JPH10201741A - 成形装置 - Google Patents
成形装置Info
- Publication number
- JPH10201741A JPH10201741A JP9023231A JP2323197A JPH10201741A JP H10201741 A JPH10201741 A JP H10201741A JP 9023231 A JP9023231 A JP 9023231A JP 2323197 A JP2323197 A JP 2323197A JP H10201741 A JPH10201741 A JP H10201741A
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- Japan
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- water
- package
- molded body
- curable
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
を容易になし得る成形装置を提供する。 【解決手段】 水を含浸させることにより硬化する水硬
化性成形体6を湿分不透過性の包装体1中に密封し、包
装体1の垂下状態において包装体1の下部には挿入され
た水硬化性成形体6が包装体1の内部下端に接触しない
ように水硬化性成形体5を支持する支持機構4を備え、
かつこの支持機構4は包装体1内の水の流れは阻止しな
いようになっている。
Description
りを行い、その型材を人体の固定、支持、保護、矯正を
目的として使用する医療、福祉、スポーツ等の分野、人
体の固定、支持、保護が必要とされる自動車、航空機、
遊技器具の分野における成形装置及び成形のために使用
する成形用装置に関する。
或いは支持するため、その人体の部位の形状に相応する
形状を有する物体を得るための水硬化性成形材は本出願
人により提案されている(特願平8−58499)。そ
の成形材によれば、湿気硬化型ウレタンプレポリマーで
コーティングした粒状体を粒状体の大きさより小さい開
口を有し湿気硬化型ウレタンプレポリマーと非反応性の
水透過性材料で包んだ成形体を湿分不透過性材料で密封
したもので、成形に際しては、湿分不透過性材料を開封
して成形体を取り出し、これを水に浸し、水より引き上
げ、余分の水を切り、型取りすべき対象部分に沿わせ、
その後乾燥させることにより硬い成形物が得られる。こ
の成形材によって、対象となる人体の部分が大面積であ
っても小面積であっても、それぞれ異なる体形に正確に
合致した曲面形状を有する質の高い各種の器具、装置を
極めて容易に、かつ短時間に得ることができる。
させたキャスティングテープからなる成形体を湿分不透
過性材料で密封しておき、必要に応じて湿分不透過性材
料を開封して成形体を取り出し、水に浸した後人体の所
定個所に巻きつけ、成形体の樹脂を硬化反応により硬化
させて所定個所を支持、固定する成形材も知られてい
る。
例えば人体の大きな部分を対象とするものにあっては、
成形体の大きさがかなり大きなものとなり、この成形体
に水を含浸させる作業が困難となる問題点がある。即
ち、成形体を水に浸すための大きな水槽を用意しなけれ
ばならず、水槽から成形体を引き上げ手で絞って余分の
水分を除くとき、大型で水に濡れた成形体を扱うため作
業がし難く、水切りが完全にゆかず、かつ作業場を濡ら
すことにもなる。この方法に代え、注射により水を成形
体中に注入する方法があるが、成形体全体にまんべんな
く注入するためには非常に長時間を要する。また、霧吹
で水を成形体上に散布する方法も考えられるが、成形体
の内部まで水が浸透せず実用にならない。
ような水硬化性成形体に水を含浸させるための作業を容
易になし得る成形装置及び成形用装置を提供することに
ある。
め、本発明の成形装置によれば、水を含浸させることに
より硬化する水硬化性成形体を湿分不透過性の包装体中
に密封し、包装体の垂下状態において包装体の下部には
挿入された水硬化性成形体が包装体の内部下端に接触し
ないように水硬化性成形体を支持する支持機構を備え、
かつこの支持機構は包装体内の水の流れは阻止しないよ
うになっている。
透過性の材料からなる袋体を備え、袋体は上部に開口を
有し、下部に成形すべき水硬化性成形体の挿入状態にお
いて水硬化性成形体が袋体の内部下端に接触しないよう
に水硬化性成形体を支持する支持機構を有し、この支持
機構は袋体内の水の流れは阻止しないようになってい
る。
装体を水密性の材料からなる袋状に形成し、包装体の内
容積は包装装置を開封した後水硬化性成形体の水硬化反
応に必要な水を注入し得る余裕を持たせ、包装体の内部
の下端から若干距離をおいた位置にその位置より下に包
装体を垂下状態にしたとき水硬化性成形体が落下しない
ような支持機構を設け、かつ開封後注入した水はその支
持機構を通過して流れ得るようにし、水硬化性成形体が
いつまでも水中に浸かった状態にないようにすると有利
である。
る。
正面図、bはその縦断側面図である。1は包装体で、湿
分不透過性の材料から四角形状の袋として形成され、そ
の下端2から若干の距離lを置いた位置3上において複
数個所(図の例では4個所)点シール4され、包装体1
の内部において点シール4の両側には流路5が形成され
ている。6は包装体1内に収納された水硬化性成形体
で、水分と接触すると硬化反応を起こし、硬化するもの
である。包装体1は水硬化性成形体6を収納した後上端
付近でシール7され、保存中は外部から湿分が浸入しな
いようになっている。8は包装体1を吊るすことができ
るように設けた把手である。包装体1内に挿入された水
硬化性成形体6は、包装体1を垂下状態にしたとき点シ
ール4で落下を阻止され、点シール4の位置より下へは
落ちず、点シール4は水硬化性成形体6に対する支持機
構として働く。
上半身を固定するための固定具を製作する例の説明図で
ある。先ずaに示すように包装体1のシール7を破り、
そこから水を包装体1の内部に注入する。水は水硬化性
成形体6内に浸透しながら流れ落ち、水硬化性成形体6
の支持機構としての点シール4の両側の流路5を通り抜
け、包装体1の下端まで流れ落ち、包装体1内は水で充
満される。水硬化性成形体に定められた時間が経過して
水硬化性成形体6内に十分水が浸透したら、bに示すよ
うに包装体1内の水を捨てる。この際先に開封した部分
から水を排出させてもよいし、或いは包装体1の下端を
一点鎖線で示す破断線9に沿い破って排出させてもよ
い。包装体1を把手8により吊るし所定時間放置する
と、cに示すように水硬化性成形体6内に浸透していた
水は破線矢印で示すように次第に引き出され、点シール
4の両側の流路5を通って滴下し、水硬化性成形体6内
には硬化反応に必要な量の水だけが残留する。この場合
水硬化性成形体6は点シール4の上縁でのみ支えられて
いるから、その支持部に水が停留することなく、良好に
水切りが行われる。なお包装体1内の水を自然流出に委
ねる代わりに、dに示すように傾斜した台21の上に包
装体1を置き、包装体1の上に固い板22を当ててその
上から圧力を加えて水を強制的に排出させてもよい。こ
の場合板を用意する手数を省く意味で包装体1の少なく
とも一つの面を硬く形成してもよい。次いで水切りの終
了した水硬化性成形体6を包装体1から取り出し、図3
のa、b、cに示すように平な面31の上に置き、水硬
化性成形体6の上に対象となる人体の上半身32を仰臥
させる。所定時間経過したら人体を起こし、水硬化性成
形体6を乾燥させると、dに示すように頭頸部から背中
に至る部分に完全に合致した窪みを有する形状に硬化し
た固定具33が得られる。
すように包装体41の下端42がシール構造になってお
り、そのシール構造は下端部分43と下端部分43から
上方へ突出する複数個(図の例では4個)の突出部分4
4とから構成されている。この包装体41は使用に際し
ては上部を開封して水を注入した後、bに示すようにシ
ール機構の突出部分44を一点鎖線に沿い横切るように
切断することによって、この突出部分44の両側に水の
流路45が形成され、水を排出させることができる。こ
の場合水硬化性成形体46はシール機構の突出部分44
の各頂上でのみ支えられているから良好に水切りが行わ
れる。
装体51の下端から若干距離を置いた位置において網目
状のシール部52が設けられ、包装体51を垂下状態に
したとき水硬化性成形体53はこのシール部52により
阻止されてそれ以上落下しないが、水はシール部52の
網目間の隙間を通って流れ落ちることが可能である。
1の下部62はテーパー状に下方に向け狭まり、包装体
61を垂下状態にしたとき下部62の横幅d1が水硬化
性成形体63の横幅d2より小さく、水硬化性成形体6
3が包装体61の内部下端まで落下しないようになって
いる。使用に際しては、上部のシール64を開封し水を
包装体61内に注入し、その後上部から水を排出させる
か、又は包装体61の下端に形成した突出部65を破断
線66に沿い破って水を排出させる。
で、包装体71は下部72をテーパー状に下方に向け狭
めると共に、その下端に形成した突出部73に気密に閉
止可能なキャップ74が設けられている。この成形装置
においては、図6の実施例と同様に水硬化性成形体75
は包装体71の漏斗状の下部72により支持され、包装
体の垂下状態においても下端まで落下することはなく、
又キャップ74を閉めることにより、包装体71に注入
した水を一度排出させた後残留した余分の水、又は包装
体71に圧力を加えて出てきた水を包装体71の下部7
2に溜めることができ、排水できる場所が近くになくて
も使用可能である。なおキャップ74は排水だけでなく
注水に利用することもできる。この構成は図1、図5の
実施例にも適用することができる。
包装体1に上部のシール7より下方の内側にファスナー
81が設けられている。このファスナー81は、上部の
シール7を開封して水を注入した後閉じることにより、
包装体1を逆さにすることができ、少量の水で水硬化性
成形体6への水の浸透を行うことができる。この構成は
図4、図5、図6及び図7の実施例にも適用することが
できる。
包装体1の上部に封止可能な注水口91が設けられた例
である。この実施例によれば、シール7を破ることなく
先ず注水口91の封を破って注水口91から水を入れ、
その後シール7を破り、水硬化性成形体6を取り出せば
よいから、注水が容易である。なおこの注水口91は注
水のみならず排水にも利用することができる。この構成
も他の実施例に同様に適用することができる。
硬化性成形体の一例の、aは正面図、bは断面図で、上
述した特願平8−58499号により本出願人により提
案されたものである。水硬化性成形体101は、袋状の
水透過性材料102とその内部に収納された粒状体10
3とからなり、粒状体103は湿気硬化型ウレタンプレ
ポリマー104でコーティングされている。粒状体はポ
リウレタン樹脂と反応しない素材で、湿気硬化型樹脂で
被われるため水分含有率の低いものが望ましく、使用し
得る材料として有機系と無機系とがあり、有機系にはポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂、ポリスチレン、ポリウレタン、ABS樹脂、
塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルホル
マール、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂等の単独重合物又は共重
合物、酢酸セルロース、セルロース、ゴム等の高分子化
合物、無機系には焼成パーライト、シラスバルーン、多
孔質ガラス、中空ガラス、鉱さい、軽石等の多孔質ない
し発泡質のものがある。上述の材料は、有機系、無機系
を問わず、1種単独又は2種以上の組み合わせとして使
用することができる。粒状体の構造は中実、中空、又は
発泡体のいずれでもよく、形状はどんなものでもよい
が、球形で中空又は発泡体が好ましい。
リウレタンプレポリマーは、従来から整形用固定材に用
いられているポリオールとポリイソシアネートとを反応
して得られる末端にイソシアネート基を有するものを使
用することができる。
化型ポリウレタンプレポリマーをコーティングされた粒
状体の所定量を一つの塊にまとめ、操作を安全かつ容易
にするためのもので、樹脂と非反応性の素材で樹脂が湿
気硬化型であるため水分含有率の低い素材であることが
好ましい。素材としてはポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリウレタン、スチレン/イソプレ
ン/スチレンコポリマー等がある。使用する仕上がり形
態としては、編布、織布、不織布、ネット状構造があ
る。
樹脂の偏りと、樹脂の包装材への浸透を防ぐため、揺変
性付与剤を添加することができる。その他、適当な触
媒、安定剤、消泡剤、酸化防止剤、着色剤、充填剤等を
添加することができる。
用に使用されているものを用いることができる。例え
ば、湿気不透過性材料としての、ポリエステル/アルミ
ニウム/ポリエチレンの3層からなるアルミラミネート
袋またはその他多層構造の湿気不透過性のラミネート袋
が使用できる。
封止するための包装体を水硬化性成形体に水を含浸させ
るための容器としても利用するものであるが、図11は
この包装体を水硬化性成形体に水を含浸させるためのみ
に使用する成形用装置の一実施例である。111は水分
不透過性材料からなる袋体で、上部に開口112を有
し、下部には図1の実施例で示したように袋体の内部に
おいて複数個所(図の例では4個所)点シール113さ
れ、袋体111の内部において点シール113の両側に
は流路114が形成されている。この点シール113
は、成形すべき水硬化性成形体115が開口112から
挿入されたとき袋体111を垂下状態にしたとき水硬化
性成形体115を支持しそれより下方へ落下するのを阻
止する支持機構として働く。この場合の水硬化性成形体
115は、保管時は別個の包装体中に密封されており、
使用に際してその包装体の封を破り中の水硬化性成形体
を取り出し袋体111に挿入し、その後上述の実施例と
同様の操作を行うものである。
果を得ることができる。 成形体を水に浸すための特別の水槽を必要とするこ
となく、包装体の中で少量の水で硬化に必要な量の水分
を成形体に含浸させることができる。 包装体中で水を効率よく切ることができるから、周
囲に水を飛散させることなく成形体に必要な水分を含浸
させることができる。 水切りの際包装体に圧力をかけることができるか
ら、水切りをさらに効率よく行うことができる。
は縦断面図である。
の説明図で、aは製作状態の正面図、bはその平面図、
cはその側面図、dは製作された固定具の斜視図であ
る。
説明図である。
る。
る。
る。
る。
る。
の、aは正面図、bは断面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 水を含浸させることにより硬化する水硬
化性成形体を湿分不透過性の包装体中に密封し、包装体
の垂下状態において包装体の下部には挿入された水硬化
性成形体が包装体の内部下端に接触しないように水硬化
性成形体を支持する支持機構を備え、かつこの支持機構
は包装体内の水の流れは阻止しないようになっているこ
とを特徴とする成形装置。 - 【請求項2】 支持機構として包装体の垂下状態におい
て包装体の下端より距離をおいた位置を部分的にシール
したことを特徴とする請求項1記載の成形装置。 - 【請求項3】 支持機構として包装体の垂下状態におい
て包装体の下部を漏斗状に下方に向け狭めたことを特徴
とする請求項1記載の成形装置。 - 【請求項4】 包装体にファスナーを設けたことを特徴
とする請求項1記載の成形装置。 - 【請求項5】 包装体の少なくとも一つの面を硬く形成
したことを特徴とする請求項1記載の成形装置。 - 【請求項6】 包装体に水の注入又は排出口を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の成形装置。 - 【請求項7】 水分不透過性の材料からなる袋体を備
え、袋体は上部に開口を有し、下部に成形すべき水硬化
性成形体の挿入状態において水硬化性成形体が袋体の内
部下端に接触しないように水硬化性成形体を支持する支
持機構を有し、この支持機構は袋体内の水の流れは阻止
しないことを特徴とする成形用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02323197A JP3731773B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02323197A JP3731773B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201741A true JPH10201741A (ja) | 1998-08-04 |
JP3731773B2 JP3731773B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=12104857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02323197A Expired - Fee Related JP3731773B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3731773B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP02323197A patent/JP3731773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3731773B2 (ja) | 2006-01-05 |
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