JPH06241249A - 車両の駆動系統用クラッチ機構 - Google Patents

車両の駆動系統用クラッチ機構

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JPH06241249A
JPH06241249A JP5221377A JP22137793A JPH06241249A JP H06241249 A JPH06241249 A JP H06241249A JP 5221377 A JP5221377 A JP 5221377A JP 22137793 A JP22137793 A JP 22137793A JP H06241249 A JPH06241249 A JP H06241249A
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clutch
clutch ring
wheel hub
spline
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】噛合いスプライン端部の高負荷と損傷、可動カ
ムアッセンブリの複雑な構成、足部への篭部材端部接続
機構の損傷を解消する。 【構成】ホイールハブ10が駆動軸12に対して回転できる
ように選択的にロックするハブロックにおいて、駆動軸
12、クラッチリング40及びホイールハブ10はクラッチリ
ング40の中の軸に対して同軸的に取り付けられ、更にク
ラッチリング40がホイールハブ10の中に収められる。ク
ラッチリング40はホイールハブ10と永久的にかみ合って
おり、その周囲のスプラインはホイールハブ10の内側の
スプラインと歯合する。クラッチリング40はホイールハ
ブ10の中で軸方向に動き、クラッチリング40とホイール
ハブ10との両スプラインがその移動限界に亙りかみ合わ
される。シフト機構が、クラッチリング40を軸12と噛み
合わせ又は解除させ、ハブと軸との接続又は解除を司
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両駆動系統の駆動要
素間に供給される連動機構に関し、更に詳しくは駆動要
素を連結したり解除したりするための部材間で制御可能
にシフトされ、それにより選択されたホイールを受動す
なわち動力駆動の状態にする機構に係る。
【0002】
【従来の技術】この発明は、必要とされたときだけ駆動
系統により駆動されるように、かみ合わされる前輪及び
後輪を備えた四輪駆動車に特別に適用されるものであ
る。検討目的のため、駆動系統により駆動されて選択的
にかみ合わされる前輪は一組の車輪として言及される。
トランスミッションに連結される伝導箱は、レバーを単
にシフトするだけで所望のようにかみ合わされ、またか
み合いが解除される適宜のギアを有する。伝導箱のギア
のかみ合いは、前輪を駆動する前駆動系統に駆動力を供
給する。前駆動系統が駆動状態にあるときは、前輪が前
駆動系統と連結することができ、前駆動系統がアイドリ
ング状態にあるときは車輪がかみ合っていないことが勿
論望ましい。駆動系統に前輪がつながっていないこと
は、車両が推進されたときに、その結果前輪が駆動され
て駆動系統を強制的に回転させることを防止げる。
【0003】このように例えば接続/非接続機構が要求
されるような駆動系統の二つの部分があることが与えら
れることが評価されるであろう。この発明は、選択的に
設計された構造において存する可能性のある接続/非接
続機構要素の他の位置はもちろん両方の位置に適合でき
るものである。説明の都合上、本発明は以後、前輪軸と
これに対応する前輪ハブとの間の適用について考慮され
る。
【0004】通常、駆動系統の軸、クラッチリング及び
(ホイールが取り付けられている部分の)ホイールハブ
が、車両に中心を同じくして取り付けられる。軸はクラ
ッチリングの中に受け入れられ、クラッチリングはハブ
の中に順に受け入れられる。スプラインや歯のように
(以下単に「スプラインのように」という)円形でない
形が、軸の周囲、クラッチリングの内側と外側、またハ
ブの内側に設けられる。クラッチリングの両スプライン
は、軸のスプラインかホイールハブのスプラインに常に
かみ合わされている。クラッチリングは、両方の部材と
かみ合い、あるいは一方の部材とかみ合うように中心軸
に沿って軸方向に移動できる。両部材とかみ合いながら
動かされるクラッチリングは、ホイールハブと駆動軸と
を互いに回転できるようにロックしている。
【0005】クラッチリングが中心軸に沿って駆動軸と
ハブとの両方にかみ合う位置に、またクラッチリングが
部材の一方とだけかみ合う位置に軸方向に動くようにシ
フト機構が提供される。クラッチリングは、それが永久
的にかみ合わされた部材であるスプラインに沿って動か
される。
【0006】この構造で問題になることの一つは、クラ
ッチリングが両方の部材にかみ合わされる位置に動くこ
とである。希にクラッチリングのスプラインと他の部材
のスプラインとが揃い、その結果すぐにかみ合ってしま
うことがある。シフト機構はスプリングのような付勢部
材を組み込んでおり、クラッチリングのスプラインと歯
合可能な部材のスプラインとが揃えられることになると
き、この付勢部材が圧縮したり、クラッチリングの動き
に影響する。またトルクが掛けられたとき、即ち軸とハ
ブとが互いに反対側へ回転されるとき、スプラインは少
しの間揃うようになり、圧縮されたスプリングがクラッ
チリングをかみ合うように付勢する。しかしながら継続
して付与されるトルクと反対方向への回転の付勢は、か
み合っているスプライン間の摩擦力を生じる。そしてこ
の摩擦力は、クラッチリングとこれにかみ合う部材の各
スプラインのかみ合いが少し重なるように制限するスプ
リングの力を越える。
【0007】軸とホイールとの間の駆動トルクは、最小
であるキー溝結合の端部の重なり部分にだけ掛けられ
る。この最小の重なりは、大抵は好結果が得られていた
が、この状況の下でクラッチリングのシフト操作が繰り
返されると、最終的にはスプラインの端部が擦り減り、
カタカタ音を立てたり、歯合部材とクラッチリングとの
かみ合いを妨げることになる。
【0008】クラッチリングを歯合状態にシフトすると
きの上記問題は、ハブクラッチの連動を手動または自動
で作動させる場合のいづれにも存することであり、また
この問題は駆動要素が回転しトルクが掛かっている間に
連動状態にある駆動系統の幾つかの部分においても存す
ることである。連動の問題は自動ハブロックを作動する
カムのために初めに解決され、他の問題が特別の適用に
関して直面し、解決された。図示された実施例の連動シ
ステムを作動するカムに関して、固定カムは軸かハブの
いづれかに対して回転しないようになっている。軸方向
に動くことができ、クラッチリングの動きに影響を与え
るカム従動部は、回転はしないがスライドするように軸
に取り付けられる。バイアススプリングは、カム従動部
とクラッチリングとの間に配置される。軸が回転してい
るとき、カム従動部は軸方向に軸に沿って動かされ、こ
れによりクラッチリングをカム従動部とクラッチリング
との間に置かれるスプリングにより、かみ合う位置にさ
せられる。前に述べたように、かみ合いはクラッチリン
グのスプラインと歯合部材のスプラインとが揃うときに
生じる。回転トルクがもはや軸に掛からないとき、対置
スプリングはクラッチリングをかみ合いから外すように
なっている。
【0009】上記のように簡単に、この操作を無事成し
遂げるように要求される幾つかの構成がある。動くカム
部材が、固定カムとカム従動部とに必要に取り付けられ
るようになっている。動くカム部材はカム従動部を更に
移動させ、カム従動部を固定カムから離れたままにす
る。移動カムは回転しなければならないが、摩擦が働く
ように回転抵抗を有しなければならない。これは複雑な
ブレーキ機構によって達成されており、このブレーキ機
構は高価でしかもすぐに擦り減りやすい。
【0010】クラッチリングがホイールハブに対して永
久的にキー溝結合される自動作動の更に特殊の形態で
は、カム従動部は作動スプリングに対して容易には作動
しない。籠部材が作動スプリングとクラッチリングとを
囲むようになっている。スプリングは籠部材の中で縮む
ように動くことができ、クラッチリングは籠部材の中で
スライド自在である。籠部材は足部を有し、これがクラ
ッチリングのスプラインの歯型沿いに延び、籠部材の反
対端に接続される。
【0011】籠体の反対端は、クラッチリングを歯合状
態から解除させるスプリングに係止する。これによりカ
ム従動部がクラッチリングの歯合をもたらすように動く
と、この動きによって籠部材を移動させ、その抵抗力を
取り除くための対置スプリングを圧縮する。籠部材は、
クラッチリングを歯合状態にさせる歯合スプリングによ
りクラッチリングに対して力を付与する。クラッチリン
グと軸のスプラインが揃っていなければ、スプリングは
勿論圧縮することになる。籠部材の他端(クラッチリン
グの他方の側)は、対置スプリングに係止しており、対
置スプリングを圧縮して対置スプリングの抵抗を取り除
き、スプラインの歯が揃ったときにクラッチリングをよ
り速く移動させる。
【0012】籠部材は歯合しまたは歯合していない間、
クラッチリングとともに回転し、カム従動部と籠部材の
端部との間の相対的に回転する動きがあり、この動きが
カム従動部と接合する籠部材端部と、他端側へ延びる籠
部材の足部との間の接続地点においてトルクを付与す
る。従来籠部材は、籠部材端部に足部のスナップ式接続
が要求される構造が採られており、このスナップ式接続
は回転トルクを生じやすく頻繁に故障していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれに関連し
て三つの問題点を提起する。それは軸とクラッチリング
との間或いはハブとクラッチリングとの間の歯合に寄与
するスプライン端部は、高い負荷が掛けられやすく壊れ
てしまう点、動くカムアッセンブリは構成が複雑になる
点、及び足部への籠部材端部の接続は、回転トルクの負
荷が掛かると壊れてしまう点である。本発明は以上の問
題点を解消することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一実施例ではホイールハブが駆動軸に対し
て回転できるように選択的にロックするようにハブロッ
クがなっている。駆動軸、クラッチリング及びホイール
ハブは、クラッチリングの中に受け入れられる駆動軸に
対して同軸的に取り付けられ、更にクラッチリングがホ
イールハブの中に受け入れられる。クラッチリングはホ
イールハブと永久的にかみ合っており、クラッチリング
はその周囲に形成するスプラインを有し、これがホイー
ルハブの内側に形成されるスプラインと歯合するように
なっている。クラッチリングはホイールハブの中で軸方
向に動くことができ、クラッチリングとホイールハブと
の両スプラインがその移動限界に亙りかみ合わされてい
る。シフト機構が、クラッチリングを軸と噛み合わせ或
いはこれを解除するような動きをさせ、例えばハブと軸
との接続或いはその解除をさせる。
【0015】改良タイプでは、スプラインのタンデム構
造(少なくとも二つの連続した間隔を有するスプライン
の列)をその内側に形成したクラッチリングを備え、ク
ラッチリングが軸とのかみ合い位置に動かされるとき、
軸に設けられるスプラインのタンデム列に歯合されるよ
うになっている。クラッチリングのスプラインの二重列
が駆動軸のスプラインの二重列と歯合は、軸のスプライ
ンとクラッチリングのスプラインとの接触面が単一列の
同士の歯合と比較して二倍となる。50%まで衝撃の吸
収を減じることは、スプライン端部の擦り減り具合に大
きな影響があり、機構の寿命を十倍長持ちさせる。本発
明はタンデム構造での二列に限らず、三乃至それ以上の
列の場合も含む。
【0016】スプラインのタンデム列は、クラッチリン
グが駆動軸に永久的にかみ合わされ、同時にホイールハ
ブともかみ合うように動くことができるように同様に適
用されてもよい。スプラインのタンデム列は、クラッチ
リングの外側とハブの内側に設けられる。これらの選択
的な構造は、車両の駆動機構における駆動軸の接続/非
接続の機構の全ての場合に適用される。
【0017】図示されたように自動ハブロックを作動す
るカムは、駆動軸とハブとに結合された機構を有し、回
転トルクが駆動軸に掛かったときに、この機構によりク
ラッチリングを駆動軸とホイールハブとに同時に歯合さ
せるように自動的にシフトする。一実施例では、クラッ
チリングは固定カム、移動カム及びバイアススプリング
と協同するカム従動部により周知の方法で動かされる。
一方のスプリングはクラッチリングをかみ合わせるよう
に設けられ、他方のスプリングはクラッチリングを噛み
合わせから外すために設けられる。移動カムは回転しな
ければならないが、一方において回転に抵抗を与えなけ
ればならないという機能を有する。以前は複雑なブレー
キ機構が回転に抵抗を付与するのに採用されていた。本
発明はベアリング保持器のような固定部材と接続する可
動カムに連結される分割した円筒形部材を採用してい
る。部材の分割構造は、それが取り付けられるベアリン
グ保持器に摩擦でかみ合うような範囲に部材の径寸法を
小さくさせる。円筒形の部材の周囲に巻かれた無端スプ
リングは、ベアリング保持器に部材を収縮させるような
力を付与し、必要な抵抗を回転に与える。分割円筒形部
材は先行技術装置の複数のブレーキシューに取って替わ
り、またこれにより複雑さを大きく解消している。
【0018】籠体端部の破損の問題は、足部と他の籠体
端部との間のスナップ式接続を提供することで非常に減
少された。籠体端部は溶接により足部に確実に繋げら
れ、また該端部は与えられたトルクに耐えることができ
る。該端部においてスナップ式の接続を故障させるよう
な、足部と前記他の端部との間に掛けられるトルクはな
い。他の変更例では、他方の籠体端部を除去して、対置
スプリングを保持するように形成される足部端部を持つ
ものである(対置スプリングは籠体とともに回転し、こ
れにより両者間の相対的な回転はない)。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1と図2は、車両駆動軸12とホイールハブ内
に受け入れられるクラッチ機構とを有するホイールハブ
10の一部を示す。ハブ10はその内側に形成される内
側スプライン14を有し、これがハブの長さの一部に沿
って軸方向に延びている。スプライン16が周知の方法
で軸12の端部周囲に設けられ、このものはインナギア
18を受け入れるのに十分な長さがある。インナギア1
8は図3と図5とに最もよく示されるように、内側の軸
スプライン20と外側の軸スプライン22,24,26
とを有する円筒形の部材である。スプライン22はギア
18の一端に設けられ、スプライン26は他端に設けら
れる。またスプライン24はギア18の中央付近に位置
し、スプライン22と24の間には間隔28が設けられ
るとともに、スプライン24と26の間には間隔30が
設けられる。スプライン22,24及び26は軸方向に
整合している。インナギア18は、軸12のスプライン
16とかみ合うギア18の内側スプライン20において
軸12の端部に取り付けられる。インナギア18は軸1
2に取り付けられ、実際には軸の一部になっており、軸
12上とその上のインナギア18のアッセンブリを軸と
して呼ぶこともできる。クラッチリング40(図3と図
5とに最もよく示される)は、軸方向に延びる外向きの
スプライン42を有し、また反対側で一列に並べられた
内向きのスプライン44,46を有する円筒形の部材で
ある。スプライン44はクラッチリング40の一端側
に、またスプライン46はその他端側に設けられ、更に
スプライン44と46との間には間隔48が設けられ
る。今一度図1と図2に関して、クラッチリング40
は、その外側スプライン42がハブ10の内側スプライ
ン14とかみ合った状態でハブ10内に受け入れられ
る。クラッチリング40はインナギア18の回りを囲ん
でいる。ハブ10、クラッチリング40、インナギア1
8及び軸12は、このように同軸的に取り付けられ、共
通の回転軸線11を有する。
【0020】クラッチリング40は軸線11に沿って摺
動でき、クラッチリング40のスプライン42は、ハブ
10のスプライン14と歯合し続ける。クラッチリング
40が一軸方向に動くと、一体回転するように軸12に
ハブ10が連結、即ちロックする。またクラッチリング
40が反対の軸方向へ動くと、軸12からハブ10の連
結が解除される。
【0021】大きく60として示されるシフト機構は、
クラッチリング40を軸方向へ動かすために設けられ
る。シフト機構はクラッチリング40を動かすものとし
て知られており、マニュアルタイプ、半自動タイプある
いは自動タイプのいずれでもよい。一般にマニュアルシ
フト機構は、ダイアルを取り付けたハブを有し、このハ
ブは一方向へ回すと一軸方向にクラッチリング40を動
かし、また反対方向へ回すと反対の軸方向にクラッチリ
ング40を動かすようになっている。半自動のシフト機
構はハブから離れて操作できるもので、例えば駆動調節
用つまみに隣接するキャブの中に、動きに影響を与える
エアーのような流体を供給あるいは引き抜くための制御
装置を含むこともできる。自動的にシフトする装置は、
一般にはハブと駆動軸との間の相対的な回転によって作
動する。軸が駆動されているときは、クラッチリングは
かみ合うように一方向へ動かされる。そして駆動軸がア
イドル状態のときは、ハブは回転され、クラッチリング
は反対方向に動かされる。
【0022】図1は、ハブ10が自由状態で、軸12が
独立して回転するようになっている状態を示す。これは
クラッチリング40がハブ10とだけかみ合い、クラッ
チリング40のスプライン42がハブ10のスプライン
14にかみ合う状態である。クラッチリング40の内側
スプライン44,46は、インナギア18の間隔28,
30に受け入れられており、またギア18のスプライン
24は、クラッチリング40の間隔48に受け入れられ
ている。ハブ10とクラッチリング40とは、このよう
にインナギア18と軸12とを独立して回転させること
ができる。
【0023】図2は、クラッチリング40がハブ10と
インナギア18との両方とかみ合う位置へ、シフト機構
60により軸方向へ動かされた状態を示す。前に述べた
ように、クラッチリング40のスプライン42は、ハブ
10のスプライン14とかみ合い続けている。クラッチ
リング40は、クラッチリングのスプライン44がイン
ナギアのスプライン22とかみ合い、またクラッチリン
グ40のスプライン46がインナギア18のスプライン
24とかみ合う位置に軸方向へ動かされる。インナギア
のスプラインとクラッチリングのスプラインとの間には
タンデム結合がある。これはかみ合い状態が、かみ合っ
ているスプラインにおいて限られた重なりしかないとき
に特に重要である。タンデム構造は、かみ合っているス
プライン間で、一方のスプラインが他方と単一にかみ合
っているこれまでのものに比較し、同様な重なり程度に
もかかわらず接触面積を倍にする。
【0024】図4はハブとクラッチリングとインナギア
との他の配置を示す。インナギア18’は、ギア18と
同じようにその内側に設けられるスプライン20を有
し、またインナギア18’は、その外側に形成されてい
て軸方向に整合しており実質的にその長さに沿って延び
るスプライン21を有する。ギア18’はギア18と同
様にして軸12の端部に取り付けられる。クラッチリン
グ40’は、ギア18’のスプライン21にかみ合うこ
とができる内側スプライン41を有する。スプライン4
3,45はクラッチリング40’の外側に設けられ、ス
プライン43は一端側にスプライン45は反対端側に設
けられる。スプライン43,45は軸方向に並べられ、
互いに間隔をおいて離れた関係にあり、その間には間隔
47がある。ハブ10’は内側スプライン15,17を
有し、これらが1対1の関係で軸方向に並べられてい
る。スプライン15と17とは間隔をあけた関係にあ
り、スプライン15,17は間隔19により分離されて
いる。クラッチリング40’は、図2と図3におけるク
ラッチリング40と同じように軸方向に動くことができ
る。しかしクラッチリング40’はインナギア18’と
常にかみ合っており、ハブ10’とかみ合うか、ハブ1
0’とのかみ合いを解除するかのいづれかになるように
軸方向に動かされる。シフト機構がクラッチリング4
0’が軸方向に動くように設けられる。クラッチリング
40’とハブ10’とはスプラインのタンデム列を有
し、これが軸12にハブ10’の回転を固定するように
噛み合わされている。
【0025】スプラインと噛み合うタンデム構造は、駆
動軸の回転がクラッチリングの動きに影響するような自
動ハブロックに特に適している。図5はクラッチリング
の動きに影響するように、固定カム、移動カム及びカム
従動部を用いた自動ハブロックを示すものである。自動
ロッククラッチは図6,7では組合わされたものが示さ
れる。カム配置の作動機能は、テルフォード(Telf
ord)の1982年5月4日付けのアメリカ特許4,
327,821号に開示されているとおりである。ここ
でこれから説明する自動ハブクラッチは、同特許の改良
型である。基本的に固定カム70は、駆動軸すなわちホ
イールハブに対して回転しないように車両に設けられ
る。移動カム80は固定カム70の回りにあり、環状の
摩擦シュー90に連結され回転できるようになってい
る。移動カム80と摩擦シュー90はホイールベアリン
グ保持器98に対して回転できるように取り付けられ
る。カム従動部100は、固定カム70にかみ合い、ま
たインナギア18とスプライン係合しており、カム従動
部100はインナギア18のスプライン26と歯合でき
る内側スプライン102を有する。カム従動部100
は、インナギア18上で軸方向に動くことができる。カ
ム従動部100は、バイアススプリング118とクラッ
チリング40とを囲む籠体110と接している。クラッ
チリング40は、ハブ10のスプライン14とスプライ
ン係合している。籠体110の足部112は、クラッチ
リング40のスプライン42とスプライン係合してい
る。これにより籠体110は、クラッチリング40とと
もに回転する。籠体110の縁体114は、リターンス
プリング120の一端に接合し、このリターンスプリン
グ120の反対端にはハブ10の内端が接触している。
インナギア18は前述したようにスプライン係合により
軸12に取り付けられ、インナギア18はクラッチリン
グ40に受け入れられる。
【0026】軸12の回転は、カム従動部100を回転
させ、カム従動部を固定カムの突出部に沿わせて、この
カムの突出部が、カム従動部を固定カムから軸方向に離
れて動くようにすることで籠体110を軸方向に動か
す。籠体110が軸方向に移動すると、これによりクラ
ッチリング40がバネ118により軸方向に動く。籠体
110が軸方向に動くとき、籠体の縁体114はリター
ンバネ120を圧縮し、その抵抗力を取り除く。このよ
うにしてクラッチリング40は、図7に示すようにイン
ナギア18とのスプライン係合がなされる。カム従動部
100が回転し続ける時、カム従動部から延びる突起1
04が可動カム80のカム作用部82に係合し、これに
より更にカム従動部100の軸方向運動を与え、カム従
動部を固定カム70から分離する。カム従動部100か
ら延びる突起104は、可動カム上のカムストッパ84
に係止し、これにより移動カムをカム従動部とともに回
転させる。
【0027】適切に作動するように可動カム80は回転
できなければならず、その一方で回転抵抗を有しなけれ
ばならない。回転抵抗は、カムストッパ84が係止され
るまで、カム従動部100が可動カム80のカム作用面
82をカム作動で持ち上げるのに十分な力にならなけれ
ばならない。図8に示されるように、改良された摩擦シ
ュー90は、必要なブレーキや回転抵抗を付与するよう
になっている。シュー90は、ホイールベアリング保持
器98の円周面99(図5参照)に緊密に合うような大
きさに形成された円筒形の部材である。溝92は、その
幅を閉じることでシュー90の径寸法を小さくさせるた
めのもので、シュー90に形成される。放射状の溝94
がシュー90に形成され、これが可動カム80から突き
出しているバネ保持部86を受け入れるようになってい
る。シュー90の周りに半径方向外側へ延びるタブ95
とボス96とは、これらが一緒になってシュー90の周
囲にエンドレスコイルバネ79を受け入れるための溝9
7を形成する。可動カム80は、バネ保持部86が放射
状の溝94に受け入れられた状態で摩擦シュー90に取
り付けられる。コイルバネ79は溝97に入れられ、バ
ネ79がバネ保持部86に係止して移動カム80とシュ
ー90とを一緒に保持する。溝94に当接する可動カム
80の保持部86は、カム80とシュー90とを一緒に
回転させる。シュー90と可動カム80とのアッセンブ
リは、ベアリング保持器98に取り付けられる。バネ7
9はシューの径寸法を小さくさせるように働き、それに
より必要とされる回転抵抗を付与するように保持器たる
ナット98にシュー90をクランプさせる。ブレーキ装
置はこのように一体の構造からなるもので、容易に提供
される。
【0028】カム従動部100と籠体110との相対的
な回転は、ハブ10が軸12に対して回転するときに生
じる。このようにしてトルクが、カム従動部100と籠
体110との間に付与される。カム従動部100が固定
カムに着座され、クラッチリングがインナギアとかみ合
っていないときは、小さな回転トルクしか生じない。籠
体110は、リターンスプリング120によりカム従動
部100の方へ軸方向へ付勢されているが、ハブ10の
中に嵌入した保持リング130(図5,6,7参照)
が、籠体の軸方向の動きを制限する。籠体と従動部との
間に生じる最大の回転トルクは、クラッチリングが係合
され及び係合が解除されている間、カム従動部100と
籠体110とが軸方向に動くときに生じる。係合の間
は、軸がハブに対して相対的に回転し、それによって従
動部が籠体に対して相対的に回転する。従動部は、それ
が係合するように軸方向へ動くときは、リターンスプリ
ング120とバネ118とを圧縮するように籠体に十分
な力を与えなければならない。カム従動部は籠体と相対
的に回転するから、与えられた力は回転トルクとなる。
この回転トルクは籠体110の縁部(基部)116、特
に縁部116と足部112との間の接続部分に与えられ
る。籠体110(図5参照)は、掛けられる回転トルク
に耐えられる構造を提供するため、足部112と一体構
造の縁部116を有する。縁体114は足部112の端
部に離脱できるように取り付けられる。足部112の端
部に形成されるタブ113は、縁体114に形成される
ラッチ115に適合する。縁体114から延びる突起部
117が、バネ120の端部を受け入れるように形成さ
れる。
【0029】籠体の他の態様が図9に示される。籠体1
10’は、足部112’を一つに束ねるように各足の全
体に亙り形成される縁部116’を有する。足部112
が縁部116’から延び、またその延びた端部にはスプ
リング受け入れ構造111を有する。リターンスプリン
グ120がこの受け入れ構造111に受け入れられる。
【0030】当業者は、本発明の真の精神や範囲から外
れることなく種々の変更やバリエーションがなされると
いうことを認識するであろう。本発明は図面と明細書に
記載された実施例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】分かり易くするために一部の部材を取り除いて
非ロック状態における本発明のハブロックを示す断面図
である。
【図2】ロック状態における本発明のハブロックを示す
図1同様の断面図である。
【図3】図1及び図2のハブロックにおけるクラッチリ
ングとインナギアとの斜視図である。
【図4】ハブ、クラッチリング及びインナギアの他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の自動ハブロックの分解斜視図である。
【図6】図5の自動ハブロックが非ロック状態にあると
きの組立断面図である。
【図7】図5の自動ハブロックがロック状態にあるとき
の組立断面図である。
【図8】図5の自動ハブロックの摩擦シューの斜視図で
ある。
【図9】図5の自動ハブロックに用いられる籠体の他の
実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ホイールハブ 12 軸 18 インナギア 40 クラッチリング 70 固定カム 79 コイルバネ 80 可動カム 90 シュー 98 ベアリング保持器 100 カム従動部 110 籠体 114 縁体 118 バイアススプリング 120 リターンスプリング

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動系統用の接続と接続解除を行
    う機構であって、 駆動構成部と被駆動構成部とが車両の駆動系統の一部に
    形成され、前記駆動構成部と前記被駆動構成部とが共通
    の軸の回りで回転でき、前記駆動構成部と前記被駆動構
    成部とにスプラインが設けられる駆動構成部及び被駆動
    構成部と、 前記駆動構成部と被駆動構成部との一方におけるスプラ
    インに対して永久的に歯合され、該構成部の一方におけ
    るスプラインに対して相対的に軸方向にスライド運動す
    るクラッチ部材の第一スプライン、及び前記構成部の他
    方におけるスプラインに対して歯合でき、該構成部の他
    方におけるスプラインに対して相対的に軸方向に限られ
    たスライド運動をするクラッチ部材における第二スプラ
    インを有する前記駆動構成部と被駆動構成部との間のク
    ラッチ部材を有し、 前記クラッチ部材は第一と第二の位置の間で軸方向にス
    ライドでき、またシフト部材が該クラッチ部材を該第一
    と第二の位置の間で選択的にシフトし、 前記クラッチ部材における前記第二スプラインは、タン
    デム状の少なくとも二つのスプライン部と、該スプライ
    ン部に隣接していてスプラインがない間隔とを有し、前
    記構成部の他方のスプラインは、タンデム状の少なくと
    も二つのスプライン部及びスプラインのない前記スプラ
    イン部に隣接する間隔とを含み、前記クラッチ部材の該
    第二スプラインと前記構成部の前記他方における前記ス
    プラインとが、前記クラッチリングの第一の位置におい
    て前記構成部の前記他方の二つのスプライン部とクラッ
    チ部材の二つのスプライン部が相互にかみ合うように協
    同して配置され、それによって前記第一と第二の構成部
    を接続し、スプラインの前記列が前記クラッチリングの
    第二の位置において隣接する間隔内に非歯合状態で位置
    付けられる、 車両の駆動系統用クラッチ機構。
  2. 【請求項2】 回転を同調させるため車両のホイールハ
    ブと駆動軸とを選択的にロックし、また独立回転させる
    ため前記ホイールハブと前記駆動軸とを非ロック状態と
    するクラッチ機構において、 前記クラッチ機構はホイールハブと、 前記ホイールハブに受け入れられる駆動軸と、 前記ホイールハブと前記軸とに対して軸方向に相対的に
    移動でき、回転の同調を得るように前記ホイールハブと
    前記軸との一方に永久的に連動され、また回転の同調を
    得るように前記ホイールハブと前記軸との他方に選択的
    に連動され、その一方において前記クラッチリングの軸
    方向に動くことで独立の回転を得るように前記ホイール
    ハブと前記軸との他方から連動を解除されるクラッチリ
    ングと、 前記クラッチリングに形成される第一のタンデム構造
    と、 前記ホイールハブと前記軸との他方に形成され、前記第
    一のタンデム構造にかみ合うことができる第二のタンデ
    ム構造とを有し、 前記クラッチリングが軸方向に動かされて前記クラッチ
    リングが回転の同調を得るために前記ホイールハブと前
    記軸との他方と連動するときに、前記第一のタンデム構
    造が前記第二のタンデム構造に嵌まるようにかみ合うこ
    とを特徴とする車両の駆動系統用クラッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記ホイールハブと前記軸との前記他方
    に形成される前記タンデム構造は前記軸に形成されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の車両の駆動系統用クラッ
    チ機構。
  4. 【請求項4】 前記ホイールハブと前記軸との前記他方
    に形成される前記タンデム構造は前記ハブに形成される
    ことを特徴とする請求項2記載の車両の駆動系統用クラ
    ッチ機構。
  5. 【請求項5】 回転を同調させるため車両のホイールハ
    ブと駆動軸とを選択的にロックし、また独立回転させる
    ため前記ホイールハブと前記駆動軸とを非ロック状態と
    するクラッチ機構において、 前記クラッチ機構はホイールハブと、 前記ホイールハブに受け入れられる駆動軸と、 前記ホイールハブと前記軸とに対して軸方向に相対的に
    移動でき、回転の同調を得るように前記ホイールハブと
    前記軸との一方に永久的に連動され、また回転の同調を
    得るように前記ホイールハブと前記軸との他方に選択的
    に連動され、その一方において前記クラッチリングの軸
    方向に動くことで独立の回転を得るように前記ホイール
    ハブと前記軸との前記他方から連動を解除されるクラッ
    チリングと、 前記クラッチリングに形成される第一のタンデム構造
    と、 前記ホイールハブと前記軸との他方に形成され、前記第
    一のタンデム構造にかみ合うことができる第二のタンデ
    ム構造と、 前記クラッチリングを軸方向に動かすために前記クラッ
    チリングに接続されるシフト機構とを有し、 前記クラッチリングが軸方向に動かされて前記クラッチ
    リングが回転の同調を得るために前記ホイールハブと前
    記軸との前記他方と連動するときに、前記クラッチリン
    グの前記タンデム構造が前記ホイールハブと前記軸との
    他方における前記タンデム構造に嵌まるようにかみ合う
    ことを特徴とする車両の駆動系統用クラッチ機構。
  6. 【請求項6】 前記シフト機構はクラッチリングを歯合
    状態にさせるように位置決めされる第一スプリングと、
    該第一スプリングを選択的に圧縮し且つ前記第一と第二
    のタンデム構造が揃っているときにこれらタンデム構造
    を歯合状態にさせるように付与する力を生じさせる作動
    部材とを含むことを特徴とする請求項5記載の車両の駆
    動系統用クラッチ機構。
  7. 【請求項7】 前記シフト機構は、前記クラッチリング
    の歯合を解除させるように位置決めされる第二スプリン
    グを含み、前記作動部材と第一スプリングとは前記第二
    スプリングの付勢より強く、また前記第二スプリングは
    前記第一スプリングを圧縮する前記作動部材がない場合
    には、前記第一スプリングの付勢よりも強いことを特徴
    とする請求項6記載の車両の駆動系統用クラッチ機構。
  8. 【請求項8】 車両の固定されているスピンドルが回転
    できるハブと回転できる軸とを支持し、前記スピンドル
    は固定された円筒形外表面を有するクラッチ機構であっ
    て、更にこのクラッチ機構が軸方向にスライドでき前記
    軸に対して回転しないように固定されるカム従動部を含
    む前記作動部材としてのカム機構と、 軸が回転されているときに前記軸沿いにカム従動部を軸
    方向に動かす、前記スピンドルに取り付けられる固定さ
    れたカム作動装置であって、 該カム作動装置には、前記スピンドルの円筒形外表面に
    摩擦係合するリング部分を有する抵抗力を生じながら回
    転できるカム作動装置の一部として円筒形リング部分が
    設けられ、該円筒形リング部分が前記円筒形外表面の回
    りにおいて前記リング部分の閉じ具合を増すように切れ
    目を有する抵抗力を生じながら回転できるカム作動装置
    と、固定された円筒形外表面にリング部分を摩擦係合さ
    せるための前記リング部分を閉鎖させる手段と、前記回
    転できるカム作動部が前記円筒形外表面の回りで抵抗を
    生じながら回転される間、前記固定されるカム作動装置
    に対して前記カム従動部を間隔をあけた状態でその間隔
    を維持しながら軸方向に移動させる前記回転できるカム
    作動部とを含むことを特徴とする請求項7記載の車両の
    駆動系統用クラッチ機構。
  9. 【請求項9】 回転するように固定されたスピンドル
    と、 このスピンドルを通って延びる回転できる軸と、 前記スピンドルに取り付けられ、前記軸の回りにある回
    転できるハブと、 軸とハブに対して第一位置と第二位置との間にあって、
    前記第一の位置では前記軸とハブとに連動し、前記第二
    の位置では前記軸とハブとの連動が解除されるように動
    くことができるクラッチリングと、 第一位置と第二位置との間で前記クラッチリングを選択
    的に位置決めするための作動機構であって、該作動機構
    が固定カム作動装置と、抵抗を生じながら回転できるカ
    ム作動装置とカム従動部とを含み、前記固定カム作動装
    置が前記固定スピンドルに取り付けられ、また前記カム
    従動部が前記回転できる軸に回転しないように固定さ
    れ、これにより軸が回転するとそれによってカム従動部
    の回転がカム従動部をスライドさせ、更にこのスライド
    の結果クラッチリングを第一位置へ移動させ、また前記
    回転できるカム作動装置が前記カム従動部を付勢し、且
    つ前記カム従動部と前記固定カム作動装置との間に間隔
    を維持する作動機構と、 前記固定スピンドルを囲む切れ目のあるリング部分と、
    回転に抵抗を生じるように前記スピンドルに対して切れ
    目のあるリングが摩擦係合するように偏らせるバイアス
    手段とを有し、それにより回転を許容している間であっ
    て前記カム従動部により係合されてカム従動部と固定カ
    ムとの間の前記間隔を維持しているときに、カム従動部
    と固定カム作動装置とを分離させるように構成されてい
    ることを特徴とする車両の駆動系統用クラッチ機構。
  10. 【請求項10】 抵抗を生じながら回転できるカム作動
    装置がローブ状部分を含み、前記切れ目のあるリング部
    分と前記ロブ状部分とが共通の円形溝を規定する重複す
    る突起部を含み、また前記バイアス手段がコイルスプリ
    ングを前記溝中に収納させ、切れ目のあるリング部分を
    前記ローブ状部分から離れることを防止することを特徴
    とする請求項9記載の車両の駆動系統用クラッチ機構。
  11. 【請求項11】 前記シフト機構は手動機構であり、前
    記手動機構は手動的に前記クラッチリングを軸方向に移
    動させるように作動されることを特徴とする請求項5記
    載の車両の駆動系統用クラッチ機構。
  12. 【請求項12】 前記シフト機構は自動機構であり、前
    記自動機構は自動的に前記クラッチリングを軸方向に移
    動させるように作動されることを特徴とする請求項5記
    載の車両の駆動系統用クラッチ機構。
  13. 【請求項13】 前記クラッチリングと前記第一スプリ
    ングとを囲む籠体を更に含み、該籠体は、 基部と、 該基部に固定して取り付けられ、また該基部から延び、
    前記クラッチリングに前記タンデム構造をスライドでき
    るように噛み合わせる足部とを有し、 前記足部から延びる端部には着脱可能に取り付けられる
    端部を有することを特徴とする請求項6記載の車両の駆
    動系統用クラッチ機構。
  14. 【請求項14】 前記クラッチリングを囲む籠体を更に
    含み、該籠体は、 基部と、 該基部から延び、前記クラッチリングに前記タンデム構
    造をスライドできるように噛み合わせる足部とを有し、 前記足部から延びる端部にはスプリング受け構造が形成
    されることを特徴とする請求項6記載の車両の駆動系統
    用クラッチ機構。
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