JPH10206059A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH10206059A JPH10206059A JP9007378A JP737897A JPH10206059A JP H10206059 A JPH10206059 A JP H10206059A JP 9007378 A JP9007378 A JP 9007378A JP 737897 A JP737897 A JP 737897A JP H10206059 A JPH10206059 A JP H10206059A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/34—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely
- F28F1/36—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely the means being helically wound fins or wire spirals
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フインチューブにおける管外流の剥離を抑止
し、フインチューブ下流側の後流域を減少させ、伝熱面
積の拡大効果を得ること。 【解決手段】 熱交換器におけるフインチューブ10の
フイン12の外周からチューブ本体側に向う複数の切り
込み13を入れ、その切り込み13により区画されたフ
イン外周部を、フインチューブの軸線から放射方向に延
びる線と交差する折り曲げ線14によってフインチュー
ブの軸線方向に折り曲げた。
し、フインチューブ下流側の後流域を減少させ、伝熱面
積の拡大効果を得ること。 【解決手段】 熱交換器におけるフインチューブ10の
フイン12の外周からチューブ本体側に向う複数の切り
込み13を入れ、その切り込み13により区画されたフ
イン外周部を、フインチューブの軸線から放射方向に延
びる線と交差する折り曲げ線14によってフインチュー
ブの軸線方向に折り曲げた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周にフインを取
付けたフインチューブの内部に管内流体を流すとともに
管外に管外流体を流して、上記フインチューブを介して
熱交換を行う熱交換器に関する。
付けたフインチューブの内部に管内流体を流すとともに
管外に管外流体を流して、上記フインチューブを介して
熱交換を行う熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱交換器においては、その熱交
換器内に多数の伝熱管を配列し、その伝熱管内に例えば
冷却水の如き管内流体を流し、その伝熱管の管外に上記
伝熱管の軸線に直交する方向に例えば被冷却流体の如き
管外流体を流して、上記伝熱管内の流体と伝熱管外の流
体との間に熱交換を行わせることが行われている。
換器内に多数の伝熱管を配列し、その伝熱管内に例えば
冷却水の如き管内流体を流し、その伝熱管の管外に上記
伝熱管の軸線に直交する方向に例えば被冷却流体の如き
管外流体を流して、上記伝熱管内の流体と伝熱管外の流
体との間に熱交換を行わせることが行われている。
【0003】ところで、上記熱交換器の伝熱管には管外
伝熱面積が大きく、伝熱管一本当たりの熱交換量を増す
ことができるようにフインチューブが用いられている。
すなわち、図26は上記フインチューブを使用した熱交
換器の断面図であって、熱交換器内には多数のフインチ
ューブ1が互いに平行に配列されており、その管外には
矢印で示すように上記伝熱管1の軸線と直交する方向に
管外流体が流され、また上記フインチューブ1内には他
の管内流体が流される。
伝熱面積が大きく、伝熱管一本当たりの熱交換量を増す
ことができるようにフインチューブが用いられている。
すなわち、図26は上記フインチューブを使用した熱交
換器の断面図であって、熱交換器内には多数のフインチ
ューブ1が互いに平行に配列されており、その管外には
矢印で示すように上記伝熱管1の軸線と直交する方向に
管外流体が流され、また上記フインチューブ1内には他
の管内流体が流される。
【0004】上記フインチューブ1の形状としては図2
7に示すソリッドフインチューブや図28に示すセレー
テッドフインチューブが広く用いられている。上記ソリ
ッドフインチューブはチューブ2の外周にフイン3を取
り付けたものであり、セレーテッドフインチューブはフ
イン3がセグメント4と呼ばれる放射状の短形フインに
形づくられたものである。上記セレーテッドフインチュ
ーブは同一寸法のソリッドフインチューブよりも伝熱面
積は少ないがセグメント化によりフイン表面での温度環
境層の発達が抑止されて管外伝達率はソリッドフインチ
ューブよりも高くなり、伝熱面積と管外熱伝達率との積
で表わされる収熱量としてはソリッドフインチューブと
同等以上となる。そこで、上記フインチューブは用途に
応じて使い分けられている。
7に示すソリッドフインチューブや図28に示すセレー
テッドフインチューブが広く用いられている。上記ソリ
ッドフインチューブはチューブ2の外周にフイン3を取
り付けたものであり、セレーテッドフインチューブはフ
イン3がセグメント4と呼ばれる放射状の短形フインに
形づくられたものである。上記セレーテッドフインチュ
ーブは同一寸法のソリッドフインチューブよりも伝熱面
積は少ないがセグメント化によりフイン表面での温度環
境層の発達が抑止されて管外伝達率はソリッドフインチ
ューブよりも高くなり、伝熱面積と管外熱伝達率との積
で表わされる収熱量としてはソリッドフインチューブと
同等以上となる。そこで、上記フインチューブは用途に
応じて使い分けられている。
【0005】管外流体は前述のように図中矢印で示すよ
うにフインチューブの軸と直交する方向から流入してフ
イン3間を流れて、フイン表面およびチューブ2の表面
を通して管内流体と熱交換を行うため、このようなフイ
ンチューブで構成された熱交換器は、フインのないチュ
ーブのみで構成された熱交換器と比較した場合、交換熱
量が規定されている場合はチューブ本数を減らし小形化
が可能となり、またチューブ本数が規定されている場合
は、交換量の増加が可能となる。
うにフインチューブの軸と直交する方向から流入してフ
イン3間を流れて、フイン表面およびチューブ2の表面
を通して管内流体と熱交換を行うため、このようなフイ
ンチューブで構成された熱交換器は、フインのないチュ
ーブのみで構成された熱交換器と比較した場合、交換熱
量が規定されている場合はチューブ本数を減らし小形化
が可能となり、またチューブ本数が規定されている場合
は、交換量の増加が可能となる。
【0006】ところが、図29にソリッドフインチュー
ブ廻りの管外流体の流線を示すように、図中矢印の方向
から流入した管外流体のフイン間の流れは、よどみ点か
ら角度θの位置aで剥離し、フインチューブ下流側には
後流域bが形成される。この後流域bでは管外流体の流
速は殆ど0または逆流であり、局所管外伝達率は著しく
小さい値となる。したがって、この後流域に位置するフ
インは伝熱には殆ど寄与しておらず、フインの付加によ
る伝熱面積拡大の効果が十分に得られていない。また、
フイン形状をセレーテッドフインとした場合でも前記の
後流域の形成状態はソリッドフインの場合と殆ど変わら
ず、フインには伝熱に寄与しない部分が存在する。
ブ廻りの管外流体の流線を示すように、図中矢印の方向
から流入した管外流体のフイン間の流れは、よどみ点か
ら角度θの位置aで剥離し、フインチューブ下流側には
後流域bが形成される。この後流域bでは管外流体の流
速は殆ど0または逆流であり、局所管外伝達率は著しく
小さい値となる。したがって、この後流域に位置するフ
インは伝熱には殆ど寄与しておらず、フインの付加によ
る伝熱面積拡大の効果が十分に得られていない。また、
フイン形状をセレーテッドフインとした場合でも前記の
後流域の形成状態はソリッドフインの場合と殆ど変わら
ず、フインには伝熱に寄与しない部分が存在する。
【0007】この管外流の剥離を抑止して管外熱伝達率
の向上を図ったものとしては、例えば特開昭56−16
5897号公報記載のように、剥離が生じるフインチュ
ーブの斜め後ろ位置に低抗体を取り付けることも提案さ
れている。すなわち、上記公報記載のものには、上記抵
抗体として図30に示すように適当な幅の板5が設けら
れ、或は図31に示すようにフイン3の外周に折り曲げ
片6が設けられており、このような低抗体によって剥離
しようとする管外流がフインチューブの下流側に回り込
み、管外熱伝達率が向上される。
の向上を図ったものとしては、例えば特開昭56−16
5897号公報記載のように、剥離が生じるフインチュ
ーブの斜め後ろ位置に低抗体を取り付けることも提案さ
れている。すなわち、上記公報記載のものには、上記抵
抗体として図30に示すように適当な幅の板5が設けら
れ、或は図31に示すようにフイン3の外周に折り曲げ
片6が設けられており、このような低抗体によって剥離
しようとする管外流がフインチューブの下流側に回り込
み、管外熱伝達率が向上される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、剥離の位置
および後流域の形成状況は、管外流体の種類,温度,圧
力および流速によって変化するので、低抗体の設置位
置、範囲L或は高さhが前記管外流体の条件に対応した
ものである必要がある。
および後流域の形成状況は、管外流体の種類,温度,圧
力および流速によって変化するので、低抗体の設置位
置、範囲L或は高さhが前記管外流体の条件に対応した
ものである必要がある。
【0009】そこで、上記図30記載の抵抗板の場合、
低抗体としての板5の幅を変化させることにより設置範
囲Lを対応させることができるが、図31に示すもので
は高さhは常にフインの大きさ等により規制される。こ
の抵抗板設置個所ではフイン隙間の流路が抵抗板により
塞がれてしまい、設置範囲が広い場合は、フイン隙間流
路の閉塞による圧力損失の増加は無視できないものにな
り、しかも抵抗板の付加により重量も増加する等の問題
がある。また折り曲げ片6を設けた場合には折り曲げ範
囲Lを決定すると、その幾何形状から折り曲げ高さhよ
りも決定されてしまう。
低抗体としての板5の幅を変化させることにより設置範
囲Lを対応させることができるが、図31に示すもので
は高さhは常にフインの大きさ等により規制される。こ
の抵抗板設置個所ではフイン隙間の流路が抵抗板により
塞がれてしまい、設置範囲が広い場合は、フイン隙間流
路の閉塞による圧力損失の増加は無視できないものにな
り、しかも抵抗板の付加により重量も増加する等の問題
がある。また折り曲げ片6を設けた場合には折り曲げ範
囲Lを決定すると、その幾何形状から折り曲げ高さhよ
りも決定されてしまう。
【0010】このように、従来の方法では管外流の剥離
の抑止に最も重要な形状要素である抵抗体設置範囲およ
び低抗体の大きさを最適に設定することが困難であり、
したがって、後流抑止効果を最適に得ることができない
等の問題がある。
の抑止に最も重要な形状要素である抵抗体設置範囲およ
び低抗体の大きさを最適に設定することが困難であり、
したがって、後流抑止効果を最適に得ることができない
等の問題がある。
【0011】本発明は、このような点に鑑み、フイン外
周に管外流体の条件に応じて形状自由度の高い低抗体を
設けて、管外流の剥離を抑止し、フインチューブ下流側
の後流域を減少させることより、後流域の局所管外熱伝
達率を上昇させて伝熱面積の拡大効果を得て伝熱性能の
高い熱交換器を得ることを目的とする。
周に管外流体の条件に応じて形状自由度の高い低抗体を
設けて、管外流の剥離を抑止し、フインチューブ下流側
の後流域を減少させることより、後流域の局所管外熱伝
達率を上昇させて伝熱面積の拡大効果を得て伝熱性能の
高い熱交換器を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、管外流体
の流れに対してフインチューブの軸が直交するように配
設された熱交換器において、上記フインチューブのフイ
ンの外周からチューブ本体側に向う複数の切り込みをい
れるとともに、その切り込みにより区画されたフイン外
周部を、フインチューブの軸線から放射方向に延びる線
と交差する折り曲げ線によってフインチューブの軸線方
向に折り曲げたことを特徴とする。
の流れに対してフインチューブの軸が直交するように配
設された熱交換器において、上記フインチューブのフイ
ンの外周からチューブ本体側に向う複数の切り込みをい
れるとともに、その切り込みにより区画されたフイン外
周部を、フインチューブの軸線から放射方向に延びる線
と交差する折り曲げ線によってフインチューブの軸線方
向に折り曲げたことを特徴とする。
【0013】第2の発明は、上記切り込みにより区画さ
れたフイン外周部が、切り込み上の一点と、フイン外周
上の一点とを結ぶ線を折り曲げ線として折り曲げられて
いることを特徴とする。
れたフイン外周部が、切り込み上の一点と、フイン外周
上の一点とを結ぶ線を折り曲げ線として折り曲げられて
いることを特徴とする。
【0014】また、第3の発明は、上記切り込みにより
区画されたフイン外周部が、切り込み上の一点と隣接す
る切り込み上とを結ぶ線を折り曲げ線として折り曲げら
れていることを特徴とする。
区画されたフイン外周部が、切り込み上の一点と隣接す
る切り込み上とを結ぶ線を折り曲げ線として折り曲げら
れていることを特徴とする。
【0015】さらに第4の発明は、第3の発明におい
て、切り込み上の一点と、隣接する切り込み上の一点
が、フインチューブの軸心を中心とする同心円上にない
ことを特徴とする。
て、切り込み上の一点と、隣接する切り込み上の一点
が、フインチューブの軸心を中心とする同心円上にない
ことを特徴とする。
【0016】第5の発明は、第3の発明において、切り
込み上の一点と、隣接する切り込み上の一点が、フイン
チューブの軸心を中心とする同心円上にあることを特徴
とする。
込み上の一点と、隣接する切り込み上の一点が、フイン
チューブの軸心を中心とする同心円上にあることを特徴
とする。
【0017】また、第6の発明は、上記各発明におい
て、切り込みにより区画されたフイン外周部が、前記折
り曲げ線によって交互に逆方向に折り曲げられているこ
とを特徴とする。
て、切り込みにより区画されたフイン外周部が、前記折
り曲げ線によって交互に逆方向に折り曲げられているこ
とを特徴とする。
【0018】第7の発明は、第1乃至第4の発明のいず
れかにおいて、切り込みにより区画された各フイン外周
部が、前記折り曲げ線によって同一方向に折り曲げられ
ていることを特徴とする。
れかにおいて、切り込みにより区画された各フイン外周
部が、前記折り曲げ線によって同一方向に折り曲げられ
ていることを特徴とする。
【0019】また、第8の発明は、折り曲げ線によって
折り曲げられた折曲片はフイン外周全体に形成されてい
ることを特徴とする。
折り曲げられた折曲片はフイン外周全体に形成されてい
ることを特徴とする。
【0020】さらに第9の発明は、折り曲げ線によって
折り曲げられた折曲片が、フイン外周の特定部分のみに
形成されていることを特徴とする。
折り曲げられた折曲片が、フイン外周の特定部分のみに
形成されていることを特徴とする。
【0021】第10の発明は、切り込みにより区画され
た各フイン外周部が、周方向に一つおきに折り曲げ線に
よって折り曲げられていることを特徴とする。
た各フイン外周部が、周方向に一つおきに折り曲げ線に
よって折り曲げられていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0023】図1(a)は本発明におけるフインチュー
ブ10の断面図で図1の(b)はその側面図であり、チ
ューブ11の外周にフイン12が設けられ、フインチュ
ーブ10が構成されている。上記フイン12の外周部に
は、フイン12の外周からフインチューブ10の軸心に
向う複数(図では12個)の切り込み13が入れられて
おり、その切り込み13によって区画されたフイン外周
部がチューブ11の軸線から放射方向に延びる線と交差
する折り曲げ線に沿ってチューブ11の軸線方向に折り
曲げられている。
ブ10の断面図で図1の(b)はその側面図であり、チ
ューブ11の外周にフイン12が設けられ、フインチュ
ーブ10が構成されている。上記フイン12の外周部に
は、フイン12の外周からフインチューブ10の軸心に
向う複数(図では12個)の切り込み13が入れられて
おり、その切り込み13によって区画されたフイン外周
部がチューブ11の軸線から放射方向に延びる線と交差
する折り曲げ線に沿ってチューブ11の軸線方向に折り
曲げられている。
【0024】図2は上記折り曲げ部の詳細を示す図であ
り、上記フイン12の外周部には上述のようにフイン1
2の外周からフインチューブ10の軸心に向う複数の切
り込み13が入れられている。そして、上記切り込み1
3上の一点aとフイン12の外周上の点bとを結ぶ線に
よって折り曲げ線14が形成され、上記切り込み13と
折り曲げ線14およびフイン外周で構成される略三角形
の要素が折曲片15として上記折り曲げ線14によって
フイン12の面に対してほぼ直角に折り曲げられてい
る。
り、上記フイン12の外周部には上述のようにフイン1
2の外周からフインチューブ10の軸心に向う複数の切
り込み13が入れられている。そして、上記切り込み1
3上の一点aとフイン12の外周上の点bとを結ぶ線に
よって折り曲げ線14が形成され、上記切り込み13と
折り曲げ線14およびフイン外周で構成される略三角形
の要素が折曲片15として上記折り曲げ線14によって
フイン12の面に対してほぼ直角に折り曲げられてい
る。
【0025】上記折曲片15はフイン12の周方向に交
互に反対方向に折り曲げられ、フイン12の表側或は裏
側に交互に突出するように形成されている。
互に反対方向に折り曲げられ、フイン12の表側或は裏
側に交互に突出するように形成されている。
【0026】ところで、図2においては、折り曲げ線を
構成する切り込み上の一点aとして切り込み13の端点
を用いているが、必ずしも端点である必要はなく切り込
み13の長さとともに、フイン隙間間隔などから上記切
り込み13の途中a′としてもよい。
構成する切り込み上の一点aとして切り込み13の端点
を用いているが、必ずしも端点である必要はなく切り込
み13の長さとともに、フイン隙間間隔などから上記切
り込み13の途中a′としてもよい。
【0027】このように切り込みによって区画されたフ
イン外周部を折り曲げることよって、三角形状の折曲片
15がフイン外周部にフイン12の表面から突設されて
いる。このようにしてフイン外周部が折り曲げられた折
り曲げ部の斜視図を図3に示す。
イン外周部を折り曲げることよって、三角形状の折曲片
15がフイン外周部にフイン12の表面から突設されて
いる。このようにしてフイン外周部が折り曲げられた折
り曲げ部の斜視図を図3に示す。
【0028】しかして、上記切り込み13を適当に設定
することで、折曲片15の大きさおよび設置位置は必要
に応じてそれぞれ独立して最適に設定することができ、
形状自由度を高いものとすることができる。
することで、折曲片15の大きさおよび設置位置は必要
に応じてそれぞれ独立して最適に設定することができ、
形状自由度を高いものとすることができる。
【0029】このように形成されたフインチューブ10
は、従来と同様にその軸線が管外流体の流れ方向に直交
するように配設され、熱交換器が構成される。しかし
て、このように構成された熱交換器におけるフインチュ
ーブ10の廻りの管外流体の流線は図4に示すようにな
る。
は、従来と同様にその軸線が管外流体の流れ方向に直交
するように配設され、熱交換器が構成される。しかし
て、このように構成された熱交換器におけるフインチュ
ーブ10の廻りの管外流体の流線は図4に示すようにな
る。
【0030】すなわち、チューブ11によって流れ方向
が偏向された管外流体は前記折曲片15によりその流れ
方向が管外流体の流れ方向に対しフインチューブ10の
後面側に変えられ、図4に示すように、フインチューブ
10の下流側まで回り込み、従来のように後流域が殆ど
形成されなくなる。管外流体の流れのチューブ11から
の剥離位置および後流域の大きさは管外流体の種類や流
速によって異なるが、いずれの場合も切り込んで折り曲
げた折り曲げ片15を突設することによって、上述の如
き折曲片15がないものに比し後流域は大きく減少され
る。
が偏向された管外流体は前記折曲片15によりその流れ
方向が管外流体の流れ方向に対しフインチューブ10の
後面側に変えられ、図4に示すように、フインチューブ
10の下流側まで回り込み、従来のように後流域が殆ど
形成されなくなる。管外流体の流れのチューブ11から
の剥離位置および後流域の大きさは管外流体の種類や流
速によって異なるが、いずれの場合も切り込んで折り曲
げた折り曲げ片15を突設することによって、上述の如
き折曲片15がないものに比し後流域は大きく減少され
る。
【0031】したがって、上述の如き管外流のフインチ
ューブ10の下流側への流れ込みにより、従来のフイン
チューブでは後流域であったフインチューブ下流側の管
外流体の流速が高まり、局所管外熱伝達率が向上され
る。すなわち、フイン全面が伝熱に寄与するようにな
り、伝熱面積拡大の効果が十分得られる。このようにし
てフインチューブの上流側に比べて下流側の局所管外熱
伝達率が著しく低かったことが改善されるため、フイン
チューブ全体での平均管外熱伝達率が大きく向上する。
ューブ10の下流側への流れ込みにより、従来のフイン
チューブでは後流域であったフインチューブ下流側の管
外流体の流速が高まり、局所管外熱伝達率が向上され
る。すなわち、フイン全面が伝熱に寄与するようにな
り、伝熱面積拡大の効果が十分得られる。このようにし
てフインチューブの上流側に比べて下流側の局所管外熱
伝達率が著しく低かったことが改善されるため、フイン
チューブ全体での平均管外熱伝達率が大きく向上する。
【0032】横軸を管外流近寄り流速、縦軸を平均管外
熱伝達率とした本発明熱交換器と従来の熱交換器(ソリ
ッドフインチューブ)での伝熱特性図を図5に示す。折
曲片15を有するフインチューブの使用により平均管外
熱伝達率も大きく向上していることがわかる。
熱伝達率とした本発明熱交換器と従来の熱交換器(ソリ
ッドフインチューブ)での伝熱特性図を図5に示す。折
曲片15を有するフインチューブの使用により平均管外
熱伝達率も大きく向上していることがわかる。
【0033】ところで、この実施の形態においては、フ
イン外周全体にわたり折曲片15を突設させているの
で、使用管外流速範囲が広く、管外流体の剥離位置およ
び後流域の形成状況が常に一定でない熱交換器の場合に
も適用できる。一方、使用管外流速範囲が一定であり、
管外流体の剥離位置および後流域の形成状況が一定であ
る場合は、図6に示すように切り込み13をいれる位置
を管外流の剥離が生じる位置に特定することができる。
この場合もフイン間を流れる管外流体は切曲片15によ
りフインチューブ10の下流側の後流域だった部分に回
り込み、上述と同様な効果が得られ、しかも必要最小限
の突起しか設けていないので、切曲片15による圧力損
失の増加を最小とすることができる。
イン外周全体にわたり折曲片15を突設させているの
で、使用管外流速範囲が広く、管外流体の剥離位置およ
び後流域の形成状況が常に一定でない熱交換器の場合に
も適用できる。一方、使用管外流速範囲が一定であり、
管外流体の剥離位置および後流域の形成状況が一定であ
る場合は、図6に示すように切り込み13をいれる位置
を管外流の剥離が生じる位置に特定することができる。
この場合もフイン間を流れる管外流体は切曲片15によ
りフインチューブ10の下流側の後流域だった部分に回
り込み、上述と同様な効果が得られ、しかも必要最小限
の突起しか設けていないので、切曲片15による圧力損
失の増加を最小とすることができる。
【0034】図7の(a)、(b)は本発明の他の実施
の形態を示すフインチューブ10の断面図および側面図
であり、略三角形状の折曲片15がフインチューブ12
の片側面側にのみ折曲突設されている。この折り曲げ部
の斜視図を図8に示す。
の形態を示すフインチューブ10の断面図および側面図
であり、略三角形状の折曲片15がフインチューブ12
の片側面側にのみ折曲突設されている。この折り曲げ部
の斜視図を図8に示す。
【0035】この場合も、第1の実施の形態と同様に、
従来は剥離していたフイン間の管外流が、折曲片15に
よってフインチューブの下流側まで回り込んで後流域は
殆どなくなる。したがって、前述と同様にフインチュー
ブ下流側の流速が高まり、局所管外熱伝達率が上昇し、
フインチューブ全体での平均管外熱伝達率を大きく向上
させることができる。
従来は剥離していたフイン間の管外流が、折曲片15に
よってフインチューブの下流側まで回り込んで後流域は
殆どなくなる。したがって、前述と同様にフインチュー
ブ下流側の流速が高まり、局所管外熱伝達率が上昇し、
フインチューブ全体での平均管外熱伝達率を大きく向上
させることができる。
【0036】また、上記実施の形態においては、フイン
外周全体に折曲片15を設けたものを示したが、図9に
示すように折曲片15を設ける位置を管外流の剥離が生
じる位置に特定することもできる。
外周全体に折曲片15を設けたものを示したが、図9に
示すように折曲片15を設ける位置を管外流の剥離が生
じる位置に特定することもできる。
【0037】図10の(a)、(b)は切曲片の形状を
異ならしめた第3の実施の形態を示すフインチューブ1
0の断面図および側面図であり、略四角形の折曲片16
がフイン外周部に折曲突設されている。すなわち、図1
1は上記折曲片16の折り曲げ部の詳細を示す図であ
り、フイン12の外周部にはそのフイン外周からフイン
チューブ10の軸心に向う複数の切り込み13が入れら
れている。そして、上記一つの切り込み13の一点a
と、その切り込み13に隣接する他の切り込み13上の
上記切り込み13の一点aを通るフインチューブ軸心を
中心とする同心円R上にない点cを結ぶ線によって折り
曲げ線17が形成され、上記切り込み線13と、それに
隣接する他の切り込み線13と、折り曲げ線17及びフ
イン外周で構成される略四角形の要素が折曲片16とし
て上記折り曲げ線17によってフイン12の面に対して
ほぼ直角に折り曲げられている。
異ならしめた第3の実施の形態を示すフインチューブ1
0の断面図および側面図であり、略四角形の折曲片16
がフイン外周部に折曲突設されている。すなわち、図1
1は上記折曲片16の折り曲げ部の詳細を示す図であ
り、フイン12の外周部にはそのフイン外周からフイン
チューブ10の軸心に向う複数の切り込み13が入れら
れている。そして、上記一つの切り込み13の一点a
と、その切り込み13に隣接する他の切り込み13上の
上記切り込み13の一点aを通るフインチューブ軸心を
中心とする同心円R上にない点cを結ぶ線によって折り
曲げ線17が形成され、上記切り込み線13と、それに
隣接する他の切り込み線13と、折り曲げ線17及びフ
イン外周で構成される略四角形の要素が折曲片16とし
て上記折り曲げ線17によってフイン12の面に対して
ほぼ直角に折り曲げられている。
【0038】上記折曲片16はフイン12の周方向に交
互に反対方向に折り曲げられ、フイン12の表側或は裏
側に交互に突出するように形成されている。このように
して形成された折曲片16部の斜視図を図12に示す。
互に反対方向に折り曲げられ、フイン12の表側或は裏
側に交互に突出するように形成されている。このように
して形成された折曲片16部の斜視図を図12に示す。
【0039】しかして、この場合も第1の実施の形態と
同様に、従来は剥離していたフイン間の管外流が、折曲
片16によってフインチューブの下流側まで回り込んで
後流域はほとんどなくなる。したがって、前述と同様に
フインチューブ下流側の流速が高まり、局所管外熱伝達
率が上昇し、フインチューブ全体での平均管外熱伝達率
を大きく向上させることができる。
同様に、従来は剥離していたフイン間の管外流が、折曲
片16によってフインチューブの下流側まで回り込んで
後流域はほとんどなくなる。したがって、前述と同様に
フインチューブ下流側の流速が高まり、局所管外熱伝達
率が上昇し、フインチューブ全体での平均管外熱伝達率
を大きく向上させることができる。
【0040】また、図13に示すように、折曲片16を
設ける位置は、管外流の剥離が生じる位置に特定するこ
ともできる。さらに、図14(a)、(b)および図1
5に示すように、折曲片16をフイン12の片側面一方
向のみに折り曲げることもできる。このとき切り込み上
の点a、cがフインチューブ10の軸心を中心とする同
心円R上でないため、図16に示すように隣接する折曲
片が互いに重なり合いフイン表面流路を塞いで管外流の
フイン表面への流入を阻害することはなく、第1の実施
の形態等と同様な作用効果を奏する。
設ける位置は、管外流の剥離が生じる位置に特定するこ
ともできる。さらに、図14(a)、(b)および図1
5に示すように、折曲片16をフイン12の片側面一方
向のみに折り曲げることもできる。このとき切り込み上
の点a、cがフインチューブ10の軸心を中心とする同
心円R上でないため、図16に示すように隣接する折曲
片が互いに重なり合いフイン表面流路を塞いで管外流の
フイン表面への流入を阻害することはなく、第1の実施
の形態等と同様な作用効果を奏する。
【0041】また、使用管外流速範囲が一定であり、管
外流体の剥離位置および後流域の形成状況が一定である
場合には、図17に示すように折曲片16を設ける位置
を管外流の剥離が生じる位置に特定することもできる。
この場合もフイン間を流れる管外流は折曲片16により
フインチューブ下流側の後流域だった部分に回り込み前
述と同様の効果が得られる。
外流体の剥離位置および後流域の形成状況が一定である
場合には、図17に示すように折曲片16を設ける位置
を管外流の剥離が生じる位置に特定することもできる。
この場合もフイン間を流れる管外流は折曲片16により
フインチューブ下流側の後流域だった部分に回り込み前
述と同様の効果が得られる。
【0042】図18の(a)、(b)は切曲片の形状を
異ならしめた他の実施の形態を示すフインチューブ10
の断面図および側面図で、折曲片18の折り曲げ線の両
端位置がフインチューブ10の軸心を中心とする同心円
R上に設けられている。
異ならしめた他の実施の形態を示すフインチューブ10
の断面図および側面図で、折曲片18の折り曲げ線の両
端位置がフインチューブ10の軸心を中心とする同心円
R上に設けられている。
【0043】すなわち、図19は上記折曲片18の折り
曲げ部の詳細を示す図であり、フイン12の外周部には
そのフイン外周部からフインチューブ10の軸心に向う
複数の切り込み13が入れられる。そして、上記一つの
切り込み13の一点aと、その切り込み13に隣接する
他の切り込み13′の上記切り込み13の一点aを通る
フインチューブ軸心を中心とする同心円R上の点a′を
結ぶ線によって折り曲げ線17が形成され、上記切り込
み線13、13′、折り曲げ線17およびフイン外周で
構成される略四角形の要素が折曲片18として上記折り
曲げ線17によってフイン12の面に対して直角に折り
曲げられている。
曲げ部の詳細を示す図であり、フイン12の外周部には
そのフイン外周部からフインチューブ10の軸心に向う
複数の切り込み13が入れられる。そして、上記一つの
切り込み13の一点aと、その切り込み13に隣接する
他の切り込み13′の上記切り込み13の一点aを通る
フインチューブ軸心を中心とする同心円R上の点a′を
結ぶ線によって折り曲げ線17が形成され、上記切り込
み線13、13′、折り曲げ線17およびフイン外周で
構成される略四角形の要素が折曲片18として上記折り
曲げ線17によってフイン12の面に対して直角に折り
曲げられている。
【0044】上記折曲片18は、特に図20に示すよう
に、フイン12の周方向に交互に反対方向に折り曲げら
れ、フイン12の表側或は裏側に交互に突出するように
形成されている。
に、フイン12の周方向に交互に反対方向に折り曲げら
れ、フイン12の表側或は裏側に交互に突出するように
形成されている。
【0045】しかして、この場合も第3の実施の形態と
同様に、管外流が折曲片18によってフインチューブの
下流側まで回り込んで後流域がほとんどなくなり、平均
管外熱伝達率を向上させることができる。
同様に、管外流が折曲片18によってフインチューブの
下流側まで回り込んで後流域がほとんどなくなり、平均
管外熱伝達率を向上させることができる。
【0046】また、上記折曲片18は、図21に示すよ
うに、管外流の剥離が生じる特定位置のみに設けてもよ
い。さらに、図22(a)、(b)および図23に示す
ように、折曲片18をフイン12の片面側一方向のみに
折り曲げることもできる。なお、この場合には隣接する
折曲片18が互いに重なり合うことがないように、切り
込みにより区画されたフイン外周部が一つおきに折り曲
げられ、隣接する上記フイン外周部が連続して折り曲げ
られた状態にならないようにしてある。
うに、管外流の剥離が生じる特定位置のみに設けてもよ
い。さらに、図22(a)、(b)および図23に示す
ように、折曲片18をフイン12の片面側一方向のみに
折り曲げることもできる。なお、この場合には隣接する
折曲片18が互いに重なり合うことがないように、切り
込みにより区画されたフイン外周部が一つおきに折り曲
げられ、隣接する上記フイン外周部が連続して折り曲げ
られた状態にならないようにしてある。
【0047】また、この場合も使用管外流速範囲が一定
であり、管外流体の剥離位置および後流域の形成状況が
一定である場合には、図24に示すように折曲片18を
設ける位置を管外流の剥離が生じる位置に特定すること
もできる。
であり、管外流体の剥離位置および後流域の形成状況が
一定である場合には、図24に示すように折曲片18を
設ける位置を管外流の剥離が生じる位置に特定すること
もできる。
【0048】以上各実施の形態では、いずれも切り込み
長さおよび折り曲げ高さを同一としているが、これらは
熱交換器の管外流体種類、温度、圧力、流速、フイン隙
間距離、必要交換熱量および許容圧力損失などから定め
ればよい。例えば図25に示すように、剥離が生じる位
置の切り込み長さおよび折り曲げ高さが最大になるよう
に、フイン外周で折り曲げ高さを変化させた場合も前記
実施の形態と同様の効果が得られる。
長さおよび折り曲げ高さを同一としているが、これらは
熱交換器の管外流体種類、温度、圧力、流速、フイン隙
間距離、必要交換熱量および許容圧力損失などから定め
ればよい。例えば図25に示すように、剥離が生じる位
置の切り込み長さおよび折り曲げ高さが最大になるよう
に、フイン外周で折り曲げ高さを変化させた場合も前記
実施の形態と同様の効果が得られる。
【0049】また、上記各図ではチューブ外周にフイン
を巻回したスパイラルフインについて示しているが、勿
論リングフインであってもその効果は同様である。
を巻回したスパイラルフインについて示しているが、勿
論リングフインであってもその効果は同様である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、フインチューブのフインの外周からチューブ本体側
に向う複数の切り込みを入れるとともに、上記切り込み
により区画されたフイン外周部をフインチューブの軸線
から放射方向に延びる線と交差する折り曲げ線によって
フインチューブの軸線方向に折り曲げ、折曲片を形成し
たので、上記折曲片によって管外流の剥離を抑止し、後
流域を減少させてフインチューブ下流側の局所熱伝達率
を向上させ、伝熱面積の拡大効果を十分に得ることがで
き、フインチューブ全体の平均管外熱伝達率を向上させ
ることができ、熱交換器としての伝熱性能を向上させる
ことができる等の効果を奏する。
は、フインチューブのフインの外周からチューブ本体側
に向う複数の切り込みを入れるとともに、上記切り込み
により区画されたフイン外周部をフインチューブの軸線
から放射方向に延びる線と交差する折り曲げ線によって
フインチューブの軸線方向に折り曲げ、折曲片を形成し
たので、上記折曲片によって管外流の剥離を抑止し、後
流域を減少させてフインチューブ下流側の局所熱伝達率
を向上させ、伝熱面積の拡大効果を十分に得ることがで
き、フインチューブ全体の平均管外熱伝達率を向上させ
ることができ、熱交換器としての伝熱性能を向上させる
ことができる等の効果を奏する。
【図1】(a)、(b)は本発明の第1の実施の形態の
フインチューブの断面図および側面図。
フインチューブの断面図および側面図。
【図2】図1における折り曲げ部の詳細説明図。
【図3】折り曲げ部の斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態のフインチューブ廻
りの管外流体流線図。
りの管外流体流線図。
【図5】本発明の熱交換器の管外伝熱性能特性図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における折曲片を特
定位置に設けた例を示す断面図。
定位置に設けた例を示す断面図。
【図7】(a)、(b)は本発明の他の実施の形態のフ
インチューブの断面図および側面図。
インチューブの断面図および側面図。
【図8】図7の折り曲げ部の斜視図。
【図9】図7に示す実施の形態における折曲片を特定位
置に設けた例を示す図。
置に設けた例を示す図。
【図10】(a)、(b)は本発明のさらに他の実施の
形態のフインチューブの断面図および側面図。
形態のフインチューブの断面図および側面図。
【図11】図10における折り曲げ部の詳細説明図。
【図12】図10の折り曲げ部の斜視図。
【図13】図10に示す実施の形態における折曲片を特
定位置に設けた例を示す図。
定位置に設けた例を示す図。
【図14】(a)、(b)は本発明の他の実施の形態の
フインチューブの断面図および側面図。
フインチューブの断面図および側面図。
【図15】図14の折り曲げ部の斜視図。
【図16】折り曲げ部の不適な例を示す図。
【図17】図14に示す実施の形態における折曲片を特
定位置に設けた例を示す図。
定位置に設けた例を示す図。
【図18】(a)、(b)は本発明のさらに他の実施の
形態のフインチューブの断面図および側面図。
形態のフインチューブの断面図および側面図。
【図19】図18の折り曲げ部の詳細説明図。
【図20】図18の折り曲げ部の斜視図。
【図21】図18に示す実施の形態における折曲片を特
定位置に設けた例を示す図。
定位置に設けた例を示す図。
【図22】(a)、(b)は本発明の他の実施の形態の
フインチューブの断面図および側面図。
フインチューブの断面図および側面図。
【図23】図22の折り曲げ部の斜視図。
【図24】図22に示す実施の形態における折曲片を特
定位置に設けた例を示す図。
定位置に設けた例を示す図。
【図25】本発明のさらに他の実施の形態のフインチュ
ーブの断面図。
ーブの断面図。
【図26】熱交換器の縦断面図。
【図27】(a)、(b)は従来のソリッドチューブの
断面図および側面図。
断面図および側面図。
【図28】(a)、(b)は従来のセレーテッドフイン
チューブの断面図および側面図。
チューブの断面図および側面図。
【図29】従来のフインチューブ廻りの管外流体線図。
【図30】(a)、(b)は従来のフインチューブの断
面図および側面図。
面図および側面図。
【図31】(a)、(b)はさらに従来のフインチュー
ブの断面図および側面図。
ブの断面図および側面図。
10 フインチューブ 11 チューブ 12 フイン 13 切り込み 14、17 折り曲げ線 15、16、18 折曲片
Claims (10)
- 【請求項1】管外流体の流れに対してフインチューブの
軸が直交するように配設された熱交換器において、上記
フインチューブのフインの外周からチューブ本体側に向
う複数の切り込みを入れると共に、上記切り込みにより
区画されたフイン外周部を、フインチューブの軸線から
放射方向に延びる線と交差する折り曲げ線によってフイ
ンチューブの軸線方向に折り曲げたことを特徴とする熱
交換器。 - 【請求項2】切り込みにより区画されたフイン外周部
は、切り込み上の一点と、フイン外周上の一点とを結ぶ
線を折り曲げ線として折り曲げられていることを特徴と
する、請求項1記載の熱交換器。 - 【請求項3】切り込みにより区画されたフイン外周部
は、切り込み上の一点と、隣接する切り込み上の一点と
を結ぶ線を折り曲げ線として折り曲げられていることを
特徴とする、請求項1記載の熱交換器。 - 【請求項4】切り込み上の一点と、隣接する切り込み上
の一点は、フインチューブの軸心を中心とする同心円上
にないことを特徴とする、請求項3記載の熱交換器。 - 【請求項5】切り込み上の一点と、隣接する切り込み上
の一点は、フインチューブの軸心を中心とする同心円上
にあることを特徴とする、請求項3記載の熱交換器。 - 【請求項6】切り込みにより区画された各フイン外周部
は、前記折り曲げ線によって交互に逆方向に折り曲げら
れていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか
に記載の熱交換器。 - 【請求項7】切り込みにより区画された各フイン外周部
は、前記折り曲げ線によって同一方向に折り曲げられて
いることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記
載の熱交換器。 - 【請求項8】折り曲げ線によって折り曲げられた折曲片
はフイン外周全体に形成されていることを特徴とする、
請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換器。 - 【請求項9】折り曲げ線によって折り曲げられた折曲片
はフイン外周の特定部分のみに形成されていることを特
徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換
器。 - 【請求項10】切り込みにより区画された各フイン外周
部は、周方向に一つおきに折り曲げ線によって折り曲げ
られていることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれ
かに記載の熱交換器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9007378A JPH10206059A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 熱交換器 |
CNB981001335A CN1135358C (zh) | 1997-01-20 | 1998-01-14 | 热交换器 |
KR1019980001417A KR100283314B1 (ko) | 1997-01-20 | 1998-01-19 | 열교환기 |
AT98100889T ATE245793T1 (de) | 1997-01-20 | 1998-01-20 | Wärmetauscher |
EP98100889A EP0854344B1 (en) | 1997-01-20 | 1998-01-20 | Heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9007378A JPH10206059A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206059A true JPH10206059A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11664298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9007378A Pending JPH10206059A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 熱交換器 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0854344B1 (ja) |
JP (1) | JPH10206059A (ja) |
KR (1) | KR100283314B1 (ja) |
CN (1) | CN1135358C (ja) |
AT (1) | ATE245793T1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289852A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | 蒸発器 |
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KR101114468B1 (ko) * | 2009-07-08 | 2012-02-24 | 군산대학교 산학협력단 | 핀 튜브 열교환기 |
EP2784426A1 (en) | 2013-03-27 | 2014-10-01 | GEA Batignolles Technologies Thermiques | Tube heat exchanger with optimized thermo-hydraulic characteristics |
US10436524B2 (en) | 2014-07-03 | 2019-10-08 | King Mongkut's University Of Technology Thonburi | Mixed louver spiral fin |
WO2018044319A1 (en) | 2016-09-02 | 2018-03-08 | General Electric Company | Finned tube heat exchanger with enhanced serrated fins and method of assembling same |
CN107192294B (zh) * | 2017-07-05 | 2022-12-06 | 江苏萃隆精密铜管股份有限公司 | 高翅片热交换管 |
CN107401861A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-11-28 | 河南科隆集团有限公司 | 一种翅片蒸发器及其制造方法 |
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BE561143A (ja) * | 1956-09-28 | |||
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JPS5866794A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | Yamaguchi Kikai Kenkyusho:Kk | 熱交換器用フイン付き管 |
JPS5986896A (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-19 | Seiichi Konaka | 小ビレ付フイン管熱交換装置 |
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-
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- 1997-01-20 JP JP9007378A patent/JPH10206059A/ja active Pending
-
1998
- 1998-01-14 CN CNB981001335A patent/CN1135358C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-01-19 KR KR1019980001417A patent/KR100283314B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-01-20 EP EP98100889A patent/EP0854344B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-01-20 AT AT98100889T patent/ATE245793T1/de not_active IP Right Cessation
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---|---|
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ATE245793T1 (de) | 2003-08-15 |
EP0854344B1 (en) | 2003-07-23 |
EP0854344A3 (en) | 2000-01-26 |
CN1135358C (zh) | 2004-01-21 |
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