JP2000152525A - 回転電機のステ―タおよびステ―タの製造方法 - Google Patents

回転電機のステ―タおよびステ―タの製造方法

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JP2000152525A JP10373759A JP37375998A JP2000152525A JP 2000152525 A JP2000152525 A JP 2000152525A JP 10373759 A JP10373759 A JP 10373759A JP 37375998 A JP37375998 A JP 37375998A JP 2000152525 A JP2000152525 A JP 2000152525A
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敏一 佐藤
Toyonobu Yamada
豊信 山田
Tsutomu Kawamura
勉 川村
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気効率の低下を抑えること。 【解決手段】 ヘリカル鉄心1は鋼板6および7を交互
に積層することに基づいて形成されたものであり、各単
位ヨーク3の両端部にはラップ部14が形成され、各ラ
ップ部14は周方向に隣接するラップ部14に軸方向か
ら噛合して周方向にラップしている。この場合、周方向
に隣接する単位ヨーク3間を流れる磁束の損失量が低減
されるので、磁気的な効率が向上する。しかも、各ラッ
プ部14が磁極ティース4に平行な平行面と磁極ティー
ス4に対して傾斜する傾斜面とから構成されているの
で、ラップ部14間の周方向のラップ量が増える。この
ため、磁束の損失量が一層少なくなるので、磁気的な効
率が一層向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状コアを環状化
してなるステータコアを有する回転電機のステータおよ
びステータの製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】回転電機には、複数の
単位コアが連結された形態の帯状コアを環状に折曲げる
ことに基づいてステータコアが形成された構成のものが
ある。この構成の場合、各単位コアの周方向端面(=分
割面)が平面状に形成されており、平面状の分割面が周
方向に隣接する平面状の分割面に接合されている。この
ため、分割面相互間で磁束の損失が生じ、磁気効率が低
下する虞れがある。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、磁気効率の低下を抑えることができ
る回転電機のステータおよびステータの製造方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回転電機
のステータは、複数の単位コアが連結された形態の帯状
コアを環状化してなるステータコアと、前記各単位コア
の周方向両端部に設けられ前記ステータコアの磁極ティ
ースに対して一方向へ傾斜する第1の傾斜面および第1
の傾斜面と同一方向へ傾斜する第2の傾斜面を交互に有
する櫛歯部とを備え、前記各櫛歯部が周方向に隣接する
櫛歯部に噛合して周方向にラップしているところに特徴
を有している。上記手段によれば、櫛歯部が周方向に隣
接する櫛歯部に噛合し、周方向にラップしている。この
ため、周方向に隣接する単位コア間での磁束の損失量が
少なくなるので、磁気的な効率が向上する。
【0005】請求項2記載の回転電機のステータは、複
数の単位コアが連結された形態の帯状コアを環状化して
なるステータコアと、前記各単位コアの周方向両端部に
設けられ前記ステータコアの磁極ティースに略平行な平
行面および磁極ティースに対して傾斜する傾斜面を交互
に有する櫛歯部とを備え、前記各櫛歯部が周方向に隣接
する櫛歯部に噛合して周方向にラップしているところに
特徴を有している。上記手段によれば、櫛歯部が周方向
に隣接する櫛歯部に噛合し、周方向にラップしている。
このため、周方向に隣接する単位コア間での磁束の損失
量が少なくなるので、磁気的な効率が向上する。しか
も、櫛歯部の端面が平行面および傾斜面から構成されて
いるので、請求項1記載の手段に比べて櫛歯部間の周方
向のラップ量が増える。このため、単位コア間での磁束
の損失量が一層少なくなるので、磁気的な効率が一層向
上する。
【0006】請求項3記載の回転電機のステータは、複
数の単位コアが連結された形態の帯状コアを環状化して
なるステータコアと、前記各単位コアの周方向両端部に
設けられ前記ステータコアの磁極ティースに対して一方
向へ傾斜する第1の傾斜面および第1の傾斜面と反対方
向へ傾斜する第2の傾斜面を交互に有する櫛歯部とを備
え、前記各櫛歯部が周方向に隣接する櫛歯部に噛合して
周方向にラップしているところに特徴を有している。上
記手段によれば、櫛歯部が周方向に隣接する櫛歯部に噛
合し、周方向にラップしている。このため、周方向に隣
接する単位コア間での磁束の損失量が少なくなるので、
磁気的な効率が向上する。しかも、櫛歯部の端面が異方
向へ傾斜する第1の傾斜面および第2の傾斜面から構成
されているので、請求項1記載の手段および請求項2記
載の手段に比べて櫛歯部間の周方向のラップ量が増え
る。このため、単位コア間での磁束の損失量が一層少な
くなるので、磁気的な効率が一層向上する。
【0007】請求項4記載の回転電機のステータは、ス
テータコアのうちの帯状コアの両端部に軸方向へ延びる
切欠部が形成され、ステータコアが切欠部の内面に沿っ
て高エネルギー加工を施すことに基づいて環状に保持さ
れているところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、ステータコアの高エネルギー加工範囲が増えるの
で、ステータコアの強度が高まる。しかも、高エネルギ
ー加工が施された盛上がり部分がステータコアの表面か
ら突出することが防止される。
【0008】請求項5記載の回転電機のステータは、櫛
歯部の先端部に切落部が形成されているところに特徴を
有している。上記手段によれば、磁極ティースにマグネ
ットワイヤを巻装するにあたって、マグネットワイヤが
櫛歯部の先端部に引掛かって傷付くことが防止される。
【0009】請求項6記載の回転電機のステータは、複
数枚の磁性板を積層することに基づいて形成された帯状
コアを備え、前記帯状コアに軸方向へ延びる切欠部が形
成され、前記帯状コアが前記切欠部の内面に沿って高エ
ネルギー加工を施すことに基づいて積層状態に保持され
ているところに特徴を有している。上記手段によれば、
帯状コアの高エネルギー加工範囲が増えるので、帯状コ
アの強度が高まる。しかも、高エネルギー加工が施され
た盛上がり部分が帯状コアの表面から突出することが防
止される。
【0010】請求項7記載の回転電機のステータは、第
1の傾斜面に第1の突部が設けられ、周方向に隣接する
第1の突部に接触する第2の突部が第2の傾斜面に設け
られているところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、帯状コアを環状化する際に単位ヨーク間の連結部分
が延びるが、第1の傾斜面の第1の突部が第2の傾斜面
の第2の突部に接触することに基づいてステータコアが
極力真円に成形される。しかも、第1の傾斜面が第1の
突部および第2の突部を介して第2の傾斜面に確実に接
触するので、磁気的な損失が低減される。
【0011】請求項8記載の回転電機のステータは、平
行面に第1の突部が設けられ、周方向に隣接する第1の
突部に接触する第2の突部が傾斜面に設けられていると
ころに特徴を有している。上記手段によれば、帯状コア
を環状化する際に単位ヨーク間の連結部分が延びるが、
平行面の第1の突部が傾斜面の第2の突部に接触するこ
とに基づいてステータコアが極力真円に成形される。し
かも、平行面が第1の突部および第2の突部を介して傾
斜面に確実に接触するので、磁気的な損失が低減され
る。
【0012】請求項9記載の回転電機のステータは、単
位ヨーク間の連結部分に円弧部が設けられているところ
に特徴を有している。上記手段によれば、帯状コアの折
曲時に単位ヨーク間の連結部分に応力が分散して作用す
るので、連結部分に亀裂等が生じることが防止される。
【0013】請求項10記載の回転電機のステータは、
複数枚の磁性板を積層することに基づいて形成された帯
状コアを備え、前記帯状コアの両端部に第1の傾斜面お
よび第2の傾斜面を1枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成
され、前記帯状コアの残りの部分に第1の傾斜面および
第2の傾斜面を複数枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成さ
れているところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、帯状コアを環状に成形する際に両端部の櫛歯部が相
手側に引掛かることなく円滑に噛合される。このとき、
残りの櫛歯部は軸方向の噛合代が大きく設定されている
ので、隣接する櫛歯部に円滑に噛合される。
【0014】請求項11記載の回転電機のステータは、
複数枚の磁性板を積層することに基づいて形成された帯
状コアを備え、前記帯状コアの両端部に平行面および傾
斜面を1枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成され、前記帯
状コアの残りの部分に平行面および傾斜面を複数枚ずつ
交互に有する櫛歯部が形成されているところに特徴を有
している。上記手段によれば、帯状コアを環状に成形す
る際に両端部の櫛歯部が相手側に引掛かることなく円滑
に噛合される。このとき、残りの櫛歯部は軸方向の噛合
代が大きく設定されているので、隣接する櫛歯部に円滑
に噛合される。
【0015】請求項12記載のステータの製造方法は、
請求項1ないし3のいずれかに記載のステータを製造す
る方法において、輪郭形状が相違する第1の磁性板およ
び第2の磁性板を順送りして打抜く工程と、前記第1の
磁性板および前記第2の磁性板を重ねることに基づいて
複数の櫛歯部を有する帯状コアを形成する工程と、前記
帯状コアを環状化することに基づいて前記櫛歯部を周方
向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程とを備え、前記第
1の磁性板および前記第2の磁性板を打抜くにあたっ
て、第1のポンチによって打抜いた部分を第2のポンチ
によって打抜くことに基づいて両ポンチとは異形状の打
抜部を形成するところに特徴を有する。
【0016】上記手段によれば、第1の磁性板および第
2の磁性板を順送りして打抜いている。このため、第1
の磁性板および第2の磁性板を別個のプレス機によって
打抜く必要がなくなるので、装置が小形化される。しか
も、第1のポンチによって打抜いた部分を第2のポンチ
によって打抜くことに基づいて両ポンチとは異形状の打
抜部を形成しているので、ポンチの数が少なくて済む。
【0017】請求項13記載のステータの製造方法は、
請求項1ないし3のいずれかに記載のステータを製造す
る方法において、磁性板の向きを反転して磁性板に重ね
ることに基づいて複数の櫛歯部を有する帯状コアを形成
する工程と、前記帯状コアを環状化することに基づいて
前記櫛歯部を周方向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程
とを備えたところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、輪郭形状が異なる複数種の磁性板を別個のプレス機
によって打抜く必要がなくなるので、装置が小形化され
る。
【0018】請求項14記載のステータの製造方法は、
請求項1ないし3のいずれかに記載のステータを製造す
る方法において、磁性板を裏返して磁性板に重ねること
に基づいて複数の櫛歯部を有する帯状コアを形成する工
程と、前記帯状コアを環状化することに基づいて前記櫛
歯部を周方向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程とを備
えたところに特徴を有している。上記手段によれば、輪
郭形状が異なる複数種の磁性板を別個のプレス機によっ
て打抜く必要がなくなるので、装置が小形化される。
【0019】請求項15記載のステータの製造方法は、
帯状コアのうち単位ヨーク間の連結部分の少なくとも一
方側に磁性板の積層方向に沿って高エネルギー加工を施
す工程を備え、前記工程が前記帯状コアの折曲前に行わ
れるところに特徴を有している。上記手段によれば、帯
状コアを環状に折曲げる際に単位ヨーク間の連結部分に
応力が集中し、磁性板に軸方向への外力が作用する。し
かしながら、磁性板の軸方向への膨みが高エネルギー加
工によって抑えられるので、磁性板相互間の密着度が高
まり、振動や騒音の発生が抑止される。
【0020】請求項16記載のステータの製造方法は、
帯状コアのうち単位ヨーク間の連結部分の一方側に磁性
板の積層方向に沿って高エネルギー加工を施す第1の工
程と、前記帯状コアのうち前記連結部分の他方側に前記
積層方向に沿って高エネルギー加工を施す第2の工程と
を備え、前記第1の工程が前記帯状コアの折曲前に行わ
れ、前記第2の工程が前記帯状コアの折曲後に行われる
ところに特徴を有している。上記手段によれば、帯状コ
アを環状に折曲げる際に磁性板の軸方向への膨みが折曲
前の高エネルギー加工によって抑えられる。このとき、
磁性板が軸方向へ動く余地が若干残されているので、櫛
歯部が周方向に隣接する櫛歯部に突合されることなく円
滑に噛合される。しかも、磁性板相互間の密着度が折曲
後の高エネルギー加工によって大幅に高まるので、振動
や騒音が大幅に抑えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図14に基づいて説明する。尚、本実施例は、本
発明をインナーロータ形の3相DCブラシレスモータに
適用したものである。まず、図1の(a)において、ヘ
リカル鉄心1は単位コア1A〜1Fを繋ぎ桟2によって
連結した帯状をなすものであり(但し、単位コア1Aお
よび1F間は分断されている)、単位コア1A〜1Fは
円弧状の単位ヨーク3と直状の磁極ティース4と磁極片
5とから構成されている。尚、ヘリカル鉄心1は帯状コ
アに相当するものである。
【0022】単位コア1A〜1Fは、図1の(b)に示
すように、磁性板に相当する第1の鋼板6および第2の
鋼板7を軸方向へ1枚おきに交互に積層することに基づ
いて形成されている。これら第1の鋼板6および第2の
鋼板7は、図2の(a)に示すように、帯状鋼板8の短
手方向に沿って2列に打抜かれ、且つ、帯状鋼板8の長
手方向に沿って交互に打抜かれたものであり、軸方向に
積層された第1の鋼板6および第2の鋼板7はレーザー
溶接を施すことに基づいて機械的に連結されている。
【0023】第1の鋼板6には第1の打抜部9が5個形
成されている。これら各第1の打抜部9は、図2の
(b)に示すように、中心線CLに平行な直線状の平行
面10および中心線CLに対して一方向へθ°傾斜する
直線状の傾斜面11によって画定されたものであり、第
1の鋼板6の矢印A方向端部は、図2の(d)に示すよ
うに、平行面10から構成され、反矢印A方向端部は、
図2の(e)に示すように、傾斜面11から構成されて
いる。尚、中心線CLは磁極ティース4に平行な直線を
称するものである。
【0024】第2の鋼板7には、図2の(a)に示すよ
うに、第2の打抜部12が5個形成されている。これら
各第2の打抜部12は、図2の(c)に示すように、中
心線CLに対して傾斜面11とは反対方向へθ°傾斜す
る直線状の傾斜面13および中心線CLに平行な直線状
の平行面10によって画定されたものであり、第2の鋼
板7の矢印A方向端部は、図2の(e)に示すように、
傾斜面13から構成され、反矢印A方向端部は、図2の
(d)に示すように、平行面10から構成されている。
【0025】単位コア1A〜1Fには、図1の(a)に
示すように、単位ヨーク3の矢印A方向端部に位置して
ラップ部14が形成されている。これら各ラップ部14
は軸方向視が三角形状をなすものであり、第1の鋼板6
の平行面10と第2の鋼板7の傾斜面13とを1枚ずつ
交互に有する櫛歯状をなしている。
【0026】単位コア1A〜1Fには、単位ヨーク3の
反矢印A方向端部に位置してラップ部14が形成されて
いる。これら各ラップ部14は軸方向視が三角形状をな
すものであり、第1の鋼板6の傾斜面11と第2の鋼板
7の平行面10とを1枚ずつ交互に有する櫛歯状をなし
ている。尚、ラップ部14は櫛歯部に相当するものであ
る。
【0027】図3のステータコア15はヘリカル鉄心1
を複数の繋ぎ桟2から円環状に折曲げてなるものであ
り、各ラップ部14は周方向に隣接するラップ部14に
軸方向から噛合し、周方向に沿ってラップしている。こ
のうち単位コア1Aの一方のラップ部14と単位コア1
Fの一方のラップ部14との間には軸方向へ延びる切欠
部16が形成されており、単位コア1Aおよび単位コア
1F間は切欠部16の内面に沿ってレーザー溶接を施す
ことに基づいて連結されている。
【0028】ステータコア15には、図4の(a)に示
すように、各磁極ティース4に対応して合成樹脂製のモ
ールド層17が形成されている。これら各モールド層1
7は、図4の(b)に示すように、磁極ティース4の表
面を覆う角筒状のコイル巻装部18と、コイル巻装部1
8の内周部に位置する鍔部19と、単位ヨーク3の軸方
向上端面を覆う円弧状の端板部20と、単位ヨーク2の
軸方向下端面を覆う円弧状の端板部21とから構成され
たものであり、ステータコア15を成形型(図示せず)
内に収納して溶融樹脂を注入するインサート成形に基づ
いて形成されている。
【0029】各磁極ティース4には、コイル巻装部18
の上からコイル22が装着されている。これら各コイル
22はヘリカル鉄心1を円環状に折曲げる前に磁極ティ
ース4に巻装されたものであり、図4の(a)に示すよ
うに、巻回方向を外周側から内周側および内周側から外
周側へ層毎に反転させながら略階段状に巻回されてい
る。
【0030】次に帯状鋼板8から第1の鋼板6および第
2の鋼板7を打抜く順送り型のクランクプレス装置30
について説明する。まず、図5の(a)において、上型
ホルダ31はクランク機構(図示せず)を介してプレス
モータ32(図6参照)に連結されたものであり、プレ
スモータ32が作動すると、上型ホルダ31が上死点お
よび下死点間で繰返し移動する。
【0031】上型ホルダ31の下方にはテーブル33が
配設されている。このテーブル33の上面には帯状鋼板
8がセットされており、搬送機構34(図6参照)が作
動すると、帯状鋼板8がテーブル33の上面に沿って矢
印A方向へ搬送される。尚、搬送機構34は搬送モータ
35(図6参照)を駆動源とするものである。
【0032】上型ホルダ31の下面には、図5の(a)
に示すように、バッキングプレート36が装着されてい
る。このバッキングプレート36の下面にはポンチプレ
ート37が装着されており、ポンチプレート37には、
図7の(b)に示すように、反矢印A方向から順に一対
の第1の打抜ポンチ38,一対の第2の打抜ポンチ3
9,一対の切断ポンチ40が装着されている。尚、第1
の打抜ポンチ38および第2の打抜ポンチ39は、第1
のポンチおよび第2のポンチに相当するものである。
【0033】各ポンチ38〜40は、図5の(a)に示
すように、ポンチプレート37の貫通孔41内に上下動
可能に挿入されたものであり、各第1の打抜ポンチ38
は、図7の(b)に示すように、第1の鋼板6の第1の
打抜部9と同一傾斜角度の三角形状をなし、各第2の打
抜ポンチ39は第2の鋼板7の第2の打抜部12と同一
傾斜角度の三角形状をなしている。
【0034】ポンチプレート37には、図5の(a)に
示すように、空間部42が形成されており、空間部42
内には、図7の(a)に示すように、各ポンチ38〜4
0に対応してカム43〜45が収納されている。これら
各カム43〜45は、図5の(a)に示すように、薄肉
部46および厚肉部47を有するものであり、各カム4
3〜45には、図5の(b)に示すように、薄肉部46
および厚肉部47を跨ぐ横長い貫通孔48が形成されて
いる。
【0035】上型ホルダ31には、図5の(a)に示す
ように、各貫通孔48に対応して貫通状のねじ孔49が
形成されており、各ねじ孔49内にはピン50の上端部
が上下動可能に挿入されている。また、バッキングプレ
ート36には、各ピン50に対応して貫通孔51が形成
されており、各カム43〜45の貫通孔48内には、バ
ッキングプレート36の貫通孔51を通してピン50の
下端部が挿入されている。
【0036】各ねじ孔49内には止めねじ52が螺合さ
れており、各止めねじ52とピン50との間には圧縮コ
イルスプリング53が介在されている。これら各スプリ
ング53はピン50を下方へ付勢するものであり、各ポ
ンチ38〜40の頭部はピン50の下端部によって下方
へ押えられている。
【0037】各組のカム43〜45は、図6に示すよう
に、エアーシリンダ54〜56のロッドに連結されてい
る。これらシリンダ54〜56は各組のカム43〜45
を図7の(a)の矢印A方向および反矢印A方向へスラ
イドさせるものであり、各カム43〜45がスライド
し、図5の(a)に実線で示すように、各ポンチ38〜
40の頭部にカム43〜45の薄肉部46が対向する
と、両者の間に隙間が形成され、図5の(a)に二点鎖
線で示すように、各ポンチ38〜40の頭部にカム43
〜45の厚肉部47が対向すると、両者が略接触する。
【0038】各ポンチ38〜40の頭部とカム43〜4
5の薄肉部46とが対向した状態でポンチプレート37
が下降した場合には、各ポンチ38〜40が帯状鋼板8
に接触した時点でスプリング53が収縮し、各ポンチ3
8〜40が上昇する。このため、各ポンチ38〜40に
よるプレス動作が実行されない(ポンチ38〜40の無
効状態)。
【0039】各ポンチ38〜40の頭部とカム43〜4
5の厚肉部47とが対向した状態でポンチプレート37
が下降した場合には、各ポンチ38〜40が帯状鋼板8
に接触しても上昇できず、ポンチプレート37と一体的
に下死点まで下降する。このため、各ポンチ38〜40
による帯状鋼板8のプレス動作が実行される(ポンチ3
8〜40の有効状態)。
【0040】ポンチプレート37には、図7の(b)に
示すように、反矢印A方向から順に一対の打抜ポンチ5
7,一対の打抜ポンチ58,一対の打抜ポンチ59が固
定されており、ポンチプレート37が下降すると、一対
の打抜ポンチ57〜59がポンチプレート37と一体的
に下死点まで下降し、一対の打抜ポンチ57〜59によ
る帯状鋼板8のプレス動作が実行される。
【0041】プレスモータ32および搬送モータ35
は、図6に示すように、モータ駆動回路60および61
を介して制御装置62に電気的に接続されている。この
制御装置62はマイクロコンピュータを主体に構成され
たものであり、モータ駆動回路61を通して搬送モータ
35を駆動制御することに基づいて帯状鋼板8を断続的
に搬送し、モータ駆動回路60を通してプレスモータ3
2を駆動制御することに基づいて上型ホルダ31を上死
点および下死点間で連続的に移動させる。
【0042】シリンダ54〜56の配管経路にはソレノ
イドバルブ63〜65が介在されている。これらバルブ
63〜65はバルブ駆動回路66〜68を介して制御装
置62に電気的に接続されており、制御装置62はバル
ブ駆動回路66〜68を通してバルブ63〜65を駆動
制御することに基づいてカム43〜45をスライドさ
せ、ポンチ38〜40の状態を切換える。
【0043】マイクロスイッチ69はポンチプレート3
7が下死点に到達することに基づいてオンされるもので
あり、制御装置62はスイッチ69からのオン信号に基
づいてポンチカウンタ「Np」をカウントアップし、カ
ウンタ「Np」の値に基づいてバルブ63〜65の制御
タイミングを得る。
【0044】次にプレス装置30の動作内容について説
明する。尚、下記動作は制御装置62がROMに予め記
憶された制御プログラムに基づいてプレスモータ32,
搬送モータ35,バルブ63〜65を駆動制御すること
に基づいて実行されるものである。
【0045】制御装置62は、図7の(a)に示すよう
に、バルブ63を駆動制御することに基づいて各カム4
3の厚肉部47を打抜ポンチ38に対向させ、各打抜ポ
ンチ38を有効化する。これと共に、バルブ64および
65を駆動制御することに基づいて各カム44の薄肉部
46および各カム45の薄肉部46を打抜ポンチ39お
よび切断ポンチ40に対向させ、各打抜ポンチ39およ
び各切断ポンチ40を無効化する。尚、図7の(b)は
有効状態にあるポンチ38および57〜59を実線で示
し、無効状態にあるポンチ39および40を二点鎖線で
示している。
【0046】制御装置62は、上述の動作を終えると、
ポンチプレート37を連続的に上下動させながら、帯状
鋼板8を設定ピッチで矢印A方向へ4回搬送する。する
と、図7の(c)〜(f)に示すように、一対の打抜ポ
ンチ38による帯状鋼板8の打抜き動作が4回実行さ
れ、帯状鋼板8に一対の第1の打抜部9が4組形成され
る。
【0047】このとき、図1の(e)〜(f)に示すよ
うに、一対の打抜ポンチ57による帯状鋼板8の打抜き
動作が2回実行され、帯状鋼板8に一対の菱形孔70が
2組形成される。これと共に、図1の(f)に示すよう
に、一対の打抜ポンチ58および一対の打抜ポンチ59
による帯状鋼板8の打抜き動作が1回ずつ実行され、帯
状鋼板8に一対の切欠部71および一対の孔72が1組
ずつ形成される。尚、符号73はパイロット孔を示して
いる。
【0048】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ65の状態を切換える。そして、図8の(a)に
示すように、各カム45の厚肉部47を切断ポンチ40
に対向させ、各切断ポンチ40を有効化した後、帯状鋼
板8を設定ピッチで搬送する。すると、図8の(c)に
示すように、一対の切断ポンチ40によって帯状鋼板8
が切断され、一対の平行面10が形成される。このと
き、一対の打抜ポンチ38,一対の打抜ポンチ57,一
対の打抜ポンチ58,一対の打抜ポンチ59によって新
たな一対の第1の打抜部9,一対の菱形孔70,一対の
切欠部71,一対の孔72が一組ずつ形成される。
【0049】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ65の状態を切換える。そして、図9の(a)に
示すように、各カム45の薄肉部46を切断ポンチ40
に対向させ、各切断ポンチ40を無効化する。この後、
帯状鋼板8を設定ピッチで2回搬送し、図9の(c)お
よび(d)に示すように、帯状鋼板8に新たな一対の第
1の打抜部9,一対の菱形孔70,一対の切欠部71,
一対の孔72を2組ずつ形成する。
【0050】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ63および64の状態を切換える。そして、図1
0の(a)に示すように、各カム43の薄肉部46を打
抜ポンチ38に対向させ、各打抜ポンチ38を無効化す
る。これと共に、各カム44の厚肉部47を打抜ポンチ
39に対向させ、各打抜ポンチ39を有効化する。
【0051】制御装置62は、打抜ポンチ38および3
9の状態を切換えると、帯状鋼板8を設定ピッチで搬送
する。すると、図10の(c)に示すように、図9の
(d)で第1の打抜ポンチ38によって打抜かれた部分
が第2の打抜ポンチ39によって打抜かれ、第1の打抜
部9および第2の打抜部12とは形状が異なる第3の打
抜部74が形成される。
【0052】制御装置62は、上述の動作を終えると、
図10の(d)および(e)に示すように、帯状鋼板8
を設定ピッチで2回搬送し、一対の打抜ポンチ39によ
って帯状鋼板8に一対の第2の打抜部12を2組形成す
る。このとき、一対の打抜ポンチ57,一対の打抜ポン
チ58,一対の打抜ポンチ59によって帯状鋼板8が打
抜かれ、新たな一対の菱形孔70,一対の切欠部71,
一対の孔72が2組ずつ形成される。
【0053】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ65の状態を切換える。そして、図11の(a)
に示すように、各カム45の厚肉部47を切断ポンチ4
0に対向させ、各切断ポンチ40を有効化した後、帯状
鋼板8を設定ピッチで搬送する。すると、図11の
(c)に示すように、一対の切断ポンチ40によって帯
状鋼板8が第3の打抜部74から切断され、5個の第1
の打抜部9,平行面10,傾斜面11を有する第1の鋼
板6が形成され、帯状鋼板8の矢印A方向端部に一対の
傾斜面13が形成される。
【0054】このとき、一対の打抜ポンチ39,一対の
打抜ポンチ57,一対の打抜ポンチ58,一対の打抜ポ
ンチ59によって帯状鋼板8に新たな一対の第2の打抜
部12,一対の菱形孔70,一対の切欠部71,一対の
孔72が1組ずつ形成される。これと共に、図11の
(d)に示すように、一対の切断ポンチ40によって傾
斜面11および13に中心線CLに対して平行な平行面
75が形成される。
【0055】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ65の状態を切換える。そして、図12の(a)
に示すように、各カム45の薄肉部46を切断ポンチ4
0に対向させ、各切断ポンチ40を無効化した後、帯状
鋼板8を設定ピッチで2回搬送する。すると、図12の
(c)および(d)に示すように、一対の打抜ポンチ3
9,一対の打抜ポンチ57,一対の打抜ポンチ58,一
対の打抜ポンチ59によって帯状鋼板8に新たな一対の
第2の打抜部12,一対の菱形孔70,一対の切欠部7
1,一対の孔72が2組ずつ形成される。
【0056】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ63および64の状態を切換える。そして、図1
3の(a)に示すように、各カム43の厚肉部47を打
抜ポンチ38に対向させ、各打抜ポンチ38を有効化す
る。これと共に、各カム44の薄肉部46を打抜ポンチ
39に対向させ、各打抜ポンチ39を無効化する。
【0057】制御装置62は、打抜ポンチ38および3
9の状態を切換えると、帯状鋼板8を設定ピッチで3回
搬送する。すると、図13の(c)〜(e)に示すよう
に、一対の打抜ポンチ38,一対の打抜ポンチ57,一
対の打抜ポンチ58,一対の打抜ポンチ59によって帯
状鋼板8に新たな一対の第1の打抜部9,一対の菱形孔
70,一対の切欠部71,一対の孔72が3組ずつ形成
される。
【0058】制御装置62は、上述の動作を終えると、
バルブ65の状態を切換える。そして、図14の(a)
に示すように、各カム45の厚肉部47を切断ポンチ4
0に対向させ、各切断ポンチ40を有効化した後、帯状
鋼板8を設定ピッチで搬送する。すると、図14の
(c)および(d)に示すように、各切断ポンチ40に
よって帯状鋼板8が切断され、5個の第2の打抜部1
2,平行面10,傾斜面13,平行面75を有する第2
の鋼板7が形成される。
【0059】上記実施例によれば、単位コア1A〜1F
の周方向両端部にラップ部14を形成し、各ラップ部1
4を周方向に隣接するラップ部14に軸方向から噛合さ
せ、周方向にラップさせた。このため、単位コア1A〜
1Fから周方向に隣接する単位コア1A〜1Fに流れる
磁束の損失量が少なくなるので、磁気的な効率が向上す
る。
【0060】また、単位コア1A〜1Fの矢印A方向側
のラップ部14の端面を第1の鋼板6の平行面10およ
び第2の鋼板7の傾斜面13から構成し、反矢印A方向
側のラップ部14の端面を第1の鋼板6の傾斜面11お
よび第2の鋼板7の平行面10から構成した。このた
め、ラップ部14相互間の周方向のラップ量が増えるの
で、単位コア1A〜1Fから周方向に隣接する単位コア
1A〜1Fに流れる磁束の損失量が一層少なくなり、磁
気的な効率が一層向上する。
【0061】また、断面長方形状の切断ポンチ40によ
って第1の鋼板6および第2の鋼板7を切断することに
基づいて平行面75を形成した。このため、第1に、先
が尖った鋭利な切断ポンチを用いて両者を切断する場合
に比べ、両者の切断端部に「ばり」が生じ難くなる。こ
のため、ヘリカル鉄心1を環状化する際に「ばり」同士
が接触する虞れが少なくなるので、ステータコア15の
真円度が高まる。
【0062】第2に、ヘリカル鉄心1を円環状に折曲
げ、単位コア1Aの切断端部のラップ部14および単位
コア1Fの切断端部のラップ部14を噛合させると、図
3に示すように、外周側へ開口するレーザー溶接用の切
欠部16が形成される。このため、ステータコア15の
レーザー溶接範囲が増えるので、ステータコア15の溶
接強度が高まる。しかも、レーザー溶接の盛上がり部分
がステータコア15の外周面から突出することが防止さ
れるので、ステータコア15の外周面をフレームの内周
面に装着し易くなる。
【0063】また、輪郭形状が相違する第1の鋼板6お
よび第2の鋼板7を順送りして打抜いた。このため、第
1の鋼板6を形成するプレス機および第2の鋼板7を形
成するプレス機を個別に用いる必要がなくなるので、装
置が小形化される。しかも、第1の打抜ポンチ38によ
って打抜いた部分を第2の打抜ポンチ39によって打抜
くことに基づいて両ポンチ38および39とは異形状の
打抜部74を形成したので、ポンチの数が少なくて済
む。このため、ポンチプレート37の矢印A方向の長さ
寸法が小さくなるので、装置が一層小形化される。
【0064】次に本発明の第2実施例を図15に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。ヘリカル鉄心1には、図15
の(a)に示すように、各ラップ部14の先端部に位置
して切落部76が形成されている。これら各切落部76
は中心線CLに対して垂直な平面状をなすものであり、
図15の(b)に示すように、中心線CLに対して垂直
な打抜部77が形成された第1の鋼板6および第2の鋼
板7を1枚ずつ交互に積層することに基づいて形成され
ている。
【0065】上記実施例によれば、ラップ部14に切落
部76を形成した。このため、磁極ティース4にコイル
巻装部18の上からコイル22を巻装するにあたって、
マグネットワイヤがラップ部14の先端部に引掛かって
傷付くことが防止される。尚、上記第2実施例において
は、打抜部77を有する第1の鋼板6および第2の鋼板
7を積層することに基づいて切落部76を形成したが、
これに限定されるものではなく、例えば第1の鋼板6お
よび第2の鋼板7を積層することに基づいてヘリカル鉄
心1を形成した後、各ラップ部14の先端部を切断する
ことに基づいて切落部76を形成しても良い。
【0066】次に本発明の第3実施例を図16に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。ヘリカル鉄心1には、各単位
ヨーク3の周方向中央部に位置して半円形状の切欠部7
8が形成され、各磁極片5の周方向中央部に位置して半
円形状の切欠部79が形成されている。これら各切欠部
78および79は軸方向へ延びるものであり、前者の各
切欠部78は外周側へ開口し、後者の各切欠部79は内
周側へ開口している。
【0067】各切欠部78および79は切欠状の打抜部
を有する第1の鋼板6および第2の鋼板7を1枚ずつ交
互に積層することに基づいて形成されたものであり、各
切欠部78および79の内面にはレーザー溶接が施さ
れ、第1の鋼板6および第2の鋼板7は、各切欠部78
および79の内面に施されたレーザー溶接によって積層
状態に保持されている。
【0068】上記実施例によれば、ヘリカル鉄心1に切
欠部78および79を形成し、切欠部78および70の
内面に沿ってレーザー溶接を施した。このため、ヘリカ
ル鉄心1の溶接範囲が増えるので、ヘリカル鉄心1の強
度が高まる。しかも、レーザー溶接の盛上がり部分がヘ
リカル鉄心1の表面から突出することが防止されるの
で、ステータコア15の外周面をフレームの内周面に挿
入し易くなる上、ステータコア15の内周面とロータの
外周面との間のエアギャップが均一化される。
【0069】尚、上記第3実施例においては、打抜部を
有する第1の鋼板6および第2の鋼板7を積層すること
に基づいて切欠部78および79を形成したが、これに
限定されるものではなく、例えば第1の鋼板6および第
2の鋼板7を積層することに基づいてヘリカル鉄心1を
形成した後、ヘリカル鉄心1に切欠部78および79を
形成しても良い。
【0070】また、上記第3実施例においては、6個の
単位コア1A〜1Fに切欠部78および79を各々形成
したが、これに限定されるものではなく、単位コア1A
〜1Fのうち1個以上の所定のものに切欠部78および
79を形成しても良い。この場合、両端部の単位コア1
Aおよび1Fには切欠部78および79を形成すること
が好ましい。
【0071】また、上記第3実施例においては、切欠部
78および79の内面にレーザー溶接を施したが、これ
に限定されるものではなく、例えばアーク溶接,ビーム
溶接,TIG溶接,YAG溶接等の高エネルギー加工を
施しても良い。
【0072】また、上記第1ないし第3実施例において
は、断面長方形状の切断ポンチ40を用いて帯状鋼板8
を切断したが、これに限定されるものではない。図17
は切断ポンチ40に換えて別の切断ポンチ80を用いた
本発明の第4実施例を示すものである。以下、本発明の
第4実施例を図17に基づいて説明する。
【0073】切断ポンチ80は、図17の(a)に示す
ように、三角部81および四角部82から構成されたも
のであり、第1の鋼板6の矢印A方向端部および第2の
鋼板7の反矢印A方向端部間を切断する場合には、図1
7の(b)に示すように、第1の鋼板6および第2の鋼
板7に三角部81によって傾斜面83および84が形成
され、四角部82によって上述の平行面75が形成され
る。また、第1の鋼板6の反矢印A方向端部および第2
の鋼板7の矢印A方向端部間を切断する場合には、図1
7の(c)に示すように、第1の鋼板6および第2の鋼
板7に四角部82によって平行面75が形成され、三角
部81は切断動作を行わない。
【0074】次に本発明の第5実施例を図18に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。第1の鋼板6には、図18の
(a)に示すように、5個の第1の打抜部85が形成さ
れている。これら各第1の打抜部85は中心線CLに対
して一方向へθ1 °(>θ°)傾斜する第1の傾斜面8
6と、傾斜面86と同一方向へθ2 °(<θ1 °)傾斜
する第2の傾斜面87とによって画定されたものであ
り、第1の鋼板6の矢印A方向端部は傾斜面86から構
成され、反矢印A方向端部は傾斜面87から構成されて
いる。
【0075】第2の鋼板7には5個の第2の打抜部88
が形成されている。これら各第2の打抜部88は中心線
CLに対して傾斜面86および87とは反対方向へθ2
°傾斜する第2の傾斜面89と、傾斜面89と同一方向
へθ1 °傾斜する第1の傾斜面90とによって画定され
たものであり、第2の鋼板7の矢印A方向端部は傾斜面
89から構成され、反矢印A方向端部は傾斜面90から
構成されている。尚、「θ1 °−θ2 °=θ°」に設定
されている。
【0076】第1の打抜部85は第1の打抜ポンチ38
に換えて第1の打抜部85に対応する形状の第1の打抜
ポンチ(図示せず)を使用することに基づいて形成され
たものである。また、第2の打抜部88は第2の打抜ポ
ンチ39に換えて第2の打抜部88に対応する形状の第
2の打抜ポンチ(図示せず)を使用することに基づいて
形成されたものである。
【0077】単位コア1A〜1Fには、図18の(b)
に示すように、単位ヨーク3の矢印A方向端部に位置し
てラップ部91が形成されている。これら各ラップ部9
1は軸方向視が三角形状をなすものであり、各ラップ部
91の周方向端面は第1の鋼板6の第1の傾斜面86と
第2の鋼板7の第2の傾斜面89とを1枚ずつ交互に有
する櫛歯状をなしている。
【0078】単位コア1A〜1Fには、図18の(b)
に示すように、単位ヨーク3の反矢印A方向端部に位置
してラップ部91が形成されている。これら各ラップ部
91は軸方向視が三角形状をなすものであり、各ラップ
部91の周方向端面は第1の鋼板6の第2の傾斜面87
と第2の鋼板7の第1の傾斜面90とを1枚ずつ交互に
有する櫛歯状をなしている。
【0079】ヘリカル鉄心1は複数の繋ぎ桟2から円環
状に折曲げられており、各ラップ部91は、図18の
(c)に示すように、周方向に隣接するラップ部91に
軸方向から噛合し、周方向にラップしている。尚、ラッ
プ部91は櫛歯部に相当するものである。
【0080】上記実施例によれば、各ラップ部91を周
方向に隣接するラップ部91に軸方向から噛合させ、周
方向にラップさせたので、磁束の損失量が少なくなり、
磁気的な効率が向上する。しかも、単位ヨーク3の矢印
A方向側に位置するラップ部91の端面を中心線CLに
対して異方向へ傾斜する第1の傾斜面86および第2の
傾斜面89から構成し、単位ヨーク3の反矢印A方向側
に位置するラップ部91の端面を中心線CLに対して異
方向へ傾斜する第2の傾斜面87および第1の傾斜面9
0から構成した。このため、ラップ部91間の周方向の
ラップ量が第1実施例のラップ部14に比べて増えるの
で、磁束の損失量が一層少なくなり、磁気的な効率が一
層向上する。
【0081】次に本発明の第6実施例を図19に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。第1の鋼板6には、図19の
(a)に示すように、5個の第1の打抜部92が形成さ
れている。これら各第1の打抜部92は中心線CLに対
して一方向へθ3 °(<θ°)傾斜する第1の傾斜面9
3と、傾斜面93とは反対方向へθ4 °(>θ3 °)傾
斜する第2の傾斜面94とによって画定されたものであ
り、第1の鋼板6の矢印A方向端部は傾斜面93から構
成され、反矢印A方向端部は傾斜面94から構成されて
いる。
【0082】第2の鋼板7には5個の第2の打抜部95
が形成されている。これら各第2の打抜部95は中心線
CLに対して一方向へθ4 °傾斜する第2の傾斜面96
と、傾斜面96とは反対方向へθ3 °傾斜する第1の傾
斜面97とによって画定されたものであり、第2の鋼板
7の矢印A方向端部は傾斜面96から構成され、反矢印
A方向端部は傾斜面97から構成されている。尚、「θ
3 °+θ4 °=θ°」に設定されている。
【0083】第1の打抜部92は第1の打抜ポンチ38
に換えて第1の打抜部92に対応する形状の第1の打抜
ポンチ(図示せず)を使用することに基づいて形成され
たものである。また、第2の打抜部95は第2の打抜ポ
ンチ39に換えて第2の打抜部95に対応する形状の第
2の打抜ポンチ(図示せず)を使用することに基づいて
形成されたものである。
【0084】単位コア1A〜1Fには、図19の(b)
に示すように、単位ヨーク3の矢印A方向端部に位置し
てラップ部98が形成されている。これら各ラップ部9
8は軸方向視が三角形状をなすものであり、各ラップ部
98の周方向端面は第1の鋼板6の第1の傾斜面93と
第2の鋼板7の第2の傾斜面96とを1枚ずつ交互に有
する櫛歯状をなしている。
【0085】単位コア1A〜1Fには、単位ヨーク3の
反矢印A方向端部に位置してラップ部98が形成されて
いる。これら各ラップ部98は軸方向視が三角形状をな
すものであり、第1の鋼板6の第2の傾斜面94と第2
の鋼板7の第1の傾斜面97とを1枚ずつ交互に有する
櫛歯状をなしている。
【0086】ヘリカル鉄心1は複数の繋ぎ桟2から円環
状に折曲げられており、各ラップ部98は、図19の
(c)に示すように、周方向に隣接するラップ部98に
軸方向から噛合し、周方向にラップしている。尚、ラッ
プ部98は櫛歯部に相当するものである。
【0087】上記実施例によれば、各ラップ部98を周
方向に隣接するラップ部98に軸方向から噛合させ、周
方向にラップさせた。このため、単位コア1A〜1Fか
ら周方向に隣接する単位コア1A〜1Fに流れる磁束の
損失量が少なくなるので、磁気的な効率が向上する。し
かも、単位ヨーク3の矢印A方向側に位置するラップ部
98の端面を中心線CLに対して同一方向へ傾斜する第
1の傾斜面93および第2の傾斜面96から構成し、単
位ヨーク3の反矢印A方向側に位置するラップ部98の
端面を中心線CLに対して同一方向へ傾斜する第2の傾
斜面94および第1の傾斜面97から構成した。このた
め、ラップ部98間の周方向のラップ量は少なくなるも
のの、ラップ部98間を噛合させる際にラップ部98の
端面間がぶつかり難くなるので、ヘリカル鉄心1を円環
状に折曲げ易くなる。
【0088】次に本発明の第7実施例を図20および図
21に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。ヘリカル鉄心
1には、図21の(c)に示すように、各繋ぎ桟2の内
面に位置して円弧部99が形成されている。
【0089】各円弧部99は、図20の(a)に示すよ
うに、円弧部99を有する第1の鋼板6および円弧部9
9を有する第2の鋼板7を1枚ずつ交互に積層すること
に基づいて形成されたものであり、図21の(c)に示
すように、ヘリカル鉄心1を各繋ぎ桟2を中心に円環状
に折曲げる際に繋ぎ桟2に応力が分散して作用するの
で、繋ぎ桟2に亀裂等が生じることが防止される。
【0090】ヘリカル鉄心1の各ラップ部14には、図
21の(b)に示すように、第1の突部100が設けら
れている。これら各突部100は、図21の(a)に示
すように、第1の鋼板6の平行面10および第2の鋼板
7の平行面10に形成されたものであり、各突部100
の端面は、図20の(a)に示すように、平行面10に
対して平行な直線状をなし、各突部100の平行面10
に対する突出量(幅寸法)は「W/2」に設定されてい
る。
【0091】ヘリカル鉄心1の各ラップ部14には、図
21の(b)に示すように、第2の突部101が設けら
れている。これら各突部101は、図21の(a)に示
すように、第1の鋼板6の傾斜面11および第2の鋼板
7の傾斜面13に形成されたものであり、各突部101
の端面は、図20の(a)に示すように、傾斜面11あ
るいは13に対して平行な直線状をなし、各突部101
の傾斜面11あるいは13に対する突出量は「W/2」
に設定されている。
【0092】第1の突部100の幅寸法「W/2」およ
び第2の突部101の幅寸法「W/2」は、ヘリカル鉄
心1の折曲時の繋ぎ桟2の延び量「W」を考慮して決め
られたものである。ヘリカル鉄心1を円環状に折曲げる
際に複数の繋ぎ桟2は延びるが、図20の(b)に示す
ように、第1の突部100が第2の突部101に面接触
することに基づいてステータコア15が極力真円に成形
される。このため、平行面10が第1の突部100およ
び第2の突部101を介して傾斜面11あるいは13に
確実に接触するので、磁気的な損失が低減される。しか
も、ラップ部14相互間の周方向の重なり量が確実に増
えるので、総じて、モータの回転特性および磁気的特性
が向上する。
【0093】尚、上記第7実施例においては、ラップ部
14の平行面10に第1の突部100を形成し、傾斜面
11および13に第2の突部101を形成したが、これ
に限定されるものではなく、例えば下記のように構成し
ても良い。これら各構成の場合でも、ヘリカル鉄心1が
繋ぎ桟2の延びに影響されずに極力真円に曲げられるの
で、磁気的な特性が向上する。
【0094】図18の第1の傾斜面86および90に幅
寸法「W/2」の第1の突部を形成する。そして、第2
の傾斜面87および89に幅寸法「W/2」の第2の突
部を形成し、ヘリカル鉄心1を複数の繋ぎ桟2から円環
状に折曲げることに基づいて各第1の突部を周方向に隣
接する第2の突部に面接触させる。
【0095】図19の第1の傾斜面93および97に幅
寸法「W/2」の第1の突部を形成する。そして、第2
の傾斜面94および96に幅寸法「W/2」の第2の突
部を形成し、ヘリカル鉄心1を複数の繋ぎ桟2から円環
状に折曲げることに基づいて第1の突部を周方向に隣接
する第2の突部に面接触させる。
【0096】また、上記第1ないし第7実施例において
は、第1の鋼板6および第7の鋼板7を積層することに
基づいてヘリカル鉄心1を形成したが、これに限定され
るものではなく、例えば鋼材に切削加工等を施すことに
基づいてヘリカル鉄心1を形成しても良い。
【0097】次に本発明の第8実施例を図22に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。プレス装置30のポンチプレ
ート37には一対の第1の打抜ポンチ38が固定されて
おり、ポンチプレート37を連続的に上下動させながら
帯状鋼板8を設定ピッチで断続的に搬送することに基づ
いて帯状鋼板8から第1の鋼板6を複数列(例えば2
列)に打抜く。
【0098】帯状鋼板8から第1の鋼板6を打抜いた
ら、二点鎖線で示すように、上列の第1の鋼板6を裏返
して第2の鋼板7と同一の輪郭形状にする。そして、上
列の第1の鋼板6を下列の第1の鋼板6に重ね、ヘリカ
ル鉄心1を形成する。この場合、第1の鋼板6を形成す
るプレス機および第2の鋼板7を形成するプレス機を個
別に用いる必要がなくなるので、装置が小形化される。
【0099】尚、上記第8実施例においては、上列の第
1の鋼板6を裏返して下列の第1の鋼板6に重ねたが、
これに限定されるものではなく、例えば、下列の第1の
鋼板6を裏返して上列の第1の鋼板6に重ねても良い。
【0100】また、上記第8実施例においては、帯状鋼
板8から第1の鋼板6を打抜いたが、これに限定される
ものではなく、例えば第2の鋼板7を打抜いても良い。
この場合、上列の第2の鋼板7を裏返して第1の鋼板6
と同一輪郭形状にした後に下列の第2の鋼板7に重ねた
り、下列の第2の鋼板7を裏返して第1の鋼板6と同一
輪郭形状にした後に上列の第2の鋼板7に重ねると良
い。
【0101】次に本発明の第9実施例を図23に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。プレス装置30のポンチプレ
ート37には一対の第1の打抜ポンチ38が固定されて
おり、ポンチプレート37を連続的に上下動させながら
帯状鋼板8を設定ピッチで断続的に搬送することに基づ
いて帯状鋼板8から第1の鋼板6を対向状態で複数列
(例えば2列)に打抜く。
【0102】帯状鋼板8から第1の鋼板6を打抜いた
ら、二点鎖線で示すように、下列の第1の鋼板6の向き
を180°変更して第2の鋼板7と同一の輪郭形状にす
る。そして、下列の第1の鋼板6を上列の第1の鋼板6
に重ね、ヘリカル鉄心1を形成する。この場合、第1の
鋼板6を形成するプレス機および第2の鋼板7を形成す
るプレス機を個別に用いる必要がなくなるので、装置が
小形化される。
【0103】尚、上記第9実施例においては、下列の第
1の鋼板6の向きを180°変更して上列の第1の鋼板
6に重ねたが、これに限定されるものではなく、例えば
上列の第1の鋼板6の向きを180°変更して下列の第
1の鋼板6に重ねても良い。また、上記第9実施例にお
いては、帯状鋼板8から第1の鋼板6を打抜いたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば第2の鋼板7を打
抜いても良い。この場合、上列の第2の鋼板7の向きを
180°変更して第1の鋼板6と同一輪郭形状にした後
に下列の第2の鋼板7に重ねたり、下列の第2の鋼板7
の向きを180°変更して第1の鋼板6と同一輪郭形状
にした後に上列の第2の鋼板7に重ねると良い。
【0104】また、上記第8および第9実施例において
は、帯状鋼板8から第1実施例の第1の鋼板6を打抜い
たが、これに限定されるものではなく、例えば第2ない
し第7実施例のいずれかに記載の第1の鋼板6あるいは
第2の鋼板7を打抜いて積層しても良い。
【0105】また、上記第8および9実施例において
は、一対の打抜ポンチ38を上下動させながら帯状鋼板
8を設定ピッチで断続的に搬送することに基づいて一対
の第1の鋼板6を打抜いたが、これに限定されるもので
はなく、例えば一対の打抜ポンチ38をN組用い(但
し、Nは2以上の自然数)、N組の打抜ポンチ38を上
下動させながら帯状鋼板8を「設定ピッチ×N」で断続
的に搬送することに基づいて一対の第1の鋼板6を打抜
いても良い。
【0106】また、上記第1ないし第9実施例において
は、第1の鋼板6および第2の鋼板7を1枚ずつ交互に
積層したが、これに限定されるものではなく、例えば本
発明の第10実施例を示す図24のように、複数枚(例
えば2枚)ずつ交互に積層しても良い。
【0107】次に本発明の第11実施例を図25ないし
図27に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一
の部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。第3の鋼板1
02は、図26の(c)に示すように、5個の第1の打
抜部9を有するものであり、第3の鋼板102の矢印A
方向端部には傾斜面13および平行面75が形成され、
反矢印A方向端部には平行面10が形成されている。
【0108】第4の鋼板103は、図26の(b)に示
すように、5個の第2の打抜部12を有するものであ
り、第4の鋼板103の矢印A方向端部には平行面10
が形成され、反矢印A方向端部には傾斜面11および平
行面75が形成されている。尚、第3の鋼板102およ
び第4の鋼板103は帯状鋼板8から打抜かれたもので
ある。
【0109】ヘリカル鉄心1は、図25の(b)に示す
ように、第1の鋼板6,第3の鋼板102,第4の鋼板
103,第2の鋼板7を下から上に該順序で繰返し積層
することに基づいて形成されたものであり、ヘリカル鉄
心1には、図25の(a)に示すように、単位コア1A
〜1Fの両端部に位置してラップ部14が形成されてい
る。
【0110】単位コア1B〜1Fの矢印A方向端部のラ
ップ部14は傾斜面13および平行面10を2枚ずつ交
互に有し、単位コア1A〜1Eの反矢印A方向端部のラ
ップ部14は平行面10および傾斜面11を2枚ずつ交
互に有している。これら各ラップ部14は繋ぎ桟2を介
して別のラップ部14に連結されているので、動き難
い。しかも、図27の(a)に示すように、軸方向の噛
合代104(空間の幅寸法)が大きいので、ヘリカル鉄
心1を円環状に成形する際に隣接するラップ部14の噛
合代104内に容易に噛合される。
【0111】単位コア1Aの矢印A方向端部のラップ部
14は、図25の(a)に示すように、平行面10およ
び傾斜面13を1枚ずつ交互に有し、単位コア1Fの反
矢印A方向端部のラップ部14は傾斜面11および平行
面10を1枚ずつ交互に有している。これら各ラップ部
14は動き易く、ヘリカル鉄心1を円環状に成形する際
に相手側のラップ部14に引掛かる可能性があるが、弾
性変形して相手側のラップ部14を逃げるので、相手側
のラップ部14の噛合代105(図27のb参照)内に
容易に噛合される。
【0112】尚、上記第11実施例においては、単位コ
ア1A〜1Eの反矢印A方向端部に平行面10および傾
斜面11を3枚以上の所定単位で交互に有するラップ部
14を形成し、単位コア1B〜1Fの矢印A方向端部に
傾斜面13および平行面10を3枚以上の所定単位で交
互に有するラップ部14を形成しても良い。
【0113】次に本発明の第12実施例を図28に基づ
いて説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
材についてのみ説明を行う。第3の鋼板106は、図2
8の(a)に示すように、5個の第1の打抜部85を有
するものであり、第3の鋼板106の矢印A方向端部に
は第2の傾斜面89が形成され、第3の鋼板106の反
矢印A方向端部には第1の傾斜面90が形成されてい
る。
【0114】第4の鋼板107は、図28の(d)に示
すように、5個の第2の打抜部88を有するものであ
り、第4の鋼板107の矢印A方向端部には第1の傾斜
面86が形成され、第4の鋼板107の反矢印A方向端
部には第2の傾斜面87が形成されている。尚、第3の
鋼板106および第4の鋼板107は帯状鋼板8から打
抜かれたものである。
【0115】ヘリカル鉄心1は第1の鋼板6,第3の鋼
板106,第4の鋼板107,第2の鋼板7を下から上
に該順序で繰返し積層することに基づいて形成されたも
のであり、ヘリカル鉄心1には、図28の(e)に示す
ように、単位ヨーク1A〜1Fの両端部に位置してラッ
プ部91が形成されている。
【0116】単位コア1B〜1Fの矢印A方向端部のラ
ップ部91は第1の傾斜面86および第2の傾斜面89
を2枚ずつ交互に有し、単位コア1A〜1Eの反矢印A
方向端部のラップ部91は第2の傾斜面87および第1
の傾斜面90を2枚ずつ交互に有している。これら各ラ
ップ部91は軸方向の噛合代が大きく設定されているの
で、ヘリカル鉄心1を円環状に成形する際に隣接するラ
ップ部91に容易に噛合される。
【0117】単位コア1Aの矢印A方向端部のラップ部
91は第1の傾斜面86および第2の傾斜面89を1枚
ずつ交互に有し、単位コア1Fの反矢印A方向端部のラ
ップ部14は第2の傾斜面87および第1の傾斜面90
を1枚ずつ交互に有している。これら各ラップ部91は
ヘリカル鉄心1を円環状に成形する際に相手側のラップ
部91に突合わされた時点で弾性変形するので、相手側
のラップ部91に容易に噛合される。
【0118】尚、上記第12実施例においては、単位コ
ア1B〜1Fの矢印A方向端部に第1の傾斜面86およ
び第2の傾斜面89を3枚以上の所定単位で交互に有す
るラップ部91を形成し、単位コア1A〜1Eの反矢印
A方向端部に第1の傾斜面90および第2の傾斜面87
を3枚以上の所定単位で交互に有するラップ部91を形
成しても良い。
【0119】次に本発明の第13実施例を図29に基づ
いて説明する。尚、上記第6実施例と同一の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
材についてのみ説明を行う。第3の鋼板108は、図2
9の(a)に示すように、5個の第1の打抜部92を有
するものであり、第3の鋼板108の矢印A方向端部に
は第2の傾斜面96が形成され、第3の鋼板108の反
矢印A方向端部には第1の傾斜面97が形成されてい
る。
【0120】第4の鋼板109は、図29の(d)に示
すように、5個の第2の打抜部95を有するものであ
り、第4の鋼板109の矢印A方向端部には第1の傾斜
面93が形成され、第4の鋼板109の反矢印A方向端
部には第2の傾斜面94が形成されている。尚、第3の
鋼板108および第4の鋼板109は帯状鋼板8から打
抜かれたものである。
【0121】ヘリカル鉄心1は第1の鋼板6,第3の鋼
板108,第4の鋼板109,第2の鋼板7を下から上
に該順序で繰返し積層することに基づいて形成されたも
のであり、ヘリカル鉄心1には、図29の(e)に示す
ように、単位コア1A〜1Fの両端部に位置してラップ
部98が形成されている。
【0122】単位コア1B〜1Fの矢印A方向端部のラ
ップ部98は第1の傾斜面93および第2の傾斜面96
を2枚ずつ交互に有し、単位コア1A〜1Eの反矢印A
方向端部のラップ部98は第2の傾斜面94および第1
の傾斜面97を2枚ずつ交互に有している。これら各ラ
ップ部98は軸方向の噛合代が大きいので、ヘリカル鉄
心1を円環状に成形する際に隣接するラップ部98に容
易に噛合される。
【0123】単位コア1Aの矢印A方向端部のラップ部
98は第1の傾斜面93および第2の傾斜面96を1枚
ずつ交互に有し、単位コア1Fの反矢印A方向端部のラ
ップ部98は第2の傾斜面94および第1の傾斜面97
を1枚ずつ交互に有している。これら各ラップ部98は
ヘリカル鉄心1を円環状に成形する際に相手側のラップ
部98に突合わされた時点で弾性変形し、相手側のラッ
プ部98に容易に噛合される。
【0124】尚、上記第13実施例においては、単位コ
ア1B〜1Fの矢印A方向端部に第1の傾斜面93およ
び第2の傾斜面96を3枚以上の所定単位で交互に有す
るラップ部98を形成し単位コア1A〜1Eの反矢印A
方向端部に第1の傾斜面97および第2の傾斜面94を
3枚以上の所定単位で交互に有するラップ部98を形成
しても良い。
【0125】また、上記第1ないし第13実施例におい
ては、ヘリカル鉄心1にレーザー溶接を施すことに基づ
いてヘリカル鉄心1を積層状態に保持したが、これに限
定されるものではなく、例えばアーク溶接,ビーム溶
接,TIG溶接,YAG溶接等の高エネルギー加工を施
すことに基づいて積層状態に保持したり、かしめやリベ
ット止めすることに基づいて積層状態に保持しても良
い。
【0126】次に本発明の第14実施例を図30に基づ
いて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
材についてのみ説明を行う。ヘリカル鉄心1には各繋ぎ
桟2の一方側に位置してレーザー溶接110が施され、
単位ヨーク1Aの端部に位置してレーザー溶接111が
施されている。これら各レーザー溶接110および11
1は第1の鋼板6および第2の鋼板7の積層方向に沿っ
て施されたものであり、ヘリカル鉄心1を積層状態に保
持している。
【0127】各繋ぎ桟2にはヘリカル鉄心1の折曲時に
応力が集中し、積層方向への膨らみ力が作用する。しか
しながら、各繋ぎ桟2がレーザー溶接110によって補
強され、積層方向への膨らみが抑えられているので、第
1の鋼板6および第2の鋼板7間の密着度が高まり、振
動や騒音が抑えられる。しかも、ヘリカル鉄心1の折曲
時に第1の鋼板6および第2の鋼板7が積層方向へ撓む
余地が若干残されているので、ラップ部14が周方向に
隣接するラップ部14に引掛かることなく円滑に噛合さ
れる。
【0128】尚、上記第14実施例においては、第1実
施例のヘリカル鉄心1に複数のレーザー溶接110を施
したが、これに限定されるものではなく、第2ないし第
13実施例のいずれかに記載のヘリカル鉄心1に複数の
レーザー溶接110を施しても良い。
【0129】また、上記第14実施例においては、ヘリ
カル鉄心1の折曲前に各繋ぎ桟2の一方側に積層方向に
沿ってレーザー溶接110を施したが、これに限定され
るものではなく、例えば各繋ぎ桟2の両側に積層方向に
沿ってレーザー溶接110を施しても良い。
【0130】次に本発明の第15実施例を図31に基づ
いて説明する。尚、上記第14実施例と同一の部材につ
いては同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる
部材についてのみ説明を行う。ヘリカル鉄心1には各繋
ぎ桟2の一方側に位置してレーザー溶接110が施さ
れ、単位ヨーク1Aおよび1Fの端部に位置してレーザ
ー溶接111が施されており、ヘリカル鉄心1はレーザ
ー溶接110および111を施した後に円環状に折曲げ
られている。
【0131】各繋ぎ桟2の他方側にはヘリカル鉄心1の
積層方向に沿ってレーザー溶接112が施されている。
これら各レーザー溶接112はヘリカル鉄心1の折曲後
に施されたものであり、第1の鋼板6および第2の鋼板
7間の密着度を一層高め、振動や騒音を大幅に抑えてい
る。尚、上記第14および第15実施例においては、レ
ーザー溶接110〜112に換えてアーク溶接,ビーム
溶接,TIG溶接,YAG溶接等の高エネルギー加工を
施しても良い。
【0132】また、上記第1ないし第15実施例におい
ては、切欠部16の内面にレーザー溶接を施すことに基
づいてヘリカル鉄心1を円環状に保持したが、これに限
定されるものではなく、例えば切欠部16の内面にアー
ク溶接,ビーム溶接,TIG溶接,YAG溶接等の高エ
ネルギー加工を施すことに基づいてヘリカル鉄心1を円
環状に保持しても良い。
【0133】また、上記第1ないし第15実施例におい
ては、ステータコア15にレーザー溶接用の切欠部16
を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば
切欠部16を廃止しても良い。この場合、ヘリカル鉄心
1の両端部をかしめたり、リベット止めすることに基づ
いて円環状に保持すると良い。
【0134】また、上記第1ないし第15実施例におい
ては、本発明をインナロータ形モータのステータに適用
したが、これに限定されるものではなく、例えばアウタ
ロータ形モータのステータに適用しても良い。
【0135】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転電機のステータおよびステータの製造方法は次の
効果を奏する。請求項1記載の手段によれば、櫛歯部を
周方向に隣接する櫛歯部に噛合させ、周方向にラップさ
せた。このため、周方向に隣接する単位コア間での磁束
の損失量が少なくなるので、磁気的な効率が向上する。
しかも、櫛歯部の端面を同一方向へ傾斜する第1の傾斜
面および第2の傾斜面から構成した。このため、櫛歯部
間を噛合させる際に櫛歯部の端面間がぶつかり難くなる
ので、帯状コアを環状に折曲げ易くなる。
【0136】請求項2記載の手段によれば、櫛歯部を周
方向に隣接する櫛歯部に噛合させ、周方向にラップさせ
たので、磁気的な効率が向上する。しかも、櫛歯部の端
面を平行面および傾斜面から構成したので、請求項1記
載の手段に比べて櫛歯部間の周方向のラップ量が増え、
磁気的な効率が一層向上する。請求項3記載の手段によ
れば、櫛歯部を周方向に隣接する櫛歯部に噛合させ、周
方向にラップさせたので、磁気的な効率が向上する。し
かも、櫛歯部の端面を異方向へ傾斜する第1の傾斜面お
よび第2の傾斜面から構成したので、請求項1記載の手
段および請求項2記載の手段に比べて櫛歯部間の周方向
のラップ量が増え、磁気的な効率が一層向上する。
【0137】請求項4記載の手段によれば、ステータコ
アに高エネルギー加工用の切欠部を設けた。このため、
高エネルギー加工範囲が増えるので、ステータコアの強
度が高まる。しかも、高エネルギー加工が施された盛上
がり部分がステータコアの表面から突出することが防止
される。請求項5記載の手段によれば、櫛歯部の先端部
に切落部を形成した。このため、磁極ティースにマグネ
ットワイヤを巻装するにあたって、マグネットワイヤが
櫛歯部の先端部に引掛かって傷付くことが防止される。
【0138】請求項6記載の手段によれば、帯状コアに
高エネルギー加工用の切欠部を形成した。このため、高
エネルギー加工範囲が増えるので、帯状コアの強度が高
まる。しかも、高エネルギー加工が施された盛上がり部
分が帯状コアの表面から突出することが防止される。請
求項7記載の手段によれば、第1の傾斜面に第1の突部
を設け、第2の傾斜面に第2の突部を設けたので、第1
の突部が第2の突部に接触することに基づいてステータ
コアが極力真円に成形される。しかも、第1の傾斜面が
第1の突部および第2の突部を介して第2の傾斜面に確
実に接触するので、磁気的な損失が低減される。
【0139】請求項8記載の手段によれば、平行面に第
1の突部を設け、傾斜面に第2の突部を設けたので、第
1の突部が第2の突部に接触することに基づいてステー
タコアが極力真円に成形される。しかも、平行面が第1
の突部および第2の突部を介して傾斜面に確実に接触す
るので、磁気的な損失が低減される。請求項9記載の手
段によれば、単位ヨーク間の連結部分に円弧部を設け
た。このため、帯状コアの折曲時に連結部分に応力が分
散して作用するので、連結部分に亀裂等が生じることが
防止される。
【0140】請求項10記載の手段によれば、帯状コア
の両端部に第1の傾斜面および第2の傾斜面を1枚ずつ
交互に有する櫛歯部を形成し、残りの部分に第1の傾斜
面および第2の傾斜面を複数枚ずつ交互に有する櫛歯部
を形成した。このため、帯状コアの両端部および残りの
部分において、櫛歯部を隣接する櫛歯部に噛合させ易く
なるので、帯状コアの成形性が高まる。請求項11記載
の手段によれば、帯状コアの両端部に平行面および傾斜
面を1枚ずつ交互に有する櫛歯部を形成し、残りの部分
に平行面および傾斜面を複数枚ずつ交互に有する櫛歯部
を形成した。このため、帯状コアの両端部および残りの
部分において、櫛歯部を隣接する櫛歯部に噛合させ易く
なるので、帯状コアの成形性が高まる。
【0141】請求項12記載の手段によれば、輪郭形状
が相違する第1の磁性板および第2の磁性板を順送りし
て打抜いた。このため、第1の磁性板および第2の磁性
板を別個のプレス機によって打抜く必要がなくなるの
で、装置が小形化される。しかも、第1のポンチによっ
て打抜いた部分を第2のポンチによって打抜くことに基
づいて両ポンチとは形状が異なる打抜部を形成したの
で、ポンチの数が少なくて済む。
【0142】請求項13記載の手段によれば、磁性板の
向きを反転して磁性板に重ねることに基づいて帯状コア
を形成した。このため、輪郭形状が異なる複数種の磁性
板を別個のプレス機によって打抜く必要がなくなるの
で、装置が小形化される。請求項14記載の手段によれ
ば、磁性板を裏返して磁性板に重ねることに基づいて帯
状コアを形成した。このため、輪郭形状が異なる複数種
の磁性板を別個のプレス機によって打抜く必要がなくな
るので、装置が小形化される。
【0143】請求項15記載の手段によれば、帯状コア
の折曲前に単位ヨーク間の連結部分の少なくとも一方側
に高エネルギー加工を施した。このため、磁性板相互間
の密着度が高まるので、振動や騒音の発生が抑えられ
る。請求項16記載の手段によれば、帯状コアの折曲前
に単位ヨーク間の連結部分の一方側に高エネルギー加工
を施した。このため、磁性板相互間の密着度が高まる
上、櫛歯部を周方向に隣接する櫛歯部に噛合させ易くな
る。しかも、帯状コアの折曲後に単位ヨーク間の連結部
分の他方側に高エネルギー加工を施したので、磁性板相
互間の密着度が大幅に高まり、振動や騒音が大幅に抑え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aはヘリカル鉄
心を示す平面図、bはX−X線に沿う断面図)
【図2】(a)は第1の鋼板および第2の鋼板の打抜き
状態を示す平面図、(b)はX1 部を拡大して示す図、
(c)はX2 部を拡大して示す図、(d)はX3 部を拡
大して示す図、(e)はX4 部を拡大して示す図
【図3】ステータコアを示す平面図
【図4】(a)はステータコアをコイルの巻装状態で示
す平面図、(b)はX−X線に沿う断面図
【図5】(a)はプレス装置の要部を拡大して示す断面
図、(b)はX−X線に沿ってカムを示す図
【図6】プレス装置の構成を概略的に示すブロック図
【図7】(a)はプレス装置を概略的に示す図、(b)
はポンチのレイアウトを示す平面図,(c)〜(f)は
帯状鋼板が打抜かれる様子を示す図
【図8】(a)はプレス装置を概略的に示す図、(b)
はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)は帯状鋼板
が切断される様子を示す図
【図9】(a)はプレス装置を概略的に示す図、(b)
はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)〜(d)は
帯状鋼板が打抜かれる様子を示す図
【図10】(a)はプレス装置を概略的に示す図、
(b)はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)〜
(e)は帯状鋼板が打抜かれる様子を示す図
【図11】(a)はプレス装置を概略的に示す図、
(b)はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)は帯
状鋼板が切断される様子を示す図、(d)はX部を拡大
して示す図
【図12】(a)はプレス装置を概略的に示す図、
(b)はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)〜
(d)は帯状鋼板が打抜かれる様子を示す図
【図13】(a)はプレス装置を概略的に示す図、
(b)はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)〜
(e)は帯状鋼板が打抜かれる様子を示す図
【図14】(a)はプレス装置を概略的に示す図、
(b)はポンチのレイアウトを示す平面図、(c)は帯
状鋼板が切断される様子を示す図、(d)はX部を拡大
して示す図
【図15】本発明の第2実施例を示す図(aはヘリカル
鉄心を示す平面図、bは第1の鋼板および第2の鋼板の
一部を拡大して示す平面図)
【図16】本発明の第3実施例を示す図(ヘリカル鉄心
を示す平面図)
【図17】本発明の第4実施例を示す図(aは切断ポン
チを示す平面図、bおよびcは第1の鋼板および第2の
鋼板の切断端部を示す平面図)
【図18】本発明の第5実施例を示す図(aは第1の鋼
板および第2の鋼板を示す平面図、bはヘリカル鉄心を
示す平面図、cはステータコアの一部を示す平面図)
【図19】本発明の第6実施例を示す図(aは第1の鋼
板および第2の鋼板を示す平面図、bはヘリカル鉄心を
示す平面図、cはステータコアの一部を示す平面図)
【図20】本発明の第7実施例を示す図(aは第1の鋼
板の一部を非折曲状態で示す平面図、bは第1の鋼板の
一部を折曲状態で示す平面図)
【図21】(a)は第1の鋼板および第2の鋼板を示す
平面図、(b)はヘリカル鉄心を示す平面図、(c)は
ステータコアの一部を示す平面図
【図22】本発明の第8実施例を示す図(鋼板の打抜き
状態を示す平面図)
【図23】本発明の第9実施例を示す図(鋼板の打抜き
状態を示す平面図)
【図24】本発明の第10実施例を示す図(鋼板の積層
状態を示す断面図)
【図25】本発明の第11実施例を示す図(aはヘリカ
ル鉄心を示す平面図、bはX−X線に沿う断面図)
【図26】(a)は第2の鋼板を示す平面図、(b)は
第4の鋼板を示す平面図、(c)は第3の鋼板を示す平
面図、(d)は第1の鋼板を示す平面図
【図27】(a)は傾斜面および平行面を2枚ずつ交互
に有するラップ部を示す図、(b)は傾斜面および平行
面を1枚ずつ交互に有するラップ部を示す図
【図28】本発明の第12実施例を示す図(aは第3の
鋼板を示す平面図、bは第1の鋼板を示す平面図、cは
第2の鋼板を示す平面図、dは第4の鋼板を示す平面
図、eはヘリカル鉄心を示す平面図)
【図29】本発明の第13実施例を示す図(aは第3の
鋼板を示す平面図、bは第1の鋼板を示す平面図、cは
第2の鋼板を示す平面図、dは第4の鋼板を示す平面
図、eはヘリカル鉄心を示す平面図)
【図30】本発明の第14実施例を示す図(ヘリカル鉄
心の外観を示す斜視図)
【図31】本発明の第15実施例を示す図(ヘリカル鉄
心の外観を示す斜視図)
【符号の説明】
1はヘリカル鉄心(帯状コア)、1A〜1Fは単位コ
ア、4は磁極ティース、6は第1の鋼板(磁性板,第1
の磁性板)、7は第2の鋼板(磁性板,第2の磁性
板)、9は第1の打抜部、10は平行面、11は傾斜
面、12は第2の打抜部、13は傾斜面、14はラップ
部(櫛歯部)、15はステータコア、16は切欠部、3
8は第1の打抜ポンチ(第1のポンチ)、39は第2の
打抜ポンチ(第2のポンチ)、74は第3の打抜部(打
抜部)、76は切落部、78および79は切欠部、86
および90は第1の傾斜面、87および89は第2の傾
斜面、91はラップ部(櫛歯部)、93および97は第
1の傾斜面、94および96は第2の傾斜面、98はラ
ップ部(櫛歯部)、99は円弧部、100は第1の突
部、101は第2の突部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 勉 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 望月 資康 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 Fターム(参考) 5H002 AA02 AA07 AB01 AE01 AE08 5H615 AA01 BB01 BB02 BB14 PP01 PP06 QQ02 SS03 SS05 TT13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位コアが連結された形態の帯状
    コアを環状化してなるステータコアと、 前記各単位コアの周方向両端部に設けられ、前記ステー
    タコアの磁極ティースに対して一方向へ傾斜する第1の
    傾斜面および第1の傾斜面と同一方向へ傾斜する第2の
    傾斜面を交互に有する櫛歯部とを備え、 前記各櫛歯部は、周方向に隣接する櫛歯部に噛合して周
    方向にラップしていることを特徴とする回転電機のステ
    ータ。
  2. 【請求項2】 複数の単位コアが連結された形態の帯状
    コアを環状化してなるステータコアと、 前記各単位コアの周方向両端部に設けられ、前記ステー
    タコアの磁極ティースに略平行な平行面および磁極ティ
    ースに対して傾斜する傾斜面を交互に有する櫛歯部とを
    備え、 前記各櫛歯部は、周方向に隣接する櫛歯部に噛合して周
    方向にラップしていることを特徴とする回転電機のステ
    ータ。
  3. 【請求項3】 複数の単位コアが連結された形態の帯状
    コアを環状化してなるステータコアと、 前記各単位コアの周方向両端部に設けられ、前記ステー
    タコアの磁極ティースに対して一方向へ傾斜する第1の
    傾斜面および第1の傾斜面と反対方向へ傾斜する第2の
    傾斜面を交互に有する櫛歯部とを備え、 前記各櫛歯部は、周方向に隣接する櫛歯部に噛合して周
    方向にラップしていることを特徴とする回転電機のステ
    ータ。
  4. 【請求項4】 ステータコアには帯状コアの両端部に位
    置して軸方向へ延びる切欠部が形成され、 前記ステータコアは前記切欠部の内面に沿って高エネル
    ギー加工を施すことに基づいて環状に保持されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回
    転電機のステータ。
  5. 【請求項5】 櫛歯部の先端部には切落部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の回転電機のステータ。
  6. 【請求項6】 複数枚の磁性板を積層することに基づい
    て形成された帯状コアを備え、 前記帯状コアには軸方向へ延びる切欠部が形成され、 前記帯状コアは前記切欠部の内面に沿って高エネルギー
    加工を施すことに基づいて積層状態に保持されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回
    転電機のステータ。
  7. 【請求項7】 第1の傾斜面には第1の突部が設けら
    れ、 第2の傾斜面には周方向に隣接する第1の突部に接触す
    る第2の突部が設けられていることを特徴とする請求項
    1または3記載の回転電機のステータ。
  8. 【請求項8】 平行面には第1の突部が設けられ、 傾斜面には周方向に隣接する第1の突部に接触する第2
    の突部が設けられていることを特徴とする請求項2記載
    の回転電機のステータ。
  9. 【請求項9】 単位ヨーク間の連結部分には円弧部が設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の回転電機のステータ。
  10. 【請求項10】 複数枚の磁性板を積層することに基づ
    いて形成された帯状コアを備え、 前記帯状コアの両端部には第1の傾斜面および第2の傾
    斜面を1枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成され、 前記帯状コアの残りの部分には第1の傾斜面および第2
    の傾斜面を複数枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または3記載の回転電機
    のステータ。
  11. 【請求項11】 複数枚の磁性板を積層することに基づ
    いて形成された帯状コアを備え、 前記帯状コアの両端部には平行面および傾斜面を1枚ず
    つ交互に有する櫛歯部が形成され、 前記帯状コアの残りの部分には平行面および傾斜面を複
    数枚ずつ交互に有する櫛歯部が形成されていることを特
    徴とする請求項2記載の回転電機のステータ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし3のいずれかに記載の
    ステータを製造する方法において、 輪郭形状が相違する第1の磁性板および第2の磁性板を
    順送りして打抜く工程と、 前記第1の磁性板および前記第2の磁性板を重ねること
    に基づいて複数の櫛歯部を有する帯状コアを形成する工
    程と、 前記帯状コアを環状化することに基づいて前記櫛歯部を
    周方向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程とを備え、 前記第1の磁性板および前記第2の磁性板を打抜くにあ
    たって、第1のポンチによって打抜いた部分を第2のポ
    ンチによって打抜くことに基づいて両ポンチとは異形状
    の打抜部を形成することを特徴とするステータの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし3のいずれかに記載の
    ステータを製造する方法において、 磁性板の向きを反転して磁性板に重ねることに基づいて
    複数の櫛歯部を有する帯状コアを形成する工程と、 前記帯状コアを環状化することに基づいて前記櫛歯部を
    周方向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程とを備えたこ
    とを特徴とするステータの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし3のいずれかに記載の
    ステータを製造する方法において、 磁性板を裏返して磁性板に重ねることに基づいて複数の
    櫛歯部を有する帯状コアを形成する工程と、 前記帯状コアを環状化することに基づいて前記櫛歯部を
    周方向に隣接する櫛歯部に噛合させる工程とを備えたこ
    とを特徴とするステータの製造方法。
  15. 【請求項15】 帯状コアのうち単位ヨーク間の連結部
    分の少なくとも一方側に磁性板の積層方向に沿って高エ
    ネルギー加工を施す工程を備え、 前記工程は前記帯状コアの折曲前に行われることを特徴
    とする請求項12ないし14のいずれかに記載のステー
    タの製造方法。
  16. 【請求項16】 帯状コアのうち単位ヨーク間の連結部
    分の一方側に磁性板の積層方向に沿って高エネルギー加
    工を施す第1の工程と、 前記帯状コアのうち前記連結部分の他方側に前記積層方
    向に沿って高エネルギー加工を施す第2の工程とを備
    え、 前記第1の工程は前記帯状コアの折曲前に行われ、 前記第2の工程は前記帯状コアの折曲後に行われること
    を特徴とする請求項12ないし14のいずれかに記載の
    ステータの製造方法。
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