JPH10203964A - 難吸収性薬剤の経口生物学的利用能を改善する新しい調剤 - Google Patents
難吸収性薬剤の経口生物学的利用能を改善する新しい調剤Info
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- JPH10203964A JPH10203964A JP592698A JP592698A JPH10203964A JP H10203964 A JPH10203964 A JP H10203964A JP 592698 A JP592698 A JP 592698A JP 592698 A JP592698 A JP 592698A JP H10203964 A JPH10203964 A JP H10203964A
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-
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- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
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Abstract
こと。 【解決手段】薬理学的に有益な薬剤を結合させた凍結乾
燥または蒸発乾燥リポソーム粉末の腸溶性皮剤で被膜し
たカプセルまたは錠剤から成る新規な製剤。
Description
の吸収を改善する新しい配合に関する。
ンとコレステロールを含有するリポソームと混合し、リ
ポソームが懸濁している溶媒を蒸発脱水するかまたは凍
結乾燥することによって行う。
の通過から保護する処理をしたカプセルまたは錠剤で経
口投与する。
与は、どのような薬剤を投与するにも、患者にとっては
他のより侵襲的な経路や適応が困難な経路(静脈内、非
経口、皮下投与など)に比べて都合がよいので、好まし
い投与経路である。
由して満足に吸収されるわけではない。この吸収は、他
のファクターの中でも、薬剤の消化管粘膜に対する透過
性とその薬剤が消化管内での滞留時間中に対象とされる
酸や酵素の分解過程に依存する。
クター、あるいは先に述べた分解過程から保護するファ
クターが薬剤の臨床効果を改善するであろうことは明ら
かである。
性を増加させうる材料の同定に近年多大な努力がなされ
てきた。界面活性剤(George, Sutter, Finegold, J. I
nfect. Dis. 136, 822 (1977))、キレート剤(Cassid
y, Tidball, J. Cell. Biol.32, 672 (1967))、サリチ
ル酸塩(樋口ら, 米国特許4,462,991 (1984))、抗炎症
剤(柳沼ら, Chem. Pharm. Bull. 29, 1974 (1961))、
フェノチアジン類(AlexanderとFix, 米国特許 4,425,3
37 (1984))、アシル カルニチン類(AlexanderとFix,
USSN 606,054)および脂肪酸(山崎ら, J. Pharm. Phar
maco., 42, 441, (1990))が非常に多くの化合物の消化
管における透過性を増加させうると報告されている。一
方、消化管内の分解過程から薬剤を保護する方法の考案
にもまた多くの尽力がなされてきた。アミロース剤皮
(WO 89/11269)、乳酸とグリコール酸の重合体(EP 02
02159)、アルギン酸カルシウム(Chong-Kook K., Eun-
JinL., Int. J. Pharm., 79, 11 (1992))、重合リポソ
ーム(WO 95/03035)は、消化管を経由する薬剤投与の
ための方法として報告されている。
では驚くべきことに、消化管経路からでは吸収が難しい
薬剤を凍結乾燥したリポソームに混和し、この凍結乾燥
リポソーム製剤を胃の酸性環境に耐えうる腸溶剤皮のカ
プセルまたは錠剤で経口投与すると、それら薬剤の生物
学的利用能が非常に増加することが判明している。
化レシチンとコレステロールを含有するリポソームと混
合した後、蒸発脱水または凍結乾燥によって乾燥して得
た粉末を、胃を通過してからその内容物が放出されるよ
うに腸溶剤皮で処理したカプセルまたは錠剤の剤型で経
口投与するという、薬剤の経口投与に関する新しい方法
である。
て、経口投与本来の利点を有している。すなわち、投与
が簡便であり、便利で、侵襲的でなく、患者にとって耐
えやすい。
大豆(大豆レシチン)など自然の材料から抽出して得た
リン脂質の混合物である。これら天然レシチンは、実
際、鎖の長さや飽和度の異なる脂肪酸を含むリン脂質の
混和物である。
を非常に低レベル(ヨウ素化2g/100gを越えない)まで
還元するための触媒的水素化過程の対象である天然素材
(卵、大豆など)から得た平均的なレシチンに取り込ま
れる。
を構成する脂質は、水素化レシチンとコレステロールの
混合物から成る。
のリポソームに混合する過程は、本発明による方法で必
要な過程であるが、よく知られており、また既存法の中
でも報告されている。(Szoka F. とPapahadjopoulos,
D., Ann. Rev. Biophys. Bioeng. 9 (1980) 467〜508
参照)。
す。
剤皮をつくるのに用いることができる材料は既存法にお
いて広く知られており、製薬領域でカプセルまたは錠剤
の腸溶剤皮に通常用いられているもので、たとえば、ア
クリル樹脂を基剤とした密封材(アクリル酸エステルと
のアクリル酸共重合体)、ユードラジットL、ユードラ
ジットS、ユードラジットRL、ユードラジットRSな
ど、あるいはまたアセトフタル酸セルロースなどのセル
ロース誘導体を基剤とした密封材などである。本発明に
よる新しい薬剤の投与方法を適用することができる薬剤
は以下のとおりで制限はない。
ロフロキサシン、ペニシリン、セファロスポリンなどの
キノリン類 − リファンパシンやアシクロビルなどの抗ウイルス剤 − アンフォテリシンB、ミコナゾール、テルコナゾー
ル、エコナゾール、イソコナゾール、チオコナゾール、
ビフォナゾール、クロトリマゾール、ケトコナゾール、
ブタコナゾール、イトラコナゾール、オキシコナゾー
ル、フェンチコナゾール、ニスタチン、ナフチフィン、
ジノコナゾール、シクロピロキソラミン、フルコナゾー
ルなどの抗菌材料 − アンチモン誘導体などの抗寄生虫材料 − アドリアマイシン、ビンブラスチン、ビンクリスチ
ン、ミトマイシンC、ドキソルビシン、ダウノルビシ
ン、メトトレキサート、シスプラチン、その他抗腫瘍材
料 − 抗代謝物 − アルブミンなどの蛋白質 − ジフテリア毒などの毒素 − カタラーゼなどの酵素 − ヒルジン、ソマトスタチン、チモペンチンなどのペ
プチド類 − エストロゲン、プロゲステロン、エストラジオール
などのホルモン類 − 17-エチルエストラジールなどの合成エストロゲン類
や黄体ホルモン作用薬 − ヒト成長ホルモン、ブタ成長ホルモン、ウシ成長ホ
ルモン、ヒト カルシトニン、サケ カルシトニン、カル
ボカルシトニン、インスリン、LHRH(黄体形成ホル
モン放出ホルモン)および同族体などのペプチドホルモ
ン類 − ホルモン拮抗薬 − アセチルコリンなどの神経伝達材料 − 神経伝達材料拮抗薬 − ヒアルロン酸などの糖蛋白類 − α−リポ蛋白などリポ蛋白類 − IgGなど免疫グロブリン − インターフェロン、インターロイキンなど免疫調節
材料 − シクロスポリンAなど免疫抑制剤 − 血管拡張薬 − アルセナゾIIIなど色素 − 14Cなど放射性標識材料 − 90Teなど放射線不透過材料 − 炭酸フルオレセインなど蛍光材料 − エストロゲン受容体蛋白など細胞受容体 − インドメタシン、イブプロフェン、スリンダク、ピ
ロキシカム、ナプロキセン、ニメスリド、ケトロラクな
どの非ステロイド抗炎症剤 − デキサメタゾンなど抗炎症剤 − ピロカルピン、チモロールなど抗緑内障薬 − 散瞳薬 − リドカインなど局所麻酔剤 − コデインなど麻酔剤 − α−トコフェロール、ビタミンB12などビタミン類 − チミンなど核酸 − RNAなどポリヌクレオチド − ジアゼパムなど精神賦活薬や抗不安薬 − グリコーゲンなど単糖類、二糖類、多糖類 − 未分化ヘパリン、低分子量ヘパリン、極低分子量ヘ
パリン、五糖類、デルマタン硫酸、ヘパリン硫酸、コン
ドロイチン-4-硫酸、コンドロイチン-6-硫酸および誘導
体などのグリコサミノグリカン類 − α−遮断薬、β−遮断薬、カルシウムチャンネル遮
断薬、ACE阻害剤、ヒスタミンH2受容体阻害剤、セ
ロトニン H3T受容体阻害剤などの心臓血管作用薬 − アレンドロニック酸およびその塩類など二リン酸塩
類 − プロスタグランジン類 − 硫酸鉄(II)、フッ化ナトリウムなどの薬理学的
活性のある無機塩類 以下、本発明を例示的且つ非限定的に説明する。
有する凍結乾燥リポソームカプセルの調製 水素化卵レシチン1244.2gとコレステロール499.7mgの混
合物をクロロホルム/メタノール(75/25)混液200mL
に溶解する。有機溶媒はその後回転式蒸発脱水で除去
し、さらに微量残存溶媒を窒素を通すかまはた凍結乾燥
で除去する。この方法で得られた脂質膜を、アレンドロ
ン酸ナトリウム264.1mgを含む0.9%塩化ナトリウム50mL
を用い、振とう攪拌器による攪拌と60℃の温浴での静置
を30秒間隔で、振とう時間が総計10分になるまで繰り返
して水和するとリポソーム懸濁液が得られる。
乾燥させて凍結乾燥粉末にしてから硬質ゼラチンカプセ
ルに入れる(1カプセルに凍結乾燥製剤50mg)。こうし
て得られたカプセルは、イソプロパノールの腸溶性ポリ
マー溶液に漬けては空気乾燥させる操作を繰り返して、
腸溶性ポリマー(ユードラジット−L)でコーティング
する。
リポソームカプセルの調製 ニメスリド1.25gを蒸留水100mLに懸濁させる。コレステ
ロール800mgと水素化レシチン800mgの混合物をその懸濁
液の中に激しく攪拌しながら徐々に加える。得られた懸
濁液を60℃に加温し、ニメスリドの粒子が目視で懸濁液
中になくなるまで攪拌を続けると脂質は全体的に水和さ
れ、ニメスリドを含有するリポソームの懸濁液が生成す
る。
乾燥させて凍結乾燥粉末にしてから硬質ゼラチンカプセ
ルに入れる(1カプセルに凍結乾燥製剤114mg)。こう
して得られたカプセルは、イソプロパノールの腸溶性ポ
リマー溶液に漬けては空気乾燥させる操作を繰り返し
て、腸溶性ポリマー(ユードラジット−L)でコーティ
ングする。
乾燥リポソームカプセルの調製 プロゲステロン4.01gを蒸留水400mLに懸濁させる。水素
化レシチン6.67gとコレステロール2.71gの混合物をその
懸濁液の中に激しく攪拌しながら徐々に加える。得られ
た懸濁液を脂質の水和が完了するまで攪拌を続けると、
リポソームの懸濁液が生成する。
乾燥させて凍結乾燥粉末にしてから硬質ゼラチンカプセ
ルに入れる(1カプセルに凍結乾燥製剤333mg)。こう
して得られたカプセルは、イソプロパノールの腸溶性ポ
リマー溶液に漬けては空気乾燥させる操作を繰り返し
て、腸溶性ポリマー(ユードラジット−L)でコーティ
ングする。
乾燥リポソームカプセルの調製 水素化レシチン6.67gとコレステロール2.71gをクロロホ
ルム/メタノール(75/25)混液500mLに溶解する。有
機溶媒はその後、回転式蒸発脱水で除去し、さらに微量
残存溶媒は窒素を通すかまはた凍結乾燥で除去する。こ
の方法で得られた脂質膜を、水200mLを用い、振とう攪
拌器による攪拌と60℃の温浴での静置を30秒間隔で、振
とう時間が総計10分になるまで繰り返して水和するとリ
ポソーム懸濁液が得られる。プロゲステロン4.01gをそ
のリポソーム懸濁液に加え、リポソーム中に薬剤を混和
するために60℃で24時間インキュベートする。
懸濁液は凍結し、凍結乾燥させて凍結乾燥粉末にしてか
ら硬質ゼラチンカプセルに入れる(1カプセルに凍結乾
燥製剤333mg)。こうして得られたカプセルは、イソプ
ロパノールの腸溶性ポリマー溶液に漬けては空気乾燥さ
せる操作を繰り返して、腸溶性ポリマー(アセトフタル
酸セルロース)でコーティングする。
ソームカプセルの調製 硫酸鉄水溶液(FeSO4・17H2O)2.4g、アスコルビン酸31
mg、およびシステイン31mgを蒸留水100mLに懸濁させ
る。コレステロール800mg、水素化レシシン800mgおよび
酢酸ビタミンE31mgの混合物を、得られた懸濁液中に激
しく攪拌しながら徐々に加える。生成した懸濁液を60℃
に加温し、脂質が完全に水和するまで窒素下で攪拌する
と硫酸鉄を含有するリポソーム懸濁液が得られる。
乾燥させ固形にしてから硬質ゼラチンカプセルに入れる
(1カプセルに固形510mg)。こうして得られたカプセ
ルは、イソプロパノールの腸溶性ポリマー溶液に漬けて
は空気乾燥させる操作を繰り返して、腸溶性ポリマー
(ユードラジット−L)でコーティングする。
結乾燥リポソームカプセルの調製 フッ化ナトリウム(NaF)2.05gを蒸留水552mLに溶解す
る。水素化レシチン13.8gとコレステロール5.27gの混合
物をフッ化ナトリウムの溶解液に激しく攪拌しながら徐
々に加える。生成した懸濁液は、脂質の水和が完了する
まで攪拌を続ける。
乾燥させて凍結乾燥粉末にしてから硬質ゼラチンカプセ
ルに入れる(1カプセルに凍結乾燥製剤100mg)。こう
して得られたカプセルは、イソプロパノールの腸溶性ポ
リマー溶液に漬けては空気乾燥させる操作を繰り返し
て、腸溶性ポリマー(ユードラジット−L)でコーティ
ングする。
有する凍結乾燥リポソームカプセルの調製 エチニルエストラジオール18mgを蒸留水400mLに懸濁さ
せる。水素化卵レシチン4.49gとコレステロール4.49gの
混合物をエチニルエストラジオールの懸濁液に激しく攪
拌しながら徐々に加える。生成した懸濁液は、脂質の水
和が完了するまで攪拌を続ける。
ールをリポソーム中に取り込ませるために60℃で24時間
インキュベートし、その後、リポソーム懸濁液を凍結
し、凍結乾燥させて凍結乾燥粉末にしてから硬質ゼラチ
ンカプセルに入れる(1カプセルに凍結乾燥製剤7.2m
g)。こうして得られたカプセルは、イソプロパノール
の腸溶性ポリマー溶液に漬けては空気乾燥させる操作を
繰り返して、腸溶性ポリマー(ユードラジット−RL)
でコーティングする。
施例2で調整したカプセルを単回経口投与した後の血中
ニメスリド濃度の比較研究 本研究は、ニメスリド50mgを以下の形態でヒトに単回経
口投与した後の血中ニメスリド濃度を比較する目的で行
った。
ラチンカプセル − B群:実施例2で調製したカプセル 血中ニメスリド濃度は、投与後、0、0.25、0.5、0.7
5、1、2、3、4および5時間経過時点で採取した検
体で測定した。
ドを分析するのに用いた測定方法は、検体の準自動精製
法に基づいている(HPLC カラム交換法)。
用いて沈殿させた蛋白を遠心分離して除蛋白し、血漿の
上清を一定量とってHPLCに注入する。HPLCに注
入されると、検体は初めに、0.05M、pH5のリン酸バッ
ファー/アセトニトリル(80/20)混液を溶離剤とした
スフェリソーブC18カラム(30×内径4.6mm、5μm)を
6分間通過して精製される。続いて検体は交換バルブを
経由して自動的に分析カラム(Waters Nova-pack C18、
150×内径3.9mm、5μm)に誘導される。分析に用いた
溶離剤は0.5M、pH5のリン酸バッファー/メタノール
(45/55)混液である。
mで読み取った。
に示す。
単回経口投与した後の血中プロゲステロン濃度の研究 本研究は、実施例3で調製したカプセルをヒトに単回経
口投与した後の血中プロゲステロン濃度を研究する目的
で行った。
0.5、1、2、4、8、12および24時間経過時点で採取
した検体で測定した。
テロンを分析するのに用いた測定方法は、HPLC法に
基づいている。
沈殿させた蛋白を遠心分離して除蛋白し、血漿の上清を
一定量とって濾過した後にHPLCに注入する。
である。
単回経口投与した後の血中エチニルエストラジオール濃
度の研究 本研究は、実施例7で調製したカプセルをヒトに単回経
口投与した後の血中エチニルエストラジオール濃度を研
究する目的で行った。
与後、0、0.5、1、2、4、8、12および24時間経過
時点で採取した検体で測定した。
テロンを分析するのに用いた測定方法は、HPLC法に
基づいている。
沈殿した蛋白を遠心分離して除蛋白し、血漿の上清を一
定量とって濾過した後にHPLCに注入する。
である。
7 流速:1mL/分 検知器:紫外線240nm 分析の結果は以下の表に示す。
た後の血中ニメスリド濃度を示すグラフである。
た後の血中プロゲステロン濃度を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 薬理学的に有効な薬剤を結合させた凍結
乾燥または蒸発乾燥リポソーム粉末を含む腸溶性材料で
被覆したカプセルまたは錠剤から成る、ことを特徴とす
る経口投与用製剤。 - 【請求項2】 前記リポソームを得るために用いられた
脂質が、コレステロールとヨウ素化2g/100gを越えない
水素化天然レシチンの混合物である、 ことを特徴とする請求項1に記載の製剤。 - 【請求項3】 用いられた腸溶性材料が、製薬領域でカ
プセルや錠剤の腸溶性皮膜の形成に通常使用されている
もので、アクリル樹脂を基剤とした密封材(アクリル酸
エステルとのアクリル酸共重合体)、ユードラジット
L、ユードラジットS、ユードラジットRL、ユードラ
ジットRSなど、あるいはまたアセトフタル酸セルロー
スなどのセルロース誘導体を基剤とした密封材などであ
る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製剤。 - 【請求項4】 前記結合される薬剤が、 − ゲンタマイシンなどの抗生材料、シプロフロキサシ
ン、ペニシリン、セファロスポリンなどのキノリン類 − リファンパシンやアシクロビルなどの抗ウイルス剤 − アンフォテリシンB、ミコナゾール、テルコナゾー
ル、エコナゾール、イソコナゾール、チオコナゾール、
ビフォナゾール、クロトリマゾール、ケトコナゾール、
ブタコナゾール、イトラコナゾール、オキシコナゾー
ル、フェンチコナゾール、ニスタチン、ナフチフィン、
ジノコナゾール、シクロピロキソラミン、フルコナゾー
ルなどの抗菌材料 − アンチモン誘導体などの抗寄生虫材料 − アドリアマイシン、ビンブラスチン、ビンクリスチ
ン、シスプラチン、その他抗腫瘍材料 − 抗代謝物 − アルブミンなどの蛋白質 − ジフテリア毒などの毒素 − カタラーゼなどの酵素 − ヒルジン、ソマトスタチン、チモペンチンなどのペ
プチド類 − エストロゲン、プロゲステロン、エストラジオール
などのホルモン類 − 17-エチルエストラジールなどの合成エストロゲン類
や黄体ホルモン作用薬 − ヒト成長ホルモン、ブタ成長ホルモン、ウシ成長ホ
ルモン、ヒト カルシトニン、サケ カルシトニン、カル
ボカルシトニン、インスリン、LHRH(黄体形成ホル
モン放出ホルモン)および同族体などのペプチドホルモ
ン類 − ホルモン拮抗薬 − アセチルコリンなどの神経伝達材料 − 神経伝達材料拮抗薬 − ヒアルロン酸などの糖蛋白類 − α−リポ蛋白などリポ蛋白類 − IgGなど免疫グロブリン − インターフェロン、インターロイキンなど免疫調節
材料 − シクロスポリンAなど免疫抑制剤 − 血管拡張薬 − アルセナゾIIIなど色素 − 14Cなど放射性標識材料 − 90Teなど放射線不透過材料 − 炭酸フルオレセインなど蛍光材料 − エストロゲン受容体蛋白など細胞受容体 − インドメタシン、イブプロフェン、スリンダク、ピ
ロキシカム、ナプロキセン、ニメスリド、ケトロラクな
どの非ステロイド抗炎症剤 − デキサメタゾンなど抗炎症剤 − ピロカルピン、チモロールなど抗緑内障薬 − 散瞳薬 − リドカインなど局所麻酔剤 − コデインなど麻酔剤 − α−トコフェロール、ビタミンB12などビタミン類 − チミンなど核酸 − RNAなどポリヌクレオチド − ジアゼパムなど精神賦活薬や抗不安薬 − グリコーゲンなど単糖類、二糖類、多糖類 − 未分化ヘパリン、低分子量ヘパリン、極低分子量ヘ
パリン、五糖類、デルマタン硫酸、ヘパリン硫酸、コン
ドロイチン-4-硫酸、コンドロイチン-6-硫酸および誘導
体などのグリコサミノグリカン類 − α−遮断薬、β−遮断薬、カルシウムチャンネル遮
断薬、ACE阻害剤、ヒスタミンH2受容体阻害剤、セ
ロトニン H3T受容体阻害剤などの心臓血管作用薬 − アレンドロニック酸およびその塩類など二リン酸塩
類 − プロスタグランジン類 − 硫酸鉄(II)、フッ化ナトリウムなどの薬理学的
活性のある無機塩類、等である、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製
剤。 - 【請求項5】 前記リポソームを得るために用いた脂質
が、コレステロールと水素化天然レシチンの混合物で、
コレステロールの比率は0乃至75%、特に24乃至51%で
ある。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES9700073 | 1997-01-16 | ||
ES9700073A ES2130056B1 (es) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | Un nuevo preparado farmaceutico para mejorar la biodisponibilidad oral de drogas de dificil absorcion. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203964A true JPH10203964A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=8297884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP592698A Pending JPH10203964A (ja) | 1997-01-16 | 1998-01-14 | 難吸収性薬剤の経口生物学的利用能を改善する新しい調剤 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0855179B1 (ja) |
JP (1) | JPH10203964A (ja) |
DE (1) | DE69717067T2 (ja) |
ES (1) | ES2130056B1 (ja) |
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