JP7268538B2 - エアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、エアクリーナに関する。
特許文献1には、内燃機関用エアクリーナが開示されている。このエアクリーナは、吸入した空気(以下、吸気)を濾過するメインフィルタエレメントと、外気を吸入する第1の吸気口及び吸気を内燃機関に供給する供給口を有し、メインフィルタエレメントを収容するケースと、を備えている。ケースは、第1の吸気口が開口し、メインフィルタエレメント及びケースによって画成される吸気側スペースと、供給口が開口し、メインフィルタエレメント及びケースによって画成される供給側スペースと、を有している。吸気側スペースにおけるメインフィルタエレメント及び第1の吸気口の間には、メインフィルタエレメントよりも目の粗い部材で形成されたサブフィルタエレメントがメインフィルタエレメントに近接して設けられている。
ケースの側壁の内面には、サブフィルタエレメントを厚さ方向の両側から支持する複数対の支持部が突設されている。このサブフィルタエレメントによって、吸気側スペースが第1の吸気口を含むメインスペースと、サブフィルタエレメントとメインフィルタエレメントとの間に位置するサブスペースとに画成されている。また、ケースの側壁には、サブスペースに開口し、同サブスペース内に外気を吸入する第2の吸気口が設けられている。
また従来、燃料電池用エアクリーナがある。こうしたエアクリーナにおいては、燃料電池スタックに供給される外気に含まれる塵埃などを濾過する第1フィルタエレメントと、第1フィルタエレメントよりもエアの流れ方向の上流側に配置され、外気から硫黄系ガスなどの有害な化学物質を除去する第2フィルタエレメント、所謂ケミカルフィルタとが設けられている。この第2フィルタエレメントは、通気性を有する金属製の基材と、基材に担持され、外気に含まれる硫黄系ガスを酸化する酸化触媒や硫黄酸化物を吸着する吸着剤とを有している。
特許第4760744号公報
ところで、例えば上述した燃料電池用エアクリーナにおいて、特許文献1に記載のエアクリーナと同様な構成を採用する場合、以下の不都合が生じるおそれがある。すなわち、この場合、第2フィルタエレメントは、金属製の基材を有しており、剛性が高い。そのため、第2フィルタエレメントを撓ませることができず、ケースの側壁の内面に突設された複数対の支持部同士の間に第2フィルタエレメントを組み付けることが難しい。
なお、こうした問題は、燃料電池用エアクリーナに限られるものではなく、エアの流れ方向下流側への第2フィルタエレメントの移動を規制する規制突起を有するものであれば、共通して生じる。
本発明の目的は、第2フィルタエレメントの材質にかかわらず、第2フィルタエレメントを容易に組み付けることのできるエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するためのエアクリーナは、インレット及びアウトレットを有するハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、前記ハウジングの内部を前記インレットを含むダスティ室と、前記アウトレットを含むクリーン室とに仕切る第1フィルタエレメントと、前記第1フィルタエレメントよりもエアの流れ方向の上流側に配置される第2フィルタエレメントと、前記第1フィルタエレメント及び前記第2フィルタエレメントを収容するケース周壁を有し、前記ハウジングの周壁に設けられた開口部を通じて前記ハウジングの内部に挿入して組み付けられるケースと、を備える。エアの流れ方向の上流側及び下流側を上流側及び下流側とするとき、前記ケースは、前記ケース周壁を有し、前記ケース周壁の内面には、前記第2フィルタエレメントの下流側への移動を規制する規制突起が設けられたケース本体と、前記ケース本体の上流側開口に設けられ、前記第2フィルタエレメントの上流側への移動を規制する規制部材と、を備え、前記ケース本体の前記上流側開口は、前記第2フィルタエレメントを前記ケース本体の外部から挿入可能な大きさを有している。
同構成によれば、ケース本体に対して規制部材が取り付けられていない状態においては、第2フィルタエレメントをケース本体の外部から上流側開口を通じて挿入することができる。また、ケース本体の上流側開口に規制部材を取り付けることによって第2フィルタエレメントの上流側への移動が規制される。このため、ケース周壁の内面に第2フィルタエレメントの下流側への移動を規制する規制突起が設けられていても、第2フィルタエレメントを組み付ける際に規制突起が邪魔にならない。したがって、第2フィルタエレメントの材質にかかわらず、第2フィルタエレメントを容易に組み付けることができる。
本発明によれば、第2フィルタエレメントの材質にかかわらず、第2フィルタエレメントを容易に組み付けることができる。
エアクリーナの一実施形態について、ハウジングにケースを組み付けた状態の断面図。 同実施形態に係るケースの断面図。 同実施形態に係るケースの分解斜視図。 同実施形態に係るケースの斜視図。
以下、図1~図4を参照して、一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、車載燃料電池用エアクリーナとして本発明を具体化している。
図1に示すように、車載燃料電池用エアクリーナ(以下、エアクリーナ)は、車両の駆動用モータに対して電力を供給する燃料電池システムの燃料電池スタックへ外気(以下、エア)を供給する供給通路(いずれも図示略)の途中に設けられ、エアを浄化するものである。
エアクリーナは、第1インレット21及びアウトレット31を有するハウジング10、及びハウジング10の内部を第1インレット21を含むダスティ室Dと、アウトレット31を含むクリーン室Cとに仕切る第1フィルタエレメント40を備えている。
エアクリーナは、第1フィルタエレメント40よりもエアの流れ方向の上流側に配置される第2フィルタエレメント50を備えている。
エアクリーナは、第1フィルタエレメント40及び第2フィルタエレメント50を収容するケース周壁62を有し、ハウジング10の周壁10aに設けられた開口部10bを通
じてハウジング10の内部に挿入して組み付けられるケース60を備えている。
次に、エアクリーナを構成する各部品について詳細に説明する。
<ハウジング10>
図1に示すように、ハウジング10は、第1インレット21を有する第1ハウジング20と、アウトレット31を有する第2ハウジング30とを備えており、第1ハウジング20と第2ハウジング30とを互いに接合することで構成されている。第1ハウジング20及び第2ハウジング30は共に、硬質樹脂材料により形成されている。
なお、以降において、ハウジング10内において第1インレット21からアウトレット31に向かうエアの流れ方向の上流側及び下流側を、単に上流側及び下流側として説明する。
第1ハウジング20は、四角筒状の周壁22及び周壁22により囲まれた開口23に対向する側壁24を有している。第1インレット21は、例えば周壁22から側壁24にわたって形成されている。周壁22の一部(同図の上部)には、開口23の縁部を含む部分が切り欠かれた切欠部25が形成されている。周壁22のうち切欠部25が設けられている部分とは反対側の部分(同図の下部)には、外周側及び第2ハウジング30に近づく側に向かって突出する収容突部26が設けられている。
第2ハウジング30は、四角筒状の周壁32及び周壁32により囲まれた開口33に対向する側壁34を有している。アウトレット31は、例えば周壁32から側壁34にわたって形成されている。
開口33の周縁には、フランジ35が全周にわたって設けられている。フランジ35のうち上記切欠部25に対応する部分には、フランジ35の外縁部から屈曲するとともに第1ハウジング20から離れる側に向かって突出する当接部36が設けられている。ハウジング10の開口部10bは、当接部36及び切欠部25によって囲まれた部分である。フランジ35のうち当接部36が設けられている部分とは開口33を挟んで反対側(同図の下側)の部分には、外周側に向かって突出する収容突部37が設けられている。
収容突部37の端縁と第1ハウジング20の収容突部26とは互いに接合されている。
<第1フィルタエレメント40>
図1~図3に示すように、第1フィルタエレメント40は、濾紙や不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成された略直方体状の濾過部41と、濾過部41の外周縁に全周にわたって設けられたシール部42とを備えている。シール部42は、例えば独立気泡のポリウレタン樹脂などの発泡樹脂により形成されている。
<第2フィルタエレメント50>
図1~図3に示すように、第2フィルタエレメント50は、所謂ケミカルフィルタであり、通気性を有する長方形板状の金属製の基材51と、同基材51に担持され、エアに含まれる二酸化硫黄や硫化水素などの硫黄系ガスを酸化する酸化触媒52及び硫黄酸化物を吸着する吸着剤53とを有している。
基材51は、例えばアルミニウム箔により形成されており、多数の透孔(図示略)を有するハニカム構造を有している。ここで、ハニカム構造とは、断面正六角形の透孔が隔壁を介して隙間なく並べられた狭義のハニカム構造のみではなく、所定の断面形状の透孔が隔壁を介して隙間なく並べられた広義のハニカム構造を意味する。
酸化触媒52及び吸着剤53は共に粉状であり、上記透孔の内面に塗布されている。酸
化触媒52としては、二酸化マンガンが好ましい。また、吸着剤53としては、活性炭が好ましい。
<ケース60、第1シート81、第2シート82>
図1及び図2に示すように、ケース60は、四角筒状のケース周壁62を有するケース本体61と、ケース本体61の上流側開口68の縁部に取り付けられ、第2フィルタエレメント50の上流側への移動を規制する規制部材70とを備えている。
図2に示すように、ケース周壁62の内部には、ケース本体61の下流側開口63を通じて第1フィルタエレメント40の濾過部41が収容されている。このとき、シール部42は、下流側開口63の周縁上に位置する。
ケース本体61は、ケース周壁62の外面に連結された蓋部64と、ケース周壁62の外面のうち蓋部64が連結されている面とは反対側の面から外周側に向かって突出する一対の掛止突部65とを有している。
ケース周壁62の内面における濾過部41よりも上流側の部分には、規制突起66が全周にわたって設けられている。
ケース周壁62の内部における濾過部41と規制突起66との間には、通気性及び可撓性を有する第1シート81が設けられている。第1シート81は不織布などの多孔質材で構成されている。第1シート81は、濾過部41と規制突起66との間に位置することで規制突起66との接触による濾過部41の変形を抑制したり、第2フィルタエレメント50に吸着されない粒子状物質や、第2フィルタエレメント50から脱離した物質などを捕捉したりする機能を有する。
図1~図3に示すように、ケース周壁62における規制突起66よりも下流側の位置、より詳しくは、濾過部41の側面に対向する位置には、ケース周壁62の内外を連通する複数の連通孔67が設けられている。連通孔67は、ケース周壁62のうち一対の掛止突部65の間であって、ケース周壁62の周方向に沿って互いに等間隔にて設けられている。
ケース本体61の上流側開口68の断面形状は、第2フィルタエレメント50の形状、すなわち長方形よりも僅かに大きい相似形である。すなわち、ケース本体61の上流側開口68は、第2フィルタエレメント50をケース本体61の外部から内部に挿入可能な大きさを有している。
第2フィルタエレメント50は、ケース本体61の上流側開口68を通じてケース周壁62の内部に挿入して収容されている。
上流側開口68の縁部における4つの角部には、ケース周壁62の軸線方向に沿って、且つ上流側に向かって突出する4つの棒状の突部69が設けられている。
規制部材70は、長方形状の枠部71と、枠部71の対向する辺同士を連結する十字状の格子部72とを有しており、硬質樹脂材料により形成されている。枠部71の4つの角部には、4つの挿通孔73が設けられている。ケース本体61の各突部69を枠部71の各挿通孔73に挿通した状態で、各突部69の先端が熱かしめされることで、ケース本体61に対して規制部材70が取り付けられている。
ケース周壁62の内部において規制部材70と第2フィルタエレメント50との間には、通気性及び可撓性を有する第2シート82が設けられている。第2シート82は、上述した第1シート81と同様な構成を有している。第2シート82は、第1インレット21
を通じてエアと共にハウジング10内に流入した小石などの比較的大きな異物をエアから分離することで、異物の衝突によって第2フィルタエレメント50が変形したり、異物の貼り付きによって第2フィルタエレメント50が閉塞されたりすることを抑制する機能を有する。
図1に示すように、開口部10bを通じてハウジング10の内部にケース60が挿入された状態において、各掛止突部65の先端は、第2ハウジング30の収容突部37の内側に設けられた一対の掛止部38に掛止されている。また、ケース60の下流側開口63の周縁と、第2ハウジング30のフランジ35とによって、第1フィルタエレメント40のシール部42が全周にわたって挟持されている。また、蓋部64によって、ハウジング10の開口部10bが外側から閉塞されている。
図1に示すように、第2ハウジング30の収容突部37には、ハウジング10の内外を連通する第2インレット39が形成されている。第2インレット39は、第1インレット21よりも小さい開口面積を有しており、ダスティ室Dに含まれる。第1インレット21を通じたエアの導入が制限された場合には、第2インレット39及び各連通孔67を通じてエアが導入される。
図1~図4に示すように、第1ハウジング20の周壁22の内面と、ケース周壁62の外面との間には、ダスティ室Dを第1インレット21を含む第1室D1と第2インレット39を含む第2室D2とに仕切る仕切部材90が設けられている。
仕切部材90は、例えば不織布や発泡樹脂などにより形成されており、ケース周壁62の外面のうち掛止突部65が設けられた面に接着されている。仕切部材90は、各連通孔67よりも上流側において各連通孔67の並び方向に沿って延在するとともに、その延在方向の両端部において屈曲して下流側に向かって延在している。仕切部材90は、第1ハウジング20の周壁22の内面に圧接されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ケース本体61に対して規制部材70が取り付けられていない状態においては、第2フィルタエレメント50をケース本体61の外部から上流側開口68を通じて内部に挿入することができる。また、ケース本体61の上流側開口68に規制部材70を取り付けることによって第2フィルタエレメント50の上流側への移動が規制される。このため、ケース周壁62の内面に第2フィルタエレメント50の下流側への移動を規制する規制突起66が設けられていても、第2フィルタエレメント50を組み付ける際に規制突起66が邪魔にならない(以上、作用1)。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)ケース60は、ケース周壁62を有し、ケース周壁62の内面には、第2フィルタエレメント50の下流側への移動を規制する規制突起66が設けられたケース本体61と、ケース本体61の上流側開口68に設けられ、第2フィルタエレメント50の上流側への移動を規制する規制部材70と、を備えている。ケース本体61の上流側開口68は、第2フィルタエレメント50をケース本体61の外部から挿入可能な大きさを有している。
こうした構成によれば、上述した作用1を奏するため、第2フィルタエレメント50の材質にかかわらず、第2フィルタエレメント50を容易に組み付けることができる。
(2)ハウジング10は、第1インレット21よりも小さい開口面積を有し、ダスティ室Dに含まれる第2インレット39を有している。ケース周壁62における規制突起66よりも下流側の位置には、ケース本体61の内外を連通する孔であって、第1インレット
21を通じたエアの導入が制限された場合に、第2インレット39及び自身を通じてエアを導入する連通孔67が形成されている。
こうした構成によれば、雪を含むエアが第1インレット21を通じてダスティ室Dに吸入されて堆積し、第1インレット21を通じたエアの導入が制限された場合には、第2インレット39及びケース60の連通孔67を通じてエアが導入される。このため、第1インレット21を通じてダスティ室Dに導入されるエアの流量が減少しても、その減少量を、第2インレット39を通じてダスティ室Dに導入されるエアによって補うことができ、アウトレット31を通じて導出されるエアの流量が減少することを抑制できる。
また、上記構成によれば、第1インレット21を通じてダスティ室D内に堆積した雪の圧力によって第2フィルタエレメント50が下流側に向けて移動しようとすることがケース周壁62の内面に設けられた規制突起66によって規制される。これにより、第2フィルタエレメント50が下流側に移動することによってケース60の連通孔67を塞ぐことを抑制できる。
(3)ハウジング10の周壁10aの内面と、ケース周壁62の外面との間には、ダスティ室Dを第1インレット21を含む第1室D1と第2インレット39を含む第2室D2とに仕切る仕切部材90が設けられている。
こうした構成によれば、仕切部材90によってダスティ室Dが、第1インレット21を含む第1室D1と、第2インレット39を含む第2室D2とに仕切られる。このため、雪を含むエアが第1インレット21を通じてダスティ室Dのうち第1室D1に吸入されても、そうした雪が第2インレット39を含む第2室D2に流入することが抑制される。したがって、雪を含むエアが第1インレット21を通じてダスティ室Dに吸入されて堆積し、第1インレット21を通じたエアの導入が制限された場合に、第2インレット39及びケース60の連通孔67を通じてエアを安定して導入することができる。
(4)第2フィルタエレメント50は、通気性を有する金属製の基材51と、基材51に担持され、エアに含まれる硫黄系ガスを酸化する酸化触媒52及び硫黄酸化物を吸着する吸着剤53と、を有している。
こうした構成によれば、第2フィルタエレメント50として硫黄系ガスを酸化及び吸着する所謂ケミカルフィルタを備える車載燃料電池用エアクリーナに対して本発明を適用することができる。
また、上記構成によれば、第2フィルタエレメント50をエアが通過する際に、エアに含まれる硫黄系ガスが酸化触媒52によって酸化され、硫黄酸化物となるとともに、硫黄酸化物が吸着剤53によって吸着される。したがって、アウトレット31を通じて導出されるエアに含まれる硫黄系ガスの濃度を低くすることができる。
(5)ケース本体61及び規制部材70は共に硬質樹脂材料によって形成されている。ケース本体61における上流側開口68の縁部には、規制部材70に向かって突出する突部69が設けられており、規制部材70には、突部69が挿通される挿通孔73が設けられており、突部69の先端が熱かしめされることで、ケース本体61に対して規制部材70が取り付けられている。
こうした構成によれば、ケース本体61における上流側開口68の縁部に設けられた突部69を、規制部材70の挿通孔73に挿通し、突部69の先端を熱かしめすることによって、ケース本体61に対して規制部材70が取り付けられる。したがって、ケース本体
61に対して規制部材70を容易且つ確実に取り付けることができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1シート81及び第2シート82のいずれか一方または双方を省略することもできる。
・規制部材70は、硬質樹脂材料によって形成されるものに限定されず、例えば金属製であってもよい。
・本実施形態では規制部材70を十字状の格子部72を有するものとしたが、格子部72の形状はこれに限られるものではない。また、規制部材70は、格子部72に代えて、ワイヤメッシュなどからなる網部を備えるものであってもよい。
・規制部材70をケース周壁62に対して取り付ける態様としては、他に例えばスナップフィットを適用することもできる。
・第2フィルタエレメント50は、金属製の基材51、酸化触媒52及び吸着剤53を有するケミカルフィルタに限定されず、物理的なフィルタエレメントであってもよい。
・本実施形態では、仕切部材90がケース周壁62の外面に固定される例について説明したが、仕切部材は、ハウジング10の周壁10aの内面に固定されるものであってもよい。
・例えばケース周壁62の外面とハウジング10の周壁10aの内面との間隔が小さく、第1室D1側から第2室D2側への雪の流入量が無視できるほど少ない場合には、仕切部材90を省略してもよい。
・連通孔67の数は任意に変更することができる。
・第2インレット39及び連通孔67を省略することもできる。
・規制突起66は、ケース周壁62の内面の全周にわたって設けられているものに限らない。他に例えば、ケース周壁62の対向する一対の内面にのみ規制突起66が設けられていてもよい。
・本発明に係るエアクリーナは、車載燃料電池用エアクリーナに限定されず、車載内燃機関用エアクリーナに対して本発明を適用することもできる。また、本発明に係るエアクリーナは、据え置き型の燃料電池用エアクリーナや据え置き型の内燃機関用エアクリーナに適用してもよい。
10…ハウジング、10a…周壁、10b…開口部、20…第1ハウジング、21…第1インレット、22…周壁、23…開口、24…側壁、25…切欠部、26…収容突部、30…第2ハウジング、31…アウトレット、32…周壁、33…開口、34…側壁、35…フランジ、36…当接部、37…収容突部、38…掛止部、39…第2インレット、40…第1フィルタエレメント、41…濾過部、42…シール部、50…第2フィルタエレメント、51…基材、52…酸化触媒、53…吸着剤、60…ケース、61…ケース本体、62…ケース周壁、63…下流側開口、64…蓋部、65…掛止突部、66…規制突起、67…連通孔、68…上流側開口、69…突部、70…規制部材、71…枠部、72…格子部、73…挿通孔、81…第1シート、82…第2シート、90…仕切部材、D…ダスティ室、D1…第1室、D2…第2室、C…クリーン室。

Claims (5)

  1. インレット及びアウトレットを有するハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、前記ハウジングの内部を前記インレットを含むダスティ室と、前記アウトレットを含むクリーン室とに仕切る第1フィルタエレメントと、前記第1フィルタエレメントよりもエアの流れ方向の上流側に配置される第2フィルタエレメントと、前記第1フィルタエレメント及び前記第2フィルタエレメントを収容するケース周壁を有し、前記ハウジングの周壁に設けられた開口部を通じて前記ハウジングの内部に挿入して組み付けられるケースと、を備えるエアクリーナにおいて、
    エアの流れ方向の上流側及び下流側を上流側及び下流側とするとき、
    前記ケースは、前記ケース周壁を有し、前記ケース周壁の内面には、前記第2フィルタエレメントの下流側への移動を規制する規制突起が設けられたケース本体と、前記ケース本体の上流側開口に設けられ、前記第2フィルタエレメントの上流側への移動を規制する規制部材と、を備え、
    前記ケース本体の前記上流側開口は、前記第2フィルタエレメントを前記ケース本体の外部から挿入可能な大きさを有しており、
    前記第1フィルタエレメントは、前記ケース周壁の内部に収容される濾過部と、前記濾過部の外周縁に全周にわたって設けられるシール部と、を備え、
    前記シール部が、前記ケース周壁の下流側開口の周縁と、前記ハウジングのフランジとによって全周にわたって挟持されている、
    エアクリーナ。
  2. 前記インレットを第1インレットとするとき、
    前記ハウジングは、前記第1インレットよりも小さい開口面積を有し、前記ダスティ室に含まれる第2インレットを有し、
    前記ケース周壁における前記規制突起よりも下流側の位置には、前記ケース本体の内外を連通する孔であって、前記第1インレットを通じたエアの導入が制限された場合に、前記第2インレット及び自身を通じてエアを導入する連通孔が形成されている、
    請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記周壁の内面と、前記ケース周壁の外面との間には、前記ダスティ室を前記第1インレットを含む第1室と前記第2インレットを含む第2室とに仕切る仕切部材が設けられている、
    請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記第2フィルタエレメントは、通気性を有する金属製の基材と、前記基材に担持され、エアに含まれる硫黄系ガスを酸化する酸化触媒及び硫黄酸化物を吸着する吸着剤と、を有している、
    請求項2または請求項3に記載のエアクリーナ。
  5. 前記ケース本体及び前記規制部材は共に硬質樹脂材料によって形成されており、
    前記ケース本体における前記上流側開口の縁部には、前記規制部材に向かって突出する突部が設けられており、
    前記規制部材には、前記突部が挿通される挿通孔が設けられており、
    前記突部の先端が熱かしめされることで、前記ケース本体に対して前記規制部材が取り付けられている、
    請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
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