JPH10204298A - 難燃性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH10204298A JPH10204298A JP9007901A JP790197A JPH10204298A JP H10204298 A JPH10204298 A JP H10204298A JP 9007901 A JP9007901 A JP 9007901A JP 790197 A JP790197 A JP 790197A JP H10204298 A JPH10204298 A JP H10204298A
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Abstract
が高く、成形時の離型性に優れ、成形品の物性の低下が
少ない難燃性熱可塑性樹脂組成物およびそれからの成形
品を提供する。 【解決手段】 (イ)熱可塑性樹脂100重量部、
(ロ)ハロゲン系難燃剤5〜60重量部、(ハ)難燃助
剤3〜20重要部、(ニ)シリコーン0.5〜10重量
部および(ホ)水酸化マグネシウム5〜30重量部より
実質的になる難燃性熱可塑性樹脂組成物およびそれから
形成された成形品。
Description
脂組成物に関する。さらに詳しくは、ドリップせずに消
火することをもって、難燃性に対し高い信頼性が得ら
れ、成形時における離型性が良い難燃性熱可塑性樹脂組
成物に関する。また本発明は、ベースレジンに対して弾
性率が向上し、引張強度や曲げ強度の低下が少ない成形
品を与える難燃性熱可塑性樹脂組成物に関する。
は、ハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンとの併用使用に
よる方法や金属水酸化物を使用する方法等が知られてい
る。ハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンの併用使用によ
ってもUL94VE法において、V−0やV−1は達成
されるが、ドリップがあるため難燃性の評価の信頼性が
不十分である。また、その組成物の成形時の離型性が悪
いので、成形時に金型に離型材を頻繁にスプレーしたり
塗布したりする必要がある。そのため成形作業がわずら
わしかったり、成形品が金型から離れなくなるトラブル
が生じる。
燃効果が低いので、目的の難燃効果を得るためには高濃
度充填が必要である。高濃度充填は、樹脂の種類によっ
ては、機械的強度、表面外観あるいは加工性が著しく低
下するため、技術的に実用化できる用途が一部の分野に
限定されている。従ってまだ依然としてハロゲン系難燃
剤を充填した高強度、高難燃、良表面外観の難燃性熱可
塑性樹脂組成物が社会的にも技術的にも必要とされてい
る。
性熱可塑性樹脂組成物に関しては、難燃性および難燃性
の評価試験方法において以下の疑問点や問題点が指摘で
きる。ハロゲン系難燃剤を使用してUL94VE試験法
によりV−0やV−1を目的として難燃化された市販の
従来技術による難燃性熱可塑性樹脂組成物は、同試験で
実験するとドリップはするが、綿発火が生じないためV
−0やV−1の規格にパスする結果となる。
チェック方法に重大な欠点があり、その判定結果は疑わ
しいことが多々ある。すなわち、ブンゼンバーナーをテ
ストピースに接炎すると、ドリップするテストピースは
発炎しながら溶融して、溶融物がブンゼンバーナーの管
の中に落ち込もうとする。ブンゼンバーナーの位置をそ
のままにして、接炎し続けると30cm下の脱脂綿をも
発火させそうな勢いで発炎している溶融物がブンゼンバ
ーナーの管の中に落ち込み、脱脂綿の上には落ちないの
で綿発火することはない。
ブンゼンバーナーの管の中に落ち込まないように、ブン
ゼンバーナーの角度を45゜までの範囲で傾けて接炎
し、素早くブンゼンバーナーを移動させることになって
いる。しかし、ブンゼンバーナーの管の中に溶融物が滴
下しないように注意しながら、テストピースに接炎する
ためには、溶融物が滴下を開始する約0.2秒から数秒
前の間にブンゼンバーナーをテストピースから遠ざけな
ければならない。
大きさが小さくなったり、あるいは消えたりする。つま
り、この方法ではその予め綿発火しにくくなった溶融物
が、ドリップして脱脂綿の上に着地することになり、綿
発火は生じないことがある。従って、UL94VEによ
れば、V−0やV−1の規格に合格したものとして認め
られることになる組成物であっても、多くの人がこの結
果に疑問を感じている。
テストピースは、テストピースの下部が水飴の垂れ落ち
た時のような糸状となり、第2回目の接炎がテストピー
スの垂直下からできないとう問題があるが、UL94V
Eではこの糸状を無視して接炎することになっている。
なったテストピースについて、テストピースは吊り下げ
たまま、テストピースの最上部から約12cmの位置を
ハサミで切断し、第2回目の接炎をテストピースの垂直
下から行い始めることにUL94VE法の試験方法を変
更して実験してみると、以外にもUL94VE法ではV
−0やV−1に合格したサンプルについても、変更され
た試験方法では、第2回目の接炎で発生したドリップで
綿発火を生じ、多くの場合、V−2という試験結果とな
ってしまう。
ピースは接炎部の位置から脱脂綿までの距離が30cm
となっているが、この距離を半分の15cmやあるいは
それ以下にするとV−0やV−1に合格している難燃性
樹脂組成物のかなりの製品は綿発火を生じ、格下げのV
−2になってしまうという問題もある。この様に、現在
のUL94VE法でV−0やV−1に合格しているとは
いっても、ドリップを生じ、V−0やV−1にパスして
いるものは、難燃性の信頼性が極めて頼りないものであ
ったため、ドリップせずに消火する難燃性の判定結果に
高い信頼性がある難燃性樹脂組成物の開発が求められて
きていた。
オレフィン系樹脂および不飽和カルボンまたはその誘導
体で変性されたオレフィン重合体の合計が100重量部
に対し、難燃剤5〜200重量部とシリコーン等の傷付
白化防止剤0.05〜200重量とからなることを特徴
とした傷付白化を改良した難燃性オレフィン重合体樹脂
組成物が提案されている。
またはEEA樹脂96重量部とマレイン酸変性エチレン
−ブテン共重合体6重量部の合計100重量部に対し、
水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムが難燃剤
として120重量部、シリコーン等の傷付白化防止剤が
0.5〜6.0の重量部配合された樹脂組成物が専ら示さ
れているが、ハロゲン系難燃剤、酸化アンチモンのよう
な難燃助剤、水酸化マグネシウムおよびシリコーンの併
用使用例に関しては全く開示されていない。
のような無機難燃剤の使用範囲は、樹脂成分100重量
部に対して、30〜200重量部と記載され、さらに難
燃性に関しては、酸素指数の数値が実施例に示されてい
る程度で、UL94VE法でのドリップに関する記載は
全くなされていない。
すなわちハロゲン系難燃剤と難燃助剤が併用使用して難
燃化された難燃性熱可塑性樹脂組成物の問題点を解決し
ようとするものである。すなわち、本発明は、ドリップ
せずに消火することをもって、難燃性に高い信頼性が付
与され、成形時の離型性がよく、ベースレジンに比べて
弾性率が向上し、引張強度や曲げ強度があまり低下しな
い難燃性熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とし
ている。
塑性樹脂と(ロ)ハロゲン系難燃剤と(ハ)難燃助剤と
(ニ)シリコーンと(ホ)水酸化マグネシウムとを組合
せることおよびこれらを特定割合とすることによりドリ
ップせずに消火して難燃性に高い信頼性がもて、形成時
の離型性がよく、ベースレジンに比べて弾性率が向上
し、引張強度や曲げ強度の低下が少ない難燃性熱可塑性
樹脂組成物が提供できることを見出し本発明に到達し
た。
性樹脂100重量部、(ロ)ハロゲン系難燃剤5〜60
重量部、(ハ)難燃助剤3〜20重量部、(ニ)シリコ
ーン0.5〜10重量部および(ホ)水酸化マグネシウ
ム5〜30重量部より実質的になる難燃性熱可塑性樹脂
組成物が提供される。
術による組合せでは、難燃試験でドリップが生じ、また
成形性としては成形品の金型から離型性が悪いという問
題がある。前記(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)の
組合せでドリップを防止するためには高価なシリコーン
を多量に添加しなければならず経済的ではなく、その
上、シリコーンの多量添加は、弾性率や引張強度、曲げ
強度を低下させるだけではなく、難燃試験ではフレーミ
ング時間が長くなり、逆に難燃性を低下させてしまうと
いう問題がある。前記(イ)、(ロ)、(ハ)および
(ホ)の組合せは、前記(イ)、(ロ)および(ハ)の
組合せよりさらに離型性を悪くする問題があり、ドリッ
プ防止効果も小さい。
ースレジンに比べて弾性率が向上し、引張強度や曲げ強
度の低下が少なく、しかも経済的な難燃性熱可塑性樹脂
組成物を提供するには前記(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)および(ホ)を全て特定割合で組合せることが必
要となる。
は、ポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィン
との共重合体、ポリスチレンやABS樹脂やAS樹脂の
ようなポリスチレン系樹脂、ナイロン−6やナイロン6
−6のようなポリアミド系樹脂、ポリエチレン、エチレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体、EVA樹脂、E
EA樹脂、EMA樹脂、ポリアセタール、PETやPB
Tのようなポリエステル系樹脂、ポリウレタン、アクリ
ル樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリビニ
ルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルホルマール、ポリ酢酸ビニル、塩素化
ポリエーテル、セルロース、フェノキシ樹脂、フッ素樹
脂等を例示できるが、熱可塑性樹脂であればこれらに限
定されるものではない。これらのうち好ましいものは、
ポリスチレンやABS樹脂のようなポリスチレン系樹
脂、ポリプロピレンやポリエチレンのようなポリオレフ
ィン系樹脂、ナイロン6のようなポリアミド樹脂であ
る。
しては、エチレンビスペンタブロモジフェニル、テトラ
ブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロ
ピルエーテル)、デカブロモジフェニルオキサイド、オ
クタブロモジフェニルオキサイド、ペンタブロモジフェ
ニルオキサイド、テトラブロモビスフェノールA、テト
ラブロモビスフェノールA−ビス(2−ヒドロキシエー
テル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(アリル
エーテル)、ヘキサブロモシクロデカン、ビス(トリブ
ロモフェノキシ)エタン、テトラブロモビスフェノール
Aエポキシオリゴマー、テトラブロモビスフェノールA
カーボネートオリゴマー、エチレンビステトラブロモフ
タルイミド、ポリ−ジブロモフェニレンオキサイド、
2,4,6−トリブロモフェノール、テトラブロモビスフ
ェノールA−ビス(アクリレート)、テトラブロモフタ
リックアンヒドリド、テトラブロモフタレートジオー
ル、2,3−ジブロモプロパノール、トリブロモスチレ
ン、テトラブロモフェニルマレイミド、ポリ(ペンタブ
ロモベンジル)アクリレート、トリス(トリブロモネオ
ペンチル)ホスフェート、トリス(ジブロモフェニル)
ホスフェート、トリス(トリブロモフェニル)ホスフェ
ート、塩素化パラフィン、パークロロシクロペンタデカ
ン、テトラクロロ無水フタル酸、クロレンド酸、ドデカ
クロロシクロオクタン等を挙げることができる。これら
のうち分解開始温度が約230℃以上であるハロゲン系
難燃剤が適当である。
(イ)熱可塑性樹脂100重量部に対し、好ましくは5
〜60重量部、さらに好ましくは10〜50重量部の範
囲で用いられる。5重量部より少ないと熱可塑性樹脂に
十分な難燃性が付与できない。一方60重量部より多く
配合すると、機械的強度に問題が生じる恐れがあり、ま
た経済的でもない。
通常ハロゲン系難燃剤や水酸化マグネシウムの難燃助剤
として使用されているものであればよく、例えば三酸化
アンチモン、五酸化アンチモン、四酸化アンチモン、十
三酸化六アンチモン、結晶性アンチモン酸、アンチモン
酸ナトリウム、アンチモン酸リチウム、アンチモン酸バ
リウム、硼酸亜鉛、錫酸亜鉛、塩基性モリブデン酸亜
鉛、モリブデン酸カルシウム亜鉛、酸化モリブデン、酸
化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、赤リン、カーボン
ブラック等を例示できる。これらのうち三酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、錫酸亜鉛または硼酸亜鉛が好ま
しい。
樹脂100重量部に対し、好ましくは3〜20重量部、
さらに好ましくは5〜15重量部の範囲で用いられる。
3重量部より少ないと難燃効果が不十分であり、20重
量部より多く配合しても難燃性が特に向上するわけでも
ないし、また経済的でもない。
は、例えばシリコーン樹脂、シリコーングリース、シリ
コーンゴム、シリコーン油を用いることができる。
(ニ)シリコーンは、(イ)熱可塑性樹脂100重量部
に対し、好ましくは0.5〜10重量部、さらに好まし
くは1〜5重量部の範囲で用いられる。0.5重量部よ
り少ない配合ではドリップ防止効果が不十分である。
(ニ)シリコーンとしては、シリコーン樹脂またはシリ
コーングリースが好ましい。
(ホ)水酸化マグネシウムと(ニ)シリコーンの併用に
よる相乗効果であると考えられるため、高価なシリコー
ンを10重量部より多く配合する必要はない。またシリ
コーンを10重量部より多く配合すると弾性率や引張強
度、曲げ強度が低下して機械的強度に問題が生じる恐れ
があり、またUL94VE法試験においては、フレーミ
ング時間が長くなりV−0、V−1、V−2の規格に入
らなくなる問題が生じてくる場合がある。
は、粉末状であれば合成品、天然品の区別なく用いるこ
とができる。しかし、(ホ)水酸化マグネシウムは熱可
塑性樹脂の成形性、成形品の機械的強度、および表面外
観を良好に維持するためBET法で測定した比表面積が
1〜20m2/gで、かつマイクロトラック法による平
均2次粒子径が0.2〜6μmであるのが好ましい。こ
の(ホ)水酸化マグネシウムが(イ)熱可塑性樹脂10
0重量部に対し、好ましくは5〜30重量部、さらに好
ましくは8〜20重量部の範囲で用いられる。
量部より少ないと、熱可塑性樹脂のドリップ防止効果が
不十分である。本発明でのドリップ防止効果は、シリコ
ーンと水酸化マグネシウムの相乗効果であるため、30
重量部より多い水酸化マグネシウムの配合は必要でな
く、また30重量部より多い配合は熱可塑性樹脂の脆化
を促進し、タフネスを低下するため好ましくない。ま
た、該水酸化マグネシウムは表面処理されたものを用い
てもよいし、表面処理されていないものを用いてもよ
い。しかし表面処理したものを使用するのが好ましい。
示する。ステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸、パルミ
チン酸等の炭素数10以上の高級脂肪酸類およびそのア
ルカリ金属塩類、ビニルエトキシシラン、ビニル−トリ
ス(2−メトキシ)シラン、ガンマ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、ガンマ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、ベーター(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ガンマ−グリシ
ドキシ−プロピルトリメトキシシラン、ガンマ−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリン
グ剤類、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロフォスフェ
ート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチ
ル−アミノエチル)チタネート、イソプロピルトリデシ
ルベンゼンスルホニルチタネート等のチタネート系カッ
プリング剤類、アセトアルコキシアルミニウムジイソプ
ロピレート等のアルミニウム系カップリング剤類、オル
トリン酸とステアリルアルコールとのモノ、またはジエ
ステル、またはそれらの混合物であって、それらの酸、
またはアルカリ金属塩、またはアミン塩等のリン酸エス
テル類、アミド結合脂肪族カルボン酸塩、アミド結合硫
酸エステル塩、アミド結合スルホン酸塩、アミド結合ア
ルキルアリルスルホン酸塩、ステアリルアルコール等の
高級アルコールの硫酸エステル塩、ポリエチレングリコ
ールエーテルの硫酸エステル塩、エステル結合硫酸エス
テル塩、エステル結合スルホン酸塩、エステル結合アル
キルアリルスルホン酸塩、エーテル結合アルキルアリル
スルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤。
剤、シリコーンおよび水酸化マグネシウムの配合方法に
は特別の制約はなく、これらを均一に混合できる手段で
あればいずれの手段をも採用できる。例えば上記成分お
よび他の添加剤を予め混合した後、オープンロール、単
軸または二軸押出機、バンバリーミキサー等によって溶
融混練すればよい。得られた樹脂組成物の成形方法にも
特別の制約はなく、例えば射出成形、押出成形、ブロー
成形、プレス成形、回転成形、カレンダー成形、シート
フォーミング成形等の成形方法が例示される。
通常添加される他の添加剤、補強剤、充填剤等を、
(イ)熱可塑性樹脂100重量部に対し、10重量部以
下の範囲で加えることができ、これらの一部を次に例示
する。酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定
剤、金属不活性化剤、架橋剤、着色剤、硬化剤、造核
剤、発泡剤、脱臭剤、リトポン、クレー、木粉、ガラス
繊維、フェライト、タルク、マイカ、ワラストナイト、
炭酸カルシウム、繊維状水酸化マグネシウム、繊維状塩
基性硫酸マグネシウム、金属繊維、金属粉末、珪酸カル
シウム、珪藻土、珪砂、アルミナ、ガラス粉、グラファ
イト、黒鉛、炭化珪素、窒化珪素、窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、雲母、シラスバルーン、金属バルーン、ガ
ラスバルーン、軽石、炭素繊維、グラファイト繊維、シ
リコンカーバイト繊維、アスベスト、ポリマーアロイ相
溶化剤等の添加剤、充填剤、補強剤。
る。各例中の試験項目であるBET法比表面積、平均2
次粒子径、難燃性、曲げ強度、曲げ弾性率および降伏点
引張強度の測定方法を以下に説明する。
(株)の12検体全自動表面測定装置マルチソーブー1
2で測定した。平均2次粒子径 ;Leed & Nortrup In
struments Company社のマイクロトラ
ックを使用して測定した。離型性 ;射出成形されたJISK7113の1号形引張
試験片の金型からの離型性を調べた。判定は良(離型剤
をスプレーしなくても問題なく離型する。)と不良(離
型剤をスプレーしないと離型しにくい)の違いを調べ
た。曲げ強度、曲げ弾性率 ;JISK 7203により測定
した。状態調節は23℃±2℃、50%RHで行った。降伏点引張強度 ;JISK 7113により測定した。
状態調節は23℃±2℃、50%RHで行った。難燃性 ;UL94VE法および下記の協和化学法により
難燃テストを行った。 協和化学法;UL94VE法においてはテストピース最
下部と脱脂綿の距離が30cmなっているが、この距離
をそのままにした場合と5cmに変更した場合について
以下の実験を行った。
トピースについて、テストピースはそのままの状態で第
2回目の接炎を行った。第1回目の接炎でドリップが生
じたテストピースについては、テストピースは吊り下げ
たまま、テストピースの最上部から12cmの位置をハ
サミで切断し、第2回目の接炎をテストピースの垂直下
より始めた。それでもドリップしそうになり溶融物がブ
ンゼンバーナーの管の中に入りそうになった場合は、U
L94VE法に準拠し、ブンゼンバーナーを移動させ
た。それ以外は全てUL94VE法と同じ方法で行っ
た。
E法においてV−0に相当するものをK−0、V−1に
相当するものをK−1、V−2に相当するものをK−2
と表示したが、ドリップの有無の違いによりさらに以下
の様に詳しく表示した。UL94VE法の試験結果につ
いても以下の表示をした。ドリップせずに消火した試験
結果については、そのままV−0、V−1、K−0、K
−1とし、ドリップして消火し綿発火のなかった試験結
果についてはV−0※、V−1※、K−0※、K−1※
の様に※印を付けた。テストピースがドリップして消火
し、綿発火を生じた試験結果についてはV−2、K−2
と表示した。上記のいずれにも該当しないものは規格外
と表示した。
合材をそれぞれの組成比で予め混合し二軸押し出し機を
用いて200℃で溶融混練し、ペレットを得た。このペ
レットを真空乾燥機を用いて、60℃で16時間乾燥し
た後射出成形し、表2試験用の各テストピースを得た。
ポリスチレンはハイインパクトポリスチレンを使用し、
実施例1および比較例1〜5で用いたものは全て同じも
のである。ハロゲン系難燃剤としては、エチレンビスペ
ンタブロモジフェニルを共通して使用した。
アンチモン、(アトックスB)を共通して使用した。シ
リコーンとしては東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)のシリコーン樹脂パウダー(DC4−7081)
を共通して使用した。水酸化マグネシウムは合成品でB
ET法比表面積6.0m2/g、マイクロトラック法平均
2次粒子径0.8μmのものを水酸化マグネシウム10
0重量部に対して3重量部のステアリン酸ソーダで表面
処理したものを共通して使用した。難燃性、離型性、機
械的強度の試験結果を表2に示す。
押し出し機を用いて230℃で溶融混練し、ペレットを
得た。このペレットを熱風乾燥機を用いて120℃で2
時間乾燥した後射出成形し、表4試験用の各テストピー
スを得た。ポリプロピレンは射出グレード品、ハロゲン
系難燃剤はエチレンビスペンタプロモジフェニル、難燃
助剤は日本精鉱(株)の三酸化アンチモン、(アトック
スB)、シリコーンは東レ・ダウコーニング・シリコー
ン(株)のシリコーン樹脂パウダー(DC4−708
1)を共通して使用した。
BET比表面積15.2m2/g、マイクロトラック法平
均2次粒子径0.4μmで、水酸化マグネシウム100
重量部に対し3.0重量部のイソプロピル・トリイソス
テアロイル・チタネートで表面処理されたものを使用し
た。実施例3の水酸化マグネシウムは天然品でBET比
表面積3.2m2/g、マイクロトラック法平均2次粒子
径5.1μmで、水酸化マグネシウムに対して2%のジ
ステアリルアルコールリン酸エステルジエタノールアミ
ン塩で表面処理されたものを使用した。難燃性、離型
性、機械的強度の試験結果を表4に示す。
押し出し機を用いて220℃で溶融混練し、ペレットを
得た。このペレットを真空乾燥機を用いて60℃で16
時間乾燥した後、射出成形し、表6試験用の各テストピ
ースを得た。ABS樹脂は耐衝撃グレード、ハロゲン系
難燃剤はデカブロモジフェニルオキサイド、難燃助剤は
日本精鉱(株)の三酸化アンチモン(アトックスS)、
シリコーンは東芝シリコーンのシリコーングリース(X
R39−A6808)を使用した。
BET比表面積5.6m2/g、マイクロトラック法平均
2次粒子径0.8μmで、水酸化マグネシウム100重
量部に対し0.5重量部のオレイン酸ソーダで表面処理
した後、1.5重量部のγ−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシランで再表面処理したものを使用した。難燃
性、離型性、機械的強度を表−6に示す。
押し出し機を用いて220℃で溶融混練し、ペレットを
得た。このペレットを真空乾燥機を用いて60℃で16
時間乾燥した後、射出成形し、表8試験用の各テストピ
ースを得た。
ド、ハロゲン系難燃剤はテトラブロモビスフェノールA
ビス(アリルエーテル)、難燃助剤は日本精鉱(株)の
三酸化アンチモン(アトックスB)、シリコーンは東レ
・ダウコーニング・シリコーン(株)のシリコーン樹脂
パウダー(DC4−7081)を使用した。実施例5の
水酸化マグネシウムは合成品でBET比表面積4.8m2
/g、マイクロトラック法平均2次粒子径0.9μm
で、水酸化マグネシウム100重量部に対し2重量部の
エルカ酸ソーダで表面処理されたものを用いた。難燃
性、離型性、機械的強度の試験効果を表8に示す。
出し機を用いて280℃で溶融混練し、ペレットを得
た。このペレットを真空乾燥機を用いて120℃で5時
間乾燥した後、射出成形し、表10試験用の各テストピ
ースを得た。
ン系難燃剤はパークロロペンタシクロデカン、難燃助剤
は日本精鉱(株)の三酸化アンチモン(アトックス
S)、および平均二次粒子径2.5μmの錫酸亜鉛、シ
リコーンは東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)の
シリコーン樹脂パウダー(DC4−7081)を使用し
た。 実施例6の水酸化マグネシウムは合成品でBET
比表面積4.3m2/g、マイクロトラック法平均2次粒
子径1.0μmで、水酸化マグネシウム100重量部に
対し0.5重量部のオレオイルザルコシンのナトリウム
塩で表面処理したものを用いた。難燃性、離型性、機械
的強度を表10に示す。
Eおよび協和化学法難燃テストのいずれにおいても、信
頼性の高いドリップのないV−0、V−1、K−0、K
−1の試験結果が得られた。また離型性も良好で、曲げ
強度、曲げ弾性率、降伏点引張強度等の機械的強度にも
問題がなかった。一方比較例1〜13においては、上記
測定項目のいずれかが不良であった。
の各例においては、各熱可塑性樹脂100重量部に対
し、錫マレート(日東化成製TVS#8813)、ハイ
ドロタルサイト(協和化学製DHT−4A)、ステアリ
ン酸亜鉛(正同化学製)、イルガノックス1010(チ
バガイギー製)、サノールLS770(チバガイギー
製)がそれぞれ0.5重量部ずつ共通して添加してあ
る。
ることをもって難燃性に高い信頼度が付与され、成形時
の離型性が良く、ベースレジンに比べて弾性率が向上
し、引張強度や曲げ強度があまり低下せずしかも経済的
な難燃性熱可塑性樹脂組成物が提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】 (イ)熱可塑性樹脂100重量部、
(ロ)ハロゲン系難燃剤5〜60重量部、(ハ)難燃助
剤3〜20重量部、(ニ)シリコーン0.5〜10重量
部および(ホ)水酸化マグネシウム5〜30重量部より
実質的になる難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (ホ)水酸化マグネシウムは、BET法
で測定した比表面積が1〜20m2/gであり、かつマ
イクロトラック法で測定した平均2次粒子径が0.2〜
6.0μmである請求項1記載の難燃性熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項3】 (ホ)水酸化マグネシウムは、高級脂肪
酸類、チタネートカップリング剤、シランカップリング
剤、アルミネートカップリング剤、多価アルコールと脂
肪酸のリン酸エステル類およびアニオン系界面活性剤か
らなる群から選ばれた少なくとも一種の表面処理剤で表
面処理されている請求項1記載の難燃性熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項4】 請求項1記載の難燃性熱可塑性樹脂組成
物より形成された成形品。
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