JP6739497B2 - 回転電機の電機子 - Google Patents

回転電機の電機子 Download PDF

Info

Publication number
JP6739497B2
JP6739497B2 JP2018208600A JP2018208600A JP6739497B2 JP 6739497 B2 JP6739497 B2 JP 6739497B2 JP 2018208600 A JP2018208600 A JP 2018208600A JP 2018208600 A JP2018208600 A JP 2018208600A JP 6739497 B2 JP6739497 B2 JP 6739497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
armature
yoke
armature core
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018208600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020078121A (ja
Inventor
宏紀 立木
宏紀 立木
貴紀 尾上
貴紀 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018208600A priority Critical patent/JP6739497B2/ja
Priority to CN201911038045.7A priority patent/CN111146882A/zh
Publication of JP2020078121A publication Critical patent/JP2020078121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739497B2 publication Critical patent/JP6739497B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators

Description

本願は、回転電機の電機子に関するものである。
近年、電動機または発電機の回転電機においては、小型高出力および高効率が求められている。回転電機の出力を向上させる方法の1つに、回転電機に用いられる電機子の鉄心の密度を向上させる方法がある。電磁鋼板を積層した鉄心の密度向上を阻害する要因には、電磁鋼板の連結に利用するカシメに起因した積層隙間がある。カシメは、全抜きカシメと半抜きカシメが一般的に用いられている。積層面からの飛出し量が板厚より小さいカシメが半抜きカシメであり、形状によって一般的に丸カシメもしくは小判形状のカシメと呼ばれている。半抜きカシメは飛出し量が小さいため積層隙間が生じにくいものの、カシメ強度が低いという課題があるため、回転電機の電機子の鉄心において半抜きカシメのみで所望のカシメ強度は得られない。また半抜きカシメは掛かり代が少なく積層時の固定力が小さいため、マテリアルハンドリング中の鋼板の割れに関しては弱いという課題がある。
斜辺部を有して板厚以上積層面からの飛出し量が可能であるカシメが全抜きカシメであり、形状によって一般的にVカシメもしくは台形カシメと呼ばれている。所望のカシメ強度を得るためには全抜きカシメが用いられるが、全抜きカシメでは積層隙間が大きくなるという課題があるため、鉄心の密度を向上させることができない。また、一般的に鉄心のヨークと巻線を巻回する鉄心のティースの双方に全抜きカシメが構成されるが、巻回時のテンションによりティースの積層隙間のみが圧縮されて鉄心の形状が変形してしまい、変形した鉄心で構成された電機子の円筒度および真円度が悪化するといった課題もあった。
この課題を解決するために、全抜きカシメの積層隙間を生む原因の1つである積層する各鋼板の斜辺部の幾何学的な干渉を抑制するため、斜辺部を金型内で押し伸ばして薄くした積層鉄心が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、全抜きカシメが有る鋼板と空孔の鋼板を交互に配置して積層隙間を低減させ、積層間をカシメと接着により固着したコアブロックが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−80853号公報 特開2009−72014号公報
上記特許文献1においては、積層鋼板の斜辺部の幾何学的な干渉を抑制することができる。しかしながら、鋼板の積層面の面内方向のズレによる積層隙間の増加、また斜辺部のバネ性による積層隙間の拡大を抑制することができないという課題があった。
また上記特許文献2においては、全抜きカシメがある鋼板と空孔の鋼板の交互配置で全抜きカシメの掛かりが浅いため、接着剤を追加して接合強度を補強する構成となっており、接着剤塗布工程の増加および部材の多種化といった生産性の悪化という課題があった。また、接着剤を介した鋼板の積層で鉄の密度が低減するため、磁束の通りが更に悪くなり、鉄心の特性が悪化するという課題があった。
本願は前記のような課題を解決するためになされたものであり、回転電機の電機子の積層隙間を抑制して回転電機の出力を向上させることを目的としている。
本願に開示される回転電機の電機子は、積層された複数の鋼板がカシメにより結合されてなる電機子鉄心が複数円環状に連結された電機子であって、前記電機子鉄心はヨークとヨークの中央から突出したティースとを有し、カシメは、半抜きカシメと全抜きカシメであり、前記半抜きカシメは、前記ティースのセンターライン上であって、前記ティースと前記ヨークの境界部の前記ヨーク側に形成され、前記鋼板の積層面からの飛出し量が前記鋼板の板厚よりも小さく構成されており、前記全抜きカシメは、前記境界部から離れた前記ヨーク内に形成され、前記鋼板の積層面からの飛出し量が前記半抜きカシメの飛出し量よりも大きく構成されたものである。


本願に開示される回転電機の電機子によれば、積層隙間を抑制して回転電機の出力を向上させることができる。
実施の形態1に係る回転電機の構成を示す片側断面模式図である。 実施の形態1に係る電機子の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る電機子の一部の分解斜視図である。 電機子の巻線の巻回を説明する図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心を構成する鋼板の平面図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心を構成する鋼板の断面図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心の断面図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心の台形カシメ近傍を拡大した断面図である。 実施の形態1に係る電機子鉄心の半抜きカシメ近傍を拡大した断面図である。 実施の形態2に係る電機子鉄心を構成する鋼板の平面図である。 電機子鉄心についての磁界解析の結果を示した図である。 実施の形態3に係る2枚の鋼板を積層することで構成された鋼板の平面図である。 実施の形態3に係る電機子を構成する円環状に連結された電機子鉄心の平面図である。 実施の形態3に係る電機子を構成する電機子鉄心を展開した平面図である。 図14に示したヒンジ部近傍を拡大した平面図である。 図16に示したヒンジ部の断面図である。
以下、実施の形態の回転電機の電機子を図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転電機1の構成を示す片側断面模式図である。回転電機1は、電機子10と回転子40をハウジング20の内部に収納する。ハウジング20は、有底円筒状のフレーム21とフレーム21の開口部を塞口する端板22とで構成される。電機子10は、フレーム21の円筒部に内嵌状態に固着される。回転子40は、フレーム21の底部および端板22にベアリング44を介して回転可能に支持され、電機子10の内周側に配設される。
まず回転子40の概略について説明する。回転子40は永久磁石型回転子であって、回転軸41にその軸心位置が挿着された円筒状の回転子鉄心42と、この回転子鉄心42の外周面側に埋設されて周方向に所定のピッチで配列されて磁極を構成する永久磁石43とを備えている。なお、回転子40はこのような永久磁石式回転子に限定されるものではなく、絶縁しない回転子導体を回転子鉄心42のスロットに収納して両側を短絡環で短絡した、いわゆるかご形回転子、もしくは電機子巻線を回転子鉄心42に形成してスロットに装着した巻線形回転子を用いても構わない。
次に電機子10について説明する。図2は電機子10の概略構成を示す斜視図、図3は電機子10の一部の分解斜視図である。電機子10は、電機子鉄心13とスロットセル14とボビン15と巻線16とから構成される。これらの構成要素を複数個円環状に連結することで電機子10は形成される。電機子鉄心13は、図3に示すように他の電機子鉄心13との連結部で磁束の通路であるヨーク12とヨーク12の中央から突出したティース11とを備える。電機子10が形成された際、ティース11は電機子10の内側に向けて等ピッチに配置される。ティース11の両側面に絶縁材で形成されたスロットセル14を当てた後、ティース11の上面と下面から絶縁材で形成されたボビン15を挿入してスロットセル14は固定される。この絶縁組立後に、スロットセル14とボビン15を介してティース11に巻線16の巻回が行われる。図4は巻線の巻回を説明する図で、図4(a)は巻回中、図4(b)は巻回終了後である。図4(a)に示すように、巻き線機70のノズル71から供給される導体線をスロットセル14とボビン15に巻き線機70を矢印P方向に巻回することで、巻線16は形成される。スロットセル14はポリフェニレンサルファイド樹脂またはメタ系アラミド繊維のシートで、電機子鉄心13と巻線16を電気的に隔離する。スロットセル14は、ティース11の側面に両面テープによって貼り付けてもよい。導体線である巻線16は、銅線もしくはアルミ線で構成される。
本願の要部である電機子鉄心13について説明する。図5は電機子鉄心13の概略構成を示す斜視図、図6は電機子鉄心13を構成する鋼板30の平面図、図7は図6の一点鎖線A−Aにおける断面図、図8は電機子鉄心13の断面図、図9は電機子鉄心13の台形カシメ近傍(図8右破線囲み部17)を拡大した断面図、図10は電機子鉄心13の半抜きカシメ近傍(図8左破線囲み部18)を拡大した断面図である。図5に示すように、電機子鉄心13は積層された複数の鋼板30(図5において鋼板30は一部のみ図示)がカシメにより結合されて構成される。ティース11は巻線16の土台となる部位である。ヨーク12の側面は、他の電機子鉄心13との連結面12aとなる。例えばレーザ接合または接着により電機子鉄心13同士の連結が連結面12aにおいて行われるが、連結の方法はこれらに限るものではない。複数の鋼板30が積層され、半抜きカシメ31と台形カシメ32とで回転電機1の回転軸41(図1参照)の方向に連結される。平面視で小判形状の半抜きカシメ31は、ティース11のセンターライン(図6の一点鎖線)上でティース11内に形成される。なお、半抜きカシメ31はティース11のセンターライン上に配置することが好ましい。このように配置することにより、打ち抜きによる鋼板30の作製において、半抜きカシメ31の形成後に鋼板30を打ち抜く際の抜き荷重のバランスを取ることができる。全抜きカシメである台形カシメ32は、半抜きカシメ31よりもヨーク12側のヨーク12内に形成される。
台形カシメ32は、図7に示すように断面において斜辺部33を有する台形形状に打ち抜かれている。半抜きカシメ31における鋼板30の積層面34からの飛出し量Xは、鋼板30の板厚tよりも小さく構成される。台形カシメ32における鋼板30の積層面からの飛出し量Yは、半抜きカシメの飛出し量Xよりも大きく、かつ鋼板30の板厚tよりも大きく構成される。図8に示すように、斜辺部33も含めて個々の台形カシメ32が重なるように各鋼板30は積層される。最下層となる鋼板30aには半抜きカシメ31および台形カシメ32は配置されずに、空孔35が設けられる。半抜きカシメ31および台形カシメ32が電機子鉄心13の底面から顕著に突出することを防ぐためである。
台形カシメ32を配置して積層したヨーク12の積層間には、積層面の面内方向のズレ、斜辺部33の幾何学的な干渉、斜辺部33のスプリングバックといった要因により、積層隙間が発生し得る(図9、ただし積層隙間は不図示)。半抜きカシメ31は鋼板30の板厚tよりも飛出し量Xが小さいため、半抜きカシメ31を配置して積層したティース11の積層間には、上述した要因はなく、上述した要因に起因した積層隙間は発生しない(図10)。また、半抜きカシメ31は台形カシメ32に起因した積層面の面内方向のズレ、および斜辺部のスプリングバックを抑制する効果を有するため、半抜きカシメ31を設けることで電機子鉄心13の製造時に鋼板30を精度よく積層することができる。巻線を巻回するティース11に半抜きカシメ31を設けたためティース11の積層隙間は抑制されており、巻回時のテンションによる電機子鉄心13の形状変形も抑制され、図1で示した電機子10の円筒度および真円度は改善し、フレーム21を電機子10に挿入した時の挿入力のバラつきを低減することができる。電機子鉄心13としての積層間の隙間が抑制されることになり、鉄心の占積率が向上して鉄心密度は向上し、流すことができる磁束の量が増加し、回転電機1の出力の向上につながる。
以上のように、この回転電機1の電機子10では、ティース11のセンターライン上に配置され鋼板30の積層面からの飛出し量が鋼板30の板厚よりも小さく構成された半抜きカシメ31と、半抜きカシメ31よりもヨーク12側に配置され、鋼板30の積層面からの飛出し量が半抜きカシメ31の飛出し量よりも大きく構成された台形カシメ32とで結合された電機子鉄心13を備えているため、積層隙間を抑制して回転電機1の出力を向上させることができる。また、半抜きカシメ31と台形カシメ32を同じ電機子鉄心13内に形成したので、マテリアルハンドリング中の鋼板30の積層割れが抑制され、電機子鉄心13の生産性を向上することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機1の電機子10について説明する。図11は電機子鉄心13を構成する鋼板30の平面図である。実施の形態1では半抜きカシメ31はティース11のセンターライン上でティース11内に配置されていたが、実施の形態2では半抜きカシメ31はティース11とヨーク12の境界部36のヨーク12側に配置されるものである。なお、他の構成については、実施の形態1の記載と同様であるため同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、平面視で丸形状の半抜きカシメ31はティース11のセンターライン(図11の一点鎖線)上でティース11とヨーク12の境界部36(図11の破線部)のヨーク12側に配置される。2個の台形カシメ32は、境界部36から離れたヨーク12内のセンターラインに対して線対称の位置に配置される。ティース11内に半抜きカシメ31が設けられていないため、ティース11の積層隙間はさらに抑制されており、巻回時のテンションによる電機子鉄心13の形状変形もさらに抑制される。
図12は電機子鉄心13についての磁界解析の結果を示した図で、永久磁石43に起因した磁束線80がティース11とヨーク12を通過する様子を示したものである。図ではティース11を磁束線80が10本通過している。図に示すように、ヨーク12はティース11と比べて磁束線80の間隔は疎であり、磁束密度が比較的低下した領域である。半抜きカシメ31を磁束線80の間隔が密であるティース11ではなく、磁束線80の間隔が疎である境界部36のヨーク12側に配置することで、ティース11における半抜きカシメ31の配置による磁路の妨げが抑制される。よって巻線16が巻回されるティース11の磁束線80が乱れることなく効率よく形成されるため、回転電機1の出力向上につながる。
以上のように、この回転電機1の電機子10では、半抜きカシメ31はティース11とヨーク12の境界部36のヨーク12側に配置したため、積層隙間を抑制して回転電機1の出力を向上させることができる。また、巻線16が巻回されるティース11における磁束線80が乱れることなく効率よく形成されるので、回転電機1の出力を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機1の電機子10について説明する。図13は鋼板30eの上に鋼板30dを積層して構成された鋼板30bの平面図、図14は電機子10を構成する円環状に連結された電機子鉄心13の平面図、図15は電機子10を構成する電機子鉄心13を展開した平面図である。実施の形態2ではヒンジ部37を設けることなく電機子鉄心13は他の電機子鉄心13と連結されていたが、実施の形態3ではヨーク12の端部に隣接した他の電機子鉄心13と連結されるヒンジ部37を備え、ヒンジ部37の内側に台形カシメ32は形成されるものである。なお、他の構成については、実施の形態2の記載と同様であるため同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、後述するヒンジ部37を構成する空孔37aと凸部37bはヨーク12の端部に設けられる。空孔37aは上側の鋼板30dに、凸部37bは下側の鋼板30eに形成される。半抜きカシメ31と台形カシメ32の鋼板30内の配置は図11に示した配置と同様であり、台形カシメ32はヒンジ部37の内側にそれぞれ形成される。隣接する電機子鉄心13はヒンジ部37を中心軸として展開可能に連結され、図14に示すように、12個の電機子鉄心13を円環状に連結して電機子10が構成される。図15に示すように、展開した電機子鉄心13は等間隔に離間して並べられ、この状態で導体線の巻回が実施される。連結を保ったままでも広いスペースを確保して導体線が巻回できるため、占積率を向上させることができる。
ヒンジ部37の詳細について説明する。図16は図14に示したヒンジ部37の近傍を拡大した平面図、図17は図16の一点鎖線B−Bにおける断面図である。図17に示すように、隣接して配置される電機子鉄心13を構成する一方の鋼板30bの空孔37aと、他方の鋼板30cの凸部37bとが積層時に嵌合されることでヒンジ部37が形成される。
ヒンジ部37の周囲の積層隙間がゼロであった場合、ヒンジ部37の周囲の摩擦力が大きくなるため、電機子鉄心13を展開する際には大きな力が必要となる。鋼板30に配置するカシメを全て半抜きカシメ31とすると積層隙間が抑制され、鋼板同士が密着するため展開に必要な力が大きくなり、生産性が悪化する。台形カシメ32をヒンジ部37の内側にそれぞれ配置したことでヒンジ部37の周囲に積層隙間が発生するため、電機子鉄心13の展開に必要な力が下がり、生産性を改善させることができる。
以上のように、この回転電機1の電機子10では、ヨーク12の端部に隣接した他の電機子鉄心13と連結されるヒンジ部37を備えたため、広いスペースを確保して導体線が巻回でき占積率が向上し、回転電機1の出力を向上させることができる。また、ヒンジ部37の内側に積層隙間が発生し得る台形カシメ32を配置したため、ヒンジ部37の周囲の鋼板同士が密着せず電機子鉄心13の展開に必要な力が下がるので、生産性を改善させることができる。
本願は、電動機、発電機、圧縮機またはステータ等の回転電機の電機子に関するものであるが、適用先はこれらに限るものではなく、リニアモータ等の電機子を備えた他の機器への適用が可能である。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 回転電機、10 電機子、11 ティース、12 ヨーク、12a 連結面、13 電機子鉄心、14 スロットセル、15 ボビン、16 巻線、20 ハウジング、21 フレーム、22 端板、30 鋼板、31 半抜きカシメ、32 台形カシメ、33 斜辺部、34 積層面、35 空孔、36 境界部、37 ヒンジ部、37a 空孔、37b 凸部、40 回転子、41 回転軸、42 回転子鉄心、43 永久磁石、44 ベアリング、70 巻き線機、71 ノズル、80 磁束線

Claims (2)

  1. 積層された複数の鋼板がカシメにより結合されてなる電機子鉄心が複数円環状に連結された電機子であって、
    前記電機子鉄心はヨークと前記ヨークの中央から突出したティースとを有し、
    前記カシメは、半抜きカシメと全抜きカシメであり、
    前記半抜きカシメは、前記ティースのセンターライン上であって、前記ティースと前記ヨークの境界部の前記ヨーク側に形成され、前記鋼板の積層面からの飛出し量が前記鋼板の板厚よりも小さく構成されており、
    前記全抜きカシメは、前記境界部から離れた前記ヨーク内に形成され、前記鋼板の積層面からの飛出し量が前記半抜きカシメの飛出し量よりも大きく構成されていることを特徴とする回転電機の電機子。
  2. 前記電機子鉄心は、前記ヨークの端部に、隣接した他の電機子鉄心を連結するヒンジ部を備え、
    前記全抜きカシメは前記ヒンジ部よりも中央寄りに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の電機子。
JP2018208600A 2018-11-06 2018-11-06 回転電機の電機子 Active JP6739497B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018208600A JP6739497B2 (ja) 2018-11-06 2018-11-06 回転電機の電機子
CN201911038045.7A CN111146882A (zh) 2018-11-06 2019-10-29 旋转电机的电枢

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018208600A JP6739497B2 (ja) 2018-11-06 2018-11-06 回転電機の電機子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020078121A JP2020078121A (ja) 2020-05-21
JP6739497B2 true JP6739497B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=70516900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018208600A Active JP6739497B2 (ja) 2018-11-06 2018-11-06 回転電機の電機子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6739497B2 (ja)
CN (1) CN111146882A (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003319578A (ja) * 2002-04-17 2003-11-07 Mitsuba Corp 回転電機のアーマチュアおよびその製造方法
JP5012155B2 (ja) * 2007-04-06 2012-08-29 トヨタ自動車株式会社 積層コア及び回転電機
JP2010263786A (ja) * 2010-08-23 2010-11-18 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の製造方法
JP2012165494A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Mitsui High Tec Inc 積層鉄心及びその製造方法
WO2013051125A1 (ja) * 2011-10-06 2013-04-11 三菱電機株式会社 積層鉄心の製造方法およびそれにより製造された積層鉄心
JP5740436B2 (ja) * 2013-06-14 2015-06-24 本田技研工業株式会社 回転電機のステータコア
JP2016032402A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 トヨタ自動車株式会社 回転電機のステータ
JP2017005904A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 三菱電機株式会社 回転電機の固定子鉄心及び固定子鉄心の製造方法
JP6504271B2 (ja) * 2016-02-02 2019-04-24 三菱電機株式会社 固定子および圧縮機
CN207625356U (zh) * 2017-12-07 2018-07-17 合肥珺安机电设备有限公司 定子冲片

Also Published As

Publication number Publication date
CN111146882A (zh) 2020-05-12
JP2020078121A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6208333B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP6328319B2 (ja) 電機子および回転電機
JP6444497B2 (ja) 回転電機およびその製造方法
JP5151738B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP2010239721A (ja) 回転電機
JPWO2016208555A1 (ja) 電動機の固定子
JP4502041B2 (ja) 回転電機の固定子およびその製造方法
JP2018117480A (ja) コイル、ステータおよびコイルの製造方法
JP5911018B2 (ja) 電機子およびその電機子を備えた回転電機
JP5678968B2 (ja) ボビン及び回転電機
JP6739497B2 (ja) 回転電機の電機子
JP6093266B2 (ja) セグメントコイル及びステータ
JP6652308B2 (ja) 電機子、回転電機および電機子の製造方法
JP6910550B2 (ja) 回転電機の固定子および回転電機
JP6436825B2 (ja) 固定子および固定子の製造方法
JP2018129975A (ja) 回転電機、亀甲形コイルの製造方法および亀甲形コイルの製造装置
JP5256835B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP7229402B2 (ja) 電機子の製造方法、及び、電機子
JP2020162300A (ja) 回転電機
KR100308294B1 (ko) 리니어 모터의 스테이터 조립체 구조
JPWO2019123513A1 (ja) 固定子鉄心及びその固定子鉄心を備えた電動機
JP2019097258A (ja) 回転電機用磁性くさび、回転電機用磁性くさびの製造方法、および、回転電機
JP6654551B2 (ja) 電動機
WO2019146450A1 (ja) インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ
JP2014054044A (ja) ステータ及びこのステータを備えた回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200721

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6739497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250