JPH10211827A - 自動−手動ハブ係止システム - Google Patents

自動−手動ハブ係止システム

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JPH10211827A
JPH10211827A JP9347929A JP34792997A JPH10211827A JP H10211827 A JPH10211827 A JP H10211827A JP 9347929 A JP9347929 A JP 9347929A JP 34792997 A JP34792997 A JP 34792997A JP H10211827 A JPH10211827 A JP H10211827A
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hub
actuator
axially
clutch
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ジョン・エイ・ビッグリー
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ジェフリー・イー・ポールソン
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D11/00Clutches in which the members have interengaging parts
    • F16D11/14Clutches in which the members have interengaging parts with clutching members movable only axially
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/348Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
    • B60K17/35Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
    • B60K17/3515Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with a clutch adjacent to traction wheel, e.g. automatic wheel hub
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D11/00Clutches in which the members have interengaging parts
    • F16D2011/008Clutches in which the members have interengaging parts characterised by the form of the teeth forming the inter-engaging parts; Details of shape or structure of these teeth

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪ハブ、駆動アクスル、及びクラッチ部材
を含む、パートタイム式四輪駆動車輛用ハブ係止システ
ムを提供する。 【解決手段】 本発明のシステムは、運転者が遠隔操作
することによって軸線方向内方へのクラッチ部材の移動
を生ぜしめる自動アクチュエータ、及びこの自動アクチ
ュエータの作動方向と反対方向にクラッチ部材に作用
し、クラッチ部材を外方に押圧する押圧手段を更に有す
る。自動アクチュエータが作動していない場合に手動操
作を可能にする手動式オーバーライド装置が設けられて
いる。この手動式オーバーライド装置は、システム内で
軸線方向内方及び外方にシフトするように取り付けられ
た第1部材を有する。この第1部材は、内方にシフトさ
れるとクラッチ部材を押圧手段の力に抗して押圧する。
手動回転可能な第2部材が第1部材と隣接して取り付ら
れている。斜面形状カムが第1部材と第2部材との間に
配置され、第2部材を回転させるとカムが第1部材を直
接押圧してこれを軸線方向にシフトし、クラッチ部材を
作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪駆動と四輪駆
動との間で切り換え可能な車輛用のハブ係止システムに
対する改良に関する。ハブ係止システムは、自動で又は
手動で作動され、信頼性のある作動のため、システムの
手動部分の作動部品の点数は最少である。
【0002】
【従来の技術】オンロード用又はオフロード用に設計さ
れた四輪駆動可能な車輛は、代表的には、二輪又は四輪
を随意に係合/係合解除する。係合解除される車輪に
は、一般的には、トランスファーケースから車輪まで延
びる駆動ラインが設けられている。オンロード使用であ
って、不必要なエネルギ消費及び使用されていない駆動
ライン構成要素の摩耗をなくすため、第1断続システム
がプロペラシャフトをトランスファーケースから外し、
第2断続システムがアクスルを車輪から外す。この後者
の断続システムが本発明のハブ係止システムである。
【0003】通常、ハブ係止システムは手動で作動され
る。運転者が車輛を停止し、トランスファーケース断続
システムを係合し、次いで各車輪ハブに配置されたダイ
アルを手動で廻し、ハブ係止システムを作動する。その
後、ハブ係止システムを自動的に作動するための機構が
開発された。様々な態様の自動作動ハブ係止システムが
開発された。一つの態様は、カムの作動によってアクス
ルの回転による動力をカム機構に提供する。他のシステ
ムは、クラッチ部材を駆動アクスルと車輪との間を相互
係止する所定位置にシフトするか或いは断続位置にシフ
トするために圧力作動式システム又は負圧作動式システ
ムを用いる。自動連結/断続システムの他の例は、連結
状態又は断続状態へのクラッチ部材のシフトを行う電磁
装置を含む。
【0004】多くの四輪駆動愛好者は、自動係合/断続
の便利さと手動係合の安全性の両方を望む。自動作動装
置及び手動作動装置の両方を備えたハブ係止システムを
例示する従来の特許には、米国特許第5,353,89
0号及び米国特許第5,520,272号がある。
【0005】かくして、車輛の運転者が遠隔の位置から
自動的に作動できるハブ係止システムに手動式オーバー
ライド装置を設けるという基本的な概念は一般に周知で
あるけれども、従来の装置は、多くの場合、非常に複雑
な構造を有し、動作を確実にするため及び保守の観点か
ら見た信頼性に対して望ましい部品点数よりも部品点数
が多い。更に、このような従来技術の装置は、複雑であ
るため、製造費用が高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、クラッチ部材を係合位置と非係合位
置との間で軸線方向に移動するため、車輛の運転者によ
り遠隔操作される自動アクチュエータと、自動アクチュ
エータが作動していない場合に手動操作を行うことがで
きる手動式オーバーライド装置とを有する、パートタイ
ム式四輪駆動車輛用ハブ係止システムを提供する。手動
式オーバーライド装置は、システム内で軸線方向内方及
び外方にシフトするように取り付けられた第1部材を有
し、この第1部材は、内方にシフトしたときにクラッチ
部材を押圧し、押圧手段の力に抗してクラッチ部材を軸
線方向内方に移動する。車輪ハブに第1部材と隣接して
軸線方向外方に取り付けられた第2部材は、選択された
軸線方向位置を変えずに手動で回転するために近付くこ
とができる。第1部材と第2部材との間に配置された斜
面形状カムは、第2部材を一方の方向に回転させるとカ
ムが第1部材を積極的に押圧して軸線方向内方にシフト
し、反対方向に回転させると第1部材を軸線方向外方に
シフトできるように作動できる。
【0007】即ち、本発明によるパートタイム式四輪駆
動車輛用ハブ係止システムは、駆動軸線を中心として回
転するように各々取り付けられた車輪ハブ、駆動アクス
ル、及びクラッチ部材であって、上記クラッチ部材は、
上記車輪ハブ及び上記駆動アクスルに対し、上記車輪ハ
ブを上記駆動アクスルに対して相互係止し係止解除する
相対的回転についての第1位置と第2位置との間で軸線
方向内方及び外方に移動できる、車輪ハブ、駆動アクス
ル、及びクラッチ部材と、一方の位置から他方の位置へ
の上記クラッチ部材の軸線方向内方への移動を生ぜしめ
るため、車輛の運転者が遠隔操作できる自動アクチュエ
ータと、上記クラッチ部材に作用し、上記自動アクチュ
エータの動作に逆らって上記クラッチ部材を軸線方向外
方に移動するように押圧する押圧手段とを有し、この押
圧手段が発生する力は上記自動アクチュエータが賦勢時
に発生する力よりも小さく、上記アクチュエータを作動
すると上記押圧手段の逆らう力を越える、自動アクチュ
エータ及び押圧手段と、上記自動アクチュエータが作動
していない場合に手動操作を可能にする手動式オーバー
ライド装置であって、内方にシフトされると上記クラッ
チ部材を押圧し、上記クラッチ部材を上記押圧手段の力
に抗して軸線方向内方に移動する、システム内で軸線方
向内方及び外方にシフトするように取り付けられた第1
部材と、この第1部材と隣接して上記車輪ハブに軸線方
向外方に取り付られた第2部材とを有し、この第2部材
は、上記軸線を中心として手動で回転させることがで
き、回転させたとき、上記車輪ハブに対し、所定の選択
された軸線方向位置に止まり、上記部材のうちの一方に
設けられた少なくとも一つの斜面形状カムが上記第1部
材と上記第2部材との間に配置され、上記第2部材を一
方の方向に回転させると上記カムが上記第1部材を押圧
して軸線方向内方にシフトし、反対方向に回転させると
上記第1部材を軸線方向外方にシフトさせる、手動式オ
ーバーライド装置とを有する、ことを特徴とする。
【0008】また、上記第1部材は実質的にディスク状
であり、軸線方向外方にシフトしたとき、その一方の表
面が上記第2部材と係合する。
【0009】また、上記第2部材の上記第1部材に向い
た表面には上記カムが取り付けられており、このカム
は、上記第2部材の残りの部分から軸線方向外方に突出
している。
【0010】また、上記斜面形状カムから周方向に離間
された第2斜面形状カムが上記第2部材の上記表面に取
り付けられている。
【0011】また、上記カムは、上記第2部材を軸線方
向から見たとき、円弧状形体を有する。
【0012】また、上記カムは、上記第1部材に向かっ
て差し向けられた支持面を有し、この面は、一方の方向
に周方向に進むにつれてシステムの軸線方向内方に延び
る。
【0013】また、上記第1部材と上記第2部材との間
の相対的な回転を予め選択された程度に制限するストッ
プが上記カムの軸線方向最内部分と隣接して形成されて
いる。
【0014】また、上記第1部材は、上記カムと作動的
に係合するカム従動体部分を有する。
【0015】また、上記第1部材は、上記軸線を中心と
して回転しないように拘束されているが上記ハブに対し
て軸線方向にシフト可能であるように上記ハブに連結さ
れている。
【0016】また、上記アクチュエータは、減圧空気圧
によって作動され、実質的に気密のチャンバを有し、こ
のチャンバの一方の側は、上記クラッチ部材に連結され
た可撓性ダイヤフラムによって閉鎖されており、上記押
圧手段は、上記クラッチ部材及びダイヤフラムを軸線方
向外方に押圧するように位置決めされたばねからなる。
【0017】また、上記第1部材は、上記ダイヤフラム
の軸線方向外方に向いた表面と係合する。
【0018】また、アクスルと車輛の車輪との間で駆動
連結/断続を行うための本発明による組み合わせ自動−
手動ハブ係止システムは、ハブ係止ハウジングと、上記
ハブ係止ハウジングとともに回転し、アクスルと上記ハ
ブ係止ハウジングとの間で駆動連結/断続を行うため上
記ハブ係止ハウジングに対して軸線方向内方及び外方に
シフト可能なクラッチ部材と、一方の位置から他方の位
置への上記クラッチ部材の軸線方向内方への移動を生ぜ
しめるため、車輛の運転者が遠隔操作できる自動アクチ
ュエータと、上記クラッチ部材に作用し、上記自動アク
チュエータの動作に逆らって上記クラッチ部材を軸線方
向外方に移動するように押圧する押圧手段とを有し、こ
の押圧手段が発生する力は上記自動アクチュエータが賦
勢時に発生する力よりも小さく、上記アクチュエータを
作動すると上記押圧手段の逆らう力を越える、自動アク
チュエータ及び押圧手段と、上記自動アクチュエータが
作動していない場合に手動操作を可能にする手動式オー
バーライド装置であって、上記ハブ係止ハウジング内で
内位置と外位置との間で軸線方向に移動自在であり且つ
上記クラッチ部材に連結されており、内方にシフトする
と上記クラッチ部材を押圧して上記クラッチ部材を上記
押圧手段の押圧力に抗してその他方の位置に向かって移
動する第1部材と、上記ハブ係止ハウジングに取り付け
られており、上記ハブ係止ハウジングを中心として手動
で回転するために一部が露呈されており、回転させたと
き、選択された軸線方向位置に止まる第2部材と、上記
第1部材と上記第2部材との間に配置されており、上記
第2部材の回転時に上記第1部材を押圧し、上記第1部
材を上記第2部材と隣接した非作動位置から遠ざかる方
向に軸線方向内方に作動位置に向かって移動する斜面形
状カム構造とを有する手動式オーバーライド装置とを有
することを特徴とする。
【0019】また、上記第1部材は、上記第2部材の軸
線方向移動を許容するが上記第2部材を回転しないよう
に拘束するように上記ハブ係止ハウジングに連結されて
いる。
【0020】また、上記部材のうちの一方の部材の他方
の部材に面する表面上には斜面形状カムが設けられ、上
記他方の部材は、上記カムと係合するカム従動体部分を
有し、上記カム及びカム従動体は、上記第2部材を一方
の方向に回転したとき、協働して上記第1部材を押圧
し、上記第1部材を軸線方向内方に移動する。
【0021】また、上記カムは、上記第2部材の面上に
形成されており且つこの面から外方に突出しており、上
記第1部材には、上記第2部材を回転させたときに上記
カムを受け入れるためのスロットが形成されており、上
記カム従動体は、上記第1部材に形成されている。
【0022】また、上記カムは上記第1部材の上記スロ
ットを通して突出しており、上記カム従動体は上記カム
の軸線方向に差し向けられた支持面上に支持されてい
る。
【0023】また、上記カム及び上記スロットは、軸線
方向から見て、相補的な円弧状形体を有する。
【0024】また、上記第1部材はディスクからなり、
上記カム及び上記スロットは上記第1部材及び上記第2
部材の中央部でなく周縁部の近くに配置されており、上
記カムの一部が上記スロットを通って上記第2部材と向
き合った上記ディスクの側を越えて突出しており、上記
第1部材の中央領域は、上記クラッチ部材に対して作用
する係合部材を形成する。
【0025】また、上記アクチュエータは、減圧空気に
よって作動され、実質的に気密のチャンバを有し、この
チャンバの一方の側は、上記クラッチ部材に連結された
可撓性ダイヤフラムによって閉鎖されており、上記ダイ
ヤフラムの中央部分は、チャンバ内の装入空気圧の作用
で軸線方向にシフトし、上記中央部分は、上記カムの半
径方向内方に配置されている。
【0026】また、アクスルと車輛の車輪との間で駆動
連結/断続を行うように作動できる、本発明の組み合わ
せ自動−手動ハブ係止システム用の手動式アクチュエー
タは、車輪ハブ内で軸線方向に移動するように取り付け
られるようになったディスク状第1部材と、上記車輪ハ
ブ内で手動で回転されるように取り付けられるようにな
った、上記第1部材と隣接した第2部材と、上記部材の
うちの一方の部材に設けられ、上記部材のうちの他方の
部材に向かって差し向けられた斜面形状カムと、上記部
材のうちの他方の部材に設けられたカム従動体とを有
し、このカム従動体は、上記カムの軸線方向に差し向け
られた支持面に載止し且つこれによって移動されるよう
になっており、上記第2部材を回転させると、上記第1
部材が上記第2部材から軸線方向に遠ざかるようにシフ
トすることを特徴とする。
【0027】また、上記カムは上記第2部材に連結され
ており且つ上記第2部材から軸線方向外方に上記第1部
材に向かって突出しており、上記第1部材には上記カム
を受け入れるための円弧状スロットが形成されており、
上記カム従動体は上記第1部材に上記スロットと隣接し
て形成されている。
【0028】また、上記カムは、上記第2部材を軸線方
向から見たとき、上記円弧状スロットと相補的な円弧状
形体を有する。
【0029】また、上記第1部材は、その周縁部から突
出した少なくとも一つのタブを有し、このタブは、上記
第1部材の軸線方向移動を許容するが上記第1部材が回
転しないように、ハブハウジングの軸線方向に配置され
た凹所と係合するようになっている。
【0030】また、上記第2部材には、上記第2部材の
回転を許容するが上記第2部材の軸線方向移動を拘束す
るため、ハブハウジングに設けられた保持手段と係合す
るようになった保持部分が設けられている。
【0031】また、上記第2部材は、上記第2部材を手
動で回転できるようにするため、ハブハウジングに設置
した場合に外部に露呈されるようになったグリップ部分
を有する。
【0032】また、上記カムの支持面には、その軸線方
向最内領域と隣接して戻り止めが形成されており、この
戻り止めは、上記カム従動体を受け入れて上記カム従動
体及びその関連した部材を取り外し自在に保持するよう
になっている。
【0033】また、上記カムは、上記第1部材と上記第
2部材との間の予め選択された位置を越えた相対回転を
阻止するストップ部分を上記戻り止めと隣接して有す
る。
【0034】構造が簡単な最少点数の部品でできた手動
式オーバーライド装置を提供することにより、製造が安
価になり、作動における信頼性が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】添付図面のうち図1には、パート
タイム式四輪駆動車輛用の駆動機構がおおまかに示して
ある。車輛のエンジン10の回転力は、トランスミッシ
ョン12で後輪20に伝達され、後側ディファレンシャ
ル16に連結されたプロペラシャフト14を回転する。
ディファレンシャル16から延びるアクスル18が後輪
20を回転する。エンジン10の回転力は、トランスフ
ァーケース22(トランスミッション12に連結されて
いる)によって前輪30に伝達される。この回転力によ
り、前側ディファレンシャル26に連結された前プロペ
ラシャフト24を回転する。ディファレンシャル26か
ら延びるアクスル28が前輪30を回転するようになっ
ている。前輪30はハブに取り付けられている。これら
のハブは図1には示してないが、それ以降の図には示し
てあり、これを以下に詳細に説明する。
【0036】周知のように、トランスファーケース22
は、回転力を前プロペラシャフト24に加えるか或いは
断続するかのいずれかを行うシフト機構23を有する。
かくして、車輛は、トランスファーケースのシフトの選
択により、二輪駆動又は四輪駆動で作動できる。トラン
スファーケースの外に延びるシフト選択装置に参照番号
23が附してあるが、運転状況に応じて二輪駆動から四
輪駆動への切り換えを行うのにトランスファーケースに
設けられた自動係合機構を使用できるということは理解
されるべきである。
【0037】前輪30は操舵を受ける車輪であり、車輛
には全体に参照番号32を附したステアリングナックル
が設けられている。かくして、前側ディファレンシャル
26から延びる前アクスル28には、操舵性を受け入れ
るユニバーサルジョイント(図示せず)が設けられてい
る。
【0038】図2は、右側の車輪30(車輪30の一部
しか示してない)をアクスル28に連結し又は断続する
ハブ係止機構即ちクラッチ機構を示す。トランスファー
ケースのシフト機構23を作動するだけでアクスル28
及び車輪30を連結状態に保持することができ、車輛を
二輪駆動及び四輪駆動との間でシフトされた状態に保持
することができるということは理解されよう。しかしな
がら、車輛が二輪駆動モードで走行しているときにクラ
ッチ機構がアクスル28に連結されたままである場合に
は、車輪30はアクスル28を強制的に回転し、前側デ
ィファレンシャル26を介して前プロペラシャフト24
を強制的に回転する。これは、動力を消費し、駆動列の
部分を不必要に摩耗させるため、望ましくない。かくし
て、前車輪30は、好ましくは、車輛が四輪駆動で作動
する場合にのみ、アクスル28と係合する。
【0039】図1の2−2線で示すように、図2は、ナ
ックル32、アクスル28の一部、車輪30及びその取
り付け装置の一部、及び車輪をアクスルに連結し断続す
るためのクラッチ機構を示す。車輪取り付け装置は、活
スピンドル型の装置である。本明細書中でこの用語を使
用する場合、スピンドルは、車輪に対して軸受支持を提
供する支持部材である。スピンドルは、ナックルに固定
され、又はその一部であり、その周囲で車輪ハブが回転
する軸受スリーブとして機能するものであってもよい。
これを固定スピンドルと呼ぶ。別の態様では、車輪のハ
ブの一部に固定され、又はその一部であり、ナックルに
設けられた軸受取り付け装置で回転自在に支持された軸
受スリーブとして機能するものであってもよい。これを
活スピンドルと呼ぶ。図示のように、本実施例のスピン
ドルは、車輪30用の取り付けハブ36及びクラッチ機
構を収容するハウジング60を含む一体の構造即ち組み
合わせ構造の一部40である。
【0040】一体の構造のスピンドル40は、ファスナ
50によってナックルに固定された軸受パック38によ
って回転自在に支持されている。軸受パックは、ファス
ナによって取り付けられている場合には、ナックル32
の一体の部分であると考えられる。別の態様では、ナッ
クルの一部として形成できる。スピンドル40は、軸受
パック38内の軸受42、44上で回転自在に支持され
ている。スピンドル40(及びかくして一体の構造全
体)は、スピンドル40の端部にねじ込み設置されたナ
ット46によって軸受パックに固定されている。ナット
46は、軸受パックの内輪と係合し、この内輪を、図示
のように、スピンドルの肩部48に対してクランプす
る。
【0041】図2に示すように、アクスル28の端部5
2はスピンドル40内に延びている。アクスル28の部
分52の外側にスプラインが設けられた端部54がハウ
ジング60内に延びている。ハウジング60はクラッチ
機構を収容するように形成されており、以下、これをハ
ブクラッチハウジング又は簡単にクラッチハウジング6
0と呼ぶ。
【0042】スピンドル40のスプライン41とハウジ
ング60のスプライン61が噛み合うことによって、こ
れらは互いに一緒に回転する。保持リング63がハウジ
ング60をスピンドル40に固定し、エラストマー製の
O−リング65がこれらの間に気密シールを構成する。
【0043】アクスル28の端部52は、軸受56、5
8によって回転自在に支持されている。かくして、スピ
ンドル40、ハブ36、及びクラッチハウジング60か
らなる組み合わせ構造がナックル32に回転自在に取り
付けられ、アクスル28の端部52がスピンドル40の
内側壁に独立して取り付けられている。これらは共通の
回転軸線34を持つ。
【0044】アクスル28、及びスピンドル40、ハブ
36、及びハウジング60からなる一体の構造は、連結
されて一緒に回転するか或いは外されて別々に回転する
かのいずれかである。これはハブ係止機構によって行わ
れる。ハブ係止機構は、図示の実施例では、空気圧によ
って加えられる圧力等の流体圧力によって作動される。
これを以下に説明する。
【0045】空気作動式クラッチ機構を選択的に作動さ
せるため、車輪に設けられたチャンバ即ちキャビティ3
5に空気を供給し、又は取り除かなければならない。従
って、空気圧を、例えば車輛のエンジンからキャビティ
35まで、制御下で送るための経路即ち回路を設ける必
要がある。
【0046】アクスル28(スピンドル40内にある)
の端部52は、シール64によってナックル32に関し
てシールされている。軸受パック38は、好ましくは、
シール66、68によってナックル32に関してシール
されている。これによって、ナックル、軸受パック、及
びシール64、66、68によって内部気密キャビティ
37が形成される。このキャビティは、機構の様々な開
口部を通してチャンバ35に供給する入口ポート70を
有する。車輛のエンジンの吸気マニホールド又は車輛の
使用者が遠隔制御できる適当な弁システムが提供する負
圧空気等の車輛の適当な空気源に連結管路72が連結さ
れている。このような弁システムは、一般に譲渡された
米国特許第4,627,512号で説明されている。
【0047】次に図4及び図5を参照する。これらの図
は、本発明で使用されるようになった空気作動式相互係
止機構の作動を概略に示す。作動の理解に必要な構成要
素だけを示し且つ以下に論じる。
【0048】上文中で説明したようにアクスル28の端
部54がハブハウジング60内に延びている。端部54
には駆動ギヤ80が取り付けられている。この駆動ギヤ
は、アクスルの端部54の外面に設けられたスプライン
と係合する内方に差し向けられたスプライン80aを有
する。駆動ギヤ80は、これによって、アクスル28と
ともに回転する。更に、駆動ギヤは、外方に差し向けら
れた二列のギヤ歯80b、80cを有する。これらのギ
ヤ歯の間には空間82が設けられている。
【0049】クラッチリング86は、外方に差し向けら
れたスプライン86aを有し、これらのスプラインは、
ハブハウジング60の半径方向内方に向いた表面上に形
成された半径方向に差し向けられたスプライン60aと
係合する。クラッチリングは、ハブハウジング60内で
軸線方向に摺動移動自在であるが、ハブハウジングとと
もに回転するようにハブハウジングと係合した状態に係
止される。
【0050】クラッチリングは、ギヤ歯80b、80c
と相補的であり且つこれらのギヤ歯と噛み合うようにな
った軸線方向に間隔が隔てられた二列のギヤ歯86b、
86cを有する。クラッチリングを図4の上側に示す位
置までシフトすると、ギヤ歯86b、86cが駆動ギヤ
80のギヤ歯80b、80cと係合した状態から外れ、
車輪ハブがアクスル28と別個に自由に回転する。しか
しながら、クラッチリングを図4の下側に示す位置まで
軸線方向にシフトすると、ギヤ歯86b、86cが駆動
リングのギヤ歯80b、80cと噛み合い、アクスル2
8、駆動リング80、クラッチリング86、及びハブ係
止ハウジング60を駆動係合する。
【0051】戻しばね即ち押圧手段90が定置の肩部9
2とクラッチリング86との間に配置されており、予め
選択された力をクラッチリングに加え、クラッチリング
を押圧し、図4の右方に軸線方向にシフトし、駆動ギヤ
と係合した状態から外す。
【0052】可撓性ダイヤフラム96が、幾分膨らんだ
周縁部96aのところで、ハブハウジング60の軸線方
向最外端部60cから内方に間隔が隔てられた肩部60
bに密封をなして取り付けられている。ダイヤフラム9
6は、上文中に説明したチャンバ35を閉鎖し、このチ
ャンバ一方の側部を形成する。図示の形体では、ハウジ
ング60の環状溝に保持された保持リング98がダイヤ
フラム96の周縁部96aをハブハウジングに固定す
る。
【0053】図4でわかるように、ダイヤフラム96の
中央部分は、その周縁部のハウジングとの係合部間で直
接ぴんと張られていない形体を備えている。その代わり
に、図4の上側に示す位置から図4の下側に示す位置ま
でハウジング内で軸線方向にシフトできるような形状及
び可撓性を有する。
【0054】ピストンアッセンブリ100がダイヤフラ
ム96とクラッチリング86との間に配置されている。
ピストンアッセンブリは、ダイヤフラム96と衝合した
一次ピストン102及びクラッチリングと衝合した二次
ピストン104を有する。ばね90よりも強力な係合ば
ね106が一次ピストン102と二次ピストン104と
の間に設けられている。係合ばねは、一次ピストン及び
二次ピストンを押圧し、互いから遠ざかる方向に軸線方
向に移動する。
【0055】負の(周囲よりも低い)空気圧をチャンバ
35内に加えることによって、ダイヤフラム96を図4
の上側に示す位置から内方に図4の下側に示す位置まで
シフトさせる。これが起こったとき、ピストンアッセン
ブリ100が軸線方向内方(図4で見て左方)に押圧さ
れ、クラッチリング86を図4の上側に示すその非係合
位置から図4の下側に示すその係合位置までシフトす
る。非係合位置では、ギヤ歯80b、80cはギヤ歯8
6b、86cと噛み合わないが、係合位置では噛み合
う。
【0056】チャンバ35を排気することによって生じ
たダイヤフラムの作動力は、ばね90によって及ぼされ
る力よりも大きく、及びかくして、図4の下側に示すよ
うに、ばね90の押圧力に打ち勝ってこのばねを圧縮す
る。
【0057】チャンバ35内の負の空気圧を解放し、周
囲圧力又は周囲圧力に近い圧力を回復すると、ばね90
はクラッチリング86を押圧し、ピストンアッセンブリ
100及びダイヤフラム96を図4の上側に示す位置に
戻す。これによって、クラッチリング86は駆動ギヤ8
0から再び外れる。
【0058】装置のこの自動作動部分の機構及び作動
は、本明細書中ではおおまかにしか説明しない。本発明
で使用するために変更を施すことができるハブ係止用の
様々な自動作動システムを開示するため、従来技術の米
国特許第4,627,512号、第5,353,890
号、第5,520,272号、及び1995年6月7日
に出願された一般に譲渡された米国特許出願第08/4
85,784号に開示されている内容を本明細書中に組
入れる。
【0059】かくして、ハブ係止システム用自動作動シ
ステムが提供される。
【0060】流体作動式装置又は空気作動式装置が本明
細書中及び本明細書中に組入れた文献に詳細に説明され
ているけれども、機械式アクチュエータ、電磁式アクチ
ュエータ等を含む他の形態の自動アクチュエータもまた
適用できるということは理解されるべきである。更に、
流体作動装置を含む幾つかの形態の自動作動装置は、初
期作動パルスを必要とし、次いでラッチ解除動作を行っ
てピストンアッセンブリを解放し、クラッチリングをそ
の非係合位置に戻すための大きな力の解放パルスを必要
とするということもまた理解されるべきである。
【0061】自動作動システムが故障した場合にクラッ
チ機構を手動で係合させることができるのが望ましい。
クラッチ機構を手動で操作できるようにするため、本発
明の一実施例による構造を持つ全体に参照番号110を
附した手動式イーバーライド装置が提供される。ここに
示す手動式イーバーライド装置は、ディスク状第1アク
チュエータ部材112及び手動操作可能な第2部材即ち
ダイアル部材114を含む。
【0062】図4乃至図7を参照すると、ダイアル部材
即ち第2部材114は、円形幾分カップ状のエレメント
であり、外フランジ即ちリム116、軸線方向に差し向
けられた円筒壁118、及び実質的に平らな中央部分1
20を有する。中央部分は、反対方向に向いた内面及び
外面即ち表面120a、120bの夫々を有する。直立
中空グリップ部分122が中央領域に亘って延びてお
り、この部分には、メッシュフィルタ124が保持され
ている。中空空間123がフィルタ124の下側にあ
る。複数のラグ126が壁118から半径方向外方に突
出しており、リム116から軸線方向に離間されてい
る。
【0063】組み立てたとき、フィルタ124により周
囲圧力がダイヤフラム96のチャンバ35とは反対側に
作用する。
【0064】特に図7を参照すると、複数の斜面形状カ
ム130が中央部分120の後面120aから軸線方向
に突出している。エレメントを軸線方向から見ると、カ
ム130は円弧状であり、円の一部の形状をなしてお
り、部材114の中央軸線から実質的に一定の半径のと
ころでアレイをなしている。
【0065】各カムの上面即ち支持面134は、中央領
域120の面120aと実質的に面一の開始領域134
aを有する。これに続いて、部材の各支持面134は開
始領域134aから徐々に外方に領域134bまで延び
る。ストップ136が領域134bを越えて軸線外方に
突出している。領域134bと隣接した僅かな突出部1
34cにより、領域134bは突出部134cとストッ
プ136との間に小さな戻り止めを形成する。この目的
を以下に論じる。
【0066】図3、図4、及び図5に示すように、部材
114は、使用者が操作を行うために手で掴んで廻する
部分122が露呈された状態で、ハブハウジング60の
軸線方向外端60cと隣接して取り付けられる。部材1
14に設けられたラグ126は、部材114を内側に保
持するためにハブ係止ハウジング60の内側に亘って周
方向に延びる半径方向内方に突出したリム136の軸線
方向内側に位置決めされる。O−リング138aがリム
116とリム136との間に位置決めされる。かくし
て、部材114は、その中央軸線を軸線34と重ねた状
態でハブ係止ハウジング内に取り付けられる。これは軸
線34を中心として回転するためである。しかしなが
ら、部材114は、ハブハウジングに対して軸線方向に
移動しないように拘束される。
【0067】アクチュエータ部材112を図4、図8、
及び図9に最もよく示す。この部材は、実質的に平らな
両面140a、140bを持つディスク状中央部分14
0を含む。部分140は、周方向に間隔が隔てられた半
径方向に延びるコネクタ即ちカム従動体142で周囲リ
ング144に取り付けられている。中央部分140の周
縁部、リング144、及びカム従動体142の間に円弧
状のスロット146が形成される。複数のラグ150が
リング144の外縁部から半径方向外方に突出してい
る。
【0068】スロット146は、部材114に設けられ
たカムと相補的な形体を備えている。かくして、二つの
部材を、図10に示すように、カム130がスロット1
46を通って突出した隣接した関係で組み合わせること
ができる。
【0069】部材112に設けられた突出ラグ150
は、図4及び図5においてハブ係止ハウジング60の内
面に設けられた参照番号152を附した周方向に間隔が
隔てられた軸線方向溝内に受け入れられる。ハウジング
60にこのように取り付けられた部材112は、ハブ係
止ハウジング内で軸線方向にシフトできるが、ハウジン
グに対して回転移動しないように拘束されている。
【0070】通常の非作動状態では、手動式オーバーラ
イド装置の部材112、114は図4及び図10に示す
位置にあり、部材112、114は実質的に隣接した位
置にある。手動式オーバーライド装置を作動するために
は、使用者は、部材114のグリップ部分122を掴
み、これを時計廻り方向に廻す。カム130の支持面1
34が部材112のカム従動体即ちコネクタ部分142
に作用を及ぼし、部材112を直接的に即ち積極的に押
圧し、図4及び図10に示す非作動位置から軸線方向内
方に(図4及び図5で左方に)図5及び図11に示す作
動位置まで移動する。これを行ったとき、部材112が
ダイヤフラム96に押し付けられ、及びかくしてダイヤ
フラム、ピストンアッセンブリ100、及びクラッチリ
ング86をばね90の力に抗して図5に示す作動係止位
置に向かって移動する。カムの各々に設けられたストッ
プ136は、カム従動体142と係合し、ダイアル部材
114の廻し過ぎを阻止する。突出部134cが領域1
34bに形成する小さな戻り止めが部材112をその作
動位置に解放自在に保持する。
【0071】手動式オーバーライド装置を解放するに
は、ダイアル部材114を反時計廻り方向に廻すだけで
よく、ばね90がクラッチリング86、ピストンアッセ
ンブリ100、ダイヤフラム96、及び部材112を軸
線方向外方に図で見て右方に図4及び図10に示すよう
に部材114と組み合う位置に向かって押圧する。
【0072】図7のAを参照すると、ダイアル部材21
4のこの変形例では、カム230の支持面234は、各
々、余分の突出部分及び凹状部分を有する。余分の突出
部分には参照番号234dが附してあり、領域234b
及びストップ236の手前の余分の凹状部分には参照番
号234eが附してある。この形体は、ピストンアッセ
ンブリが、ラッチ解除を行うのに内方に差し向けられた
追加のパルスを必要とする一形体のラッチ機構を含む自
動作動システムで使用できるような形体である。このよ
うな必要とされるパルス賦与式の移動を行うには、アク
チュエータ部材112上でカム従動体142を突出部分
234d及び凹状部分234eの夫々を越えて移動すれ
ばよい。
【0073】本発明の好ましい実施例を開示したが、本
発明の精神から逸脱することなく変形及び変更を行うこ
とができるということは当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込む対象となる車輛の概略図であ
る。
【図2】一形態の自動アクチュエータ及び本発明による
手動式オーバーライド装置を示す、車輛ハブ及び駆動ア
クスルを通る図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】手動で作動できる露呈部分を示す車輪ハブの外
端部の斜視図である。
【図4】ハブ係止システムの外端部の拡大断面図であ
り、上半分はクラッチ機構を係合解除即ち係止解除した
状態で示し、下半分は自動アクチュエータがクラッチ機
構を係合状態即ち係止状態にシフトした状態を示す。
【図5】手動式オーバーライド装置を作動し、クラッチ
部材をその係合状態にまでシフトした、図4と同様の断
面図である。
【図6】手動式オーバーライド装置のダイアル部材の軸
線方向外方に差し向けられた表面又は部分の斜視図であ
る。
【図7】ダイアル部材の軸線方向内方に差し向けられた
表面又は部分の斜視図であり、Aは、変形例を示す同様
の図である。
【図8】ダイアル部材に向かう面を示す手動式オーバー
ライド装置のアクチュエータディスク部材の斜視図であ
る。
【図9】ディスク部材の反対側の斜視図である。
【図10】ダイアル部材及びアクチュエータディスク部
材の、図4に示す組み合って隣接した状態の斜視図であ
る。
【図11】ダイアル部材を廻すことによってダイアル部
材及びアクチュエータディスク部材を図5に示す位置ま
で離した、図10と同様の斜視図である。
【符号の説明】
10 エンジン 12 トランスミッション 14 プロペラシャフト 16 後側ディファレンシャル 18 アクスル 20 後輪 22 トランスファーケース 24 前プロペラシャフト 26 前側ディファレンシャル 28 アクスル 30 前輪 35 チャンバ 36 ハブ 38 軸受パック 40 スピンドル 60 クラッチハウジング 80 駆動ギヤ 86 クラッチリング 96 ダイヤフラム 100 ピストンアッセンブリ 110 手動式オーバーライド装置 112 ディスク状第1アクチュエータ部材 114 第2ダイアル部材 130 斜面形状カム 142 カム従動体 146 スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー・イー・ポールソン アメリカ合衆国オレゴン州97217,ポート ランド,ノース・ヴィンセント 7332 (72)発明者 ロナルド・イー・ベガン アメリカ合衆国オレゴン州97266,ポート ランド,サウス・イースト・ワンハンドレ ッドエイス 11560

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パートタイム式四輪駆動車輛用ハブ係止
    システムにおいて、 駆動軸線を中心として回転するように各々取り付けられ
    た車輪ハブ、駆動アクスル、及びクラッチ部材であっ
    て、前記クラッチ部材は、前記車輪ハブ及び前記駆動ア
    クスルに対し、前記車輪ハブを前記駆動アクスルに対し
    て相互係止し係止解除する相対的回転についての第1位
    置と第2位置との間で軸線方向内方及び外方に移動でき
    る、車輪ハブ、駆動アクスル、及びクラッチ部材と、 一方の位置から他方の位置への前記クラッチ部材の軸線
    方向内方への移動を生ぜしめるため、車輛の運転者が遠
    隔操作できる自動アクチュエータと、前記クラッチ部材
    に作用し、前記自動アクチュエータの動作に逆らって前
    記クラッチ部材を軸線方向外方に移動するように押圧す
    る押圧手段とを有し、この押圧手段が発生する力は前記
    自動アクチュエータが賦勢時に発生する力よりも小さ
    く、前記アクチュエータを作動すると前記押圧手段の逆
    らう力を越える、自動アクチュエータ及び押圧手段と、 前記自動アクチュエータが作動していない場合に手動操
    作を可能にする手動式オーバーライド装置であって、内
    方にシフトされると前記クラッチ部材を押圧し、前記ク
    ラッチ部材を前記押圧手段の力に抗して軸線方向内方に
    移動する、システム内で軸線方向内方及び外方にシフト
    するように取り付けられた第1部材と、この第1部材と
    隣接して前記車輪ハブに軸線方向外方に取り付られた第
    2部材とを有し、この第2部材は、前記軸線を中心とし
    て手動で回転させることができ、回転させたとき、前記
    車輪ハブに対し、所定の選択された軸線方向位置に止ま
    り、前記部材のうちの一方に設けられた少なくとも一つ
    の斜面形状カムが前記第1部材と前記第2部材との間に
    配置され、前記第2部材を一方の方向に回転させると前
    記カムが前記第1部材を押圧して軸線方向内方にシフト
    し、反対方向に回転させると前記第1部材を軸線方向外
    方にシフトさせる、手動式オーバーライド装置とを有す
    る、ことを特徴とするパートタイム式四輪駆動車輛用ハ
    ブ係止システム。
  2. 【請求項2】 前記第1部材は実質的にディスク状であ
    り、軸線方向外方にシフトしたとき、その一方の表面が
    前記第2部材と係合する、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記第2部材の前記第1部材に向いた表
    面には前記カムが取り付けられており、このカムは、前
    記第2部材の残りの部分から軸線方向外方に突出してい
    る、請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記斜面形状カムから周方向に離間され
    た第2斜面形状カムが前記第2部材の前記表面に取り付
    けられている、請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記カムは、前記第2部材を軸線方向か
    ら見たとき、円弧状形体を有する、請求項3に記載のシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記カムは、前記第1部材に向かって差
    し向けられた支持面を有し、この面は、一方の方向に周
    方向に進むにつれてシステムの軸線方向内方に延びる、
    請求項3に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記第1部材と前記第2部材との間の相
    対的な回転を予め選択された程度に制限するストップが
    前記カムの軸線方向最内部分と隣接して形成されてい
    る、請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記第1部材は、前記カムと作動的に係
    合するカム従動体部分を有する、請求項3に記載のシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記第1部材は、前記軸線を中心として
    回転しないように拘束されているが前記ハブに対して軸
    線方向にシフト可能であるように前記ハブに連結されて
    いる、請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータは、減圧空気圧に
    よって作動され、実質的に気密のチャンバを有し、この
    チャンバの一方の側は、前記クラッチ部材に連結された
    可撓性ダイヤフラムによって閉鎖されており、前記押圧
    手段は、前記クラッチ部材及びダイヤフラムを軸線方向
    外方に押圧するように位置決めされたばねからなる、請
    求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記第1部材は、前記ダイヤフラムの
    軸線方向外方に向いた表面と係合する、請求項10に記
    載のシステム。
  12. 【請求項12】 アクスルと車輛の車輪との間で駆動連
    結/断続を行うための組み合わせ自動−手動ハブ係止シ
    ステムにおいて、 ハブ係止ハウジングと、 前記ハブ係止ハウジングとともに回転し、アクスルと前
    記ハブ係止ハウジングとの間で駆動連結/断続を行うた
    め前記ハブ係止ハウジングに対して軸線方向内方及び外
    方にシフト可能なクラッチ部材と、 一方の位置から他方の位置への前記クラッチ部材の軸線
    方向内方への移動を生ぜしめるため、車輛の運転者が遠
    隔操作できる自動アクチュエータと、前記クラッチ部材
    に作用し、前記自動アクチュエータの動作に逆らって前
    記クラッチ部材を軸線方向外方に移動するように押圧す
    る押圧手段とを有し、この押圧手段が発生する力は前記
    自動アクチュエータが賦勢時に発生する力よりも小さ
    く、前記アクチュエータを作動すると前記押圧手段の逆
    らう力を越える、自動アクチュエータ及び押圧手段と、 前記自動アクチュエータが作動していない場合に手動操
    作を可能にする手動式オーバーライド装置であって、前
    記ハブ係止ハウジング内で内位置と外位置との間で軸線
    方向に移動自在であり且つ前記クラッチ部材に連結され
    ており、内方にシフトすると前記クラッチ部材を押圧し
    て前記クラッチ部材を前記押圧手段の押圧力に抗してそ
    の他方の位置に向かって移動する第1部材と、前記ハブ
    係止ハウジングに取り付けられており、前記ハブ係止ハ
    ウジングを中心として手動で回転するために一部が露呈
    されており、回転させたとき、選択された軸線方向位置
    に止まる第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との
    間に配置されており、前記第2部材の回転時に前記第1
    部材を押圧し、前記第1部材を前記第2部材と隣接した
    非作動位置から遠ざかる方向に軸線方向内方に作動位置
    に向かって移動する斜面形状カム構造とを有する手動式
    オーバーライド装置とを有する、ことを特徴とする自動
    −手動ハブ係止システム。
  13. 【請求項13】 前記第1部材は、前記第2部材の軸線
    方向移動を許容するが前記第2部材を回転しないように
    拘束するように前記ハブ係止ハウジングに連結されてい
    る、請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記部材のうちの一方の部材の他方の
    部材に面する表面上には斜面形状カムが設けられ、前記
    他方の部材は、前記カムと係合するカム従動体部分を有
    し、前記カム及びカム従動体は、前記第2部材を一方の
    方向に回転したとき、協働して前記第1部材を押圧し、
    前記第1部材を軸線方向内方に移動する、請求項13に
    記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記カムは、前記第2部材の面上に形
    成されており且つこの面から外方に突出しており、前記
    第1部材には、前記第2部材を回転させたときに前記カ
    ムを受け入れるためのスロットが形成されており、前記
    カム従動体は、前記第1部材に形成されている、請求項
    14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記カムは前記第1部材の前記スロッ
    トを通して突出しており、前記カム従動体は前記カムの
    軸線方向に差し向けられた支持面上に支持されている、
    請求項15に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記カム及び前記スロットは、軸線方
    向から見て、相補的な円弧状形体を有する、請求項16
    に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記第1部材はディスクからなり、前
    記カム及び前記スロットは前記第1部材及び前記第2部
    材の中央部でなく周縁部の近くに配置されており、前記
    カムの一部が前記スロットを通って前記第2部材と向き
    合った前記ディスクの側を越えて突出しており、前記第
    1部材の中央領域は、前記クラッチ部材に対して作用す
    る係合部材を形成する、請求項16に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記アクチュエータは、減圧空気によ
    って作動され、実質的に気密のチャンバを有し、このチ
    ャンバの一方の側は、前記クラッチ部材に連結された可
    撓性ダイヤフラムによって閉鎖されており、前記ダイヤ
    フラムの中央部分は、チャンバ内の装入空気圧の作用で
    軸線方向にシフトし、前記中央部分は、前記カムの半径
    方向内方に配置されている、請求項18に記載のシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 アクスルと車輛の車輪との間で駆動連
    結/断続を行うように作動できる、組み合わせ自動−手
    動ハブ係止システム用の手動式アクチュエータにおい
    て、 車輪ハブ内で軸線方向に移動するように取り付けられる
    ようになったディスク状第1部材と、 前記車輪ハブ内で手動で回転されるように取り付けられ
    るようになった、前記第1部材と隣接した第2部材と、 前記部材のうちの一方の部材に設けられ、前記部材のう
    ちの他方の部材に向かって差し向けられた斜面形状カム
    と、 前記部材のうちの他方の部材に設けられたカム従動体と
    を有し、このカム従動体は、前記カムの軸線方向に差し
    向けられた支持面に載止し且つこれによって移動される
    ようになっており、前記第2部材を回転させると、前記
    第1部材が前記第2部材から軸線方向に遠ざかるように
    シフトする、ことを特徴とする手動式アクチュエータ。
  21. 【請求項21】 前記カムは前記第2部材に連結されて
    おり且つ前記第2部材から軸線方向外方に前記第1部材
    に向かって突出しており、前記第1部材には前記カムを
    受け入れるための円弧状スロットが形成されており、前
    記カム従動体は前記第1部材に前記スロットと隣接して
    形成されている、請求項20に記載のアクチュエータ。
  22. 【請求項22】 前記カムは、前記第2部材を軸線方向
    から見たとき、前記円弧状スロットと相補的な円弧状形
    体を有する、請求項21に記載のアクチュエータ。
  23. 【請求項23】 前記第1部材は、その周縁部から突出
    した少なくとも一つのタブを有し、このタブは、前記第
    1部材の軸線方向移動を許容するが前記第1部材が回転
    しないように、ハブハウジングの軸線方向に配置された
    凹所と係合するようになっている、請求項20に記載の
    アクチュエータ。
  24. 【請求項24】 前記第2部材には、前記第2部材の回
    転を許容するが前記第2部材の軸線方向移動を拘束する
    ため、ハブハウジングに設けられた保持手段と係合する
    ようになった保持部分が設けられている、請求項20に
    記載のアクチュエータ。
  25. 【請求項25】 前記第2部材は、前記第2部材を手動
    で回転できるようにするため、ハブハウジングに設置し
    た場合に外部に露呈されるようになったグリップ部分を
    有する、請求項20に記載のアクチュエータ。
  26. 【請求項26】 前記カムの支持面には、その軸線方向
    最内領域と隣接して戻り止めが形成されており、この戻
    り止めは、前記カム従動体を受け入れて前記カム従動体
    及びその関連した部材を取り外し自在に保持するように
    なっている、請求項20に記載のアクチュエータ。
  27. 【請求項27】 前記カムは、前記第1部材と前記第2
    部材との間の予め選択された位置を越えた相対回転を阻
    止するストップ部分を前記戻り止めと隣接して有する、
    請求項26に記載のアクチュエータ。
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