JPH10201146A - モータの固定子およびモータフレーム - Google Patents
モータの固定子およびモータフレームInfo
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- JPH10201146A JPH10201146A JP1332797A JP1332797A JPH10201146A JP H10201146 A JPH10201146 A JP H10201146A JP 1332797 A JP1332797 A JP 1332797A JP 1332797 A JP1332797 A JP 1332797A JP H10201146 A JPH10201146 A JP H10201146A
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Abstract
して、磁気抵抗が増加しない新たな磁路を形成する。 【解決手段】帯状に形成したバックヨークと、バックヨ
ークから垂直に延出されたティースと、ティースとティ
ースとの間の任意の場所に設けられたV字状の切り込み
部とを有する第一の抜き板と、開口部の場所が第一の抜
き板の切り込み部の開口部の場所と異なる場所に設けら
れたV字状の切り込み部とを有する第二の抜き板とを備
え、この第二の抜き板と第一の抜き板を、1枚毎に、あ
るいは任意の枚数毎に交互に積層して固定子コアを形成
し、この固定子コアのティースに巻線を巻回し、V字状
の切り込み部を支点にして、ティースが軸中心方向に向
く方向に、バックヨークを折り曲げて輪状にしたモータ
の固定子17と、この固定子17を樹脂成形して構成し
たモータフレーム。
Description
コアと、この固定子コアの各ティースに巻回された巻線
とで構成したモータの固定子に関する。
ムの従来例を図11〜図15を用いて説明する。図11
は、従来におけるフープ材の平面図である。図12は、
巻線方法を説明した固定子コアの正面図である。図13
は、巻線が巻回された固定子コアの折り曲げ方法を説明
した図である。図14は、従来における固定子の正面図
である。図15は、従来における固定子コアの軸中心部
よりバックヨークを見た際の部分拡大図である。
フープ材32を打ち抜いて形成されている。また、抜き
板31は、帯状に形成されたバックヨーク33と、この
バックヨーク33の長辺部側より垂直に延出された複数
個のティース34とで構成されている。また、バックヨ
ーク33の長辺部33a側にあって、ティースとこのテ
ィースに隣接するティースの間に任意の場所には、切り
込み部35が設けられている。
ことにより、抜き板31を打ち抜いた後のフープ材32
の廃材の量を抑えることができる。つまり、ティースと
ティースの間の空間であるスロット36に、もう一つの
抜き板31のティース34が配設されるように、この抜
き板31をはめ合わせて打ち抜くことにより、従来廃棄
していたスロット36のフープ材32を有効に活用する
ことができる。
プ材32を打ち抜いて形成された抜き板31を積層して
形成されている。
を、固定子コア37のティース本体34のまわりに周回
させることにより、巻線38は、ティース34に巻回さ
れる。
は、電気的絶縁を施すために、絶縁材40が設けられて
いる。
られた切り込み部35を支点にして、ティース34が、
軸中心方向に向くようにバックヨーク33を折り曲げて
いく。そして、バックヨーク33を輪状に形成して、バ
ックヨーク33の両端を接着剤または溶接などにより固
着する。また、V字状の切り込み部35の切り込み角度
は、バックヨーク33が輪状に形成された時に切り込み
部35の対向する斜面35a、35bが互いに接触でき
る角度にする。
ーク33を折り曲げて、輪状に形成する。そして、バッ
クヨーク33の両端を接着剤または溶接などで固着す
る。これにより、インナーロータタイプの固定子41を
形成する。そして、各々のティース34に巻回されてい
る巻線38が接触する恐れがあるならば、巻線38間に
絶縁材42を挿入する。
に、同一形状の抜き板31を積層すると、図15で示す
ように、切り込み部35の接触部が同一直線状に配列さ
れる。
後、切り込み部に隙間が発生すると、バックヨーク内の
磁路の途中に空間ができ、従来の構造では、この空間を
通る必要があるため、この空間分の磁気抵抗が大きくな
ってしまう。
ば、帯状に形成されたバックヨークと、このバックヨー
クの片方の長辺部側から垂直に延出された複数個のティ
ースと、これらティースが延出したバックヨークの長辺
部側にあって、ティースとこのティースに隣接したティ
ースとの間の任意の場所に設けられたV字状の切り込み
部とを有する第一の抜き板と、帯状に形成されたバック
ヨークと、このバックヨークの片方の長辺部側から垂直
に延出された複数個のティースと、これらティースが延
出したバックヨークの長辺部側にあって、ティースとこ
のティースに隣接したティースの間の任意の場所に設け
られ、開口部の場所が前記第一の抜き板の開口部の場所
と異なる場所に設けられたV字状の切り込み部とを有す
る第二の抜き板とを備え、この第二の抜き板と前記第一
の抜き板を、1枚毎に、あるいは任意の枚数毎に交互に
積層して固定子コアを形成し、この固定子コアのティー
スに巻線を巻回し、V字状の切り込み部を支点にして、
ティースが軸中心方向に向く方向に、バックヨークを折
り曲げて輪状にして構成したことを特徴とするモータの
固定子を提供する。
プリミックスにより、モールド成形して構成したことを
特徴とするモータフレームを提供する。
この第一の抜き板の切り込み部の開口部の場所が異なる
第二の抜き板とを、任意の枚数後毎に交互に積層して固
定子コアを形成し、この固定子コアに巻線を巻回して、
切り込み部を支点にバックヨークを折り曲げて輪状に
し、モータの固定子を形成する。
クスでモールド成形して、モータフレームを形成する。
フレームの実施例を図1〜図10を用いて説明する。図
1は、本発明における第一の固定子コアの正面図であ
る。図2は、本発明における第二の固定子コアの正面図
である。図3は、固定子コアに巻線を巻回す方法を示し
た図である。図4は、固定子コアの切り欠け部の部分拡
大図である。図5は、図4における断面A−A部の拡大
側断面図である。図6は、巻線が巻回された固定子コア
の折り曲げ方法を示した図である。図7は、本発明にお
ける固定子の正面図である。図8は、図7における固定
子の切り欠け部の拡大図である。図9は、軸中心部から
バックヨークの側面を見た拡大図である。図10は、本
発明におけるモールドフレームを用いたモールドモータ
の部分側断面図である。
における抜き板と同様に帯状に形成されたバックヨーク
2と、このバックヨーク2の長辺部2a側より垂直に延
出された複数個のティース3とで構成されている。ま
た、バックヨーク2の一方の長辺部2a側にあって、任
意のティースとこのティースに隣接するティースの間、
スロット4の任意の場所にV字状の切り込み部5が設け
られている。このV字状の切り込み部5の切り込み角度
Rは、スロット4の数により決定される。例えば、12
スロットの固定子を形成するならば、切り込み角度R
は、30゜の角度を基準にして決定される。すなわち、
この切り込み角度Rは、後述するように、抜き板を折り
曲げ、輪状にした後に、切り込み部5の対向する斜面5
a、5bが接触する角度である。
面5a、5bが重なる底部には、逃げ溝5cが設けられ
ている。すなわち、バックヨークを折り曲げた後、V字
状の切り込み部の対向する斜面5a、5bが重なる底部
は、折り曲げにより、底部周辺の鋼板が盛り上がって突
起となる可能性がある。つまり、バックヨークを折り曲
げている際に、この突起により、積層されている抜き板
と抜き板の間に隙間が発生する可能性がある。そこで、
バックヨークを折り曲げる際に発生する突起を逃げ溝を
用いて、抜き板間の隙間の発生を防止する。
抜き板1と同様に、バックヨーク7とティース8とで構
成されている。また、第一の抜き板1と同様に、バック
ヨーク7の一方の長辺部7a側にあって、スロット9の
任意の場所に、V字状の切り込み部10が設けられてい
る。この切り込み部10は、第一の抜き板の切り込み部
5と同様に、対向する斜面10a、10bと斜面5a、
5bが重なる底部に設けられている逃げ溝10cとで形
成されている。切り込み部8の開口部が設けられている
場所は、第一の抜き板1に設けられている切り込み部5
の開口部が設けられている場所とは異なる場所に設けら
れおり、また、切り込み部5と切り込み部8のそれぞれ
の底部(あるいはそれぞれの逃げ溝5c、10c)は同
じ場所に設けられている。
抜き板1と第二の抜き板6とを一枚毎に、あるいは任意
の枚数毎に、交互に積層して形成されている。この固定
子コアの巻線12が巻回される場所、例えば、積層され
たティース13、およびバックヨーク14に絶縁材15
が設けられている。そして、この絶縁材15を介して巻
線12を積層されたティース13に巻回されている。
を使用し、このノズル16の内部に巻線12を通し、ノ
ズル16内を通った巻線12の先端を任意の場所に固定
し、ノズル16の先端部をティース13の回りを周回さ
せて、巻線12をティース13に巻回されている。
と第二のコア板6とを交互に積層していくと、それぞれ
の切り込み部5、10は、櫛状に形成され、これら櫛状
の切り込み部が、互いに噛み合って固定子コア11が形
成されている。
び第二のコア板6の各々の切り込み部5、10を支点に
して、ティース13が、軸中心方向に向くようにバック
ヨーク14を折り曲げて、輪状に形成する。そして、バ
ックヨーク14の両端14aを接着剤、または溶接にて
固着し、固定子17を形成する。
る際に、切り込み部5、10の対向する各々の斜面5
a、5b、10a、10bが接触せずに隙間が生じた場
合、あるいは、設計上である程度の隙間18が生じるよ
うに設計した場合、この隙間18が生じた抜き板に流れ
る磁気は、この抜き板の上下に積層されている抜き板に
迂回して磁路を形成して流れることができる。
るようにすれば、V字状の切り込み部の切り込み角度R
に隙間分の角度を足し合わせることができ、余裕を持っ
て切り込み部の切り込み角度Rの寸法公差を決定するこ
とができる。
固定子17をプリミックス20(または樹脂)でモール
ド成形したモータフレーム21と、このモータフレーム
21内に収納されている回転子22と、この回転子22
を支持し、回転子22を回転自在にさせる軸受23と、
この軸受23を収納、固定するベアリングブラッケット
24で構成されている。
つまり、ティース13の先端部を基準にして、固定子1
7を形成すると、外周部の寸法精度が悪くなってしま
う。すなわち、以上のように形成された固定子17を従
来からある鋼板製のモータフレームに挿入してモータの
組み立てを行おうとしても、固定子17の外周部の寸法
精度が悪いため、固定子17の外周部を基準にして、モ
ータの組み立てを行うことが困難となる。つまり、モー
タフレームに取り付けられる軸受などの取り付け精度が
悪くなってしまう。
をモールド成形して、モータフレームを形成する。つま
り、固定子の内周部を基準にして、容易にモータフレー
ムを構成することができるため、モータ組み立て時にお
いて、組み立て精度の高いモータフレームを構成するこ
とができる。
抜き板の2種類の抜き板を使用して説明をおこなった
が、3種類以上の抜き板を使用しても良いし、また、1
種類の抜き板を使用し、この抜き板の表裏を逆にするこ
とにより、切り込み部の開口部の場所を異なる場所に配
置して、積層してもよい。
じても、この隙間を迂回して、磁気抵抗が増加しない新
たな磁路を形成することができる。
示した図。
図。
ールドモータの部分側断面図。
を説明した図。
クヨークを見た際の部分拡大図。
Claims (2)
- 【請求項1】帯状に形成されたバックヨークと、このバ
ックヨークの片方の長辺部側から垂直に延出された複数
個のティースと、これらティースが延出したバックヨー
クの長辺部側にあって、ティースとこのティースに隣接
したティースとの間の任意の場所に設けられたV字状の
切り込み部とを有する第一の抜き板と、 帯状に形成されたバックヨークと、このバックヨークの
片方の長辺部側から垂直に延出された複数個のティース
と、これらティースが延出したバックヨークの長辺部側
にあって、ティースとこのティースに隣接したティース
の間の任意の場所に設けられ、開口部の場所が前記第一
の抜き板の切り込み部の開口部の場所と異なる場所に設
けられたV字状の切り込み部とを有する第二の抜き板と
を備え、 この第二の抜き板と前記第一の抜き板を、1枚毎に、あ
るいは任意の枚数毎に交互に積層して固定子コアを形成
し、 この固定子コアのティースに巻線を巻回し、V字状の切
り込み部を支点にして、ティースが軸中心方向に向く方
向に、バックヨークを折り曲げて輪状にして構成したこ
とを特徴とするモータの固定子。 - 【請求項2】請求項1記載のモータの固定子を樹脂また
はプリミックスにより、モールド成形して構成したこと
を特徴とするモータフレーム。
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- 1997-01-08 JP JP01332797A patent/JP3782533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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