JPH10205593A - 可変速プーリおよびこれを含む無段変速機 - Google Patents

可変速プーリおよびこれを含む無段変速機

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JPH10205593A
JPH10205593A JP946697A JP946697A JPH10205593A JP H10205593 A JPH10205593 A JP H10205593A JP 946697 A JP946697 A JP 946697A JP 946697 A JP946697 A JP 946697A JP H10205593 A JPH10205593 A JP H10205593A
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belt
variable speed
speed pulley
pulley
power transmission
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JP946697A
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Takao Tamagawa
隆雄 玉川
Shinji Yasuhara
伸二 安原
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載エアコンのコンプレッサの駆動用に、クラ
ッチ機能を有する可変速プーリがあれば望ましい。 【解決手段】本可変速プーリでは、一対のV溝形成体4
0によって区画されるV溝21の間に、ベルト2を外周
面に掛けられる動力伝達リング60を挟持する。V溝2
1は、一対の主体部材41のテーパ面41aと、その外
周に回動自在の保持輪42のテーパ面42aとで区画さ
れる。テンショナプーリ10でベルト2の張力を変化さ
せて、動力伝達リング60に対するプーリの接触径を変
化させる。動力伝達リング60は、保持輪42間で空回
りし、主体部材41間で接触径に応じて変速して駆動伝
達できる。 【効果】簡単な構造で、クラッチ機能と変速機能とを操
作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト、またはベ
ルトが巻き掛けられた動力伝達リングに対する接触径を
変化させることができる可変速プーリおよびこれを含む
無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような可変速プーリとしては、例えば、円板状のV溝形
成体が、一対で互いに対向して接近離反可能に配置さ
れ、その間にV溝を区画して、このV溝にベルトを保持
するものがある(例えば、本願出願人の先願、特願平8
─55029号等)。一対のV溝形成体同士を接近また
は離反させることで、ベルトの接触径を変化させて、可
変速でトルクを伝達することができる。
【0003】このような可変速プーリは、例えば、エン
ジンのクランク軸からの駆動力を車載エアコン用コンプ
レッサ、オルタネータ、オイルポンプ等の補機に伝達す
るためのベルト伝達機構に用いることができる。このよ
うな場合、可変速プーリを、エンジンのクランク軸側に
適用してもよいが、補機側に適用することで、補機が複
数ある場合でも、各補機をその好ましい回転速度で運転
することができる。
【0004】ところで、補機には、例えば、上述のコン
プレッサのように、クラッチが設けられたものがある。
このような補機では、クラッチの入力軸に可変速プーリ
が取り付けられて、可変速プーリとクラッチとコンプレ
ッサとの各機器が軸方向に並んで配置される。しかしな
がら、このように軸方向に各機器が配置されると、全体
形が大型化し、狭いエンジン室には好ましくない。ま
た、構造も複雑化する。
【0005】このような場合に、可変速プーリに、駆動
連結を断続できるクラッチ機能があれば望ましい。そこ
で、本発明の目的は、上述のような背景のもとに、クラ
ッチ機能を有する新規な可変速プーリおよびこれを含む
無段変速機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の可変速プーリは、互いの対向
面間にベルトを保持するV溝を区画する一対のV溝形成
体を回転軸の周囲に配置し、ベルトに対する接触径を変
化させることができる可変速プーリにおいて、各V溝形
成体の対向面に、所定の接触径に対応してベルトを空回
りさせる領域が設定されていることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、ベルトの接触径を変化
させて所定の接触径とすると、ベルトはV溝形成体に対
して空回りして駆動連結を解除され、クラッチ機能を有
する可変速プーリを得ることができる。請求項2に係る
発明の可変速プーリは、請求項1に記載の可変速プーリ
において、各V溝形成体は、回転軸とともに回転する主
体部材と、この主体部材に軸受部材を介して相対回転自
在に支持され、且つベルトと連れ回りする連れ回り部材
とを含み、この連れ回り部材のベルトに対する対向面が
上記ベルトを空回りさせる領域を構成していることを特
徴とする。
【0008】この構成によれば、請求項1にかかる発明
の作用に加えて、連れ回り部材は、主体部材に支持され
ていることによって、駆動連結状態で主体部材と連れ回
りできるので、ベルトを、主体部材から連れ回り部材
へ、その間の速度差の少ない状態でスムーズに移動させ
て、駆動連結をなめらかに解除できる。また、連れ回り
部材は、主体部材に回転自在に支持され、且つベルトと
連れ回りすることによって、駆動連結開始時に、ベルト
と主体部材との間の速度差を速やかに少なくでき、なめ
らかに駆動連結することができる。従って、負荷の増
大、発熱、摩耗等の不具合を回避することができる。
【0009】請求項3に係る発明の可変速プーリは、請
求項1または2に記載の可変速プーリにおいて、外周面
にベルトが巻き掛けられた動力伝達リングが、両V溝形
成体の対向面間に偏心可能に挟持されていることを特徴
とする。この構成によれば、請求項1または2にかかる
発明の作用に加えて、動力伝達リングをベルトと別材料
で形成できて好ましい。例えば、動力伝達リングを樹脂
製とすることによって、V溝形成体と動力伝達リングと
の間の焼き付きを防止することができ、特に、クラッチ
機能を有する可変速プーリに好ましい。
【0010】また、動力伝達リングを高剛性材料で形成
することによって、通常では変形し易いベルトを、その
変形を防止しつつ、主体部材と連れ回り部材との間をス
ムーズに移動させて、駆動連結をなめらかに断続するこ
とができる。請求項4に係る発明の可変速プーリは、請
求項3に記載の可変速プーリにおいて、連れ回り部材の
ベルトに対する対向面、および主体部材のベルトに対す
る対向面は、互いに異なるテーパ角度を有する一対の円
錐面からなり、動力伝達リングの各側面は、所定の径を
境として上記一対の円錐面に等しいテーパ角度を有する
2段の円錐面からなることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、請求項3にかかる発明
の作用に加えて、動力伝達リングに対する接触径を変化
させるのに伴い、動力伝達リングは、等しいテーパ角度
を有する円錐面同士が沿う安定した状態で、主体部材に
挟持されて駆動伝達でき、また、連れ回り部材に挟持さ
れて駆動伝達を解除できる。この駆動伝達とその解除の
境界となる所定の接触径で、動力伝達リングが主体部材
に挟持される状態から連れ回り部材に挟持される状態へ
と速やかに切り換えることができ、駆動伝達の鋭い断続
を実現できる。
【0012】請求項5に係る発明の無段変速機は、車載
エアコン用コンプレッサの駆動軸に取り付けられた請求
項1乃至4の何れかに記載の可変速プーリと、ゆるみ側
のベルトの張力を調整して上記接触径を変化させること
により、ベルトと可変速プーリとの間の駆動伝達をオン
オフする手段とを備えたことを特徴とする。この構成に
よれば、請求項1乃至4の何れかにかかる発明の作用に
加えて、上述の可変速プーリはクラッチ機能を有してお
り、コンプレッサに別途クラッチを設けずに済み、車載
エアコン用コンプレッサをエンジンで駆動するのに好ま
しい。
【0013】また、オンオフする手段によって、駆動伝
達のオンオフと変速とを行えるので、構造を簡単にする
ことができる。また、変速して車載エアコン用コンプレ
ッサを効率良く運転できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の可
変速プーリおよびこれを含む無段変速機を、添付図面を
参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、ベルト
で駆動されるエンジン補機システムの中の従動プーリに
本可変速プーリを適用した場合について説明する。な
お、本可変速プーリは、駆動プーリに適用してもよい
し、駆動プーリと従動プーリの両方に適用しても構わな
い。
【0015】図1は、本発明の実施の形態にかかる可変
速プーリを含む無段変速機を備えたエンジン補機システ
ムの概略構成図である。このシステムでは、エンジンに
設けられた一連の補機類に備えられた各プーリ、例え
ば、エアーポンプのプーリ3、オルタネータのプーリ
4、エアーコンディショナ用コンプレッサの本可変速プ
ーリ5、パワーステアリング用ポンプのプーリ6、ウォ
ータポンプのプーリ7等が、エンジンのクランクシャフ
トに連結してあるプーリ8と、ベルト2を介して駆動連
結されている。
【0016】また、プーリ4およびプーリ3の両者の間
には、アイドラプーリ9が介在しており、このアイドラ
プーリ9を用いて、両プーリ3,4へのベルト2の巻き
掛け角度(接触角度)を適当な大きさに調整することが
行われている。本可変速プーリ5は、ベルト2に対する
接触径を異ならせることができ、それに伴い、後述する
ように変速および駆動伝達の断続を行うことができる。
また、可変速プーリ5では、動力伝達リング60が可変
速プーリ5の中心に対して偏心可能に設けられ、この動
力伝達リング60の外周にベルト2が巻き掛けられてい
る。
【0017】本無段変速機は、本可変速プーリ5、ベル
ト2、およびベルト2の張力を調整して接触径を変化さ
せることにより可変速プーリ5とベルト2との間の駆動
伝達をオンオフする手段を備えている。このオンオフす
る手段は、具体的には、テンショナプーリ10を含み、
テンショナプーリ10を制御するために、油圧アクチュ
エータ11やコントローラ12等が設けられている。
【0018】テンショナプーリ10は、可変速プーリ5
の緩み側、すなわち、可変速プーリ5とプーリ4との間
に設けられ、ベルト2への張力を調整することができ
る。このテンショナプーリ10は、ベルト2への張力を
増す方向と減らす方向へ変位可能に設けられており、油
圧アクチュエータ11によって、図1において、実線で
示す第1の位置と破線で示す第2の位置との間に変位さ
れる。上述の第1の位置に対応して可変速プーリ5はベ
ルト2に対して最大接触径である第1の接触径となり、
また、第2の位置に対応して可変速プーリ5は最小接触
径である第2の接触径となり(具体的には、動力伝達リ
ング60が破線で示すように可変速プーリ5の中心に対
して偏心する)、最大と最小の間の接触径を所望に設定
することができる。また、第1の位置と第2の位置との
間の所定の位置に、図1で一点鎖線で示す第3の位置が
設定され、それに対応して可変速プーリ5は第3の接触
径となる。
【0019】テンショナプーリ10の動作に応じて、可
変速プーリ5は、第1の接触径で、駆動伝達を解除でき
る。また、第3の接触径で、可変速プーリ5は、駆動伝
達を開始することができ、第3の接触径から第2の接触
径までの接触径で、変速して駆動伝達することができ
る。このように接触径を変化させることにより、無段変
速および駆動伝達の断続が達成されている。なお、テン
ショナプーリ10の変位位置を予め複数段階に設定して
おき、これら複数段階の変位に応じて複数段階の変速を
行ってもよい。このテンショナプーリ10の動作は、コ
ントローラ12によって制御されている。
【0020】コントローラ12は、制御を司るマイクロ
コンピュータ(CPU)等を含み、ROM等に記憶され
たプログラムに従って制御を実行することができる。C
PUには、バルブ15を介して油圧アクチュエータ11
が接続されており、テンショナプーリ10を駆動するこ
とができる。また、CPUには、車室内に設けられたス
イッチ16等の信号、可変速プーリ5の回転速度を検出
する第1の速度センサ13の出力信号、およびプーリ8
の回転速度からエンジン回転速度を検出する第2の速度
センサ14の出力信号が入力されている。
【0021】コントローラ12による制御としては、ス
イッチ16の信号に応答して、テンショナプーリ10を
動作させて、可変速プーリ5の駆動連結を断続させて、
コンプレッサの運転/停止を行うことができる。例え
ば、エアコン停止時には、テンショナプーリ10を上述
の第1の位置に変位させておくことにより、コンプレッ
サの駆動を回避することができる。また、エアコン運転
開始の信号に応答して、テンショナプーリ10を上述の
第1の位置から、第3の位置へ変位させることにより、
コンプレッサの駆動を開始することができる。そして、
テンショナプーリ10を第3の位置と第2の位置との間
で変位させることにより、コンプレッサを変速しつつ駆
動することができる。このとき、第2の速度センサ14
からの出力信号を入力してエンジンの回転速度を検出
し、エンジン回転速度が所定レベルよりも低い状態でテ
ンショナプーリ10を上述の第2の位置に変位させてお
くことにより、エンジン回転速度に対してコンプレッサ
の回転速度を相対的に高くし、また、エンジン回転速度
が所定レベル以上の状態で上述の第3の位置に変位させ
ておくことにより、エンジン回転速度に対してコンプレ
ッサの回転速度を相対的に低くすることができる。ま
た、第1の速度センサ13からの出力信号に応じて、コ
ンプレッサの回転速度を所定速度となるように変速させ
てもよい。このようにして、エアコンを効率良く運転す
ることができる。また、エアコン運転停止の信号に応答
して、テンショナプーリ10を上述の第1の位置に変位
させることにより、ベルト2とコンプレッサとの間の駆
動連結が断たれ、コンプレッサは自身の負荷で停止す
る。
【0022】図2は、可変速プーリおよびベルトの断面
正面図である。可変速プーリ5は、コンプレッサの駆
動軸23に同軸に一体回転可能に連結された筒状の回転
軸30と、この回転軸30とカム31を介して駆動伝
達可能に連結された一対のV溝形成体40と、V溝形
成体40同士が互いに近接する方向に両V溝形成体40
を付勢する付勢手段としての環状の皿ばね33と、両
V溝形成体40間に区画されるV溝21に嵌められ、回
転軸30の軸線に対して偏心可能な(図4参照)上述の
動力伝達リング60とを主要部として有している。
【0023】回転軸30は、コンプレッサの駆動軸23
にボルト24を介して締結され、以下のようにV溝形成
体40に連結されている。すなわち、回転軸30の左右
端部の外周面には、カム31が設けられている。カム3
1は、環状部材であり、その外周部の突部31aで一方
のV溝形成体40の嵌合溝41dと一体回転可能に係合
しており、また、止め輪34によって一方のV溝形成体
40の嵌合突起41cに軸方向に係止されている。その
結果、後述するようにV溝形成体40同士と同様に、カ
ム31同士は軸方向に相対移動可能、且つ一体回転可能
とされている。また、カム31は、その内周部で回転軸
30の外周面と嵌合しており、回転軸30に対して軸方
向に相対移動可能、且つ相対回転可能にして取り付けら
れている。各カム31の内周部には、係合突起31bが
形成されて、回転軸30の両端部に形成された一対のカ
ム面30aの一方と係合している。このカム面30a
は、例えば、回転軸30の外周面から径方向内方へ延び
る面であって、軸線に対して所定角度傾いており、この
傾きは、両端のカム面30a同士で逆向きで等しい角度
にされている。このカム面30aに、カム31の係合突
起31bが当接して、カム31を介して回転軸30とV
溝形成体40との間で駆動伝達することができる。ま
た、カム面30aに係合突起31bを沿わせつつ移動さ
せることによって、一対のカム31を介して両V溝形成
体40を互いに等しい距離を近接または離反するように
移動させることができる。
【0024】皿ばね33は、両カム31、回転軸30の
外周面および両V溝形成体40の内周面とで区画される
環状空間内に、複数、例えば、20枚が交互に逆向きに
積層されて配置されている。これらの皿ばね33は、カ
ム31同士が互いに遠ざかるように両カム31を付勢
し、両カム31を介して両V溝形成体40を互いに接近
させるように付勢している。
【0025】V溝形成体40は、V溝21を区画するた
めのトルク伝達面としてのテーパ面41aを有する主体
部材41と、この主体部材41に相対回転可能な連れ回
り部材としての保持輪42とを備えている。主体部材4
1は、上述のテーパ面41aを有する円形環状の主体
部41bと、この主体部41b内径部から軸方向に延
び、円周等配に配置された複数の円弧状の上述の嵌合突
起41cと、隣接する嵌合突起41c同士の間に形成
され、環状の内方へ開放する円弧状の上述の嵌合溝41
dとを備えている。
【0026】主体部材41は、一対で互いにテーパ面4
1a同士を対向させて配置され、一方の主体部材41の
嵌合溝41dに、他方の主体部材41の嵌合突起41c
が嵌まっている。この両者の嵌合は、軸方向に移動可能
に、いわゆるルーズフィットに設定されている。それゆ
え、一対の主体部材41は、一体回転でき、且つ互いに
軸方向に相対移動可能である。
【0027】図5は、図2の可変速プーリの要部拡大断
面正面図である。図5と図2とを参照する。テーパ面4
1aは、嵌合突起41cの延びている側の主体部41b
側面に、軸線に対してテーパ角度Aを有する円錐面に形
成されている。保持輪42は、主体部41bの外周に沿
って配置された環状部材であり、そのV溝21に臨む一
方の側面にテーパ面42aと、他方の側面に軸受部材と
してのコロ軸受43の転動体が転動するための軌道面と
を有している。コロ軸受43は、例えば、ニードルロー
ラベアリングであり、複数の円柱状の転動体が、円板状
の保持環の、所定の間隔で放射状に延びて形成された孔
内に配置されている。保持輪42は、コロ軸受43によ
って主体部41bの外周部分に回転自在に支持され、ま
た、主体部41bの内径寄りの部分で円板44を介して
取り付けられた軸受部材としての玉軸受45によって、
軸方向への移動を規制されつつ、回動可能に支持されて
いる。このように、保持輪42が主体部材41に回転自
在に支持されていることによって、保持輪42に挟持さ
れた動力伝達リング60を空回りさせることができ、ベ
ルト2と主体部材41との間の駆動連結を解除すること
ができる。また、コロ軸受43がテーパ面42aの背後
に接近して配置されていることによって、テーパ面42
aをテーパ面41aに対して特に軸方向に精度良く支持
でき、さらに、保持輪42が主体部材41に内周部の玉
軸受45と外周部のコロ軸受43とによって支持される
ことによって、駆動連結開始時にテーパ面42aに傾き
が生じるのを防止でき、テーパ面41aとテーパ面42
aとの間に段差が生じるのを防止するのに好ましい。
【0028】テーパ面42aは、保持輪42の側面に、
テーパ面41aと段差なくつながるように形成されてい
る。テーパ面42aは、軸線に対してテーパ角度Bを有
する円錐面に形成されている。このテーパ面42aおよ
び主体部材41のテーパ面41aは、互いに異なるテー
パ角度を有しており、テーパ角度A<テーパ角度Bであ
る。
【0029】V溝21は、一対の対向面としての、主体
部材41のテーパ面41a同士と、保持輪42のテーパ
面42a同士との間に区画されている。このように、こ
のV溝21では、上述の第3の接触径に対応して、それ
より外径側にベルト2を空回りさせる領域としてのテー
パ面42aが設けられ、内径側にベルト2を変速して駆
動伝達できる領域としてのテーパ面41aが設けられて
いる。このV溝21に動力伝達リング60が挟持されて
いる。
【0030】図6は、図2の可変速プーリの動力伝達リ
ングの断面正面図である。動力伝達リング60は、断面
略台形形状の円環状をしており、その両側面にV溝21
に対向するテーパ面が形成されている。このテーパ面
は、所定の径(図6に一点鎖線Cで図示)を境として上
述の一対のテーパ面41a,42aに等しいテーパ角度
を有する2段の円錐面、すなわち、外周側部分60bと
内周側部分60cとからなっている。
【0031】内周側部分60cは、主体部材41のテー
パ面41aに対応してテーパ角度Aとされ、それゆえ、
テーパ面41aとの間で確実に駆動伝達できる。外周側
部分60bは、保持輪42のテーパ面42aに対応して
テーパ角度Bに設定され、それゆえ、テーパ面42aと
当接して、動力伝達リング60が安定して空回りするこ
とができる。
【0032】また、動力伝達リング60の外周面には、
ベルト2への伝動面60aが形成されている。伝動面6
0aには、接触面積を確保するための周面に沿って環状
に延びる凹凸が形成されている。ベルト2は、いわゆる
Vリブベルトであり、上述のの凹凸に互いに噛み合うよ
うな凹凸が、平ベルトの内周面にベルトの延びる方向
(ベルトの走行方向)に延びて設けられている。
【0033】また、動力伝達リング60が設けられたこ
とによって、動力伝達リング60をベルト2と別材料で
形成できて好ましい。例えば、動力伝達リング60を樹
脂製とすることによって、V溝形成体40と動力伝達リ
ング60との間の焼き付きを防止することができ、特
に、クラッチ機能を有する本可変速プーリ5に好まし
い。また、動力伝達リング60を高剛性材料で形成する
ことによって、通常では変形し易いベルト2を、その変
形を防止しつつ、主体部材41と保持輪42との間をス
ムーズに移動させて、駆動連結をなめらかに断続するこ
とができる。
【0034】次に、この可変速プーリ5の動作を説明す
る。ここでは、可変速プーリ5はベルト機構の従動側に
使用されて、ベルト2は走行している場合を想定する。
第1の接触径では、図2に示すように、可変速プーリ5
は、両保持輪42のテーパ面42a間で、動力伝達リン
グ60のテーパ面の外周側部分60bの全周を挟持して
いる。このとき、動力伝達リング60は、両主体部材4
1に対して空回りでき、ベルト2と回転軸30との間の
駆動連結は解除されている。
【0035】テンショナプーリ10がベルト張力を増大
させると、動力伝達リング60は、皿ばね33による付
勢力に打ち勝って、両V溝形成体40間の間隔を広げ
て、可変速プーリ5の径方向内方へ入り込む。その結
果、接触径が小径に変更され、第3の接触径でベルト2
と回転軸30とは駆動連結される 図3は、図1の可変速プーリの概略構成の断面正面図で
あり、第3の接触径の状態を示す。
【0036】駆動連結開始時には第3の接触径で、可変
速プーリ5は、その両保持輪42のテーパ面42a間
で、動力伝達リング60のテーパ面の外周側部分60b
を挟持し、同時に、両主体部材41のテーパ面41a間
で、動力伝達リング60のテーパ面の内周側部分60c
を挟持している。このとき、動力伝達リング60は、主
体部材41での最大の接触径となり、駆動力を伝達でき
る。
【0037】そして、第3の接触径から第2の接触径の
間では、可変速プーリ5は、その両主体部材41のテー
パ面41a間で、動力伝達リング60のテーパ面の内周
側部分60cを挟持して、可変速プーリ5の接触径に応
じて、変速しつつ駆動力を伝達できる。第2の接触径で
は、図4の可変速プーリの断面側面図に示すように、可
変速プーリ5は、最小の接触径で駆動力を伝達できる。
【0038】一方、この状態から逆に、テンショナプー
リ10がベルト張力を減少させると、皿ばね33による
付勢力が、両V溝形成体40間の間隔を狭めて、動力伝
達リング60は、可変速プーリ5の径方向外方へ押し出
され、可変速プーリ5の接触径が大径に変更されて、第
3の接触径よりも大きくなると、ベルト2と回転軸30
とは駆動連結が解除される。
【0039】なお、駆動連結状態では、保持輪42は、
主体部材41に支持されていることによって、主体部材
41と連れ回りすることができる。駆動連結解除時に
は、動力伝達リング60を、主体部材41から、それと
連れ回りする保持輪42へ、その間の速度差の少ない状
態でスムーズに移動させて、駆動連結をなめらかに解除
できる。
【0040】また、図7の模式図に示すように、駆動連
結を断続する際には、動力伝達リング60に対する接触
径を変化させるのに伴い、第3の接触径で、動力伝達リ
ング60が主体部材41に挟持される状態から保持輪4
2に挟持される状態へと速やかに切り換えることができ
る。すなわち、テーパ面41aとテーパ面42aとのテ
ーパ角度が異なっていることによって、動力伝達リング
60は、駆動連結解除状態で保持輪42のテーパ面42
aに沿って接触径を変化でき、このとき、動力伝達リン
グ60の内周側部分60cおよび主体部材41のテーパ
面41aは互いに交差する方向へ接近離反することがで
きる(図7(a),(b)参照)。従って、動力伝達リ
ング60は、第3の接触径において、内周側部分60c
で主体部材41に対して速やかに駆動伝達可能に接触で
き(図7(b),(c)参照)、また、接触を解除する
ことができる(図7(a),(b)参照)。
【0041】さらに、第3の接触径の前後で常に、動力
伝達リング60のテーパ面は、テーパ面41aおよびテ
ーパ面42aの少なくとも一方に沿うことができること
によって、動力伝達リング60は、等しいテーパ角度を
有する円錐面同士が沿う安定した状態で挟持され、従っ
て、ベルト2の走行に支障が生じる虞もない。このよう
に本実施の形態によれば、各V溝形成体40に所定の接
触径に対応してベルト2を空回りさせるテーパ面42a
が設けられていることによって、ベルト2の接触径を変
化させて所定の接触径とすると、ベルト2はV溝形成体
40に対して空回りして駆動連結を解除され、クラッチ
機能を有する可変速プーリ5を得ることができる。
【0042】また、可変速プーリ5が被動側とされ、且
つ保持輪42が主体部材41の径方向外側にあることに
よって、駆動連結の解除状態から低速を経て高速へとな
めらかに変速して駆動伝達することができる。また、上
述のように可変速プーリ5では、V溝21を区画するテ
ーパ面41aおよびテーパ面42aのテーパ角度が互い
に異なり、且つそのテーパ角度と等しいテーパ面を動力
伝達リング60が有している。それゆえ、図7の模式図
に示すように、動力伝達リング60に対する接触径を変
化させるのに伴い、動力伝達リング60は、等しいテー
パ角度を有する円錐面同士が沿う安定した状態で、主体
部材41に挟持されて駆動伝達でき、また、保持輪42
に挟持されて駆動伝達を解除できる。この間の第3の接
触径で、動力伝達リング60が主体部材41に挟持され
る状態から保持輪42に挟持される状態へと速やかに切
り換えることができ、駆動伝達の鋭い断続を実現でき
る。なお、保持輪42および主体部材41の上述の円錐
面が等しいテーパ角度となる場合(図8参照)には、所
定の接触径の範囲で動力伝達リング60が主体部材41
と保持輪42との両部材と挟持されつつ、その挟持され
る状態を移行させることができ、駆動伝達の断続時の衝
撃を緩和することができる。
【0043】また、駆動連結状態で主体部材41と連れ
回りできる保持輪42によって、ベルト2を主体部材4
1から保持輪42へ、その間の速度差の少ない状態でス
ムーズに移動させて、駆動連結をなめらかに解除でき
る。また、主体部材41に回転自在に支持され、且つベ
ルト2と連れ回りする保持輪42は、可変速プーリ5を
駆動側に適用した場合の駆動連結開始時等に、ベルト2
と主体部材41との間の速度差を速やかに少なくでき、
なめらかに駆動連結することができる。従って、負荷の
増大、発熱、摩耗等の不具合を回避することができる。
【0044】また、保持輪42は、動力伝達リング60
の略全周に嵌まることによって、動力伝達リング60と
の間の面圧を低減しつつ駆動連結を解除することがで
き、それに加えて、面圧の低い解除状態から駆動連結で
きるので、面圧の高くなる傾向にある駆動連結の断続時
の、動力伝達リング60とV溝形成体40との間の焼き
付きを防止するのに好ましい。
【0045】また、図7の模式図に示すように、テーパ
面41aのテーパ角度Aとテーパ面42aのテーパ角度
Bとは異なっており、且つ動力伝達リング60はテーパ
面41aおよびテーパ面42aに等しい傾斜のテーパ面
を有していることによって、動力伝達リング60を主体
部材41と保持輪42の間を移動させて、駆動連結を断
続する際に、動力伝達リング60が主体部材41と保持
輪42との両部材と速やかに面接触することができる。
従って、両テーパ面41a,42a間の傾斜が等しくさ
れて両テーパ面41a,42aと動力伝達リング60が
徐々に接触するような場合に比べて、動力伝達リング6
0の発熱を防止することができる。
【0046】また、主体部材41と保持輪42とを別部
材で形成できるので、駆動力のかかる主体部材41と空
回りさせる保持輪42とで求められる耐焼き付き性能も
異なると考えられることから、それに応じた材料とする
ことができて好ましい。このように、可変速プーリ5は
クラッチ機能を有しており、コンプレッサに別途クラッ
チを設けずに済み、車載エアコン用コンプレッサをエン
ジンで駆動するのに好ましい。また、接触径を変化させ
るテンショナプーリ10によって、変速と駆動伝達のオ
ンオフとを行えるので、操作のための構成等を簡単化で
きる結果、コンプレッサを駆動するための上述の無段変
速機の小型化を図ることができる。また、変速できるの
で、車載エアコン用コンプレッサを効率良く運転でき
る。このように、可変速プーリ5は、小型化の望まれる
車載エアコン用コンプレッサに好ましく適用することが
できる。
【0047】ところで、テーパ面41aとテーパ面42
aとの間に、段差が生じることも想定される。このよう
な場合、動力伝達リング60は、主体部材41と保持輪
42との間を滑らかに移動できなくなり、最悪の場合に
は、クラッチ機能を発揮できなくなることも想定され
る。本実施の形態では、テーパ面41aのテーパ角度A
とテーパ面42aのテーパ角度Bとは異なっており、且
つ動力伝達リング60は上述の両テーパ面41a,42
aに等しいテーパ角度を有したテーパ面を有しているこ
とによって、両テーパ面41a,42aの間に段差が生
じても、滑らかに動力伝達リング60を移動させること
ができる。従って、保持輪42の主体部材41に対する
組立精度を厳しくする必要がなく、安価に製作できる。
また、部材に単に面取りを施したような場合には、面取
り部で上述の段差を乗り越えることになることから、こ
の場合に比べても、本実施の形態は、耐久性の面で好ま
しい。
【0048】なお、保持輪42の構成は、上述のものに
限定されない。例えば、保持輪42は、V溝21の内径
側や、中間径部に設けられてもよい。また、図8の要部
断面側面図に示すように、テーパ面41aのテーパ角度
と、テーパ面42aのテーパ角度とは等しく角度Aとさ
れていてもよい。また、コロ軸受43に代えて、滑り軸
受部材を用いてもよい。また、保持輪42を支持する軸
受部材が設けられない構成も考えられる。また、保持輪
42が設けられずに、動力伝達リング60を支持するコ
ロ軸受が露出して主体部材41に設けられているような
構成も考えられる。また、図9の側面断面図に示すよう
に、テーパ面41aとテーパ面42aとが主体部41b
に形成され、動力伝達リング60を空回りさせるための
コロ軸受43がその転動体を保持するケース部材で動力
伝達リング60の側面外周部分に取り付けられ、コロ軸
受43の転動体の周面がテーパ面42aに沿うようにし
てもよい。要は、V溝形成体の対向面に所定の接触径に
対応してベルトを空回りさせる領域が設定されていれば
よく、空回りさせるための構成は特に限定されない。
【0049】また、上述の実施の形態では、可変速プー
リ5ではベルト2は動力伝達リング60を介して接触径
を変化させていたが、接触径を変化させる可変速プーリ
の構成は上述のものに限定されない。要は、互いの対向
面間にベルトを保持するV溝を区画する一対のV溝形成
体を回転軸の周囲に配置した可変速プーリであって、ベ
ルトに対する接触径を変化させることができればよい。
【0050】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、各V溝形成体の対向面にベルト
を空回りさせる領域が設定されていることによって、ク
ラッチ機能を有する可変速プーリを得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1にかかる発明の
効果に加えて、駆動連結状態で主体部材と連れ回りでき
る連れ回り部材によって、ベルトをスムーズに移動させ
て、駆動連結をなめらかに解除できる。また、連れ回り
部材は、駆動連結開始時に、ベルトと主体部材との間の
速度差を速やかに少なくして、なめらかに駆動連結する
ことができる。従って、負荷の増大、発熱、摩耗等の不
具合を回避することができる。
【0052】請求項3に係る発明によれば、請求項1ま
たは2にかかる発明の効果に加えて、動力伝達リングに
よって、V溝形成体と動力伝達リングとの間の焼き付き
を防止することができる。また、動力伝達リングは、ベ
ルトの変形を防止しつつスムーズに移動させて、駆動連
結をなめらかに断続することができる。従って、特に、
クラッチ機能を有する可変速プーリに好ましい。
【0053】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
かかる発明の効果に加えて、動力伝達リングは、等しい
テーパ角度を有する円錐面同士が沿う安定した状態で、
駆動伝達でき、また、伝達解除できる。この駆動伝達と
その解除の境界となる所定の接触径で、動力伝達リング
は駆動伝達状態とその解除状態とを素早く切り換えて、
駆動伝達の鋭い断続を実現できる。
【0054】請求項5に係る発明によれば、請求項1乃
至4の何れかにかかる発明の効果に加えて、上述の可変
速プーリは、コンプレッサに別途クラッチを設けずに済
み、また、構造等の面でも、車載エアコン用コンプレッ
サをエンジンで駆動するのに好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる可変速プーリを含
む無段変速機を有するエンジン補機システムの概略構成
図である。
【図2】図1の可変速プーリの概略構成の断面正面図で
あり、第1の接触径の状態を示す。
【図3】図1の可変速プーリの概略構成の断面正面図で
あり、第3の接触径の状態を示す。
【図4】図1の可変速プーリの概略構成の断面正面図で
あり、第2の接触径の状態を示す。
【図5】図2の可変速プーリの要部拡大断面正面図であ
る。
【図6】図2の可変速プーリの動力伝達リングの断面正
面図である。
【図7】動力伝達リングの移動を説明するための、可変
速プーリの要部正面断面の模式図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかる可変速プー
リの主要部の概略構成の断面正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態にかかる可変速プー
リの概略構成の断面正面図である。
【符号の説明】
2 ベルト 5 可変速プーリ 10 テンショナプーリ(オンオフする手段) 21 V溝 23 コンプレッサの駆動軸 30 回転軸 40 V溝形成体 41 主体部材 41a テーパ面(対向面) 42 保持輪(連れ回り部材) 42a テーパ面(対向面) 43 コロ軸受(軸受部材) 45 玉軸受(軸受部材) 60 動力伝達リング 60b 外周側部分(側面) 60c 内周側部分(側面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いの対向面間にベルトを保持するV溝を
    区画する一対のV溝形成体を回転軸の周囲に配置し、ベ
    ルトに対する接触径を変化させることができる可変速プ
    ーリにおいて、 各V溝形成体の対向面に、所定の接触径に対応してベル
    トを空回りさせる領域が設定されていることを特徴とす
    る可変速プーリ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の可変速プーリにおいて、 各V溝形成体は、回転軸とともに回転する主体部材と、
    この主体部材に軸受部材を介して相対回転自在に支持さ
    れ、且つベルトと連れ回りする連れ回り部材とを含み、
    この連れ回り部材のベルトに対する対向面が上記ベルト
    を空回りさせる領域を構成していることを特徴とする可
    変速プーリ。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の可変速プーリに
    おいて、 外周面にベルトが巻き掛けられた動力伝達リングが、両
    V溝形成体の対向面間に偏心可能に挟持されていること
    を特徴とする可変速プーリ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の可変速プーリにおいて、 連れ回り部材のベルトに対する対向面、および主体部材
    のベルトに対する対向面は、互いに異なるテーパ角度を
    有する一対の円錐面からなり、 動力伝達リングの各側面は、所定の径を境として上記一
    対の円錐面に等しいテーパ角度を有する2段の円錐面か
    らなることを特徴とする可変速プーリ。
  5. 【請求項5】車載エアコン用コンプレッサの駆動軸に取
    り付けられた請求項1乃至4の何れかに記載の可変速プ
    ーリと、 ゆるみ側のベルトの張力を調整して上記接触径を変化さ
    せることにより、ベルトと可変速プーリとの間の駆動伝
    達をオンオフする手段とを備えたことを特徴とする無段
    変速機。
JP946697A 1997-01-22 1997-01-22 可変速プーリおよびこれを含む無段変速機 Pending JPH10205593A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005035035A1 (de) * 2005-07-27 2007-02-01 Schaeffler Kg Zugmitteltrieb mit einer einer Zugmittelscheibe zugehörigen Spannvorrichtung
FR3027088A1 (fr) * 2014-10-09 2016-04-15 Renault Sa Poulie crantee avec ajustement de tension
KR20170126168A (ko) * 2016-05-09 2017-11-17 현대자동차주식회사 회전속도 가변형 컴프레서 및 이를 적용한 차량

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005035035A1 (de) * 2005-07-27 2007-02-01 Schaeffler Kg Zugmitteltrieb mit einer einer Zugmittelscheibe zugehörigen Spannvorrichtung
FR3027088A1 (fr) * 2014-10-09 2016-04-15 Renault Sa Poulie crantee avec ajustement de tension
KR20170126168A (ko) * 2016-05-09 2017-11-17 현대자동차주식회사 회전속도 가변형 컴프레서 및 이를 적용한 차량

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