敷設され、該空間
を走行路3としている。該走行路3両側の6個の空間は
それぞれ格納棚4,4,…とされ、3つの格納棚4,
4,4が上下方向に列設されて上下格納棚列5を構成
し、該上下格納棚列5が上記走行路3の両側に該走行路
3に沿って列設されている。つまり、上記走行路3は、
上下格納棚列5の最上段と最下段とを除く位置に設けら
れている。
【0021】上記各格納棚4は、前後一対の棚レール
6,6を備え、図6に示すように、該各棚レール6は上
方が開口した溝形鋼材製のものであり、パレットPの前
後両端を前後の棚レール6,6で下方から支持するよう
になっている。
6,6を備え、図6に示すように、該各棚レール6は上
方が開口した溝形鋼材製のものであり、パレットPの前
後両端を前後の棚レール6,6で下方から支持するよう
になっている。
【0022】上記上下格納棚列5の最上段側方及び最下
段側方の走行路3上下位置には、格納スペース7,8が
それぞれ設けられ、図9に示すように、上記走行路3上
方の最上段の格納スペース7両側の格納棚4,4の各棚
レール6端部には、矩形プレートからなるパレット受け
部材9がそれぞれ出退可能に設けられている。該各パレ
ット受け部材9の下端は、ヒンジ10によって各棚レー
ル6端部に連結され、その側端縁にはリンク11の一端
が軸12によって連結されている。該リンク11の他端
には長孔11aが形成され、該長孔11aは上記各棚レ
ール6の側面に突設されて軸13に抜脱不能に係合され
ている。また、上記各棚レール6の側面にはシリンダ1
4が取付部6aを介して取り付けられ、該シリンダ14
のピストンロッド14a先端は上記パレット受け部材9
の側端縁に取付部9aを介して連結されている。
段側方の走行路3上下位置には、格納スペース7,8が
それぞれ設けられ、図9に示すように、上記走行路3上
方の最上段の格納スペース7両側の格納棚4,4の各棚
レール6端部には、矩形プレートからなるパレット受け
部材9がそれぞれ出退可能に設けられている。該各パレ
ット受け部材9の下端は、ヒンジ10によって各棚レー
ル6端部に連結され、その側端縁にはリンク11の一端
が軸12によって連結されている。該リンク11の他端
には長孔11aが形成され、該長孔11aは上記各棚レ
ール6の側面に突設されて軸13に抜脱不能に係合され
ている。また、上記各棚レール6の側面にはシリンダ1
4が取付部6aを介して取り付けられ、該シリンダ14
のピストンロッド14a先端は上記パレット受け部材9
の側端縁に取付部9aを介して連結されている。
【0023】そして、上記シリンダ14の伸張作動によ
り上記パレット受け部材9を図9に実線にて示すように
水平に倒して走行路3に突出させ、この突出状態でパレ
ット受け部材9によりパレットPの四隅を下方から支持
して車両Cを上記最上段の格納スペース7に格納するよ
うになっている。一方、上記シリンダ14の収縮作動に
より上記パレット受け部材9を図9に仮想線にて示すよ
うに鉛直に起こして走行路3から後退させ、この後退状
態でパレットPの通過を許容して上記最上段の格納スペ
ース7からパレットPを搬出するようになっている。
り上記パレット受け部材9を図9に実線にて示すように
水平に倒して走行路3に突出させ、この突出状態でパレ
ット受け部材9によりパレットPの四隅を下方から支持
して車両Cを上記最上段の格納スペース7に格納するよ
うになっている。一方、上記シリンダ14の収縮作動に
より上記パレット受け部材9を図9に仮想線にて示すよ
うに鉛直に起こして走行路3から後退させ、この後退状
態でパレットPの通過を許容して上記最上段の格納スペ
ース7からパレットPを搬出するようになっている。
【0024】上記走行路3には、走行レール2,2上を
走行する台車15が設けられ、図2〜4に示すように、
上記台車15は台車本体16を備えてなり、該台車本体
16の四隅には、上記走行レール2,2上を転動する車
輪17,17,…が配置されているとともに、矩形開口
部18がほぼ全域に亘って形成され、該矩形開口部18
の大きさは、パレットPが後述する搭載部29の溝形フ
レーム30,30に支持されて上下方向に通過可能な大
きさに設定されている。
走行する台車15が設けられ、図2〜4に示すように、
上記台車15は台車本体16を備えてなり、該台車本体
16の四隅には、上記走行レール2,2上を転動する車
輪17,17,…が配置されているとともに、矩形開口
部18がほぼ全域に亘って形成され、該矩形開口部18
の大きさは、パレットPが後述する搭載部29の溝形フ
レーム30,30に支持されて上下方向に通過可能な大
きさに設定されている。
【0025】上記台車15には、昇降手段としての昇降
装置19が設置されている。該昇降装置19は、前後一
対の昇降ユニット20,20を備えてなり、該両昇降ユ
ニット20,20は、上記台車15の矩形開口部18の
前後両端側に設置され、各々、基端昇降プレート21、
中間昇降プレート22及び先端昇降プレート23からな
る3枚の昇降プレートでもって構成されている。
装置19が設置されている。該昇降装置19は、前後一
対の昇降ユニット20,20を備えてなり、該両昇降ユ
ニット20,20は、上記台車15の矩形開口部18の
前後両端側に設置され、各々、基端昇降プレート21、
中間昇降プレート22及び先端昇降プレート23からな
る3枚の昇降プレートでもって構成されている。
【0026】上記各昇降ユニット20の昇降機構は次の
ような構成になっている。すなわち、図6及び図8に示
すように、上記基端昇降プレート21の側面中程には、
プレート内に設置されたモータ(図示せず)によって回
転駆動される巻取ドラム24が取り付けられているとと
もに、側面上端にはプーリ25が取り付けられている。
上記巻取ドラム24にはワイヤ26の一端側が巻き付け
られ、該ワイヤ26の他端側は上記プーリ25に巻き掛
けられて上記中間昇降プレート22の側面下端に連結さ
れている。また、上記中間昇降プレート22の側面上端
にもプーリ27が取り付けられ、該プーリ27にもワイ
ヤ28が巻き掛けられ、該ワイヤ28の一端は上記基端
昇降プレート21の側面下端に、他端は上記先端昇降プ
レート23の側面下端にそれぞれ連結されている。
ような構成になっている。すなわち、図6及び図8に示
すように、上記基端昇降プレート21の側面中程には、
プレート内に設置されたモータ(図示せず)によって回
転駆動される巻取ドラム24が取り付けられているとと
もに、側面上端にはプーリ25が取り付けられている。
上記巻取ドラム24にはワイヤ26の一端側が巻き付け
られ、該ワイヤ26の他端側は上記プーリ25に巻き掛
けられて上記中間昇降プレート22の側面下端に連結さ
れている。また、上記中間昇降プレート22の側面上端
にもプーリ27が取り付けられ、該プーリ27にもワイ
ヤ28が巻き掛けられ、該ワイヤ28の一端は上記基端
昇降プレート21の側面下端に、他端は上記先端昇降プ
レート23の側面下端にそれぞれ連結されている。
【0027】そして、図3実線及び図8(b)に示すよ
うに、上記ワイヤ26を巻取ドラム24に巻き取ること
により上記中間昇降プレート22及び先端昇降プレート
23を上昇させ、上下格納棚列5の最上段の格納棚4に
搭載部29の溝形フレーム30,30を位置付けるよう
になされている。また、図3仮想線及び図8(c)に示
すように、上記ワイヤ26を巻取ドラム24から巻き戻
すことにより上記中間昇降プレート22及び先端昇降プ
レート23を下降させ、上下格納棚列5の最下段の格納
棚4に搭載部29の溝形フレーム30,30を位置付け
るようになされている。なお、中段の格納棚4に搭載部
29の溝形フレーム30,30を位置付ける場合や台車
15が走行路3を走行する場合には、図2及び図8
(a)に示すように、3枚の昇降プレート21〜23を
同じ高さに揃えた姿勢とする。
うに、上記ワイヤ26を巻取ドラム24に巻き取ること
により上記中間昇降プレート22及び先端昇降プレート
23を上昇させ、上下格納棚列5の最上段の格納棚4に
搭載部29の溝形フレーム30,30を位置付けるよう
になされている。また、図3仮想線及び図8(c)に示
すように、上記ワイヤ26を巻取ドラム24から巻き戻
すことにより上記中間昇降プレート22及び先端昇降プ
レート23を下降させ、上下格納棚列5の最下段の格納
棚4に搭載部29の溝形フレーム30,30を位置付け
るようになされている。なお、中段の格納棚4に搭載部
29の溝形フレーム30,30を位置付ける場合や台車
15が走行路3を走行する場合には、図2及び図8
(a)に示すように、3枚の昇降プレート21〜23を
同じ高さに揃えた姿勢とする。
【0028】上記台車15には、車両CをパレットPご
と搭載する搭載部29が設けられている。該搭載部29
は、図6及び図7に示すように、上方が開口した前後一
対の溝形鋼材製の溝型フレーム30,30からなり、該
各溝形フレーム30は、上記各昇降ユニット20の先端
昇降プレート23下端に支持フレーム31,31によっ
て取り付けられ、上記各支持フレーム31の上端は軸3
2によって回動可能に軸支されている。また、上記先端
昇降プレート23の両側面内側には、左右一対のシリン
ダ33,33が取り付けられ、該各シリンダ33の各ピ
ストンロッド33a先端は、2本のリンク34,34の
接続部に連結され、一方のリンク34端部は溝型フレー
ム30に、他方のリンク34端部は先端昇降プレート2
3にそれぞれ連結されている。
と搭載する搭載部29が設けられている。該搭載部29
は、図6及び図7に示すように、上方が開口した前後一
対の溝形鋼材製の溝型フレーム30,30からなり、該
各溝形フレーム30は、上記各昇降ユニット20の先端
昇降プレート23下端に支持フレーム31,31によっ
て取り付けられ、上記各支持フレーム31の上端は軸3
2によって回動可能に軸支されている。また、上記先端
昇降プレート23の両側面内側には、左右一対のシリン
ダ33,33が取り付けられ、該各シリンダ33の各ピ
ストンロッド33a先端は、2本のリンク34,34の
接続部に連結され、一方のリンク34端部は溝型フレー
ム30に、他方のリンク34端部は先端昇降プレート2
3にそれぞれ連結されている。
【0029】そして、図7に実線にて示すように、上記
シリンダ33,33の伸張作動によりリンク34,34
を一直線状にして前後一対の溝形フレーム30,30を
突出させ、この突出状態で溝型フレーム30,30でパ
レットPを下方から支持して車両Cを搭載するようにな
っている。一方、図7に仮想線にて示すように、上記シ
リンダ33,33の収縮作動によりリンク34,34を
ヘの字状に折り曲げて前後一対の溝形フレーム30,3
0を後退させ、この後退状態で車両Cを走行路3下方の
最下段の格納スペース8に格納すべく溝型フレーム3
0,30がパレットPと干渉しないようにし、車載パレ
ットPを最下段の格納スペース8のフロア40に設けら
れた載置部41,41に受け渡すようにしている。
シリンダ33,33の伸張作動によりリンク34,34
を一直線状にして前後一対の溝形フレーム30,30を
突出させ、この突出状態で溝型フレーム30,30でパ
レットPを下方から支持して車両Cを搭載するようにな
っている。一方、図7に仮想線にて示すように、上記シ
リンダ33,33の収縮作動によりリンク34,34を
ヘの字状に折り曲げて前後一対の溝形フレーム30,3
0を後退させ、この後退状態で車両Cを走行路3下方の
最下段の格納スペース8に格納すべく溝型フレーム3
0,30がパレットPと干渉しないようにし、車載パレ
ットPを最下段の格納スペース8のフロア40に設けら
れた載置部41,41に受け渡すようにしている。
【0030】上記台車15には、車両CをパレットPご
と格納棚4との間で受け渡す受渡し手段としての受渡し
装置35が設置されている。該受渡し装置35は前後一
対の移動体36,36からなり、図5に示すように、該
各移動体36は、図示しないモータにより回転駆動され
る8個のローラ37,37,…と、持上げ装置としての
3基のジャッキ38,38,38を2枚のフレーム3
9,39で両側から挟むように連結してユニット化して
なり、該各移動体36は、上記各溝形フレーム30の溝
内に移動可能にかつパレットPを持上げ可能に配置され
ている。なお、上記3基のジャッキ38,38,38の
上端は1枚のプレート42で連結され、該プレート42
でパレットPを支持するようになっている。
と格納棚4との間で受け渡す受渡し手段としての受渡し
装置35が設置されている。該受渡し装置35は前後一
対の移動体36,36からなり、図5に示すように、該
各移動体36は、図示しないモータにより回転駆動され
る8個のローラ37,37,…と、持上げ装置としての
3基のジャッキ38,38,38を2枚のフレーム3
9,39で両側から挟むように連結してユニット化して
なり、該各移動体36は、上記各溝形フレーム30の溝
内に移動可能にかつパレットPを持上げ可能に配置され
ている。なお、上記3基のジャッキ38,38,38の
上端は1枚のプレート42で連結され、該プレート42
でパレットPを支持するようになっている。
【0031】そして、車両CをパレットPごと台車15
と格納棚4との間で受け渡す際、上記各ジャッキ38の
持上げ動作により車載パレットPを上記各溝形フレーム
30又は各棚レール6から持ち上げ、この持上げ状態で
上記各移動体36を各溝形フレーム30とその側方の各
棚レール6との間で移動させた後、上記各ジャッキ38
の下ろし動作により車載パレットPを上記各溝形フレー
ム30又は各棚レール6に下ろすようになっている。
と格納棚4との間で受け渡す際、上記各ジャッキ38の
持上げ動作により車載パレットPを上記各溝形フレーム
30又は各棚レール6から持ち上げ、この持上げ状態で
上記各移動体36を各溝形フレーム30とその側方の各
棚レール6との間で移動させた後、上記各ジャッキ38
の下ろし動作により車載パレットPを上記各溝形フレー
ム30又は各棚レール6に下ろすようになっている。
【0032】次に、上述の如く構成された機械式立体駐
車装置による入庫要領を説明する。なお、出庫は入庫と
逆の動作を行えばよいので説明を省略する。
車装置による入庫要領を説明する。なお、出庫は入庫と
逆の動作を行えばよいので説明を省略する。
【0033】<中段の格納棚4への入庫>入出庫口でパ
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
【0034】図10(a)に示すように、各ジャッキ3
8を持上げ作動させて車載パレットPを溝形フレーム3
0,30から持ち上げ、この状態で図10(b)に示す
ように、移動体36,36を格納棚4の棚レール6,6
に移動させて車載パレットPを格納棚4に払い出す。図
10(c)に示すように、移動体36,36が格納棚4
側に完全に移動すると、各ジャッキ38を下ろし作動さ
せ、車載パレットPを格納棚4の棚レール6,6に移載
して格納する。図10(d)に示すように、移動体3
6,36を格納棚4の棚レール6,6から台車15の溝
形鋼材30,30に戻し、入庫作業を終了する。
8を持上げ作動させて車載パレットPを溝形フレーム3
0,30から持ち上げ、この状態で図10(b)に示す
ように、移動体36,36を格納棚4の棚レール6,6
に移動させて車載パレットPを格納棚4に払い出す。図
10(c)に示すように、移動体36,36が格納棚4
側に完全に移動すると、各ジャッキ38を下ろし作動さ
せ、車載パレットPを格納棚4の棚レール6,6に移載
して格納する。図10(d)に示すように、移動体3
6,36を格納棚4の棚レール6,6から台車15の溝
形鋼材30,30に戻し、入庫作業を終了する。
【0035】<上段の格納棚4への入庫>入出庫口でパ
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
【0036】昇降装置19を作動させて搭載部29を上
段の格納棚4側方に上昇させ、以後は上述の如き手順に
て車両Cを格納する(図10(a)〜(d)参照)。
段の格納棚4側方に上昇させ、以後は上述の如き手順に
て車両Cを格納する(図10(a)〜(d)参照)。
【0037】<下段の格納棚4への入庫>入出庫口でパ
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
レットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐車部1に
搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パレットP
を引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走行させ
る。
【0038】昇降装置19を作動させて搭載部29を下
段の格納棚4側方に下降させ、以後は上述の如き手順に
て車両Cを格納する(図10(a)〜(d)参照)。
段の格納棚4側方に下降させ、以後は上述の如き手順に
て車両Cを格納する(図10(a)〜(d)参照)。
【0039】<最上段の格納スペース7への入庫>入出
庫口でパレットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐
車部1に搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パ
レットPを引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走
行させる。
庫口でパレットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐
車部1に搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パ
レットPを引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走
行させる。
【0040】昇降装置19を作動させて搭載部29を上
段の格納棚4側方に上昇させる。この際、車載パレット
Pを最上段の格納棚4レベルよりも僅かに上方に持ち上
げ、この状態で両側の格納棚4,4の4つのパレット受
け部材9,9,…を突出させた後、上記車載パレットP
を昇降装置19の下降動作により下降させる。これによ
り、該車載パレットPの四隅が上記各パレット受け部材
9で下方から支持されて搭載部29から切り離され、車
両Cが上記最上段の格納スペース7に格納される。
段の格納棚4側方に上昇させる。この際、車載パレット
Pを最上段の格納棚4レベルよりも僅かに上方に持ち上
げ、この状態で両側の格納棚4,4の4つのパレット受
け部材9,9,…を突出させた後、上記車載パレットP
を昇降装置19の下降動作により下降させる。これによ
り、該車載パレットPの四隅が上記各パレット受け部材
9で下方から支持されて搭載部29から切り離され、車
両Cが上記最上段の格納スペース7に格納される。
【0041】<最下段の格納スペース8への入庫>入出
庫口でパレットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐
車部1に搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パ
レットPを引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走
行させる。
庫口でパレットPに乗り入れた入庫車両Cをリフトで駐
車部1に搬入し、走行路3で待機中の台車15に車載パ
レットPを引き込み、台車15を所定の格納棚4まで走
行させる。
【0042】昇降装置19を作動させて搭載部29を下
段の格納棚4側方に下降させる。前後の昇降ユニット2
0,20の各シリンダ33を収縮させて搭載部29(溝
形フレーム30,30)を後退させ、上記最下段の格納
スペース8のフロア40の載置部41,41に下ろして
車両Cを上記最下段の格納スペース8に格納する。その
後、昇降装置19を作動させて搭載部29を図2の走行
姿勢になるまで上昇させる。
段の格納棚4側方に下降させる。前後の昇降ユニット2
0,20の各シリンダ33を収縮させて搭載部29(溝
形フレーム30,30)を後退させ、上記最下段の格納
スペース8のフロア40の載置部41,41に下ろして
車両Cを上記最下段の格納スペース8に格納する。その
後、昇降装置19を作動させて搭載部29を図2の走行
姿勢になるまで上昇させる。
【0043】このように、走行路3の上下のスペースを
最上段及び最下段の格納スペース7,8としていること
から、無駄な空間をなくすことができ、その分、収容効
率を高めることができる。具体的には、走行路の両側に
上下格納棚列を1列ずつ列設した駐車部構造では、収容
効率を従来の2/3から8/9に大幅に向上させること
ができる(図11(a),(c)参照)。また、走行路
の両側に上下格納棚列を2列ずつ列設した駐車部構造で
は、収容効率を従来の4/5から14/15にさらに向
上させることができる(図11(b),(d)参照)。
最上段及び最下段の格納スペース7,8としていること
から、無駄な空間をなくすことができ、その分、収容効
率を高めることができる。具体的には、走行路の両側に
上下格納棚列を1列ずつ列設した駐車部構造では、収容
効率を従来の2/3から8/9に大幅に向上させること
ができる(図11(a),(c)参照)。また、走行路
の両側に上下格納棚列を2列ずつ列設した駐車部構造で
は、収容効率を従来の4/5から14/15にさらに向
上させることができる(図11(b),(d)参照)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
台車を中段の格納棚レベルを走行させ、かつ台車に搭載
した車載パレットを上段の格納棚レベル及び下段の格納
棚レベルに昇降させ、走行路の上下の空スペースに車両
をパレットごと格納できるようにしたので、無駄な空間
をなくして収容効率を大幅に向上させることができる。
台車を中段の格納棚レベルを走行させ、かつ台車に搭載
した車載パレットを上段の格納棚レベル及び下段の格納
棚レベルに昇降させ、走行路の上下の空スペースに車両
をパレットごと格納できるようにしたので、無駄な空間
をなくして収容効率を大幅に向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る機械式立体駐車装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】中段の格納棚との受渡し状態又は走行状態にお
ける台車の側面図である。
ける台車の側面図である。
【図3】最上段の格納棚との受渡し状態における台車を
実線で、最下段の格納棚との受渡し状態における台車を
仮想線でそれぞれ示す側面図である。
実線で、最下段の格納棚との受渡し状態における台車を
仮想線でそれぞれ示す側面図である。
【図4】台車の平面図である。
【図5】受渡し装置の拡大図である。
【図6】昇降装置の斜視図である。
【図7】搭載部の溝形フレームの突出状態を実線で、後
退状態を仮想線でそれぞれ示す側面図である。
退状態を仮想線でそれぞれ示す側面図である。
【図8】昇降装置の昇降ユニットの昇降動作を説明する
作動図である。
作動図である。
【図9】最上段の格納棚の棚レールに設けられたパレッ
ト受け部材の斜視図である。
ト受け部材の斜視図である。
【図10】中段の格納棚に対する車両格納動作を説明す
る受渡し工程図である。
る受渡し工程図である。
【図11】(a)は上下格納棚列が走行路の両側に1列
ずつ列設された従来例の駐車部構造を、(b)は上下格
納棚列が走行路の両側に2列ずつ列設された従来の駐車
部構造を、(c)は上下格納棚列が走行路の両側に1列
ずつ列設された本発明の駐車部構造を、(d)は上下格
納棚列が走行路の両側に2列ずつ列設された本発明の駐
車部構造をそれぞれ示す。
ずつ列設された従来例の駐車部構造を、(b)は上下格
納棚列が走行路の両側に2列ずつ列設された従来の駐車
部構造を、(c)は上下格納棚列が走行路の両側に1列
ずつ列設された本発明の駐車部構造を、(d)は上下格
納棚列が走行路の両側に2列ずつ列設された本発明の駐
車部構造をそれぞれ示す。
1 駐車部 3 走行路 4 格納棚 6 棚レール 7 最上段の格納スペース 8 最下段の格納スペース 9 パレット受け部材 15 台車 18 矩形開口部 19 昇降装置(昇降手段) 20 昇降ユニット 21 基端昇降プレート 22 中間昇降プレート 23 先端昇降プレート 29 搭載部 30 溝形フレーム 35 受渡し装置(受渡し手段) 36 移動体 38 ジャッキ(持上げ装置) C 車両 P パレット
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の格納棚が走行路側方に上下方向に
かつ走行路に沿って列設された駐車部と、 昇降可能な搭載部を有し車両をパレットごと該搭載部に
搭載して上記走行路を走行する台車とを備え、 該台車には、上下方向に列設された上下格納棚列の所定
の格納棚に上記搭載部を位置付ける昇降手段と、車両を
パレットごと格納棚との間で受け渡す受渡し手段とが設
けられた機械式立体駐車装置であって、 上記走行路は、上記上下格納棚列の最上段と最下段とを
除く位置に設けられ、 上記上下格納棚列の最上段側方及び最下段側方の走行路
上下位置には、格納スペースがそれぞれ設けられ、 上記走行路上方の最上段の格納スペース側方の格納棚に
は、パレット受け部材が突出状態でパレットを下方から
支持して車両を上記最上段の格納スペースに格納する一
方、後退状態でパレットの通過を許容するよう出退可能
に設けられ、 上記台車には、パレットが上記搭載部に支持されて上下
方向に通過可能な矩形開口部が設けられ、 上記搭載部は、突出状態でパレットを下方から支持して
車両を搭載する一方、後退状態で車両を上記走行路下方
の最下段の格納スペースに格納すべくパレットと干渉し
ないよう出退可能に設けられていることを特徴とする機
械式立体駐車装置。 - 【請求項2】 昇降手段は、矩形開口部の前後両端側に
設けられた複数の昇降プレートを備えた前後一対の昇降
ユニットからなり、 搭載部は、上方が開口した前後一対の溝形鋼材製の溝型
フレームからなり、該各溝形フレームは、上記各昇降ユ
ニットの先端昇降プレート下端に設けられ、 受渡し手段は、持上げ装置を備えた前後一対の移動体か
らなり、該各移動体は、上記各溝形フレームの溝内に移
動可能にかつパレットを持上げ可能に配置され、 格納棚は、パレットの前後両端を下方から支持し、上方
が開口した前後一対の溝形鋼材製の棚レールを備え、 車両をパレットごと台車と格納棚との間で受け渡す際、
上記各持上げ装置の持上げ動作により車載パレットを上
記各溝形フレーム又は各棚レールから持ち上げ、この持
上げ状態で上記各移動体を各溝形フレームと各棚レール
との間で移動させた後、上記各持上げ装置の下ろし動作
により車載パレットを上記各溝形フレーム又は各棚レー
ルに下ろすことを特徴とする請求項1記載の機械式立体
駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15652396A JPH102123A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 機械式立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15652396A JPH102123A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 機械式立体駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102123A true JPH102123A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15629658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15652396A Withdrawn JPH102123A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 機械式立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102123A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000282702A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 機械式立体駐車装置 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP15652396A patent/JPH102123A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000282702A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 機械式立体駐車装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |