JP2966528B2 - 自動二輪車用エアクリーナのダクト構造 - Google Patents

自動二輪車用エアクリーナのダクト構造

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JP2966528B2
JP2966528B2 JP2406353A JP40635390A JP2966528B2 JP 2966528 B2 JP2966528 B2 JP 2966528B2 JP 2406353 A JP2406353 A JP 2406353A JP 40635390 A JP40635390 A JP 40635390A JP 2966528 B2 JP2966528 B2 JP 2966528B2
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西岡昌寛
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車に好適なエ
アクリーナのダクト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車においては、エアクリ
ーナの空気取り入れ用のダクトをエアクリーナ本体とは
別体に製作し、ダクトをエアクリーナ本体に差し込む方
式において、ダクトを曲折形状にして吸入エアを反転さ
せるタイプのものが知られている。このタイプのダクト
は一般にエアクリーナ本体の上部にて自動二輪車の座席
の下方の狭い空間に設けられることから、ダクトがエア
クリーナ本体から突出するの防ぐため、ダクトのエア導
入部が上壁に沿って真直ぐ延び、この後端が略90度折
れ曲がって曲折部が形成され、該曲折部には鍔部が形成
されこの外周に設けられた係合溝が本体の上壁に形成し
た開口の周縁と係合してダクトは本体に保持される構造
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダクトのエ
ア吸入量を増大するとともに、一層、エアクリーナ本体
からの突出を防ぐには、ダクトの導入部断面の横寸法に
対する縦寸法の比を大きく横長の形状にする必要があ
る。しかしながら、ダクトは鍔部の係合溝と開口の周縁
の係合によりエアクリーナ本体に保持されることから、
係合を容易とするため可撓性材料で成形され、ダクトは
変形を生じ易く断面積を維持するのが困難である。この
対策としては、ダクトに補強用リブを一体に設けること
が考えられるが、ダクトは曲がっているために型が抜け
にくく成形が困難であり、かつ全体の剛性が大きくなる
ので上記係合も困難になる。
【0004】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、エアクリーナ本体から突出しないようにした横長の
ダクトにて、ダクトの変形を防ぎかつ成形と共に鍔部と
開口の周縁との係合を容易にする自動二輪車用エアクリ
ーナのダクト構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動二輪車用エアクリーナのダクト構造は、内部にフィル
タエレメント(1)を収納するクリーナケース(2)に
可撓性材料よりなるエア吸入用ダクト(3)を有し、エ
ア吸入用ダクトが前記クリーナケース内に差し込まれて
なるタイプのエアクリーナにおいて、前記エア吸入用ダ
クト(3)は、ダクト部材(9)と補強用リブ部材(1
2)とからなり、前記ダクト部材は、横長の断面にてエ
ア導入部(9a)がクリーナケースの上壁上面に沿って
真直ぐ延び、この後端が略90度折れ曲がって曲折部
(9b)が形成され、該曲折部には鍔部(10)が形成
されこの外周に設けられた係合溝(10a)をクリーナ
ケース上壁に形成した開口の周縁(2a)と係合し、ダ
クト部材をクリーナケースに保持し、前記ダクト部材
(9)の入口上下内壁(9c)中央から出口上下内壁
(9d)中央まで互いに対向する一対の溝部(11)を
ダクト部材の通路に沿って形成し、前記補強用リブ部材
(12)は、硬質の樹脂板材で前記一対の溝部間の間隙
に対応する所定幅にて曲折形状に形成し、この補強用リ
ブ部材の幅両縁をダクト部材の入口側開口から出口側開
口まで前記溝部(11)に圧入し、補強用リブ部材をダ
クト部材に固定したことを特徴とする。
【0006】なお、上記構成に付加した番号は、図面と
対比させるものであり、これにより本発明の構成が何ら
限定されるものではない。
【0007】
【作用】本発明においては、例えば、図1乃至図3に示
すように、エア吸入用ダクト3をクリーナケース2の開
口部に取り付ける場合には、ダクト部材9の一端をクリ
ーナケース2の開口部に挿入固定した後、補強用リブ部
材12をダクト部材9の他端開口から強制的に圧入し固
定する。ダクト部材9が可撓性材料で成形されているた
め、簡単に補強用リブ部材12をダクト部材9内に圧入
することが可能である。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図1及び図2は本発明に係わるエアクリーナの1
実施例を示し、図1はフィルタの一部断面を示す平面
図、図2はダクトの一部断面を示す側面図である。
【0009】エアクリーナは、内部にフィルタエレメン
ト1を収納するクリーナケース2と、エア吸入用ダクト
3と、弾性体のキャブレター接続管4と、サイドカバー
5とを有し、サイドカバー5の内部には、仕切壁6が設
けられレゾネータ室7が形成され、レゾネータ室7は開
口8によりクリーナケース2内に連通されている。
【0010】図3は本発明に係わるエア吸入用ダクト3
の斜視図を示し、エア吸入用ダクト3は可撓性材料にて
成形されて前記クリーナケース2内に差し込まれるタイ
プであり、ダクト部材9と補強用リブ部材12とからな
っている。ダクト部材9は、横長の断面にてエア導入部
9aが、図2にも示すように、クリーナケース2の上壁
上面に沿って真直ぐ延び、この後端が略90度折れ曲が
って曲折部9bが形成され、該曲折部9bには鍔部10
が形成されこの外周に設けられた係合溝10aをクリー
ナケース2上壁に形成した開口2aの周縁と係合し、ダ
クト部材9をクリーナケース2に保持している。ダクト
部材9の入口上下内壁9c中央から出口上下内壁9d中
央まで互いに対向する一対の溝部11をダクト部材9の
通路に沿って形成している。補強用リブ部材12は、硬
質の樹脂板材でリブ部13と係止部14とを有し、一対
の溝部11間の間隙に対応する所定幅にて曲折形状に形
成されている。なお、リブ部13に孔を設けたり、凹凸
を形成して騒音を低減させるようにしてもよい。
【0011】エア吸入用ダクト3をクリーナケース2の
開口の周縁2aに取り付ける場合には、ダクト部材9の
鍔部係合溝10aをクリーナケース2の上壁開口の周縁
2aに係合した後に、補強用リブ部材12の幅両縁をダ
クト部材9の入口側開口から出口側開口まで溝部11
に、図示矢印に示すように強制的に圧入し、係止部14
により補強用リブ部材12をダクト部材9に固定するよ
うにしている。ダクト部材9が可撓性材料で成形されて
いるため、簡単に補強用リブ部材12をダクト部材9内
に圧入することができる。
【0012】図4は図1で説明したレゾネータ室7の構
造を示す斜視図である。サイドカバー5の内部に仕切壁
6を設けると共に、蓋部材15に開口8を形成し、サイ
ドカバー5を蓋部材15を介してクリーナケース2に固
定することにより、レゾネータ室7を形成することによ
り騒音の発生を減少させるものである。なお、16はク
リーン室である。従来の場合は、レゾネータをキャブレ
ター接続管側に設け、レゾネータと吸入ダクトとをチュ
ーブで接続するようにしていたが、本例によれば、レゾ
ネータをサイドカバーで兼用するため、特別のレゾネー
タ、接続チューブ及びチューブの固定具が不要になると
共に、スペースの有効利用を図ることができる。
【0013】図5はレゾネータ室の他例の構造を示す斜
視図である。吸入用ダクト20は、上下のケース21、
22により2分割され、内部に吸気部23、レゾネータ
室24が形成され、下ケース22の下面には吸気部23
と連通する吐出部25が形成され、エアは図示矢印の如
く流れるように構成されている。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補強用リブ部材は、硬質の樹脂板材で前記一対の溝部間
の間隙に対応する所定幅にて曲折形状に形成し、この補
強用リブ部材の幅両縁をダクト部材の入口側開口から出
口側開口まで前記溝部に圧入し、補強用リブ部材をダク
ト部材に固定したので、断面横長としたエア吸入用ダク
トにて断面の変形を防ぐと共に、補強用リブ部材の成形
やダクト部材の鍔部のクリーナケースへの係合を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエアクリーナの1実施例で一部
断面を示す平面図
【図2】図1の一部断面を示す側面図
【図3】本発明のエアクリーナのダクト構造の1実施例
を示す斜視図
【図4】レゾネータ室の1例を示す斜視図
【図5】レゾネータ室の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
2…クリーナケース、3…エア吸入用ダクト、9…ダク
ト部材、12…補強用リブ部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にフィルタエレメントを収納するクリ
    ーナケースに可撓性材料よりなるエア吸入用ダクトを有
    し、エア吸入用ダクトが前記クリーナケース内に差し込
    まれてなるタイプのエアクリーナにおいて、 前記エア吸入用ダクトは、ダクト部材と補強用リブ部材
    とからなり、前記ダクト部材は、横長の断面にてエア導
    入部がクリーナケースの上壁上面に沿って真直ぐ延び、
    この後端が略90度折れ曲がって曲折部が形成され、該
    曲折部には鍔部が形成されこの外周に設けられた係合溝
    をクリーナケース上壁に形成した開口の周縁と係合し、
    ダクト部材をクリーナケースに保持し、前記ダクト部材
    の入口上下内壁中央から出口上下内壁中央まで互いに対
    向する一対の溝部をダクト部材の通路に沿って形成し、 前記補強用リブ部材は、硬質の樹脂板材で前記一対の溝
    部間の間隙に対応する所定幅にて曲折形状に形成し、こ
    の補強用リブ部材の幅両縁をダクト部材の入口側開口か
    ら出口側開口まで前記溝部に圧入し、補強用リブ部材を
    ダクト部材に固定したことを特徴とする自動二輪車用エ
    アクリーナのダクト構造。
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