JPH10205553A - 車両用自動クラッチの制御装置 - Google Patents
車両用自動クラッチの制御装置Info
- Publication number
- JPH10205553A JPH10205553A JP9006954A JP695497A JPH10205553A JP H10205553 A JPH10205553 A JP H10205553A JP 9006954 A JP9006954 A JP 9006954A JP 695497 A JP695497 A JP 695497A JP H10205553 A JPH10205553 A JP H10205553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- creep torque
- control
- brake pedal
- automatic clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリープを必要とする時にのみクリープを発
生させることができる車両用自動クラッチの制御装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の車両用自動クラッチの制御装置
は、アクセルペダルの状態を検出するアクセルペダルセ
ンサと、ブレーキペダルの状態を検出するブレーキペダ
ルセンサと、シフトレバーのシフト位置を検出するシフ
ト位置センサと、車両の走行速度を検出する車速センサ
と、車両が曲がる方向を表示するウィンカの作動を検出
するウィンカセンサと、これらのセンサから得られる信
号に基づいて車両がクリープトルクの増加を必要とする
状態にあると判別されたときに、前記自動クラッチの係
合状態を制御してクリープトルクを増加させるクリープ
トルク制御手段とを備える。
生させることができる車両用自動クラッチの制御装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の車両用自動クラッチの制御装置
は、アクセルペダルの状態を検出するアクセルペダルセ
ンサと、ブレーキペダルの状態を検出するブレーキペダ
ルセンサと、シフトレバーのシフト位置を検出するシフ
ト位置センサと、車両の走行速度を検出する車速センサ
と、車両が曲がる方向を表示するウィンカの作動を検出
するウィンカセンサと、これらのセンサから得られる信
号に基づいて車両がクリープトルクの増加を必要とする
状態にあると判別されたときに、前記自動クラッチの係
合状態を制御してクリープトルクを増加させるクリープ
トルク制御手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンが
発生する駆動力を変速機に伝達するとともに、その係合
状態を電気的に制御可能な車両用自動クラッチの制御装
置に関し、より詳しくは、車両のクリープが必要とされ
る状況においてクリープを発生させることができる車両
用自動クラッチの制御装置に関する。
発生する駆動力を変速機に伝達するとともに、その係合
状態を電気的に制御可能な車両用自動クラッチの制御装
置に関し、より詳しくは、車両のクリープが必要とされ
る状況においてクリープを発生させることができる車両
用自動クラッチの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンが発生する駆動力
を変速機に伝達するために、種々のクラッチが用いられ
ているが、これらのクラッチのなかにはその係合状態を
電気的に制御できる自動クラッチがある。この自動クラ
ッチの一つに電磁クラッチがあるが、この電磁クラッチ
は、通電するクラッチ電流の大小によってその係合状態
を正確に制御できるという優れた特性を有し、エンジン
とベルト式無段変速機式とを接続するクラッチとして好
適に用いられている。
を変速機に伝達するために、種々のクラッチが用いられ
ているが、これらのクラッチのなかにはその係合状態を
電気的に制御できる自動クラッチがある。この自動クラ
ッチの一つに電磁クラッチがあるが、この電磁クラッチ
は、通電するクラッチ電流の大小によってその係合状態
を正確に制御できるという優れた特性を有し、エンジン
とベルト式無段変速機式とを接続するクラッチとして好
適に用いられている。
【0003】ところで、トルクコンバータ付きの自動変
速機を備えた車両においては、シフト位置を走行レンジ
とすると、車両がじりじりと前進するクリープ現象が発
生する。このため、信号待ち等で停止した際にはブレー
キペダルを踏み込んで車両の前進を防止する煩わしさが
あるものの、渋滞走行時や車庫入れ時等、超低速で進行
する必要がある際には、このクリープ現象は便利に活用
される。そこで、従来、電磁クラッチとベルト式無段変
速機とを組み合わせた車両においても、走行レンジを選
択するとクリープが発生するように電磁クラッチを制御
している。
速機を備えた車両においては、シフト位置を走行レンジ
とすると、車両がじりじりと前進するクリープ現象が発
生する。このため、信号待ち等で停止した際にはブレー
キペダルを踏み込んで車両の前進を防止する煩わしさが
あるものの、渋滞走行時や車庫入れ時等、超低速で進行
する必要がある際には、このクリープ現象は便利に活用
される。そこで、従来、電磁クラッチとベルト式無段変
速機とを組み合わせた車両においても、走行レンジを選
択するとクリープが発生するように電磁クラッチを制御
している。
【0004】しかしながら、クリープによる車両の前進
を防止するべくブレーキペダルを踏み込んでいる状態で
は、電磁クラッチがスリップ状態となって発熱したり、
駆動軸に負荷されるクリープトルクによってアイドリン
グ振動が悪化したりする。これにより、走行レンジが選
択されると常に一定のクリープトルクを発生させるので
はなく、ブレーキペダルが踏み込まれた際にはクリープ
トルクを減少させる技術が、特開平1−244930号
公報に記載されている。これに対して、特開昭62−4
6723号公報には、坂道等で車両が後ずさりしないよ
うに積極的にクリープを活用し、坂道発進を容易にする
技術が記載されている。
を防止するべくブレーキペダルを踏み込んでいる状態で
は、電磁クラッチがスリップ状態となって発熱したり、
駆動軸に負荷されるクリープトルクによってアイドリン
グ振動が悪化したりする。これにより、走行レンジが選
択されると常に一定のクリープトルクを発生させるので
はなく、ブレーキペダルが踏み込まれた際にはクリープ
トルクを減少させる技術が、特開平1−244930号
公報に記載されている。これに対して、特開昭62−4
6723号公報には、坂道等で車両が後ずさりしないよ
うに積極的にクリープを活用し、坂道発進を容易にする
技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平1−244930号公報に記載の技術は、ブレーキ
ペダルを踏み込んだ際にクリープトルクを減少させるも
のであって、クリープトルクをゼロにするものではない
から、車両を停止させるためにはブレーキペダルを踏み
続けなければならないという問題が生じる。
開平1−244930号公報に記載の技術は、ブレーキ
ペダルを踏み込んだ際にクリープトルクを減少させるも
のであって、クリープトルクをゼロにするものではない
から、車両を停止させるためにはブレーキペダルを踏み
続けなければならないという問題が生じる。
【0006】また、前記特開昭62−46723号公報
に記載された技術は、アクセルペダルおよびブレーキペ
ダルの両方が踏み込まれないときに、車両が坂道で後ず
さりしないように車速をゼロとするべくクリープトルク
を制御するものであるから、車庫入れの際にアクセルペ
ダルおよびブレーキペダルの両方から足を離すと、車両
が停止してしまうという問題が生じる。
に記載された技術は、アクセルペダルおよびブレーキペ
ダルの両方が踏み込まれないときに、車両が坂道で後ず
さりしないように車速をゼロとするべくクリープトルク
を制御するものであるから、車庫入れの際にアクセルペ
ダルおよびブレーキペダルの両方から足を離すと、車両
が停止してしまうという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、クリープを必要とする時に
のみクリープを発生させることができるようにして、自
動クラッチの発熱やアイドリング振動を低減させること
ができる車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
にある。
術が有する問題点を解消し、クリープを必要とする時に
のみクリープを発生させることができるようにして、自
動クラッチの発熱やアイドリング振動を低減させること
ができる車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用自動クラ
ッチの制御装置は、エンジンと変速機との間に介装さ
れ、かつ電気的にその係合状態を制御可能な車両用自動
クラッチの制御装置であって、アクセルペダルの状態を
検出するアクセルペダルセンサと、ブレーキペダルの状
態を検出するブレーキペダルセンサと、シフトレバーの
シフト位置を検出するシフト位置センサと、車両の走行
速度を検出する車速センサと、車両が曲がる方向を表示
するウィンカの作動を検出するウィンカセンサと、これ
らのセンサから得られる信号に基づいて車両がクリープ
トルクの増加を必要とする状態にあると判別されたとき
に、前記自動クラッチの係合状態を制御してクリープト
ルクを増加させるクリープトルク制御手段とを備える。
ッチの制御装置は、エンジンと変速機との間に介装さ
れ、かつ電気的にその係合状態を制御可能な車両用自動
クラッチの制御装置であって、アクセルペダルの状態を
検出するアクセルペダルセンサと、ブレーキペダルの状
態を検出するブレーキペダルセンサと、シフトレバーの
シフト位置を検出するシフト位置センサと、車両の走行
速度を検出する車速センサと、車両が曲がる方向を表示
するウィンカの作動を検出するウィンカセンサと、これ
らのセンサから得られる信号に基づいて車両がクリープ
トルクの増加を必要とする状態にあると判別されたとき
に、前記自動クラッチの係合状態を制御してクリープト
ルクを増加させるクリープトルク制御手段とを備える。
【0009】そして、前記クリープトルク制御手段は、
ブレーキペダルセンサによってブレーキペダルの操作が
確認されない状態下で、車速センサによって車速が所定
の値から減少してゼロとなったことが検出されると、ク
リープトルクを増加させる。これにより、例えば渋滞走
行で上り坂にさしかかった場合等には、ブレーキペダル
を操作することなく車両の後ずさりを防止することがで
きる。
ブレーキペダルセンサによってブレーキペダルの操作が
確認されない状態下で、車速センサによって車速が所定
の値から減少してゼロとなったことが検出されると、ク
リープトルクを増加させる。これにより、例えば渋滞走
行で上り坂にさしかかった場合等には、ブレーキペダル
を操作することなく車両の後ずさりを防止することがで
きる。
【0010】また、前記クリープトルク制御手段は、ブ
レーキペダルセンサによってブレーキペダルの操作が検
出されない状態下で、車速センサによって車速がゼロか
ら増加していることが検出されると、クリープトルクを
増加させる。これにより、坂道発進の場合等に車両の後
ずさりを防止することができる。
レーキペダルセンサによってブレーキペダルの操作が検
出されない状態下で、車速センサによって車速がゼロか
ら増加していることが検出されると、クリープトルクを
増加させる。これにより、坂道発進の場合等に車両の後
ずさりを防止することができる。
【0011】また、前記クリープトルク制御手段は、シ
フト位置センサによってシフトレバーが走行レンジ以外
のレンジから走行レンジにシフトされたことが検出され
ると、クリープトルクを増加させる。これにより、車両
を車庫入れする場合等には、ブレーキペダルの操作のみ
によって車速を制御することができるから、車庫入れを
容易に行うことができる。
フト位置センサによってシフトレバーが走行レンジ以外
のレンジから走行レンジにシフトされたことが検出され
ると、クリープトルクを増加させる。これにより、車両
を車庫入れする場合等には、ブレーキペダルの操作のみ
によって車速を制御することができるから、車庫入れを
容易に行うことができる。
【0012】また、前記クリープトルク制御手段は、ウ
ィンカセンサによってウィンカの作動が検出されると、
クリープトルクを増加させる。これにより、例えば交差
点を左折若しくは右折するべく他の車に追従して超低速
で前進する場合等には、ブレーキペダルの操作のみによ
って車速を制御することができ、他の車に追従する走行
を容易に行うことができる。
ィンカセンサによってウィンカの作動が検出されると、
クリープトルクを増加させる。これにより、例えば交差
点を左折若しくは右折するべく他の車に追従して超低速
で前進する場合等には、ブレーキペダルの操作のみによ
って車速を制御することができ、他の車に追従する走行
を容易に行うことができる。
【0013】なお、前記クリープトルク制御手段による
クリープトルクを増加する制御は、運転者がアクセルペ
ダルを踏み込むことによって車両を加速させる意志が表
されたとき、若しくは運転者がシフトレバーを走行レン
ジ以外のレンジにシフトさせることによって車両を停止
させる意志を表した時に解除されるようにし、車両がク
リープによって前進する際の車速の制御を、ブレーキペ
ダルの操作のみによって行うことができるようにする。
クリープトルクを増加する制御は、運転者がアクセルペ
ダルを踏み込むことによって車両を加速させる意志が表
されたとき、若しくは運転者がシフトレバーを走行レン
ジ以外のレンジにシフトさせることによって車両を停止
させる意志を表した時に解除されるようにし、車両がク
リープによって前進する際の車速の制御を、ブレーキペ
ダルの操作のみによって行うことができるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用自動ク
ラッチの制御装置の一実施形態を、図1乃至図10を参
照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明を適用す
る車両の駆動系を模式的に示した図、図2は図1中に示
した変速機電子制御ユニットのブロック図、図3乃至図
10はクリープトルク制御手段の動作を説明するフロー
チャート図である。
ラッチの制御装置の一実施形態を、図1乃至図10を参
照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明を適用す
る車両の駆動系を模式的に示した図、図2は図1中に示
した変速機電子制御ユニットのブロック図、図3乃至図
10はクリープトルク制御手段の動作を説明するフロー
チャート図である。
【0015】本実施形態の車両用自動クラッチの制御装
置は、エンジンとベルト式無段変速機との間に介装され
る電磁粉式クラッチを制御するものである。すなわち、
図1に示したように、エンジン1が発生する駆動力は、
電磁粉式クラッチ2を介してベルト式無段変速機3に伝
達される。この電磁粉式クラッチ2は公知のもので、電
磁コイル2aに通電するクラッチ電流の大きさを制御す
ることによって、クラッチの係合度合いを制御できるよ
うにされている。前記ベルト式無段変速機3もまた公知
のもので、前後進切換用の歯車機構4と、ブライマリプ
ーリ5とセカンダリプーリ6、およびこれらのプーリ
5,6間に巻き回された無端状ベルト7とを有してい
る。そして、ブライマリプーリ5およびセカンダリプー
リ6の有効径を油圧制御によって変化させることによ
り、変速比を変える構成とされている。そして、前記ベ
ルト式無段変速機3によって変速された駆動力は、ディ
ファレンシャルギヤ8を介して、左右一対の駆動輪9に
伝達される。
置は、エンジンとベルト式無段変速機との間に介装され
る電磁粉式クラッチを制御するものである。すなわち、
図1に示したように、エンジン1が発生する駆動力は、
電磁粉式クラッチ2を介してベルト式無段変速機3に伝
達される。この電磁粉式クラッチ2は公知のもので、電
磁コイル2aに通電するクラッチ電流の大きさを制御す
ることによって、クラッチの係合度合いを制御できるよ
うにされている。前記ベルト式無段変速機3もまた公知
のもので、前後進切換用の歯車機構4と、ブライマリプ
ーリ5とセカンダリプーリ6、およびこれらのプーリ
5,6間に巻き回された無端状ベルト7とを有してい
る。そして、ブライマリプーリ5およびセカンダリプー
リ6の有効径を油圧制御によって変化させることによ
り、変速比を変える構成とされている。そして、前記ベ
ルト式無段変速機3によって変速された駆動力は、ディ
ファレンシャルギヤ8を介して、左右一対の駆動輪9に
伝達される。
【0016】一方、前記エンジン1の作動を制御するた
めにエンジン電子制御ユニット10が設けられている。
このエンジン電子制御ユニット10は、エンジン1のス
ロットル開度や燃料噴射量若しくは点火時期等を制御す
ることにより、エンジン1が発生する駆動トルクの大き
さを変化できるようになっている。
めにエンジン電子制御ユニット10が設けられている。
このエンジン電子制御ユニット10は、エンジン1のス
ロットル開度や燃料噴射量若しくは点火時期等を制御す
ることにより、エンジン1が発生する駆動トルクの大き
さを変化できるようになっている。
【0017】また、前記ベルト式無段変速機3の作動を
制御するために、変速機電子制御ユニット20が設けら
れている。そして、この変速機電子制御ユニット20に
よって制御される変速機油圧制御機構21からプライマ
リプーリ5およびセカンダリプーリ6に制御油圧を供給
し、これらのプーリ5,6の有効径を変化させてベルト
式無段変速機3の変速比を変える構成とされている。ま
た、変速機電子制御ユニット20には、エンジン1に取
り付けられたエンジン回転数センサ22およびスロット
ル開度センサ23、さらにセカンダリプーリ6の回転数
を検出するセカンダリプーリ回転数センサ24と、アク
セルペダルAが踏込まれているか否かを検出するアクセ
ルペダルスイッチ25、ブレーキペダルBが踏込まれて
いるか否かを検出するアクセルペダルスイッチ26、シ
フトレバーSのシフト位置を検出するシフト位置センサ
27、車両が曲がる方向を表示するウィンカのレバーW
が操作されているか否かを検出するウィンカスイッチ2
8がそれぞれ接続されている。
制御するために、変速機電子制御ユニット20が設けら
れている。そして、この変速機電子制御ユニット20に
よって制御される変速機油圧制御機構21からプライマ
リプーリ5およびセカンダリプーリ6に制御油圧を供給
し、これらのプーリ5,6の有効径を変化させてベルト
式無段変速機3の変速比を変える構成とされている。ま
た、変速機電子制御ユニット20には、エンジン1に取
り付けられたエンジン回転数センサ22およびスロット
ル開度センサ23、さらにセカンダリプーリ6の回転数
を検出するセカンダリプーリ回転数センサ24と、アク
セルペダルAが踏込まれているか否かを検出するアクセ
ルペダルスイッチ25、ブレーキペダルBが踏込まれて
いるか否かを検出するアクセルペダルスイッチ26、シ
フトレバーSのシフト位置を検出するシフト位置センサ
27、車両が曲がる方向を表示するウィンカのレバーW
が操作されているか否かを検出するウィンカスイッチ2
8がそれぞれ接続されている。
【0018】また、前記変速機電子制御ユニット20
は、図2に示したように、電磁粉式クラッチ2の作動を
制御する際の制御モードを判定する制御モード判別手段
31を有している。この制御モード判別手段31は、前
述した各センサから得られるエンジン回転数、セカンダ
リプーリ回転数(車速)、アクセルペダルAの作動状態
(踏込または開放)、シフト位置を表す信号、図示され
ない制御マップに基づいて、逆励磁モード、発進モー
ド、ドラッグモード、直結モード、開放モードのいずれ
かの制御モードの一つを選択する。
は、図2に示したように、電磁粉式クラッチ2の作動を
制御する際の制御モードを判定する制御モード判別手段
31を有している。この制御モード判別手段31は、前
述した各センサから得られるエンジン回転数、セカンダ
リプーリ回転数(車速)、アクセルペダルAの作動状態
(踏込または開放)、シフト位置を表す信号、図示され
ない制御マップに基づいて、逆励磁モード、発進モー
ド、ドラッグモード、直結モード、開放モードのいずれ
かの制御モードの一つを選択する。
【0019】さらに、変速機電子制御ユニット20は、
前記制御モード判別手段31によって選択された制御モ
ードに応じて電磁粉式クラッチ2に通電するクラッチ電
流の特性を設定する、逆励磁モード電流設定手段32、
発進モード電流設定手段33、ドラッグモード電流設定
手段34、直結モード電流設定手段35、開放モード電
流設定手段36を有している。そして、これらの電流設
定手段によって特性が設定されたクラッチ電流は、クラ
ッチ電流制御手段37、クラッチ電流補正手段38を介
して電磁粉式クラッチ2に通電される。なお、各制御モ
ードの内容と、前記制御モード判別手段31、前記各電
流設定手段32,33,34,35,36、およびクラ
ッチ電流制御手段37の動作については、本願出願人の
先願に係る特開平3−140635号公報等に詳述され
ているので、ここでは説明を省略する。
前記制御モード判別手段31によって選択された制御モ
ードに応じて電磁粉式クラッチ2に通電するクラッチ電
流の特性を設定する、逆励磁モード電流設定手段32、
発進モード電流設定手段33、ドラッグモード電流設定
手段34、直結モード電流設定手段35、開放モード電
流設定手段36を有している。そして、これらの電流設
定手段によって特性が設定されたクラッチ電流は、クラ
ッチ電流制御手段37、クラッチ電流補正手段38を介
して電磁粉式クラッチ2に通電される。なお、各制御モ
ードの内容と、前記制御モード判別手段31、前記各電
流設定手段32,33,34,35,36、およびクラ
ッチ電流制御手段37の動作については、本願出願人の
先願に係る特開平3−140635号公報等に詳述され
ているので、ここでは説明を省略する。
【0020】さらに前記変速機電子制御ユニット20
は、車両をクリープさせるクリープトルクの大きさを制
御する、クリープトルク制御手段40を備えている。図
2に示したように、前記クリープトルク制御手段40に
はセカンダリプーリ回転数センサ24から得られる車速
信号と、アクセルペダルスイッチ25から得られるアク
セルペダルAが踏み込まれているか否かを表す信号と、
ブレーキペダルスイッチ26から得られるブレーキペダ
ルBが踏み込まれているか否かを表す信号と、シフト位
置センサ27から得られるシフト位置信号と、ウィンカ
スイッチ28から得られるウィンカレバーWが操作され
たか否かを表す信号とが入力する。
は、車両をクリープさせるクリープトルクの大きさを制
御する、クリープトルク制御手段40を備えている。図
2に示したように、前記クリープトルク制御手段40に
はセカンダリプーリ回転数センサ24から得られる車速
信号と、アクセルペダルスイッチ25から得られるアク
セルペダルAが踏み込まれているか否かを表す信号と、
ブレーキペダルスイッチ26から得られるブレーキペダ
ルBが踏み込まれているか否かを表す信号と、シフト位
置センサ27から得られるシフト位置信号と、ウィンカ
スイッチ28から得られるウィンカレバーWが操作され
たか否かを表す信号とが入力する。
【0021】前記クリープトルク制御手段40は、各検
出手段24,25,26,27,28から得られる情報
に基づいて車両の状態即ち、クリープトルクを必要とす
る運転状態を判別し、クリープトルクの大きさを制御す
る。そして、クリープトルク制御手段40は、クリープ
トルク制御信号を前記クラッチ電流補正手段38に出力
することにより電磁粉式クラッチ2に通電するクラッチ
電流の値を制御し、電磁粉式クラッチ2のスリップ状態
すなわちクリープトルクを制御する。
出手段24,25,26,27,28から得られる情報
に基づいて車両の状態即ち、クリープトルクを必要とす
る運転状態を判別し、クリープトルクの大きさを制御す
る。そして、クリープトルク制御手段40は、クリープ
トルク制御信号を前記クラッチ電流補正手段38に出力
することにより電磁粉式クラッチ2に通電するクラッチ
電流の値を制御し、電磁粉式クラッチ2のスリップ状態
すなわちクリープトルクを制御する。
【0022】次に、前記クリープトルク制御手段40の
動作について、図3乃至図10に示したフローチャート
図を参照して説明する。
動作について、図3乃至図10に示したフローチャート
図を参照して説明する。
【0023】第1実施形態 本第1実施形態では、ブレーキペダルが踏み込まれない
状態で車両が停止した場合におけるクリープトルク制御
手段40の動作について説明する。例えば渋滞走行の途
中で上り坂にさしかかった時には、ヒルホールド機能、
すなわち運転者がブレーキペダルを踏まなくとも車両が
後ずさりしないように維持する機能が自動的に作動する
と便利である。そこで、クリープトルク制御手段40
は、図3に示したフローチャート図にしたがった動作を
行う。
状態で車両が停止した場合におけるクリープトルク制御
手段40の動作について説明する。例えば渋滞走行の途
中で上り坂にさしかかった時には、ヒルホールド機能、
すなわち運転者がブレーキペダルを踏まなくとも車両が
後ずさりしないように維持する機能が自動的に作動する
と便利である。そこで、クリープトルク制御手段40
は、図3に示したフローチャート図にしたがった動作を
行う。
【0024】図3に示したクリープトルク制御開始ルー
チンは、一定時間毎に繰り返して実行されるルーチン
で、まずステップ(以下、Sと表す)11において、前
記セカンダリプーリ回転数センサ24から得られる車両
の走行速度が所定値V1以下であるか否かを判別する。
判別結果がNOの場合にはS12に進み、車速が所定値
V1を越えていることを表すフラグ「FVW1」をセッ
トする。判別結果がYESの場合、すなわち車速が所定
車速V1以下である場合にはS13に進み、前記ブレー
キペダルスイッチ26から得られる信号に基づいてブレ
ーキペダルの操作状態を確認する。ブレーキペダルが踏
み込まれている場合にはS14に進み、クリープトルク
制御の開始を指示するフラグ「FCREEP1」がセッ
トされているか否かを確認する。前記フラグ「FCRE
EP1」がセットされている場合は、S15に進んでフ
ラグ「FCREEP1」をリセットし、クリープトルク
制御を解除した後にリターンに戻る。S14でフラグ
「FCREEP1」がセットされていない場合はそのま
まリターンに戻る。
チンは、一定時間毎に繰り返して実行されるルーチン
で、まずステップ(以下、Sと表す)11において、前
記セカンダリプーリ回転数センサ24から得られる車両
の走行速度が所定値V1以下であるか否かを判別する。
判別結果がNOの場合にはS12に進み、車速が所定値
V1を越えていることを表すフラグ「FVW1」をセッ
トする。判別結果がYESの場合、すなわち車速が所定
車速V1以下である場合にはS13に進み、前記ブレー
キペダルスイッチ26から得られる信号に基づいてブレ
ーキペダルの操作状態を確認する。ブレーキペダルが踏
み込まれている場合にはS14に進み、クリープトルク
制御の開始を指示するフラグ「FCREEP1」がセッ
トされているか否かを確認する。前記フラグ「FCRE
EP1」がセットされている場合は、S15に進んでフ
ラグ「FCREEP1」をリセットし、クリープトルク
制御を解除した後にリターンに戻る。S14でフラグ
「FCREEP1」がセットされていない場合はそのま
まリターンに戻る。
【0025】一方、S13においてブレーキペダルが踏
み込まれていないことが確認されると、S12をスキッ
プしてS16に進み、車速がゼロであるか否かを確認す
る。車速がゼロであることが確認されると、S17に進
んでフラグ「FVW1」がセットされているか否かを確
認する。S17においてフラグ「FVW1」がセットさ
れている場合は、車速が所定値V1以上の状態からブレ
ーキペダルが踏まれない状態で車速がゼロとなった場合
であるから、S18に進んでフラグ「FVW1」をリセ
ットした後、S19においてクリープトルク制御の開始
を指示するフラグ「FCREEP1」をセットする。こ
れに対して、S16およびS17において判別結果がN
Oである場合には、そのままリターンに復帰する。
み込まれていないことが確認されると、S12をスキッ
プしてS16に進み、車速がゼロであるか否かを確認す
る。車速がゼロであることが確認されると、S17に進
んでフラグ「FVW1」がセットされているか否かを確
認する。S17においてフラグ「FVW1」がセットさ
れている場合は、車速が所定値V1以上の状態からブレ
ーキペダルが踏まれない状態で車速がゼロとなった場合
であるから、S18に進んでフラグ「FVW1」をリセ
ットした後、S19においてクリープトルク制御の開始
を指示するフラグ「FCREEP1」をセットする。こ
れに対して、S16およびS17において判別結果がN
Oである場合には、そのままリターンに復帰する。
【0026】図3に示したクリープトルク制御開始ルー
チンにおいて、クリープトルク制御の開始を指示するフ
ラグ「FCREEP1」がセットされると、クリープト
ルク制御手段40はクリープトルクを増加させる制御を
開始する。これにより、前記クラッチ電流補正手段38
から電磁粉式クラッチ2に通電されるクラッチ電流が増
加し、電磁粉式クラッチ2の係合度合いが強められる。
したがって、車両のクリープ力が強められるので、運転
者がブレーキペダルを踏み込まなくても車両は坂道を後
ずさりすることがない。
チンにおいて、クリープトルク制御の開始を指示するフ
ラグ「FCREEP1」がセットされると、クリープト
ルク制御手段40はクリープトルクを増加させる制御を
開始する。これにより、前記クラッチ電流補正手段38
から電磁粉式クラッチ2に通電されるクラッチ電流が増
加し、電磁粉式クラッチ2の係合度合いが強められる。
したがって、車両のクリープ力が強められるので、運転
者がブレーキペダルを踏み込まなくても車両は坂道を後
ずさりすることがない。
【0027】一方、クリープトルク制御が開始される
と、図4のフローチャート図に基づいたクリープトルク
制御解除ルーチンが開始される。そして、S21におい
て、アクセルペダルスイッチ25から得られる信号に基
づきアクセルペダルの踏み込みが確認された場合、すな
わち車両の運転者が車両を加速させる意志を表した場合
にはS22に進んでフラグ「FCREEP1」をリセッ
トし、クリープトルクを増加させる制御を解除する。ま
た、アクセルペダルが踏み込まれることなくシフトレバ
ーがP(パーキング)若しくはN(ニュートラル)ポジ
ション等の走行レンジ以外のレンジにシフトされ、車両
の運転者が車両を停止させる意志を表したことがS23
で判別されると、同じくS22に進んでフラグ「FCR
EEP1」をリセットし、クリープトルクを増加させる
制御を解除する。
と、図4のフローチャート図に基づいたクリープトルク
制御解除ルーチンが開始される。そして、S21におい
て、アクセルペダルスイッチ25から得られる信号に基
づきアクセルペダルの踏み込みが確認された場合、すな
わち車両の運転者が車両を加速させる意志を表した場合
にはS22に進んでフラグ「FCREEP1」をリセッ
トし、クリープトルクを増加させる制御を解除する。ま
た、アクセルペダルが踏み込まれることなくシフトレバ
ーがP(パーキング)若しくはN(ニュートラル)ポジ
ション等の走行レンジ以外のレンジにシフトされ、車両
の運転者が車両を停止させる意志を表したことがS23
で判別されると、同じくS22に進んでフラグ「FCR
EEP1」をリセットし、クリープトルクを増加させる
制御を解除する。
【0028】すなわち、本第1実施形態の自動クラッチ
制御装置によれば、ブレーキペダルが踏み込まれること
なく車速が所定値V1から低下しゼロとなったことが確
認されると、クリープトルクを増加する制御が開始され
る。これにより、例えば渋滞走行の途中で上り坂にさし
かかって停止した時には、ヒルホールド機能、すなわち
運転者がブレーキペダルを踏まなくとも車両が後ずさり
しないように維持する機能が働くので、再発進の操作が
極めて容易となる。なお、クリープトルク制御が開始さ
れたことによって車速が増加した場合には、クリープト
ルクを減少させるなど、次の段階の制御を開始できるこ
とは言うまでもない。
制御装置によれば、ブレーキペダルが踏み込まれること
なく車速が所定値V1から低下しゼロとなったことが確
認されると、クリープトルクを増加する制御が開始され
る。これにより、例えば渋滞走行の途中で上り坂にさし
かかって停止した時には、ヒルホールド機能、すなわち
運転者がブレーキペダルを踏まなくとも車両が後ずさり
しないように維持する機能が働くので、再発進の操作が
極めて容易となる。なお、クリープトルク制御が開始さ
れたことによって車速が増加した場合には、クリープト
ルクを減少させるなど、次の段階の制御を開始できるこ
とは言うまでもない。
【0029】第2実施形態 次に、登坂路の途中でブレーキペダルを踏んで停止して
いる車両を発進させるべく、運転者がブレーキペダルか
ら足を離した際に、車両が後ずさりしないようにクリー
プトルクを増加する制御について、図5に示したフロー
チャート図を参照して説明する。
いる車両を発進させるべく、運転者がブレーキペダルか
ら足を離した際に、車両が後ずさりしないようにクリー
プトルクを増加する制御について、図5に示したフロー
チャート図を参照して説明する。
【0030】図5に示したクリープトルク制御開始ルー
チンは、一定時間毎に繰り返して実行されるルーチンで
ある。そして、そのS31においては、まずクリープト
ルクを増加する制御を開始する何らかのフラグ、例えば
上述した第1実施形態における「FCREEP1」等の
フラグ「FCREEP」がセットされているか否かが判
別される。判別結果がYESの場合にはすでにクリープ
トルク制御が実行されているのでS32に進み、車速が
ゼロとなったことを表すフラグ「FVW2」をリセット
してリターンに復帰する。判別結果がNOの場合にはS
33に進む。S33においては、車速がゼロとなってい
るか否かが判別される。判別結果がYESの場合はS3
4に進んで前記フラグ「FVW2」をセットし、リター
ンに戻る。これに対して、車速がゼロでない場合はS3
5に進み、アクセルペダルが踏み込まれているか否かが
判別される。
チンは、一定時間毎に繰り返して実行されるルーチンで
ある。そして、そのS31においては、まずクリープト
ルクを増加する制御を開始する何らかのフラグ、例えば
上述した第1実施形態における「FCREEP1」等の
フラグ「FCREEP」がセットされているか否かが判
別される。判別結果がYESの場合にはすでにクリープ
トルク制御が実行されているのでS32に進み、車速が
ゼロとなったことを表すフラグ「FVW2」をリセット
してリターンに復帰する。判別結果がNOの場合にはS
33に進む。S33においては、車速がゼロとなってい
るか否かが判別される。判別結果がYESの場合はS3
4に進んで前記フラグ「FVW2」をセットし、リター
ンに戻る。これに対して、車速がゼロでない場合はS3
5に進み、アクセルペダルが踏み込まれているか否かが
判別される。
【0031】S35においてアクセルペダルが踏み込ま
れていると判別される場合は、車両の運転者が車両を再
発進させようとしている場合であるから、S36に進ん
でフラグ「FVW2」をリセットしリターンに戻る。こ
れに対して、アクセルペダルが踏み込まれていない場合
には、S37に進んでフラグ「FVW2」がセットされ
ているか否かを判別する。S37においてフラグ「FV
W2」がセットされている場合とは、車両が停止してい
た後に車速がゼロ以外となった場合、例えば登坂中に停
止した後に後ずさりしている場合とみなすことができ
る。そこで、S38に進んでブレーキペダルが踏み込ま
れているか否かを判別する。ブレーキペダルが踏み込ま
れている場合は運転者が車両を停止させようとしている
場合であるからリターンに戻る。これに対して、S38
においてブレーキペダルが踏み込まれていない場合には
クリープトルクを増加する制御の開始を指示するフラグ
「FCREEP2」をセットする。なお、前記フラグ
「FCREEP2」の解除は、図4に示したクリープト
ルク制御解除ルーチンと同一の処理によって行われる。
れていると判別される場合は、車両の運転者が車両を再
発進させようとしている場合であるから、S36に進ん
でフラグ「FVW2」をリセットしリターンに戻る。こ
れに対して、アクセルペダルが踏み込まれていない場合
には、S37に進んでフラグ「FVW2」がセットされ
ているか否かを判別する。S37においてフラグ「FV
W2」がセットされている場合とは、車両が停止してい
た後に車速がゼロ以外となった場合、例えば登坂中に停
止した後に後ずさりしている場合とみなすことができ
る。そこで、S38に進んでブレーキペダルが踏み込ま
れているか否かを判別する。ブレーキペダルが踏み込ま
れている場合は運転者が車両を停止させようとしている
場合であるからリターンに戻る。これに対して、S38
においてブレーキペダルが踏み込まれていない場合には
クリープトルクを増加する制御の開始を指示するフラグ
「FCREEP2」をセットする。なお、前記フラグ
「FCREEP2」の解除は、図4に示したクリープト
ルク制御解除ルーチンと同一の処理によって行われる。
【0032】すなわち、本第2実施形態における車両用
自動クラッチの制御装置によれば、例えば登坂中に停止
した車両を再発進させようとしてブレーキペダルから足
を離し、かつ車両が後ずさりし始めた場合等に即座にク
リープトルクを増加させることができるので、車両の後
ずさりを確実に防止することができるとともに、車両の
再発進操作を容易ものとすることができる。
自動クラッチの制御装置によれば、例えば登坂中に停止
した車両を再発進させようとしてブレーキペダルから足
を離し、かつ車両が後ずさりし始めた場合等に即座にク
リープトルクを増加させることができるので、車両の後
ずさりを確実に防止することができるとともに、車両の
再発進操作を容易ものとすることができる。
【0033】第3実施形態 次に、クリープトルクを増加させることにより車庫入れ
を容易にする実施形態について、図6および図7に示し
たフローチャート図を参照して説明する。
を容易にする実施形態について、図6および図7に示し
たフローチャート図を参照して説明する。
【0034】図6に示したクリープトルク制御開始ルー
チンは、一定時間毎に繰り返して実行される。まず、S
41においてはシフト位置センサ27から得られる信号
に基づいて、シフト位置が走行レンジにあるか否かが判
別される。そして、シフト位置が走行レンジ以外、すな
わちPレンジ若しくはNレンジが選択されている場合に
は、走行レンジ以外のレンジが選択されたことを表すフ
ラグ「FRANGE」をセットした後、リターンに戻
る。これに対して、走行レンジが選択されている場合に
はS43に進み、前記フラグ「FRANGE」が選択さ
れているか否かが判別される。
チンは、一定時間毎に繰り返して実行される。まず、S
41においてはシフト位置センサ27から得られる信号
に基づいて、シフト位置が走行レンジにあるか否かが判
別される。そして、シフト位置が走行レンジ以外、すな
わちPレンジ若しくはNレンジが選択されている場合に
は、走行レンジ以外のレンジが選択されたことを表すフ
ラグ「FRANGE」をセットした後、リターンに戻
る。これに対して、走行レンジが選択されている場合に
はS43に進み、前記フラグ「FRANGE」が選択さ
れているか否かが判別される。
【0035】S43においてフラグ「FRANGE」が
セットされている場合は、シフト位置が走行レンジ以外
から走行レンジに変更された場合であるから、車両が車
庫入れ状態にあるとみなすことができる。したがって、
S44においてクリープトルクを増加する制御の開始を
指示するフラグ「FCREEP3」をセットする。これ
に対して、S43においてフラグ「FRANGE」がセ
ットされていない場合にはリターンに戻る。
セットされている場合は、シフト位置が走行レンジ以外
から走行レンジに変更された場合であるから、車両が車
庫入れ状態にあるとみなすことができる。したがって、
S44においてクリープトルクを増加する制御の開始を
指示するフラグ「FCREEP3」をセットする。これ
に対して、S43においてフラグ「FRANGE」がセ
ットされていない場合にはリターンに戻る。
【0036】一方、クリープトルク制御の開始を指示す
るフラグ「FCREEP3」がセットされると、図7に
示したクリープトルク制御解除ルーチンが開始される。
そして、S51においてアクセルペダルの踏み込みが判
別された場合は、運転者が車両を加速させようとする意
志の現れであるから、S52においてフラグ「FRAN
GE」をリセットし、次いでS53でフラグ「FCRE
EP3」をリセットすることによりクリープトルクを増
加する制御を解除する。
るフラグ「FCREEP3」がセットされると、図7に
示したクリープトルク制御解除ルーチンが開始される。
そして、S51においてアクセルペダルの踏み込みが判
別された場合は、運転者が車両を加速させようとする意
志の現れであるから、S52においてフラグ「FRAN
GE」をリセットし、次いでS53でフラグ「FCRE
EP3」をリセットすることによりクリープトルクを増
加する制御を解除する。
【0037】すなわち、本第3実施形態の自動クラッチ
制御装置は、シフトレバーが走行レンジ以外のレンジか
ら走行レンジにシフトされると、車両が車庫入れ状態に
あると判断し、アクセルペダルが踏み込まれて運転者が
加速の意志を表すまでクリープトルクを増加補正する。
これにより、運転者はブレーキペダルの操作のみによっ
て車両の速度を制御することができ、車庫入れ操作を極
めて容易に行うことができる。
制御装置は、シフトレバーが走行レンジ以外のレンジか
ら走行レンジにシフトされると、車両が車庫入れ状態に
あると判断し、アクセルペダルが踏み込まれて運転者が
加速の意志を表すまでクリープトルクを増加補正する。
これにより、運転者はブレーキペダルの操作のみによっ
て車両の速度を制御することができ、車庫入れ操作を極
めて容易に行うことができる。
【0038】第4実施形態 次に、車両が交差点を左折若しくは右折する際に、他の
車両に追従して超低速で前進する際にクリープトルクを
増加する実施形態について、図8および図9を参照して
説明する。
車両に追従して超低速で前進する際にクリープトルクを
増加する実施形態について、図8および図9を参照して
説明する。
【0039】図8に示したクリープトルク制御開始ルー
チンは、一定時間毎に繰り返して実行される。まず、S
61においては前記ウィンカスイッチ28から得られる
信号に基づいて、ウィンカレバーWが操作されているか
否かを判別する。そして、ウィンカレバーWが操作され
ていることが確認されると、S62おいてクリープトル
クを増加する制御を開始するフラグ「FCREEP4」
をセットする。
チンは、一定時間毎に繰り返して実行される。まず、S
61においては前記ウィンカスイッチ28から得られる
信号に基づいて、ウィンカレバーWが操作されているか
否かを判別する。そして、ウィンカレバーWが操作され
ていることが確認されると、S62おいてクリープトル
クを増加する制御を開始するフラグ「FCREEP4」
をセットする。
【0040】一方、クリープトルク増加制御の開始を指
示するフラグ「FCREEP4」がセットされると、図
9に示したクリープトルク制御解除ルーチンが開始され
る。そして、S71においてアクセルペダルの踏み込み
が確認され、運転者が車両を加速させる意志を表した場
合、若しくはS72において走行レンジ以外のシフト位
置P(パーキング)若しくはN(ニュートラル)が選択
され、運転者が車両を停止させる意志を表した場合に
は、S73においてフラグ「FCREEP4」をリセッ
トし、クリープトルクを増加する制御を解除する。
示するフラグ「FCREEP4」がセットされると、図
9に示したクリープトルク制御解除ルーチンが開始され
る。そして、S71においてアクセルペダルの踏み込み
が確認され、運転者が車両を加速させる意志を表した場
合、若しくはS72において走行レンジ以外のシフト位
置P(パーキング)若しくはN(ニュートラル)が選択
され、運転者が車両を停止させる意志を表した場合に
は、S73においてフラグ「FCREEP4」をリセッ
トし、クリープトルクを増加する制御を解除する。
【0041】すなわち、本第4実施形態による車両用自
動クラッチの制御装置は、ウィンカが作動していること
を判別すると、車両が交差点を左折若しくは右折するも
のとみなしてクリープトルクを増加する制御を開始す
る。これにより、前方の車に追従して超低速で前進する
際にはブレーキペダルの操作によって車速を制御できる
ので、運転者の負担を軽減することができる。
動クラッチの制御装置は、ウィンカが作動していること
を判別すると、車両が交差点を左折若しくは右折するも
のとみなしてクリープトルクを増加する制御を開始す
る。これにより、前方の車に追従して超低速で前進する
際にはブレーキペダルの操作によって車速を制御できる
ので、運転者の負担を軽減することができる。
【0042】以上、第1実施形態乃至第4実施形態を例
にとってクリープトルクを増加する制御について説明し
たが、クリープトルク制御を行う際には図10に示した
ようにクラッチ電流を変化させる。すなわち、時刻T0
においてクリープトルク制御が開始されるまでは、前述
したように電磁粉式クラッチ2にドラッグ電流を通電し
て各部のガタを詰める。そして、時刻T0でクリープト
ルク制御が開始されると、必要とするクリープトルクに
相当するクラッチ電流までクラッチ電流を徐々に増加さ
せる。このとき、車両の後ずさりを防止することを目的
としてクリープトルクを増加する制御を行う場合にはク
ラッチ電流を急激に立ち上げるが、車庫入れを容易にす
ることを目的としてクリープトルクを増加させる場合に
は、クラッチ電流をゆっくりと増加させる等、クリープ
トルクを増加する制御の目的に合わせてクラッチ電流の
増加率を変更することが好ましい。
にとってクリープトルクを増加する制御について説明し
たが、クリープトルク制御を行う際には図10に示した
ようにクラッチ電流を変化させる。すなわち、時刻T0
においてクリープトルク制御が開始されるまでは、前述
したように電磁粉式クラッチ2にドラッグ電流を通電し
て各部のガタを詰める。そして、時刻T0でクリープト
ルク制御が開始されると、必要とするクリープトルクに
相当するクラッチ電流までクラッチ電流を徐々に増加さ
せる。このとき、車両の後ずさりを防止することを目的
としてクリープトルクを増加する制御を行う場合にはク
ラッチ電流を急激に立ち上げるが、車庫入れを容易にす
ることを目的としてクリープトルクを増加させる場合に
は、クラッチ電流をゆっくりと増加させる等、クリープ
トルクを増加する制御の目的に合わせてクラッチ電流の
増加率を変更することが好ましい。
【0043】以上、本発明による車両用自動クラッチの
制御装置の各実施形態について詳しく説明したが、本発
明は上述した実施形態によって限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例
えば、上述した実施形態においては、アクセルペダルの
状態をアクセルペダルスイッチによって検出し、運転者
がアクセルペダルを踏み込んだときは運転者が車両を加
速させようとする意志を表したとみなしているが、エン
ジンのスロットル開度や吸入管負圧等を検出することに
より、運転者の意志を判別することができることは言う
までもない。また、ブレーキペダル操作の検出について
も、ブレーキ圧センサにより検出してもよい。
制御装置の各実施形態について詳しく説明したが、本発
明は上述した実施形態によって限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例
えば、上述した実施形態においては、アクセルペダルの
状態をアクセルペダルスイッチによって検出し、運転者
がアクセルペダルを踏み込んだときは運転者が車両を加
速させようとする意志を表したとみなしているが、エン
ジンのスロットル開度や吸入管負圧等を検出することに
より、運転者の意志を判別することができることは言う
までもない。また、ブレーキペダル操作の検出について
も、ブレーキ圧センサにより検出してもよい。
【0044】また、上述した各実施形態においては、車
両用自動クラッチの一例として電磁粉式クラッチを取り
上げているが、これを電磁アクチュエータによって作動
させられる乾式単板クラッチ、あるいは電磁バルブによ
ってデューティ制御される油圧ピストンを備えた湿式多
板クラッチ等、他の形式の自動クラッチにも適用するこ
とができることはいうまでもない。
両用自動クラッチの一例として電磁粉式クラッチを取り
上げているが、これを電磁アクチュエータによって作動
させられる乾式単板クラッチ、あるいは電磁バルブによ
ってデューティ制御される油圧ピストンを備えた湿式多
板クラッチ等、他の形式の自動クラッチにも適用するこ
とができることはいうまでもない。
【0045】また、エンジンと変速機との間に介装され
るクラッチに限らず、車両の駆動系に介装されるクラッ
チとして、例えばFF走行と4WD走行とを切り換える
クラッチや、ディファレンシャルギヤの差動制限に用い
るクラッチに適用することもできる。
るクラッチに限らず、車両の駆動系に介装されるクラッ
チとして、例えばFF走行と4WD走行とを切り換える
クラッチや、ディファレンシャルギヤの差動制限に用い
るクラッチに適用することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用自動クラッチの制御装置は、各センサから得ら
れた情報に基づいて車両がクリープトルクの増加を必要
とする状態を確実に判別し、クリープトルクを増加させ
るものである。これにより、クリープトルクを増加させ
るために自動クラッチをスリップ状態とする頻度を低減
させ、自動クラッチの発熱を防止してクラッチトルクの
低下を防止することができるとともに、自動クラッチの
耐久性を向上させることができる。また、車両がクリー
プトルクの増加を必要とするときにクリープトルクを増
加させることにより、アクセルペダルやブレーキペダル
の踏み込み操作を軽減して運転者の肉体的負担を減少さ
せることができる。また、これとは反対に、ブレーキペ
ダルが踏まれて車両が停止した場合には、クリープトル
クを増加する制御が行われないので、車両を停止させる
ためにブレーキペダルを踏み続ける必要がなく、また駆
動軸にクリープトルクが負荷されることに起因して生じ
るアイドリング振動が発生することもない。
の車両用自動クラッチの制御装置は、各センサから得ら
れた情報に基づいて車両がクリープトルクの増加を必要
とする状態を確実に判別し、クリープトルクを増加させ
るものである。これにより、クリープトルクを増加させ
るために自動クラッチをスリップ状態とする頻度を低減
させ、自動クラッチの発熱を防止してクラッチトルクの
低下を防止することができるとともに、自動クラッチの
耐久性を向上させることができる。また、車両がクリー
プトルクの増加を必要とするときにクリープトルクを増
加させることにより、アクセルペダルやブレーキペダル
の踏み込み操作を軽減して運転者の肉体的負担を減少さ
せることができる。また、これとは反対に、ブレーキペ
ダルが踏まれて車両が停止した場合には、クリープトル
クを増加する制御が行われないので、車両を停止させる
ためにブレーキペダルを踏み続ける必要がなく、また駆
動軸にクリープトルクが負荷されることに起因して生じ
るアイドリング振動が発生することもない。
【図1】本発明を適用する車両の駆動系を模式的に示し
た図。
た図。
【図2】図1中に示した変速機電子制御ユニットのブロ
ック図。
ック図。
【図3】第1実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図4】第1実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図5】第2実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図6】第3実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図7】第3実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図8】第4実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図9】第4実施形態の車両用自動クラッチの制御装置
の作動を説明するフローチャート図。
の作動を説明するフローチャート図。
【図10】クリープトルクが増加する際のクラッチ電流
の変化を示したグラフ図。
の変化を示したグラフ図。
1 エンジン 2 電磁粉式クラッチ 3 ベルト式無段変速機 4 前後進切換機構 5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ 7 ベルト 8 ディファレンシャルギヤ 9 駆動輪 10 エンジン電子制御ユニット 20 変速機電子制御ユニット 21 変速機油圧制御機構 22 エンジン回転数センサ 23 スロットル開度センサ 24 セカンダリプーリ回転数センサ 25 アクセルペダルスイッチ 26 ブレーキペダルスイッチ 27 シフト位置センサ 28 ウィンカスイッチ 31 制御モード判別手段 32 逆励磁モード電流設定手段 33 発進モード電流設定手段 34 ドラッグモード電流設定手段 35 直結モード電流設定手段 36 開放モード電流設定手段 37 クラッチ電流制御手段 38 クラッチ電流補正手段 40 クリープトルク制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59:54 63:06 63:46
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンと変速機との間に介装され、かつ
電気的にその係合状態を制御可能な車両用自動クラッチ
の制御装置であって、アクセルペダルの状態を検出する
アクセルペダルセンサと、ブレーキペダルの状態を検出
するブレーキペダルセンサと、シフトレバーのシフト位
置を検出するシフト位置センサと、車両の走行速度を検
出する車速センサと、車両が曲がる方向を表示するウィ
ンカの作動を検出するウィンカセンサと、これらのセン
サから得られる信号に基づいて車両がクリープトルクの
増加を必要とする状態にあると判別されたときに、前記
自動クラッチの係合状態を制御してクリープトルクを増
加させるクリープトルク制御手段とを備えることを特徴
とする車両用自動クラッチの制御装置。 - 【請求項2】前記ブレーキペダルセンサによってブレー
キペダルの操作が確認されない状態下で、前記車速セン
サによって車速が所定の値から減少してゼロとなったこ
とが検出されると、前記クリープトルク制御手段がクリ
ープトルクを増加させることを特徴とする請求項1に記
載の車両用自動クラッチの制御装置。 - 【請求項3】前記ブレーキペダルセンサによってブレー
キペダルの操作が検出されない状態下で、前記車速セン
サによって車速がゼロから増加していることが検出され
ると、前記クリープトルク制御手段がクリープトルクを
増加させることを特徴とする請求項1に記載の車両用自
動クラッチの制御装置。 - 【請求項4】前記シフト位置センサによって、シフトレ
バーが走行レンジ以外のレンジから走行レンジにシフト
されたことが検出されると、前記クリープトルク制御手
段がクリープトルクを増加させることを特徴とする請求
項1に記載の車両用自動クラッチの制御装置。 - 【請求項5】前記ウィンカセンサによってウィンカの作
動が検出されると、前記クリープトルク制御手段がクリ
ープトルクを増加させることを特徴とする請求項1に記
載の車両用自動クラッチの制御装置。 - 【請求項6】前記アクセルペダルセンサがアクセルペダ
ルの踏み込みを検出すると、前記クリープトルク制御手
段がクリープトルクを増加する制御を解除することを特
徴とする請求項2,3,4,5のいずれかに記載の車両
用自動クラッチの制御装置。 - 【請求項7】前記シフト位置センサによってシフトレバ
ーが走行レンジから走行レンジ以外のレンジにシフトさ
れたことが検出されると、前記クリープトルク制御手段
がクリープトルクを増加する制御を解除することを特徴
とする請求項4または6に記載の車両用自動クラッチの
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9006954A JPH10205553A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 車両用自動クラッチの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9006954A JPH10205553A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 車両用自動クラッチの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205553A true JPH10205553A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11652632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9006954A Pending JPH10205553A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 車両用自動クラッチの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10205553A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6328672B1 (en) | 1999-06-11 | 2001-12-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Driving force control unit for vehicle |
JP2006132674A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の発進摩擦要素制御装置 |
KR100899190B1 (ko) | 2008-11-14 | 2009-05-26 | 화신지관산업 주식회사 | 방수지관 |
JP2013124704A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用駆動装置 |
CN104455383A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-03-25 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种汽车自动变速器空挡控制方法 |
JP2015105701A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
JP2016164036A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 本田技研工業株式会社 | 車両駐車制御装置 |
CN114291091A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-04-08 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种车辆的蠕动模式的控制方法 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP9006954A patent/JPH10205553A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6328672B1 (en) | 1999-06-11 | 2001-12-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Driving force control unit for vehicle |
JP2006132674A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の発進摩擦要素制御装置 |
KR100899190B1 (ko) | 2008-11-14 | 2009-05-26 | 화신지관산업 주식회사 | 방수지관 |
JP2013124704A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用駆動装置 |
JP2015105701A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
CN104455383A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-03-25 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种汽车自动变速器空挡控制方法 |
CN104455383B (zh) * | 2014-09-30 | 2017-03-29 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 一种汽车自动变速器空挡控制方法 |
JP2016164036A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 本田技研工業株式会社 | 車両駐車制御装置 |
CN114291091A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-04-08 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种车辆的蠕动模式的控制方法 |
CN114291091B (zh) * | 2022-01-24 | 2023-07-25 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种车辆的蠕动模式的控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004092502A (ja) | 車両用変速システムのエンジン出力トルク制御装置 | |
JP3627613B2 (ja) | 自動車の駆動力制御装置 | |
JP3730204B2 (ja) | ベルト式無段変速機のベルト滑り防止システム | |
JP4395137B2 (ja) | 車両のトルク制御装置 | |
JP5655635B2 (ja) | クリープ車速制御装置 | |
JP2015034569A (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JPH10205553A (ja) | 車両用自動クラッチの制御装置 | |
JP2000009157A (ja) | 車両用クラッチ制御装置 | |
JP2002142310A (ja) | 車両のモータトルク制御装置 | |
JP7184456B2 (ja) | 運転補助装置付き車両の走行制御装置 | |
JP3663972B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP2000309236A (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP3528431B2 (ja) | 自動走行制御装置 | |
JPH09210093A (ja) | 発進クラッチの制御装置 | |
JP2004052919A (ja) | 車両の後退防止装置 | |
JPH0610723A (ja) | 自動変速機付車両の制御装置 | |
GB2225077A (en) | Control system for a clutch for a vehicle | |
WO2013027294A1 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP4017364B2 (ja) | 追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置 | |
JP7315015B2 (ja) | 車両の定速走行制御方法及び車両の定速走行制御装置 | |
JP5163589B2 (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP2008309267A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2005308082A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2003049940A (ja) | 同期噛合式自動変速機のクラッチ制御装置 | |
JPH10205552A (ja) | 車両用自動クラッチの制御装置 |