JPH10211137A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JPH10211137A
JPH10211137A JP1882197A JP1882197A JPH10211137A JP H10211137 A JPH10211137 A JP H10211137A JP 1882197 A JP1882197 A JP 1882197A JP 1882197 A JP1882197 A JP 1882197A JP H10211137 A JPH10211137 A JP H10211137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
lower case
vacuum cleaner
support plate
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1882197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3660090B2 (ja
Inventor
Hidenori Hirano
英紀 平野
Hiroshi Yokoyama
広 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP01882197A priority Critical patent/JP3660090B2/ja
Publication of JPH10211137A publication Critical patent/JPH10211137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3660090B2 publication Critical patent/JP3660090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】スライド機構を設けていない金型で下ケー
スを形成可能な電気掃除機を提供すること。 【請求項1】下ケース2の集塵室用凹部6と後部の送風
機室用凹部7とを区画する隔壁5に両凹部6,7を連通
させる多数の通気穴が設けられていると共に、送風機室
用凹部7を覆う上ケース4と隔壁5との間にシール部2
3材が介装された電気掃除機において、隔壁は左右に間
隔をおいて分割形成された左隔壁部11及び右隔壁部1
2と両隔壁部11,12間を覆うフィルタ支持板7から
構成されていると共に、フィルタ支持板7には左隔壁部
11及び右隔壁部12の上部を支持するアーム部21,
22がそれぞれ設けられている電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前側の集塵室用凹部
と後側の送風機室用凹部とを区画する隔壁が上方に開放
する下ケースに設けられていると共に、この隔壁に前記
集塵室用凹部と送風機室用凹部壁連通させる通気穴が設
けられた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気掃除機としては、上方に開
放する樹脂製の下ケースの幅方向に延び且つ前記下ケー
ス内を前部の集塵室用凹部と後部の送風機室用凹部とに
区画する隔壁が設けられ、前記隔壁に前記両凹部を連通
させる多数の通気穴が設けられ、前記集塵室用凹部内に
配設した二次フィルターが前記多数の通気穴を覆うよう
に前記隔壁に保持されていると共に、前記集塵室用凹部
が集塵室カバーで開閉可能に閉成され、前記送風機室用
凹部が上ケースで閉成され、前記隔壁と上ケースとの間
にシール部材が介装されたものが考えられている。
【0003】この様な上ケース,下ケース,集塵室カバ
ー等の製品は射出成形により形成されている。この射出
成形では、通常、複数の成形用の金型を型締めすること
により、前記複数の金型間に製品用のキャビティを形成
させて、溶融樹脂を前記キャビティに充填した後、金型
に設けた冷却水通路に冷却水を流してキャビティ内の溶
融樹脂を固化(凝固)させ、次に、前記複数の金型を型
開きすることにより、前記キャビティの形状に形成され
る樹脂の射出成形製品を取り出す様にしているのが普通
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した下
ケースの成形金型は、基本的には上金型と下金型とで構
成される。しかし、下ケースの隔壁には前後に開口する
通気穴が設けられているために、上述の上金型と下金型
の外に、前記通気穴を形成するためのスライド機構を上
金型に設ける必要があり、上金型が複雑になるという問
題があった。
【0005】しかも、このスライド機構を設けること
で、このスライド機構を設けた部分に冷却水通路を設け
ることができず、隔壁の部分の固化にかかる時間が長く
なり、一つの製品を成形するサイクルが長くなるという
問題があった。
【0006】そこで、この発明は、この様なスライド機
構を設けていない金型で下ケースを形成可能な電気掃除
機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、上方に開放する樹脂製の下ケー
スの幅方向及び上下方向に向けて延び且つ前記下ケース
内を前部の集塵室用凹部と後部の送風機室用凹部とに区
画する隔壁が設けられ、前記隔壁に前記両凹部を連通さ
せる多数の通気穴が設けられていると共に、前記集塵室
用凹部が集塵室カバーで開閉可能に閉成され、前記送風
機室用凹部が上ケースで閉成され、前記隔壁と上ケース
との間にシール部材が介装された電気掃除機において、
前記隔壁は左右に間隔をおいた左隔壁部及び右隔壁部と
前記両隔壁部間を覆うフィルタ支持板から構成されてい
ると共に、前記フィルタ支持板には前記左隔壁部及び右
隔壁部の上部を支持するアーム部がそれぞれ設けられて
いる電気掃除機としたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、前記フィルタ支
持板及びアーム部にシール受部を設けて、前記シール受
部に前記シール部材を保持させたことを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明は、前記両隔壁部の
板面には上下に延びる補強リブが幅方向に間隔をおいて
複数形成され、前記補強リブの上端に前記アーム部を前
後に相対移動不能に保持させたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4の発明は、前記下ケースと
は異なる樹脂材料で且を硬質且つ剛性のある樹脂材料か
ら前記フィルタ支持板を形成したことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、前記アーム部を前記下
ケースの左右の側壁まで延設したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1は電気掃除機の掃除機本体を示したも
ので、1は掃除機本体のケース本体である。このケース
本体1は、上方に開放する下ケース2、下ケース2の前
部上方に配設された集塵室カバー3、下ケース2の後部
上方に配設された上ケース4を有する。
【0014】この下ケース2は、ポリプロピレン等の合
成樹脂を成形金型で射出成形することにより形成されて
いる。2aは下ケース2の底壁(図3,図5,図6,図
7,図9等参照)、2b,2cは下ケース2の側壁(図
2,図4,図5,図7,図8等参照)、2dは下ケース
2の前壁、2eは前壁2dに設けられた集塵ホース接続
口である。この下ケース2の前後方向の略中央には、そ
の幅方向及び上下方向に向けて延びる隔壁5が設けられ
ている。この隔壁5は、下ケース2内を前部の集塵室用
凹部6と後部の送風機室用凹部7に区画している。尚、
図5,図6において、2f,2gは、側壁2b,2cの
集塵室用凹部6に対応する部分に形成されたシール受溝
である。
【0015】この集塵室用凹部6は集塵室カバー4で開
閉可能に閉成され、送風機室用凹部7は上カケース3で
閉成されている。そして、集塵室カバー3と集塵室用凹
部6との間には集塵室8が形成され、上ケース4と送風
機室用凹部7との間には送風機室9が形成され、送風機
室9内には電動送風機10が配設されている。この電動
送風機10の吸込側端部10aは筒状の弾性シール部材
Sを介して下ケース2と上ケース4との間に保持されて
いる。S1は弾性シール部材Sの前端に内方に向けて突
設された設けられたフランジである。
【0016】上述の隔壁5は、左右に分割形成された左
隔壁部11及び右隔壁部12と、この隔壁部11,12
の下部前面間に位置する下リブ13と、集塵室8内に配
設される板状の二次フィルターを支持させる格子状のフ
ィルタ支持板(格子板)14から構成されている。尚、
集塵室8には、集塵ホース接続口2eに接続される集塵
ホースの端部(図示せず)に連通される紙パックフィル
ター等の一次フィルタも配設される。
【0017】この左隔壁部11は底壁2a及び側壁2b
と一体に形成され、右隔壁部12は底壁2a及び側壁2
cと一体に形成され、下リブ13は隔壁部11,12の
下部及び底壁2aに一体に形成されている。しかも、こ
の隔壁部11,12と下リブ13との間には、図6に示
した様に切欠空間15が形成されている。
【0018】また、左隔壁部11の前面(集塵室側の
面)には底壁2aから上方に向けて延びる補強リブ16
が左右に間隔をおいて一体に形成され、右隔壁部12の
前面には底壁2aから上方に向けて延びる補強リブ17
が左右に間隔をおいて一体に形成されている。この補強
リブ16,17は隔壁部11,12の上端部近傍まで延
びていると共に、補強リブ16,17の上端部には図3
(a),図5(b),図7,図8に示した如く、上方に開放す
るアーム係止用の切欠16a,17aがそれぞれ形成さ
れている。
【0019】また、底壁2aには、下リブ13の直後方
に位置させたリブ18が突設されていると共に、リブ1
8より後方に位置させたシール壁19が一体に設けられ
ている。このリブ18及びシール壁19は下リブ13と
平行に左右に延びている。しかも、シール壁19は、図
9に示した様に、左右の側壁部19a,19bと、この
側壁部19a,19bの下部間を連設する連設壁部19
cから正面形状が略U字状に形成されている。そして、
このシール壁19に弾性シール部材SのフランジS1が
弾接させられている。しかも、このシール壁19の側縁
は隔壁部11,12の左側縁に前後に延びる壁部W1,
W2で連設されている。20は、リブ13,18間に形
成された係合凹部である。また、フィルタ支持板14の
下端部は係合凹部20に嵌着されている。
【0020】上述したフィルタ支持板14は、下ケース
2の樹脂材料とは異なるABS樹脂等を成形金型で射出
成形することにより、下ケース2とは別体に形成したも
のである。この様にフィルタ支持板14にABS樹脂を
用いることで、フィルタ支持板14はポリプロピレン製
の下ケース2より硬質で剛性があると共に下ケース2よ
り高い精度で形成することができる。
【0021】このフィルタ支持板14の左右両側の上端
部には、隔壁部11,12の上部を支持するアーム部2
1,22がそれぞれ設けられている。このアーム部2
1,22は、下ケース2の左右の側壁2a,2bまで延
びている。しかも、アーム部21,22の下縁部には図
5,図6,図12に示した様に前面及び下端に開放する
係合凹部21c,22cが長手方向に間隔をおいて複数
形成されている。この係合凹部21c,22cを設ける
ことにより、アーム部21,22には薄肉の係合板部2
1d,22dが形成されている。そして、この係合板部
21d,22dが隔壁部11,12と補強リブ16,1
7の切欠16a,17aとの間に係合保持されて、隔壁
部11,12の上端部が前後方向に変形するのを阻止し
ている。また、補強リブ16,17は係合凹部21c,
22cの部分でもアーム部21,22を下方から支持し
ている。
【0022】このアーム部21,22の上縁部には断面
形状がL字状で隔壁部11,12にそれぞれ臨む支持面
21a,22aがシール受部として形成され、この支持
面21a,22aと隔壁部11,12の上端部との間に
はシール受溝21b,22bが形成されている。尚、1
4a,14bは、フィルタ支持板14の上端部に形成さ
れ且つシール受溝21b,22bに連設されたシール受
溝である。しかも、フィルタ支持板14には、集塵室用
凹部6と送風機室用凹部7とを連通させる多数の通気穴
14cが設けられている。
【0023】このシール受溝21b,22b,14a,
14bにはゴム製のシール材23が保持されている。こ
のシール材23は、集塵室用凹部6の上部開口端に沿っ
て環状に形成されていて、側部が下ケース2のシール受
溝2f,2gに嵌着保持され、前端部が下ケース2の前
壁2dに嵌着保持されている。
【0024】また、図10に示した様に、フィルタ支持
板14の左右の側面14d,14dは隔壁部11,12
の切欠空間15側端面に当接させられている。しかも、
この側面14d,14dには上下に延び且つ隔壁部1
1,12の切欠空間15側の縁部後面に当接する係止突
起24,24が形成され、フィルタ支持板14の左右側
縁の下部には後方に突出し且つシール壁19の側壁部1
9a,19bに当接するシール壁変形阻止用の支持板部
25,25が一体に形成され、フィルタ支持板14の左
側縁の上部には後方に突出し且つ上ケース4のシール壁
4aに当接するシール壁変形阻止用の支持板部25´が
一体に形成されている。尚、シール壁4aはシール壁1
9に対向して上ケース4に設けられている。また、23
aは、シール部材23と一体に設けられ且つシール壁1
9,4a間に介装されたシール部である。
【0025】さらに、側面14d,14dの下端部には
傾斜案内部14e,14eが設けられ、アーム部21,
22には図6,図11(a)に示した様に切欠空間15側
の補強リブ16,17に切欠空間15側とは反対側から
当接する係止突部26,27がそれぞれ設けられてい
る。この係止突部26,27の下端部には、切欠空間1
5側に位置させて傾斜案内部26a,27aが形成され
ている。
【0026】次に、この様な構成の電気掃除機の各部品
の組み付け及び各部の作用を説明する。
【0027】即ち、先ず、フィルタ支持板14の下端部
を壁部W1,W2間に挿入すると、フィルタ支持板14
の側面が壁部W1,W2により規制されて、フィルタ支
持板14の下端部が隔壁部11,12間に挿入される。
この際、隔壁部11,12の上端部の間隔が下部間より
狭い場合には、フィルタ支持板14の傾斜案内部14
e,14eの作用により隔壁部11,12の間隔がフィ
ルタ支持板14の側面14d,14d間の幅に広げられ
る。この作用は、下ケース2の底壁2aや側壁2b,2
cを弾性変形させながら行われる。しかも、フィルタ支
持板14の係止突起24,24が隔壁部11,12の後
面に当接すると共に、フィルタ支持板14の支持板部2
5,25がシール壁19の側壁19a,19bにそれぞ
れ当接して、シール壁19の側壁19a,19bを支持
する。
【0028】この状態で、更にフィルタ支持板14を押
し下げると、フィルタ支持板14の係止突部26,27
が切欠空間15側の補強リブ16,17に切欠空間15
とは反対側から当接する。この際、隔壁部11,12の
上部間が下部間よりも広い場合には、係止突部26,2
7の傾斜案内部26a,27aが隔壁部11,12の間
隔を狭めるほうこうに切欠空間15側の補強リブ16,
17に当接して、隔壁部11,12の間隔が下部の間隔
と同じとなるように矯正する。この作用も、下ケース2
の底壁2aや側壁2b,2cを弾性変形させながら行わ
れる。
【0029】そして、更にフィルタ支持板14を下方に
押し下げ、フィルタ支持板14の下端部をリブ13,1
8間すなわち係合凹部20に嵌着すると、アーム部2
1,22が補強リブ16,17の切欠16a,17aに
係合させられて、隔壁部11,12が前後方向に変形し
ないように、隔壁部11,12の上縁部を支持し補強す
る。
【0030】この補強は、フィルタ支持板14とアーム
部21,22により下ケース2の全幅にわたって行われ
るので、隔壁部11,12の上端部(上縁部)を全幅に
渡って補強できると共に、下ケース2の側壁2b,2c
の補強を行うこともできる。この結果、隔壁部11,1
2を薄肉に形成できる しかも、この状態では、フィルタ支持板14のアーム部
21,22の支持面(シール受部)21a,22aと隔
壁部11,12の上端部との間にシール受溝21b,2
2bが形成されと共に、このシール受溝21b,22b
シール受溝14a,14bにそれぞれ連設される。この
結果、隔壁部11,12を薄肉に形成しても、シール取
付部としてのシール受部の幅を充分に確保できる。その
上、隔壁部11,12は、補強リブ16,17で更に補
強されているので、より薄肉にすることが可能である。
【0031】従って、この様に隔壁11,12を薄肉に
形成できることで、隔壁部11,12を下ケース2に射
出成形により形成する際に、下ケース2の底壁2aの外
面に隔壁部11,12に対応して大きなヒケによる凹部
が形成されるのを回避できることになる。
【0032】また、フィルタ支持板14を下ケース2と
は別体に形成して下ケース2に組み付けているので、下
ケース2のを射出成形用の成形金型に前後方向へのスラ
イド機構を設ける必要がなく、成形金型の構造を簡単に
できると共に、成形金型の隔壁部11,12を形成する
キャビティの周囲にも冷却水通路を設けて、キャビティ
に溶融樹脂を充填後に、冷却水通路を介して隔壁部1
1,12に対応する部分も冷却することできる。この結
果、下ケース2用の成形金型内のキャビティを全体的に
冷却するようにできるので、射出成形サイクルを従来よ
りも短縮できる。
【0033】更に、上述のようにフィルタ支持板14を
下ケース2に組み付けた状態で、隔壁部11,12,ア
ーム部21,22,フィルタ支持板14の上端部を覆う
ゴム製のシール部材23を設け、このシール部材23を
シール受溝21b,22b,14a,14bに嵌着保持
させる。しかも、このシール材23を、集塵室用凹部6
の上部開口端に沿って下ケース2のシール受溝2f,2
g及び下ケース2の前壁2dに嵌着保持させる。
【0034】この後、上ケース4で送風機室用凹部7の
上部開放端を閉成して、上ケース14を下ケース2に図
示しない固定ネジで固定することにより、電動送風機1
0が下ケース2と上ケース4との間に挟持されると共
に、隔壁部11,12の上端部が上ケース4により支持
される。この位置では、フィルタ支持板14及びアーム
部21,22により補強された隔壁部11,12が上ケ
ース4と、下ケース2のリブ13,18間で保持される
ことになるので、フィルタ支持板14は電動送風機10
の吸引負圧でシール壁19が集塵室8側に変形するのを
支持板部25,25を介して確実に阻止することにな
る。
【0035】この後、集塵室カバー3は集塵室8を開閉
可能に上ケース4の前端部に取り付けられる。この取付
構造は、周知の構造が採用できるので、詳細な説明は省
略する。尚、フィルタ支持板14は、集塵室8に配設さ
れる図示しない二次フィルターで閉成される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、上方に開放する樹脂製の下ケースの幅方向及び上下
方向に向けて延び且つ前記下ケース内を前部の集塵室用
凹部と後部の送風機室用凹部とに区画する隔壁が設けら
れ、前記隔壁に前記両凹部を連通させる多数の通気穴が
設けられていると共に、前記集塵室用凹部が集塵室カバ
ーで開閉可能に閉成され、前記送風機室用凹部が上ケー
スで閉成され、前記隔壁と上ケースとの間にシール部材
が介装された電気掃除機において、前記隔壁は左右に間
隔をおいた左隔壁部及び右隔壁部と前記両隔壁部間を覆
うフィルタ支持板から構成されていると共に、前記フィ
ルタ支持板には前記左隔壁部及び右隔壁部の上部を支持
するアーム部がそれぞれ設けられている構成としたの
で、即ち、フィルタ支持板を下ケースとは別体に形成し
て下ケースに組み付けているので、下ケースを射出成形
用の成形金型に前後方向へのスライド機構を設ける必要
がなく、成形金型の構造を簡単にできる。
【0037】しかも、成形金型の隔壁部を形成するキャ
ビティの周囲にも冷却水通路を設けて、キャビティに溶
融樹脂を充填後に、冷却水通路を介して隔壁部に対応す
る部分も冷却することできる。この結果、下ケース用の
成形金型内のキャビティを全体的に冷却する様にできる
ので、射出成形サイクルを従来よりも短縮できる。
【0038】その上、前記フィルタ支持板には左隔壁部
及び右隔壁部の上部を支持するアーム部がそれぞれ設け
られていると共に、左隔壁部及び右隔壁部の上部をフィ
ルタ支持板とこのフィルタ支持板の左右に設けたアーム
部により連設している構成としたので、左隔壁部及び右
隔壁部の上部をフィルタ支持板とこのフィルタ支持板の
左右に設けたアーム部により補強して、左隔壁部及び右
隔壁部の上部側の変形を防止できる。これにより、隔壁
部を薄肉に形成しても隔壁部の変形を防止できるので、
隔壁部を下ケースに射出成形により形成する際に、下ケ
ースの底壁の外面に隔壁部に対応して大きなヒケによる
凹部が形成されるのを回避できることになる。
【0039】また、請求項2の発明は、前記フィルタ支
持板及びアーム部にシール受部を設けて、前記シール受
部に前記シール部材を保持させた構成としたので、隔壁
部を薄肉に形成しても、シール取付部としてのシール受
部の幅を充分に確保できる。
【0040】更に、請求項3の発明は、前記両隔壁部の
板面には上下に延びる補強リブが幅方向に間隔をおいて
複数形成され、前記補強リブの上端に前記アーム部を前
後に相対移動不能に保持させた構成としたので、隔壁部
をフィルタ支持板のアーム部と補強リブで更に補強して
より薄肉にすることが可能である。
【0041】また、請求項4の発明は、前記下ケースと
は異なる樹脂材料で且を硬質且つ剛性のある樹脂材料か
ら前記フィルタ支持板を形成した構成としたので、フィ
ルタ支持板を下ケースより硬質で剛性がある材料から形
成することができる。この結果、下ケースを安価な材料
から形成すると共に隔壁部を薄肉に形成しても、フィル
タ支持板及びそのアーム部で確実に補強できる。
【0042】更に、請求項5の発明は、前記アーム部を
前記下ケースの左右の側壁まで延設した構成としたの
で、フィルタ支持板とアーム部により隔壁部を全幅にわ
たって補強できると共に、下ケースの側壁をフィルタ支
持板とアーム部で補強支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電気掃除機の断面図である。
【図2】図1に示した電気掃除機の集塵室カバー及び上
ケースを取り外した状態の平面図である。
【図3】(a)は図2のA−A線に沿う断面図、(b)は図2
のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2のシール部材を取り外した状態の平面図で
ある。
【図5】(a)は図4のC−C線に沿う断面図、(b)は(a)
のF−F線に沿う断面図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図である。
【図8】図7のフィルタ支持板を除いた状態の平面図で
ある。
【図9】図1のシール壁の正面図である。
【図10】図5のE−E線に沿う断面図である。
【図11】(a)は図1に示したフィルタ支持板の背面
図、(b)は(a)のF−F線に沿う断面図、(c)は(a)の左側
面図である。
【符号の説明】
2…下ケース 2b,2c…側壁 3…集塵室カバー 4…上ケース 5…隔壁 6…集塵室用凹部 7…送風機室用凹部 11…左隔壁部 12…右隔壁部 14…フィルタ支持板 16,17…補強リブ 21,22…アーム部 21a,22a…支持面(シール受部) 23…シール部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開放する樹脂製の下ケースの幅方向
    及び上下方向に向けて延び且つ前記下ケース内を前部の
    集塵室用凹部と後部の送風機室用凹部とに区画する隔壁
    が設けられ、前記隔壁に前記両凹部を連通させる多数の
    通気穴が設けられていると共に、前記集塵室用凹部が集
    塵室カバーで開閉可能に閉成され、前記送風機室用凹部
    が上ケースで閉成され、前記隔壁と上ケースとの間にシ
    ール部材が介装された電気掃除機において、 前記隔壁は左右に間隔をおいた左隔壁部及び右隔壁部と
    前記両隔壁部間を覆うフィルタ支持板から構成されてい
    ると共に、前記フィルタ支持板には前記左隔壁部及び右
    隔壁部の上部を支持するアーム部がそれぞれ設けられて
    いることを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ支持板及びアーム部にシー
    ル受部を設けて、前記シール受部に前記シール部材を保
    持させたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 前記両隔壁部の板面には上下に延びる補
    強リブが幅方向に間隔をおいて複数形成され、前記補強
    リブの上端に前記アーム部を前後に相対移動不能に保持
    させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃
    除機。
  4. 【請求項4】 前記下ケースとは異なる樹脂材料で且を
    硬質且つ剛性のある樹脂材料から前記フィルタ支持板を
    形成したことを特徴とする請求項1〜3に記載の電気掃
    除機。
  5. 【請求項5】 前記アーム部を前記下ケースの左右の側
    壁まで延設したことを特徴とする請求項1〜4に記載の
    電気掃除機。
JP01882197A 1997-01-31 1997-01-31 電気掃除機 Expired - Fee Related JP3660090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01882197A JP3660090B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01882197A JP3660090B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10211137A true JPH10211137A (ja) 1998-08-11
JP3660090B2 JP3660090B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=11982239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01882197A Expired - Fee Related JP3660090B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3660090B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437115B1 (ko) * 2002-05-15 2004-06-23 삼성광주전자 주식회사 진공청소기용 커버 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437115B1 (ko) * 2002-05-15 2004-06-23 삼성광주전자 주식회사 진공청소기용 커버 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3660090B2 (ja) 2005-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060151910A1 (en) Trim panel assembly and method of manufacture
JP4198805B2 (ja) 車両用リヤトランク
JP3508596B2 (ja) ガラスラン
US7367103B2 (en) Method of forming a vehicle component
JP2004324295A (ja) カバー部材の取り付け構造
JPH10211137A (ja) 電気掃除機
US4535514A (en) Seat belt with plastic cover
KR19990044178A (ko) 진공 청소기
CN210258023U (zh) 车辆仪表板用保险盒及仪表板护板
JPH0928485A (ja) 手掛け部材
JPH11240388A (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JP2688033B2 (ja) コンソールボックス
JP4179904B2 (ja) 自動販売機の扉密封構造
JP2601054Y2 (ja) 車両用ドアトリムのラップ構造
JPS624188Y2 (ja)
JP2003222463A (ja) 前面扉における扉キャップ
CN112050543B (zh) 用于冰箱的门体、冰箱及门体的制造方法
CN217863350U (zh) 一种便于制造生产的强度增强墨盒
CN218700950U (zh) 一种车门内饰板开关面板的注塑模具
JPS6016321Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JP2636117B2 (ja) 小物入れ
JP2001163061A (ja) 固定窓用ウェザストリップ及びその成形型
JP2003222464A (ja) 冷蔵庫の引き出し扉
JP2966528B2 (ja) 自動二輪車用エアクリーナのダクト構造
JP3530969B2 (ja) 合成樹脂製引き出しの前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040407

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Effective date: 20041208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050316

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080325

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080325

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080325

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100325

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees