JPH10207168A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10207168A
JPH10207168A JP9008664A JP866497A JPH10207168A JP H10207168 A JPH10207168 A JP H10207168A JP 9008664 A JP9008664 A JP 9008664A JP 866497 A JP866497 A JP 866497A JP H10207168 A JPH10207168 A JP H10207168A
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image forming
polishing
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toner
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JP9008664A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成装置での有機感光体及び/又
は転写体のダメージを十分にリフレッシュして常に良好
なカラー画像形成を実行可能とするとともに、有機感光
体及び/又は転写体の寿命が徒に短縮されない研摩速度
で有機感光体及び/又は転写体の研摩を行うカラー画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体とカラー現像器と像露光系とから
なる画像形成ユニットを複数組有し、転写部材の周囲に
画像形成ユニットの感光体を近接配置したカラー画像形
成装置において、転写部材がドラム状であり、転写部材
に当接する各感光体に当接した研磨手段を有し、感光体
の研磨手段による研磨速度は0.5〜5μm/104
リントとする。又、前記カラー画像形成装置において、
転写部材がドラム状であり、転写部材に当接する各感光
体と転写部材の研磨手段とを有し、転写部材の研磨手段
による研磨速度は0.1〜1μm/104プリントとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、複数の画像形成ユニッ
トの感光体上に形成されたトナー像を、重ね合わせてカ
ラー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置は、
種々提案されているが、プリントスピードや今後の情報
化社会において幅広い対応を持つカラーシステムとし
て、4色を同時に並列処理することが可能なタンデム方
式(複数の感光体である感光体ドラムを使用する方式)
が有望視されている。
【0003】このタンデム方式による多色のカラー画像
の形成は、図2に示すように感光体である感光体ドラム
(以下像形成体とも言う)21Y,21M,21C,2
1Kに対して現像手段24Y,24M,24C,24
K、露光手段23Y,23M,23C,23Kなどを配
置した複数の画像形成ユニット20Y,20M,20
C,20Kを転写部材である転写体10の周囲に並列配
置し、それぞれの像形成体21に形成した単色のトナー
像を、転写体10上に重ね合わせてカラー画像を形成す
るようになっている。
【0004】そして、転写後の感光体ドラム21はクリ
ーニング工程の像形成体クリーニング手段25でクリー
ニングされ、長期にわたり反復使用される。又、転写紙
に転写後の転写体10もクリーニング工程の転写体クリ
ーニング手段161でクリーニングされ、同様に長期に
わたり反復使用される。このクリーニングを達成する良
好な技術として、例えば本出願人による特開平6−19
5004号公報には、クリーニングブレードで掻き取ら
れたトナーを効率良く、回収部へ付着、搬送して回収出
来るようにした表面が連続多孔質体からなるトナーガイ
ドローラが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光体であ
る像形成体はトナー像を形成する工程で様々なダメージ
を受けて疲労する。前記特開平6−195004号公報
には図1に示すようなモノクロ画像形成に際して、この
トナーガイドローラでの感光体の減耗量(以下研磨速度
とも言う)が、5.0μm/105プリント以下の条件
で現像を行うと、疲労した感光体がリフレッシュされ
て、良好なモノクロ画像を得られることが開示されてい
る。
【0006】一方、前記タンデム方式ではない従来方式
のカラー画像形成装置は、一つの感光体に対して各色毎
に帯電工程を実行するので、モノクロ画像形成と比較し
て感光体に与えるダメージが大きく、感光体の疲労や劣
化が大きく画像形成に反映される。また、4色のトナー
が感光体に付着し、これをクリーニングすることから感
光体表面の汚れが残りやすい。これらの問題は具体的に
は、感光体表面のオゾン劣化による親水化により発生す
る像ボケや、トナーフィルミング量の増大などによって
生じる画像劣化等が生じるもので、感光体はトナー像の
形成を行うたびにこの種のダメージを受ける。
【0007】しかしながら、前記タンデム方式によるカ
ラー画像形成装置においては、感光体は各トナーの色毎
に設けた感光体を使用するので、そのダメージは従来方
式によるカラー画像形成装置の感光体よりは大きくない
が、やはりダメージは受けることになる。そして、感光
体のトナー像を転写する転写体も同様にダメージを受け
ることになる。又、個々の感光体のダメージがモノクロ
と比べカラーの場合は、色バランスを含めより大きく画
質劣化に反映される。
【0008】前述のように特開平6−195004号公
報にはモノクロ画像形成に際して、トナーガイドローラ
での感光体の減耗量即ち研磨速度が、5.0μm/10
5プリント以下の条件で現像を行うと、疲労した感光体
がリフレッシュされて、良好なモノクロ画像を得られる
ことが開示されている(図1参照)。これがカラーの前
記タンデム方式の場合(図2参照)、感光体のダメージ
が大きく反映し、又感光体の径が小さいので感光体の受
けるダメージがモノクロ画像の場合と比較すると大きい
等の問題がある。従って、モノクロ画像の場合の研磨速
度では充分なレベルまでは感光体がリフレッシュが行わ
れないということがあった。又、同時にこの場合感光体
が十分にリフレッシュされるまで研磨速度を上げると、
良好なカラー画像を得ることができる反面、感光体層が
研磨されすぎて感光体の寿命が短縮されてしまうことが
あった。
【0009】又、転写体についても感光体の場合と同様
に、トナーフィルミング、オゾンによる劣化により、転
写条件や転写性が変化する。これに対しては、表面の一
部を研磨することにより、少なくともリフレッシュはさ
れるが研磨されすぎて転写体の寿命が短縮されてしまう
ようなことがおこる。
【0010】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものである。即ち、カラー画像形成装置での感光体
及び/又は転写体のダメージを十分にリフレッシュして
常に良好なカラー画像形成を実行可能とするとともに、
感光体及び/又は転写体の寿命が徒に短縮されない研摩
速度で感光体及び/又は転写体の研摩を行うカラー画像
形成装置を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることによって達成される。
【0012】即ち、感光体とカラー現像器と像露光系と
からなる画像形成ユニットを複数組有し、転写部材の周
囲に前記画像形成ユニットの感光体を近接配置したカラ
ー画像形成装置において、前記転写部材がドラム状であ
り、該転写部材に当接する前記各感光体に当接した研磨
手段を有し、前記感光体の前記研磨手段による研磨速度
は0.5〜5μm/104プリントとしたことを特徴と
するカラー画像形成装置。
【0013】又、感光体とカラー現像器と像露光系とか
らなる画像形成ユニットを複数組有し、転写部材の周囲
に前記画像形成ユニットの感光体を近接配置したカラー
画像形成装置において、前記転写部材がドラム状であ
り、該転写部材に当接する前記各感光体と前記転写部材
の研磨手段とを有し、前記転写部材の前記研磨手段によ
る研磨速度は0.1〜1μm/104プリントであるこ
とを特徴とするカラー画像形成装置。
【0014】
【発明の実施の形態】先ず、本発明のカラー画像形成装
置の画像形成プロセス及び本装置の構成について、図2
〜図4を用いて説明する。
【0015】図2は本発明の第1の実施の形態を示すカ
ラー画像形成装置の断面構成図である。図3は画像形成
ユニットの拡大断面構成図である。図4は転写体と画像
形成ユニットとを示した斜視図である。なお、この第1
の実施の形態は、転写体10上にトナー像を重ね合わせ
たのち転写紙Pに転写を行う形態である。
【0016】図2〜図4において、転写体10はその周
囲に配置されている4組の画像形成ユニット20Y、2
0M、20C、20Kにより形成されたイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のト
ナー像を順次重ね合わせて担持する。この転写体10
は、ドラム状の転写体であって、円筒状の導電性支持体
であるアルミニウム基体上に、後述する有機感光体が有
する像形成体とその基本的構成が同じ構成が形成されて
いる。
【0017】転写体10の周囲には、4組の画像形成ユ
ニット20Y、20M、20C、20K、転写紙転写手
段30、転写体クリーニング手段161が配設されてい
る。この転写体10は、図示しない前面・後面パネル
に、図示しない軸受けによって軸支され、更に転写体1
0の回転軸を後面パネル外まで延設し、その先端にフラ
イホイール10Fが設けられている。このフライホイー
ル10Fは、転写体10の回転が振動なくスムーズに行
うために、慣性力を付与するものである。
【0018】4組の画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kは、それぞれ形成するトナー像の色が異
なるだけで、同じ構成をしているので、画像形成ユニッ
ト20Yを例にして説明する。
【0019】画像形成ユニット20Yは、像形成体であ
り有機光半導体より成る感光体ドラム21Yの周囲に、
像形成体帯電手段22Y(以下、単に帯電手段22Y、
或いはローラ帯電器22Yという)、露光手段23Y、
現像手段24Y、像形成体研磨手段26Y(以下、単に
研磨手段26Y、或いは研磨ローラ26Yという)、像
形成体クリーニング手段25Y(以下、単にクリーニン
グ手段25Y、或いはクリーニングブレード25Yとい
う)を配置し、感光体ドラム21Y上にイエロートナー
像を形成するものである。また、本実施の形態において
は、この画像形成ユニット20Yのうち感光体ドラム2
1Y、帯電手段22Y、現像手段24Y、研磨手段26
Y、クリーニング手段25Yを一体化してプロセスカー
トリッジとして、着脱可能としているが、これに限らな
くともよい。
【0020】イエロートナー像を形成する感光体ドラム
21Yは、円筒状の導電性基体上に、光導電性感光層を
設けたものである。この感光体ドラム21Yの両端に
は、転写体10との間隙保持を維持するために、感光体
ドラム21Yと同軸に、転写体10に当接する突当コロ
211Yが設けられている。突当コロ211Yが当接す
る転写体10の当接部10Tは、弾性層の導電性ゴム層
12を設けずに、突当コロ211Yが直接アルミニウム
基体11に当接している。また、感光体ドラム21Yの
一方の端部には、転写体10の転写体ギヤ10Gに歯合
する感光体ギヤ212Yが設けられている。これらによ
り、感光体ドラム21Yは、転写体10との位置決めが
なされ、転写体10に従動する方向に回転駆動される。
【0021】帯電手段22Yは、感光体ドラム21Yに
対して一様な電位を与える手段であって、本実施の形態
においては、感光体ドラム21Yと接触しながら従動回
転をするローラ状のローラ帯電器22Yが用いられてい
る。
【0022】露光手段23Yは、ローラ帯電器22Yに
よって一様な電位を与えられた感光体ドラム21Y上
に、画像信号(イエロー)に基づいて露光を行い、イエ
ローの画像に対応する静電潜像を形成する手段であっ
て、この露光手段23Yとしては、感光体ドラム21Y
の軸方向にアレイ状に発光素子を配列したLEDと結像
素子(商品名;セルフォックレンズ)とから構成される
もの、或いは、レーザー光学系などが用いられる。
【0023】現像手段24Yは、現像剤であるイエロー
トナーを収容し、感光体ドラム21Y上に形成された静
電潜像を反転現像して、イエロートナー像を形成する手
段である。本実施の形態の現像手段24Yにおいては、
現像手段24Y内に収容されているイエロートナーを、
攪拌部材241Yにより攪拌した後、矢示の方向に回転
する表面が弾性(スポンジ)のトナー供給ローラ242
Yにより、現像スリーブ243Yへ供給する。このと
き、薄層形成部材244Yにより現像スリーブ243Y
上のイエロートナーを均一の薄層とする。
【0024】そして、現像手段24Yの収容する一成分
によるジャンピング現像が行われて、接地されている感
光体ドラム21Yに対して、トナーと同極性の直流成分
と交流成分とを重畳したバイアスを印加して、非接触の
反転現像が行われる。なお、現像スリーブ243Yの画
像領域外の両端部に設けられた図示しない突当コロが、
感光体ドラム21Yに当接することにより、現像スリー
ブ243Yと感光体ドラム21Yとを非接触に保ってい
る。なお、非接触現像ではなく、接触現像を用いること
もできる。
【0025】感光体ドラム21Y上に形成されたイエロ
ーのトナー像は、突当コロ211Yにより位置決めされ
て転写体10と接触し、トナーと逆極性のバイアス電圧
が印加される転写体10により、順次転写体10上に転
写される。
【0026】研磨手段26Yは、転写体10にイエロー
トナー像を転写後の感光体ドラム21Yをリフレッシュ
するために、感光体ドラム21Yに対向して設けた研磨
ローラで、これについては後で詳述する。
【0027】クリーニング手段25Yは、感光体ドラム
21Y上に残留したイエロートナーを、感光体ドラム2
1Y上から除去するための手段であって、本実施の形態
においては、クリーニングブレード25Yが感光体ドラ
ム21Yに摺接することにより、残留トナーの除去を行
っている。
【0028】このようにして、画像形成ユニット20Y
により、帯電、露光、現像の工程により形成された画像
信号(イエロー)に対応したイエロートナー像は、転写
体10上に転写される。
【0029】その他の画像形成ユニット20M、20
C、20Kも同様に、それぞれ感光体ドラム21M、2
1C、21K上に、画像信号(マゼンタ)に対応したマ
ゼンタトナー像、画像信号(シアン)に対応したシアン
トナー像、画像信号(黒)に対応した黒トナー像が並列
処理的に、同期をとりながら形成される。そして、各画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kの各感
光体ドラム21Y、21M、21C、21K上に形成さ
れたトナー像は、順次、1〜2KVの転写バイアスを印
加した転写体10上に転写され、トナー像が重ね合わさ
れる。全てのトナー像が重ね合わさると、転写体10上
に、カラートナー像が形成される。
【0030】一方、転写体10の下部には、転写材収納
手段である給紙カセットCAが設けられ、給紙カセット
CA内に収容された転写材である転写紙Pは、給紙ロー
ラr1の作動により、給紙カセットCA内から搬出さ
れ、タイミングローラ対r2へと送られる。タイミング
ローラ対r2は、転写体10上に形成されたカラートナ
ー像と同期するように、転写紙Pを送り出す。
【0031】送り出された転写紙Pは、転写位置で転写
紙転写手段30により、転写体10上に形成されたカラ
ートナー像を転写される。この転写紙転写手段30は、
アースされたローラ31、転写ベルト32、紙帯電器3
3、転写電極34、紙分離AC除電器35から構成され
ている。
【0032】送り出された転写紙Pは、ローラ31に張
設され、転写体10の周速度に同期して矢示の方向に回
転する転写ベルト32により、転写位置へと搬送され
る。転写ベルト32は、106〜1010Ω・cmの高抵
抗のベルト状のものである。この際、転写紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器33によりトナーと同極性
に紙帯電され、転写ベルト32に吸着されて転写位置へ
と給送される。トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、転写体10上のカラートナー像と引き合うことを防
止して、カラートナー像の乱れを防止している。また、
転写材帯電手段としては、転写ベルト32に接離可能な
通電ローラやブラシ帯電器など用いることができる。
【0033】転写位置では、転写電極34により、転写
体10上のカラートナー像が、転写紙P上へと転写され
る。この転写電極34により、転写紙Pの裏面には、転
写体10のバイアスより高いトナーと反対極性の電圧で
ある1.5〜3KVの電位となるように、コロナ放電が
なされる。
【0034】カラートナー像の転写を受けた転写紙P
は、転写ベルト32によりさらに搬送され、転写材分離
用としての紙分離AC除電器35により除電され、転写
ベルト32より分離され、定着手段40へと搬送され
る。定着手段40において、加熱ローラ41と加圧ロー
ラ42とにより加熱・圧着されカラートナー像が転写紙
P上に溶着・定着された後、転写紙Pは排紙ローラ対r
3によりカラー画像形成装置の上部に設けられたトレイ
上に排出される。
【0035】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写体10は、後述する転写体研磨手段である転写
体10に対向する研磨ローラ162により転写体10が
研磨されてリフレッシュされ、次に転写体クリーニング
手段であるクリーニングブレード161によって、転写
体10上を摺擦され、転写体10上に残留した残留トナ
ーを除去・清掃される。また、転写ベルト32上には、
転写ベルトクリーニング手段36のブレードが摺接して
おり、転写紙Pが分離後の転写ベルト32上をクリーニ
ングする。そして次の画像形成工程の開始を待機するこ
とになる。
【0036】次に、第2の実施の形態について、カラー
画像形成装置の断面構成図である図5を用い、さらに、
図3および図4はほぼそのまま援用(図3、4におい
て、「10」→「10′」、「Y」→「C」とし、さら
に、10′を転写体から転写ドラムに言い換え、転写ド
ラム10′上にグリッパー14を設ける)しながら説明
する。第2の実施の形態と第1の実施の形態との大きな
相違点は、第1の実施の形態においては転写体10上に
トナー像を重ね合わせたのち転写紙Pに転写を行ったの
に対して、第2の実施の形態においては転写紙Pを転写
手段としての転写ドラム10′上に保持しその転写紙P
上にトナー像を重ね合わせるものである。なお、画像形
成の各機構で上述した第1の実施の形態と同じものは同
じ符号を付け、説明を省略する。
【0037】転写ドラム10′は、転写材である転写紙
Pをその周面に保持し、その周囲に配置されている4組
の画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kに
より形成されたY、M、C、Kのトナー像を、保持して
いる転写紙P上に順次重ね合わせて転写してカラートナ
ー像を形成する。この転写ドラム10′は、ドラム状の
転写体であって、円筒状の導電性支持体であるアルミニ
ウム基体上に、前記転写体10と同じ構成により転写層
が形成されていて、後述する有機感光体が有する像形成
体とその基本的構成が同じ構成が形成されている。ま
た、この転写ドラム10′には、矢示の如く変移可能で
あり、後述する供給手段であるタイミングローラ対r2
から供給される転写紙Pの先端を把持するためのグリッ
パー14が設けられている。
【0038】また、転写ドラム10′の周囲には、吸着
手段である吸着ローラ17、分離手段である分離爪18
が設けられている。吸着手段である吸着ローラ17は、
グリッパー14により先端を把持された転写紙Pを転写
ドラム10′上に密着させる手段である。この吸着ロー
ラ17は、矢示の如く、転写ドラム10′に対して従動
回転し、転写ドラム10′の回転に伴って移動してくる
先端を把持された転写紙Pを、転写ドラム10′に押し
つけながら、静電的に転写ドラム10′上に密着させ
る。分離手段である分離爪18は、保持された転写紙P
を転写ドラム10′上から分離を行う手段である。この
分離爪18は、矢示の如く、転写ドラム10′に対し
て、接離可能に設けられており、転写紙Pの分離を行う
ときにのみ転写ドラム10′に摺接する。
【0039】なお、この転写ドラム10′は、図示しな
い前面・後面パネルに、図示しない軸受けによって軸支
され、さらに、転写ドラム10′の回転軸を後面パネル
外まで延設し、その先端にフライホイール10Fが設け
られている。このフライホイール10Fは、転写ドラム
10′の回転が振動なく、スムーズに行うために、慣性
力を付与するものである(図3、図4援用)。
【0040】まず、転写材である転写紙Pの流れについ
て説明する。転写紙Pは、転写材収納手段である給紙カ
セットCAに収納されている。転写紙Pは、給紙ローラ
r1の作動により、給紙カセットCA内から搬出され、
転写ドラム10′へ転写紙Pを供給する供給手段である
タイミングローラ対r2へと送られる。タイミングロー
ラ対r2は所定のタイミングで転写紙Pを送り出す。タ
イミングローラ対r2により送り出された転写紙Pは、
転写ドラム10′に突き当たり、転写ドラム10′のグ
リッパー14により、その先端を把持される。グリッパ
ー14により転写紙Pの先端が把持されると、転写ドラ
ム10′は矢示の方向に回転する。
【0041】転写紙Pは、転写ドラム10′の回転に伴
って移動し、転写ドラム10′に従動回転している吸着
ローラ17により、転写ドラム10′に押しつけられな
がら、静電的に転写ドラム10′上に密着し、転写ドラ
ム10′に離間している分離爪18の下方を通過する。
その後、第1の実施の形態における説明と同様に、画像
形成ユニット20Y、20M、20C、20Kの像形成
体21Y、21M、21C、21K上にトナー像が同期
を取りながら形成する。
【0042】形成されたトナー像は、順次、転写ドラム
10′上に保持された転写紙P上に転写され、転写紙P
上でトナー像が重ね合わされ、カラートナー像が形成さ
れる。このとき、転写ドラム10′には、トナーと逆極
性の1〜2KVの転写バイアス電圧が印加されている。
カラートナー像が形成されると、グリッパー14による
転写紙Pの把持が解除されるとともに、分離爪18が、
転写ドラム10′に摺接する。そして、保持されている
転写紙Pは、分離爪18の作用により転写ドラム10′
上から分離され、さらに、定着手段40へと搬送され
る。定着手段40において、加熱ローラ41と加圧ロー
ラ42とにより加熱・圧着されカラートナー像が転写紙
P上に溶着・定着された後、転写紙Pは排紙ローラ対r
3により排紙トレイ上に排出される。
【0043】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写ドラム10′は、後述する転写体研磨手段であ
る転写ドラム10′に対向する研磨ローラ162により
転写体ドラム10′が研磨されてリフレッシュされ、次
に転写体クリーニング手段であるクリーニングブレード
161によって、転写ドラム10′上を摺擦され、クリ
ーニングされる。なお、この研磨ローラ162及びクリ
ーニングブレード161は、転写ドラム10′に対して
接離可能であって、転写ドラム10′を研磨、クリーニ
ングするときに転写ドラム10′に摺動する。また、こ
の研磨ローラ162及びクリーニングブレード161に
よる研磨、クリーニングの動作は、プリント毎に転写紙
Pが分離中に行ってもよいが、各転写紙Pの転写ドラム
10′への給送前あるいは転写ドラム10′からの排出
後に、間欠的に行う方が、余分な回転によりプリント速
度が低下しないので、好ましい。
【0044】なお、転写ドラム10′の周囲に配置され
ている画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kについては、第1の実施の形態と同様なので、説明を
省略する。
【0045】次に感光体21に対する像形成体研磨手段
26、像形成体クリーニング手段25について更に詳細
に説明する。
【0046】図2(図3)及び図5に示した研磨手段2
6、クリーニング手段25では、構造が簡単で本発明の
条件を満たす研摩速度で有機感光体を研摩する研摩ロー
ラと、クリーニング特性に優れたクリーニングブレード
が一体的に組込まれる。それによって研磨、クリーニン
グ装置のコンパクト化及び長期に亘る反復像形成に際
し、高画質を安定して供給することが可能とされる。
【0047】加えて本実施の形態の研摩ローラは、トナ
ーガイド特性の特に優れた連続気孔多孔質体から成るの
で十分なクリーニング機能とトナー回収機能とが合わせ
て確保されている。
【0048】好ましい研摩ローラの例が図6に示され
る。該図中イは芯金で、ロは連続気孔多孔質体から成る
ローラ部材である。
【0049】研摩ローラ26に用いる連続気孔多孔質体
を製造する方法としては、例えば特開昭58−1892
42号公報に記載されている。
【0050】即ち、前記連続気孔多孔質体の製法として
は、例えばポリウレタン等の高分子重合体を有機溶剤に
溶解し、この溶液にポリビニルアルコール、アルギン
酸、硫酸カルシウム等の気孔剤を加えて撹拌、脱泡し、
これを多孔質容器に入れて約50℃の温浴中に長時間浸
漬してゲル化させ、これを取り出して多量の水で前記気
孔剤を溶出し、加熱、乾燥する。このため連続した多数
の気孔を有する気孔体が形成され、耐摩耗性、トナー分
離性、トナーの搬送性、感光体との接触回転性、柔軟
性、紙粉除去性等の研摩ローラに不可欠な優れた特性が
付与される。
【0051】これに対して従来のポリウレタン等の独立
気孔発泡体の製法は、例えばポリオール、イソシアネー
ト化合物、反応促進剤、整泡剤等を加えて撹拌・発泡さ
せ、これを加熱整形するもので、多数の独立気泡体が内
蔵されたものとなる。
【0052】かかる独立気孔発泡体は気泡がクッション
の作用をして弾性を有しているが、耐摩耗性、トナーの
分離性、トナーの搬送性、感光体との接触回転性、紙粉
除去性等が悪く、かつ柔軟性も不充分である。そこで例
えば独立気孔発泡体に十分な柔軟性を与えるためには、
該発泡体の気泡を大きくする必要があり、その場合該発
泡体を研摩ローラとして使用するのに諸特性が不足し、
ローラ自体の耐久性が失われる外、気泡中にトナーが充
填され、前記ローラ表面のトナーをスクレーパ等で掻き
取った後も、トナーを内包したまま下方に回転され機内
にトナーを落下して汚染すると言う問題を生じていた。
【0053】本発明では微細な多数の気孔を有し、柔軟
性を有すると共に諸特性に優れていて耐久性が大なる連
続気孔多孔質体を用いることが更に好ましく、前記の製
法によって抜群の適性を有する研摩ローラを得たのであ
る。
【0054】研摩ローラに用いられる連続気孔多孔質体
に要請される好ましい特性としては、気孔率が50〜9
0%、より好ましくは60〜88%とされ、前記気孔率
が50%を下廻ると、弾性が不足し、硬くなりすぎて有
機感光体を損傷するようになり、かつ製造しにくくな
る。又気孔率が90%を上廻ると、変形率が大きすぎ、
圧接下の保存期間が長くなると永久変形も生ずるように
なり、回転中はトナーこぼれが大となり、またローラの
耐久性も悪くなる。
【0055】また気孔径は1〜50μm、より好ましく
は5〜20μmとされ、前記気孔径が1μmを下廻ると
研摩ローラの柔軟性が失われ、かつ製造コストの上昇を
招き、50μmを上廻ると研摩ローラの耐久性が悪くな
り、かつトナーが気孔中に充填され、トナーこぼれの原
因となる。
【0056】また比重は0.1〜0.4、好ましくは
0.15〜0.38とされ、前記比重が0.1を下廻る
と変形率が大きすぎ、かつ永久変形も生じ、耐久不足と
なり、0.4を上廻ると弾性不足となり、かつ硬度が大
きくなり、有機感光体や転写体を損傷するようになる。
【0057】また、アスカーC硬度は15〜50度とさ
れ、好ましくは20〜45度とされ、前記アスカーC硬
度が15度を下廻ると、前記研摩ローラが柔らかすぎて
回転むらを生じ易く、またスクレーパによるトナー掻き
取りが不十分となり、かつ耐久性が失われ、50度を上
廻ると硬度が大きすぎて有機感光体や転写体を損傷して
該有機感光体や転写体の寿命の低下を招く。
【0058】なお、研摩ローラ26に用いられる連続気
孔多孔質体の特性を規定する気孔径はJISK6402
に基いて測定され、気孔率、pは前記多孔質体の全容積
に対する気孔の容積の百分率として測定され、以下の式
により計算される。
【0059】 p(%)=(W1−W2)/(W1−W3)×100 式中 W1:前記多孔質体の吸水時の重量 W2:前記多孔質体の乾燥時の重量 W3:前記多孔質体の水中における重量 また連続気孔多孔質体の比重はASTM D−2406
に基づいて測定される。(なお前記比重は見掛の比重を
表す)。
【0060】図2のカラー画像形成装置に組み込まれる
感光体ドラム21は有機光導電層を設けた有機感光体で
ある。即ち、有機感光体の場合は無機感光体とは異な
り、前記連続気孔多孔質体を表面に有する研摩ローラの
効果が顕著に発揮される。前記感光層が比較的に軟質と
されるにもかかわらず、感光層の摩耗、損傷を伴なうこ
となく、円滑にクリーニングトナーを搬送して回収され
る。
【0061】次に本発明では前記構成の研摩ローラのう
ち、特に選択されたものとして図6(b)の導電性化さ
れた研摩ローラが提案される。図6(b)において、ロ
は芯金イの外周に設けられた連続気孔多孔質体から成る
ローラ部材で、ハは該ローラ部材に分散含有される導電
材である。前記導電材ハとしては、導電性カーボン、金
属粉、金属酸化物粉等を挙げることができ、前記導電性
カーボンとしては、例えばライオン社製ケッチエンブラ
ックEC、ケッチエンブラックECDJ−600、キャ
ボット社製バルカンXC−72、ブラックパールズ20
0等が好ましく用いられる。
【0062】ところで、クリーニング装置では、クリー
ニングブレードによる有機感光体上の残留トナーのクリ
ーニングを行う工程と、クリーニングされたトナーを研
摩ローラにより円滑に回収部材へとガイド搬送する工程
とがあり、特に前記各工程で、有機感光体を摩耗損傷し
ないことが重要である。前記残留トナーは通常有機感光
体上へ静電的に吸着して搬送されるため、従来のクリー
ニング装置ではその分前記クリーニングブレードの有機
感光体への余分な圧接力が加えられ、それだけ有機感光
体を摩耗損傷する恐れがあった。
【0063】本実施の形態では、前記研摩ローラを導電
性とし、図6(b)に示すローラ部材ロを切換端子ニを
介してアースするか、ローラ部材ロを電源ホに連結して
該ローラ部材ロにトナーと同じ又は逆の極性の直流電圧
・及び/又は交流電圧を印加して、有機感光体に圧接す
ることにより、該有機感光体上の残留電荷を消去するよ
うにしている。それによって、残留トナーの有機感光体
への静電的吸着力を弱め、クリーニングブレードによる
クリーニング効果を大きくすると共に、弱い圧接力での
クリーニングを可能とし、有機感光体の摩耗、損傷の軽
減を達成するようにしている。
【0064】そこで前記導電性研摩ローラでは、図6
(b)のローラ部材ロの導電率σが10-9Ω-1cm-1
上、好ましくは10-8Ω-1cm-1〜10-1Ω-1cm-1
され、カーボン含有量としては、例えば5〜30wt%
とされる。前記研摩ローラは、フローティング状態、図
6(b)ニのアース状態又は図6(b)ホのバイアス電
圧印加状態のいづれの状態であってもよく、前記研摩ロ
ーラの導電率σが10-9Ω-1cm-1未満の場合は、研摩
ローラの導電性が不足し、特に前記アースとした場合、
有機感光体上の残留電荷のアースへの流出が不十分とな
り、又前記バイアス印加とした場合、有機感光体及びト
ナーの残留電荷の強制消去が不可能となる。
【0065】前記図6(b)の導電性研摩ローラは前記
図2(図3)及び図5の研磨手段26にも組込み可能で
あり、それによって低圧接のクリーニングブレードと協
同して効果的な研摩速度でのクリーニングが達成され、
長期に亘り、高画質の画像形成が可能となる。
【0066】そして、感光体21に対する像形成体研磨
手段26、像形成体クリーニング手段25の前記構成・
作用・効果は、転写体10、転写ドラム10′に対する
転写体研磨手段162、転写体クリーニング手段161
の構成・作用・効果に対してほとんどそのまま適用可能
であり、前述した感光体に対するものと重複するので説
明は省略する。
【0067】次に前記のように特有の研磨ローラを用い
た前記構成の画像形成装置のうち、特に選択された像形
成体を用いた画像形成装置について以下に説明する。
【0068】前記像形成体の特徴は少なくともその表面
層にポリカーボネート又は該ポリカーボネートの構成単
位を含む共重合体をバインダー樹脂として含有する有機
感光体とした点にある。
【0069】前記有機感光体の層構成が図7(a)〜図
7(f)に示され、100は導電性支持体、110は電
荷発生物質(CGM)を含有する電荷発生層(CG
L)、120は電荷輸送物質(CTM)を含有する電荷
輸送層(CTL)、130は保護層(OCL)、140
はCGMとCTMを共に含有する感光層、150は支持
体と感光層との接着、支持体から感光層への電荷の注入
阻止、その他画質調整等の機能を有する中間層である。
【0070】前記中間層150は、前記感光層に用いら
れるバインダー樹脂の外、ポリアミド樹脂、ポリビニル
アルコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、カゼイン、澱粉等の有機高分子化合物をディッ
プ塗布、スプレー塗布等の方法により、又、酸化アルミ
ニウム等を真空蒸着、スパッタリング等の方法等により
0.01〜2μm厚に設けて形成される。
【0071】図7(e)の感光体の場合は、支持体10
0上の前記中間層150上にバインダ樹脂100重量部
に対してCGM5〜100重量部、CTM0〜200重
量部含有する感光層を、乾燥膜厚が5〜30μm厚とな
るよう塗布加工して得られる。
【0072】なお、図7(f)の感光体は前記図7
(e)の感光層上に0.1〜10μm厚の保護層130
が設けた感光体とされる。
【0073】又、図7(a)の感光体の場合は、中間層
150上にバインダ樹脂100重量部に対してCGM5
0〜2000重量部、CTM0〜200重量部含有する
乾燥膜厚0.05〜5μm厚のCGL110を設け、該
CGL上にバインダ樹脂100重量部に対してCTMを
30〜200重量部含有する乾燥膜厚5〜40μmのC
TL120を形成して得られる。
【0074】なお、図7(b)は図7(a)のCTL上
に0.1〜10μm厚の保護層130を設けた感光体と
される。
【0075】又図7(c)の感光体の場合は中間層15
0上にバインダ樹脂100重量部に対してCTM30〜
300重量部含有する乾燥膜厚5〜40μmのCTL1
20を設け、該CTL120上にバインダ樹脂100重
量部に対してCGM5〜100重量部、CTM0〜20
0重量部含有する乾燥膜厚1〜10μmのCGL110
を形成して得られる。
【0076】なお、図7(d)は図7(c)のCTL1
20上にバインダ樹脂100重量部に対してCGM50
〜2000重量部、CTM0〜200重量部含有する乾
燥膜厚0.05〜5μmのCGL110を設け、更にこ
の上に0.1〜10μm厚の保護層130を形成して得
られる。
【0077】キャリアの発生を担うCGL110は、例
えばモノアゾ色素、ビスアゾ色素、トリスアゾ色素など
のアゾ系色素、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドな
どのペリレン系色素、インジゴ、チオインジゴなどのイ
ンジゴ系色素、アンスラキノン、ピレンキノン、フラパ
ンスロンなどの多環キノン類、キナクリドン系色素、ビ
スベンゾイミダゾール系色素、インダスロン系色素、ス
クエアリリウム系色素、金属フタロシアニン、無金属フ
タロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、ピリリウム
塩色素、チアピリリウム塩色素とポリカーボネートから
形成される共晶錯体など、公知の各種のCGMを適当な
バインダー樹脂と共に溶剤中に溶解或いは分散し、塗布
することにより形成することができる。
【0078】キャリアの輸送を担うCTL120は、主
鎖又は側鎖にアセトラセン、ピレン、フェナントレン、
ココネンなどの多環芳香族化合物を有する化合物、又は
インドール、カルバゾール、オキサゾール、イソオキサ
ゾール、チアゾール、トリアゾール、インダゾール、ピ
ラゾール、オキサジアゾール、ピラゾリンなどの含窒素
芳香環を有する化合物、トリフェニルアミン骨格、スチ
ルベン骨格、ヒドラゾン骨格を有する化合物などのCT
Mを適当なバインダー樹脂と共に溶剤中に溶解或いは分
散し、塗布することにより形成することができる。
【0079】前記有機感光体において、その感光層の少
なくとも最上層を形成する層にはバインダー樹脂として
ポリカーボネート又は該ポリカーボネートの構成単位を
含む共重合体が主成分として含有される。前記最上層の
バインダー樹脂として前記ポリカーボネート又はその共
重合体と共に例えばポリエステル、ポリエチレン、ポリ
アミド、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、ポリメ
タクリレート、エポキシ、ポリビニルカルバゾール等の
他の樹脂を含有せしめることができる。なお前記最上層
に含有されるバインダー樹脂は、ポリカーボネートの構
成単位と共に共重合される他樹脂の構成成分の量又はポ
リカーボネートと共に混合される他の樹脂の量を、バイ
ンダー樹脂中50重量%未満とされる。
【0080】前記有機感光体の少なくとも最上層に用い
られるポリカーボネートの構成単位としては、下記一般
式〔B1〕及び/又は一般式〔B2〕が用いられる。
【0081】
【化1】
【0082】(式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、
炭素原子数1〜6の置換もしくは未置換のアルキル基、
又は置換もしくは未置換のアリール基を表し、R3及び
4はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1
〜6の置換もしくは未置換のアルキル基又は置換もしく
は未置換のアリール基を表し、l及びmはそれぞれ1〜
4の整数を表す。但しR1とR2はそれぞれ互いに結合し
て炭素原子数4〜10の炭化水素環を形成してもよ
い。)
【0083】
【化2】
【0084】(式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、炭素原子数1〜6の置換もしくは未置換
のアルキル基又は置換もしくは未置換のアリール基を表
し、p及びqはそれぞれ1〜4の整数を表す。)前記一
般式〔B1〕の具体的化合物例としては以下のものが挙
げられるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0085】
【化3】
【0086】
【化4】
【0087】
【化5】
【0088】
【化6】
【0089】前記一般式〔B2〕の具体的化合物例とし
ては、以下のものが挙げられるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0090】
【化7】
【0091】前記一般式〔B1〕又は一般式〔B2〕で示
されるポリカーボネートの構成単位は相互に共重合体を
形成してもよく又他の樹脂の構成単位と共重合してもよ
い。
【0092】前記のように少なくとも、その表面層にバ
インダー樹脂としてポリカーボネート又はその共重合体
を主成分として含有する有機感光体を像形成体として用
い、これを前記図2(図3)及び図5の像形成体研磨手
段、像形成体クリーニング手段を備えた画像形成装置に
組み込み、前記の方法で画像形成を行った場合、クリー
ニング特性が更に向上すると共に前記有機感光体の摩耗
損傷がより一層顕著に軽減される。従って、多数回に亘
る像形成の繰返しの際、高画質が長期に亘り安定して得
られる等の利点を生ずる。
【0093】又、転写体10、転写ドラム10′を形成
するその構成について、その基本的構成を以下に示す。
【0094】本実施の形態における転写体は、前述の図
2〜図5の説明において第1の実施の形態と第2の実施
の形態を説明したが、それぞれの実施の形態における転
写体10及び転写ドラム10′は両方共ドラム状の転写
体であって、円筒状の金属基体であるアルミニュウム基
体上に、弾性層として導電性ゴム層(厚さ1,000〜
10,000μm:1〜10mm、ゴム硬度はアスカー
C硬度で30〜55度、電気抵抗108〜1011Ω・c
mのウレタンゴム層)と、さらにその上に離形性フィル
ム、好ましくはフッソ系のフィルム(分離用として、厚
さ20〜200μm、電気抵抗1010〜1016Ω・cm
のテフロン層)により形成されている。弾性層は像形成
体を傷つけずに転写に必要なニップを形成するのに必要
である。
【0095】そして前記利点は、前述の図2及び図5で
説明した転写体10、転写ドラム10′の研磨ローラ1
62、クリーニングブレード161による研磨、クリー
ニングによりもたらされるリフレッシュにおいてもその
まま適用可能であり、説明は重複するので省略するが、
更に、弾性層(導電性)を設けることにより転写の安定
化、長寿命化を達成することが出来、又転写バイアス電
圧はアルミニュウム基体から弾性層を介して転写紙背面
に直接印加しているために、転写に必要な電圧値を低く
抑えられるとともに、吸着ローラへのバイアス印加は転
写体10、転写ドラム10′を共通の対向電極と見なし
て行えることで、レスオゾン化、装置構成の簡略化、コ
ストダウン等を達成可能としている。
【0096】研磨手段による感光体の研磨速度は、トナ
ーに流動化剤としてシリカ微粒子を外添する一方、ワッ
クスをトナー中に含有させることにより、感光体はワッ
クスによる被膜を形成させて、制御することができる。
通常トナー中に0.5%ワックスを含有させるのが好ま
しい。又、ワックス付与手段を、各感光体や転写部材の
クリーニング手段の下流位置に設置し、間歇的に当接さ
せ、適性量のワックスを付与することにより被膜を形成
し、同様に転写部材や感光体研磨速度を本発明の所望の
値に制御することができる。ワックスの塗布量として
は、100〜1000プリント毎に付与するのが好まし
い。又、感光体や転写部材へのワックス被覆は、トナー
との付着力を低下させ、トナーの転写性を向上させる為
にも有効である。なお、ワックスとしては、脂肪酸やそ
の金属塩としてカルナバワックスやステアリン酸亜鉛等
が好ましく使用される。
【0097】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0098】実施例1 外径φ30mmの樹脂基体によるドラム基体上にポリア
ミド樹脂「ダイアミドX1874M」(ダイセルヒュル
ズ社製)よりなる厚さ約0.1μmの中間層を設けた。
【0099】次にCGMとして下記構造の顔料60gと
バインダー樹脂としてポリビニルブチラール樹脂〔エス
レック BX−1〕(積水化学工業社製)24gを3−
メチル−2−ブタノン3000mlに溶解した溶液をサ
ンドミル中で10時間分散し、得られた分散液を前記中
間層上に浸漬塗布し、十分乾燥して、約0.3μm厚の
CGLを形成した。
【0100】一方、下記構造のCTM340gとバイン
ダー樹脂として〔パンライト K−1300〕(帝人化
成社製)450gとを1,2−ジクロロエタン3000
mlに溶解し、得られた溶液を前記CGL上に浸漬塗布
し、温度80℃で1時間乾燥して厚さ20μmのCTL
を形成し、本実施例用テスト感光体を得た。
【0101】
【化8】
【0102】前記感光体とポリウレタン等の連続気孔多
孔質体又は独立気孔発泡体から成り、図6(a)の構成
の研摩ローラを組み込んだ図2のカラー画像形成装置の
改造機を用いて下記のようにしてカラー画像のプリント
テストを行った。但し研摩ローラ26は従動ローラでは
なく、有機感光体ドラム21に摺擦するように強制駆動
されるものを用いた。
【0103】即ち、テスト用として表1に示す7種類の
連続気孔多孔質体から成る研摩ローラを用い、比較テス
ト用として表1の独立気孔発泡体から成る3種類の研摩
ローラ、及び表1のNo.1と同じ構成の研摩ローラの
感光体研摩速度の設定を変更したものを用い、クリーニ
ングブレートは感光体に対して、カウンター方式で当接
するものとし、その当接荷重は、15.5g−f/cm
とされる。他方研摩ローラは感光体を摺擦するように強
制駆動され、当接荷重は、40.0g−f/cmとし、
RH60%、20℃で連続104回のコピーテストを行
った。
【0104】尚、感光体ドラムの周速Vpc〔mm/s
ec〕と、それに伴う研摩ローラの周速VR〔mm/s
ec〕をそれぞれ測定し、従動性をVR/Vpcで表
す。
【0105】このテストで下記の4項目の特性を測定、
評価し、その結果を表2に示した。 ローラのトナーこぼれの測定法及び評価 104回コピー後、白画像をコピーしたときの該白画像
中のトナーこぼれによる黒点の有無を目視判定する。
【0106】イ)黒点が全くないとき「◎」 ロ)径0.5mm以上の黒点が5個以下のとき「○」 ハ)5個より多いとき、又は径0.5mmより大きい黒
点が1個以上あるとき「×」 と評価する。
【0107】感光体傷(Rmax)の測定法 表面粗さ計サーフコーダーSE−30H(小坂研究所
製)を用い、104コピー時の感光体の表面粗さを測定
し、Rmaxを表示する。
【0108】感光体研摩速度(μm/104)の測定
法 うず電流タイプの膜厚計を用い、104コピー後の感光
体膜厚研摩速度をμm単位で測定する。
【0109】ハーフトーン画質の測定法及び評価法 104コピー時のハーフトーン濃度0.2〜0.4の画
像の感光体の傷に基づく筋、濃度むらを目視判定し、 イ)黒筋、濃度むらがなく極めて良好を「◎」 ロ)黒筋、濃度むらが僅小で良好の範囲を「○」 ハ)濃度むら、黒筋が有り実用性に乏しいものを「×」 ニ)黒筋、濃度むらが顕著で全く不適格のものを「×
×」 と評価する。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】表2より本テストでは、ローラ従動性、ロ
ーラトナーこぼれ、感光体傷、感光体研摩速度、ハーフ
トーン画質等いづれも優れていたが、比較テストでは前
記5項目の各特性の全てが悪く実用性がないことが分か
る。
【0113】又別に、33℃,RH80%の高温高湿の
条件下で5万回のカラーコピーテストを行った結果、本
発明の研摩ローラを用いたテストでは、紙粉による画像
流れの発生が認められなかったが、比較用の研摩ローラ
を用いたテストでは前記画像流れが顕著に認められた。
【0114】実施例2 実施例1の有機感光体を用い、この有機感光体と図6
(b)の構成を有する連続気孔多孔質体又は独立気孔発
泡体から成る研摩ローラを組み込んだ図2のカラー画像
形成装置の改造機を用いて下記のようにして像形成テス
トをおこなった。なお研摩ローラ26は実施例1と同じ
く強制駆動されるものである。
【0115】即ち、本発明テスト用として表3に示す6
種類の導電性又は非導電性の連続気孔多孔質体から成る
研摩ローラを用い、比較テストとして表3の導電性独立
気孔発泡体から成る2種類の研摩ローラ及び表3のロー
ラNo1の研摩ローラと同じ構成で感光体研摩速度を変
更したものを用い、かつ前記導電性とされた研摩ローラ
にバイアス電圧印加又は該研摩ローラを接地した他は実
施例1の場合と同様の条件下で連続104回のカラーコ
ピーテストを行った。
【0116】なお、本実施例は、研摩ローラを導電性と
し、該ローラに直流(DC)及び正弦波形の交流(A
C)のバイアス電圧印加又は接地としたことに基づくク
リーニングの圧接軽減に着目してテストを行った。即
ち、クリーニングブレードの当接荷重を変化し、それに
伴う感光体の傷、研摩速度の変化を測定し、かつハーフ
トーン画質の評価を行い、その結果を表4に示した。な
お測定法及び評価方法は実施例1と同様に行った。
【0117】
【表3】
【0118】
【表4】
【0119】なお、表4において有機感光体への研摩ロ
ーラ当接荷重は40.0g−f/cmとし、有機感光体
へのクリーニングブレードの当接荷重は、クリーニング
不良が発生しない最低ブレード荷重値、+1.0g−f
/cmに設定した。
【0120】表4より、本発明テストではいづれも10
4回カラーコピー時の感光層の研摩速度が少なく、ハー
フトーン画質も優れており、特に研摩ローラが導電性と
された場合にクリーニングブレードの感光体への当接荷
重を軽減することができ、それだけ感光層の研摩速度の
低減が計られて感光体の耐久性が増大し、長期に亘りハ
ーフトーン画質の優れた画像が得られることが分かる。
これに対して比較テストでは、いづれも感光体の研摩速
度が多く、ハーフトーン画質が悪く実用性のないことが
わかる。
【0121】実施例3 CTLのバインダー樹脂として例示化合物B1−7、B1
−2及びB2−1を構造単位とする粘度平均分子量約3
0,000の単独重合体から成る樹脂を、それぞれ用い
た他は実施例1と同様にしてNo.1、No.2及びN
o.3の感光体を得た。
【0122】なお、前記B1−7を構造単位とする樹脂
〔ユーピロンZ−300〕(三菱ガス化学社製)として
市販されている。
【0123】またCTLのバインダー樹脂として例示化
合物B1−1とB2−1とが80:20の重量比で共重合
した粘度平均分子量約39,000の共重合体から成る
樹脂を用いた他は実施例1と同様にしてNo.4の感光
体を得た。
【0124】次にCTLのバインダー樹脂として下記化
合物を構成単位とする粘度平均分子量約30,000の
単独重合体から成る樹脂を用いた他は実施例1と同様に
してNo.5の感光体を得た。
【0125】前記化合物の構造式を以下に示す。
【0126】
【化9】
【0127】前記各感光体と表5の各研摩ローラをそれ
ぞれ図2のカラー画像形成装置に組み込んだ改造機を用
い、実施例1と同様にして表6に示す104回カラーコ
ピーの各実写テストを行い、表6の5項目の測定及び評
価を行い、その結果を表6に示した。なお研摩ローラ2
6は実施例1と同様に強制駆動されるものである。
【0128】
【表5】
【0129】
【表6】
【0130】表6から本発明テストはローラ従動性、ト
ナー汚れ等が少なく、感光体の摩耗、損傷が少なく高耐
久性であり、また感光体の上層であるCTLのバインダ
ー樹脂がポリカーボネートを主体としていることから、
特に高耐久性、高画質を達成できることが理解される。
これに対して、比較テストはいずれも感光体の摩耗、損
傷が大きく耐久性に乏しいことが理解される。
【0131】実施例4 円筒状の金属基体であるアルミニュウム基体上に、弾性
層として導電性ゴム層(厚さ1,000〜10,000
μm:1〜10mm、ゴム硬度はアスカーC硬度で30
〜55度、電気抵抗108〜1011Ω・cmのウレタン
ゴム層)と、さらにその上に離形性フィルム(分離用と
して、厚さ20〜200μm、電気抵抗1010〜1016
Ω・cmのテフロン層)を外径φが180mmとなるよ
うに形成し、本実施例用テスト転写体(転写ドラム)を
得た。
【0132】
【化10】
【0133】前記転写体(転写ドラム)とポリウレタン
等の連続気孔多孔質体又は独立気孔発泡体から成り、図
6(a)の構成の研摩ローラを組み込んだ図2のカラー
画像形成装置の改造機を用いて下記のようにしてカラー
画像のプリントテストを行った。但し研摩ローラ162
は従動ローラではなく、転写体10(転写ドラム1
0′)に摺擦するように強制駆動されるものを用いた。
【0134】即ち、テスト用として表1に示す7種類の
連続気孔多孔質体から成る研摩ローラを用い、比較テス
ト用として表1の独立気孔発泡体から成る3種類の研摩
ローラ、及び表1のNo.1と同じ構成の研摩ローラの
転写体(転写ドラム)研摩速度の設定を変更したものを
用い、クリーニングブレートは転写体(転写ドラム)に
対して、カウンター方式で当接するものとし、その当接
荷重は、15.5g−f/cmとされる。他方研摩ロー
ラは転写体(転写ドラム)を摺擦するように強制駆動さ
れ、当接荷重は、40.0g−f/cmとし、RH60
%、20℃で連続104回のコピーテストを行った。
【0135】尚、転写体(転写ドラム)の周速Vpc
〔mm/sec〕と、それに伴う研摩ローラの周速VR
〔mm/sec〕をそれぞれ測定し、従動性をVR/V
pcで表す。
【0136】
【表7】
【0137】
【表8】
【0138】表8より本テストでは、転写体(転写ドラ
ム)傷、転写体(転写ドラム)研摩速度、ハーフトーン
画質等いづれも優れていたが、比較テストでは前記3項
目の各特性の全てが悪く実用性がないことが分かる。
【0139】又別に、33℃,RH80%の高温高湿の
条件下で5万回のカラーコピーテストを行った結果、本
発明の研摩ローラを用いたテストでは、紙粉による画像
流れの発生が認められなかったが、比較用の研摩ローラ
を用いたテストでは前記画像流れが顕著に認められた。
【0140】
【発明の効果】本発明により、カラー画像形成装置での
有機感光体及び/又は転写体のダメージを十分にリフレ
ッシュして常に良好なカラー画像形成を実行可能とする
とともに、有機感光体及び/又は転写体の寿命が徒に短
縮されない研摩速度で有機感光体及び/又は転写体の研
摩を行うカラー画像形成装置が提供されることになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置の概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【図3】画像形成ユニットの拡大断面構成図である。
【図4】転写体と画像形成ユニットとを示した斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【図6】本発明の研磨ローラの例を示す断面図である。
【図7】本発明の感光体の層構成の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 転写体 10′ 転写ドラム 161 転写体クリーニング手段(クリーニングブレー
ド) 162 転写体研磨手段(研磨ローラ) 21(Y,M,C,K) 感光体(感光体ドラム、像形
成体) 25(Y,M,C,K) 像形成体クリーニング手段
(クリーニング手段、クリーニングブレード) 26(Y,M,C,K) 像形成体研磨手段(研磨手
段、研磨ローラ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体とカラー現像器と像露光系とから
    なる画像形成ユニットを複数組有し、転写部材の周囲に
    前記画像形成ユニットの感光体を近接配置したカラー画
    像形成装置において、 前記転写部材がドラム状であり、該転写部材に当接する
    前記各感光体に当接した研磨手段を有し、前記感光体の
    前記研磨手段による研磨速度は0.5〜5μm/104
    プリントとしたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨手段は前記感光体と対向した研
    磨手段であることを特徴とする請求項1に記載のカラー
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体は有機光半導体であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 感光体とカラー現像器と像露光系とから
    なる画像形成ユニットを複数組有し、転写部材の周囲に
    前記画像形成ユニットの感光体を近接配置したカラー画
    像形成装置において、 前記転写部材がドラム状であり、該転写部材に当接する
    前記各感光体と前記転写部材の研磨手段とを有し、前記
    転写部材の前記研磨手段による研磨速度は0.1〜1μ
    m/104プリントであることを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記研磨手段は前記転写部材と対向した
    研磨手段であることを特徴とする請求項4に記載のカラ
    ー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記感光体の研磨速度は前記転写部材の
    研磨速度より早いことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記カラー現像器内のトナーにワックス
    を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記感光体や転写部材に間歇的にワック
    スを付与することを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156317A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007156317A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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