JP4017364B2 - 追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置 - Google Patents
追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
追従走行制御装置は通常、例えば特開2000−203307号公報に記載されているように、スイッチ等による運転者からの追従走行指令に応答して、先行車両と自車両との間の車間距離が目標車間距離となるよう自車両を制駆動力制御して車速を加減(加減速)することにより先行車両に追従走行させるよう構成するのが普通である。
【0003】
一方で自動エンジンブレーキ制御装置は、例えば特開平9−100903号公報に記載のごとく、アクセルペダルを踏み込んでいない(スロットル開度が最低開度である)のに大きく加速するなどエンジンブレーキが必要な走行条件で、自動変速機の変速(ダウンシフト)制御により自動的にエンジンブレーキが効くよう構成するのが普通である。
【0004】
ところで、追従走行制御装置と自動エンジンブレーキ制御装置の双方を搭載した車両にあっては、以下に説明する理由によってこれら両装置が相互に干渉することにより下記のハンチング現象を生ずる懸念がある。
つまり、アクセルペダルを釈放してスロットル開度を最低開度にしたアイドル運転中に運転者が追従走行スイッチをONし、最低スロットル開度にもかかわらず車両が加速されるような降坂路走行時は、自動エンジンブレーキ制御装置が作動して自動変速機をダウンシフトさせることにより自動的にエンジンブレーキが効く状態にする。
【0005】
そして、かかる自動エンジンブレーキにより先行車両との間の車間距離が増大すると、今度は追従走行制御装置がこの車間距離を目標車間距離になるようスロットル開度の増大により自車両を加速する。
この時、当該スロットル開度の増大に応答して自動エンジンブレーキ制御装置が上記の作動を停止し(自動変速機を正規の変速比へアップシフトさせ)、これによりエンジンブレーキが効かなくなることから降坂路走行中の車両が上記の加速を助長される。
【0006】
かかる加速により車両が或る程度まで先行車両に接近した時、今度は追従走行制御装置が車間距離を大きくすべくスロットル開度を最低にして自車両を減速させようとする。しかし、エンジンブレーキが効いていないことから降坂路走行中の自車両が加速してしまい、この加速と上記の最低スロットル開度とに呼応して自動エンジンブレーキ制御装置が自動変速機をダウンシフトさせることにより再びエンジンブレーキが効く状態にする。
【0007】
以上のように追従走行制御装置と自動エンジンブレーキ制御装置の双方を搭載した車両にあっては、これら両装置が相互に干渉しあって交互に作動することにより車両の減速と加速を繰り返すハンチング現象を生ずる虞があった。
【0008】
かかるハンチング現象を回避するためには、追従走行制御装置と自動エンジンブレーキ制御装置とを搭載した車両ではないが、車速を設定車速に保って車両を走行させるための定速走行制御装置と自動エンジンブレーキ制御装置とを搭載した車両における同様なハンチング現象を防止するための、特開平11−257477号公報に記載の記載の技術、つまり定速走行制御装置の作動中は自動エンジンブレーキ制御装置による自動変速機のダウンシフト(自動エンジンブレーキ作用)を行わせないようにする技術を用いることが考えられる。
【0009】
つまり、エンジンブレーキが必要な降坂路走行中のタイムチャートを示す図10により説明すると、降坂路走行中のため本来なら自動エンジンブレーキ制御装置を作動(ON)させ続けるところながら、運転者がスイッチ等により追従走行制御装置を作動(ON)させる瞬時t1に自動エンジンブレーキ制御装置を非作動(OFF)にさせる。
この対策によれば、瞬時t1以後自動エンジンブレーキ制御装置が作動していないことから、追従走行制御装置の作動によっても前記した相互干渉によるハンチングの問題を生ずる懸念は皆無となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし当該対策では、追従走行制御装置の作動指令瞬時t1における自動エンジンブレーキ制御装置の非作動によりエンジンブレーキが効かなくなることから、車両加速度の時系列変化から明らかなごとく当該瞬時t1に車両が加速される。
この加速は、先行車両がある場合は追従走行制御装置が上記の作動指令に呼応し先行車両に追従するよう自車両を加速させることから違和感とならないが、上記の対策では図10のように先行車両がない場合も瞬時t1に車両が加速されることから、未だエンジンブレーキが必要な降坂路走行中であるのに自車両が突如加速される違和感(制御の非継続性)を運転者に与える。
【0011】
請求項1に記載の第1発明は、エンジンブレーキが必要な降坂路走行中などでは実際上、車間距離が目標車間距離に達するまでエンジンブレーキを効かせておいても差し支えないとの観点から、この着想を具体化して上記の問題を解消した追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を提案することを目的とする。
【0012】
請求項2に記載の第2発明は、自動エンジンブレーキ制御装置の作動中止指令により自動変速機が正規の変速比に戻るようアップシフトし終えるまでの応答遅れによっても、車間距離が目標車間距離に達した時には確実に自動エンジンブレーキ制御が終了しているように構成して、自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにした追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を提案することを目的とする。
【0013】
請求項3に記載の第3発明は、請求項2における着想を更に進展させて、車間距離が目標車間距離に達した時に丁度自動エンジンブレーキ制御が終了するように構成して、前記の違和感(制御の非継続性)を最大限解消しつつ自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにした追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を提案することを目的とする。
【0014】
請求項4に記載の第4発明は、エンジンブレーキが必要な降坂路走行中などでは実際上、車速が目標車間距離を実現するための目標車速に上昇するまでエンジンブレーキを効かせておいても差し支えないとの観点から、この着想を具体化して前記の違和感(制御の非継続性)の問題を解消した追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を提案することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的のため、先ず第1発明による追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置は、
運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車間距離が目標車間距離以上である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が目標車間距離未満になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とするものである。
【0016】
第2発明による追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置は、
運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車間距離が、目標車間距離に所定距離を加算した設定車間距離以上である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が設定車間距離未満になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】
第3発明による追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置は、第2発明において、
目標車間距離に加算する前記所定距離を、前記自動エンジンブレーキ中止の指令が自動エンジンブレーキ制御の応答遅れ時間だけ早期に発せられるような距離として、車間距離が目標車間距離になったのに調時して自動エンジンブレーキが実際に中止されるよう構成したことを特徴とするものである。
【0018】
第4発明による追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置は、
運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車速が、前記目標車間距離を実現するための目標車速未満である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車速が目標車速以上になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の効果】
第1発明において追従走行制御装置は、運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御し、自動エンジンブレーキ制御装置は、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキを効かすよう作動する。
【0020】
ところで第1発明においては、上記運転者からの追従走行指令の発令によっても、車間距離が目標車間距離以上である間は上記の自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が目標車間距離未満になった時にはじめて自動エンジンブレーキ制御を中止するため、
追従走行制御装置の作動指令瞬時に直ちに自動エンジンブレーキ制御装置が非作動にされてエンジンブレーキが効かなくなるというようなことがなくなり、この時から車両が加速されてしまうというような事態にはならない。
【0021】
従って、先行車両がなくて追従走行制御装置が上記の作動指令により先行車両に追従するよう自車両を加速させるような状況でもないのに、また、未だエンジンブレーキが必要な降坂路走行中であるのに、自車両が追従走行制御装置の作動指令瞬時に突如加速されるような違和感(制御の非継続性)をなくすことができる。
【0022】
なお、車間距離が目標車間距離未満になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、上記の自動エンジンブレーキ制御が追従走行制御に支障をきたすようなことはない。
【0023】
第2発明においては、追従走行制御装置および自動エンジンブレーキ制御装置が基本的には第1発明におけると同様に機能するが、
追従走行指令の発令によっても、車間距離が、目標車間距離に所定距離を加算した設定車間距離以上である間は自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が設定車間距離未満になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、以下の作用効果を奏し得る。
【0024】
つまり、自動エンジンブレーキ制御装置の作動中止指令により自動変速機が正規の変速比に戻るようアップシフトし終えるまでには応答遅れが存在し、このため、第1発明のように車間距離が目標車間距離未満になってから自動エンジンブレーキ制御の中止を指令したのでは、車間距離が目標車間距離に達した時に自動エンジンブレーキ制御が終了しているようにすることが困難である。
ところで第2発明のように車間距離が、目標車間距離に所定距離を加算した設定車間距離未満になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止する構成によれば、加算した所定距離だけ早期に当該中止の指令が発せられて車間距離が目標車間距離に達した時に確実に自動エンジンブレーキ制御を終了させることができ、自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにし得る。
【0025】
第3発明においては、第2発明において目標車間距離に加算する上記の所定距離を、自動エンジンブレーキ中止の指令が自動エンジンブレーキ制御の解除応答遅れ時間だけ早期に発せられような距離としたから、
車間距離が目標車間距離に達した時に丁度自動エンジンブレーキ制御が終了することとなり、前記の違和感(制御の非継続性)を最大限解消しつつ自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにすることができる。
【0026】
第4発明においては、追従走行制御装置および自動エンジンブレーキ制御装置が基本的には第1発明におけると同様に機能するが、
追従走行指令の発令によっても、車速が、前記目標車間距離を実現するための目標車速未満である間は自動エンジンブレーキ制御を継続し、車速が目標車速以上になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、
追従走行制御装置の作動指令瞬時に直ちに自動エンジンブレーキ制御装置が非作動にされてエンジンブレーキが効かなくなるというようなことがなくなり、この時から車両が加速されてしまうというような事態にはならない。
【0027】
従って、先行車両がなくて追従走行制御装置が上記の作動指令により先行車両に追従するよう自車両を加速させるような状況でもないのに、また、未だエンジンブレーキが必要な降坂路走行中であるのに、自車両が追従走行制御装置の作動指令瞬時に突如加速されるような違和感(制御の非継続性)をなくすことができる。
【0028】
なお、車速が目標車速以上になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、上記の自動エンジンブレーキ制御が追従走行制御に支障をきたすようなことはない。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態になる追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を示し、1はエンジン、2は自動変速機としてのVベルト式無段変速機、3は駆動車輪である。
【0030】
エンジン1はスロットル開度を、基本的にはアクセルペダル4の踏み込み量に応じた開度されるが、適宜、追従走行制御用に開度補正されるような所謂スロットルバイワイヤ型式のもので、スロットル開度に応じてエンジン出力を加減されるものとする。
【0031】
Vベルト式無段変速機2は、エンジン1の回転を入力されるプライマリプーリ5と、駆動車輪3に駆動結合したセカンダリプーリ6と、これらプーリ間に掛け渡したVベルト7とよりなる周知のもので、プライマリプーリ5の溝幅を減少させつつセカンダリプーリ6の溝幅を増大させるとき高速側変速比に向けてアップシフトされ、逆にセカンダリプーリ6の溝幅を減少させつつプライマリプーリ5の溝幅を増大させるとき低速側変速比に向けてダウンシフトされるものとする。
【0032】
かかるVベルト式無段変速機2の変速制御、および自動エンジンブレーキ制御のためのダウンシフトは、変速機コントローラ8により後述するごとくにこれを行うものとする。
【0033】
追従走行制御装置は追従走行制御用コントローラ9を主たる構成要素とし、このコントローラ9は、追従走行制御スイッチ10による運転者からの追従走行指令と、アクセルペダル4の踏み込み量APSを検出するアクセル開度センサ11からの信号と、先行車両を検出して先行車両と自車両との間の車間距離L1を検出する車間距離検出手段12からの信号とに基づき、図2に示す制御プログラムを実行して、上記の車間距離L1が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御すべく、エンジン1のスロットル開度(TVO)制御や、変速機コントローラ8を介したVベルト式無段変速機2の変速制御や、ブレーキ作動装置13を介したブレーキユニット14の作動制御を行う。
【0034】
先ずステップS21において、追従走行制御スイッチ10がONか否かにより運転者が追従走行指令を発令しているか否かをチェックする。
追従走行指令を発していなければステップS22において、センサ11で検出したアクセルペダル踏み込み量APSを読み込んだ後、ステップS23において、目標スロットル開度TVO(0)をアクセルペダル踏み込み量APSに対応した開度に設定する。
【0035】
次いでステップS29において、エンジン1のスロットル開度TVOを目標スロットル開度TVO(0)となるよう制御し、更にステップS30において、目標スロットル開度TVO(0)を図1に示すように変速機コントローラ8に出力し、後述する変速制御に資する。
ところで今は上記の通り、目標スロットル開度TVO(0)がアクセルペダル踏み込み量APSに対応した開度であることから、エンジン1のスロットル開度TVOがアクセルペダル4の踏み込み量APSのみに応じて制御され、追従走行用のエンジン出力制御はなされていない。
【0036】
しかしてステップS21で追従走行制御スイッチ10のONにより運転者が追従走行指令を発令していると判定する時は、以下のようにして追従走行用のエンジン1のスロットル開度制御およびブレーキユニット14の作動制御を介した制駆動力制御を行う。
すなわち先ずステップS24において、手段12で検出した実車間距離L1を読み込み、次のステップS25において、実車間距離L1を、走行条件などから求めた目標車間距離L0にするための目標車速VSP(0)を設定する。
【0037】
そしてステップS26において、現在の車速VSPから上記の目標車速VSP(0)にするための車両の目標制駆動力を設定し、その後ステップS27において、上記の目標制駆動力に対応した目標制動トルクTb(0)および目標スロットル開度TVO(0)を設定する。
ステップS28においては、目標制動トルクTb(0)を図1に示すブレーキ作動装置13に出力してブレーキユニット14を、目標制動トルクTb(0)と同じ制動トルクが発生するよう液圧作動させる。
【0038】
ステップS29においては、エンジン1のスロットル開度TVOを、ステップS27で求めた目標スロットル開度TVO(0)となるよう制御し、更にステップS30において、目標スロットル開度TVO(0)を図1に示すように変速機コントローラ8に出力して、後述する変速制御に資する。
ところで今は上記したところから明らかな通り、目標スロットル開度TVO(0)が目標制動トルクTb(0)との協働により、実車間距離L1を目標車間距離L0にするための開度であることから、車間距離L1が目標車間距離L0となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御がなされる。
【0039】
一方で図1の変速機コントローラ8は、図3の制御プログラムを実行してVベルト式無段変速機2を通常通りに変速制御すると共に自動エンジンブレーキ用の変速(ダウンシフト)制御を以下のごとくに行う。
これがため変速機コントローラ8には図1に示すごとく、上記した目標スロットル開度TVO(0)のほかに、変速機出力回転数から求め得る車速VSPと、アクセル開度センサ11で検出したアクセルペダル踏み込み量APSとを入力し、変速機コントローラ8は変速指令をVベルト式無段変速機2に出力してこれを指令通りの変速比にするよう機能するものとする。
【0040】
図3のステップS31においては、上記のようにして求めた実車速VSPと、追従走行制御用コントローラ9からの目標スロットル開度TVO(0)とを読み込み、次のステップS32において、実車速VSPおよび目標スロットル開度TVO(0)から図5に例示する変速マップを基に変速機の目標入力回転数Ni(0)を検索により求める。
次いでステップS33において、追従走行制御スイッチ10がONか否かにより運転者が追従走行指令を発令しているか否かをチェックし、追従走行指令を発していなければステップS34において、図4の制御プログラムを実行することにより自動エンジンブレーキが必要なら当該目的が達成されるよう上記の目標入力回転数Ni(0)を補正して変速制御に供し、自動エンジンブレーキが不要なら上記の目標入力回転数Ni(0)をそのまま変速制御に供する。
【0041】
ステップS34の自動エンジンブレーキ制御は図4に示すごときもので、ステップS41においてアクセルペダル踏み込み量APSを読み込み、ステップS42で当該アクセルペダル踏み込み量APSからアクセルペダル4が釈放されているか否かを判定する。
アクセルペダル4が釈放されていなければエンジンブレーキが不要な走行条件であるから、制御をそのまま終了することにより、図3のステップS32で求めた目標入力回転数Ni(0)を補正することなくそのまま用いることとする。
【0042】
図4のステップS42でアクセルペダル4が釈放されていると判定する場合は、エンジンブレーキが必要な走行条件であるからステップS43において、実車速VSPを読み込み、次いでステップS44において、エンジンブレーキを得るための実車速VSPに応じた目標加減速度G(0)を算出し、次のステップS45において、目標加減速度G(0)が発生するようΔNiだけ目標入力回転数Ni(0)を補正して用いることとする。
【0043】
図3のステップS34で(図4のようにして)補正された、若しくは補正されなかった目標入力回転数Ni(0)は、図3のステップS35での変速制御に供され、このステップS35では変速機入力回転数が当該目標入力回転数Ni(0)となるような変速指令を図1のごとくVベルト式無段変速機2に出力する。
ところで、エンジンブレーキが不要な走行条件である場合、図3のステップS32で求めた目標入力回転数Ni(0)をそのまま上記の変速制御に用いるから通常通りの変速が行われ、
エンジンブレーキが必要な走行条件である場合、図3のステップS32で求めた目標入力回転数Ni(0)をエンジンブレーキを得るための目標加減速度G(0)が発生するようΔNiだけ補正して上記の変速制御に用いることから、Vベルト式無段変速機2の通常とは異なる変速(ダウンシフト)制御により自動的にエンジンブレーキを効かせることができる。
【0044】
一方、図3のステップS33で追従走行制御スイッチ10がONであると判定する間は、つまり運転者が追従走行指令を発令している場合、ステップS36において実車間距離L1が目標車間距離L0以上であるか否かをチェックし、L1≧L0である間はステップS34を選択して図4に示す自動エンジンブレーキ制御を継続する。
しかしステップS36で実車間距離L1が目標車間距離L0未満になった時、ステップS34をスキップするようになし、この時にステップS34での(図4に示す)自動エンジンブレーキ制御を中止するよう指令する。
【0045】
以上説明した本実施の形態によれば図9に示すごとく、瞬時t1における運転者からの追従走行指令の発令によっても(ステップS33)、車間距離L1が目標車間距離L0以上である間は(ステップS36)自動エンジンブレーキ制御(ステップS34)を継続し、車間距離L1が目標車間距離L0未満になった瞬時t2にはじめて自動エンジンブレーキ制御の中止を指令するため、
追従走行制御装置の作動指令瞬時t1に直ちに自動エンジンブレーキ制御装置が非作動(OFF)にされてエンジンブレーキが効かなくなるというようなことがなくなり、この時から車両が加速されてしまうというような事態にはならない。
【0046】
従って、先行車両がなくて追従走行制御装置が上記の作動指令により先行車両に追従するよう自車両を加速させるような状況でもないのに、また、未だエンジンブレーキが必要な降坂路走行中であるのに、自車両が追従走行制御装置の作動指令瞬時t1に突如加速されるような違和感(制御の非継続性)をなくすことができる。
【0047】
なお、車間距離L1が目標車間距離L0未満になった瞬時t2に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、上記の自動エンジンブレーキ制御が追従走行制御に支障をきたすようなことはない。
【0048】
図6は本発明の他の実施の形態を示し、本実施の形態においては図3におけるステップS36をステップS66のように変更して、ステップS33で追従走行指令が発せられていると判定する間における自動エンジンブレーキの中止条件を以下のように定める。
つまり、前記した実施の形態においては図3のステップS36で車間距離L1が目標車間距離L0未満になったと判定する時に自動エンジンブレーキ制御の中止を指令することとしたが、本実施の形態においてはステップS66に示したごとく、車間距離L1が、目標車間距離L0に所定距離ΔLを加算した設定車間距離以上である間はステップS34の選択により自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離L1が設定車間距離(L0+ΔL)未満になった時にステップS34をスキップして自動エンジンブレーキ制御の中止を指令することとする。
【0049】
かかる構成になる実施の形態においては以下の作用効果が奏し得られる。
つまり、自動エンジンブレーキ制御装置の作動中止指令によりVベルト式無段変速機2が正規の変速比に戻るようアップシフトし終えるまでには応答遅れが存在し、このため、前記した実施の形態におけるように車間距離L1が目標車間距離L0未満になってから(図9の瞬時t2に)自動エンジンブレーキ制御の中止を指令したのでは、車間距離L1が目標車間距離L0に達した当該瞬時t2に自動エンジンブレーキ制御(Vベルト式無段変速機2のアップシフト)が終了しているようにすることが困難である。
ところで本実施の形態におけるように、車間距離L1が、目標車間距離L0に所定距離ΔLを加算した設定車間距離未満になった時に自動エンジンブレーキ制御の中止を指令する場合、図9の瞬時t2よりも所定距離ΔL分だけ早期に当該中止の指令が発せられて車間距離L1が目標車間距離L0に達した時に確実に自動エンジンブレーキ制御を終了させることができ、自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにし得る。
【0050】
なお本実施の形態においては特に、目標車間距離L0に加算する上記の所定距離ΔLを上記の狙いからして当然、自動エンジンブレーキ制御の中止指令が自動エンジンブレーキ制御の解除応答遅れ時間だけ早期に発せられような距離とするのがよい。
これがため上記の所定距離ΔLは、自動エンジンブレーキ制御の解除応答遅れ時間が図4のステップS45における自動エンジンブレーキのための目標入力回転数補正量ΔNiが大きいほど例えば図7のような傾向をもって長くなることから、これより求めた自動エンジンブレーキ制御の解除応答遅れ時間tだけ早期に自動エンジンブレーキ制御の中止指令が発せられるよう現在の車間距離変化速度をもとに決定することとする。
【0051】
この場合、車間距離L1が目標車間距離L0に達した時に丁度自動エンジンブレーキ制御が終了することとなり、前記の違和感(制御の非継続性)を最大限解消しつつ自動エンジンブレーキが追従走行制御に支障をきたすことのないようにすることができる。
【0052】
図8は本発明の更に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては図3におけるステップS36をステップS86のように変更して、ステップS33で追従走行指令が発せられていると判定する間における自動エンジンブレーキの中止条件を以下のように定める。
【0053】
つまり、図3においてはステップS36で車間距離L1が目標車間距離L0未満になったと判定する時に自動エンジンブレーキ制御の中止を指令することとしたが、本実施の形態においてはステップS86に示したごとく、車速VSPが、追従走行制御用の目標車間距離L0を実現するための目標車速VSP(0)未満である間はステップS34の選択により自動エンジンブレーキ制御を継続し、車速VSPが目標車速VSP(0)以上になった時にステップS34をスキップして自動エンジンブレーキ制御の中止を指令することとする。
【0054】
かかる構成になる実施の形態においても、追従走行制御装置の作動指令瞬時に直ちに自動エンジンブレーキ制御装置が非作動にされてエンジンブレーキが効かなくなるというようなことがなくなり、この時から車両が加速されてしまうというような事態にはならない。
従って、先行車両がなくて追従走行制御装置が上記の作動指令により先行車両に追従するよう自車両を加速させるような状況でもないのに、また、未だエンジンブレーキが必要な降坂路走行中であるのに、自車両が追従走行制御装置の作動指令瞬時に突如加速されるような違和感(制御の非継続性)をなくすことができる。
【0055】
なお、車速VSPが目標車速VSP(0)以上になった時に自動エンジンブレーキ制御を中止するため、上記の自動エンジンブレーキ制御が追従走行制御に支障をきたすようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になる追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置を示すブロック線図である。
【図2】 同実施の形態における追従走行制御用コントローラが実行する追従走行制御プログラムを示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態における変速機コントローラが実行する自動エンジンブレーキ用の変速制御を含む変速制御のためのプログラムを示すフローチャートである。
【図4】 同変速制御プログラムにおける自動エンジンブレーキ制御用のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 Vベルト式無段変速機の通常の変速制御に用いる変速マップを示す線図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態を示す、図3に対応した変速制御プログラムのフローチャートである。
【図7】 同実施の形態において自動エンジンブレーキ解除応答遅れ時間を求める時に用いる自動エンジンブレーキ解除応答遅れ時間の変化特性図である。
【図8】 本発明の更に他の実施の形態を示す、図3に対応した変速制御プログラムのフローチャートである。
【図9】 図1〜図5に示す実施の形態による動作タイムチャートである。
【図10】 従来の一般的な考え方に基づく、追従走行制御と自動エンジンブレーキ制御の動作タイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 Vベルト式無段変速機(自動変速機)
3 駆動車輪
4 アクセルペダル
5 プライマリプーリ
6 セカンダリプーリ
7 Vベルト
8 変速機コントローラ
9 追従走行制御用コントローラ
10 追従走行制御スイッチ
11 アクセル開度センサ
12 車間距離検出手段
13 ブレーキ作動装置
14 ブレーキユニット
Claims (4)
- 運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車間距離が目標車間距離以上である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が目標車間距離未満になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とする追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置。 - 運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車間距離が、目標車間距離に所定距離を加算した設定車間距離以上である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車間距離が設定車間距離未満になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とする追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置。 - 請求項2において、目標車間距離に加算する前記所定距離を、前記自動エンジンブレーキ中止の指令が自動エンジンブレーキ制御の解除応答遅れ時間だけ早期に発せられるような距離として、車間距離が目標車間距離になったのに調時して自動エンジンブレーキが実際に中止されるよう構成したことを特徴とする追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置。
- 運転者からの追従走行指令に応答して車間距離が目標車間距離となるよう車両の制駆動力を制御する追従走行制御装置と、エンジンブレーキが必要な走行条件で自動変速機の変速制御により自動的にエンジンブレーキが効くようにする自動エンジンブレーキ制御装置とを具えた車両において、
前記追従走行指令の発令によっても、車速が、前記目標車間距離を実現するための目標車速未満である間は前記自動エンジンブレーキ制御を継続し、車速が目標車速以上になった時に前記自動エンジンブレーキ制御を中止するよう構成したことを特徴とする追従走行制御装置付き車両の自動エンジンブレーキ制御装置。
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