JP2005256635A - エンジン用エアクリーナ - Google Patents

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Tadashi Mizumoto
匡 水本
Takashi Miura
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Abstract

【課題】 ダスト捕捉量を向上させたエンジン用のエアクリーナを提供する。
【解決手段】 支持枠16はプレフィルタ15を密着状態で収納保持する窪み部16aが形成され、底部19には貫通孔18を形成した格子23が形成されている。格子23の周囲には、プレフィルタ15を密着支持する第4シール用リブ17が形成されている。支持枠16の底面には、メインフィルタ25のペーパフィルタ26を収容する空間部が形成され、同空間部の周囲にはメインフィルタ25の枠状体27を密着支持する第3シール用リブ22が形成されている。ケース7の底面内側及びカバー6の上面内側には、それぞれ枠状体27及びプレフィルタ15を密着支持するシール用リブが形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンに浄化した空気を供給するエアクリーナに関し、特に、ダスト捕捉量を向上させたエアクリーナに関するものである。
従来から用いられているエアクリーナでは、フィルタとしてメインフィルタを単独で用いる構成のものが多用されている。また、フィルタとしてメインフィルタ以外にプレフィルタを更に用いたエアクリーナ(特許文献1参照。)も提案されている。メインフィルタだけを用いたエアクリーナに比べて、メインフィルタ及びプレフィルタの両方を用いたエアクリーナではダストの捕捉率は向上する。しかし、メインフィルタ及びプレフィルタの支持構成が単にメインフィルタ及びプレフィルタを支持するためだけの構成となっているため、これらのフィルタの支持部からダストが侵入して、気化器やエンジン室内に吸入されてしまうことがあった。
例えば、図10に特許文献1に記載されたメインフィルタ及びプレフィルタを備えたエアクリーナを示したように、エアクリーナとしては、外気導入口45から取り入れた空気をプレフィルタ52とメインフィルタ55で浄化し、浄化した空気は吸気通路42を介して気化器等に供給する構成に形成されている。エアクリーナケース41は、蓋体56と本体ケース58とから構成され、蓋体56にはプレフィルタ52を支持するプレフィルタ支持部51とプレフィルタ押さえ57とが形成されている。プレフィルタ押さえ57は櫛形で、蓋体56と一体成型されて仕切り壁47から前向きに突出して形成されている。
プレフィルタ支持部51上に載置したプレフィルタ52は、外気案内壁48とプレフィルタ押さえ57とにより上から押さえ込まれた状態で支持されている。このため、蓋体56を本体ケース58から取り外すことで、プレフィルタ52が蓋体56に取り付けられたままプレフィルタ室49から取り出すことができ、外気案内壁48とプレフィルタ支持部51との間からプレフィルタ52を簡単に抜き取ることができる構成となっている。
本体ケース58にはメインフィルタ室50が形成され、同メインフィルタ室50は、ケース後端壁43にスポット溶接されたステー59と、メインフィルタ押さえ61との間でメインフィルタ55の下部を差し込み支持したメインフィルタ接当部54とにより形成されている。即ち、図11に示すように、メインフィルタ55を装着したメインフィルタ接当部の係合爪62をステー59の係合溝63に係合させながら、図10のようにメインフィルタ下支え部60をケース下周壁46に沿わせ込むことで、メインフィルタ55を本体ケース58のメインフィルタ室50に収納させることができる。
特開平8−74692号公報
特許文献1に示すようなエアクリーナでは、プレフィルタ52で最初の浄化を行い、メインフィルタ55で最終的な浄化を行うことができる構成となっている。しかし、プレフィルタ52及びメインフィルタ55と外気が通る通路との間では気密保持が不十分な状態に構成されているため、外気中に含まれるダストがプレフィルタ52の周辺部を通って浄気中継通路53に入ってしまい、プレフィルタ52としての機能を十分に発揮することができない問題があった。しかも、浄気中継通路53に入ったダストは、メインフィルタ下支え部60とケース下周壁46との間でメインフィルタ下支え部60の肉厚によって形成される隙間や、ステー59とケース後端壁43との間でステー59の肉厚によって形成される隙間等を通って吸気通路42に流入してしまうといった問題があった。
本願発明ではこれらの問題を解決するとともに、プレフィルタとメインフィルタとを用いてダストの捕捉率を更に向上させエアクリーナのメンテナンスを低減させることのできるエンジン用エアクリーナを提供することにある。
本願発明の課題は請求項1〜4に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明では請求項1に記載したように、浄化空気導出部を有したケースと、同ケースと密着固定され空気取り入れ部を有したカバーとを備え、前記ケースとカバーとにより形成される内部空間にプレフィルタとメインフィルタとを内設するエンジン用エアクリーナにおいて、前記ケースに前記浄化空気導出部の導出口を囲繞する第1シール用リブを形成し、前記カバーに前記空気取り入れ部の導入口を囲繞する第2シール用リブを形成し、前記ケースとカバーとの密着固定時に、前記第1シール用リブが、前記メインフィルタの下面を全周にわたって密閉状態に支持し、前記第2シール用リブが、前記プレフィルタの上面を全周にわたって密閉状態に支持し、かつ前記メインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間の全周にわたって囲繞する隔壁が、前記メインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間を密閉状態に支持してなることを最も主要な特徴となしている。
また、本願発明では請求項2に記載したように、前記隔壁が、前記プレフィルタを密接状態で支持収納する窪み部を有する支持枠として形成され、前記窪み部における底部に少なくとも1以上の貫通孔が形成され、前記支持枠における前記メインフィルタの上面との対向面に、前記貫通孔を囲繞するとともに前記メインフィルタの上面を全周にわたって支持する第3シール用リブが形成されてなることを主要な特徴となしている。
更に、本願発明では請求項3に記載したように、前記支持枠の底部に前記貫通孔を囲繞し、前記プレフィルタの下面を全周にわたって支持する第4シール用リブが形成されてなることを主要な特徴となしている。
更にまた、本願発明では請求項4に記載したように、前記隔壁が、前記メインフィルタの上面に形成されてなることを主要な特徴となしている。
本願発明では、エアクリーナの空気取り入れ部とプレフィルタとの間、プレフィルタとメインフィルタとの間、及びメインフィルタと浄化空気導出部との間をそれぞれ気密状態に配設したことを特徴としている。気密状態での配設構成としては、エアクリーナのケースに形成した浄化空気導出部の導出口を囲繞する第1シール用リブで、メインフィルタの下面を全周にわたって支持する構成を採用している。また、エアクリーナのカバーに形成した空気取り入れ部の導入口を囲繞する第2シール用リブで、プレフィルタの上面を全周にわたって支持する構成を採用している。更に、メインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間における全周にわたって隔壁で囲繞し、同隔壁でメインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間を支持する構成としている。
これにより、ケースとカバーとを密着固定したときに、第2シール用リブでプレフィルタの上面を全周にわたって密閉状態に押圧支持することができ、第2シール用リブでプレフィルタを密閉状態に支持することができる。また、ケースとカバーとの密着固定のときに、隔壁によってプレフィルタとメインフィルタとの間を密閉状態とすることができ、更に、第1シール用リブでメインフィルタの下面を全周にわたって密閉状態に押圧支持することができる。
本願発明によって、エアクリーナの空気取り入れ部から浄化空気導出部までの間を、同通路の外部から同通路内にダストが侵入することを防止した通路として形成することができ、同通路の途中にプレフィルタ及びメインフィルタを配することができるようになる。しかも、同通路に配したプレフィルタ及びメインフィルタの周辺から直接同通路内にダストが侵入することを防止することができる。
プレフィルタ及びメインフィルタとしては、パフ材を用いたフィルタ、ウレタンフィルタ、ペーパフィルタ等の周知の構造のフィルタを使用することができる。メインフィルタとしては、濾紙を屈曲形成したペーパフィルタとその周囲に設けた硬質ウレタン樹脂製等の枠状体から構成し、同枠状体の下面を第1シール用リブ上に載置するとともに、同枠状体の上面を前記隔壁と当接させる構成とすることもできる。また、本願請求項4に記載したように、メインフィルタの枠状体の端面上に隔壁を形成し、同枠状体に形成した隔壁をプレフィルタの下面に当接支持させる構成とすることもできる。
本願発明では、カバーとケースとが密着固定されたときに得られる押圧作用により、第1シール用リブ、第2シール用リブ及び隔壁によってプレフィルタ及びメインフィルタ、或いはプレフィルタとメインフィルタの枠状体の一部を押圧して陥没変形させることで、第1シール用リブ、第2シール用リブ及び隔壁とプレフィルタ、メインフィルタ、或いはメインフィルタの枠状体との間での密閉状態を高めることができる。
隔壁としては、請求項2に記載したようにプレフィルタを密接状態で支持収納する窪み部を有する支持枠として形成することもできる。隔壁を支持枠で形成した場合には、支持枠の窪み部内にプレフィルタを密着状態で収納することができる。しかも、プレフィルタを支持枠の周壁によって密着した状態で窪み部における底面上に載置することができる。第2シール用リブからの押圧により、プレフィルタは第2シール用リブとの当接部位が陥没変形して第2シール用リブとの間で密閉状態に形成するとともに、支持枠の周壁及び支持枠の底面と密接することになる。
窪み部の底面に少なくともプレフィルタを載置する面を残して貫通孔を形成しておくことで、プレフィルタで濾過された空気は、同貫通孔を通ってメインフィルタ側に供給することができる。貫通孔の構成としては、少なくとも1以上の貫通孔を形成すれば良く、格子状に貫通孔を形成しておくこともできる。貫通孔として格子状の貫通孔を形成したときには、格子部によってプレフィルタの底面中央部も確実に支持することができる。
また、請求項3に記載したように、貫通孔を囲繞する第4シール用リブを窪み部の底面部に形成しておくことで、プレフィルタ下面の全周にわたって第4シール用リブで支持することもできる。この場合、第4シール用リブによりプレフィルタの下面を押圧支持することができる。第2シール用リブと第4シール用リブとをほぼ同一形状に形成し、第2シール用リブと第4シール用リブとでプレフィルタを両面から押圧支持する配置構成とすることもできる。また、第2シール用リブと第4シール用リブとをそれぞれの大きさを異ならせた相似形の形状として、一方のシール用リブを他方のシール用リブに被い重ねる配置構成とすることもできる。
この場合には、第2シール用リブによって第4シール用リブを被う位置関係に配設することができ、或いは第4シール用リブによって第2シール用リブを被う位置関係に配設することができる。しかも、第2シール用リブと第4シール用リブとの大きさが異なるため、隔離部により陥没するプレフィルタの部位が、水平面に対して上下面によって異なる位置となることができる。これによって、第2シール用リブ、第4シール用リブとプレフィルタとの間における密閉性を向上させることができるようになる。
請求項2に記載したように、窪み部の底面に形成した貫通孔を囲繞した第3シール用リブを、支持枠の下端部に形成することで、同第3シール用リブによりメインフィルタの上面を押圧支持することができる。メインフィルタとして上述のような枠状体を有する場合には、第3シール用リブが枠状体を押圧支持させる配置関係に配設しておくことが望ましい。上述した第2シール用リブと第4シール用リブとの関係のように、第3シール用リブと第1シール用リブとをほぼ同一形状に形成し、第3シール用リブと第1シール用リブとを対峙した位置に配することもできる。また、第1シール用リブと第3シール用リブとをそれぞれの大きさを異ならした相似形の形状として、一方のシール用リブを他方のシール用リブに被い重ねる配置構成とすることもできる。
この場合には上述した第2シール用リブと第4シール用リブとの配置関係と同様に、第3シール用リブによって第1シール用リブを被いかぶせる位置関係に配設することができ、或いは第1シール用リブによって第3シール用リブを被いかぶせる位置関係に配設することができる。しかも、第1シール用リブと第3シール用リブとの大きさが異なるため、隔離部により陥没するメインフィルタ又はメインフィルタの枠状体の部位が、上下面によって異なることができる。これによって、第1シール用リブ、第3シール用リブとメインフィルタ又はメインフィルタの枠状体との間での密閉性を向上させることができるようになる。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明のエアクリーナの構成としては、以下で説明する形状、配置構成以外にも本願発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わるエアクリーナを配設したエンジンの全体概要図である。図2は、エアクリーナの展開斜視図である。図3は、カバーの縦断面図であり、図4は、同カバーの下平面図である。図5は、支持枠の縦断面図である。図6は、メインフィルタの正面図である。図7は、ケースの斜視図であり、図8は、同ケースの上平面図である。図9は、他の構成におけるメインフィルタの斜視図である。
図1に示すように、エアクリーナ1を介して吸引された外気は、エアクリーナ一1内に配したプレフィルタ及びメインフィルタ(図2参照)により濾過され、濾過された浄化空気は浄化空気導出部8から浄化空気接続管5を介して気化器2に供給される。気化器2では、浄化空気は燃料タンク4からの燃料と混合されエンジン3に供給される。また、エンジン3が層状掃気エンジンである場合には、エアクリーナ1で浄化された浄化空気の一部を先導空気として、エンジン3に供給することもできる。
気化器2、エンジン3、燃料タンク4、浄化空気接続管5等の配置構成は、ブロワにおける配置関係を例にとって説明したものである。図1では、エアクリーナ1と各部材との配置関係を説明するために図示したものであって、従来から用いられている構成の1形態としてブロワを例にとって図示したものである。このため、本願発明におけるエアクリーナ1は、図1に示すブロワに配することに限定されるものではなく、各種エンジンに対して配設することができるものである。また、エアクリーナの配設状態は、横置き縦置き等適宜の配置構成にて配設することができるものである。更に、エアクリーナの形状としては、図示例に限定されるものではなく、適宜の形態を採用することができるものである。
エアクリーナ1の外形は、カバー6とケース7とから構成され、締め付けボルト9によりカバー6とケース7とは密着状態に固定することができる。図2に示すように、カバー6には蓋体11が取付ネジ11aにより固定され、蓋体11とカバー6との間に外気取入口10が形成されている。
図2に示すように支持枠16はプレフィルタ15を密着状態で収納保持する窪み部16aが形成されている。窪み部16aの底部19には格子23が形成され、格子間は貫通孔18として形成されている。支持枠16の底部には、メインフィルタ25におけるペーパフィルタ26を収容する空間部16b(図5参照)が形成されている。プレフィルタ15は略矩形形状の板状体に構成され、パフ材やウレタン材により形成されたフィルタとして形成されている。尚、プレフィルタ15の形状は、略矩形形状の板状体に限定されるものではなく、エアクリーナ1の形状等により適宜の形状とすることができる。
メインフィルタ25は、濾紙を屈曲形成したペーパフィルタ26とその周囲に設けた硬質ウレタン樹脂製等の保持枠28及び保持枠の周囲に設けた同じく硬質ウレタン樹脂製等の枠状体27から構成されている。ケース7は、上述のメインフィルタ25、支持枠16、プレフィルタ15をカバー6との間で収納する収納部36が形成され、収納部36の一部には、メインフルタ25で濾過した浄化空気を浄化空気接続管5に連通する浄化空気導出部8が形成されている。また、カバー6を密着状態で固定する締付けボルト9と螺合するボルト取付用ボス部33が形成されている。
以下において、カバー6、支持枠16、メインフィルタ25及びケース7についてさらに詳説する。図3、図4に示すように、カバー6は支持枠16を収納する空間部が形成されている。空間部内にはプレフィルタ15の周辺部近傍の上面を全周にわたって押圧支持する第2シール用リブ12が形成され、同第2シール用リブ12は図2で示した外気取入口10から導入された外気の導入口10aを囲繞する形で前記空間部内に配設されている。
また、第2シール用リブ12内には、プレフィルタ15を押圧するリブ13が形成されている。外気取入口10から導入された外気は、カバー6内に形成した外気案内部材14及び前記リブ13に案内されて、導入口10aから第2シール用リブ12で囲繞された空間内に導入される。カバー6には、貫通孔6aが形成され、カバー6とケース7とを密着固定する締付けボルト9が同貫通孔6a内に挿入される。カバー6には、カバーの強度を保つための補強用のリブが複数形成されている。
支持枠16は、図2、図5に示すようにプレフィルタ15を収納する窪み部16aが形成されている。窪み部16aの底部19には、プレフィルタ15の周縁部近傍の下面を全周にわたって押圧支持する第4シール用リブ17が形成されている。底部19には格子23が形成され、格子23間はプレフィルタ15でろ過された浄化空気が通る貫通孔18として形成されている。底部19の裏面側には、メインフィルタ25のペーパフィルタ26を収納する空間部16bが形成されている。空間部16bの周辺部は、メインフィルタ25の枠状体27(図2、図6参照)の上面と当接する第3シール用リブ22として形成されている。尚、第4シール用リブ17を底部19に形成せずに、プレフィルタ15の下面を直接窪み部16aの底部19上に載置することもできる。
図5では、第3シール用リブ22としては、所定幅を有する空間部16bを囲繞する端面として形成しているが、同空間部16bを囲繞する端面に全周にわたって隆起状の突起条等を形成することもできる。カバー6とケース7とが密着固定したときには、カバー6に形成した第2シール用リブ12が支持枠16の底部19の上方に位置するように配設されている。
これにより、第2シール用リブ12の押圧により陥没したプレフィルタ15の部位と第4シール用リブ17の押圧により陥没したプレフィルタ15の部位とを異ならせることができ、プレフィルタ15と支持枠16との間のシール性を向上させることができる。第2シール用リブ12の配設位置と第4シール用リブ17の配設位置とを両リブが対峙する配置構成とすることも、第2シール用リブ12が第4シール用リブ17より小形に構成することもできる。
支持枠16の側壁20より延設したフランジ部21は、支持枠16をカバー6内に挿入したときには、第2シール用リブ12を取り囲む位置に配設する大きさの形状としておくことが、ケース6と支持枠16とのシール性を向上させる上から望ましい構成となる。
図6に示すように、メインフィルタ25は中央に濾紙を屈曲形成したペーパフィルタ26を設け、その周囲に硬質ウレタン樹脂製等の保持枠28及び保持枠の周囲に同じく硬質ウレタン樹脂製等の枠状体27を配した構成となっている。枠状体27の中央底面には、ペーパフィルタ26と対応した形状の空間部27aが形成され、ペーパフィルタ26で濾過した空気を同空間部27aから導出させることができる。図6における点線によって、前記空間部27aを示している。
枠状体27の上面は、支持枠16に形成した第3シール用リブ22が押圧当接する。これにより、支持枠27とメインフィルタ25間のシールを行うことができる。メインフィルタ25の構成としては、図6に示す構成以外にもプレフィルタと同様に、ウレタンフィルタ、パフ材によるフィルタ等を用いることができる。メインフィルタ25をプレフィルタと同様の材質で形成したときには、枠状体を設けない構成とすることもできる。このときには、第3シール用リブ22及び第1シール用リブ31間でメインフィルタ25が狭持状態に密閉支持されることになる。
図9に示すように、メインフィルタ25における枠状体27の高さをペーパフィルタ26の高さ位置よりも高く形成し、高く形成した枠状体27又は保持枠28の上端面に全周にわたってプレフィルタ15を密接支持するシール用突起部29を形成することもできる。このようにメインフィルタ25を形成することで、支持枠16を用いずにプレフィルタ15を密着支持する構成とすることもできる。
図7、図8に示すように、ケース7には支持枠16を収納する収納部36が形成されている。収納部36内には、メインフィルタ25の枠状体27の下面を全周にわたって押圧支持する第1シール用リブ31が形成されている。第1シール用リブ31で囲繞する形で、第1シール用リブ31内に浄化空気導出部8の導出口32が形成されている。浄化空気導出部8の導出端側には、図1に示すように気化器2と連通した浄化空気接続管5が接続されている。
ケース7の内底面には、第1シール用リブ31以外にケース7の補強用リブ34が形成されている。補強用リブ34は、メインフィルタ25の空間部27a内に収納することのできる高さに形成されている。また、ケース7の両端部には、図1、図2に示す締付けボルト9と螺合するボルト取付用ボス部33が形成されている。メインフィルタ25は、ケース7の収納部36内に密接状態で収納することができる。
締付けボルト9とボルト取付用ボス部33との螺合により、カバー6がケース7に密着固定されると、第1シール用リブ31がメインフィルタ25の枠状体27の下面を押圧支持することができる。カバー6とケース7との密着固定により、メインフィルタ25の枠状体27の上下両面は、第3シール用リブ22及び第1シール用リブ31により密閉状態で支持され、プレフィルタ15の上下両面は、第2シール用リブ12及び第4シール用リブ17とによって密閉状態で支持されることになる。
これにより、外気取入口10から導入された外気は、プレフィルタ15、メインフィルタ25によって順次濾過され、浄化空気導出部8から気化器等に供給することができる。しかも、プレフィルタ15で濾過された空気がメインフィルタ25に供給されることになり、メインフィルタ25で更にろ過され浄化空気のみが浄化空気導出部8から導出することができるようになる。このため、プレフィルタ15やメインフィルタ25の周辺部を迂回した空気は、浄化空気導出部8から導出することがなくなり、常に、気化器等に対しては、プレフィルタ15及びメインフィルタ25にて濾過した浄化空気を供給することができる。
また、エアクリーナとして本願発明の構成を採用したことにより、ダストノ捕捉率が向上し、従来タイプのものでは約35gの捕捉量でフィルタの目詰まりを起こしていたものが、本願発明のエアクリーナでは約50gの捕捉量までフィルタの目詰まりが発生せず、エアクリーナのメンテナンス時間を長くすることができるようになった。
第1〜第4シール用リブ31、12、22、17及びシール用突起部29の形状としては、上記説明では1条のリブ又は1状の突起部により形成した例を説明したが、1条に限定されるものではなく、複数条のリブ形状又は突起部形状として形成することができるものである。また、支持枠16の空間部16bの形成、或いは図9に示すようにシール用突起部29とペーパフィルタ26の上面との間に空間部を形成することにより、プレフィルタ15の下面とメインフィルタ25の上面との間に空間部を形成した状態で、プレフィルタ15及びメインフィルタ25を配設しておくこともできる。
本願発明は、本願発明の技術思想を適用することができる装置等に対しては、本願発明の技術思想を適用することができる。
本発明の実施形態に係わるエアクリーナを配設したエンジンの全体概要図である。(実施例) エアクリーナの展開斜視図である。(実施例) カバーの縦断面図である。(実施例) カバーの下平面図である。(実施例) 支持枠の縦断面図である。(実施例) メインフィルタの正面図である。(実施例) ケースの斜視図である。(実施例) ケースの上平面図である。(実施例) 他の構成におけるメインフィルタの斜視図である。(実施例) エアクリーナの縦断面図である。(従来例) メインフィルタ支持部の分解斜視図である。(従来例)
符号の説明
1 エアクリーナ
2 気化器
3 エンジン
4 燃料タンク
5 浄化空気接続管
6 カバー
7 ケース
8 浄化空気導出部
10 外気取入口
10a 導入口
11 蓋体
12 第2シール用リブ
15 プレフィルタ
16 支持枠
16a 窪み部
17 第4シール用リブ
18 貫通孔
19 底部
22 第3シール用リブ
23 格子
25 メインフィルタ
26 ペーパフィルタ
27 枠状体
27a 空間部
29 シール用突起部
31 第1シール用リブ
32 導出口
36 収納部
41 エアクリーナ
46 ケース下周壁
47 仕切り壁
48 外気案内壁
49 プレフィルタ室
50 メインフィルタ室
51 プレフィルタ支持部
52 プレフィルタ
54 メインフィルタ接当部
55 メインフィルタ
56 蓋体
57 プレフィルタ押さえ
58 本体ケース
59 ステー
60 メインフィルタ下支え部
61 メインフィルタ押さえ

Claims (4)

  1. 浄化空気導出部を有したケースと、同ケースと密着固定され空気取り入れ部を有したカバーとを備え、前記ケースとカバーとにより形成される内部空間にプレフィルタとメインフィルタとを内設するエンジン用エアクリーナにおいて、
    前記ケースに前記浄化空気導出部の導出口を囲繞する第1シール用リブを形成し、
    前記カバーに前記空気取り入れ部の導入口を囲繞する第2シール用リブを形成し、
    前記ケースとカバーとの密着固定時に、
    前記第1シール用リブが、前記メインフィルタの下面を全周にわたって密閉状態に支持し、
    前記第2シール用リブが、前記プレフィルタの上面を全周にわたって密閉状態に支持し、かつ
    前記メインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間の全周にわたって囲繞する隔壁が、前記メインフィルタの上面とプレフィルタの下面との間を密閉状態に支持してなることを特徴とするエンジン用エアクリーナ。
  2. 前記隔壁が、前記プレフィルタを密接状態で支持収納する窪み部を有する支持枠として形成され、
    前記窪み部における底部に少なくとも1以上の貫通孔が形成され、前記支持枠における前記メインフィルタの上面との対向面に、前記貫通孔を囲繞するとともに前記メインフィルタの上面を全周にわたって支持する第3シール用リブが形成されてなることを特徴とする請求項1記載のエンジン用エアクリーナ。
  3. 前記支持枠の底部に前記貫通孔を囲繞し、前記プレフィルタの下面を全周にわたって支持する第4シール用リブが形成されてなることを特徴とする請求項2記載のエンジン用エアクリーナ。
  4. 前記隔壁が、前記メインフィルタの上面に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のエンジン用エアクリーナ。

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