JP3739596B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データ等の情報データを記録し、再生する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声等の情報データが記録されている記録媒体としてのディスクを再生する装置として、いわゆるコンパクトディスク(以下、CDと称する)を再生するCD装置が知られている。このようなCD装置において、CDに記録されている多数の曲の中から選択した所定の曲を再生しようとする場合には、入力キーによってその曲の曲番等を指定することにより、自動的にその曲を再生可能となっている。
【0003】
また、この種の他の装置としては、記録媒体として光磁気ディスクであるいわゆるミニディスク(以下、MDと称する)を使用し、このMDへの記録およびその再生が可能なMD装置が知られている。このMD装置は、音声データ等の情報データを時間軸圧縮してMDにディジタル記録し、MDに記録されている情報データを読み出して時間軸伸長し、再生を行うものとなっている。このようなMD装置では、MDに記録した曲の終点部にその曲の終点を示す終点情報を記録することができるので、MDに記録されている多数の曲の中から選択した所定の曲を再生しようとする場合、入力キーの操作に基づいて上記の終点情報を検出することにより、同様に、所定の曲の自動的な再生も可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のCD装置において、選択した曲の所定の部分を繰り返し再生する場合には、早送りあるいは巻戻しによってその部分を探す操作が必要であり、この操作が非常に面倒なものとなっている。また、所定の曲中の指定された部分をメモリに記憶する機能を備えているCD装置においては、入力キーの操作によって自動的にその部分を再生することが可能であるものの、電源を切ったり、そのCDを装置から取り出した場合には、上記のメモリの記憶内容が消去されるので、再度記憶する作業が必要となっている。そして、このような問題は、MD装置においても同様である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、L(正の整数)個の情報データが記録されている情報データ記録領域と、各々の情報データの始点位置と終点位置とを示すデータが記録されている目次領域とからなる記録媒体を用いる一方、目次領域から読み取られたデータに基づいて情報データ記録領域から所望の情報データを再生する記録再生装置において、所望の情報データの再生中に1つの分割点を指定する分割開始キーと、上記分割開始キーの操作により指定した分割点を表す位置情報を記憶する記憶手段と、上記指定した分割点を調節する分割点調節キーと、分割点に対応する分割位置を決定する分割決定キーとを備え、さらに、上記L個の情報データのうちN(正の整数)番目の情報データの再生中に上記分割開始キーを操作して分割点を指定した後分割点調節キーを操作したとき、当該分割点調節キーの操作に応じて分割点を移動させ、当該移動された分割点の位置情報を上記記憶手段に記憶された位置情報に置き換える一方、上記分割決定キーを操作したとき、上記記憶手段に記憶された位置情報に基づく分割位置を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する制御手段を設けるように構成したものである。
【0006】
従って、本発明によれば、L個の情報データのうちN(正の整数)番目の情報データの再生中に分割開始キーを操作して分割点を指定した後分割点調節キーを操作したとき、当該分割点調節キーの操作に応じて分割点を移動させ、当該移動された分割点の位置情報を上記記憶手段に記憶された位置情報に置き換える一方、分割決定キーを操作したとき、記憶手段に記憶された位置情報に基づく分割位置を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを記録媒体の目次領域に記録することにより、装置本体の電源をOFFしたり、装置本体から記録媒体を取り出した場合であっても、記録媒体の目次領域に記録されたデータに基づいて前側部分又は後側部分の情報データを個別に再生することができると共に、分割点の位置調整を簡単且つ迅速に行うことができる。
【0007】
また、本発明は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加え、上記制御手段が、上記分割開始キーの操作により上記分割点の仮指定位置が情報データ中に設定されたとき、この情報データにおける仮指定位置の前後の所定部分が再生されるように制御するものであるように構成したものである。
【0008】
従って、本発明によれば、分割開始キーの操作により分割点の仮指定位置が設定されたとき、自動的に情報データにおける仮指定位置の前後の所定部分が再生されるので分割しようとする点の前後の所定部分が容易に確認することができる。
【0009】
また、本発明は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加え、仮指定位置報知手段を備え、上記制御手段は上記仮指定位置の再生時に上記仮指定位置報知手段を作動させるものであるように構成したものである。
【0010】
従って、本発明によれば、仮指定位置の再生時に仮指定位置報知手段を作動させるので、分割点を容易に確認することができる。
【0011】
また、本発明は、上記の課題を解決するために、上述の何れかの構成に加え、上記制御手段が、上記記録媒体の目次領域に記録するデータとして各情報データ毎に番号を付与する一方、上記分割点を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録するとき、前側部分の情報データの番号として分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部分の情報データの番号としてN+1を付与するように構成したものである。
【0012】
従って、本発明によれば、分割点を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録するとき、制御手段が前側部分の情報データの番号として分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部分の情報データの番号としてN+1を付与することにより、この番号を用いて前側部分又は後側部分の情報データを個別に再生することができる。
【0013】
さらに、本発明は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加え、上記制御手段は、上記分割点を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する場合であって、前側部分の情報データとして分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部分の情報データの番号としてN+1を付与するとき、分割前の情報データの番号N以降にN+Mが付与されている情報データの番号としてN+M+1を付与するように構成したものである。
【0014】
従って、本発明によれば、分割点を境に情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する場合であって、前側部分の情報データの番号として分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部分の情報データの番号としてN+1を付与するとき、制御手段が分割前の情報データの以降の番号N+Mが付与されている情報データの番号としてN+M+1を付与することにより、情報データに付与されている番号の重複を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1ないし図7に基づいて以下に説明する。
【0016】
本実施の形態のディスク記録再生装置としてのMD装置は、図1に示すように構成されている。このMD装置は、記録媒体としてのディスク1と光ピックアップ2とRFアンプ3とを備えている。ディスク1は、書き換え可能な光磁気ディスクからなり、情報データ記録領域としての音声データ記録領域に情報データとしての音声データが記録されている。光ピックアップ2は、ディスク1に対してレーザ光を照射することにより、ディスク1に記録されているデータを読み出し、またディスク1に対して磁気ヘッド16と共にデータを記録するものとなっている。RFアンプ3は、光ピックアップ2により読み出された音声データを増幅するとともに、この音声データから、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成している。
【0017】
また、MD装置は、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4と、メモリコントローラ5と、ショックプルーフメモリ6と、音声伸長・圧縮回路7と、D/A・A/Dコンバータ8とを備えている。
【0018】
上記のエンコーダ・デコーダ・信号処理回路4は、再生時、RFアンプ3から入力された音声データを復調するとともに、誤り訂正等の信号処理を行う一方、記録時、メモリコントローラ5を経て入力した音声データに対して、誤り訂正符号の付加等の信号処理を行っている。メモリコントローラ5は、再生時、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4から入力された音声データをショックプルーフメモリ6に書き込む一方、このショックプルーフメモリ6に記憶されている音声データを読み出し、音声伸長・圧縮回路7に出力している。また、メモリコントローラ5は、記録時、音声伸長・圧縮回路7から入力した音声データをショックプルーフメモリ6に書き込む一方、このショックプルーフメモリ6に記憶されている音声データを読み出し、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4に出力している。ショックプルーフメモリ6は、再生時にエンコーダ・デコーダ・信号処理回路4で処理された音声データを一時的に記憶し、記録時に音声伸長・圧縮回路7の圧縮回路で処理された音声データを一時的に記憶するものである。音声伸長・圧縮回路7は、音声伸長回路にて、ショックプルーフメモリ6から読み出された圧縮されている音声データを時間軸伸長する一方、音声圧縮回路にて、D/A・A/Dコンバータ8のA/Dコンバータから入力されたディジタル信号をATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)と呼ばれるMDの情報圧縮技術により約1/5にデータ圧縮している。D/A・A/Dコンバータ8は、D/Aコンバータにて、音声伸長・圧縮回路7の音声伸長回路から入力された音声データをアナログ信号に変換して音声信号を生成し、音声出力端子17に供給する一方、A/Dコンバータにて、音声入力端子18から入力されたアナログの音声信号をディジタル信号に変換して音声伸長・圧縮回路7の音声圧縮回路に供給している。
【0019】
さらに、MD装置は、制御手段としてのシステムコントロール用マイクロコンピュータ(以下、システムコントロールマイコンと称する)9と、サーボ回路10と、ドライバ回路11と、スピンドルモータ12と、送りモータ13と、電源ON/OFF回路14と、ヘッド駆動回路15と、磁気ヘッド16と、曲分割開始キー19と、曲分割終了キー20と、分割点調整キー21と、報知音発生器22とを備えている。
【0020】
上記のシステムコントロールマイコン9は、曲分割開始キー19、曲分割入力キー20および分割点調節キー21からの入力等に基づいて、後述のように、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4、サーボ回路10、メモリコントローラ5、電源ON/OFF回路14および報知音発生器22の作動を制御するものとなっている。
【0021】
サーボ回路10は、RFアンプ3から入力されたサーボ制御信号とシステムコントロールマイコン9から入力されたコントロール信号とに基づいて、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、シークサーボおよびスピンサーボが行われるように、ドライバ回路11を制御している。ドライバ回路11はサーボ回路10からのコントロール信号に基づいて、スピンドルモータ12および送りモータ13を駆動している。スピンドルモータ12はディスク1を回転させ、送りモータ13は光ピックアップ2およびこの光ピックアップ2と例えば一体的に移動するように設けられた磁気ヘッド16をディスク1の半径方向へ移動させるものである。ヘッド駆動回路15は磁気ヘッド16を駆動し、磁気ヘッド16は光ピックアップ2と共にディスク1への信号の記録を行うものである。
【0022】
また、曲分割開始キー19は、再生動作中においてシステムコントロールマイコン9に対し曲分割動作の開始を指令するものである。分割点調節キー21は、分割点前進キーと分割点後退キーとからなり、これらの操作によって分割点の移動をシステムコントロールマイコン9に指令し、分割点の位置を調節するためのものである。曲分割入力キー20は、曲分割開始キー19あるいは分割点調節キー21によって設定された分割点の記録をシステムコントロールマイコン9に指令するためのものである。
【0023】
そして、本実施の形態においては、光ピックアップ2、送りモータ13、ドライバ回路11およびサーボ回路10により再生手段が構成され、これら光ピックアップ2、送りモータ13、ドライバ回路11およびサーボ回路10とヘッド駆動回路15および磁気ヘッド16とにより記録手段が構成されている。
【0024】
上記の構成において、本装置の再生時には、スピンドルモータ12によりディスク1が回転駆動されるとともに、送りモータ13により光ピックアップ2がディスク1の半径方向へ送られ、光ピックアップ2によりディスク1に記録されている音声データが読み出される。この音声データは、RFアンプ3により増幅されエンコーダ・デコーダ・信号処理回路4に出力される。
【0025】
また、RFアンプ3では、上記の音声データによりフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号等のサーボ制御信号が生成され、サーボ回路10は、RFアンプ3から入力されたサーボ制御信号とシステムコントロールマイコン9から入力されたコントロール信号とに基づいて、フォーカスサーボ、トラッキングサーボおよびスピンドルモータ12のサーボ等が行われるように、ドライバ回路11を制御する。これにより、ドライバ回路11にて光ピックアップ2、送りモータ13およびスピンドルモータ12が駆動される。
【0026】
一方、RFアンプ3から出力された音声データは、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4にて復調され、誤り訂正等の信号処理が行われて、メモリコントローラ5によりショックプルーフメモリ6に一旦書き込まれる。その後、上記の音声データは、メモリコントローラ5によりショックプルーフメモリ6から読み出され、音声伸長・圧縮回路7の音声伸長回路にて時間軸伸長される。この音声データは、D/A・A/Dコンバータ8のD/Aコンバータにてアナログ信号に変換され、音声信号として出力端子17から出力される。
【0027】
また、ディスク1への記録時には、音声入力端子18から入力されたアナログの音声信号が、D/A・A/Dコンバータ8のA/Dコンバータにてディジタル信号に変換され、音声伸長・圧縮回路7の音声圧縮回路にて約1/5にデータ圧縮される。この音声データは、メモリコントローラ5にてショックプルーフメモリ6に一旦書き込まれ、その後、メモリコントローラ5により読み出される。ショックプルーフメモリ6から読み出された音声データは、エンコーダ・デコーダ・信号処理回路4にて変調および誤り訂正用符号の付加等の処理が行われ、このとき同時に、磁気ヘッド16の磁界が付与されているディスク1の部位に光ピックアップ2から、再生時よりも大きい出力のレーザ光が照射される。これにより、音声データがディスク1に記録される。
【0028】
次に、本装置の曲分割動作について説明する。
【0029】
MDであるディスク1には、最内周側にディスク1の目次となる領域であってTOC(Table Of Contents)と称するリードイン領域が形成され、このリードイン領域直後の外周側に、ユーザ側で書き換え可能なユーザTOC領域(以下、U−TOC領域と称する)が形成されている。このU−TOC領域には概略的に示すと図2のようにデータが記録されている。同図において、PTNO.nは、n番目の曲が記録されている位置のアドレスデータが記録されているU−TOC領域内の場所を示す値であり、A、B、C…には、1曲目、2曲目、3曲目、……に演奏される曲が記録されている音声データ記録領域内のアドレスの最初と最後の値が記録されている。従って、再生の際には、先ず、ディスク1のU−TOC領域からPTNO.1のデータが読み取られ、次に、Aにあるアドレスが読み取られることにより1曲目が再生され、続いて、PTNO.2のデータが読み取られ、次に、Bにあるアドレスが読み取られることにより2曲目が再生され、以下同様にして順次再生が行われる。
【0030】
ここで、ディスク1における音声データ記録領域に、図3に模式的に示すように曲が記録され、これに対応して、U−TOCの内容が図4に示すようになっているものとする。尚、図3において、TNO.1、TNO.2、TNO.3、TNO.4、…はトラックナンバーを示し、その下の数字は曲が記録されている位置のアドレスを示す。この場合、ディスク1の再生は、TNO.1→TNO.2→TNO.3→TNO.4→…の順序で行われる。また、図4のSTはその曲が記録されている位置のスタートアドレスを示し、ENDはエンドアドレスを示す。
【0031】
上記のような記録状態において、ディスク1に記録されている所定の曲を複数に分割する際には、その曲の再生中に、分割したいところで曲分割開始キー19をONし、その部分を分割点として指定する。このとき、曲分割開始キー19をONすると、この操作によって指定された分割点の位置がショックプルーフメモリ6に記憶され、この分割点に対する前後の3秒間の部分が繰り返し再生される。この再生動作において、上記の曲分割点が再生される瞬間に報知音発生器22から報知音が発せられる。また、分割点調節キー21における分割点前進キーまたは分割点後退キーを操作することにより、上記の分割点を移動させることができる。即ち、分割点前進キーまたは分割点後退キーの1回の操作毎に、ショックプルーフメモリ6に記憶されている分割点としてのデータが更新される。このときの動作を模式的に示すと図5に示すものとなる。尚、本実施の形態において、上記の分割点前進キーあるいは分割点後退キーの1回の操作により分割点は前方向あるいは後方向へ0.3秒分のデータ刻みで移動するものとしている。
【0032】
その後、曲分割入力キー20がONされると、分割点を示すデータがディスク1上の最終的に指定された位置に記録される。また、これに応じてディスク1のU−TOC領域のデータが書き換えられる。即ち、図3に示した状態において、例えば3曲目が途中で分割された場合、図6に示すように、TNO.3が新たなTNO.3とTNO.4とに分割され、これに伴って図3のTNO.4は図4のTNO.5となるように、それ以降のTNO.が1ずつずれる。また、U−TOC領域においては、図4に示した状態から図7に示すように、TNO.3およびTNO.4のスタートアドレスとエンドアドレスとが変更される。また、これに伴ってそれ以降のTNO.とアドレスとの対応関係がずれる。即ち、再生される曲順が変更される。
【0033】
上記のように、ディスク1上に分割点が記録されることにより、ディスク1の所定の曲を複数に分割することができ、また、この動作に応じてU−TOC情報が書き換えられるので、このU−TOC情報を読み込むことにより上記の分割点の位置に光ピックアップ2を即座に移動させることができ、その部分からの再生を迅速に行うことができる。また、電源をOFFし、あるいはディスク1をディスク記録再生装置から取り出すようなことがあっても、上記の分割点およびU−TOC情報はディスク1に記録されているので消去されず、再度の記録動作を行うことなく、分割点からの再生が可能である。
【0034】
尚、上記の実施の形態においては、曲分割点をディスク1に記録することにより曲を分割する動作と、分割された曲の前側部分と後側部分のアドレスをU−TOCに記録する動作とを行うものとなっているが、前者のみあるいは後者のみを行う構成としてもよい。例えば、前者のみを行う構成では、上記の曲分割点を光ピックアップ2からの出力に基づいて検索すれば、曲分割点が設定された位置を容易に再生することができる。また、後者のみを行う構成では、U−TOCを読み取り、分割された曲の後側部分を再生することにより、曲分割点が設定されるべき位置を容易に再生することができる。
【0035】
また、上記の実施の形態においては、曲分割開始キー19を操作した後、曲分割入力キー20を操作することによってディスク1に曲分割点が記録されるものとなっているが、曲分割開始キー19を操作することなく曲分割入力キー20を操作したときに、この曲分割入力キー20を操作したときのディスク1上における再生中の曲の位置に曲分割点が即座に記録されるものとしてもよい。また、曲分割点を報知音により報知する報知音発生器22に代えて、例えば光により曲分割点を報知する手段を備えてもよい。
【0036】
なお、本発明は、L(正の整数)個の情報データが記録されている情報データ記録領域と、各々の情報データの始点位置と終点位置とを示すデータが記録されている目次領域とからなる記録媒体を用いる一方、目次領域から読み取られたデータに基づいて情報データ記録領域から所望の情報データを再生する記録再生装置において、上記所望の情報データの再生中に1つの分割位置を指定する分割開始キーと、上記L個の情報データのうちN(正の整数)番目の情報データの再生中に上記分割開始キーを操作したとき、該操作により指定された上記分割位置を該再生中である情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する制御手段を設けるように構成されていてもよい。
【0037】
上記構成によれば、L個の情報データのうちN(正の整数)番目の情報データの再生中に分割開始キーを操作したとき、該操作により指定された分割位置を該再生中である情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録することにより、装置本体の電源をOFFしたり、装置本体から記録媒体を取り出した場合であっても、記録媒体の目次領域に記録されたデータに基づいて前側部分又は後側部分の情報データを個別に再生することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、装置本体の電源をOFFしたり、装置本体から記録媒体を取り出した場合であっても、記録媒体の目次領域に記録されたデータに基づいて前側部分又は後側部分の情報データを個別に再生することができるため、記録媒体に記録されている情報データの所定部位を繰り返し再生する場合等における操作性を向上することができる。
【0039】
また、本発明によれば、分割点の位置調整を簡単且つ迅速に行うことができるため、記録媒体に記録されている情報データの所定部位を抽出する際の操作性を向上することができる。
【0040】
さらに、本発明によれば、情報データに付与される番号の重複を防止しつつ、この番号を用いて前側部分又は後側部分の情報データを個別に再生することができるため、記録媒体に記録されている情報データの所定部位を繰り返し再生する場合等における操作性をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したディスクのユーザTOC領域におけるデータの記録状態を示す概略の説明図である。
【図3】 上記のディスクの音声データ記録領域における分割点設定前のデータの記録状態を示す概略の説明図である。
【図4】 図2に示したユーザTOC領域における記録状態に対応したデータの具体的な記録例を示す概略の説明図である。
【図5】 上記のディスクに記録されている所定の曲に対する分割動作の説明図である。
【図6】 図3に示した音声データ記録領域における分割点設定後のデータの記録状態を示す概略の説明図である。
【図7】 図4に示したユーザTOC領域における図6の記録状態に対応したデータの具体的な記録例を示す概略の説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク
2 光ピックアップ
6 ショックプルーフメモリ
9 システムコントロール用マイクロコンピュータ
10 サーボ回路
11 ドライバ回路
13 送りモータ
15 ヘッド駆動回路
16 磁気ヘッド
19 曲分割開始キー
20 曲分割入力キー
21 分割点調節キー
22 報知音発生器
Claims (5)
- L(正の整数)個の情報データが記録されている情報データ記録領域と、各々の情報データの始点位置と終点位置とを示すデータが記録されている目次領域とからなる記録媒体を用いる一方、目次領域から読み取られたデータに基づいて情報データ記録領域から所望の情報データを再生する記録再生装置において、
所望の情報データの再生中に1つの分割点を指定する分割開始キーと、
上記分割開始キーの操作により指定した分割点を表す位置情報を記憶する記憶手段と、
上記指定した分割点を調節する分割点調節キーと、
分割点に対応する分割位置を決定する分割決定キーとを備え、
さらに、上記L個の情報データのうちN(正の整数)番目の情報データの再生中に上記分割開始キーを操作して分割点を指定した後分割点調節キーを操作したとき、当該分割点調節キーの操作に応じて分割点を移動させ、当該移動された分割点の位置情報を上記記憶手段に記憶された位置情報に置き換える一方、上記分割決定キーを操作したとき、上記記憶手段に記憶された位置情報に基づく分割位置を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する制御手段を設けたことを特徴とする記録媒体再生装置。 - 上記制御手段は、上記分割開始キーの操作により上記分割点の仮指定位置がN番目の情報データ中に設定されたとき、当該情報データにおける仮指定位置の前後の所定部分が再生されるように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 仮指定位置報知手段を備え、上記制御手段は上記仮指定位置の再生時に上記仮指定位置報知手段を作動させるものであることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
- 上記制御手段は、上記分割位置をN番目の情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録するとき、前側部分の情報データの番号として分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部分の情報データの番号としてN+1を付与することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 上記制御手段は、上記分割位置を情報データの前側部分の終点位置および後側部分の始点位置とするデータを上記記録媒体の目次領域に記録する場合であって、前側部分の情報データとして分割前の情報データの番号Nを付与すると共に、後側部部分の情報データの番号としてN+1を付与するとき、分割前の情報データの番号N以降にN+Mが付与されている情報データの番号としてN+M+1を付与することを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
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