JPH10208450A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JPH10208450A
JPH10208450A JP1082297A JP1082297A JPH10208450A JP H10208450 A JPH10208450 A JP H10208450A JP 1082297 A JP1082297 A JP 1082297A JP 1082297 A JP1082297 A JP 1082297A JP H10208450 A JPH10208450 A JP H10208450A
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Nobumoto Edakawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号を用いて曲間情報の記録を行わせる
ようにしたディスク記録再生装置を提供する。 【解決手段】 ソースよりディスク1に一旦記録したデ
ジタル音声情報を再生し、再生信号の音声レベルlが操
作キー15で予め設定した判定レベルLより低いことを
検出するコンパレータL.17を設け、コンパレータL.
17より出力される上記判定レベルLより音声レベルl
が低い再生信号の継続時間tを、操作キー15で予め設
定した検出時間Tより長いことを検出するコンパレータ
T.18を設け、コンパレータT.18の出力に基づき、
このときの再生信号の記録位置を曲間情報として上記デ
ィスク1のUTOC領域に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MD装置のような
記録再生ができるディスク記録再生装置に係り、特に音
声記録情報の無音部を検出して曲間の情報を記録できる
ようにしたディスク記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MDなどの録再が可能なディスク記録再
生装置では、ソース側の情報をデジタル記録する場合、
曲間の情報を併せて記録することが要求されるが、この
曲間の情報の記録は次のようにして行われる。CDやM
Dのデジタル機器からMDへのデジタル録音を行う場合
には、シンクロマーク機能によってソース側のCDやM
Dに付けられている曲番と同じ箇所に1曲ごとに曲番を
書き込むことができるが、上記CDやMD以外のデジタ
ルソースやアナログソースからの録音では、音量レベル
や無音部の時間により入力信号の無音部(1秒間以上)
を検出して自動的に選曲用の制御信号をUTOC領域
(録音された音声情報の曲番、文字等の記録情報をユー
ザにおいて自由に書き換えることができるディスクの領
域)に記録するようにしている。
【0003】しかし、入力信号の種別によっては、曲間
の無音部の時間は不定であり、前の曲がフェードアウト
してからすぐ次の曲が始まるようなものでは、曲間が完
全に無音とならない。従って、無音部の基準である無音
検出時間及び無音判定レベルが一義的に決められている
装置では、本来無音部ではない部分を無音部と判定した
り、無音部を有音部と判定するというような誤った判定
をすることがあった。上記前者の無音部でない部分を無
音部と判定して記録する場合は、記録後にCOMBIN
E操作で曲と曲を継ぐことができるが、後者の無音部を
有音部と判断して記録したものでは曲間等の本来の無音
部を記録後に検出することができなくなる。
【0004】図5は従来のデジタル信号による録再を行
うディスク記録再生装置のブロック図である。録音時、
音声信号は入力端子から入りA/Dコンバータ8でデジ
タル信号に変換した後、録音データ検出回路21で音声
信号データのレベルを検出し圧縮回路6を介しメモリ制
御部5に入力し、変調回路10で変調を施した後磁気ヘ
ッド11でMD等のディスク1に書き込む。この間の録
音データ検出回路21で音声信号のレベルを検出してコ
ンパレータL.17で予め設定されている判定レベルL
とを比較する。音声信号レベルが判定レベルLより小さ
いとき、次のコンパレータT.18で判定レベルLより
小さい音声信号の続く時間と予め設定された検出時間T
とを比較する。上記判定レベルLより小さい音声信号の
続く時間tが、設定された検出時間Tより長ければ主制
御回路14へ指示を出し、その位置を記憶し、後に磁気
ヘッド11によりディスク1のUTOC領域に書き込
む。
【0005】また、MD等のディスク1に記録されてい
る情報は、光ピックアップ2で読み出し、復調回路3で
復調した後メモリ制御部5を介し伸長回路7で伸長して
元の信号に戻し、D/Aコンバータでアナログ信号に変
換して出力端子よりアナログ音声出力を導出する。
【0006】図6はMDへの通常録音の動作を示すフロ
ーチャートである。ソースがCDやMDからのデジタル
録音である場合、ステップAでCD/MDを再生し、デ
ジタル録音を開始する。次にステップBでソース側の曲
番が上るか否かを主制御回路14で検出し、曲番が上っ
たことを検出するとステップFで録音側も曲数をカウン
トしステップIで音声情報の録音が終了すると、録音さ
れた音声情報の曲番、文字等の記録情報をステップJで
ディスク1の上述するUTOC領域に書き込む。
【0007】ソースがCDやMD以外からのデジタル録
音である場合やあらゆるアナログ録音である場合は、ス
テップCで上記のソースからの録音を開始し、次のステ
ップDでコンパレータL.17により予め設定した判定
レベルLと録音データ検出回路21で検出したソース側
から供給される信号のレベルlを比較する。ソース側か
ら供給される信号のレベルの方が低いとステップEでコ
ンパレータT.18により予め設定した検出時間Tとソ
ース側からの信号レベルlが上記判定レベルLより低い
状態の続く時間tを比較し、後者の方が長いと、この部
分を無音部と見なし、ステップFで曲数としてカウント
する。そして、ステップIで曲の録音が終了した後ステ
ップJでディスク1のUTOC領域に曲番、文字等の記
録情報を書き込む。
【0008】図7は、従来のデバイド(曲分割)を説明
するためのフローチャートである。ステップaで録音済
ディスクを再生し、ステップbでデバイドしたい箇所を
見つけ、ステップcで装置をPAUSE状態にする。次
にステップdで上記デバイドしたい箇所をデバイドし、
再生を続ける。更にデバイドしたい箇所があればステッ
プeで上記の操作を繰り返す。そして最後にステップf
で曲番、文字等の録音した音声情報に対応する記録情報
をディスク1の上記UTOC領域に書き込む。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置によ
れば、CDやMD以外からのデジタル録音や、全てのア
ナログ録音による情報を記録する場合、曲間が1秒以下
あるいは曲間部の音声信号がフェードアウトからフェー
ドインするとき、自動的には、曲番の制御信号を記録し
ないことがある。そのため、このような場合、録音中手
動で曲番を入力するか、もしくは録音終了後、ディスク
を最初から再生し、曲間をFF(早聞き)、REW(逆
聞き)操作等によって検索してPAUSE(一時停止)
状態にし、編集のDEVIDE(曲分割)操作を実行し
て、曲番を1つ1つUTOC領域に記録しなければなら
なかった。
【0010】特に、上記のような曲間の間隙が狭い曲間
が多発している場合には、上記の操作を幾度となく繰り
返し行わねばならないため操作が繁雑で取り扱いにくい
という問題があった。本発明は上記の問題に鑑み、一度
録音すればソースの有無に関係なく単独で曲番の記録作
業を終了することが出来るようにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るため、請求項1のディスク記録再生装置は、音声記録
情報の無音部を検出する無音検出手段と、該無音検出手
段で検出した無音部の記録位置を曲番情報として所定の
記録領域に記録する曲番記録手段とを備えた上記無音部
を曲間として記録するディスク記録再生装置において、
ディスクに記録された記録情報を再生するとき、再生情
報の無音部を上記無音検出手段で検出し、該無音検出手
段で検出した再生情報の無音部の記録位置を上記曲番記
録手段で曲番情報として上記ディスクに記録させるよう
にしたことを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、ディスクに記録され
た記録情報の再生時に、無音検出手段で音声記録情報の
無音部を検出し、この無音部の記録位置を曲番記録手段
で曲番情報としてディスクの所定の記録領域に記録す
る。従って、記録時に無音部をディスクに記録している
ので、マスターとして使用したソースが無くても再生情
報より無音部を検出してその記録位置を曲番としてディ
スクに記録できるので繰り返し無音部の調整を行うこと
ができ、更に入力ソースが放送情報の場合でも繰り返し
修正が可能になる。
【0013】請求項2のディスク記録再生装置は、請求
項1のディスク記録再生装置において、上記無音検出手
段は、上記音声記録情報の所定音量レベル以下のレベル
の音声信号を判定するレベル判定手段と、該レベル判定
手段の判定出力の出力時間が予め定められた所定時間よ
り長いことを検出する時間判定手段からなり、上記所定
音量レベルと所定時間の設定値を調整できるようにした
設定値調整手段を設けた構成にする。
【0014】従って、レベル判定手段で音声記録情報の
所定音量レベル以下の音声信号を判定し、この判定した
所定音量レベル以下の音声信号が所定時間以上続くこと
を時間判定手段で検出して、これを無音検出手段からの
無音部とする。そして、上記所定音量レベルおよび所定
時間は設定値調整手段により所望の値に設定することが
できる。その結果、いかなる条件の無音部の記録再生に
も対応することができる。
【0015】請求項3のディスク記録再生装置は、請求
項2のディスク記録再生装置において、上記無音検出手
段は、音声記録情報の種類に応じて、レベル判定による
検出もしくは、時間判定による検出を選択して設定でき
るようにしたことを特徴とする。
【0016】従って、無音検出手段で音声記録情報の再
生信号の無音部を検出するとき、ソースの種類や音声記
録情報の種類に応じて、無音部の音量レベルの判定を行
うか、無音部と見なせる状態の継続時間の判定を行うか
を選択することができる。その結果ソースや音声記録情
報の種類に応じて最も無音部を適格に検出できる方法を
選択でき、無音部検出の精度を向上させることができ
る。また、入力ソースの種類等で検出手段の入力方法の
前後を変えることができ、スピーディに修正が可能とな
る。例えば、ヒスノイズの多いCカセットテープでは、
まず最初にレベル判定から行い、また、BSでは時間判
定から行うようにすることができる。
【0017】請求項4のディスク記録再生装置は、音声
記録再生情報を圧縮して記録し、圧縮して記録した音声
記録情報を伸長して再生するディスク記録再生装置であ
って、音声記録情報の無音部を検出する無音検出手段
と、無音部の記録位置を曲番情報として所定の記録領域
に記録する曲番記録手段を設けた無音部を曲間として記
録するディスク記録再生装置において、上記無音検出手
段は、ディスクに記録された記録情報を再生するとき、
データ圧縮が施された状態における再生情報の音量レベ
ルが所定量より低いことを判別するレベル判定手段と、
該レベル判定手段で判定してレベルの低い再生情報が所
定時間継続することを判定する時間判定手段で構成した
ことを特徴とする。
【0018】従って、データ圧縮してディスクに一旦記
録された音声記録情報を抽出し、データ圧縮されたまま
の再生信号の音量レベルがレベル判定手段で所定レベル
より低い状態にあるものを検出し、上記レベル判定手段
で検出した所定レベル以下の再生信号の継続時間が時間
判定手段で所定値を越えているものを検出してこれを無
音部とする。この無音部の検出はデータ圧縮された状態
の再生信号で行うので高速に検出動作を行わせることが
できる。
【0019】請求項5のディスク記録再生装置は、上記
無音検出手段による無音部の検出をソースからの音声記
録情報に基づいて行うか、一旦ディスクに記録された音
声記録情報のデータ圧縮が施された状態の再生信号に基
づいて行うか、上記データ圧縮が施された再生信号の伸
長した信号に基づいて行うかを選択する切換手段を設け
たことを特徴とする。
【0020】従って、音声記録情報の無音部の検出を切
換手段の操作によりソースからディスクに記録する信号
に基づいて行わせたり、一旦ディスクに記録された音声
記録情報のデータ圧縮が施されたままの再生信号に基づ
いて行わせたり、上記再生信号の伸長信号に基づいて行
わせたり目的に応じて適宜切り換えることができる。録
音時に行う場合は、録音時に自動的に行われるので繁雑
さはないが、ソースによっては無音部を判別できなかっ
たり無音部でない部分を無音部と判別することがあり、
データ圧縮されたままの再生信号で行う場合はモニター
が出来ないが高速に処理することができ、伸長して元に
戻した再生信号で行う場合は、モニターが出来るので確
実な曲間情報の記録を行わせることができるが長い時間
がいる。このように各モードとも一長一短があるので、
目的に応じ切り換えて使うのが望ましい。
【0021】
【本発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の構
成を示すブロック図であり、図2は図1における曲間分
割設定時の動作制御を示すフローチャートである。図1
において、従来例として示した図5に対応する部分には
同一符号を付す。
【0022】図1において、1は音楽情報および映像情
報等の各種データと、当該各種データのアドレス情報と
が記録再生可能なディスク、2は上記ディスク1にレー
ザー光を照射し、その戻り光によって上記ディスク1に
記録された情報を読み取る光ピックアップ、3は光ピッ
クアップ2によって読み取られた情報を復調する復調回
路、4は上記復調回路3によって復調された情報を記憶
するメモリ、5は復調回路3によって復調された情報を
所定のタイミングでメモリ4に記憶させると共に、メモ
リ4に記憶された情報を所定のタイミングで読み出すメ
モリ制御回路、6はメモリ制御回路5によってメモリ4
より読み出された情報をデータ伸長すると共に、後述す
るA/Dコンバータ8によってデジタル変換された各種
データをデータ圧縮する圧縮回路、9は伸長回路7によ
ってデータ伸長された情報をアナログ信号に変換するD
/Aコンバータであり、このD/Aコンバータ9によっ
てアナログ変換された情報は入出力端子を介して図示し
ないスピーカ又はディスプレイ等に出力される。
【0023】8は入出力端子を介して入力された音楽情
報又は映像情報の各種データをデジタル信号に変換する
A/Dコンバータであり、このA/Dコンバータ8によ
ってデジタル変換された情報は圧縮回路6によってデー
タ圧縮された後、メモリ制御回路5によってメモリ4に
格納されると共に所定のタイミングで読み出される。1
0はメモリ制御回路5によってメモリ4より読み出され
た情報を変調する変調回路、11は変調回路10によっ
て変調された情報に基づいてディスク1に磁界変調をか
ける磁気ヘッドであり、この磁気ヘッド11によってデ
ィスク1にデータを記録する場合には、磁気ヘッド11
と光ピックアップ2とがディスク1を挟んで対向して互
いに追従して動き、且つ光ピックアップ2からはデータ
再生時とは異なる高出力のレーザー光が出力される。
【0024】12は後述する主制御回路14からの制御
信号に基づいて装置の動作状態を表示する表示部、13
は再生、記録、分割、合成および消去等の動作指示を行
う機能キー、および選曲分割位置の移動指示を行う操作
キー等からなる操作入力部、14は復調回路3によって
復調されたディスク1からの情報、メモリ制御回路5か
らの検出信号、および操作入力部13による動作指示又
は移動指示に基づいてメモリ制御回路5による書き込み
タイミングおよび読み出しタイミングの制御、表示部1
2による表示制御、および操作入力部13による分割/
合成/消去動作指示に基づくUTOC情報の作成を行う
ものである。
【0025】尚、ディスク1は主制御回路14によって
制御される図示しないスピンドルモータによって回転駆
動される一方、光ピックアップ2および磁気ヘッド11
は主制御回路14によって制御される図示しないサーボ
回路および駆動機構によってディスク1のラジアル方向
に移動自在に設けられている。
【0026】以下にこの回路の再生動作を説明する。操
作入力部13による再生動作指示に基づいてディスク1
に記録された情報が光ピックアップ2によって読み取ら
れると、その光ピックアップ2によって読み取られた情
報は復調回路3によって復調された後、メモリ制御回路
5によってメモリ4に書き込まれる一方、メモリ4に書
き込まれた情報がメモリ制御回路5によって所定の伝送
レートで読み出され、その読み出された情報が伸長回路
7によってデータ伸長された後、D/Aコンバータ9に
よってアナログ変換され、アナログ信号として外部出力
され、図示しないスピーカによって放音又はディスプレ
イによって表示される。
【0027】尚、ディスク1から読み取られた情報をメ
モリ制御回路5によってメモリ4に一旦格納し、読み出
すといった動作を行う理由としては、ディスク1の伝送
レートと外部出力されるアナログ信号との伝送レートと
の差を吸収するため、および振動等によってディスク1
から情報が読み取れなかったときの情報の無出力を防止
するためであり、そのメモリ4のデータ構成は、アドレ
ス(絶対番地)単位で管理されており、順次新しいデー
タが書き込まれると共に、古いデータが消去され、且つ
通常再生時においては書き込まれるデータの略中心のデ
ータがメモリ制御回路5によって読み出される。
【0028】次に録音動作を説明する。操作入力部13
による録音動作指示に基づいて、入力端子を介して入力
された音声情報又は映像情報等の各種データはA/Dコ
ンバータ8によってデジタル信号に変換され、次に圧縮
回路6によってデータ圧縮される。圧縮されたデータは
1サウンドグループごとに束ねてクラスタ単位でディス
ク1に記録される。
【0029】図1において、切換スイッチ22を再生時
の音声情報を検出する音声情報検出回路19に接続され
た端子T1に切り換え、ディスクを再生待機状態にす
る。次に操作キー15で判定レベルおよび検出時間を所
望の値に設定し、音声を記録したディスク1を再生し、
音声情報検出回路19で音声を読み出す。音声情報検出
回路19で読み出した音声情報は切換スイッチ22を介
してコンパレータL.17に導き、読み出した音声情報
の音声レベルlと設定した判定レベルLを比較する。
【0030】読み出した音声情報の音声レベルlの方が
設定レベルLより小さい場合はコンパレータT.18に
よってこの条件を満たす状態の継続時間と操作キー15
で設定した検出時間Tを比較し、上記の条件を満たす状
態の継続時間の方が長ければ主制御回路14に現在の番
地を記憶させ、再生終了時にまとめてUTOC領域に書
き込み曲分割を行う(請求項1、2)。
【0031】図2は上述する曲分割を行う場合のフロー
チャートである。まず、ステップS1で操作キー15を
用いて判定レベルLと検出時間Tを設定し、ステップS
2で録音されたディスクを再生する。次にステップS3
で再生信号の音声レベルlが設定された判定レベルLよ
り小さいかどうか比較し、大きければステップS7に進
みそのまま再生を続け、ステップS37でまだ再生が終
了していないと判断されるとステップS3に戻り、再び
上記のレベル判定を行う。
【0032】ステップS3で再生信号の音声レベルlが
設定した判定レベルLより小さいと判定されると、その
場所を無音と見なし、ステップS4でコンパレータT.
18により無音部の継続時間tを操作キー15で設定し
た検出時間Tと比較し、上記の継続時間tが設定した検
出時間Tより短ければ、レベル判定の場合と同様にステ
ップS6に進み再生を続ける。無音部の上記継続時間t
が上記の検出時間Tより長ければステップS5でそのア
ドレスを主制御回路14に計数信号として送り、メモリ
4に記憶させる。そして、これらの操作を終えステップ
S6から順次ステップを進みステップS8で再生が終了
すると、ステップS9でメモリ4に記憶された無音部の
アドレスをディスク1のUTOC領域に曲番情報として
書き込む。
【0033】上述する構成では、操作キー15で音声レ
ベルの判定を行う判定レベルlと音声レベルの低い状態
の継続時間を判定する検出時間Tの両方を設定する場合
について説明したが、いずれか片方の設定にした方が好
ましい場合もある。入力ソースによって、操作キー15
により判定レベルLか検出時間Tのいずれかを入力し、
無音部検出の操作を行う。例えば、ヒスノイズの多いC
カセットから語学学習テープを録音する場合について説
明する。この場合、言葉と言葉の間には必ず無音部があ
り、その無音部の時間はさまざまである。このようなと
き、判定レベルLを設定して無音部の検出を行おうとす
ると言葉と言葉の間の無音部の音声レベルが設定レベル
Lより低くなり、この箇所を無音と判断し、主制御回路
14に記憶させる指示を出し、この箇所を曲番として録
音終了後にディスク1のUTOCに書き込むことにな
る。このような誤動作を避けるため、入力ソースの種類
や特性に応じて操作キー15での入力は、音声レベルの
判定を行うための判定レベルLにするか、無音部の継続
時間の判定を行う検出時間Tにするか、いずれか一方を
優先して設定できるようにする(請求項3)。
【0034】図3は、上記の判定レベルLと検出時間T
のいずれか一方を優先して設定する場合の動作を示すフ
ローチャートである。まずステップS20で入力ソース
によって検出レベルLか継続時間Tのどちらを対象にす
るかを決め、ステップS21あるいはステップS23で
録音を開始する。操作キー15で判定レベルLを設定し
た場合は、ステップS22で設定した判定レベルLとそ
の時の音声レベルlの値を比較し、前者が高い場合はス
テップS26に進みそのまま録音を続け、後者の方が高
いか同レベルであればステップS22でこれを判断して
ステップS25に進み、主制御回路14にその位置を記
憶させる指示を出しメモリ4に記憶する。この操作を繰
り返し、ステップS28で録音が終了したとき、ステッ
プS29で最後に曲番情報をディスク1のUTOC領域
に書き込む。
【0035】操作キー15で検出時間Tを設定した場合
は、ステップS24で設定した検出時間Tと無音と見な
した箇所が連続する時間tを比較し、前者が長い場合は
ステップS26に進みそのまま録音を続け、後者が長い
か同時間であれば、ステップS22でこれを判断して、
ステップS25に進み、主制御回路14にその位置を記
憶させる指示を出し、メモリ4に記憶する。この操作を
繰り返し、ステップS28で録音が終了したとき、ステ
ップS29で最後に曲番情報をディスク1のUTOC領
域に書き込む。上記動作は録音終了後、再生状態でも同
様にして行うことができる。
【0036】次に、圧縮してディスク1に記憶された録
音情報より直接無音部を検出し曲番として記憶する場合
を説明する。録音しようとする音声情報を圧縮回路6で
データ圧縮して、ディスク1に圧縮した音声情報を書き
込む。ディスク1に録音した圧縮した録音情報、即ちS
Gデータを光ピックアップ2で読み出す。この場合、上
記ディスク1は高速で回転させ、間欠再生をすることな
く再生して、SGデータ検出回路20より伸長する以前
のSGデータを取り出す。
【0037】このSGデータは上記SGデータ検出回路
20で信号のレベルを抽出し、端子T3側に切り換えら
れた切換スイッチ22を介してSGデータを出力する度
にコンパレータL.17に入力される。コンパレータL.
17では、操作キー15で設定された判定レベルLと比
較し、SGデータの信号レベルlの方が上記設定レベル
Lより小さければ無音と見なし、次のコンパレータT.
18に導入する。コンパレータT.18では、上記設定
レベルLより小さいレベルのSGデータの継続する時間
tと上記操作キー15で設定した検出時間Tを比較す
る。SGデータの無音と見なされたレベルの継続時間t
の方が上記検出時間Tより大きければ、主制御回路14
にこの時の番地を記憶させ、SGデータの再生終了後、
光ピックアップ2と磁気ヘッド11によって上記番地を
曲番としてディスク1のUTOC領域に書き込む。
【0038】図4はディスク1に記録されているデータ
圧縮された音声情報より直接無音部を検出する動作を説
明するフローチャートである。図4に示すフローチャー
トは、図2に示すフローチャートと実質的に同一である
ので各ステップの詳細な説明は省略するが、図2に示す
ものは通常の音声再生信号を検出対象にしているのに対
して図4に示すものはディスクより読み出した録音済の
圧縮された音声情報を検出の対象にしており、従ってS
Gデータより直接無音部を抽出して曲分割を行わせるこ
とができ、通常再生による間欠再生時に比べモニターは
不可となるが、数倍速で曲分割の操作を終了させ、曲番
情報をディスク1のUTOC領域に書き込ますことがで
きる。
【0039】以上説明した各モード即ち、一旦記録した
音声情報を読み出し、伸長して得た元の音声情報の再生
信号を用いて行うモード1と、録音時の音声情報を用い
て行うモード2と、再生信号のSGデータを用いて行う
モード3を切り換える切換スイッチ22を設ければ各モ
ードを必要に応じ選択することが可能になる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるので、CDや
MD以外のデジタル入力信号やアナログ入力信号の場合
でも一旦録音を終えた後再生信号で曲間の検出を行い曲
分割を行って曲番情報をUTOC領域等に記録すること
ができ、再生情報で行うので曲間が短い箇所等の場合で
もモニターを見ながら繰り返し行うことが可能になる。
【0041】また、ソースの種類、特性によって、音声
情報の曲間の検出を無音部の信号レベルの検出で行う
か、無音部と見なされる状態の継続時間の検出で行うか
を選択できるようにしているので、ソースの特性に合っ
た無音部の検出を行わせることができる。
【0042】また、一旦記録した音声情報の再生信号を
用いて曲間検出を行う場合、データ圧縮が施されたまま
の音声情報の再生信号を用いて行うので数倍速い高速で
曲分割を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の動作説明のためのフローチャートであ
る。
【図3】 図1の他の動作説明のためのフローチャート
である。
【図4】 図1の更に他の動作説明のためのフローチャ
ートである。
【図5】 従来例のブロック図である。
【図6】 図5の動作説明のためのフローチャートであ
る。
【図7】 図5の他の動作説明のためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光ピックアップ 3 復調回路 4 メモリ 5 メモリ制御部 6 圧縮回路 7 伸長回路 14 主制御回路 15 操作キー 17 コンパレータL 18 コンパレータT 19 音声情報検出回路 20 SGデータ検出回路 21 録音データ検出回路 22 切換スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声記録情報の無音部を検出する無音検
    出手段と、該無音検出手段で検出した無音部の記録位置
    を曲番情報として所定の記録領域に記録する曲番記録手
    段とを備えた上記無音部を曲間として記録するディスク
    記録再生装置において、 ディスクに記録された記録情報を再生するとき、再生情
    報の無音部を上記無音検出手段で検出し、該無音検出手
    段で検出した再生情報の無音部の記録位置を上記曲番記
    録手段で曲番情報として上記ディスクに記録させるよう
    にしたことを特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記無音検出手段は、上記音声記録情報
    の所定音量レベル以下のレベルの音声信号を判定するレ
    ベル判定手段と、該レベル判定手段の判定出力の出力時
    間が予め定めた所定時間より長いことを検出する時間判
    定手段とからなり、上記所定音量レベルと所定時間の設
    定値を調整できるようにした設定値調整手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記無音検出手段は、音声記録情報の種
    類に応じて、レベル判定による検出もしくは、時間判定
    による検出を選択して設定できるようにしたことを特徴
    とする請求項2記載のディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】 音声記録情報を圧縮して記録し、圧縮し
    て記録した音声記録情報を伸長して再生するディスク記
    録再生装置であって、音声記録情報の無音部を検出する
    無音検出手段と、無音部の記録位置を曲番情報として所
    定の記録領域に記録する曲番記録手段とを設けた無音部
    を曲間として記録するディスク記録再生装置において、 上記無音検出手段は、ディスクに記録された記録情報を
    再生するとき、データ圧縮が施された状態における再生
    情報の音量レベルが所定量より低いことを判別するレベ
    ル判定手段と、該レベル判定手段で判定したレベルの低
    い再生情報が所定時間継続することを判定する時間判定
    手段で構成したことを特徴とするディスク記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 上記無音検出手段による無音部の検出を
    ソースからの音声記録情報に基づいて行うか、一旦ディ
    スクに記録された音声記録情報のデータ圧縮が施された
    状態の再生信号に基づいて行うか、上記データ圧縮が施
    された再生信号の伸長した信号に基づいて行うかを選択
    する切換手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4
    記載のディスク記録再生装置。
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