JP2001057748A - 電動機および電動機コアの製造方法 - Google Patents

電動機および電動機コアの製造方法

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JP2001057748A JP11226647A JP22664799A JP2001057748A JP 2001057748 A JP2001057748 A JP 2001057748A JP 11226647 A JP11226647 A JP 11226647A JP 22664799 A JP22664799 A JP 22664799A JP 2001057748 A JP2001057748 A JP 2001057748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンガを積むように交互に重ね積みする構造を
持つ分割型コアにおいて、下層と上層との間の絶縁皮膜
の損傷による電気的接続部分の形成を防止してコアの鉄
損による特性への影響を少なくし、特性ばらつきを最小
限に抑えることができるようにした電動機および電動機
コアの製造方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、両面に絶縁皮膜が施され、バリ
やかえり等の突出部分が除去された互いに突き合わされ
る端部を有するコア板部分を、1枚づつまたは複数枚づ
つレンガを積むように交互に重ね積みする構造を持つ分
割型コアを固定子または回転子に備えたことを特徴とす
る電動機である。上記の構造をとることにより、コアの
鉄損による特性への影響を少なくし、モータとした場合
の特性ばらつきを最小限に抑えることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクションモ
ータ、磁石モータ等、固定子と回転子で構成される電動
機における固定子または回転子のコアおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インダクションモータ、磁石モータ等の
構造は、固定子と回転子で構成される。そして、その固
定子は、コアと、該コアに多数設けられたスロットへ配
置されるコイルとで構成される。回転子は、軸に回転子
となる部分、インダクションモータであればかご型の導
体を有する回転子、磁石モータであれば軸に磁石を貼り
付けた構造の回転子、あるいは、珪素鋼板の積層コアの
中に磁石を埋め込んだ構造の回転子をあわせた構造を有
する。その形状は、固定子部分が円筒の形状を持つ。固
定子のコアは一般的には一体の形状をプレスにて打抜
き、積層して使用する場合が多いが、特開平9−191
588号公報(従来技術1)、特開平6−105487
号公報(従来技術2)のように分割したコアを組立てて
円筒の固定子コアを形成する分割型コア構造もある。
【0003】また、特開昭49−117904号公報
(従来技術3)には、分割したコアをレンガを積み重ね
るように互い違いに積層していく組立方法をとって分割
型コアを得ることが記載されている。他方、特開平4−
331444号公報(従来技術4)には、金属材料をプ
レス加工により打ち抜き成形し、鉄心構成片を形成する
打ち抜き工程と、前記鉄心構成片を積層して結合するこ
とにより、複数の鉄心構成片を積層鉄心として一体化す
る積層工程とを含む積層鉄心の製造方法において、前記
打ち抜き工程が、順送り金型を用いた複数の打ち抜き工
程からなり、鉄心構成片の形状の打ち抜き後に、ダイ側
もしくはストリッパー側に、加工形状に対応した形状の
突起を具備したステーションを当接させ、打ち抜きによ
るばりを潰す工程を含み、スロットへの巻線での切断を
なくして円滑な巻線を実現することが記載されている。
【0004】更に、特開平5−49218号公報(従来
技術5)には、順送型プレス加工によって薄板素材から
所定形状の鉄心薄板を打ち抜き、これを所定数積層固着
する回転電機用積層鉄心の製造方法において、順送金型
内に設けた成形用ステーションによって、積層鉄心の端
部に積層される前記鉄心薄板に対し、そのスロット開口
縁をアール状に成形し、スロットに装着される絶縁紙の
損層を低減することが記載されている。更に、特開平5
−38103号公報(従来技術6)には、モーター用磁
心のプレス抜きバリ部を曲面ならびに直線面に変えるこ
とによって、モーター巻線時におけるコイルの損傷防止
ならびに巻線効率の向上が図れるモーター用磁心製造方
法が記載されている。更に、特開平8−340659号
公報(従来技術7)には、剪断加工で成形するモータの
鉄心板を複数枚積層するモータの鉄心において、モータ
の鉄心板を剪断加工で発生したかえりをプレスして積層
する板面からはみ出さないようにして、コイル巻配部の
積層する板面からかえりが出さないようにし、巻線の絶
縁不良の低減をはかったモータの鉄心が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1〜3に
は、電動機における分割型コアについて記載されてい
る。
【0006】他方、従来技術4〜7においては、打ち抜
く際のバリやかえりを潰すことによって積層された鉄心
の板面からバリやかえりをはみ出さないようにしてスロ
ットに装着される絶縁紙やコイルの損傷を防止してコイ
ルの絶縁不良の低減をはかることが記載されている。し
かしながら、従来技術4〜7には、従来技術3等に記載
されているような分割型コアに適用して下層と上層との
間の絶縁皮膜の損傷による電気的接続部分の形成を防止
し、コイルにモータ駆動に必要な電流を流してコアに磁
界を発生させた際の渦電流の発生に基づく鉄損と呼ばれ
るモータの損失を無くする点について考慮されていなか
った。また、従来技術3等に記載された分割型コア構造
では、組立工程での下層と上層との間の絶縁皮膜の損傷
を防止して鉄損を無くする品質管理が困難であった。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
レンガを積むように交互に重ね積みする構造を持つ分割
型コアにおいて、下層と上層との間の絶縁皮膜の損傷に
よる電気的接続部分の形成を防止してコアの鉄損による
特性への影響を少なくし、特性ばらつきを最小限に抑え
ることができるようにした電動機および電動機コアの製
造方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、コアバックコア部とティースコア部とを分割して構
成される分割型コアにおいて、下層と上層との間の絶縁
皮膜の損傷による電気的接続部分の形成を防止してコア
の鉄損による特性への影響を少なくし、特性ばらつきを
最小限に抑えることができ、更に組立性を向上させた電
動機および電動機コアの製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、バリやかえり等の突出部分が除去された
互いに突き合わされる端部を有し、両面に絶縁皮膜が施
されたコア板部分を積層して構成された積層コア部分を
組立てて構成した分割型コアを固定子または回転子に備
えたことを特徴とする電動機である。また、本発明は、
両面に絶縁皮膜が施されたコア板部分を積層して構成さ
れ、バリやかえり等の突出部分が存在しない最外表面を
有する積層コア部分を組立てて構成した分割型コアを固
定子または回転子に備えたことを特徴とする電動機であ
る。また、本発明は、両面に絶縁皮膜が施され、バリや
かえり等の突出部分が除去された互いに突き合わされる
端部を有するコア板部分を、1枚づつまたは複数枚づつ
レンガを積むように交互に重ね積みする構造を持つ分割
型コアを固定子または回転子に備えたことを特徴とする
電動機である。
【0009】また、本発明は、両面に絶縁皮膜が施さ
れ、互いに突き合わされる端部を有するコア板部分を、
上層の前記端部に存在するバリやかえり等の突出部分に
対する逃げを下層の表面に形成させた状態で1枚づつま
たは複数枚づつレンガを積むように交互に重ね積みする
構造を持つ分割型コアを固定子または回転子に備えたこ
とを特徴とする電動機である。また、本発明は、前記電
動機の分割型コアにおいて、コアバックコア部と複数の
ティースコア部とは分割され、該複数のティースコア部
の係合連ね部を前記コアバックコア部の係合連ね部に嵌
合されて構成された構造であることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記電動機の分割型コアにおいて、前記
両方の係合連ね部にはバリやかえり等の突出部分が除去
されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、電動機の固定子コアまた
は回転子コアを分割型コアで製造する電動機コアの製造
方法であって、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から
コア板部分を打ち抜き、該コア板部材における端部を面
付け成形してバリやかえり等の突出部分を除去する打ち
抜き工程と、該打ち抜き工程で突出部分が除去された端
部を有するコア板部分について該端部を突き合わせて積
層して積層コア部分を作る積層工程と、該積層工程で作
られた積層コア部分を組み立てて分割型コアを作る組立
工程とを有することを特徴とする電動機コアの製造方法
である。また、本発明は、電動機の固定子コアまたは回
転子コアを分割型コアで製造する電動機コアの製造方法
であって、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材からコア
板部分を打ち抜き、該コア板部材における端部を面付け
成形してバリやかえり等の突出部分を除去する打ち抜き
工程と、該打ち抜き工程で突出部分が除去された端部を
有するコア板部分について1枚づつまたは複数枚づつレ
ンガを積むように前記端部を突き合わせながら交互に重
ね積みして組み立てて分割型コアを作る組立工程とを有
することを特徴とする電動機コアの製造方法である。
【0011】また、本発明は、電動機の固定子コアまた
は回転子コアを分割型コアで製造する電動機コアの製造
方法であって、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から
コア板部分を打ち抜き、上層の突き合わせされる端部が
配置される部分に板厚方向に押圧成形して前記上層の端
部に存在するバリやかえり等の突出部分に対する逃げを
形成する打ち抜き工程と、該打ち抜き工程で打ち抜かれ
たコア板部分について上層と下層との間において前記突
出部分を前記逃げによって逃がして1枚づつまたは複数
枚づつレンガを積むように前記端部を突き合わせながら
交互に重ね積みして組み立てて分割型コアを作る組立工
程とを有することを特徴とする電動機コアの製造方法で
ある。また、本発明は、電動機の固定子コアまたは回転
子コアを分割型コアで製造する電動機コアの製造方法で
あって、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から第1の
係合部を有するコアバック板部分を打ち抜き、該コアバ
ック板部材における端部を面付け成形してバリやかえり
等の突出部分を除去する打ち抜き工程と該打ち抜き工程
で突出部分が除去された端部を有するコアバック板部分
について1枚づつまたは複数枚づつレンガを積むように
前記端部を突き合わせながら交互に重ね積みして組み立
てて前記第1の係合部を連ねた複数の第1の係合連ね部
を有するコアバックコア部を作る組立工程とを有し、コ
アバックコア部を製造するコアバックコア製造工程と、
両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から第2の係合部を
有するティース板部分を打ち抜く打ち抜き工程と該打ち
抜き工程で打ち抜かれたティース板部分について前記コ
アバックコアの厚みに対応する枚数積層して組み立てて
前記第2の係合部を連ねた第2の係合連ね部を有するテ
ィースコア部を作る組立工程とを有し、複数のティース
コア部を製造するティースコア製造工程と、該ティース
コア製造工程で製造された複数のティースコア部の各々
に巻線されて整形されたコイルを挿入するコイル挿入工
程と、該コイル挿入工程でコイルが挿入されたティース
コア部の各々における第2の係合連ね部を、前記コアバ
ックコア製造工程で製造されたコアバックコア部の第1
の係合連ね部の各々に嵌合させて組み立てる組立工程と
を有することを特徴とする電動機コアの製造方法であ
る。
【0012】また、本発明は、電動機の固定子コアまた
は回転子コアを分割型コアで製造する電動機コアの製造
方法であって、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から
第1の係合部を有するコアバック板部分を打ち抜き、上
層の突き合わせされる端部が配置される部分に板厚方向
に押圧成形して前記上層の端部に存在するバリやかえり
等の突出部分に対する逃げを形成する打ち抜き工程と該
打ち抜き工程で打ち抜かれたコアバック板部分について
上層と下層との間において前記突出部分を前記逃げによ
って逃がして1枚づつまたは複数枚づつレンガを積むよ
うに前記端部を突き合わせながら交互に重ね積みして組
み立てて前記第1の係合部を連ねた複数の第1の係合連
ね部を有するコアバックコア部を作る組立工程とを有
し、コアバックコア部を製造するコアバックコア製造工
程と、両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材から第2の係
合部を有するティース板部分を打ち抜く打ち抜き工程と
該打ち抜き工程で打ち抜かれたティース板部分について
前記コアバックコアの厚みに対応する枚数積層して組み
立てて前記第2の係合部を連ねた第2の係合連ね部を有
するティースコア部を作る組立工程とを有し、複数のテ
ィースコア部を製造するティースコア製造工程と、該テ
ィースコア製造工程で製造された複数のティースコア部
の各々に巻線されて整形されたコイルを挿入するコイル
挿入工程と、該コイル挿入工程でコイルが挿入されたテ
ィースコア部の各々における第2の係合連ね部を、前記
コアバックコア製造工程で製造されたコアバックコア部
の第1の係合連ね部の各々に嵌合させて組み立てる組立
工程とを有することを特徴とする電動機コアの製造方法
である。
【0013】また、本発明は、前記電動機コアの製造方
法におけるコアバックコア製造工程の打ち抜き工程にお
いて、第1の係合部について面付け成形してバリやかえ
り等の突出部分を除去し、更に、前記ティースコア製造
工程の打ち抜き工程において、第2の係合部について面
付け成形してバリやかえり等の突出部分を除去すること
を特徴とする。
【0014】以上説明したように、前記構成によれば、
分割型コアにおいて、下層と上層のコア間で絶縁皮膜の
損傷に基づく電気的短絡を防止することができ、その結
果、コアの鉄損による特性への影響を少なくし、特性ば
らつきを最小限に抑えることができる電動機(モータ)
を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る電動機の実施の形態
について図面を用いて説明する。インダクションモー
タ、シンクロナスモータなどの電動機の構造は、図1に
示すように、固定子(ステータ)1と回転子(ロータ)
4と外枠7とで構成される。固定子1は、外枠7内に固
定されるレンガ積み構造のコアバックコア2aと該コア
バックコアの内周に形成された溝状の結合連ね部25に
凸状の係合連ね部24を嵌合させて固定されたティース
コア2bとによって構成される分割固定子コア2と、該
分割固定子コア2に多数設けられたスロットへ配置され
る多数のコイル1とで構成される。そして、上記レンガ
積み構造のコアバックコア2aとしては、1枚づつ、ま
たは複数枚の両面に絶縁皮膜が形成されたコアバック板
部分2a1からなるコアバックブロック2a2をレンガ
を積むように交互に重ね積みする構造で構成される。こ
のようなレンガ積み構造のコアバックコア2aにおい
て、図5に示すように突き合わされたコアバックブロッ
ク2a2のコーナ部29からは下層のコアバックブロッ
ク2a2に対してバリやかえり等の突出部分をなくし、
または図8に示すように下層のコアバックブロック2a
2’の最外表面にバリやかえり等の突出部分33に対す
る逃げ15を形成することにより下層のコアバックブロ
ック2a2’の最外表面に形成されている絶縁皮膜30
を損傷させずにコアの内部に電気的接続部分を形成する
ことがないように構成している。
【0016】以上説明した固定子1としては、レンガ積
み構造で、ティースコア部2bの係合連ね部24をコア
バックコア部2aの結合連ね部25に嵌合させて構成さ
れる分割型コアの場合について説明したが、ティースコ
ア部とコアバックコア部とが一体の分割型コアにも適用
することができる。特に、ティースコア部2bとコアバ
ックコア部2aとを分割した構造にすることによって、
ティースコア部2bに整列巻線されて整形されたコイル
3を装着した後、このティースコア部2bをコアバック
コア部2aに組立てることができるので、コイル3をス
ロットへ高占積率で装着することが可能となる。回転子
4は、回転子となる部分5、即ち、インダクションモー
タであればかご型の導体を有するもの、磁石モータであ
れば軸6に磁石を貼り付けた構造、あるいは、珪素鋼板
の積層コアの中に磁石を埋め込んだ構造のものを、軸6
に取り付けた構造を有する。その形状は、固定子コア2
に対応する部分が円筒の形状を持つ。そして、回転子の
軸6は、外枠7に設けられた軸受8に回転自在に支持さ
れる。以上説明した電動機の構造は、分割型コアから構
成されたものが固定子(ステータ)1で構成した場合に
ついて説明したが、磁石を埋め込んだ分割型コアから構
成された回転子に適用することができる。
【0017】次に、本発明に係る分割型コアから構成さ
れた固定子の製造方法の第1の実施例について、図2乃
至図6を用いて説明する。まず、コアバックコア2aの
製造方法について図2、図5および図6を用いて説明す
る。即ち、図2(a)に示すように、順送りプレス機
(図示せず)により、両面に絶縁皮膜30が形成された
シート状珪素鋼板素材11から、まずステータコアのコ
アバック板部分2a1の内周部分および外周部分を送り
穴40が形成される素材11に繋げた状態で、上型18
に設けられた押出成形20によりかしめ部21を張出し
成形し、更に図6(a)に示すように、コアバック板部
分2a1’の端部(特に図6に示すように長手方向の両
端部26および係合部27内)を形成するための不要な
部分11bを下型(ダイ)17に対するパンチ12の下
降によって抜き落し(打抜きし)、この打ち抜かれた部
分の端部26および係合部27に生じるバリやかえり等
の突出部分を除去するように上記素材11を上記送り穴
40を用いて順送りさせながら図6(b)に示す如く上
型18に設けられた上面面付駒13により端部26、2
7を上面面付け成形し、更に図6(c)に示す如く下型
17に設けられた下面面付駒14により端部26および
係合部27を下面面付け成形し、最後にコアバック板部
分2a1の内周部分および外周部分を素材11から切り
離してかしめ部21でかしめながら複数枚積層して図2
(b)に示すコアバックブロック2a2を得る。なお、
プレス打抜されたコアバック板部分2a1の端部26お
よび係合部27から、バリやかえり等の突出部分を除去
するように上面面付けおよび下面面付け成形しながらコ
アバック板部分2a1を順送りプレス機から1枚づつ取
り出し、それを図2(b)に示すコアバックブロック2
a2としてもよい。
【0018】いずれにしても、上記のように、1枚のコ
アバック板部分2a1または積層された複数枚のコアバ
ック板部分2a1から構成されるコアバックブロック2
a2を製造することにより、コアバックブロック2a2
の最下面に位置するコアバック板部分2a1の端部26
および係合部27からは図5に模式的に示すようにバリ
やかえり等の突出部分を無くすことができる。図5に示
すコアバックブロック2a2は、コアバック板部分2a
1を1枚または複数枚で構成されてもよい。従って、順
送りプレス機から、コアバック板部分2a1を1枚づつ
のものまたはコアバック板部分2a1を複数枚積層した
ものをコアバックブロック2a2として取出し、それを
図2(c)に示すようにレンガ状に互い違いに組み立て
ても、コアバックブロック2a2の最下面に位置するコ
アバック板部分2a1の端部において、その下のコアバ
ックブロック2a2の最上面に位置するコアバック板部
分2a1の表面に形成された絶縁皮膜30を破ることな
く、交互に重ね積みされた構造を持つコアバックコア2
aを得ることができる。
【0019】次に、ティースコア2bの製造方法につい
て、図3、および図6を用いて説明する。即ち、図3
(a)に示すように、両面に絶縁膜30が形成されたシ
ート状珪素鋼板11から、まずティース部分2b1の凸
状の係合部28以外の部分を送り穴40が形成される素
材11に繋げた状態で、上型18に設けられた押出成形
20によりかしめ部21を張出し成形し、更に図6
(a)に示すように、ティース板部分2b1’の係合部
28を形成するための不要な部分11bを下型(ダイ)
17に対するパンチ12の下降によって抜き落し(打抜
きし)、この打ち抜かれた部分の係合部28に生じるバ
リやかえり等を除去するように上記素材11を上記送り
穴40を用いて順送りさせながら図6(b)に示す如く
上型18に設けられた上面面付駒13により係合部28
を上面面付け成形し、更に図6(c)に示す如く下型1
7に設けられた下面面付駒14により係合部28を下面
面付け成形し、最後にティース板部分2a1の係合部2
8以外を素材11から切り離してかしめ部21でかしめ
ながらコアの積厚分積層して図3(b)に示すティース
コア2bを得る。このようにティースコア2bを製造す
ることによって、ティースコア2bの凸状の係合連ね部
24からはバリやかえり等を無くすことができる。
【0020】次に、図4に示すように、整列巻線されて
断面がほぼ台形形状に整形され、ティースに挿入される
部分について絶縁フィルムや絶縁シート23等で絶縁さ
れたコイル3を、上記ティースコア2bに挿入して組立
し、この組立てられたティースコア2bの後部の凸状の
係合連ね部24を、コアバックコア2aの内側に形成さ
れた溝状の係合連ね部25に嵌合させて固定する組立を
行うことにより、固定子(ステータ)1が完成される。
即ち、コアをティース部とコアバック部に分割する構造
とした場合、図4に示すようにティースコア2bにコイ
ル3を挿入組立した後、ティースコア2bをコアバック
コア2aへ軸方向に挿入する組立方法を取って固定子1
が完成される。
【0021】以上説明した製造方法をとることにより、
コアバックブロック2a2をレンガ状に積み上げた際の
コア端面接触部において、上記説明したように、プレス
加工した珪素鋼板の片側の端部にはバリやかえり等の突
出部分がないので、端面接触部の下層のコア表面の絶縁
皮膜30を損傷させることはない。従って、コアバック
ブロック2a2をレンガ状に積み上げた際、絶縁皮膜3
0の損傷が発生せず、コアの内部に電気的接続部分を形
成することがないので、その結果、コイルにモータ駆動
に必要な電流を流してコアに磁界を発生させた際、渦電
流の発生を防止し、鉄損と呼ばれるモータの損失が生じ
ることを防止することができる。即ち、本発明において
は、図5に模式的に示すように、コアバックコア2a
は、バリやかえり等の突出部分がなくR面取りされた状
態のコーナ部29を有するコアバックブロック2a2
を、レンガ状に積層して組立て形成されるので、コアバ
ックブロック2a2の両面に形成されている絶縁皮膜3
0は損傷されず、レンガ積層箇所のどこにおいても電気
的に接触しない構造を実現することができ、鉄損が生じ
ないコアバックコア2a、即ち固定子(ステータ)1を
得ることができる。
【0022】このように、素材11からコアバック板部
分2a1の端部26、27を抜き落しを行った後、上面
部の面付と下面側の面付けを行う工程を追加することに
よって、バリやかえりの出ないプレス打抜き品を得、そ
の後積層することによって、コーナ部29にバリやかえ
り等の突出部分が無い1枚のコアバック板部分または積
層された複数枚のコアバック板部分からなるコアバック
ブロック2a2を実現することができる。
【0023】即ち、順送りプレス加工において、面付け
工程を追加することにより、完全にバリ、かえりの無い
コアバック板部分2a1が得られる。これによって、打
抜きされたコアバック板部分2a1の端部26、27に
は、バリやかえりが取れた状態となり、その結果、コア
バックコア2aの断面において、図7に示すように複数
枚積層されたコアバック板部分2a1の端部同士、およ
びコアバックブロック2a2のレンガ積層端面31同士
のどこでも電気的に接触しない構造が可能となる。
【0024】特に、一つのコアバックブロック2a2の
内部においては、各コアバック板部分2a1の端部2
6、27にバリやかえり等の突出部分が生じたとして
も、端部26、27の位置は同じで、打ち抜き方向も同
じ方向を向けて重ねられ、しかも各コアバック板部分の
両面には絶縁皮膜30が形成されているので、上記突出
部分がその下のコアバック板部分の端部に接触して渦電
流が生じることがない。従って、レンガ積みされるコア
バックブロック2a2の表面(端面)31からバリやか
えり等の突出部分がなければ、レンガ積みされた際、そ
の下のコアバックブロック2a2の表面の絶縁皮膜30
を損傷させて電気的に接触することがない。それ故、複
数枚からなるコアバックブロック2a2の内部におい
て、コアバック板部分2a1の端部26、27にバリや
かえり等の突出部分があってもよい。しかし、コアバッ
ク板部分2a1は順送りプレス金型を用いた加工におい
て面付け工程を追加することによって、コアバックブロ
ック2a2を構成する全てのコアバック板部分2a1の
端部26、27においてバリやかえり等の突出部分をな
くすことができ、1枚毎にレンガ積みする場合でも、複
数枚毎にレンガ積みする場合でも、表面の絶縁皮膜30
を損傷させることなく組立することができる。
【0025】更に、コアをティース部とコアバック部に
分割する構造とした場合、図4に示すようにティースコ
ア2bにコイル3を挿入組立した後、ティースコア2b
をコアバックコア2aへ軸方向に挿入する組立方法を取
って固定子1が完成されることになる。従って、コアバ
ックコア2aの溝状の係合連ね部25およびティースコ
ア2bの凸状の係合連ね部24にバリを無くすことによ
り、図10(a)に示すように、コアバックコア2aの
係合連ね部25とティースコア2bの係合連ね部24と
もに面取形状同士の挿入となり、挿入力が小さいまま挿
入が可能となって組立性を向上させることができると共
に、挿入時にバリやかえり等の突出部分33が削れて、
鉄粉となってコア中に残る可能性を無くして信頼性の高
い分割型コアを実現することができる。
【0026】即ち、図6に示した順送りプレス金型に面
付け工程を追加することによって、ティース板部分2b
1の係合部28およびコアバック板部分2a1の係合部
27のバリやかえり等の突出部分33を除去する。これ
によって、係合連ね部(嵌合部)24、25についてバ
リ等の突出部分33のない組立て構造を有することにな
る。これら係合部分27、28についての面付けは、挿
入時に突出部分33が削れて、鉄粉とならなければよい
ので、必ずしも両面で行う必要は無く、方向を限定した
面付けでもよい。このように、方向を限定した面付けで
も、ある程度挿入力を低下させることができる。例え
ば、ティースコア2bは挿入する側、図9の下側のみの
面付けで、コアバックコア2aはその反対に上面のみの
面付けによっても上記の機能と同様の機能を持たせるこ
とが可能である。
【0027】次に、本発明に係る分割型コアから構成さ
れた固定子の製造方法の第2の実施例について図8を用
いて説明する。前述した第1の実施例では、順送りプレ
ス金型において上面面付、下面面付という別々の工程が
必要であった。本第2の実施例は、工程を大きく増加さ
せることなく、モータ性能を満足させる実施例である。
図8は、第2の実施例のコア構造を示す図で、(a)は
下層のコアバックブロック2a2’の最も表面に位置す
るコアバック板部分2a1”の断面形状を示し、(b)
はコアバックブロック2a2’をレンガ状に積層した断
面形状を示す。即ち、レンガ状に積層されたコアバック
ブロック2a2’の端面部分は打抜き時のバリやかえり
等の突出部分33が残ったままである。このバリやかえ
り等の突出部分33の高さは、材料にもよるが電磁鋼板
で0.35mmの厚みのコアバック板部分2a1’を打
ち抜きした場合に約0.01mm前後となる。そこで、
このバリ高さを逃げるように、コアバックブロック2a
2’のレンガ積層箇所の最外表面(板面)上に凹部(逃
げ)15を設けることにより、バリやかえり等の突出部
分33をコアバックブロック2a2’の最外表面の絶縁
皮膜30に接触させることなくレンガ積み状態で積層す
ることが可能なり、電気的短絡を発生させない分割型コ
アを実現することが可能となる。
【0028】なお、図9に示すように、プレスの打抜き
工程中、例えば抜き落し工程中などの工程中に、上型1
8に設けられた押圧駒16によって凹部15を成形する
ことが可能となる。以上説明した構造にすることによ
り、分割型コアにおいてコアの鉄損による特性への影響
を少なくし、モータとした場合の特性ばらつきを最小限
に抑えることが可能となる。特に、レンガ状に組立して
構成される分割型コアにおいては、コアの鉄損を無くす
る効果をより一層向上させて、モータとした場合の特性
ばらつきをより一層最小限に抑えることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、分割型コア構造におい
て、コアブロック間の絶縁皮膜の損傷に基づく短絡を防
止してコアの鉄損による特性への影響を少なくし、特性
ばらつきを最小限に抑えることができる電動機を実現す
ることができ、その結果電動機として大幅なコスト低減
を図ることができる効果を奏する。また、本発明によれ
ば、レンガ積み分割型コア構造において、コアブロック
間の絶縁皮膜の損傷に基づく短絡を防止してコアの鉄損
による特性への影響を少なくし、特性ばらつきを最小限
に抑えることができ、しかもコアを分割して組立ててい
ることによりある程度の振動吸収体となるため駆動時の
振動、騒音の低減が可能で、更にレンガ状に組立してい
ることにより円環振動などの電磁振動に対して強度を確
保できる電動機を実現することができる効果を奏する。
【0030】また、本発明によれば、レンガ積み分割型
コア構造にすることにより、電動機としての小形、高効
率化に寄与することができ、その結果セット製品の小
形、軽量化、低価格化を実現することができる。また、
本発明によれば、構造が簡単で分解性も良好であるた
め、リサイクルの観点から見ても環境にやさしい電動機
を実現することができる。また、本発明によれば、レン
ガ積み分割型コア構造において、ティースコア部とコア
バックコア部とを分割した構造にすることによって、テ
ィースコア部に整列巻線されて整形されたコイルを装着
した後、このティースコア部をコアバックコア部に組立
てることができるので、コイルをスロットへ高占積率で
装着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分割型コアを固定子に備えた電動
機の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る分割型コア構造の固定子を構成す
るコアバックコアの製造方法の第1の実施例を説明する
ための図である。
【図3】本発明に係る分割型コア構造の固定子を構成す
るティースコアの製造方法の第1の実施例を説明するた
めの図である。
【図4】本発明に係る分割型コア構造の固定子を組み立
てて製造する第1の実施例を説明するための図である。
【図5】本発明に係るコアバックブロックをレンガ状に
組み立てて分割型コアバックコアを製造する際、上層と
下層との間において絶縁皮膜が損傷しないことを説明す
るための図である。
【図6】コアバック板部分およびティース板部分を打ち
抜きする順送りプレス打ち抜き加工において、面付け加
工工程を追加したことを説明するための図である。
【図7】突き合わせられる端部において、バリやかえり
等の突出部分が除去されたコアバックブロックをレンガ
状に組み立てて分割型コアバックコアを製造する説明図
である。
【図8】本発明に係る分割型コア構造の固定子を構成す
るコアバックコアの製造方法の第2の実施例を説明する
ための図である。
【図9】コアバック板部分を打ち抜きする順送りプレス
打ち抜き加工において、押圧整形駒で逃げ(凹部)を形
成することを説明するための図である。
【図10】本発明に係るコアバックコア部のバリ等が除
去された溝状の係合連ね部に、ティースコア部のバリ等
が除去された凸状の係合連ね部を軸方向に挿入して嵌合
させて組み立てる状態を示す図である。
【符号の説明】
1…固定子(ステータ)、2…固定子コア、2a…コア
バックコア、2a1、2a1’、2a1”…コアバック
板部分、2a2、2a2”…コアバックブロック、2b
…ティースコア、2b1…ティース板部分、3…コイ
ル、4…回転子(ロータ)、5…回転子となる部分、6
…軸、7…外枠、8…軸受、11…珪素鋼板、11b…
スクラップ、12…パンチ、13…上面面付駒、14…
下上面面付駒、15…コア表面凹部(逃げ)、16…押
圧成形駒、17…下型、18…上型、20…押出成形、
21…かしめ部、24…凸状の係合連ね部、25…溝状
の係合連ね部、26…端部、27…溝状の係合部、28
…凸状の係合部、30…絶縁皮膜、40…送り穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 典明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 5H002 AA03 AA07 AA09 AB01 AB06 AC06 AC08 5H615 AA01 BB01 BB06 BB07 BB14 PP01 PP02 PP03 PP07 PP08 PP10 PP13 PP28 QQ02 QQ11 SS03 SS05 SS08 SS13 SS19 SS31 TT04 TT05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バリやかえり等の突出部分が除去された互
    いに突き合わされる端部を有し、両面に絶縁皮膜が施さ
    れたコア板部分を積層して構成された積層コア部分を組
    立てて構成した分割型コアを固定子または回転子に備え
    たことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】両面に絶縁皮膜が施され、バリやかえり等
    の突出部分が除去された互いに突き合わされる端部を有
    するコア板部分を、1枚づつまたは複数枚づつレンガを
    積むように交互に重ね積みする構造を持つ分割型コアを
    固定子または回転子に備えたことを特徴とする電動機。
  3. 【請求項3】両面に絶縁皮膜が施され、互いに突き合わ
    される端部を有するコア板部分を、上層の前記端部に存
    在するバリやかえり等の突出部分に対する逃げを下層の
    表面に形成させた状態で1枚づつまたは複数枚づつレン
    ガを積むように交互に重ね積みする構造を持つ分割型コ
    アを固定子または回転子に備えたことを特徴とする電動
    機。
  4. 【請求項4】前記分割型コアにおいて、コアバックコア
    部と複数のティースコア部とは分割され、該複数のティ
    ースコア部の係合連ね部を前記コアバックコア部の係合
    連ね部に嵌合されて構成された構造であることを特徴と
    する請求項1または2または3記載の電動機。
  5. 【請求項5】前記両方の係合連ね部にはバリやかえり等
    の突出部分が除去されていることを特徴とする請求項4
    記載の電動機。
  6. 【請求項6】電動機の固定子コアまたは回転子コアを分
    割型コアで製造する電動機コアの製造方法であって、 両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材からコア板部分を打
    ち抜き、該コア板部材における端部を面付け成形してバ
    リやかえり等の突出部分を除去する打ち抜き工程と、 該打ち抜き工程で突出部分が除去された端部を有するコ
    ア板部分について該端部を突き合わせて積層して積層コ
    ア部分を作る積層工程と、 該積層工程で作られた積層コア部分を組み立てて分割型
    コアを作る組立工程とを有することを特徴とする電動機
    コアの製造方法。
  7. 【請求項7】電動機の固定子コアまたは回転子コアを分
    割型コアで製造する電動機コアの製造方法であって、 両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材からコア板部分を打
    ち抜き、該コア板部材における端部を面付け成形してバ
    リやかえり等の突出部分を除去する打ち抜き工程と、 該打ち抜き工程で突出部分が除去された端部を有するコ
    ア板部分について1枚づつまたは複数枚づつレンガを積
    むように前記端部を突き合わせながら交互に重ね積みし
    て組み立てて分割型コアを作る組立工程とを有すること
    を特徴とする電動機コアの製造方法。
  8. 【請求項8】電動機の固定子コアまたは回転子コアを分
    割型コアで製造する電動機コアの製造方法であって、 両面に絶縁皮膜が施された鋼板素材からコア板部分を打
    ち抜き、上層の突き合わせされる端部が配置される部分
    に板厚方向に押圧成形して前記上層の端部に存在するバ
    リやかえり等の突出部分に対する逃げを形成する打ち抜
    き工程と、 該打ち抜き工程で打ち抜かれたコア板部分について上層
    と下層との間において前記突出部分を前記逃げによって
    逃がして1枚づつまたは複数枚づつレンガを積むように
    前記端部を突き合わせながら交互に重ね積みして組み立
    てて分割型コアを作る組立工程とを有することを特徴と
    する電動機コアの製造方法。
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