JPH10203225A - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JPH10203225A
JPH10203225A JP1302297A JP1302297A JPH10203225A JP H10203225 A JPH10203225 A JP H10203225A JP 1302297 A JP1302297 A JP 1302297A JP 1302297 A JP1302297 A JP 1302297A JP H10203225 A JPH10203225 A JP H10203225A
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茂 滝本
Kenji Kuroki
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/101Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated fixed
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、汎用性に優れ、径の異なる缶など
に対応でき、商品価値の向上を図ることが可能なカップ
ホルダを提供することにある。 【解決手段】 本発明のカップホルダ3は、缶5,15
を入れる凹部4が形成されたホルダ本体のフロアコンソ
ールボックス1と、フロアコンソールボックス1の凹部
4に取外し可能に装着される缶押え2とを組合せて構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種場所に設ける
ことが可能なカップホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6および図7に示すような
自動車等のフロアコンソールボックス51には、カッ
プ,缶などを入れるカップホルダ52が設けられてい
る。このカップホルダ52は、単純に丸もしくは角の太
い缶53が入る凹部54をフロアコンソールボックス5
1の上面に設けることによって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のカップホルダ52では、太い缶53を収納できるよ
うにすべく凹部54の径が太い缶53と対応する大きさ
に形成されているので、細い缶55や紙コップ等を凹部
54内に置いた場合、凹部54の内周面との間に隙間が
でき、自動車走行中の振動などによって細い缶55等が
転倒するおそれがあった。また、従来のカップホルダ5
2は、缶以外の小物を収納するのに適していなかった。
【0004】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、汎用性に優れ、径の異なる
缶などに対応でき、商品価値の向上を図ることが可能な
カップホルダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、請求項1の本発明においては、缶
などを入れる凹部が形成されたホルダ本体と、該ホルダ
本体の凹部に取外し可能に装着される缶押えとを組合せ
て構成している。
【0006】請求項2の本発明においては、請求項1の
ホルダ本体の凹部が太い缶を収納し得る径に形成され、
請求項1の缶押えが両側部で太い缶を支える押え本体
と、該押え本体の両側にそれぞれ回動自在に取付けら
れ、かつ細い缶を支える可倒式の押え片とを具備してい
る。
【0007】請求項3の本発明においては、請求項1の
ホルダ本体の凹部および上記缶押えのいずれか一方に突
起又は嵌合穴が設けられており、当該突起を当該嵌合穴
に嵌合させることによって上記缶押えが固定されてい
る。
【0008】請求項4の本発明においては、請求項1の
ホルダ本体の凹部にビードが設けられ、請求項1の缶押
えに上記ビードと係合する凹条が設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1〜図5は、本発明に係るカップホルダ
の実施の形態を示している。図において、1は四輪自動
車の室内側に組付けられるホルダ本体のフロアコンソー
ルボックス、2はフロアコンソールボックス1と別体の
缶押えであり、カップホルダ3はフロアコンソールボッ
クス1と缶押え2とを組合せることによって構成されて
いる。
【0011】上記フロアコンソールボックス1の上面に
は、缶などを入れる凹部4が配設されており、この凹部
4の径は350mlの太い缶5が2缶十分に収納し得る
大きさで平面楕円形状に形成されている。そして、フロ
アコンソールボックス1の凹部4の左右両側面の下部に
は、図1および図2に示す如く、後述の嵌合穴に嵌合さ
せる突起(爪)6が互いに対向して設けられている。ま
た、凹部4の左右両側面には、上下方向へ沿って延びて
おり、後述の凹条と係合するビード7が互いに対向して
設けられている。
【0012】一方、上記缶押え2は、フロアコンソール
ボックス1の凹部4内に取外し可能に装着される構造と
なっている。すなわち、缶押え2は、図2〜図5に示す
ように、正面門形状に形成された押え本体8と、該押え
本体8の左右両側面部8aの上部中央位置に架設される
シャフト9と、該シャフト9にそれぞれヒンジ結合で回
動自在に取付けられ、押え本体8の上面部8bよりも前
後方向へ突出して配設される可倒式の前後一対の押え片
10,11と、これら押え片10,11をそれぞれ上方
へ常時付勢する付勢バネ12とによって構成されてい
る。また、付勢バネ12の基端部12aはシャフト9に
取付けられ、その前後先端部12bは押え片10,11
の下面に当接して配置されている。
【0013】押え本体8の左右両側面部8aは、フロア
コンソールボックス1の凹部4に嵌挿できる大きさに形
成されており、それぞれの下部にはフロアコンソールボ
ックス1の突起6と嵌合する嵌合穴13が穿設されてい
る。そして、押え本体8の左右両側面部8aには、フロ
アコンソールボックス1のビード7と係合する凹条14
が上下方向へ沿って設けられている。しかも、押え本体
8の上面部8bは、その前後両側の中間部が内側へ向か
って湾曲状に括れて形成されており、これら湾曲状の中
間部によって凹部4内に収納した太い缶5を支えるよう
になっている。
【0014】また、押え片10,11は、押え本体8の
左右両側面部8a内であって、上面部8bの下方位置に
設けられており、通常時は収納する細い缶15に対して
ほぼ直交する方向に水平配置されている。そして、太い
缶5の収納時は、上から押すと付勢バネ12の付勢力に
抗して下方へ回動して倒れ、太い缶5に対して斜め下方
に配置される構造となっている。しかも、押え片10,
11は、前後先端の中間部が内側へ向かって湾曲状に括
れて形成されており、これら湾曲状の中間部によって凹
部4内に収納した250mlの細い缶15を支えるよう
になっている。
【0015】このようなカップホルダ3を使用して、こ
れに太い缶5や細い缶15を収納配置するには、まず、
図1に示す如く、缶押え2を持ってフロアコンソールボ
ックス1の凹部4内に上方から嵌挿して置き、ビード7
を凹条14に係合させて挿入し、突起6を押え本体8の
嵌合穴13に嵌合させ、缶押え2をフロアコンソールボ
ックス1に装着する。次いで、2本とも細い缶15を置
く場合又は1本の細い缶15のみを置く場合には、その
まま細い缶15を缶押え2の押え片10,11とフロア
コンソールボックス1の凹部4の壁面との間に入れて配
置する。すると、細い缶15は、押え片10,11に支
えられ、保持されることになる(図3中の実線参照)。
【0016】また、2本とも太い缶5を置く場合又は1
本の太い缶5のみを置く場合には、太い缶5で缶押え2
の押え片10,11の上から押すと、当該押え片10,
11が付勢バネ12の付勢力に抗して下方へ回動して倒
れるから、太い缶5を押え本体8の上面部8bとフロア
コンソールボックス1の凹部4の壁面との間に入れて配
置する。すると、太い缶5は、押え本体8の上面部8b
に支えられ、保持されることになる(図3中の鎖線参
照)。そして、太い缶5をカップホルダ3から取出す
と、押え片10,11は付勢バネ12の付勢力によって
上方へ回動し、元の水平配置の状態に復帰する。なお、
いずれか一方が細い缶15で、他方が太い缶5である場
合にも、それぞれ同様の操作を行えば良い。
【0017】さらに、カップホルダ3を使用しない場合
には、缶押え2を上記した手順と逆の手順でフロアコン
ソールボックス1から取外せば、凹部4がサングラス等
を入れる小物入れとなる。
【0018】本発明の実施の形態においては、カップホ
ルダ3を構成する缶押え2がホルダ本体のフロアコンソ
ールボックス1とは別体に形成されているため、フロア
コンソールボックス1以外の凹部を有するドアのトリム
やアームレスト、家具等に缶押え2を装着することによ
りポケットや物入れとしても使用でき、優れた汎用性を
具備している。また、上記カップホルダ3の缶押え2に
は、押え本体8の上面部8bと可倒式の押え片10,1
1が設けられているため、フロアコンソールボックス1
の凹部4内に置いた径の異なる太い缶5や細い缶15で
もそれぞれ確実に保持することができる。
【0019】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
【0020】例えば、既述の実施の形態におけるカップ
ホルダ3は、ホルダ本体としてフロアコンソールボック
ス1を用い、該フロアコンソールボックス1と缶押え2
とを組合せて構成されているが、ホルダ本体として自動
車のドアのトリムやアームレストあるいはその他の家具
等を用い、これらと缶押えとを組合せてポケットや物入
れとして適用してもよい。
【0021】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るカップホルダ
は、缶などを入れる凹部が形成されたホルダ本体と、該
ホルダ本体の凹部に取外し可能に装着される缶押えとを
組合せて構成しているので、ホルダ本体として、例えば
自動車のフロアコンソールボックス、ドアトリム、アー
ムレストや家具等を用い、これらと缶押えとを組合せる
ことによりポケットや小物入れにもなり、マルチボック
スとしての機能を有し、汎用性に優れ、商品価値の向上
を図ることができる。
【0022】また、本発明のカップホルダは、上記ホル
ダ本体の凹部を太い缶が収納し得る径に形成し、上記缶
押えを、両側部で太い缶を支える押え本体と、該押え本
体の両側にそれぞれ回動自在に取付けられ、かつ細い缶
を支える可倒式の押え片とを具備させることにより、径
の異なる太い缶でも細い缶でも対応が可能となり、より
一層便利に使用することができる。さらに、本発明のカ
ップホルダは、上記ホルダ本体の凹部および上記缶押え
のいずれか一方に突起又は嵌合穴を設け、当該突起を当
該嵌合穴に嵌合させることによって上記缶押えを固定し
たり、あるいは上記ホルダ本体の凹部にビードを設ける
とともに、上記缶押えに凹条を設けてビードと係合させ
ることも可能になるので、ホルダ本体に対して缶押えの
着脱が容易となる上、缶押えの固定も確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカップホルダを構成
するフロアコンソールボックスと缶押えを示す斜視図で
ある。
【図2】上記フロアコンソールボックスと缶押えとを組
合せた状態の図1におけるA−A線断面図である。
【図3】上記フロアコンソールボックスと缶押えとを組
合せた状態の図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る缶押えを示す平面図
である。
【図5】図4における缶押えを示す正面図である。
【図6】従来のカップホルダが設けられたフロアコンソ
ールボックスを示す斜視図である。
【図7】図6におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 フロアコンソールボックス 2 缶押え 3 カップホルダ 4 凹部 5 太い缶 6 突起 7 ビード 8 押え本体 9 シャフト 10,11 押え片 12 付勢バネ 13 嵌合穴 14 凹条 15 細い缶

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶などを入れる凹部が形成されたホルダ
    本体と、該ホルダ本体の凹部に取外し可能に装着される
    缶押えとを組合せて構成したことを特徴とするカップホ
    ルダ。
  2. 【請求項2】 上記ホルダ本体の凹部は太い缶を収納し
    得る径に形成され、上記缶押えは両側部で太い缶を支え
    る押え本体と、該押え本体の両側にそれぞれ回動自在に
    取付けられ、かつ細い缶を支える可倒式の押え片とを具
    備していることを特徴とする請求項1に記載のカップホ
    ルダ。
  3. 【請求項3】 上記ホルダ本体の凹部および上記缶押え
    のいずれか一方には突起又は嵌合穴が設けられており、
    当該突起を当該嵌合穴に嵌合させることによって上記缶
    押えが固定されていることを特徴とする請求項1に記載
    のカップホルダ。
  4. 【請求項4】 上記ホルダ本体の凹部にはビードが設け
    られ、上記缶押えには上記ビードと係合する凹条が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のカップホ
    ルダ。
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