JP2003222464A - 冷蔵庫の引き出し扉 - Google Patents
冷蔵庫の引き出し扉Info
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Abstract
ン剤を発泡充填する際にウレタン剤の漏れ率を少なく
し、かつ組立時に扉材への装着嵌合が容易な前面扉を提
供すること。 【解決手段】 鋼板からなる外装板(26)と、この外装板
(26)の下端に取り付けられた下側キャップ(27)と、この
外装板(26)の上端に取り付けられ手掛け部を備える上側
キャップ(28)と、これら(26,27,28)の内側の空間に発泡
充填される断熱材とを備えた冷蔵庫の引き出し扉におい
て、前記上側キャップ(28)に設けられ前記外装板(26)の
内周面に当接するリブ(35)と、前記上側キャップ(28)に
設けられ前記リブ(35)に連設された補強用リブ(36)とを
備える。
Description
扉に関する。特に、鋼板からなる外装板と、この外装板
の下端に取り付けられた下側キャップと、この外装板の
上端に取り付けられ手掛け部を備える上側キャップと、
これらの内側の空間に発泡充填される断熱材とを備えた
一般的な冷蔵庫の引き出し扉に関する。
庫の引き出し扉について説明する。
と、鋼板からなる外装板(2)の関係を説明するための断
面図である。図5は、この両者(1,2)の組立て時の説
明図である。この図5では、組立て時に上側キャップ
(1)を下にして、上側から外装板(2)を挿入するように
している。
る。(4)は、上側キャップ(1)に設けられた手掛け部で
ある。(5)は、上側キャップ(1)に設けられたリブであ
る。このリブ(5)の先端は、曲面となっている。(6)
は、上側キャップ(1)に設けられた補強リブである。
された絞り部である。この絞り部(7)は、リブ(5)先端
の曲面に合わせた形状となっている。これは、女性の使
用者の指の長く延びた爪が、引っ掛かって傷つくのを防
止するために、段差部分の発生を抑えるものである。こ
のような構造は、特公平6-46132号公報、特開平5-28085
8号公報にも示され、良く知られている。
(4)に手をかけて前方へ引き出す。
上側キャップ(1)を外装板(2)に取り付ける。
補強リブ(6)の間の空間にセットされる。
り加工を施さなければならないため、このプレス加工の
ための金型費用が掛かる。
を行った絞り部(7)の上端部分(8a、8b)と、それ以
外の上端部分(8c)との間で、段差が生じてしまう。つ
まり、絞り加工を行った絞り部(7)の左右端(8b,8
b)は段差形状となる。
早く挿入させるには、組立作業者の熟練が必要であっ
た。
しわより不良、即ち波状となる不良が発生し易かった。
部分では、リブ(5)と外装板(2)との密着性が落ちる。
従って、扉の組立て時に、ウレタン剤等の発泡剤を発泡
させて断熱材を形成する場合に、発泡圧により、リブ
(5)と外装板(2)との隙間から発泡材が漏れる虞があっ
た。このため、組立て作業者が、この発泡剤の漏れを防
止するために、手作業でこの周辺にテープを貼り付ける
作業が必要であった。
泡剤を発泡させて断熱材を形成する場合に、発泡圧によ
り、リブ(5)と外装板(2)とが、外方向に押され、この
押圧力により、リブ(5)と外装板(2)との間の隙間が拡
開し、発泡材が漏れる虞があった。このため、組立て作
業者は、この発泡剤の漏れを防止するために、手作業で
この周辺にテープを貼り付けなくてはならなかった。
リブ(5)を太くする方法があるが、射出成形品のヒケ等
の問題を考慮すると、非常に困難である。
に、外装板(2)の外周面に当接するリブ(5)だけでな
く、外装板(2)の内周面に当接するリブを新たに成形す
ることも考えられるが、射出成形品の金型の複雑化の問
題を考慮すると、リブ(5)と同じ高さ(又は漏れに有効
な高さ)の新たなリブを成形することは困難である。
鑑みて為されたものであり、外装板に絞り加工を施す必
要もなく、発泡剤の充填時の漏れ率を少なくし、かつ組
立時の組立ても容易な冷蔵庫の引き出し扉を提供するこ
とを目的とする。
外装板(26)と、この外装板(26)の下端に取り付けられた
下側キャップ(27)と、この外装板(26)の上端に取り付け
られ手掛け部を備える上側キャップ(28)と、これら(26,
27,28)の内側の空間に発泡充填される断熱材とを備えた
冷蔵庫の引き出し扉において、上側キャップ(28)に設け
られ外装板(26)の内周面に当接するリブ(35)と、上側キ
ャップ(28)に設けられリブ(35)に連設された補強用リブ
(36)とを備えることを特徴とする。
(26)の外周面に当接し、リブ(35)と共に嵌合凹溝(40)を
形成する突条部(39)を備えることを特徴とする。
の実施の形態の一例を説明する。
る。この冷蔵庫本体(11)は、それぞれ前面扉が設けら
れた複数の食品保存室から成る。冷蔵庫本体(11)は、
鋼板製の外箱と、内箱と、この両箱間に充填された発泡
ウレタン等の断熱材により構成されている。この冷蔵庫
本体(11)の内部は、仕切壁により仕切られ、上部から
順に、冷蔵室(12)、第1の冷凍室(13)、第2の冷凍
室(14)、野菜室(15)を備えている。
ハンドル(16)により開閉可能な回動式の冷蔵室扉(1
8)により閉塞可能である。冷蔵室(12)の下の第1の
冷凍室(13)、第2の冷凍室(14)、野菜室(15)は引
出し式の冷凍室扉(19,20)、野菜室扉(21)により
夫々閉塞されている。
来と同様である。つまり、扉(20)は、外装板(26)
と、この外装板(26)の下端に挿入する下側キャップ
(27)と、外装板(26)の上端に挿入する上側キャップ
(28)と、硬質樹脂材料から成り扉の裏側に設けられる
扉内パネル(図示せず)と、この外装板(26)、上下キャ
ップ(28,27)、扉内パネルで形成された空間に発泡
充填される発泡ウレタン断熱材(図示せず)とから構成さ
れる。
上側キャップ(28)を外装板(26)に取り付ける。
側壁(23,23)と、これらの側壁(23,23)の先端
部を内方に折曲したフランジ部(25,25)から成る。
外装板(26)は、鋼板製である。
ていない。
て、図2及び図3に基づき詳述する。
1)が形成されている。(32)は、使用者の指が入るた
めの凹部であり、中央部分に設けられている。つまり、
前壁(31)の内、中央部分の辺りは、手掛け部として作
用する。
けられた側壁である。(34)は、上側キャップ(28)の
後端の後壁である。
中間位置付近において左右に延びるガイドリブ(35)が
形成される。又、このガイドリブ(35)に連設され、こ
のガイドリブ(35)と直交方向に延びる補強リブ(3
6,36,・・・)も設けられている。この補強リブ(3
6)は、所定間隔を存して複数設けられる。
(38,38)は、手掛け部で手をかけるための空間を形
成するように、それぞれ前壁(31)まで延びるように設
けられている。
リブである。このガイドリブ(37、37)とガイドリブ
(35)との間に挟持部が形成される。そして、この挟持
部に、外装板(26)の上縁の左右部分が挿入される。
上端の中央部分について、説明する。
の突条部(39)は、図3に示すように、ガイドリブ(3
5)より低く、このガイドリブ(35)と共に、外装板(2
6)の上端挿入用の凹溝(40)を形成している。
且つ、突条部(39)と外装板(26)の嵌合部分は、凹部
(32)の一番奥の箇所となる。従って、この部分に女性
使用者の長く延びた爪が引っ掛かる可能性は極めて小さ
くなる。
上側キャップ(28)を装着する際には、外装板(26)の
上端の左右のいずれかの端が、ガイドリブ(37)とガイ
ドリブ(35)との間に挟持されるように挿入する。その
後、この外装板(26)の上端内周面を、ガイドリブ(3
5)に沿わせるように、外装板(26)を上側キャップ(2
8)に挿入する。
あり、段差も無い。
(26)に上側キャップ(28)を容易に装着させることが
できる。
ガイドリブ(35)及び外装板(26)に対して、外方向へ
発泡圧が掛かる。補強リブ(36)は、ガイドリブ(35)
に連設されており、補強リブ(36)がガイドリブ(35)
の外方向への傾きを防止する。また、外装板(26)の上
端は、凹溝(40)により、固定されているので、発泡圧
により、ガイドリブ(35)と外装板(26)とがより密着
させるように作用するので、ウレタン漏れが発生し難
い。本実施形態では、鋼板からなる外装板(26)と、こ
の外装板(26)の下端に取り付けられた下側キャップ
(27)と、この外装板(26)の上端に取り付けられ手掛
け部を備える上側キャップ(28)と、これら(26,2
7,28)の内側の空間に発泡充填される断熱材とを備
えた冷蔵庫の引き出し扉において、上側キャップ(28)
に設けられ外装板(26)の内周面のほぼ全周に当接する
リブ(35)と、上側キャップ(28)に設けられリブ(3
5)に連設された補強用リブ(36)とを備えている。更
に、上側キャップ(28)に設けられ外装板(26)の外周
面に当接し、リブ(35)と共に嵌合凹溝(40)を形成する突
条部(39)を備えることを特徴とする。
したが、本願発明は、これに限らず貯蔵室前面を開閉す
る他の引出し式扉にも適用できるものである。
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
り加工を施す必要もなく、発泡充填する際に発泡剤の漏
れ率を少なくし、かつ組立が容易な引き出し扉を提供す
ることができる。
図である。
てを説明するため図である。
である。
した状態の断面図である。
立てを説明するため図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板からなる外装板(26)と、この外装板
(26)の下端に取り付けられた下側キャップ(27)と、この
外装板(26)の上端に取り付けられ手掛け部を備える上側
キャップ(28)と、これら(26,27,28)の内側の空間に発泡
充填される断熱材とを備えた冷蔵庫の引き出し扉におい
て、 前記上側キャップ(28)に設けられ前記外装板(26)の内周
面に当接するリブ(35)と、 前記上側キャップ(28)に設けられ前記リブ(35)に連設さ
れた補強用リブ(36)とを備えることを特徴とする冷蔵庫
の引き出し扉。 - 【請求項2】 前記上側キャップ(28)に設けられ前記外
装板(26)の外周面に当接し、前記リブ(35)と共に嵌合凹
溝(40)を形成する突条部(39)を備えることを特徴とする
請求項1の冷蔵庫の引き出し扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024873A JP2003222464A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 冷蔵庫の引き出し扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024873A JP2003222464A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 冷蔵庫の引き出し扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003222464A true JP2003222464A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27747190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002024873A Pending JP2003222464A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 冷蔵庫の引き出し扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003222464A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009222341A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Toshiba Corp | 冷蔵庫扉 |
JP2012122628A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 貯蔵庫の断熱扉 |
JP2013170721A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Sharp Corp | 冷蔵庫の扉の製造方法、冷蔵庫の扉、および冷蔵庫 |
WO2022166512A1 (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-11 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱、用于冰箱的门体及其装配方法 |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002024873A patent/JP2003222464A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114909849A (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-16 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱、用于冰箱的门体及其装配方法 |
CN114909849B (zh) * | 2021-02-08 | 2023-06-16 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱、用于冰箱的门体及其装配方法 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20061204 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |