JP2007156317A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】研磨ローラで感光体表面を研磨することによって、原子間力顕微鏡を用いて測定した感光体表面の3μm四方の十点平均面粗さ(Rz)が10nm以上となるように制御し、感光体表面に対するクリーニング・ブレードの滑り性を向上させて。クリーニング・ブレードによる良好なクリーニング性を長く保つ。また、研磨ローラは断面が円形でない形状のものを用いて、研磨ローラが停止している通常動作時は感光体に接触しないようにする。
【選択図】図2
Description
<感光体ドラム>
前掲特許文献2中記載の実施例1のものを用いた。すなわち、φ30mmのアルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布、乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.2μmの電荷発生層、18μmの電荷輸送層を形成したドラム径約φ30mmの感光体ドラムを用いた。なお、周速は125mm/sとした。
〔下引き層用塗工液〕
アルキッド樹脂:6部
(ベッコゾール1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
メラミン樹脂:4部
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
酸化チタン:40部
メチルエチルケトン 50部
〔電荷発生層用塗工液〕
下記構造式(I)のビスアゾ顔料:2.5部
ポリビニルブチラール(XYHL、UCC製):0.5部
シクロヘキサノン:200部
メチルエチルケトン:80部
〔電荷輸送層用塗工液〕
ビスフェノールZポリカーボネート:10部
(パンライトTS−2050、帝人化成製)
下記構造式(II)の低分子電荷輸送物質(D−1):7部
テトラヒドロフラン:100部
1%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液:0.2部
(KF50−100CS、信越化学工業製)
〔架橋型電荷輸送層用塗工液〕
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー:10部
トリメチロールプロパントリアクリレート
(KAYARAD TMPTA、日本化薬製)
分子量:296、官能基数:3官能、分子量/官能基数=99
1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物:10部
(例示化合物No.54)
光重合開始剤:1部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
テトラヒドロフラン:100部
<クリーニング・ブレード>
保持方式:保持金具に片持ち保持
材質:ウレタンゴム・ブレード
自由長(保持金具端からブレード自由端までの長さ):7mm
厚さ:2mm
感光体に対する当接角:当接部接線に対して20°
<帯電>
非接触近接帯電方式、AC重畳帯電。
AC部分:正弦波、振幅=2.2kV、周波数=900Hz
DC部分:−600V
<研磨ローラ>
材質:金属シャフトにEPDMを被膜形成し、ラッピングフィルムを巻きつけたもの。
形状:図5−Aで示される形状。シャフト部の直径は6mm、全体の直径は10mm、円から欠けた部分の直径は9mm。
感光体と接触時に1mm〜1.5mmの接触幅を持つように設置。
<研磨プロセス>
1分間ランニングを行う。
研磨ローラを感光体の移動方向に対して逆方向に線速180mm/sで回転させる。
転写部は動作させない。帯電、現像は動作させる。
露光は行わずに地汚れ分のトナーを供給する。
<感光体表面の十点平均面粗さRz測定方法>
原子間力顕微鏡(SII社製 SPA500)を用いて、3μm×3μmの領域の十点平均面粗さ(Rz)を測定。十点平均面粗さ(Rz)は、JISB601で定義されている十点平均粗さRzを測定面に対し適用できるように拡張したものである。
<トルク測定方法>
プロセス・カートリッジ20を単体で駆動する測定機を用いて測定。
<結果>
下記表1に結果を示す。50000枚以上の耐久性を確認した。
下記以外は実施例1と同様。
<感光体ドラム>
実施例1の架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記のモノマーに換え、1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、次の化学式〔化4〕で示される化合物、10部に換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を5.4μmにした以外は実施例1と同様に作製した感光体ドラム(前掲特許文献2中記載の実施例4のもの相当)を用いた。なお、周速は125mm/sとした。
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー:10部
ペンタエリスリトールテトラアクリレート
(SR−295,化薬サートマー製)
分子量:352、官能基数:4官能、分子量/官能基数=88
<結果>
表1に結果を示す。50000枚以上の耐久性を確認した。
下記以外は実施例1と同様。
<感光体ドラム>
実施例1の架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記のモノマーに換え、光重合開始剤を下記の化合物1部に換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を5.0μmにした以外は実施例1と同様に作製した感光体ドラム(前掲特許文献2中記載の実施例7のもの)を用いた。なお、周速は125mm/sとした。
<結果>
表1に結果を示す。50000以上の耐久性を確認した。
改造する前のプロセス・カートリッジを使用して、研磨プロセスは実行しない。それ以外は実施例1と同様とした。
<結果>
表1に結果を示す。20000枚でブレード劣化によるクリーニング不良が発生した。
下記以外は比較例1と同様。
<感光体ドラム>
実施例1の架橋型電荷輸送層を設けず、電荷輸送層の膜厚を22μmとした以外は実施例1と同様に作製した感光体ドラム(前掲特許文献2中記載の比較例15のもの)を用いた。なお、周速は125mm/sとした。
<結果>
表1に結果を示す。25000枚で地肌汚れによる画質劣化が認められた。
2…帯電装置
3…露光装置
4…現像装置
5…転写部材
6…転写材搬送経路
7…クリーニング補助部材(クリーニング・ブラシ)
8…クリーニング部材(クリーニング・ブレード)
9…除電装置
10…研磨部材(研磨ローラ)
11…研磨部材制御装置
20…プロセス・カートリッジ
31…導電性支持体
32…感光層(硬化表面層)
33…電荷発生層
34…電荷輸送層
Claims (6)
- 少なくとも、表面層が連鎖重合性官能基を有する化合物を少なくとも熱、光、放射線の何れかにより重合又は架橋することにより硬化させた樹脂からなる像担持体と、該像担持体表面に当接するクリーニング・ブレードとを含み構成された画像形成装置において、
前記像担持体表面に当接する研磨部材を設置して像担持体表面を研磨することによって、像担持体表面が、原子間力顕微鏡を用いて測定した3μm四方の十点平均面粗さ(Rz)が10nm以上となるように制御されてなることを特徴とする画像形成装置。 - 前記研磨部材によって像担持体表面を研磨する動作モードを備え、該動作モードを必要に応じて実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記研磨部材が、断面が円形でない形状の研磨ローラであり、該研磨ローラが停止している通常動作時は感光体に接触しないようにすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の表面層が、電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を硬化することにより形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーの官能基が、アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基であり、前記表面層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の官能基が、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基であり、前記表面層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の電荷輸送構造が、トリアリールアミン構造であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 少なくとも、像担持体と、クリーニング・ブレードと、研磨部材を一体的に保持し画像形成装置に対して着脱可能に保持されるプロセス・カートリッジを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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- 2005-12-08 JP JP2005354814A patent/JP2007156317A/ja active Pending
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